名探偵ツンデレ   ― 第4の依頼 ―at OWARAI
名探偵ツンデレ   ― 第4の依頼 ― - 暇つぶし2ch450:名無し職人
06/08/04 07:45:36
確かに古畑の桃井香りの奴で見たことありますね
でも>>440さんもなかなかミスリードさせたりとか
投げっぱなし感がうまく出てていい書き方だと思います
前のコテの人のホラーとかこういう都市伝説系とか、夏らしくて面白いですね

451:名無し職人
06/08/04 18:17:15
URLリンク(new.cx)

452:名無し職人
06/08/05 10:36:05
ここじゃ騒ぎが大きくなりすぎや! ガッツ石松がかぎつける前に場所を変えるで!おめぇらついて来い!

453:名無し職人
06/08/05 10:36:12
スレリンク(news4vip板)

454:名無し職人
06/08/05 10:36:13
しゃああああああああああああああああああああああああ

455:名無し職人
06/08/05 10:36:16
ブサイクな試合してすんません

456:名無し職人
06/08/05 10:36:19
はええよwwwwwwwwwwwwww

457:名無し職人
06/08/05 10:36:35
がっつ早杉wwww

458:名無し職人
06/08/05 10:36:35
             ________   
           /:.'`::::\/:::::\
          /::            \
         /::.  /"""  """\ ヽ
         |::〉   ●"    ●" |  
       (⌒ヽ             |)
        ( __     ( ∩∩ )    |
          |  、_____  /   
          ヽ   \____/  /  亀田興毅・・・ボクサーさ!
           \        /
             \    /

459:名無し職人
06/08/05 10:36:45
俺はツンデレちゃうよ。
別におやじのためにベルト取ったんじゃ
ないんだからねっ
っしゃあああああああ


460:名無し職人
06/08/05 10:36:46
探偵ぶって考えてる暇あったら一発なぐったれや


461:名無し職人
06/08/05 10:37:19
メンチ切ってカツサンドじゃコラー

462:名無し職人
06/08/05 10:37:23
ガッツはえーっつーのwwwwwwwwwwww

463:名無し職人
06/08/05 10:37:29
プシュップシュッ

464:名無し職人
06/08/05 10:37:30
どんなもんじゃーい

465:名無し職人
06/08/05 10:37:47
っしゃおら♪

466:名無し職人
06/08/05 10:37:48
シャーオラー

467:名無し職人
06/08/05 10:38:15
どすこーーい

468:名無し職人
06/08/05 10:38:15
      ,r=''..:::::::::::::::ヽ
    ./..:::::::::::::::::::::::::::..\
   /:::::::_/^゙ヾ、;;:::::::;;;,ノi
   i::::::(     ヾツ  |
   i::::::::ゝ         |                     ________
  ┌ミヾ/         _.|                   /:.'`::::\/:::::\
  .ヾ .d    -=五ラ'' /5ラ,!                  /::     亀田   \
   .ヽソ\   '' .:: ヽ  !                  /::.  .---‐'  """\ ヽ
    | 、    , ::_   >./                  |::〉 ,_;:;:;ノ、   ●" |
   .丿 \.  ゙=‐-゙ニニ,/| 、               (⌒ヽ             |)
 ⌒ /   '\  ゙─-ッ'ヽ  ̄`''ヽ、         、 ( __     ( ∩∩ )    |  
     _ ゙゙‐--─'        ,,.....、_ ヽ   ,,・   |           / 
    /  \ヽ,,,,,-''"       /    `ヽ! , ’,∴. ・ ¨ ヽ    / ̄  ̄7 /     あれれ~~?
   /"    (ノ    i      |     ’,∴、∵. ’    \  (─-┘ /
   |      |     i     |        i        /\____/ヽ
   |  r'""/     ヽ    ヾ ,.--    |       /       /\ 〉



469:名無し職人
06/08/05 10:38:54
しゃーコラー!

470:名無し職人
06/08/05 10:39:05

 40年間ボクシングの世界にかかわってきたが、これほど失望させられたことはない。
一体どういう見方をすれば亀田の勝ちになるのだろう。
初回にダウンを奪われながらも最終まで持ちこたえた根性は、確かに立派だ。
それ自体は練習の賜(たまもの)といえるだろう。
では最後まで立ってさえいれば、世界チャンピオンになれるというのだろうか。

 ランダエタは経験に裏付けられたジャブでうまく距離を取り、手数でも亀田を上回っていた。
ガードを固めて後手後手に回った亀田は、うまくもてあそばれてしまっていた。
残念ながらこの試合で、亀田自身の進歩は感じられなかった。
むしろいいところがなく後退しただけ。
会場の亀田ファンとは正反対かもしれないが、私の採点では7ポイント差でランダエタの勝利だった。

 もちろん亀田が憎くて言っているわけではない。
練習熱心だし、将来のある選手であることは間違いない。個人的にも応援している。
だからこそ、こういう内容で勝つというのは今後の本人のためにもならない。
むしろここで負けて、その悔しさを糧にしてこそ強い王者になれるのだ。

 私も含めてだが、これまで血を吐くような訓練を重ね、誰からも文句のつけられようがない
戦いをした上でチャンピオンベルトを巻いた者が、この試合を見てどう感じるか。
考えて見てほしい。

 社会現象にまでなりつつある亀田ブームは、これでさらに拍車がかかるだろう。
だが、プロボクシング界はタレント養成所ではない。このままでは亀田本人も
真の世界王者になったという誇りが、持てないのではないか。
(元WBC世界ライト級王者・ガッツ石松)

471:名無し職人
06/08/05 10:39:58
      ,r=''..:::::::::::::::ヽ
    ./..:::::::::::::::::::::::::::..\
   /:::::::_/^゙ヾ、;;:::::::;;;,ノi
   i::::::(     ヾツ  |
   i::::::::ゝ         |                     ________
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  .ヾ .d    -=五ラ'' /5ラ,!                  /::     亀田   \
   .ヽソ\   '' .:: ヽ  !                  /::.  .---‐'  """\ ヽ
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 ⌒ /   '\  ゙─-ッ'ヽ  ̄`''ヽ、         、 ( __     ( ∩∩ )    |  ここで視聴率あがりまくりやで~~
     _ ゙゙‐--─'        ,,.....、_ ヽ   ,,・   |           / 
    /  \ヽ,,,,,-''"       /    `ヽ! , ’,∴. ・ ¨ ヽ    / ̄  ̄7 /      ・・・い、いや・・・ホンマ・・・うぐう
   /"    (ノ    i      |     ’,∴、∵. ’    \  (─-┘ /
   |      |     i     |        i        /\____/ヽ
   |  r'""/     ヽ    ヾ ,.--    |       /       /\ 〉


472:名無し職人
06/08/05 10:50:12
落ちた

473:名無し職人
06/08/06 01:30:40
ネコ「ニャー!(ガリツ)」 
ツン「っ! ちょっと、痛いじゃない!」
ネコ「フゥゥ!」
ツン(もう・・・寝てる時は可愛いのに、なんでおきてるときはこう・・・・)
ツン「興奮し過ぎよ、落ち着きなさい(ナデナデ)」
ネコ「にゃぁ・・・ゴロゴロ」
ツン「もうっ、素直じゃないんだから・・・はっ!」
ツン(そういえば私も・・・アイツには素直じゃないな・・・)
ネコ「にゃぁ?」
ツン「な、なんでもないわよ、アンタはゴロゴロしてればイイのっ!」

474:名無し職人
06/08/06 08:44:34
かわいいw

475:名無し職人
06/08/06 19:07:02
~静かなツン~

クラスにて~

先生「はい。じゃあ男女二人になってねー」

ジョッシュ「え~と…(ツンさんに近づくチャンスだ!)ツンさん?良かったら俺とどうかな…?」

ツン「…!!」ブンブン(首を横にふる)

ジョッシュ「そ、そんな嫌なの…?じゃあ違う人を探すよ…」プィッ

ツン「…」ガシ…!(ジョッシュの袖を掴む)

ジョッシュ「?ツンさん?」

ツン「…しょうがないから…なってあげる…ペア…」
ジョッシュ「ツンさん…!(ジーン)でもペアになってくれるなら最初からなってくれたら良いのに可愛くないな~」

ツン「!!」バンバンバンバン!!(ジョッシュの背中を叩く)
ジョッシュ「ちょwwwww痛い痛いwwww冗談だってツンさんは可愛いよ!」

ツン「…!!(カァ~)///」バンバンバンバンバンバンバンバン!!

ジョッシュ「痛い痛い!何で?」

ツン「…(もう…ありがとう…好きな人…)」

476:名無し職人
06/08/06 22:42:49
つまり、無口系ツンデレが好きなんだな?そうなんだろ?













仲 間 よ ! !

477:名無し職人
06/08/07 00:35:46
以前も無口系ツンデレはいくつかあって
結構よかったよ
また読みたいな
いろんなツンデレ、設定、物語で読んでみたいよ

478:名無し職人
06/08/07 03:12:50
亀田はどう見てもツンデレだからな
この嵐も実はツンデレが好きなんだろうな
布教活動乙!wwwww

479:名無し職人
06/08/08 13:43:03
姉「あんたが探偵始めて、もうすぐ一年か…」
ツ「長かったような…短かったような…色々あったけど」
姉「ジョッシュくんとの仲は進展したのかしら?」
ツ「ばッ……やめてよ!…それより、ほら父さんのことはいいの?」
姉「お父さんがいなくなってから…一年、か…」
ツ「………姉さん、泣いてるの?」
姉「ん…ゴメンね。…いい加減、ふっきらなきゃね」
ツ「そうよ姉さん、元気出して!あたしがいつか、父さんを超える名探偵になってみせるから!」
姉「うん。お父さんも草葉の陰で喜んでるわ…きっと」

480:名無し職人
06/08/08 13:43:42

父「お前らなぁ…黙って聞いてりゃ人のこと死んだみたいに…」

ツ「とッ、父さん!?」
姉「お父さん…」
父「久しぶりだな、我が愛する娘たちよ。父は帰ってきたぞ…なんつって」
ツ「今までどこで何してたのよ!?」
父「仕事だよ仕事…。信用ないなぁ。…ツン子、アメリカはどうだった。そういえばお前とは一番長く会ってないな」
ツ「ふん。アイビーリーグなんていっても、大したことなかったわ」
父「そうか。それでこそ父さんの娘だ。…姉美、妹たちの面倒よく見てくれたな。ありがとう」
姉「お父さん…心配してたんだからね…」
父「お姉ちゃんだろ、泣くな。…すまなかった、ごめんな。……そっちの綺麗な娘さんは…」
香「はじめまして、ジョッシュの妹の妹香です。お会いできて光栄ですわ」
父「こちらこそ。…そっちのお兄さんは、はじめましてじゃないな」
兄「ええ、その節はどうも」
妹「パパーーー!!」
父「妹子~!いないのかと思ってたぞ~?なんだ、重くなったな?少し見ないうちにまた大きくなったかな」
妹「パパ会いたかったよ、パパ」
父「ほらほら、そんなに泣いたらかわいいお顔がだいなしだぞ?」
ツ「姉さん?」
姉「アタシじゃないわよ」
香「当然、わたしたちでもないです」
ツ「てことは…妹子を連れてきたのって…」
助「先生」
父「おう、ジョッシュか。すまん、迷惑かけたな。………………なんだその、ニヤニヤ顔は。………………その電話、何に使った?」

481:名無し職人
06/08/08 13:44:42

母「あんたーーーーーーーッ!!!」

父「ひいいいい!」
ツ「やっぱり!」
姉「お母さん…」
妹「ママ~、パパいたよ~」
母「あんたッ!一年も音沙汰なしで!!どれだけ家族に心配かけたら気がすむのッ!!!このバカ亭主!!!!」
父「ゴメンなさい!この通りです!許して!」
助「や~久しぶりに見ました。先生の土下座」
父「ジョッシュッ…覚えてろよ…って痛い!…これにはワケが…痛ッ!杖で叩くのはヤメテ!」
母「おだまりッ!ワケなんか聞いちゃいないの!ジョッシュくんが知らせてくれなかったら、あたしに顔も見せずに逃げる気だったんでしょ!?わかってるのよ!あんたの考えてることは!」
父「そ、そんな…ちゃんと会って行くつもりだったさ」
母「やっぱり!またどっか行っちゃう気なのね!そんなの絶対許さないんだから!…どこへも行けない体にしてやるぅ!!」
父「そ、そりゃ困るんだってッ…痛い!痛いってば!勘弁してッ!」
妹「いつものパパとママだぁ~(^^)」
香「ちぃ兄さん?あの杖って…おばさま、足が?」
助「母乃さんが刑事をしていたときに……名誉の負傷ってやつだね」
姉「なれそめ…ともいうかしら、この場合」

482:名無し職人
06/08/08 13:45:22
ツ「母さん!もう許したげてよ!…いいじゃない、無事に帰ってきてくれたんだから」
父「ありがとぉ~父は嬉しいぞぉ~って痛いッ」
母「甘いわよツン子!この人はね、甘くするとつけあがるの!昔ッからそうなんだから!」
ツ「父さん、そのワケとやらを話して。母さんも聞くだけ聞いてあげよ?」
父「う…うむ。発端は獄中の重犯罪人、指名手配中の逃亡犯の、心臓麻痺による同時多発的な死亡事件だった。国連の要請を受け調査を開始した私は、一冊の黒いノートの存在をゲフン!……これ以上は言えない!」
母「誤魔化すなッ!」
助「その話なら聞いたことがあります。…デマか都市伝説の類かと思ってましたが」
香「わたしも。国連が世界中から名探偵を選りすぐって捜査チームを編成したとかしてないとか…」
母「…ほ、ほんとに?ほんとなの、ジョッシュくん?………………すごいじゃない!さすがあたしのあなた!ほらほら、あんたたちも喜びなさい!お父さん、世界一の名探偵だって認められたのよ!?…キャー嬉しいどうしよう!?………………ってェ、どこ行ったッ!?」
父「しばしの別れだ愛する妻よ~!キ○を逮捕したら帰るからな~!娘たちー!母さんをよろしく頼むぞぉ~!」
母「ちょっと待ちなさいよ!逃げる気!?…絶対逃がさないんだから!」
兄「追いかけて行っちゃったよ…なんていうか嵐のような人だな」
香「厳しくてちょっと怖いけど…優しい人だってことはわかったわ」
助「所長も将来あんな感じになるんでしょうかね。…なるんでしょうね」
ツ以外の全員「なるんでしょうなぁ~」
ツ「な、何よ?」

483:名無し職人
06/08/08 13:45:52
母「待てこの宿六!甲斐性なし!キなんとかより先にあんたを逮捕してやるわッ!」
父「しつこいなもう……おい、そんなに無理して走るな!足が悪いんだから!転んだらどうするッ!………………あッ」
母「キャア!?………………………………あ、ありがと、あなた」
父「危ないところだった…。だから言ったろ、走るなって。…きみに怪我でもされたら、事件解決どころじゃないじゃないか…」
母「…引っかかったわね」
父「え?」
母「逮捕よッ!」
父「てて、手錠ぉ~~!?おま、どっからこんなもん……んむ!?」
ツ「ちょっと~!今の悲鳴な…に……」
助「あ」
香「きゃ!」
兄「こりゃまた…」
姉「子供は見ちゃダメ」
妹「パパとママ、ちゅーしてたぁ~(///)」
母「ん……くちゅ……ちゅ…ん……っはぁ……信じてたわ、必ず抱きとめてくれるって。あなた、あたしが危ないときは必ず助けてくれたものね」
父「バ…バカ言うんじゃない。男として…夫として当然だ」
母「ふふ…顔が赤いわよ?……さ、連行するわよおとなしく来なさい!」
父「痛ててて!被疑者の人権に配慮しろよ!」
母「あんたは刑が確定してるの。あたしの人生を狂わせた罪。ほら抵抗しても無駄よ、車に乗んなさい!……娘たちー!あんたたちも早く乗んなさい!今日は久しぶりに家族そろって夕飯よ!」
ツ「…ったく。我が親ながらあきれるわ」
姉「それじゃアタシたち行くわ、ごめんね」
妹「お兄ちゃんお姉ちゃん、ばいば~い」
母「騒がしてごめんなさいね、ジョッシュくん。お兄さんと妹さんも。今日は旦那と娘たち、連れて帰らしてもらうわ。…そうだ、今度うちにご飯食べにいらっしゃいな。腕によりをかけるわよ?……それじゃまたね!」
香「さよ~なら~……。行っちゃった。嵐というより、あれは竜巻かも」
兄「それも特大のな。そして次女は母親似か…。お前も将来苦労するなぁ、弟よ」
助「え?なんで?」
香「いいじゃない?幸せそうで。……ちょっと妬けるけど

484:名無し職人
06/08/08 13:46:33

一年後…
助「所長!見てくださいこの新聞!○ラが逮捕されたって!先生、とうとうやったんですね!」
ツ「ええ良かったわよ。あのバカ父が帰ってくれば、少しは子守業務から解放されるってもんだわ。……よちよち、泣かないでくだちゃいね~?お父さん、もうちゅぐ帰ってきますからねぇ~」

……弟ができていた。


『父帰る、母連れて帰る』 了

485:名無し職人
06/08/08 14:56:35
ファミリー増えてるーッ!(ガビーン)

486:名無し職人
06/08/08 16:54:51
もうgdgdだな

487:名無し職人
06/08/08 20:29:54
>>486
禿同

488:名無し職人
06/08/08 21:25:06
乙です
いいですよw

489:名無し職人
06/08/08 21:28:19
妹「ねぇお兄ちゃん…もう手じゃ無理なの…なんとかして?」
助「うわ、びちょびちょじゃないか」
ツ「(え、これなんてエロゲ?じゃなくて!!昼間っからなにやってんのよいったい!!)」
妹「あついよ…もう我慢できない、お兄ちゃん入れて」
助「わかったわかった、全くしょうがないな…」
妹「ちょ、激しすぎるよぅ…あぁん……」
助「へぇ、そんなこといってホントは気持いいんだろ?」
ツ「(ちょ、助手!?性格違うくね!?とにかく止めさせなきゃ……!)」
ツ「(ガチャッ)コラーっ!2人ともなにやっ……て…………」
ドアを開けたツンがみたのは扇風機のスイッチを入れた助手(風力「強」)と汗びちょの妹だったとさ



すまん、ふと電波受信して書いてしまったんだ
反省はしてない


助「で、所長は何と勘違いしたんですか?ニヤニヤ」
ツ「なっなんでもないわよッバカーーーッ!!!!」
妹「ニヤニヤ」
ツ「てかお前らわざとやっただろ」
助「(・∀・)ニヤニヤ」
妹「(・∀・)ニヤニヤ」

490:名無し職人
06/08/08 21:38:12
もうgjgjだな

491:名無し職人
06/08/08 21:50:22
>>490
誰かうまい(r

492:名無し職人
06/08/08 22:17:11
もうグジョグジョだな












汗で

493:名無し職人
06/08/08 23:53:29
職人殿乙ですよ

494:名無し職人
06/08/09 06:58:58
職人さん乙!

495:名無し職人
06/08/09 19:28:22
もうjojoだな!

496:名無し職人
06/08/09 22:06:47
ツン「あんたジョジョのキャラでなにが好きなのよ?」
助「そ~ですね…やっぱり3部のポルナレフの荷物をゴミと勘違いしたお巡りさんですかね」
ツン「(マニアック!!)」

497:名無し職人
06/08/10 10:09:33
それ好きだねw

498:名無し職人
06/08/10 22:08:09
ツン「もー暑いわね」
助手「本当ですね」
ツ「もう八月中旬よ!!何でこんな蒸し暑い事務所に篭りぱなしなのよ!!」
助「しょうがないじゃないですか…エアコンの修理はお盆明けまで来ないですし
  いつ依頼が来るか分からないですからねぇ…」
ツ「あーもうっ!!今日はもう事務所はお休み!!ねえ、プール行かない?」
助「近所の市民プールなら今日は定期点検で休みですよ?」
ツ「なんでこんな日にかぎって休みなの…」
姉「あら、どうしたの?こんな暑い部屋に二人だけで?」
ツ「この男…じゃなくて、ここのスレ住人が八月だっていうのに誰も泳ぎに行く話を
  書かないから仕方なくここにいるの!」
姉「いきなりぶっちゃけすぎよツン…」
助「だったら今、中の人に書いてもらえばいいんじゃないですか?」
姉「中の人は明日から始まる『○○ッ○○ー○ッ○』の準備で忙しいから無理、って言ってたわ」
ツ「使えないわね。ったく」
助「は~まったくダメ人間ですね」

つー訳で、どなたか泳ぎに行く話を書いてください…orz


499:名無し職人
06/08/11 00:04:47
私からもお願いします。
書いてください

500:名無し職人
06/08/11 00:47:18
これがメモ欄に暖めてある話があったりするんだよな。

501:名無し職人
06/08/11 03:02:26
もしかして明日からの ○○ッ○○ー○ッ○ にこのスレの本があったりして…(´・ω・`)

502:名無し職人
06/08/11 03:08:12
>>501
KWSK!

503:名無し職人
06/08/11 13:47:06
>>501
グラップラーバッキ?

504:名無し職人
06/08/11 13:53:30
>>501
チョッチューネッ♪

だろ?

505:名無し職人
06/08/11 13:57:25
>>501
コラッ!ジーコッ!

に決まってるでしょ!

506:名無し職人
06/08/11 14:15:32
>>501
ジョッシュー好ッき

…なんだからね!

507:名無し職人
06/08/11 18:21:31
思いっきりーTっV

508:名無し職人
06/08/13 01:22:30
「おはようございます。今朝もお早いですね」
毎朝変わらぬ僕の日常。
それは彼女との逢瀬から始まる。
彼女は当たり前の顔をして僕の用意した朝食を食べ、何も言わずに出かけていく。
「いってらっしゃい」
送り出す僕に涼やかな流し目だけをくれて、無言のまま事務所を後にする彼女。
そんな彼女の凛とした後姿を、優美な脚の運びを、僕は見えなくなるまで見送る。
そう、実を言うと僕は彼女に夢中なのだ。
いつもは自分勝手で気分屋でおまけに気難しいくせに、時折見せるまるで子猫のような可愛らしい仕草や表情。
二律背反とでもいうのだろうか、その二面性に僕はもう完全な虜だ。
再び彼女に会える夕方が待ち遠しくてたまらない。
彼女はすぐ近くに自分の家があるというのに、朝夕の食事は必ず僕と一緒に仕事場で摂る。
それは何故だろうと考えるとき、僕はある期待を抱いてしまうのだが、そのたび「そんなことはあり得ない」と自分に言い聞かせるのを常にしている。
今夜も彼女は夕食を終えて少しくつろいだ後、あくびをひとつしてから岐路につく……………はずだった。
突然、僕の胸に飛び込んでくる彼女。
その時の彼女の大きくて透き通った瞳を、あの潤んだ瞳を僕は一生忘れられないだろう。
その夜が、僕らが同じベッドで寝た最初の夜になった。
僕の腕の中で眠る彼女のぬくもり、その感触は今でもこの手に残っている。
翌朝、まだ空が白み始めて間もない頃、そっとベッドを抜け出す彼女の気配に気付いて僕は目を醒ました。
「もう帰っちゃうんですか……?」
僕の問いかけに彼女は振り返って答えた。





「…ニャー」

509:名無し職人
06/08/13 04:56:58
>>508殺意が芽生えました。


な、なによ…
言い回しが巧いとか発想が斬新だとか他の作品も見たいとか思ってないんだからねっ!

510:名無し職人
06/08/13 05:24:00
なんだよ。
いっとくけどこれはただの朝勃ちだかんな!

511:名無し職人
06/08/13 09:09:23
>>508
warota

512:名無し職人
06/08/14 04:23:42
ツンデレ指数めちゃめちゃ低い推理もの構想中なんだけど、貼ってもいいかな?
しかもかなり長い

513:名無し職人
06/08/14 09:19:41
いっとけ
やっとけ

514:名無し職人
06/08/15 02:23:49
分かった。
何日かしたら一気に貼るよ。
スレ違いも甚だしいかもしれないけど、せっかく書いてるから。
純のツンデレ好きの人は気に入らないと思う。ごめんなさい。

515:名無し職人
06/08/15 22:36:56
>>514
いや、謝ることはない
たまには推理もの医院で内科医?
一応“名探偵”ツンデレだし

516:名無し職人
06/08/16 00:45:17
>>514
ふーん、あ、そう?
別に期待してないから。
好きにすれば。





待ってるから。

517:名無し職人
06/08/16 06:40:18
>>515-516
な、何よ嬉しくなんかないんだからね!



本当に救われるよ。書き終わったから見直ししたら載せる。
ツンデレとしてはわからないし、素人の作ったものだから穴は多いと思うけど、得意な人に見せたら大方推理があってたから、一応の筋は通っているはず。ミステリとして楽しんでくれると嬉しい。
ただ、自分でも熱が入り過ぎちゃって、ばっっっっっかみたいに長くなっちゃった。反省してます。次に何か書くときはもっと短くするから勘弁して…

518:名無し職人
06/08/16 09:21:19
今回の主人公は助手くんです。ほとんど助手の一人称
一応頭の中の設定を
所長(ツン)
高二。母親は産まれてすぐ、父親は二年前死んでる。探偵としては優秀だけど弱い。インスピレーションに頼って推理するタイプ。

助手
24才。大学中退して所長の親父の手伝いを始めた。実質的には今事務所を経営している。そこそこ強い。論理的に推理するタイプ。


妹ちゃんと姉さんはいるけど今回出てきません。


519:名無し職人
06/08/16 10:31:51
227 名前:ちゅらさん[] 投稿日:2006/05/15(月) 20:59:27 ID:mhxbf.uk [ at-std19.nirai.ne.jp ]
ある有名な心霊スポットへ、深夜に車で行ってみたんです。
トンネルを抜けると、そこが有名な心霊スポット。
と、そこに目の前にふっと女の人の白い影が。
あ! と思って、慌ててブレーキを踏んで降りてみたところ、そこに人影はなく、目の前は崖。
ガードレールが壊れていて、ブレーキを踏んでなかったら落ちてしまっていたかもしれない。

「あの幽霊は助けてくれたんだ」

そう思って、そこで手を合わせ、お祈りして帰路についた。

トンネルを引き返す途中、ふとミラーを見ると、後部座席に先ほど目の前を横切った女の人の姿が……。
その女の人は、こう呟いた。

「死ねばよかったのに」

「いや、でもホント助かったよ。ありがと」
「ば……ばかっ、あんたなんか死んじゃえばよかったのよ!」
「お礼しないとな。また来週きてもいいかな」
「ダ、ダメっ! また落ちそうになったら危ないわゎ!!!」

翌週、なんか弁当用意して待っててくれました。
作りすぎただけで、決して僕のために用意したんじゃないそうです。


520:名無し職人
06/08/16 11:48:35
エロはこちらへ…

スレリンク(bakanews板)

521:名無し職人
06/08/16 20:21:31
東京の残暑は厳しい。しかしただでさえ赤字経営の続く事務所の出費を増やすのは忍びなく(事務所の赤字は僕の給料に直に影響する)、僕一人の時はクーラーは我慢することにしていた。
せめて仕事があれば気をまぎらわすこともできるのだろうが、あいにくここ三日来客はなかった。だから、僕は今日もたいして面白くない推理小説を、事務所のデスクに向かって一人汗ばみながら読み耽っていた。

ピピピッ
携帯の着信音がなった。とる前に時計を見る。午後四時三十分。ちょうどHRが終った時間だ。電話にでる。
「仕事はっ?」
第一声からそれか…。「それがですね、所長…今日もほら、あのインド人が発見した…」
「0…」
電話ごしに大きなため息が聞こえる。
「…あんたのせいよ。」
「はあ。」
「あんたの接客態度が良かったら、もっとお客が来てもおかしくないのよ!」
「仕事は確実ですもんね、所長。」
「っ……あ、明日は頑張りなさいよ。」
「はい。」
軽く褒めておけば、所長の態度は軟化する。所長取り扱いにおける初歩だ。僕がどれだけ頑張ってもお客を連れてくることは出来ないと思うが。

522:名無し職人
06/08/16 20:23:22
「あ、それからね助手。今から事務所に高校の友達三人連れてくるから。」
「えっ?」
「お茶の用意しとくのよ、分かった?じゃね!」
一方的にまくしたてて、所長は電話を切った。
所長は公私混同を嫌う。姉さんと事務所で会うことも控えている位なのに。ましてや友達を連れてくる?
…まあ、大体の予想はつくけどね。
「ただ働きか…」
と僕はぼやきつつ、クーラーのリモコンに手をのばした。


「ただいま!」
午後五時。所長が三人の友達を連れてきた。「おかえりなさい、所長。えっと…」
「リカとチヒロ、それにケイよ。」
所長が指差しながらぶっきらぼうに紹介した。まだご機嫌斜めのようだ。
みためについて軽く私見を述べると、リカさんは短髪の活発そうな女の子。
チヒロさんは長髪。所長に負けず劣らずの美少女。
ケイくんは眼鏡をかけた長身の男の子だ。
「いらっしゃい。どうぞ座って下さい」
営業スマイルとともに三人を案内し、滅多に使うことのないコの字のソファーに腰を下ろしてもらう。所長も一緒にソファーに座った。
「ところで…」
あらかじめ並べておいたカップに紅茶を注ぎながら、僕はきり出した。
「ストーカー被害ですか?」


523:名無し職人
06/08/16 20:24:23
三人が目に見えて驚いた。探偵には不向きだな。所長は涼しい顔でカップに口をつけた。
「さっきわたしたちが来るって知ったんでしょ?すっごーい!なんで?どうしてわかったんですか?」
リカさんが言った。こちらとしても嬉しい位大袈裟な驚きっぷりだ。
「所長が事務所で人と会うのは探偵業を営む時だけです。女子高生が探偵に相談することがあるとすれば、ペット探しかストーカー、または人探し位でしょう。あとは推測ですけど、男性のケイくんと一緒に下校している事から考えれば…」
リカさんとチヒロさんの拍手が僕の言葉を遮った。リカさんなんか跳びはねて喜んでる。「当然よ、この程度!」
にやけながら所長が言った。機嫌なおしてくれるといいけど。ケイくんは…あれ、睨んでる?
「頭いいし、顔もそこそこだし。いいなぁーツン、こんな人が…」
リカさんの言葉に更に顔を綻ばせながら、所長は紅茶を口に含み…
「彼氏で。」
吹き出した。
「ば、ばか言わないでよ!ただの助手よ、こいつは!」
「本当、うらやましいわ。」
「なによっ、チヒロまで、わたしはこんなヤツ…」


524:名無し職人
06/08/16 20:27:37
相変わらず素直なリアクションだ。友達も見てて飽きないんだろう。リカさんは大笑いし、チヒロさんまでクスクス笑っている。一人居心地の悪さを感じていると、またケイくんと目が合った。やっぱり睨まれている気がする。なんかしたかな、僕。
付け加えると、警察ではなく僕たちに相談するということは、まだ実情的な被害はでていないのだろう。ストーカーされているという証拠がない限り、警察は動いてくれない(もっとも最近は証拠があっても動かないそうだが)。そしてこの中でストーカーされるとすれば容姿的に…
考えを巡らせていると、ようやく落ち着いた所長が口を開いた。
「被害者はリカよ。」
あんたかよ。


所長が説明するには、リカさんは二週間程前から下校時、そして夜、遊び終った帰りに誰かにつけられている気がするらしい。毎日リカさんと二人で遊んでいるチヒロさんも、リカさんと行動する時はそう感じたことがあるので、気のせいではないようだ。
今のところ手を出されたり、物を取られたりしてはいないので、警察には相談できない。だから僕たちでなんとかする。無料で。これは決定事項だそうだ。


525:名無し職人
06/08/16 20:29:17
「それにね…」
所長の口調が少し重くなる。ここからが本題ってことか。
「リカの姓は速見っていうの。分かるでしょ?」
速見という資産家が、都会の一等地にしてはかなりの豪邸を近くにたてていて、ここらでは知らない人はいない位有名だ。おそらくはその速見だろう。つまり所長は誘拐の線もある、と言いたいのだ。
リカさんの生活を観察し、機会を窺う誘拐犯。そうなると僕たちの手には余るんじゃないか?
「やめてよ、ツン!」
いきなりリカさんが怒鳴った。
「わたしあの家嫌いなの。知ってるでしょ?」
「ごめんね。でも何かあってからじゃ遅いから、助手にはちゃんと話しておかないと。」
「……ごめん。」
なるほど。親と上手くいっていないのか。それもかなり。でもそれとこれとは話が別だ。所長の言う通り何かあってからでは遅い。
「リカさん。このことを親に?」
「……言ってません。言っても聞いてもらえないもん。親父わたしのこと嫌いだし、お母さんは別居中だし。」
「…そうですか。すみません。」
ヤブヘビだったか。所長の視線が痛い。後で怒られるだろうな…。

526:名無し職人
06/08/16 20:31:02
速見家の財力があれば、ボディーガードを雇うなり、自分で言うのもなんだけどもっと大手の探偵事務所に頼むなり出来ると思ったんだけど。
「それでどうするんですか、所長?僕が四六時中リカさんと一緒に行動しますか?」
「な……!?そんなのダメに決まってるでしょ!」
そういう問題か?周囲の冷ややかな視線を受けて我にかえった所長は、みるみる顔を赤くする。そして咳払いを一つはさみ、続けた。
「それじゃあ根本的な解決にはならないでしょ!明日から学校は三連休でしょう。その間わたしたちもリカをストーカーするのよ!」
「はあ!?」
三人の声がハモり、所長がうろたえる。何か勘違いしてるようなので、所長の名誉のために僕が注釈を付け加えた。
「つまり僕と所長が周りに気を配りながらリカさんの後をつけて、ストーカーを発見するんです。二重尾行ってやつですよ。そういうことでしょ、所長?」
「……今から説明しようと思ってたのよ。」
所長の高校は明日の土曜から三日間休みが続く。その間、リカさんにはいつも通り遊んでいるふりをしてもらい、僕たちが犯人をとっつかまえる。所長らしいアグレッシブな作戦だ。

527:名無し職人
06/08/16 20:33:00
普段一緒に遊ばない所長や僕が一緒にいると犯人に警戒される危険があるし(所長は学校が終るとすぐに事務所に帰る)。いい手だと僕も思う。しかし…
「わかりました。でも所長、尾行は僕一人でやります。」
「えっ、なんでよ!?」
理由は二つある。所長も僕も尾行は上手いので、その点は問題ない。相手がストーカーだったら、捕まえて問い詰め、もっているであろうカメラなりを証拠に警察に引き渡せばすむだろう。
しかし相手が誘拐犯なら?所長に危険が及ぶことがないとは言いきれないだろう。複数だったら僕も危ないかもしれないが、余程のことがない限り一人ならなんとか出来る。これが一つ。
そしてもう一つは、これが更に重要なのだが…
「三日事務所を空けるつもりですか?」
「うっ……」

その後、僕はリカさんとチヒロさんが明日の十二時に待ち合わせる場所を教えてもらい、六時過ぎには三人とも家に帰った。
こうして僕は一銭にもならない最長三日間の外回りをするはめになった。

528:名無し職人
06/08/16 20:34:38
土曜午後一時。尾行一日目だ。リカさんとチヒロさんはオープンカフェで食事する。僕も離れた席に座り、メニューの中で一番安いサンドイッチを頼んだ。二人の席には豪勢なランチセットが置かれた。
今朝からずっとつきっきりだが、異常はない。二人が人の多い所にばかり行くから気付かないだけかもしれないが。
しばらく僕はサンドイッチを食べながら本を読んでいるふりをしていた。ふと、明らかに二人を意識している人が目についた。
見ている僕が恥ずかしくなる位あからさまな尾行。あれでばれないと思っているのか?今まで気付かなかったから、今しがた来たところなんだろう。昨日昼食はここでとるって二人が言ってたし。彼の方は僕には気づいていないようだ。
僕は定時連絡のついでに、所長に彼の電話番号を聞いた。


529:名無し職人
06/08/16 20:35:32
「もしもし、ケイくん。」
電話ごしに彼の驚きが伝わる。
「助手さん?なんで俺の番号を?」
「所長に聞いたんですよ。なんで二人の後をつけてるんですか?」
「……いけませんか?」
「んー…まさか例のストーカーって君じゃないでしょうね?」
「そ、そんなわけないでしょ!」
まあそうだろうな。あれじゃあリカさんにだってばれるかもしれない。とにかく、相手にばれたら元も子もない。
「やめてもらえませんか?」
「……休みに何したって俺の勝手でしょう?助手さんには関係ない!」
もっと高校生らしいことしてくれないかな。どうも僕は嫌われているようで、言うことを聞いてくれそうにはない。そこで頼み方を変えてみた。
「これは探偵事務所の仕事なんです。君が余計なことをすると所長にも迷惑がかかるんですよ。」
「………ツンに?」
あれ、思った以上に効き目があったみたいだ。というかケイくん所長に気があるんじゃないかな?それなら僕が嫌われるのも仕方ないか。
「わかりました。でも助手さん、二人に何かあったら許しませんよ。」
「気をつけます。」

530:名無し職人
06/08/16 20:37:40
電話を切った彼は、駅の方に歩いていった。どうやら帰ってくれるようだ。僕は一息ついて二人に注意を戻したが、今の会話で気が緩んだからだろうか?今日は何も起こらないんじゃないか、という考えが頭をよぎった。

僕はその日のうちに自分の甘さを思いしらされることになる。

その後リカさんとチヒロさんは色んな所を遊び回り、夕食をとるために二十四時間営業のファミレスに入った。午後九時。チヒロさんはマンションで一人暮らしをしているから大丈夫らしいが、リカさんの親は心配しないのだろうか?それ位家族仲が悪いってことか。
何にしてもこの日ケイくん以外の誰かが二人の後をついてきている様子はなかった。僕も所長に最後の定時連絡をいれ、夕食をとった。
二人は夕食を食べ終わり、会計を済ませた。午後十時過ぎ。僕もすぐに会計を済ませ、外に出た。ここからは速見邸も事務所も近い。リカさんの帰宅を確認してからでも、十一時までには所長のいる事務所に帰れるだろう。


531:名無し職人
06/08/16 20:39:25
ファミレスの入り口は二階にあり、下が駐車場になっている。速見邸は駐車場を抜けた先なので、二人は今駐車場を歩いているはずだ。
時間も遅いせいか、外には誰もいなかった。二人を見失わないように、階段を駆け降りた。駐車場に向かうと、ふいに階段の陰に人の気配を感じた。背後を振り返る前に体に衝撃が走り、僕の意識は途切れた。


僕は映画館にいた。目の前のスクリーンには所長と先生、つまり所長のお父さんが映っている。先生が所長をかばいながら何か叫んでいる。僕はこの後何が起こるか知っている。見たくもないのに何故か目を反らす事は出来ない。
次の瞬間先生の胸が血に染まり、そのまま崩れ落ちた。駆け寄って泣き叫ぶ所長。あの時、僕は何も出来なかった事を悔やみ、所長は何もさせてもらえなかったことを嘆いた。


532:名無し職人
06/08/16 20:40:53
頭も目もはっきりしなかったが、まるで世界が終わる時のように、顔をくしゃくしゃにして僕の顔をのぞき込んでいる女の子が誰かはすぐにわかった。
「所長?」
「助手!?気がついたのね!良かった…」
所長は目に涙をためながらそう言って、僕を抱きしめた。心配してくれていたのは嬉しかったが、素直に喜んでいるわけにはいかなかった。僕は所長を体から引き離し、言った。
「所長、なぜここに?いや、二人は?」
「助手、落ち着いて聞いて。今は午後十二時。あなたの帰りが遅いからわたしは最後の定時連絡があったファミレスに来たの。念のためケイにも連絡を入れて一緒に来てもらったわ。
そしたらあなたとチヒロが駐車場の車の陰で倒れていたの。二人とも大きな怪我は見当たらないわ。でもリカは……」
「いないんですか?」
無言でうなずく所長。誘拐事件だっていうのか?
確かに少し離れた場所にチヒロさんとケイくんがいる。チヒロさんも今気がついたようだ。ケイくんが僕に侮蔑の眼差しを向けている。


533:名無し職人
06/08/16 20:41:42
長すぎ

534:名無し職人
06/08/16 20:42:37
迂濶だった。恐らく犯人はスタンガンで僕を気絶させたんだろう。
この時間帯、駐車場には全くと言っていいほど人が来ないし、暗いので、車に人を乗せて連れ去る作業もしやすい。今も十台以上の車がとまっている。街中で人を誘拐するにはこれほど好都合な場所はないだろう。なぜその可能性を考慮しなかったのか。
しかも僕を待ち伏せていたということは犯人は僕の尾行に気づいていたと言うことだ。僕は全く向こうに気づかなかったのに。完全に僕のミスだ。また僕のせいで人が……
「助手!」
突然所長が声を荒げ、僕の思考を遮った。そして僕の目を見据えて言った。
「今わたしたちがしなきゃいけないのはリカを助ける手段を考えることよ。犯人を捕まえた後にたっぷり説教してやるから覚悟しなさい!」
一番責任を感じているはずなのに。所長の言葉で僕は冷静さを取り戻した。所長の言う通りだ。後悔は後からでもできる。まずは今の状況を確認するんだ。僕はチヒロさんに声をかけた。
「僕は物陰からスタンガンで襲われて犯人を見ていません。チヒロさんは犯人を見ましたか?」
「いえ、私も後ろから襲われて振り返る間もなく…」


535:名無し職人
06/08/16 20:44:06
「何を偉そうに!」
所長がとめようとしたが間に合わず、ケイくんが僕に掴みかかった。
「あんたがしっかりしてりゃこんな事にはならなかったんだ。リカに何かあったら…」
「僕を殺して下さい。」
ケイくんはためらって手をはなした。
「君の言う通りです。責任は僕にある。でも今は待って下さい。チヒロさん、犯人を一切見ていないんですね?」
「はい。」
手掛りなしか。これ以上ここにいても仕方がない。誘拐なら何か要求が自宅に伝えられているはずだ。今から向かうか?
「……ねえ、助手。それリカの携帯のストラップじゃない?」
所長に言われて見ると、確かにポケットから見慣れないストラップがのぞいていた。すぐに取り出して開いた。所長ものぞき込む。メール作成中の画面だ。既に文章がうたれていて、所長がそれを読み上げた。
「速見リカを誘拐した。身代金は二億。警察に連絡したことが分かったら、人質を殺す。
明日の午後四時までにルイヴィトンのバック四つに分けて、この探偵と人質の友人三人の四人に運ばせること。車を用意して、この探偵の事務所で待機しろ。受け渡しの方法は追って連絡する。」



536:名無し職人
06/08/16 20:45:30
僕の財布が調べられた形跡があった。犯人は運転免許証を確認したようだ。僕の名刺を見れば事務所の名前も分かる。調べれば電話番号もすぐだ。
「なぜ運ぶのは助手さんとリカちゃんの友達なんでしょう?」
チヒロさんの質問に所長が答えた。
「助手の顔はさっき見たとして、犯人がリカの行動を観察していたんなら、リカの友達の顔もある程度知っているはずよ。
身代金を渡すときに、顔を確認すれば警察の人間かどうか一目でわかるっていうのは犯人にとってはかなり有利だわ。それよりも……」
おそらく所長も僕と同じ疑問を感じているだろう。犯人はバックまで指定している。何故だろう?
「とにかくわたしは行くとして、ケイ、チヒロ。協力してくれる?」
「当たり前だろ、ツン。」
「私も行くわ。リカちゃんのためだもの。」
二人は快諾してくれた。これで金を運ぶメンバーは決まった。
その後速見邸に行くことにした。チヒロさんは元々独り暮らしだし、ケイくんは一人っ子で両親が金曜の夜から月曜までずっと旅行に行っていて、家には今誰もいないと言った(所長とチヒロさんは知っていたようだ)。
二人も一緒に来ることになった。


537:名無し職人
06/08/16 20:47:15
速見邸でリカさんの父親に事情を説明した。父親は初め半信半擬だったが、メールを見せ説得すると、身代金を出すことを了承してくれた。金は午後五時までには用意できるだろう、と言った。
そして、僕の知り合いの警視に連絡を入れることを条件に、僕たちが金を運ぶ事も認めた。
その場で警視に電話し、大まかな事件の説明をし、無駄に捜査網をはって犯人を刺激しないでほしいと伝えた。
午前二時には家を出て、明日の午後十時までに再び事務所に来てくれるように言って、二人には帰ってもらった。
僕と所長は事務所でしばらく意見を交した。情報が少なすぎるため、すぐに話す事も無くなり、その晩は解散した。


日曜の朝、僕は車で警察に出向き、警視の事情聴取を受けた。その後速見邸で金の入ったルイヴィトンのバック四つを受け取り事務所に着くと、午後六時になっていた。所長はずっと事務所にいたみたいだ。
午後九時半にはケイくんとチヒロさんが事務所についた。二人は今までずっと家にいたそうだ。おそらく事務所の電話に犯人の指示が来るだろう。僕たちはしばらく待ったが、電話はならなかった。


538:名無し職人
06/08/16 20:48:51
午後十時過ぎ、僕の携帯がメールを受信した。犯人からの指示だった。僕が気絶している間にアドレスを調べたのか。
すぐに車に乗り、出発した。初めは警察と思われる車が僕たちの後をついてきたが、犯人の指示通りに、高速に乗ってすぐ下りたり、いりくんだ道を走ったりしていると、後をつける車はいなくなっていた。
人気のない道をしばらく走り、指示された場所についた。かなり回り道をさせられたが、まっすぐ向かえば事務所からここまで一時間半で着くな。
「ここは?」
チヒロさんが誰にともなく尋ねる。
「ここは海に面した老人ホームって触れこみで以前に少し話題になりましたよ。半年前に経営者の不祥事で潰れたそうですけど。」
開いていた門をくぐり、建物の敷地内に車を進めながら僕が答えた。
この老人ホームはきりたった崖の上にたっていて、その崖の下は海になっている。本館は崖のすれすれに立っていて危なっかしい。これじゃお年よりも安心して暮らせなかったことだろう。
しかし老人ホームの類に漏れず街からかなり離れた人気のない場所に立っていて、土地が安いぶん敷地はかなり広い。本館は大きく、十階以上ありそうだ。


539:名無し職人
06/08/16 20:51:02
周りに他に建物がないため、本館の上から見渡しがきいて、僕たちについてくる車があったらすぐに発見できるだろう。身代金の受け渡しには向いていると思えるが、ホームには車が通れるような入口は一つしかない。ここを封鎖されたら犯人の逃走経路はなくなるんじゃないか?
敷地内に入ると、僕たち以外に、本館の陰に一台の車がとまっているのが見えた。何のへんてつもない乗用車だ。犯人が誘拐に使ったものか?
適当な所に車を止めてしばらく待つと、僕の携帯にまたメールが届いた。『車から降りて、車のライトをつけろ』
僕たちの顔を確認するためか。犯人は本館の中のどこかから僕たちを見ている。僕は大人しく従った。
しばらくすると、次のメールが。『一つずつバックを持って、本館に入れ。まっすぐ進み、突き当たりの階段をのぼって屋上までこい。』
だんだん僕にも犯人の意図が読めてきた。犯人は屋上にいるのだろうか。僕たちは言う通りにバックを持って本館にはいり、まっすぐ進んだ。
中は暗く、目が慣れてきてもほとんど何も見えない。しばらく歩くと壁が見えた。この壁の向こうが崖になっているはずだ。壁には窓があり、それが開いていた。


540:名無し職人
06/08/16 20:53:31
壁に向かって右手に階段があり、しばらく登ると、広めの空間がある。そしてさっきとは逆向き、つまり崖側の壁に向かって左手の階段を登ると二階についた。二階の突き当たりの壁にも窓があった。どの階にもあるんだろう。
同じような構造の階段が延々と続いた。十二階を通り、階段をのぼると、屋上にでるドアがあった。僕が先頭にたってそれを開けた。
屋上にはほとんど何もなかった。周りは2m弱の金網で囲まれている。ドアの向こうに貯水タンクが並んでいて、あそこなら人が隠れられそうだ。
犯人はそこにいるかも知れない。しかし、仮にいてそれを捕まえたとしても、共犯者がいたらリカさんの命にかかわる。迂濶な真似はできない。
またメールが届いた。『バックを四つとも海に落とせ。その後建物の中に入りドアを閉め、車まで戻ってまたライトをつけろ。確認したら人質の場所を教える』
予想通りの指示だった。犯人はおそらく下に海上を移動する手段を用意しているのだろう。ルイヴィトンのバックを指示したのは、水に浮くためだ。仮に警察が僕たちの後をつけていても、外海に出てしまえばまず捕まる心配はない。

541:名無し職人
06/08/16 20:56:10
所長も気づいていたようだ。ケイくんとチヒロさんは不思議そうな顔をしている。
説明は後回しにして、僕が金網に昇ってバックを受け取り、海に落とすことにした。下をみると、本館の壁と崖はほとんど一続きになっていた。これならバックを海に落とすのは簡単だ。
すぐに四つともバックを落とし、四回海に落ちる音が聞こえたのを確認すると、僕たちは建物の中に入ってドアを閉めた。

僕たちは、僕を先頭にして、今度は階段を降り始めた。
車のライトをつければ、リカさんは帰ってくる。犯人もこの犯行でリカさんを殺す必要はないはずだ。後は犯人の良心を信じるしかないか。そう考えながら僕が八階から七階への階段を降りていた時だ。

ドボン!
何かが海に落ちる音がした。なんだ?後ろを振り返ると、所長が階段を降りている途中だった。階段を駆け昇ると、チヒロさんとケイくんが窓の外を見ていた。僕と所長も窓の所まで走り寄った。
「どうしたの、ケイ!」
「わからないけど、何かが下に落ちたみたいだ。この窓からじゃ真下は見えないんだよ。」


542:名無し職人
06/08/16 20:58:15
僕も窓の外を見た。確かに窓の下には人一人の歩幅位の幅の平らな屋根があり、真下は見えない。見えてもこの暗さでは意味がないだろう。
屋根は窓から少し手をのばせば届くくらいの高さにある。雨をしのぐためというより、人が落ちるのを防ぐためにあるようだ。ここから落ちたら海までまっさかさまだし。それにしては幅が狭いが。
上を見ると同じような屋根がある。どの窓にもついているのかも知れない。
「もしかして犯人がリカちゃんを?」
チヒロさんが呟いた。その言葉で僕たちは全員同じことを考えたはずだ。犯人が不要になった人質を海に叩き落としたのか?と
「そんな事考えても仕方ないでしょ。とりあえず本館を出ましょう。」
所長が言った。僕たちはその後車まで戻ってライトをつけたが、二十分程たっても連絡はない。皆の不安が募る。ケイくんが言った。
「ツン、犯人はもう逃げたんじゃないか?」
「そうね。」
しばらく迷った後、所長は決断した。
「犯人は逃亡したと見て間違いないと思う。リカが本館にいる可能性は高いわ。全員で下から一階ずつ探しましょ。」



543:名無し職人
06/08/16 20:59:20
探索を開始しても犯人からのメールは届かなかった。本館は部屋数が多く、見て回るのは手間がかかった。三階を調べていると、かすかに人のうめき声が聞こえた。
僕たちはその部屋に駆け込んだ。リカさんはその部屋のベッドに寝かされていた。両手両足を縛られ、目隠しに猿ぐつわ。拘束のフルコースだ。所長が一番に駆け寄り、縄をほどいた。
「リカ、大丈夫?良かった……」
「ツン、恐かったよ~~」
リカさんは泣きながら所長に抱きついた。リカさんに怪我はないようだ。チヒロさんも泣いてる。ケイくんまで。
「……ツン。」
「なに、リカ?」
「おしっこ漏れちゃう。」
「っ……!?」
所長は素早く飛び退いた。その日初めてケイくんとチヒロさんが笑った。

しかし、リカさんが無事ならさっきの音は何だったんだ?


544:名無し職人
06/08/16 21:00:32
リカさんは本館のトイレで用を足し、僕は速見邸と警察に連絡を入れた。しばらくして警察が到着した。その日はもう遅かったので、僕以外は全員すぐに家に帰してもらえて、僕も今夜起こったことをかいつまんで説明した後に帰ることができた。
次の日、つまり月曜の朝に改めて全員が署に出向き、事情聴取を受けた。僕の担当は警視が引き受けてくれたので、事件の経過について聞くことができた。そこでようやく音の正体がわかった。
まず、現場にあった乗用車は一週間前に盗難届けが出ていたものだった。車の中にはスタンガンと、リカさんを三階まで運ぶのに使ったと思われる、かなり大柄な大人でも入りそうな大きなトランクがあったが、指紋は検出されなかった。
また、犯人が使った携帯はプリペイド式のもので、いずれも手掛りにはならなかった。
ここからがこの事件のおかしな所だ。崖の下にはモーター式のボートが用意されていて、やはり犯人は海に出て逃げるつもりだったらしい。警察はこれも盗品であると見ている。
しかし、そのボートは崖の下にとまったままだった。さらに身代金の入ったバックまでもが、四つ全て付近の海で浮いていたのが見つかった。これは一体どういうことなのか。

545:名無し職人
06/08/16 21:01:55
理由はすぐに判明した。屋上を調べると、麻のロープが金網の支柱に結ばれていたのが発見された。犯人はそれを使って崖下まで降りるつもりだったようだ。そう難しい事ではないだろう。
しかし、そのロープが上の方で千切れていた。つまり犯人が降りている途中で、ロープが千切れ、海に叩きつけられたのだ。僕たちが聞いたのはその時の音だったのだ。
ロープはかなり古いもので、いつ切れてもおかしくなかった。犯人はいざ使うまでそれに気づかなかったのだろう。どの程度の高さから落ちたのかわからないが、生きてはいないはずだ。
僕たちの証言もあり、警察はそう考えて、現在死体を捜索中らしい。
リカさんは駐車場では後ろからスタンガンで襲われて、振り返る間もなく気絶し、その後はずっと目隠しをされていたため、犯人の姿は見ていないと供述している。しかし、その正体はすぐにわかるだろうということだった。
誘拐犯にはふさわしい顛末かもしれない。


546:名無し職人
06/08/16 21:03:02
火曜。所長たちは普段通り登校したが、僕はまた警察で事情聴取を受けた。
その日の昼に、警察が現場からかなり離れた場所で水死体を発見した。
名前はA。長身の男性だ。海で溺れ死んだために死亡推定時刻はわからないが、警察は彼がこの誘拐事件の犯人だと発表した。
理由は二つ。一つはAの前歴だ。前にも一度彼に誘拐事件の容疑がかけられたが、証拠不十分で不起訴に終わっている。他にも様々な犯罪を犯していると思われるのだが、逮捕されたことはなかった。
さらに、現場からの海流の流れを考えると、Aが発見された場所まで死体が流れつく可能性はあるそうだ。
他に死体は発見されないのだから、彼が犯人なのは間違いないだろう。
今後、警察はAの動機について捜査していくそうだ。


547:名無し職人
06/08/16 21:03:51
「……ということらしいですよ、所長。」
その日の夜、僕は事務所に帰って警察で聞いたことを所長に報告した。
「そう。これで今回の事件は解決ね。あ~あ、私たち何にも活躍しなかったわねー。」
「まあリカさんは無事だったんだし、お金も戻ったし、良かったじゃないですか。」
「そりゃそうだけど。なーんかね。もっとこう、わたしが輝く仕事がこないもんかしら。」
「仕事自体ありませんけどね。」
「う、うるさいわね!どんな仕事でもわたしは輝けるって言ってるのよ!真の探偵ってのはそういうもんなの!」
いつも通り、探偵事務所に似つかわしくない穏やかな時間が流れた。
こうして今回の事件は終わった。



548:名無し職人
06/08/16 21:04:50
その週は浮気調査が一件、ペット探しが二件と、所長のストレスがたまりそうな仕事しか無く、三つとも僕がこなした。
その合間をみて、僕なりにAについて調べてみた。Aはその道では有名人で、情報はすぐに手に入った。彼の本職は誘拐ではなかった。むしろ、もっと酷いと言えるかもしれない。
彼は詐欺やゆすり、たかりを主な生業とし、時には借金の取り立てを代行したりもしていた。彼のせいで人生を絶たれた人間もいたようだ。
Aは本当に屑だった。死んでも喜ぶ人間しかいない程に。僕も、自分が関わった事件で死んだ人間が彼で、少し救われた。
この先彼のような人間が何人死んだ所で、僕は何も感じないだろう。

549:名無し職人
06/08/16 21:06:29
「仕事はっ?」
「それがですね、所長…今日もほら、大戦期の日本の戦闘機の…」
「……ゼロ戦?分かりにくいのよ!」
所長が事務所に帰ってきた。リカさん、チヒロさん、ケイくんも一緒に。翌週の月曜、事後報告という形でまた三人に学校帰りに事務所に来てもらったのだ。僕は事件の経過を話した。
リカさんが父親が身代金を出してくれた事を聞いて、少し親子仲がよくなったそうだ。本人は否定してたけど。
「じゃね、ツン!また遊びにくるねー。」
「事務所にきちゃだめよ。」
「固いこというなよー。助手さんにも会いたいし!」
「も、もっとだめよ!」
あはは、と笑いながらリカさんが言う。
「助手さん、お世話になりました。ツンちゃん、明日学校でね。」
とチヒロさん。最後にケイくんが僕に対して気まずそうに頭を下げてから出ていった。
皆が出ていってから、「今日も暇ねー」と言い、所長は椅子に腰掛けた。今日も何もないんだろうな。
「あっ、忘れ物してますね。」
「えっ、何を?」
「僕ちょっと行ってきます。まだ近くにいるでしょうし。」
「……そう?」
行ってらっしゃい、という所長の言葉を最後まで聞かずに、僕は事務所を飛び出した。

550:名無し職人
06/08/16 21:07:29
~~~~~~~
二人と別れて、周りには誰もいなくなった。大丈夫。またこの言葉だ。あの助手も、ツンも。刑事だって疑っているような素振りは見せなかった。当たり前だ。巻き込まれただけなんだから。
今更ながら、何百回と繰り返したシュミレーションをまたしてみる。やはり問題ない。
唯一悩みの種だったスタンガンも、足がつかないように入手することができた。万が一疑われた時のために些細な証拠も残したくなかった。でもそれも杞憂に終わるだろう。
大丈夫だ。
なんとか自分を落ち着かせる事に成功した丁度その時、後ろから声をかけられた。

「少し話をしませんか?」
~~~~~~~



551:名無し職人
06/08/16 21:08:30
その公園には僕たち以外誰もいなかった。僕は自販機で買った緑茶をベンチに座っている相手に手渡し、その隣に腰掛けた。そして僕の分、ブラックの缶コーヒーの栓を開けた。
「それでよかったですか?」
「……はい。」
口をつけたのを確認して、僕も一口飲んだ。泥水をこしたような味が口に広がった。
「誘拐のタイミングです。」
「……え?」 何のことか分からない、か。演技が上手いな。きっと、ずっとそうやって生きてきたんだ、この人は。
「なぜ犯人は土曜に誘拐したんでしょう?犯人は僕の存在に気づいていました。今までずっとリカさんの生活を観察していたのに、僕がリカさんをつけ始めた途端に誘拐する。おかしいと思いませんか?」
「そうですね。」
何も顔色が変わっていない。僕は少し寒気を感じた。
「でもね、助手さん。人の行動は必ずしも一貫性があるものではないでしょう?助手さんが尾行し始めたのを見て、犯人はあせったのかもしれない。」
「犯人は極めて知能的ですよ。その一点を除いてね。僕は理に反する事は見過ごせないたちなんです。そこで僕は考えました。僕が尾行していることで犯人に何かメリットがあったんじゃないかと。」



552:名無し職人
06/08/16 21:09:43
「そんな事を言うために追いかけてきたんですか?」
相手は僕の方を見ていない。
「もう少し聞いてください。」
僕も前を向きながら続けた。
「こんな話はいかがでしょう。仮にA以外に今回の事件で罪を犯した人間がいるとしましょう。その人物をXとします。Xはリカさんといつも一緒に行動していました。
もしXが「人につけられていないか」と言ったらリカさんはどう思うか。自分かXのどちらかがストーカーされていると考えるでしょう。もしかしたら狙いはXの方だと思ったかもしれませんね。僕も最初誤解しましたから。
しかしXと別れた後もリカさんは誰かが後をついてくる気配を感じます。リカさんは思います。「ストーカーされているのは私の方だ」と。それがXの仕業だとも知らずに。」
相手は緑茶を一口飲んだ。

553:名無し職人
06/08/16 21:11:00
「金曜、二人は身近にいて相談に乗ってくれそうな人物、所長に相談します。Xはケイくんが話に加わることも考えていたでしょう。リカさんがストーカーされていると聞いた所長は、誘拐の可能性も考える。確実に手を打ってくれます。
そして事務所にくる。Xは次の日に僕か所長の一方が二人と一緒に遊ぶか、または二重尾行するだろうと確信していた。そして二重尾行する可能性が高く、その方がより都合が良かった。二人いっぺんに気絶させるより、一人一人の方が姿を見られる危険は少ないですからね。
そしてリカさん以外に誰か一人、Xも犯人に襲われた、Xにはリカさんを連れ去る時間は無かったと証言してくれる人間が必要だった。それが僕か所長です。」
「随分回りくどい言い方をするんですね。」
怒られた。我ながらそう思うけど。じゃあ率直に言おう。
「リカさんを誘拐したのはあなたです、チヒロさん。」

554:名無し職人
06/08/16 21:12:44
間をおいて彼女は言った。
「私は、駐車場でリカちゃんを気絶させておぶって連れて行ったんですか?そんなことしたら流石に誰かに気づかれてしまいますよ。」
「車を使ったんです。」
「私は高校生ですよ?運転は……」
「高校生は免許はとれませんが、練習すれば車を運転することはできますよ。」
「……大体わたしはあなたと一緒に犯人に襲われたじゃないですか。」
「あなたは駐車場でまずリカさんを、次に僕を気絶させた。そして駐車場にあらかじめとめてあった自動車にリカさんを縛って乗せたんです。とめたのは十二時の待ち合わせの前でしょうか。
そして速見邸に行った後にその車を動かし、老人ホームまで行った。日曜の午後十時まで時間はたっぷりありましたからね。」
彼女はため息をついた。ちょっと冗長だったか。
「私が犯人と共犯だって言いたいんですよね、助手さん。それなら運転なんて犯人にしてもらえばいいでしょう。
わざわざ免許のない私が危険を犯してまで運転してリカちゃんを運ぶはずありません。自分が何を言っているのかわかっていますか?」
彼女の抗議ももっともだが、僕はとりあえず話を先に進めた。


555:名無し職人
06/08/16 21:14:27
「そして日曜、車を老人ホームにとめたあなたは電車か何かを使って帰ってきます。そして九時に事務所にくる。僕の携帯のアドレスが入ったプリペイド式の携帯を持ってね。」
「私は午後十時からずっとあなたと一緒にいましたよね。ツンちゃんとケイくんも。私があなたにメールをうつのを誰か見ましたか?」
その時、突然携帯の着メロが流れた。彼女は動じずにメールを見た。『へのへのもへじ』って内容のはずだ。彼女はクスリとも笑ってくれなかった。
「所長にアドレス聞いといたんです。僕が今メールを送った事に気づきましたか?」
僕はポケットから開いたままの携帯を取り出した。
「あの日の夜犯人が僕の携帯に送ったメールは四通。その全てを前もってうって携帯を開いたままポケットに入れておけば、僕たちに気づかれずにメールを送ることは簡単です。少し練習すれば手元を見ずにできるようになる。」
僕は携帯を閉じてポケットにしまった。彼女は微笑みながら言った。
「あなたの話はどんどんおかしくなるんですね。まるで何から何まで私一人がやったように聞こえます。」
「言いませんでしたか?リカさんを誘拐したのはあなたです。今回の事件の犯人はあなた一人だ。」

556:名無し職人
06/08/16 21:17:31
ついに彼女は声に出して笑い始めた。堪えきれなかったといった感じで。
「それじゃあ助手さん、Aって人は何にも関係ないの?偶然あの日あの場所で死んでいただけなんですか?」
「まさか。」
僕も負けずに笑って言った。ここからが本当の勝負だ。
「今回の事件はね、あなたがAを殺害するために計画したんですよ。」

彼女は相変わらず微笑んだままだ。
「助手さん、確かにあの夜私はあなたにメールを送ることはできたかもしれません。でも人を殺す事は絶対にできなかったと思いますけど。」
「身代金はいくらでもよかった。自分が運ぶことができれば。そして突き詰めると、あの夜あなたが老人ホームでするべき事は二つだけです。一つは僕にメールを送ること。もう一つは犯人が転落した時の音を僕たちに聞かせること。」
「その後者が無理だと言っているんです。」
僕は持っていたコーヒーを飲み干した。二度とこのメーカーの缶コーヒーを買うことはないだろう。
「言い方を変えましょうか。人間が高いところから落ちたと錯覚する音を立てればいいんです。本館の廊下の突き当たりの壁にはどの階にも窓がありましたね。窓の下には、少し手を伸ばせば届くくらいの所に屋根があった。」


557:名無し職人
06/08/16 21:19:00
「そこに人を用意しておくんですか?まさか私が落とすまでじっとしていてくれるとは思いませんけど。」
「それは非現実的ですね。」
「でしょう?」
彼女は急にこちらを向いて嬉しそうに言った。かわいいな。冗談ですって言って帰ろうか、って考えた。楽しんでいただけましたか?なんて。
「だからあなたは前もってAを殺しておいたんです。スタンガンで気絶させた後、窓から突き落としてね。何階の窓かは知りませんが、車の中にあったトランクを使えばあなたでも運ぶことができる。
そうすれば死亡推定時刻は分からなくなり、僕たちが音を聞いた時間がそのままAが落ちた時間になります。
そして八階の窓の下の屋根には、海に落としたら大きな音がする何かを置いておけばいい。例えば大きめの石なんかを。それならあなたが落とすまでじっとしていてくれるでしょう?」
残念なことに彼女はまた前を向き直ってしまった。

558:名無し職人
06/08/16 21:22:10
「屋根に物を置いておけば手をのばして押すのなんて一秒もかかりません。本館は暗かったし、僕たちが音を聞いた時、僕は先頭を歩いていたのでわかりませんが、あなたが最後尾だったはずです。これはケイくんに聞けば分かる。
これだけ条件が揃えばあの場の誰にも気づかれずに落とせたはずです。その何かを落とす時、プリペイド式の携帯も一緒に海に捨てたんでしょう。
そしてあなたは言った。「リカちゃんが落ちたのかも」と。これで僕たちはその音を、人が海に落ちたような音、と記憶することになる。」

相変わらず公園には誰もいなかった。彼女はあくびをかみころした。
「日時を仮定してあなたのとった行動を整理すると、まず金曜の夜、Aをあらかじめ盗んでおいた車の中に呼び出します。そしてスタンガンで気絶させ、縛りつけるかトランクに入れる。Aを乗せたままファミレスの駐車場に車をとめ、リカさんと会う。
そして速見邸から帰った後日曜の十時までの間に老人ホームに車で行きます。そこでリカさんを本館に運び込み、Aを殺した。ボートもこの時用意したのかもしれません。後は話した通りです。反論はありますか?」


559:名無し職人
06/08/16 21:23:18
「ありませんよ。」
あれ?あっけなく認めてくれたな。
「あなたが何を考えるのもあなたの自由ですから。いい気分ではありませんけどね。」
さらりと返された。というか、驚いたことに彼女は全く動揺していなかった。少なくとも僕の目にはそう見えた。
「分かってるんでしょう、助手さん。今のあなたの話は全て希望的観測に過ぎません。裏付ける証拠は何もありませんもの。大体私が人を殺すならそんなに回りくどいことしませんよ。」
「死体を隠すのはとても難しい作業です。普通にAを殺し、もし死体が発見され、他殺の線で警察が捜査を進めたら自分が容疑をかけられることがあなたには分かっていた。今回の方法ならあなたが警察に疑われる心配はまずない。」
「皮肉ですか?あなたは私を疑っているんでしょう。」
「僕なりにAについて調べてみました。警察には言えないようなつても当たって。あなたは今独り暮らしをしているんですよね。」
今日初めて、チヒロさんの表情が曇った。

560:名無し職人
06/08/16 21:26:22
「あなたの両親は昔自営業を営んでいましたね。でもAに騙されて多額の借金を背負わされた。その後お二人は交通事故にあい、借金は保険金で支払われた。その事故もAの差し金です。
日本の警察の質量共に豊富な捜査ならすぐに突き止めますよ。そして、推測ですが恐らくあなたもAに何らかの被害を受けていたんじゃありませんか?例えば肉体関係を強要されていた。」
「私はAって人なんて知らなかったけど、それが本当なら確かに私にはAを殺す動機はあったことになりますね。」
彼女の表情はすぐに元に戻った。
「それにあなたの言う犯行は私にしかできませんね。あなたとツンには私たちが相談を持ちかけたんだし、手足を縛られていたリカちゃんは論外。
ケイくんの家には誰もいなかったから、作業はできたかもしれませんけど、ケイくんには私たちをファミレスに誘導することはできなかった。
私なら独り暮らしだし、夕食をどこで食べるかも決めることができましたものね。」
チヒロさんは淡々と言葉を綴る。まるで自分を追い詰めるように。

561:名無し職人
06/08/16 21:28:15
「でも私は犯人じゃありません。それにあなたの考えにいくら筋が通っていても、Aが犯人でもなんの問題もないんですよ。むしろそっちの方が説得力があるんじゃないかしら?あなたの発想は奇抜すぎますから。」
仮にここで彼女が口を滑らしても状況証拠にしかならない。しかも、その望みはほとんどないようだ。僕は彼女と話している内に、すごく暗い気分になってきていた。
「僕は、あなたはAと頻繁に接触していたと考えています。そこであなたのマンションにAの指紋か髪の毛なんかが残っていればと思いましたが、あなたのことです。細心の注意を払って掃除したでしょうね。誘拐に用いた車の中からもあなたの痕跡は一切発見されないでしょう。
後の望みはスタンガンの入手経路位ですが、これが駄目なら完全にお手上げです。」
僕が降伏しても、彼女は少しも嬉しそうには見えなかった。
「それでは、頑張って調べてみて下さい。もうよろしいかしら?」
そう言って持っていた空き缶をかばんの中にしまい、彼女は立ち上がった。そして立ち去ろうとする彼女を僕は呼び止めた。
「待って下さい。これで最後です。」

562:名無し職人
06/08/16 21:30:00
彼女は立ち止まった。
「……まだなにか?」
勝敗は完全に決したはずなのに。不可解な顔をしながら彼女は振り返った。
「確かに物質的な証拠はない。けどこの犯行ができたのはあなただけです。」
「何故ですか?」
先に罪を認めて欲しかった。これだけは言いたくなかったからだ。
「いいですか。駐車場で襲われた時にあなたは言いましたね。後ろから襲われて振り返る間もなく気絶してしまった。犯人は一切見ていないと。そしてリカさんも事情聴取の時に同じことを言いました。これがどういう事か分かりますか?」
彼女はとても頭の回転が速い人だ。僕の言いたいこともすぐにわかってくれたようだ。その証拠に、初めて彼女にはっきりとした動揺が見てとれた。

563:名無し職人
06/08/16 21:32:23
「どちらが先に襲われたとしても、片方の人間は絶対に異常に気づくはずです。どちらも後ろを振り返らないはずはない。」
彼女のほほを一筋の汗が流れた。
「……それは、その、私の気が動転していて……」
「僕はあなたの事情聴取について警視に聞きました。あなたの供述は襲われた時と同じものだった。襲われて二日たって落ち着きを取り戻した時に、後ろを振り返った事さえ思い出せなかったんですか?」
「は、犯人は二つスタンガンをもっていて二人を一緒に……」
「何十個持っていても同じです。なんならリカさんに聞いてもいい。あの時絶対にあなたはリカさんの後ろを歩いていたはずだ。あなたは後ろからリカさんを襲ったんですからね。
そして隣同士で歩いていない限り、二人の人間に気づかれずに、同時に後ろから気絶させる事は不可能です。さあ、まだ何か思い付きますか?」

564:名無し職人
06/08/16 21:33:42
そこまで言いきってから、僕は彼女を見据えた。核心をつかれたはずなのに、彼女は全くの無表情だった。僕は彼女の言葉を待った。しばらくして、彼女はふっと微笑んだ。
「頭がいいんですね、助手さん。」
「あなた程ではありませんよ。」
彼女はすとんとベンチに腰を下ろして、言った。
「もう通報したんですか?」
「まさか。依頼でもないのになんで警察に言わなきゃならないんですか?」
「えっ?」
彼女は僕の顔をじっと見つめた。横からのぞかれると何だか照れるな。
「僕はね、あなたが何をしても構わないんですよ。誰を殺そうが知ったこっちゃない。それがAのような人間なら尚更です。」
「それならどうして推理を私に話したんですか?」
僕は彼女の顔から目を背けた。
「あなたほど聡明な女性が人を殺したんだ。余程辛かったんでしょうね。誰も信じられなくなる位に。でもそれだって僕にはどうでもいい事だ。」

565:名無し職人
06/08/16 21:35:39
彼女は黙って僕の話を聞いていた。
「勝手かもしれませんが、学生の頃の僕とあなたは似ている気がします。色々あって、昔の僕は目に映る全てのものを否定して生きていました。所長と先生、つまり所長のお父さんに、ある事件がきっかけで出会うまでは。」
鼓動が徐々に速まってきたのが分かった。
「探偵という仕事は決して自慢できるものではありません。でも先生は誇りを持ち、自分の信念に基づいて行動していました。そして二人は掛け値無しに僕の事を信頼してくれた。
恥ずかしながら僕にとって、それは産まれて初めての事だったんです。だから僕も初めて人を好きになれた。」
手に力が入り、持っていた缶が潰れた。
「所長は優秀な探偵です。でも親しい人間を相手にすると途端に盲目になってしまう。
あなたに対してもそうじゃありませんでしたか?だからあなたも安心して所長を計画に組み入れる事ができた。僕を救ってくれた、所長の無償の愛情を、あなたは殺人に利用したんだ。」
世界で最も美しいものを、世界で最も汚らわしい行為に。
「僕は絶対にあなたを許さない。」



566:名無し職人
06/08/16 21:36:33
「それだけ伝えにきたんです。」
僕は持っていた缶を近くのゴミ箱に放りなげた。ようやく夏が遠のいてきたらしく、夕方らしい涼しい風が吹いた。彼女が何を考えているか僕には分からなかった。
二人とも無言のまま、どれだけの時間が過ぎただろうか。彼女はふいに呟いた。
「一年もかけて計画したのに、まさか一週間で見破られるとは思わなかったわ。車を盗んで運転の練習するの、大変だったのに。」
そして立ち上がった。僕は尋ねた。
「どこに行くんですか?」
「警察です。」
彼女はそう答え、公園の出口に向かって歩いていった。途中で立ち止まって振り返り、微笑みながら言った。
「ツンちゃんに伝えて下さい。ごめんなさいって。」
とっさに言葉が出なかった。それほどまでに彼女の笑顔は綺麗だった。彼女に手を出したAの気持ちが僕にも少しだけ分かる気がした。一人の男を狂わせるには十分過ぎるように思えたのだ。
「はい。」
そう答えると、彼女は「ありがとう。」とだけ言い、前を向いて歩き出して、そのまま公園を後にした。僕はベンチに座ったままその後ろ姿を見送った。
「行かなくていい。」という言葉が喉まででかかったが、そんな事を言う権利は僕には無かった。


567:名無し職人
06/08/16 21:39:22
彼女が行ってしまった後も、しばらく僕はベンチに座って、考えていた。
彼女の完璧な計画のたった一つの穴。あれがなければ完全犯罪だったかもしれない。「前を歩いていたリカさんが先に襲われた。顔は見えなかったが犯人は長身の男性だった」と彼女が言っていれば。どんな人間にもミスはある。それは彼女のミスだったのか?
僕はこう考えていた。もしかしたら、彼女の唯一の誤算はケイくんの親の旅行だったんじゃないだろうか。それさえなければ、家に帰ればケイくんのアリバイは成立し、決して疑われることはない。しかし、家に誰もいないことで、ケイくんにも老人ホームでの作業が可能になる。
ここで長身の男性に襲われたと言ったらどうなっただろう。ケイくんも長身の男性だ。警察は、ほんの少しでもケイくんを疑わないと言えるだろうか。彼女はそれを恐れて、当初の計画のセリフを変更したんじゃないだろうか?
自分を犠牲にしてでも友達を守るために。
これが、僕が最後までこの切札を使う事を躊躇した理由だった。しかし、これこそ何の根拠もない、僕の希望的観測に過ぎなかった。

568:名無し職人
06/08/16 21:40:57
事務所に帰りついた時には既に辺りは薄暗かった。
「おかえり。忘れ物を届けるにしちゃ随分遅かったじゃない?」
所長が椅子に腰かけていた。別に怒っちゃいないようだ。僕は彼女の伝言を伝えるべきか悩んだ。それには彼女の殺人にも触れないといけない。いずれは分かることだろうけど。
「ちょっとこっちに来なさい、助手。」
所長が言った。やっぱり怒ってる?僕はびくびくしながら所長のそばまで歩いていった。そして、覚悟を決めて次の言葉を待っていると、急に所長が力一杯抱きついてきた。
「ちょ、ど、どうしたんですか、しょちょ……」
初めはうろたえていたが、すぐに気づいた。所長は泣いていた。僕は一番重要な所で間違っていた。
「所長、犯人がわかっていたんですね……。」
所長は答えなかったが、僕の背中に回した腕に更に力がこもった。爪を立てられて少し痛かったが、僕も所長を抱きしめた。
所長の涙を見たのは、先生が死んだ時以来だった。あれから二年たっても、僕は全然成長していないみたいだ。今度も僕は、所長を慰める言葉を何一つ思いつかなかった。ただあの時と同じように、この心優しい女の子を、二度と泣かせたくないと心から思うことしかできなかった。

569:名無し職人
06/08/16 21:53:54
設定>>518

本文>>521-568

こんなに長くなるなんて。
やっぱり載せなきゃよかった
本当に迷惑だな

570:名無し職人
06/08/16 21:59:17
まだ読んでないけど、まず乙と言っておく!
禿乙!

571:名無し職人
06/08/16 22:13:00
長編なら自分でブログ立ち上げるなりして
そこでやったほうがいいかも

572:名無し職人
06/08/16 22:27:48
別に長編でも短編でもシリアスでもエロでもいいんじゃないの
まあ基本は萌えて笑えるのがいいんだけど、
設定も自由で何でもいいってのがこのスレのいいところなんだから
面白くなければ読む人は特にレスしなかったり
自分はもっと別のを書こうと思うわけだし
いい悪いの読んだ感想はいいけど煽りはやめよう

>>569 


573:名無し職人
06/08/16 22:39:21
誰も煽ってないよ

574:名無し職人
06/08/16 22:47:01
たまにならいいけど頻繁には勘弁

575:名無し職人
06/08/16 23:38:37
>>569
なかなかいい感じですよ
たまにはこういうハードな物も良いですな~

576:名無し職人
06/08/16 23:58:11
職人殿乙です!

577:名無し職人
06/08/17 07:17:21
事件編と解決編に分けても良かったかもしれんね

乙!

578:名無し職人
06/08/17 10:59:17
ここで心機一転ネタ投下

助手「所長大事な話があります」
ツン「な、何よ…いつになく真剣ね」
助手「はい…誰にも知られたくありませんから」
ツン「だから非常階段に呼び出したのね?(い、一体何の事だろ?な、なに私ったらドキドキしてんのよ!)」
ツン「で、話ってなに?(ドキがムネムネする…まさか告白!?)」
助手「所長…実は凄く恥ずかしいんですが…」
ツン「な、何よ!ハッキリ言いなさい!(本当に告白!?な、なに私ったら期待してんのよ!)」
助手「実は…」
ツン「実は?(じれったいわね!でも助手が本気なら付き合っても良いかな…)
助手「…あの聞いてますか?」
ツン「…え?も、もちろんじゃない!早く言いなさいよ!(どうしよう顔赤いのバレちゃったのかなぁ?)」
助手「では言います。誰にも言わないで下さいね?」
ツン「分かったから早く言いなさいよ!(付き合ってこのまま非常階段で突き合って…あぁ鼻血でそう)」
助手「実はう○こ漏らしてしまいまして、拭こうと思ったら紙が無かったので所長に買って来て欲しいなと…テへ♪」

その後ツンそして聞耳を立てていた姉と妹は一週間事務所からいなくなりました。紙はもちろん助手が自分で買って自分で処理しました。めでたしめでたし

ツン「わ、私のドキドキを返してよねバカッ!!」

579:名無し職人
06/08/17 12:59:33
なんだそりゃw

580:名無し職人
06/08/17 16:22:16
間違ったツンデレ
ツンツンツンツンデレデレツンツンツンツンデレデレデレデレッデー

ちゃんとしたツンデレ
ツンツンデツンデツンデツンツンデレツンデツンデツンツンデレ

581:名無し職人
06/08/17 19:37:23
シリアス読んで切なくなってから笑わして頂きました
ありがとうございました

582:名無し職人
06/08/17 22:49:02
>>578
ズコー(AA略
心機一転すぎるわ!wwww



583:名無し職人
06/08/18 03:00:21
事件を解決したのは、助手ではなく(珍しく)ツン探偵だった。
ツン「さぁ、私を称賛しなさい。ひざまずいてもかまわないわよ」
助手「そんな、自分で言わなくても、誉めますよ。今回の推理は素晴らしかったですから」
ツン「・・・じゃあ、ご褒美、ちょうだい」
助手「いいですけど、その前に教えて下さい。どうして誘拐犯が被害者の恋人だと見破ったんですか?」
ツン「簡単よ。被害者の女子高生は、夜中に近所のコンビニへ買い物に行く、といって、出掛けた」
助手「はい」
ツン「そして、それから30分後に、身代金要求の電話がなった、と」
助手「はい」
ツン「で、コンビニの防犯カメラに、被害者の姿が残されてたわよね」
助手「はい」
ツン「その時の女子高生の格好が、夜中にコンビニへ行くだけにしては、少し気合いが入りすぎてたんだよね」
助手「あぁ、なるほど」
ツン「コンビニに行くと親には言って、こっそりと恋人と落ち合う。ありがちな話じゃない」
助手「手ぶらで帰れば親に疑われるので、一応、買い物を先にすましてたんですね」
ツン「そう、そして、待ち合わせ先の公園で、恋人が誘拐犯に豹変したの」
助手「・・・でも、その推理だと、恋人に会いに行く途中に、赤の他人に誘拐されてた可能性もあるんじゃないですか?」
ツン「うっ、うるさいわねぇ。解決したんだから、別にいいじゃない。それよりも、ご褒美、ご褒美」
助手「はい、はい。それじゃ、恋人に会いに行く時に着れるような、素敵な洋服を買ってあげますよ」
ツン「・・・恋人いないの知ってるくせに。まぁ、好きな人に会う時にでも着ようかな」
それから、一週間後。朝からツンは、ドキドキしていた。
今日は、助手からプレゼントされた服を着て・・・出勤してみよう。
助手「先生、おはようごさいます。あれっ?その服を着てるって事は・・・もしかして・・・」
ツン「な、なによ」
助手「仕事帰りに好きな人に会いに行くつもりなんですね。隅に置けないなぁ」
ツン「・・・」
バカ・・・もう、会っているのに・・・。
(珍しく)せつないため息をつく、ツン探偵でした。

584:名無し職人
06/08/18 15:34:50
ふんわかツンデレwww
乙です

585:名無し職人
06/08/18 19:06:38
職人さん乙です

586:名無し職人
06/08/19 04:54:00
しょーもないネタ思い付いたので投下
ツン「…うっ!!」
助手「大丈夫ですか所長!!」
ツン「た、助けに来なくてもこんな奴余裕よ!」
助手「無理はしないで下さい!」
ツン「カ、カカロット…」

587:名無し職人
06/08/19 23:19:17
ツン「今日も暑いわね~」
助手「本当ですね」
ツ「で、どうしてあたし達はあいかわらずこんなサウナ状態の所にいる訳?」
助「しょうがないじゃないですか…エアコンは修理中ですし、いつ依頼が来るか分からないですからねぇ…」
ツ「何そのコピペしたような言い訳?」
助「で、でも>>508とか>>569の長編とか...>>578>>583の小ネタとか>>586とかあったじゃないですか」
ツ「うん、確かにそれぞれ味があって面白かったけど...って、話をそらすな!」
姉「あら、どうしたの?こんな暑い部屋に二人だけで?」
ツ「ここのスレ住人がもう八月後半だっていうのに誰も泳ぎに行く話を書かないから仕方なくここにいるの!」
助「まるでコピペした様なやり取りですね...」
姉「仕方がないわ。だってこれ書いているの>>498ですもの」
ツ「だったら今すぐ書きなさい!このばか>>498ッ!」
助「そうだ!そうだ!ネタを考えてから書けーっ!」
姉「中の人は今、明日の『○○○ー○ェ○○ィ○○』の準備で浮き足立っているから無理ね」
ツ「結局使えないのね。ったく」
助「やっぱりダメ人間ですね」

つー訳で、再度お願いどなたか泳ぎに行く話を書いてください...orz


588:名無し職人
06/08/20 00:06:52
ツン「ねぇ海に行きたい」
助手「その前に所長泳げないじゃないですか」
ツン「うぅ~…」
助手「浮き輪楽しいですか?w」
ツン「…何か悔しい!助手に命令!私を泳げるようにしなさい!」
助手「僕が教えたらきっと溺れますよ?」
ツン「どういう事?」
助手「僕と言う名の海に溺れますよ?」
ツン「なっ(///)」

ちなみにこれは俺と彼女のやりとりを少し変えたものです。キモいとか言わないで

589:名無し職人
06/08/20 00:14:59
>>588
きめえええええええええええええええええええええええええええwwwwwwww

590:名無し職人
06/08/20 00:15:48
きもい

591:名無し職人
06/08/20 00:16:21
>>588
あまーい!

592:名無し職人
06/08/20 00:16:51
\_  __    /
 ̄\_ _|_ /|
   ̄\   |_   |


593:名無し職人
06/08/20 00:17:36
創作板行けやキモいんだよ!!!

594:名無し職人
06/08/20 00:17:50
ツンデレ\(^o^)/始まったな

595:名無し職人
06/08/20 00:18:08
板違い糞スレageんなカス

てかおまえらそろそろいいかげん創作板に移れよ

596:名無し職人
06/08/20 00:20:08
言っとくけど俺の4つのレスは突っ込みで悪気なんか無いからもっと書いてくださいw
でも



























最後の一行が
やっぱりきめええええええええええええええええええええええええええwwwwwwwwwwwwwwwwwww

597:名無し職人
06/08/20 00:21:28
これは名誉挽回、汚名返上の泳ぎ話を書かないといけないな

598:名無し職人
06/08/20 00:22:23
>>588
通報しました

599:名無し職人
06/08/20 00:23:20
>>588
タイ━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━ホ!!!

600:名無し職人
06/08/20 00:23:52
>>596
そうやって丸め込めると思ってるのか?
マジで他板いけよ

601:名無し職人
06/08/20 00:24:03
ツンデレ最高wwwwwww

602:名無し職人
06/08/20 00:26:10
俺もツンデレと付き合いてえよ・・・orz

603:名無し職人
06/08/20 00:27:17
ネタスレ会議というスレで、あなた方のこのスレが話題にあがっています

そのスレであなた方のことがボロクソ言われているので、配慮してスレ誘導はしませんが、見てみたいのなら自分で探して見てください
そして自分達が板違いということに早く気付き、次スレなり新スレを、より適した板に立てることを推薦します。
それであなた方が困ることは何もないでしょうし、むしろ職人も増え、このスレの質も向上することでしょう。

604:名無し職人
06/08/20 00:31:11
ツンデレってやっぱ人気あるんだなwwwww

605:名無し職人
06/08/20 00:32:48
vipでやれ



いやマジで

606:名無し職人
06/08/20 00:35:08
>>588
ZIPでくれ

607:名無し職人
06/08/20 00:36:09
コレだけ盛り上がるとは・・・www
>>588の才能なのか・・・釣りなのか・・・

608:名無し職人
06/08/20 00:37:10
じゃあ次スレは創作板に

609:名無し職人
06/08/20 00:41:36
じゃあ創作は創作で笑板は笑板で頑張っていこう!
>>608立ててな!
お互いの交流もできるし!
俺は笑板ツンデレ盛り上げるよ!
お前ら最高!

610:名無し職人
06/08/20 00:41:55
>>607
自演です

611:名無し職人
06/08/20 00:42:16
>>588の人気に嫉妬

612:名無し職人
06/08/20 00:51:39
>>609 携帯だからかしんないけど、立てられなかった

613:名無し職人
06/08/20 01:09:58
六割オナニー、二割自演称賛、二割馴れ合いのスレはここですか?
ああ、確かにここですね

614:名無し職人
06/08/20 01:20:02
気に入らないんなら埋めれば?

615:名無し職人
06/08/20 01:21:37
何人が嫌ってんだ?

616:名無し職人
06/08/20 01:21:52
>>614
初心者板の現状

617:名無し職人
06/08/20 01:22:33
一人10レスもすれば埋まるだろ?

618:名無し職人
06/08/20 01:23:36
ここを嫌ってる奴40人はいるだろ?

619:名無し職人
06/08/20 01:24:16
>>615藁板全体
規模自体はこんなものだ

620:名無し職人
06/08/20 01:24:43
ごちゃごちゃ言ってないで埋めなさいよ

621:名無し職人
06/08/20 01:26:13
まあ埋まっても次スレができるだけだし
てかどうせ埋まらねえしwww

622:名無し職人
06/08/20 01:26:20
このスレが叩かれてるところなんて、見てらんないんだから ///

623:名無し職人
06/08/20 01:30:05
灰色の単細胞

624:名無し職人
06/08/20 01:30:51
金田一ツンデレ

625:名無し職人
06/08/20 01:32:29
明智別にアンタの為吾郎

626:名無し職人
06/08/20 01:33:48
明日の午後、私が創作板に新スレを立てます。それでおk

627:名無し職人
06/08/20 01:34:02
時刻表なんて見てらんないのよ!殺人事件

628:名無し職人
06/08/20 01:35:35
温泉街のけむりに消えたわけじゃないんだからね殺人事件

629:名無し職人
06/08/20 01:37:00
多重人格の謎を萌え!

630:名無し職人
06/08/20 01:40:30
完全犯罪!最後は犯人が双子でしたトリック殺人事件

631:名無し職人
06/08/20 01:42:29
出所した双子のツン&デレが探偵になるストーリー

632:名無し職人
06/08/20 01:46:45
借金を内職のツンデレで返す母娘に襲い掛かる悲劇!!

633:名無し職人
06/08/20 01:47:37
浅見ミツンデレ彦

634:名無し職人
06/08/20 01:51:31
ボンクラ警部「またキミかね~」

635:名無し職人
06/08/20 01:53:41
トンヌラ巡査「警部にバレたら始末書じゃ済みませんよ~」

636:名無し職人
06/08/20 01:55:12
テンプラ料理長「そんな客は来てないね~」

637:名無し職人
06/08/20 01:57:03
センブラねらー「ageとか気にならないよ」

638:名無し職人
06/08/20 01:58:49
アンディ書記長「書類はドコにあるんだい?」

639:名無し職人
06/08/20 01:59:01
【チンコのレス】

〓〓〓〓〓
 |〓|
 |〓|
 |〓|
 (⌒⌒)
  \/
  〓
 【チンコお守りレス】このお守りを見たあなたは超超超幸せ者!
2週間以内に必ず彼氏・彼女が出来るよ!
すでにいる人は超~ラブラブ みんなが幸せになりますように…
そのかわりこのコピペを1時間以内に、5つ別のスレに貼り付けてね・・
でないと、あなたはインポや性病になります。


640:名無し職人
06/08/20 02:00:23
断る

641:名無し職人
06/08/20 02:09:05
チンコの脅迫状なんか興味ないんだからね!

642:名無し職人
06/08/20 02:09:56
ネ・・・ネタが尽きてきたわけじゃないんだからね!

643:名無し職人
06/08/20 02:23:05
ガンバレ応援団長「頑張れ」

644:名無し職人
06/08/20 02:24:59
オンドレ構成員「俺がやったって証拠でもあんのかよー」

645:名無し職人
06/08/20 02:26:40
カンテレ局長「その時間はハチエモンと飲んでました」

646:名無し職人
06/08/20 02:27:44
マケレレ「ボール蹴りまーす」

647:名無し職人
06/08/20 02:30:36
ボンゴレ船長「今年はアサリの当たり年」

648:名無し職人
06/08/20 02:31:42
ツンデレ「全く事件が見えてこないな」

649:名無し職人
06/08/20 02:33:44
ミスターハヤブサ「拙者、影に生きるものでゴザル」

650:名無し職人
06/08/20 02:34:31
デレデレ隊員「隊長!」

651:名無し職人
06/08/20 02:34:53
ダンマリ人間国宝「帰ってくれ」

652:名無し職人
06/08/20 02:36:28
ロンパリ放送作家「事件なんか知らねえよバカヤローコノヤロー」

653:名無し職人
06/08/20 02:37:28
トンガリ「そりゃないよブタゴリラ~」

654:名無し職人
06/08/20 02:38:55
ツンデレ「だんだん事件から離れて行ってる気がする・・・」

655:名無し職人
06/08/20 02:41:08
パリコレ林マヤ「すごいビキニだね~ツン、ツン」

656:名無し職人
06/08/20 02:44:38
名探偵ボンジョビ「動くなー!レーイユァハァーンズォーンミー」

657:名無し職人
06/08/20 02:47:33
イレズミ公務員「そう!そこだ!」

658:名無し職人
06/08/20 02:48:36
キントレ東山「森さんの死因は老衰ではないと?」

659:名無し職人
06/08/20 02:51:05
トレトレ浪速のモーツァルト「この事件はハッキリ言うて下品やね」

660:名無し職人
06/08/20 02:52:44
クツズレ自営業「昨日買ったばっかりなんです」

661:名無し職人
06/08/20 02:55:10
ツンデレ「ツンデレ無視の方向で楽しんでんじゃないわよ!」

662:名無し職人
06/08/20 02:56:01
バンプレストの新作「またロボット」

663:名無し職人
06/08/20 02:56:50
ツンデレ「事件すら無視かよ!」

664:名無し職人
06/08/20 02:58:48
トンヌラ巡査「警部にバレたら始末書じゃ済みませんよ!」

665:名無し職人
06/08/20 03:00:48
ツンデレ「またお前かよ!」

666:名無し職人
06/08/20 03:01:41
ボンクラ警部「またキミかね!」

667:名無し職人
06/08/20 03:02:35
ツンデレ「真面目にやってよね!」

668:名無し職人
06/08/20 03:04:22
助手「凶器は納豆です!」

669:名無し職人
06/08/20 03:08:31
ツンデレ「そーか、この糸で首を絞めて・・・ってバカ!」

670:名無し職人
06/08/20 03:11:08
助手「さすが所長、納豆だけにネバネバしたノリツッコミですね!」

671:名無し職人
06/08/20 03:13:43
ツンデレ「なんか>>588に『ノリ突っ込みっすかw』って笑われてる気がするけど関係無いわ!」

672:名無し職人
06/08/20 03:14:19
イレズミ公務員「お...俺は関係ないぜ!」

673:名無し職人
06/08/20 03:15:16
トンヌラ巡査「ノリ突っ込みっすかw」

674:名無し職人
06/08/20 03:16:18
ツンデレ「お前かー!」

675:名無し職人
06/08/20 03:19:32
助手「さらに自分で振ってボケを呼び込んでからのツッコミなんて高等テクを…
もはや神の領域に達していますね、所長!」

676:名無し職人
06/08/20 03:20:11
ツンデレ「イレズミ公務員とかクールビズできませんから!もっと地球にやさしく!」

677:名無し職人
06/08/20 03:22:27
ツンデレ「じゃあアタシはもう寝るけど、事件について調べといてよね!」

678:名無し職人
06/08/20 03:28:13
クーデレ「私には関係ないわ。」

679:名無し職人
06/08/20 03:28:43
ヨイドレ犯人「はーい!」

680:名無し職人
06/08/20 03:32:04
1から読んだけど勃起が収まらない
ありがとう

681:名無し職人
06/08/20 03:32:15
マケレレ「ボール蹴りました」

682:名無し職人
06/08/20 03:32:59
クーデレ「死ねばいいのに」

683:名無し職人
06/08/20 03:34:30
収まらない勃起のボールを蹴るマケレレ

684:名無し職人
06/08/20 03:37:48
なるほど

685:名無し職人
06/08/20 07:09:28
>>680 そうか。じゃあ死ね

686:名無し職人
06/08/20 07:10:17
ば、バーローなんだから

687:名無し職人
06/08/20 18:55:23
あらしは去ったようだ。
定期的にこういうのはくるから気にしないように。

688:名無し職人
06/08/20 18:56:43
これは588のツンデレの才能というよりも釣りの才能だなwwwww
これから588は宣伝係なw

689:名無し職人
06/08/20 20:33:23
笑板的には、板違いなスレこそ荒らしみたいなものだけどな

690:名無し職人
06/08/20 20:44:49
笑板に限らず他の板でもそんなスレは山ほどある

691:名無し職人
06/08/20 22:47:40
ツンさんが好きです!

でも

デレさんがもっと好きです!

692:名無し職人
06/08/21 01:38:56
俺は誰がなんと言おうとツンデレ蛾好きだああああああああ

693:名無し職人
06/08/21 02:16:08
>>687 板違いですよ
そちらは板を荒らしているんですが…

694:名無し職人
06/08/21 04:05:07
板嵐のスレなんかもっといっぱいあんじゃねえか
ここは笑いも入れてるだけ他よりよっぽど藁板スレらしいわ
このスレが板荒らしだって荒らすやつって矛盾してねえか?


695:名無し職人
06/08/21 04:07:09
荒らしはスルーでよろしく

696:名無し職人
06/08/21 05:14:04
そんなことより助手
いつになったら海に連れてってくれるのよ!
もう夏も終わりなんだからね!

697:名無し職人
06/08/21 05:51:24
キモヲタage

698:名無し職人
06/08/21 05:54:33
板違い糞スレageんなカス

699:名無し職人
06/08/21 16:21:56
588を書いた者なんだが…俺のせいで荒れてしまったようですまん
もう書き込まないでROMってるよ

700:名無し職人
06/08/21 18:25:06
削除依頼出した

701:名無し職人
06/08/21 18:29:58
>>699
ぜんぜ~んそんなことないよ
参加してよ

702:名無し職人
06/08/21 18:37:19
断る

703:名無し職人
06/08/21 19:00:45
ちょっと!ウダウダ言ってないで少しは書いたらどうなの!?

704:名無し職人
06/08/21 20:47:18
助手「しょちょ~う、仕事の依頼来ないですね。」
ツン「うちは宣伝なんかしてないんだから、しかたないでしょ。それよりもあんた、何本アイス食べるつもりよ。」
助手「クーラーも扇風機も無いんだからこれ位良いじゃないですかぁ。」
ツン「あなた。私が扇風機も買えない貧乏だって言いたいのぉ?」
助手「そっ、そういう意味で言った訳じゃありませんよ。ただぁ、」
ツン「ただ?」
助手「やっぱり言うのやめときます。」
ツン「何よ、言いなさいよぉ。」
助手「今月の売り上げ、全部水着に使うのはどうかと思うんですけど。」

705:名無し職人
06/08/21 20:49:14
ツン「なっ、何であんた知ってるのよ。分かった。あなた尾行してたのね、ずっと私を監視してたのね。」
助手「ハァー。僕もそこまで暇人じゃ無いですよ。これ、落ちてました。」
手渡した先には一枚のレシートが。
ツン「こ、これはその、えぇっと……」
助手「遊びにでも行くつもりだったんですか?」
ツン「ちっ、違うわよ。言っておくけど、これは私用に買ったん訳じゃないんだからね。水着はちゃんと仕事に使うんだから。」
助手(所長、完全に開き直ってるよ(-_-;)。)
助手「わかりました。でもこの年になって浮輪はないんじゃないですか?

706:名無し職人
06/08/21 20:51:59
ツン「うっ、それはぁ……」
助手「しょうがないなぁ。所長、今からプール行きましょう。」
ツン「え!?」
助手「僕が泳ぎ方を教えてあげますよ。」
ツン「でも、」
助手「ほらほら早く!!」
ツン「わっ分かった、行くわよ。ただし条件があります。『私がちゃんと泳げるようになるまで絶対に手を放さないこと!!』これは所長命令です。」
助手「……」(*゚_゚*)
ツンの発言に少し顔を赤くする助手。その顔を見て微笑しつつ、さらにツンはもう一言。
ツン「ほら、早く行くわよ!!」
そう言って、助手の手を取るツン。
助手「えっ?」

707:名無し職人
06/08/21 20:54:21
ツン「ぶり」
助手「ぶりぶり」
ツン「くん」
助手「くんくん」
ツン「パ」
助手「パッパク!」
ツン「ごちそうさまなんて言わないんだからね!」
助手「大変おいしゅうございました」

708:名無し職人
06/08/21 20:55:13
ツン「言ったでしょ?私が泳げるようになるまで手を放しちゃダメだって!!」
助手「ハイ!」


彼等の夏はまだまだ終わらない。

709:名無し職人
06/08/21 20:55:42
>>707WWWWWWWWW

710:名無し職人
06/08/21 20:56:04
>>706
続き続き!

みんな乙!

711:名無し職人
06/08/21 21:03:00
>>704から書いてみたけど、やっぱ俺文才無いな。他と比べたら全然見劣りするし。今後ROMに徹します。板汚してスマン。

712:名無し職人
06/08/21 21:40:06
>>711
とりあえず乙ね
落ち込んでる暇があったら早く続きを書きなさいよ!
べっ、別にその先が気になって催促してる訳じゃないからねっ!




713:名無し職人
06/08/21 21:40:23
「ROMに徹します」っていってる奴って
偽者の荒らしじゃねえの?
本物だったらもっと書いて板ごと盛り上げろよ

714:名無し職人
06/08/22 00:08:01
助「おそいなー」
 俺と所長は今、海に来ている。所長が言うにはここは穴場らしい。確かに人は少なく見通しはきく。だが、混雑した海も乙なもんじゃないか?とか何とか思っているうちに所長がやってきた
ツン「・・・お待たせ」
助「まったく遅い・・・ですよ」
 なんつーモノを着てますか、所長さん
ツン「・・・何」
助「い、いや・・・何と言うか・・・結構凄いの着るんですね」
ツン「・・・」
 あ、赤くなった。流石に赤ビキニは恥ずかしかったのか
ツン「・・・じょ、助手は・・・こう言うの・・・どう?」
助「い、いや、好きだけれどもちなみにはもっとこうなんつーの?」
ツン「・・・何?」
 あ、所長がすっごい睨んでる。この状態で【所長にはスク水の方が似合う】とか言ったら・・・どう言う反応するだろう、やってみよう
ツン「・・・助手?」
助「あぁ~似合ってるには似合ってるがやっぱり所長にはスク水が一番似合うかと」
ツン「っ!・・・えぅ」
 えっ・・・ちょ・・・
ツン「・・・えぐっ・・・ひっぐ」
助「じょ、冗談です」
ツン「恥ずかしかったのに・・・ひっく・・・助手が喜んでくれるかなと・・・あぅ・・・思ったのに・・・ふぇぇ」

(省略されました 続きを読むには他の職人のツンデレパワーが必要です)

715:名無し職人
06/08/22 01:28:11
ツッフル!ツッフル!

716:名無し職人
06/08/22 03:51:22
もっとツンデレをwww

717:名無し職人
06/08/22 18:39:01
ツンデレの彼女が欲しいです!><

718:名無し職人
06/08/22 22:50:33
みんな、>>714にパワーを分けてくれ!

719:名無し職人
06/08/22 22:59:02
ツンデレかわいいよツンデレ

720:名無し職人
06/08/22 23:08:43
ねこじゃらし使用時のツンネコの台詞

1回目「…お前 私をただの猫だと思ってるだろ?」
2回目「・・・だからそんなものみせつけられても困る。」
3回目「馬鹿にするな!そんなもので誰が喜ぶものか!」
4回目「しつこい奴だな お前も。そんな草・・・突きつけられても・・・」
5回目「・・・・・・・・・・・・。 な 何でもないぞ!」
6回目「くっ・・・そ そんなもので・・・ 人間と た 戯れるなどっ・・・!」


721:名無し職人
06/08/22 23:14:39
先週の日曜コンビニでアイスを買いあさってたら
普段ひとの顔見りゃ 「大学出てフリーターなんかしてるんじゃ無いわよ。」とか
「オタクっぽいからチェックのシャツは止めなさいよ。」
とか悪態をつく近所の女子中学生に見つかった、
「昼真っからアイスを自分で買うなんてもう男失格ね、なにが楽しくて生きてるの?」とか言われるも
「お前こそカリカリして脳に糖分が回ってないんじゃないか?」
年上の余裕を見せて切り替えし半分やるから家に来るよう誘ってみるとあっさりついて来た、
たたみに座らせ部屋の冷房をガンガンに利かせてこっそりブランデーを垂らしたコーラを飲ませ
顔が真っ赤になった所を背後から抱きしめるとほとんど抵抗せずアッサリ押し倒せた
セクースの後「別に高校に上がる前に処女捨てたかったからやらせてあげただけからね!」
とか「いい気になって彼氏面しないでねっ!」とか言われた。


722:名無し職人
06/08/22 23:40:23
そっそれ…なんて…性犯、罪…?
くやしい……ビクビクッ

723:名無し職人
06/08/22 23:47:52
ブランデーさえ、ブランデーさえ効いてなければ…
こんな奴なんかに…くやしい…!   ぶるぶる

724:名無し職人
06/08/23 05:16:08
同じ部活のブッサイクな女子が「ツンデレならモテる!」と勘違いしたらしく、
こないだあたりからツンデレにモードチェンジしています。
お目当ての男子の所へタオルを渡しに行き、
「べ、別にアンタのためじゃないんだからね!」とかほざいて
「は?タオルならマネ(マネージャー)から貰うからいいよ」って断られて泣きそうになってた。

725:名無し職人
06/08/24 07:45:16
女性誌にツンデレ特集
URLリンク(dokuo-ha-hitori.dyndns.tv)

これはひどい・・・

726:名無し職人
06/08/24 07:53:38
「これ使えば」 ボソッ wwwwwwwwwwwww

727:名無し職人
06/08/24 07:56:57
>>724と同じ目に合うからやめとけよ女共www

728:名無し職人
06/08/24 11:14:02
>>725
何だこの偏見は…たまげたなあ。

729:名無し職人
06/08/24 11:53:05
ツンデレを実生活に求めるのは難しい気がする

ヨソでは「何よバカうっさいわねー」とか言っといて
二人きりのときにはゴロゴロなついてこられても
「なんだこの二重人格女」て思いそうだ

730:名無し職人
06/08/24 20:41:55
ツンデレってやっぱ自分の気持ちに正直になれないような不器用さが欲しい。
単に形だけ真似ても困る。

731:名無し職人
06/08/24 22:31:05
正直、ツンデレがリアルにいても
最初のツンで性格悪い女だと思い
近付かないと思う。

732:名無し職人
06/08/24 23:22:59
そうだよ
男と二人っきりになればデレデレするのは当然のこと
リアルで言えば普通に高飛車とか気の強い女がツンなわけで
性格悪いなあって思われるだけ
現実にツンデレはかなり難しいと思う

733:名無し職人
06/08/25 02:02:10
ジャンルかわっちゃうけど、現実で居てほしいのは素直クールだよ俺は。




でもやっぱりツンデレがいいんだけど・・・

734:名無し職人
06/08/25 03:14:35
アニメとかマンガのツンデレとつきあいたいよお

735:名無し職人
06/08/25 06:12:16
俺もつきあいたいよお

736:名無し職人
06/08/25 11:47:30
見事な推理で犯人を追い詰めたツン探。
しかし逆上した犯人に物理的に追い詰められてしまう。
いかなIQ200の天才少女といえど、少女であることに変わりない。
その肉体は脆弱であり、その肉体ゆえに彼女は狩られる側なのだ。
「10人も11人も同じだ」
連続レイプ殺人犯は隠し持っていたナイフを抜く。
その凶暴な煌めきにツン探は竦みあがった。
「ヤられてから殺されるのと、殺されてからヤられるの、どっちがいい?」
俺は同時進行が好きなんだが、と付け足した。あまりにもおぞましい笑みで。
「助けて…!」
思わず口にしていたのは、彼の名前。祈りが天に届いたのか。
乾いた破裂音。立て続けに三回。
レイプ魔の身体が、どう、と倒れる。それきり動かない。
「大丈夫ですか!」
拳銃を手に駆け寄ってきた助手の胸に、ツン探は泣きながら飛び込んだ。
その胸を、拳で殴りつける。何度も何度も。泣きじゃくりながら。
遅い。バカ。危ないところだったじゃない。あたしの護衛があんたの仕事でしょ。バカ。遅いのよ。
嗚咽にまぎれてその声は聞き取れない。
助手はただ、ツン探の身体を、震える少女の華奢な身体を強く抱きしめた。
「ごめんなさい。これからはずっと、そばを離れませんから」
「約束、したからね…」
助手の胸に顔を押しつけて、ツン探はただ静かに、すすり泣くのだった。

737:名無し職人
06/08/25 11:54:44
いいよwww
これはいいよwwwww
発砲するのはやりすぎだと思ったけど
いいよw
乙です

738:名無し職人
06/08/25 11:56:02
職人の皆さん
夏の話が書けるのもあと少しですよ
悔いの無いように頑張ってください

739:名無し職人
06/08/25 15:10:10
ツンだくデレぬきで!

740:名無し職人
06/08/25 15:18:42
「殺し、ちゃったの…?」
ようやく落ち着きを取り戻したツン探が、おずおずとそう訊く。
「いいえ、気を失っているだけです。非致死性のゴム弾ですから」
背後から3発。正確無比に人体の急所を狙えば、ゴム弾といえど気を失わせるには充分な威力がある。
「所長、いつも言ってるじゃないですか。死は贖罪にならないって」
ツン探は嬉しかった。顔が赤くなるのを感じて、照れ隠しにこう言った。
「運動オンチのくせに、射撃だけは上手いのね。のび太みたい」
言ってしまってから、ああわたしはなんて素直じゃないんだろう、とツン探は思う。
「じゃあ所長はジャイア………ドラえもんですかね。なんでもできるから」
「もう!なんでしずかちゃんじゃないのよっ」
優しく笑う助手の胸に、ツン探はもう一度顔をうずめる。
目を白黒させている助手の耳には、ごめんね、というかすかな呟きは届かなかった。
「大丈夫かね~!」
盆倉警部たちがようやく助けに来て、実に四十八時間ぶりにツン探は真夏の太陽を仰ぐ。
忌々しいはずの輝きが、今は懐かしく思える。
急に吹き抜けた涼やかな風。ツン探は髪を押さえながら、夏が終わろうとしているのを感じた。
隣に立ち、やはり太陽を眩しげ見上げている助手を眺めて、ツン探は今年はまだ海に行っていないことを思い出した。
わたしから、誘おう。
包装も開けないままクローゼットの奥に仕舞い込んだ、夏の初めに買った水着に思いをはせ、ツン探は決心するのだった。
気持ちを、打ち明けるんだ。この夏が終わる、その前に。


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