06/11/02 15:44:56 RxtpDrR80
これでは「信用ゼロ」となりかねない・ソフトバンク、手痛い誤算
URLリンク(it.nikkei.co.jp)
この週末に起きたソフトバンクモバイルによる番号ポータビリティー制度(MNP)のシステム障害。
まさに10月26日の「端末代ゼロ円」という同社の「6つめの予想外」に続く、「7つめの予想外」となってしまった。
前回のコラムでは、MNP導入直前に発表された「予想外割」と「新スーパーボーナス」によって、同社が「一人勝ちするかも知れない」と期待を込めて書いた。
しかし、この1週間を振り返ると、実際はただの「独り相撲」で終わってしまった。
■話題性優先で準備不足を露呈
ソフトバンクモバイルの料金プランや端末代ゼロ円は、見せかけの部分も少なくなく、本質的には安くなっていない。
つまり、NTTドコモやauにとって、対抗値下げをする必要がないのだ。
これでは「真の料金競争」は起きるわけがない。
■システム障害の弁明も不可解
30日の釈明会見では、MNPのポートアウトがシステムダウンの原因であるにも関わらず、「予想外割に人気が集中した」という理由にすり替えようとしていた。
これがソフトバンクモバイル独自サービスの不具合であれば、彼らが嘘やダンマリを決めこめば、事実を隠すことができるだろう。
しかし、MNPは3社が協同して、稼働させているシステムだ。
それだけに、ソフトバンクモバイルが嘘をついても、すぐに他の2社が発言することで、事実が明らかになるものなのだ。
実際、ソフトバンクモバイルはユーザー流出数を公表していない。
しかし、auが29日までに8万増、NTTドコモが6万減と明らかにしているだけに、自ずとソフトバンクモバイルが2万減であることは察しがついてしまう。
■今後もトラブルが頻発すれば、ユーザーの信用も「ゼロ」に
この間まで「大人のソフトバンク」とうそぶいて価格戦略には一切、触れていなかったが、いざ「予想外割」を発表すると「大人になりきれなかった」といってのけた。
しかし、今回の混乱や、それに対する立ち居振る舞いは、まさにソフトバンクモバイルが「大人ではなかった」ことを証明したようだ。