06/07/22 15:50:36
助手「所長?」
ツン「…」
助手「所長さん?」
ツン「…」
助手「聞こえてますか?」
ツン「…」
助手「しょぉぉぉぉぉちょぉぉぉぉぉねぇ?」
ツン「うるさいわね!考え事してる最中なの!」
助手「僕の事を考えてたんですか?w」
ツン「当たり前じゃない!他に何があるのよ!?」
助手「Σ(゚∀゚)!?」
ツン「Σ(゚Д゚)!?」
助手&ツン「( ゚д゚ )」
姉&妹「こっちみないでよ!」
251:名無し職人
06/07/22 15:54:08
↑つづきがあると考えてよろしいか!?
252:名無し職人
06/07/22 16:01:30
↓誰か続けてくれ
253:名無し職人
06/07/22 16:23:18
ツン「ぜぜぜぜぜぜ前言撤回!アンタのことなんか考えてるわけないじゃない!」
姉「じゃあ、ほかにどんなこと考えるの?」
ツン「・・・・・・(指折り数え中)・・・」
妹「・・・・・・・・・・・」
助手「・・・・・・・・・・・・・・・ない・・・・・・・・・・・・あ、あるに決まってるじゃないの!」
助手「(貴方、探偵ですか?)」
姉「(初心ねえ)」
妹「(今、『ない』って言ったよね!?)」
254:名無し職人
06/07/22 16:24:07
ミス・修正版
ツン「ぜぜぜぜぜぜ前言撤回!アンタのことなんか考えてるわけないじゃない!」
姉「じゃあ、ほかにどんなこと考えるの?」
ツン「・・・・・・(指折り数え中)・・・」
妹「・・・・・・・・・・・」
ツン「・・・・・・・・・・・・・・・ない・・・・・・・・・・・・あ、あるに決まってるじゃないの!」
助手「(貴方、探偵ですか?)」
姉「(初心ねえ)」
妹「(今、『ない』って言ったよね!?)」
255:名無し職人
06/07/22 16:35:01
ええいッ先を越されたわ!
つながるかッ?・・・つながらんか。
でも投下。
姉「もぅ、見てるこっちが恥ずかしいわよ。ねぇ?」
妹「兄さん・・・はっきり言って妬けます」
ツ「ちちちちち違うわよッ今のは嘘!冗談!!」
助「そうなんですか?ちょっと嬉しかったのに・・・」
ツ「え!・・・や、その、今のは・・・」
助「ですよね・・・所長が僕なんかを・・・ああ、期待した僕が馬鹿でしたッ」
ツ「違うの違うの!嘘じゃなくって・・・今のは・・・」
助「今のは?なんです?」
ツ「うぅ・・・」
姉「何かしら?アタシも聞きたいわね、んふふ」
妹「私も是非」
ツ「あ、あんたの・・・」
助「僕の・・・?」
姉「彼の・・・?」
妹「兄の・・・?」
256:255
06/07/22 16:35:53
ツ「きゅッ給料を上げてやろうかと考えてたのよッ!」
助「そうきたか・・・orz」
姉&妹「・・・チッ」
ツ「さ、最近がんばってたしッ?ちょっとぐらいならいいかなー・・・なんて」
姉「わが妹ながら情けない・・・」
妹「正直、期待ハズレです」
助「所長?」
ツ「何よッ」
助「それは・・・まぁ、ありがたいんですけど」
ツ「何か不満!?」
助「別の言葉が聞きたかったかなー、なんて」
ツ「バカね何言ってんのよ。フンだ。・・・待ってるんだから」
助「え?」
ツ「うっさい!なんでもないわよッ
(ずっと待ってるからね、あんたから言ってくれるのを)」
257:名無し職人
06/07/22 16:52:57
妹「その給料なんだけど・・・ほら、帳簿見てもらえます?」
ツン「え・・・?ギャー!なにこれ!赤も赤、大赤字じゃない!どうして!?」
妹「原因は多々あると思いますけど・・・仕事ほっぽりだして海に遊びに行ったり」
ツン「うぐ」
妹「なんかよく分からない出費があったり」
助手「ぐえ」
妹「気がついたら居候が増えてたり」
姉「あう」
妹「なるべくして赤字になったとしか・・・」
ツン「・・・そうよね。私は探偵だものね!パパみたいな探偵の血をひいてるのよ(orz)!だから頑張らなきゃ!」
助手「所長さん!」
ツン「助手!私のコート!」
助手「はい!」
ツン「変装セット!」
助手「はい!」
ツン「写真入れ!」
助手「誰のですか?」
ツン「そんなこと聞くなバカ!」
妹&姉「(あちゃ~・・・)」
258:名無し職人
06/07/22 17:16:46
俺の思い付きからここまで派生するとは…続けてくれた人GJ!
259:名無し職人
06/07/22 17:18:14
助手「では、僕も行ってきますかな」
ツン「そう?なら早く行きましょ!」
助手「いえ、今回は上から依頼が来てるんで、そっち行かせてもらいます」
ツン「あら、そう?っていうか上って誰よ」
助手「いや・・・それは言えないな・・・その箱取ってもらえる?」
妹「はい、兄さん。チェックする?」
助手「ああ・・・お、アキュラシーインターナショナルシリーズの新型か。有効射程距離は1400か・・・よくあの石頭大佐がこんなの支給したね」
妹「逆に言うと、これだけで精一杯だったんだって・・・あと、兄さんのS&Wも銃身が完全にねじ切れちゃったから、もう使い物にならない、って」
ツン&姉「(あんぐり)」
助手「そっか・・・で、これが代わり?」
妹「そう。ブローニング・ハイパワー。古今東西でも、傑作の一つに挙げられる名作よ」
助手「ふむ・・・悪くない。グリップはS&Wと同じ奴を?」
妹「ええ、壊れたのと同じグリップをつけたわ」
助手「Masterpiece!最高だ。ん、銃身に文字が彫ってある・・・ふふ、なるほど、最高の銃だ。これなら問題なし。じゃ、行こうかな」
妹「いってらっしゃい」
ツン「ちょ、ちょっと!」
助手「?」
ツン「何処行くかぐらい言いなさいよ!」
助手「そうですね・・・北、へですかね。ちょっとややこしい事態になってるらしいんで」
ツン「き・・・北!?ま、まさか・・・」
助手「では、二週間で帰ってきますので、待っててくださいね。では!」
ツン「あ、こら!ダメ行っちゃダメ!」
助手「あ・・・所長さん・・・僕は・・・」
ツン「ダメ・・・行かないで・・・行っちゃヤダ・・・だって・・・」
助手「・・・・」
ツン「いま、事務所にお金ないんだから!」
助手「では、行ってきます」
ツン「あ、バカ!行くな!バカァッ!」
妹&姉「(アチャ~・・・)」
260:名無し職人
06/07/22 17:29:16
>>254=>>257=>>259・・・か?
>>255は水を差してるだけだな。
空気嫁。カス。
正直すまんかった!
261:名無し職人
06/07/22 17:31:51
>>260
上一行はその通り。
上二、三行は間違い。
この流れがないとできんかった。
262:名無し職人
06/07/22 18:13:18
>>261
ありが㌧
263:名無し職人
06/07/22 18:52:31
いや、面白いと思うよ
うまくつながってる
きちんとネタ書く人にカスも空気嫁も無い
このスレでは職人さん全員に乙だ
激乙だ
>>259の軍オタぶりにもビックリしたwww
264:名無し職人
06/07/22 22:45:46
>>ツン「・・・そうよね。私は探偵だものね!パパみたいな探偵の血をひいてるのよ(orz)!だから頑張らなきゃ!」
声上げて爆笑したw
265:名無し職人
06/07/22 23:56:32
そろそろageさせてもらいますか、所長さん。
266:名無し職人
06/07/23 01:25:25
→は、はい!
い、いいえ!
ツンデレなDQ主人公
267:216 です…
06/07/23 02:29:22
語りは助手
翌朝妹より早く起きた僕は気になって妹のもっていた札束を確認していた
ぺらぺらぺら…数分ほどかかって札の枚数を数え終わるとなんと150枚もあった。まさしく大金だ
大金を目の前にして金をどうこうするよりも今は親父の行方を探し出して真相を追究することが先決だと感じた。でも…
「は~、探すといってもな~。やっぱり自分ひとりじゃどうにもならないかもしれない」
と昨日妹に勢いで親父を探すと言ってしまったことを一人後悔していた
「ん~~…おはよう」
おっと妹が起きてしまった。僕の下半身はまだ眠っているようでやや膨張したままだ
「お、おはよう」といってポジションを下げる
「ところでこの大金だけど、お前に持たせておくのは危険だからお兄ちゃんが預かっておくぞ」とごまかす
妹は寝起きでよくわかってない様子で「うん」と言ったままうつろな目をしている
うーん。こんなときに何だが、妹もかわいくなったもんだ
幸い僕はロリコンではないし常識も兼ね備えているので変な気を起こすことはない
審美的に妹を観察していると言い換えることができる。だが今はそんなことを考えている暇はない
これからどうするか頭を抱えているうちに2時間くらい時が過ぎただろうか
268:216です… 脚本が終わらない…
06/07/23 02:31:44
親父を探す自信がないといってもこの小動物じみた妹をほうっておくわけにはいかない
とにかく何か行動しなくてはと妹を連れ立ってわけもわからず駅へ向かうことにした
なぜ駅に向かおうとしたかはわからないが、とにかく駅へ向かった
無言のまま駅に向かって歩き続けている途中
「ねー、あれはー?探偵事務所って書いてあるよ」と妹が言った
「ん?探偵事務所?」
見上げると小奇麗な雑居ビルの看板に上品かつデカデカと『ツンデレ探偵事務所』と文字が躍っている
怪しいネーミングの事務所の看板を見て僕は
「あー、駄目だ。うさん臭い。探偵なんてうさん臭い。うさん臭い探偵だ」
素直にそう思った。しかし
「探偵なんかに頼らなくても親父は見つかる。ネバネバをたどって行けば親父がいるかもしれないだろ」
と、心の中の不安が意味不明なことを口走らせてしまった
「ちょっとー、意味のわかんないこと言わないでよ。それに…朝お兄ちゃん…ぼ」
朝の独り言を妹に聞かれてしまったと悟りこれ以上は無駄だと僕は心情を吐露することにした
「聞いてたのか?」
「え?……うん」と妹
意地を張っても妹をさらに不安にさせるだけだ
「お前を心配させないようにしてたけど、実はお兄ちゃんもお前と二人きりで親父を探すのは不安だ」
「ちょうど一番最初に目に付いたこの事務所で親父の行方を一緒に調べてもらおう」
「…うん」と妹
手元に大金があるとはいえ兄妹二人では心細いものである
故にこのいかにもうさん臭い探偵事務所に調査を依頼してしまったことが
幸か不幸かすべてのはじまりだったように思える
↑のとコレは>>247のつづきです
269:216です…
06/07/23 03:47:39
意を決してコンコンと事務所のドアを叩く
誰も返事しない
ガチャっとドアを開け
「ごめんくださーい」
誰も返事しない
「んんー?いないのかな?すみませーん」
なにやら奥のほうから会話が聞こえてくる
「あら、ツンお客さんよ。ほら、どうせあんたの負けなんだから早く出なさい」
「えー?嫌よ。それに負けないわよ。お姉ちゃんが出てよ」
「なに言ってるの?初めてのお客さんでしょ?所長のあんたがでなさいよー」
「あ、いただき!ほーらわたしの勝ちー!お姉ちゃん出てよね」
勝負がついたみたいだ。どうやら二人はスマブラをしていたようだ
勝負に負けたのか、なにやらセクシーなオーラのお姉さんがお出迎えしてくださった
「ようこそツンデレ探偵事務所へ。あなたたちがこの事務所最初のお客さんよ」とお姉さん
「はあ、どうも。ところで奥にいるのは?」と僕
「妹よ。ここの所長をしてるわ」
ここで「バーロー」とか言っちゃうような少女よ、と言われたら殺人事件は必至だったが
どうやらその心配はしなくていいようだ
「ずいぶんお若いみたいですけど…」大丈夫かなぁ
「そうね。おとり捜査にはぴったりかもね」とお姉さんが微笑む
「それで、うちに用があるみたいだけど依頼は何かしら?」とかしこまる
助手と思わしきお姉さんに親父のことを説明する
「実はですね…人探しを」
「うちの親父がいなくなってしまったもので今探しているんです」
「それでたまたま目についたこの探偵事務所に親父の行方の調査を頼もうかと…」
僕がおおまかに依頼内容を説明し終えると、気の強い声が
270:216です…
06/07/23 03:49:34
「ちょっと!失礼ね!たまたま目についたからって、うちの事務所はコンビニじゃないのよ!」
めがねをかけたきれいな、お嬢さんとでもいうべきか、所長というには若すぎる娘さんがそう言いながらこっちへやってきた
「あんた何?あやしいわ。ちっちゃい子連れて…もしかして彼女?」と白い目で僕をみる
「こっちは妹です。それにちゃんと探偵として捜査してくれるんですか」と反論
「うるさいわね!今あんたの父親を探してるほどヒマじゃないのよ!こっちは重大な事件を抱えてるんだから!」
「何言ってるのツン、お客さんよ。それにその重大な事件とやらはあんたの思い違いだって言ってるでしょ」
「違うわよ!わたしはこの事件を解決するために探偵になったのよ。ほかの人の依頼なんて二の次よ!」
なんだか突如始まってしまった姉妹喧嘩を観戦していると
「なに見てるのよ!」と所長さんに怒鳴れてしまった
「たしかに、今見られてる感じがしましたね」
「あんたよ!って、あんた……違うわねよね」といってしげしげと僕を観察する
「何が違うんですか?というか、さっき向こうのビルから誰かがこっちを見てた気がするんですよ」
「えっ!?」と驚く所長さん。すぐさま向こうのビルを確認するがもう人影はない。しばし黙ってから
「まさかとは思うけど、あんた私のこと知ってたりする?」と所長さんが聞いてきた
「何を言ってるんですか?所長さんとは今日初めて会ったんですよ」
僕がそう言うと、所長さんはなんだか残念そうにした
271:216です… 連投スマソ…
06/07/23 03:51:58
「ま、いいわ。あんたはストーカーじゃないみたいね」
何のことだろうか
さっき向こうのビルからこっちを見ていた人と関係あるのかな
と物思いにふけっていると、お姉さんが
「実はね、この子、自分のストーカーを捕まえるとかいって探偵になったのよ」
なんでまた探偵なんだ…他の探偵に頼めばいいじゃないか
「この子が言ってた重大な事件って自分のストーカー調査のことよ」
自分のことじゃないか!
「私はツンの思い違いだと思っていたけど、私もさっき誰かに見られてた気がしてたの。もしかしたら…」
お姉さんの表情が不安げになってきた。どうやら自分の妹にストーカーが憑いていると感じ始めたようだ
それはそうと僕の依頼した親父の行方探しはどうなるのだろうか…と思っていると
「わたしをストーカーするなんてどんなヤツか捕まえてみたくなったのよねー」
と自信満々に語りだして
「それで探偵になったの」と言った
「ストーカーを観察してみようと思ったけどなかなかうまくいかないし
このままストーカーされ続けるのもなんだか癪に障るからいっそのこと捕まえてみたくなったのよ」
なんて娘さんだ。かわいい見た目とは裏腹になかなか危ないことを考えている
そうそう見た目といえば僕はめがねがないほうがいーなーと思っている
272:216です… これでやっと半分…
06/07/23 03:54:16
「あんた、父親探してほしいとか言ってたわよね?」
「そうですけど、探してくれるんですか?」
「探してあげてもいいけど、ストーカーを捕まえてからよ」
「もしかしたら、あのストーカーあんたの父親かもしれないしね」
「なんてことを言うんですか!僕の親父は国家公務員ですよ!手紙を配る」ちょっと本気で怒った
「冗談よ」といって所長さんはクスリと笑った
「あんた、父親探してほしいって言ってたわよね?」
「さっきもそれ言いましたよ」
「だーかーらー、わたしがストーカー捕まえたら探してあげるわ」
何かを期待したように所長さんは言った
僕は意味がわらず尋ねた
「何なんですか、いったい?」
「わ、わたしがストーカー捕まえたら探してあげるって言ってるんだから、あ、あんた手伝いなさいよ!」
赤い顔をして怒っている所長さん。怒った勢いでめがねが外れてしまった
「あ、めがね、めがね…」とベタにめがねを探している
「はい、どうぞ」めがねを拾って所長さんにわたしてあげる
「僕はめがねがないほうがいいと思いますけどね」
「うるさいわね!わたし、めがねがないとあんたの顔もミジンコの顔と区別がつかないのよ」
とまた赤い顔をして怒っている
「はやく父親探してほしいんでしょ?それにお姉ちゃんじゃちょっと頼りないし…」
「だからって何で僕が…僕は依頼者ですよ」
「いいから手伝いなさい!」
「…はい」
怒られてしまったので仕方なく手伝うことにした
お姉さんは笑って何か所長さんに言っている。それを聞いた所長さんがまた赤くなって怒っている
なぜ所長さんが赤くなって怒っていたかはのちのちお姉さんがおしえてくれるだろう
親父の行方を捜索してもらうつもりがなぜかストーカーを捕まえることになってしまった僕
いったいどうやって捕まえるんだろう…なんかすごく損する予感
273:216です…
06/07/23 03:57:46
>>272の11行目
×わらず
○わからず
です
274:名無し職人
06/07/23 11:52:34
>>263
いい事言った!
きちんとネタかく職人さんはこのスレでは宝物みたいな存在。
卑しめることは許されません♪
べ、別にかばってるわけじゃないんだからね!
275:名無し職人
06/07/23 13:58:24
職人殿乙です
これはまた大作ですね
276:名無し職人
06/07/23 15:11:20
久々に来たけど前スレよりも盛り上がってますね!
職人さん方乙です!!
277:名無し職人
06/07/23 20:32:52
*探し人
水族館の人 至急書き足されたし
278:名無し職人
06/07/24 12:03:34
ツン「なんか暇ね」
助手「猫探しの依頼も無いみたいですし…」
ツン「しかも天気悪いし…」
助手「所長はこの夏何か予定あります?」
ツン「涼しい所に行きたいなぁ~…」
助手「あ~…北海道なんてどうだべ?w」
ツン「随分ベタな所をw
助手「お金は有りませんがw」
ツン「ガーン」
助手「はい所長の負けw」
ツン「い、今のは卑怯よ!人に期待をさせてその気持を踏みにじったんだから!」
助手「そんな事言われても勝負は勝負ですからw」
ツン「うぅ~…まさか得意のつもりだった会話しりとりで負けるなんて」
助手「www」
ツン「うぅ…何よ一体何をさせたいのよ!!」
助手「…じゃあこうしましょう!」
↓ネタが尽きたので続けて下さいorz
279:水族館
06/07/24 12:13:50
ツン「…で、今の今までほったらかしてた訳?」
…すいません…
助手「つるしあげますか?」…勘弁して下さい…
ツン「いーや!無理ね!助手!縄持って来なさい!!」
あー!ちょっと待って!助手君!お話しが…
助手「なんですか?辞世の句を書く時間ですか?」
まあそう言わずに…
助手(なんなんですか?)
(ポロリも入れるから…)
助手(いやー駄目駄目)
(着替えでばったり!)
助手(もう一声!)
(かないまへんな、Bまで!)助手(よし乗った!)
助手「…という訳で許してあげましょうよ」
ツン「なんの取引があったの!?」
助手「いや、大人の事情です。」
ツン「私を子供扱いするって訳?」
助手「いや、そういう訳でめ…」
ツン「ちょっとあんた来なさい!!」
え?なんですか?
ツン(…イチャつきシーン入れてくれる?)
(そりゃもちろん)
ツン(…大人の階段のぼる?)(一段飛ばしでCまで行きます?)
ツン(いゃ!その…B…まで…)
(了解)
280:水族館
06/07/24 12:32:38
ツン「へへ~♪ただいま~♪」
助手「どうしました所長?なんかいつに無く機嫌がいいですね。ん?なんです、その袋。」
ツン「な、なんでも無いわよ!」
助手「どうでもいいですけど、あんまりごたごた持ち込まないで下さいね。ただでさえ作者が下手くそなんですから」
…ほっといてくれ…
ツン「!!…今なんか聞こえた!?」
助手「裏事情です。さぁもう練習しに行かないと間に合いませんよ」
ツン「お姉ちゃーん。来たわよ~!」
姉「あ、来たわね。早速ビデオ見て動きを覚えてもらうから。」
ツン「へ~。新体操みたいな動きするのね~。」
助手「…」
ツン「どしたの?」
助手「いや…重大な事に気が付きました…」
ツン「なに!?なにがあったの!!」
助手「このビデオに出演してる人…間違い無くFカップはあります!!」
ドコッ 間髪入れずひねりを加えたボディブローが助手の腹に入った。ホセ・メンドーサも真っ青にならんばかりの威力。助手を小一時間ほど黙らせるには充分なものであった。
281:水族館
06/07/24 12:43:54
助手「あ…いてて…あら?更衣室?」
ツン「やっと起きたわね。このおっぱい星人!」
助手「…うら若き乙女が口にするような言葉じゃありませんね。」
ツン「う、うるさい!さっさと着替えなさいよ!」
助手「あれ?一緒に着替えるんですか?」
ツン「更衣室が一つしかないからしょうがないでしょ!」助手「まあいいですけどね。(役得だし…)」
ツン「こ、こっち見ないでよ!」
助手「わかってますって…」ツン「…ほんとに見ないんだもんなぁ…」
助手「なにかかわいい事いいました?」
ツン「言ってない!!///」
助手「もーいーかい?」
ツン「もーいーよ」
助手「あっ…」
助手はおもわず声をもらした。ビキニの水着をまとった所長。水着には小さくイルカの絵柄がプリントされてある。助手の理性を吹き飛ばすのには、充分なほどの魅力が、そこにはあった。
282:水族館
06/07/24 12:57:33
助手「所長…かわいいですよ…」
ツン「えっ?…ほ、ほんと?」
助手「本当ですよ…我慢出来ないくらいに…」
ツン「ふぇえっ?」
ツンをぎゅっと抱き締める助手。驚きのあまり声のでないツン。
助手「…いいですよね…所長。ずっと…我慢してたんですよ…」
ツン「そんな、こんな所で…恥ずかしいよ…」
助手「所長が可愛すぎるからいけないんですよ…」
ツン「んっ…!!」
唇をかさね、お互いの気持ちを確かめあった。今まで、ツンの裸体を見ておきながら、手を出せなかった助手のジレンマが今、その鬱憤をはらすかのようにツンを求めた。
助手「所長…素敵ですよ…」ツン「あっ…はぁっ……ん……っっ!」
すでにツンの水着はずらされていた。助手はふたつの熟れ切っていない果実をやさしく、しかし激しく味わった。
助手「所長の胸…見た目より大きいんですね…」
ツン「やぁっ…ば……かっ…!」
283:水族館
06/07/24 13:14:12
助手の手が徐々に、じらすかのようにツンの下腹部へと伸びていく。水着に手がかかる。
助手「…所長…脱がせますよ…」
ツン「う…うん…」
少し涙目になっている。やはり女の子。それも処女だから仕方がない事だ。しかし助手は意地悪そうにつぶやく。
助手「涙目になってますよ…怖いんですか?」
ツン「へ…へい……き…だもん…っ!」
助手「ふふ…じゃ…」
ツン「はぁっ…」
下も脱がされた。うっすらと毛が生えている。まだ熟れ切っていない証拠だ。手を伸ばし、淫美な手つきで秘部をなであげる。
助手「…もう…濡れてるじゃないですか…そんなに僕とエッチしたかったんですか?」黙ってうなずくツン。こんなに女の子らしいツンを見たのは初めてだ。助手は優しい声でささやいた。
助手「愛してますよ…所長…」
ツン「わ…わた……し…も…」
息が荒くなり、か細い声だったが、確かに助手はその声を聞いた。
284:水族館
06/07/24 13:44:29
姉「ツンー。助手君ー。まだ準備出来ないのー?」
姉の声が聞こえてきた。
助手「わわっ!早く!所長早く水着着て!」
ツン「あぁん!待ってよぅ!」
どうしてこうも邪魔が入るのだろうか。まだうずいている二人の体なんて関係無しに、姉が更衣室に入ってきた。
姉「あら?なーんだ二人とも、ちゃんと着替えてんじゃん。」
助手「いや、まあ」
ツン「お姉ちゃん…」
姉「なぁにツン?睨んじゃって」
ツン「…知らない!!」
助手「まあまあ所長。また今度続きしましょう」
ツン「うー…」
姉「まあなにがあったか知らないけど今日はイルカに馴れてもらって終わりだから。プールに向かうわよ。」
ツ・助「はーい」
ツン「うわぁーひろーい!!」
助手「ここで本番を迎える訳ですか」
姉「イルカは3匹。芸の種類は五つ。名前は近藤に土方に沖田よ」
助手「…なんで新選組なんですか」
ツン「永倉とか藤堂とか芹沢とか新見とか原田とか伊東とか山南とか斎藤とか」
姉「坂本とか岡田とか桂とか高杉とか吉田とか」
助手「尊皇派か攘夷派かなんてどうでもいいですよ」
285:水族館
06/07/24 13:46:45
あー疲れた 続きはまた今度
あ、名字だけで下の名前がわかった人は書いてみてね
286:名無し職人
06/07/24 14:15:54
水族館編乙した…ふと思う事があるんですが水族館編のラスト付近ををアレンジしてもいいでしょうか
287:水族館
06/07/24 15:32:06
まだラスト書いてないからわかんないけどネタ浮かんだら書いて下さい
288:名無し職人
06/07/24 15:36:57
>>水族館
長編乙。堪能しますた。
名探偵「パパは絶対ゆるしませえぇぇんッ!!」
勇、歳三、総司・・・
289:名無し職人
06/07/24 17:32:56
水族館が最初書いたときから絡んで
催促してきたけど本当に同じ人間か?
まあトリトンとホセで年齢が同じくらいなのはわかるけど
広島者でクオリティーが下がってから
今回またえらい飛ばしようだったなw
エロもいいけど本格的なのは読んでると恥ずかしくなるわ
やっぱ俺は微エロくらいが読みやすい
あとラストのボケが飛びすぎてて人間味って言うか
感情が入ってなくて、こういうの嫌いじゃないけど
>>75くらいがちょうどいいなあ
禿激乙!
290:名無し職人
06/07/24 17:36:36
あと関係ないけど
姉のほうは有名だから全員わかるけど
岡田イゾウは坂本を襲った刺客で
坂本と同じグループじゃないんじゃないの?
291:名無し職人
06/07/24 17:38:23
>>278の途中でツンが負けてると思うんだが・・・
乙!
292:水族館
06/07/24 20:13:54
ぶっぶー
いぞうはちゃんと坂本の方のグループです。まああんまり坂本とは関係ないけど倒幕という点ではつながりがあるね。半平太といぞう、坂本と望月亀弥太とか
293:名無し職人
06/07/24 20:15:47
>>291
俺只の馬鹿だな
294:名無し職人
06/07/24 21:13:06
こちら裏の話…場面は更衣室に向かう姉だが…
姉「さーて、ツンと助手くんは準備できたかな、2人一緒に更衣室に押し込めちゃたけど
大丈夫かな。まさか…なんて事になってたりして」
1人ニヤニヤしつつ更衣室へと向かう姉、今まさに >>282 が行われてるとは知らず…
後2mほどで更衣室に着くという所で…
ツン(ふぇえっ?)
姉「ち、ちょっと今のツンの声じゃないの?あの娘、まさか助手くんと…?」
そこはお話、都合よく鍵穴があるわけで…もちろん鍵穴を覗く姉、中では >>283 が…
姉「きゃ、1番いい所じゃない。助手くんのアレも思ったより大きいわね、しまったわ~こんな時ならツンより先に助手くんを食べちゃえばよかったかしら…」
などとわくわくしながら覗き行為に没頭する姉…
ツン(ダメ…お姉ちゃんが来ちゃう)
助(大丈夫ですよ。まだ時間はありますから)
姉「ふふーん甘いわね、こんな大事なイベントにいない訳ないじゃない…でもここで出てっちゃったらツンのロストバージンもなくなるわけだし、姉としては温かく見守ってやらなきゃ」
と、覗きの正当化をしてると、
295:名無し職人
06/07/24 21:14:33
従業員「あっ、いたい…」
角から出てきた従業員が声をかけようとするが早いが姉が従業員の口を塞いだ。
姉「なに?今いい所なんだけどもう時間なの?」
従業員「むぐむぐ」
姉「そう?後時間どれ位なの?」
従業員「むぐむぐ」
姉「そっか、仕方ないわね、じゃあ呼んでくるから行ってていいわよ」
姉「あーあツンのロストバージンはおあずけね……」
姉 「ツンー。助手君ー。準備できた~?」
助手「わわっ!早く!所長早く水着着て!」
ツン「あぁん!待ってよぅ!」
なんだかにやけたような顔で姉が更衣室に入ってきた
姉「あら?なーんだ二人とも、ちゃんと着替えてんじゃん。そろそろ時間だから行くわよ・・・・って助手君、それじゃお客さんの前にでれないわよ。ツンの水着みて興奮したの?」
視線を下におろすと助手の息子がはみださんばかりにおっきしてた。
助 「わわっ、こっち見ないでくださいよ」
とあわてて隠す助手、
ツン 「ちょ、ちょっとーなに大きくしてるのよ、ばっかじゃないの。はやくその汚らしいものを鎮めなさい。(いままであんなことしてたなんて絶対お姉ちゃんにバレちゃいけない)」
あーだめだなんだか支離滅裂になってしまった・・・・ごめ_| ̄|○
296:名無し職人
06/07/24 22:28:43
職人の皆さん乙です!
297:水族館
06/07/24 22:29:52
もういっそのこと初夜編も書いちゃおうか…
298:名無し職人
06/07/24 22:51:51
あ・・・あう・・・みたい気もするが・・・一線を越えたらツンデレの絶妙なバランスが崩れる気がして・・・
難しい・・・
299:名無し職人
06/07/24 22:52:03
あー
お前を応援してきたけど、それは読みたくないなあ
まあでも何を書くのも自由だから止めることはできないけど
俺の考えでは、もうちょっとでって言うところで駄目になるのが面白いと思うんだけど
微エロくらいがいいんじゃないの?
笑えるくらいがちょうどいいんだと思うんだけど
300:水族館
06/07/24 22:59:44
じゃあチラとかポロリとかばったりとかにしとくわ
301:名無し職人
06/07/24 23:50:47
助手「所長って、モテそうですよねぇ」
ツン「ば、バカなこと言わないで!」
助手「いや、でも実際モテそうですよね」
ツン「…何言ってるのよ、モテないわよ」
助手「いいや、モテますよ」
ツン「モテないわよ!」
助手「現にモテてますよ!」
ツン「な、何よ?(ドキドキ、もしかして…)」
助手「所長は『事件に』モテてるんですよ。困った困った」
ツン「助手のバカ!豆腐の角に頭ぶつけて意識不明になっちゃえ!(そこは『僕に』がよかったな…)」
302:名無し職人
06/07/25 00:05:25
乙です
最近活性化してきていいのがドンドン出ますね
303:名無し職人
06/07/25 01:19:18
まとめスレとかあったりするのか?
べ、別にまとめてほしいわけじゃないわよ!
304:名無し職人
06/07/25 02:39:46
日曜日の昼下がり。髪を切りに出かけた。
その、帰り道。あまりにも暑いので、どこかで涼んでいく事にした。
そういえば、この辺りに、図書館があったような。夕方まで、そこで休んでいこう。
図書館に入ると、背後から男の声。
助手「あっ、所長じゃないですか。奇遇ですね、こんなとこで会うなんて」
・・・確かに、凄い偶然だけど。もう少し、お洒落してくればよかった。
助手「たまの休日だけど、やる事もないし、図書館に来たんですけど、所長もそうですか?」
やる事がないなら、私をデートに誘うぐらいしなさいよ、なんて言える訳もなくて。
ツン「私は、その、読みたい本があって」
助手「へー、どんな本を読むんですか」
ツン「えーと、捜査に役立つように、あの、ほら、心理学の本でも読もうかな、と」
適当な事を言った後、私と助手は、同じテーブルで、向かい合わせになって、本を読みはじめた。
正直、心理学になんか興味はないんだけど、とりあえず、分厚い心理学の本を読み始めた。
で、直ぐに飽きてしまったので、本を読むふりをしながら、助手の観察を開始。
助手は、推理小説を読んでいる。何故だろう、いつもより知的に見えて、少しドキドキする。
クーラーのきいた場所で、好きな男性を眺めている、あれっ?もしかして、私って、今、幸せなのかなぁ。
それから、3時間後、閉館の時間になったので、ふたりは図書館を出た。
駅へと向かう道すがら、なんで休みの日まで、あんたの顔をみなけりゃならないのよぉ、なんて言ってみたり。
そして、駅のホームで、私は助手を見送った。電車の扉が閉まる直前、事件はおきた。
助手「あのぉ、又、くだらないお世辞を言うな、って怒られちゃうかもしれないですけど・・・」
ツン「何?」
助手「似合ってますよ、その髪型。ホント、素敵な感じで・・・惚れちゃいそうなんですけど」
ツン「・・・くだらないお世辞は禁止、だから」
助手「お世辞じゃないですけどね。あっ、じゃあ、又、明日」
そして、扉が閉まり、ホームに取り残された私。
おかしいなぁ、もう、夕方なのに、体が熱い。さっきの分厚い心理学の本をちゃんと読んだら、今の私の心理を説明出来るのかな。
少し短くなった前髪を、意味もなくかきあげる私がいた。
305:名無し職人
06/07/25 05:00:08
さわやかなツンデレですね
306:名無し職人
06/07/25 05:51:50
風薫る穏やかな夏の夕べ、ツン探偵事務所では夕涼みがてら皆で流し素麺を楽しんでいた。
ツン「ちょっと!助手!あんたしっかり流しなさいよね。そんなドバドバ流されても取れないんだから!」
助手「はーい!やってますよぉ!!(僕だって素麺食べたいのに…ブツブツ)」
ツン「んぁ!?なんて?!」
助手「何もありませーんっ!」
相変わらずの二人に、文字通り水を差したのは姉と妹だった。
姉「こーらツン、そんな様じゃあなたと助手君の恋も、この素麺みたいに流れてっちゃうぞっ」
妹「そしたらあたしがこうやって…(ズルズル)キャッチする!」
これがいけなかった。何を思ったかツンは「何よ!じゃああたしが全部受け止めてやればいいんでしょ!?べっ、別にあいつとの恋がどうこうなんて、関係ないからね!」と息まいて、流し素麺といざ、立ち向かわんとした。
姉・妹「…なんて単細胞な」
ツン「助手ー!男だったらもっとドバーッときなさーい!」
助手「ドバーッと!?(さっきと真逆じゃん…ブツブツ)」
ツン「聞こえてるのぉ!?早くー!」
助手「はぁい!」
ツン(今年の夏は楽しいだろうな。だってあいつが…なんて、思ったりしないんだからねっ!)
夏はまだ始まったばかりだ。
307:名無し職人
06/07/25 05:57:15
>>306ですが、オチに繋げるまでが無理矢理すぎたorz
皆のが面白くてずっとROMってて、今日初めて投稿してみた。駄文申し訳ない。しかし書いてみて解った。
今までの職人殿、禿しく乙!
308:名無し職人
06/07/25 08:17:51
ツ「助~手~」
助「な~んで~すか~?」
ツ「扇~風~機~こっちに~」
助「いやですよ~だ」
うん、なんか助手がツンだね。
309:名無し職人
06/07/25 10:02:32
助手バーネット
こんな名前の格闘家いるよね
310:名無し職人
06/07/25 10:13:53
みんなめいめい好きに書いて、十人十ツンデレ だから纏まりようがない…
311:名無し職人
06/07/25 14:02:40
皆さん乙です
>>304
これは事件の合間の短編としてよさげです
なんか風景が目に浮かぶ
他の人たちもみんな面白いですw
乙です
312:名無し職人
06/07/25 16:38:12
十人十ツンデレか…名言だな
313:名無し職人
06/07/25 19:42:12
だいぶスレ流れ無視というか、
独自な設定で考えてた長編があるので、
>>310,>>312の流れに
ここぞとばかりに乗っかってみたいと思います↓
314:名無し職人
06/07/25 19:43:38
クソ暑い夏のある日。
われらがツンデレ探偵はソファにふんぞりかえってジュースを飲んでいました。
自他共に美少女と認めるこの女子高生探偵は、その顔を物憂げに傾け、さっきからチラチラ助手のジョッシュくんを盗み見ています。
応接机に投げ出した足、その脚線美でジョッシュくんを悩殺しようと企んでいるのですが、向かいあって座る眼鏡の彼は、ミニスカートから伸びた張りのある太ももや引き締まったふくらはぎには目もくれず、手にした雑誌に何やら書きこんでいます。
ツンデレ探偵は小さく舌打ちして、窓の外に目をやりました。
ギラギラと容赦なく照りつける太陽が、もうすぐ空の真上にさしかかろうとしているのに、朝からずっとふたりはこうしています。
そうです、今日も依頼がないのです。
『りんごあめの季節』
315:314の続き
06/07/25 19:52:00
ツ「……ヒマ」
助「……」
ツ「……ちょっと」
助「はい」
ツ「はいじゃないわよ」
助「はい」
ツ「……なんかおもしろいことない?」
助「さあ」
ツ「あんたがやってるのは?」
助「クロスワードパズルです。…やります?」
ツ「…いい。そんな低レベルなの。あたしの頭脳の無駄遣いだわ」
助「あら、そうですか」
ツ「………連続殺人でも起きないかなぁ」
助「…そんなにヒマなら、散歩でもしてきちゃどうです?」
ツ「イヤよ、このクソ暑いのに。外なんか出歩きたくないわ」
助「じゃおとなしくしてて下さい」
ツ「……ぶー」
助「……」
ツ「……ズロロロロロ」
助「音たてて飲むのやめてくれませんか」
ツ「おかぁり」
助「はいはい」
316:315の続き
06/07/25 20:07:04
ツ「……セミの声がうるさいわ…」
助「夏ですからねー……こりゃアブラゼミと…クマゼミかな」
ツ「ミーンミーンてのが聞きたい…」
助「ああ、そういえば最近聞きませんね、ミンミンゼミ」
ツ「あれ聞かなきゃ夏って感じしないわ…」
助「何言ってんですか外国暮らしが長かったくせに…はい」
ツ「あんがと…ちゅー…ごくん…なんでかしら」
助「なんです?」
ツ「なんでミンミン鳴くセミが減ったのかしら」
助「さあ…環境破壊の影響とか?」
ツ「これは謎ね」
助「は?」
ツ「謎だわ!あたしに解かれるのを待ってる、大いなる世界の謎のひとつなのよ!」
助「…はぁ、いいですけど、調査に行くならひとりで行って下さいね」
ツ「……何よ、つまんない奴ね。…フンだ」
助「(やれやれ)」
317:316の続き
06/07/25 20:16:08
ツ「……」
助「……」
ツ「……」
助「……あの、所ちょ」
ツ「あーーーーッッもう!なによなによなによ!ほんとヤんなるわ!どうして貴重な青春の一ページを!十七歳の夏を!こんな狭くてむさ苦しい事務所で過ごさなきゃなんないワケ!?」
助「お父上の後を継ぐと押しかけて来たのは自分じゃ…」
ツ「何か言った!!」
助「いーえっ…何も…ああそうだ、これポストに入ってたんですけど」
ツ「何?……夏祭り?」
助「えぇ、伝統的なお祭りだそうで、使い古した衣類や布団なんかを川に流すんだとか…どうでしょう、学校のお友達と行ってきては?」
ツ「夏祭り……夏祭りか。そうね、いいかも」
助「でしょう?気分転換にもなりますし…」
ツ「そうと決まったら、浴衣を買いに行くわ!」
助「ええ、ええ。いってらっしゃい」
ツ「何言ってんの!あんたも一緒に行くのよ!」
助「ええ…ええ?何で僕が…」
ツ「荷物持ちがいないと困るでしょ!」
助「ええ。え~えそうでしょうとも」
ツ「それにあんたの分の浴衣も買うんだから…一緒にショッピングと外食できるチャンスだし」
助「はい?何か言いました?」
ツ「なッ…何でもないわよ。さ、はやく行きましょっ」
318:317の続き
06/07/25 20:23:15
探偵事務所の前に一台の車が止まりました。
黄色いビートルの運転席から降りてきたのは、黒く長い髪の、赤いフレームの眼鏡をかけた女性です。
眩しそうに細めた目もとと、ルージュをひいた口もと、そして大きく開いた胸元に小さなホクロがあります。
実にセクシーかつグラマラスな美女です。たまりません。
一方その頃、ジョッシュくんを追い出した事務所の中で、ツンデレ探偵は途方にくれていました。
319:名無し職人
06/07/25 20:38:32
~もしもいろんな方言でツンデレが書かれたら~
(なにか助手が鈍感な事を言ったら)
ツン「べこのかあ!(馬鹿!)」
助手「なんばしょっと!?(何するんですか!?)」
妹「なんがでっきょんな?(なにしてるの?)」
姉「あ~、よかよか。ほっといてもだいじょぶたい。(あ~、いいのいいの。放って置いても大丈夫だから。)」
妹「なんがよがねごとでもあっただが?(なにか変な事でもあった?)」
姉「助手君がでれぇ勘違いしただけ。(助手君がすごい勘違いしただけよ)」
ツン「ほんなやから毎度毎度うちが心配しとったりヤキモチやいたりすんやろ!(そんな事だからいつもいつも私が心配したりヤキモチやいたりするんでしょ!)」
ツン(そないに心配さしちょったら…泣いてまうやん…) 訳:そんなに心配させたら…泣いちゃうんだから…
頭いてえWWW
320:318の続き
06/07/25 20:38:43
ツ「……しまった。…あたしとしたことが、ぬかった…」
助「あの、所長ぉ?もういいですか~」
ツ「きゃあッ!バカ!なに開けてんのようッ」
助「うわッすいません!まだ済んでなかったとは…」
ツ「いいから閉めなさい!閉めなさい~ッ」
助「ふぅ…びっくりした。………しかし平らだったな…って何を言ってるんだ僕は」
姉「な・に・が、平らですって?」
助「おわっ…お姉さん!?」
姉「うふふ。お久しぶり、ジョッシュくん。この暑いさなかにお盛んね。こっそり覗かなくったって…頼めば見せてくれるわよ?」
助「今日はどうしたんです?」
姉「あら、スルーなのね。お姉さんちょっと悲しいわ…今日はね、ふたりをお祭りに誘おうと思って」
助「神社のですか?それなら僕たちも行こうと…」
姉「あら、そうなの?………あー…そういうことね。ちょっと待ってて」
助「?」
姉「ツン~、アタシよ、ちょっと入るからね」
ツ「姉さん!?何しに…」
助「……あいかわらずよくわからない人だ…」
妹「……(ちょこん)」
助「わ!いつからそこに!…ていうか、君は?」
妹「……え、えと…わた、わたし…その…」
ツ「(ドアから出つつ)もおっ!姉さんってば、そんなんじゃないって何度言えば」
妹「ツン子お姉ちゃん!」
ツ「妹子?…久しぶりじゃない!おっきくなったわね~、元気だった?」
321:313
06/07/25 20:46:54
わ、我ながら長い・・・
しかもまだ起承転結でいうたら
起と承の間くらい…orz
しかもやむをえず今日はここまで
322:名無し職人
06/07/25 21:00:04
これで4分の一くらいかよ!
長えwwwww
でもガンガレ
乙!
>>319
九州のどこだ?
みんな乙!
323:名無し職人
06/07/25 21:09:46
乙でーす
324:名無し職人
06/07/25 22:30:34
>>320
妹子……… 小野妹子ですか?(・ω・)
325:名無し職人
06/07/26 00:08:10
うちの風呂がぶっ壊れた...orz
そんな訳で思いついたネタを一つ
今日も今日とて生活の為またひとつ難解な事件を解決した。
ちなみに今回の依頼は『子猫探し』
あまりにもベタだがこれがまた大変だった訳で
僕と所長は汗だくのまま事務所に戻ってきた。
ツン「はぁ~~疲れた~」
助手「いや~参りましたね今回は」
ツン「ったく、何でこうゆう依頼の時に限ってこんなに暑いのよ!!」
助手「ははっ、事件は時間と場所を選びませんからねえ」
ツン「笑い事じゃないわよ!!...ん、スンスン...」
(やだ...汗臭い...気づかれたらどうしよう...)
助手「ん、どうかしましたか?」
ツン「な、なんでもないわよ!!ちょっとシャワー浴びてくるから
その間に報告書とうんと冷えたアイスミルクティー作っておいてねっ!」
助手「はいはい、わかりました」
そう言って所長は事務所の隣にある彼女の自室に向かった。
すまん、続きはまた明日
326:名無し職人
06/07/26 02:28:56
続きが気になるなあw
327:313
06/07/26 10:35:05
>>324いっそのことツン子の名字小野で
んで>>309から棒網ジョッシュ
ちなみに姉は姉美
328:320の続き
06/07/26 18:43:34
助「…妹さん?」
ツ「初めてだったっけ?そう、妹の妹子よ。あたしも会うのは数年ぶり」
助「そういえば3人姉妹だって以前…それにしても、歳の離れた兄弟なんですね」
姉「なんとなく聞き捨てならないセリフねジョッシュくん」
助「お、お姉さん…そんなつもりは全く…」
姉「まぁいいわ。ちなみに3人姉妹ではないわよ。1番上に兄がひとり、妹が11人の12人兄弟なの」
助「そりゃまた…にぎやかそうな…」
姉「嘘よ」
ツ「ジョッシュ。この人の言うこといちいち真に受けてちゃもたないわよ、ねー」
妹「お、お姉ちゃん、あんまりぎゅっとしちゃ痛いよ…」
助「妹さん猫かわいがりですね所長。…あれ?着替えたんじゃないんですか?」
ツ「い…いいのよ、アレは。着てみただけなんだから」
姉「んふ…ジョッシュくん、この娘ね、ひとりじゃきられないくせに浴衣買っちゃったのよ?アタシが来なかったらどうするつもりだったのかしら。よっぽど嬉しかったのね、誰かさんと夏祭りに出かけるのが」
ツ「ね、姉さん!やめてよ!バカが勘違いするじゃないっ」
助「バカとはまた…随分な言われようですね…慣れてますけど」
ツ「ふんっ」
妹「お姉ちゃんお姉ちゃん」
ツ「ん?なぁに?」
妹「自分に素直にならなきゃダメって、パパ言ってたよ?」
ツ「……(かあぁぁ)」
姉「あはは。1本とられたわね。素直に白状しなさい、(耳元で)浴衣姿でジョッシュくんを悩殺したいって」
ツ「な…姉さんのバカァァ!!」
助「???」
ツ「な…ッに見てんのよ!バカ!ドバカ!」
妹「お姉ちゃん、のーさつってなあに?」
ツ「……(かあぁぁ)」
姉「あははははは」
329:328の続き
06/07/26 19:01:38
ここは祭りの会場。山の中腹にある、大きな神社の境内です。
神社に続く山道からこの境内にいたるまで、屋台と見物客でごったがえしています。
夜店の喧騒と、あちこちに吊り下げられた提灯や屋台の白熱灯の光が、
幻想的でどこか現実とは違う場所にいるような、お祭り独特の雰囲気を醸し出しています。
ざわ…ざわ…ざわ…
人ごみを縫うように歩くのは、浴衣に身を包んだツンデレ探偵御一行様。
お祭り初体験の妹さんは並み居る屋台に興味津々です。
三姉妹はもちろん助手くんも、浴衣がよく似合っています。
ツンデレ探偵は髪をアップにしています。言うまでもなく、
いつもと違う髪形で助手くんの興味を引こうという作戦です。
330:329の続き
06/07/26 19:13:42
助「人が多いなぁ…所長?はぐれないで下さいよ」
ツ「うっさいわねぇ。子ども扱いすんじゃないわよ」
助「壊滅的な方向オンチじゃなかったら、それ相応の扱いをします」
ツ「運動オンチのあんたに言われたくないわよ。
あんたもね、あたしより妹のこと心配しなさいよ。
まだ小さいんだから……って」
助「どうしました?」
ツ「いない…妹が…あと姉さんも」
助「あ、ほんとだ…いつのまに
…っていうか所長、手ぇつないでたじゃありませんか」
ツ「途中から姉さんにかわったの…だめ、近くにはいないみたい」
助「…まぁ、二人一緒にいるでしょうから大丈夫でしょうけど…
探しときましょうか」
ツ「そうね、そのほうがいいわ。万一何かあったら困るもの」
助「じゃ、行きましょっか…はい」
ツ「………何よ、この手は」
助「僕らまではぐれちゃったら、ミイラとりがミイラでしょ?そのためです。はなればなれにならないように」
ツ「…わかったわよ。でも、カンチガイしないでよね、仕方なくするんだから。他意はないわよ?一切!」
助「何を勘違いするんです?とりあえず、来た道を戻りましょう」
ツ「………ばか」
331:名無し職人
06/07/26 20:22:08
久々に思い出した。
昔の妹は、換気扇の隙間から防弾ガラスに突き刺さった銃弾をもう一発押し切る凄腕のスナイパーだったんだよな。
332:名無し職人
06/07/26 23:07:48
そんな話しもありましたなぁ(・ω・)
333:名無し職人
06/07/26 23:37:09
1スレ目からいるけどそんな話し合ったっけ?
ロシア?
334:325
06/07/27 01:03:54
何か投下しずらい雰囲気ですが気にせずGO
>>325の続き
助手「さてと...」
僕はさっそくパソコンに向かい電源をつける。
ピロリ~ン。ガーガー...カリカリ...カリカリ...
少々古い物なので立ち上がりに時間が掛かる。
ようやくOSが立ち上がり報告書のフォーマットを開こうとした時だった。
ツン?「キャーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!」
助手「!!」
突然、電車が急ブレーキを掛けたかの様な悲鳴が僕の耳を貫いた。
悲鳴はバスルームからのものだった。
助手「所長っ!!」
声を出すと同時に椅子から立ち上がり彼女の所へ駆け出す!
部屋の前に着くなりドアを激しくノックした!
ドンドンドン!!
助手「所長!どうしました!!」
ドンドンドン!!
ツン「大丈夫...開いてるわ...」
中から生気のない声がする。
とりあえず彼女は無事のようだが?
持っていたグロッグ26をホルスターに仕舞い、ドアノブに手を掛ける。
助手「入りますよー?」
一応ことわりを入れドアを開けた。
ツン「あ、あれ...。」
脱衣所にへたり込む彼女は恐る恐る浴室の方を指差した。
僕も同じ方向へ視線を向ける。
助手「えっ!?」
そこで目にした物は...。
335:325
06/07/27 01:06:09
壁に蠢く黒い点の様な不気味なもの...。
助手「ゴキブリ?」
ツン「そ、そう...よ。なっ何とか、ヒック、して...よぉ」
助手(普段は死体を見ても平気なのにこんなのでおどろくなんて
やっぱり、女の子だな...? ん、女の子?)
僕はある重大な事実に気づきあわててその辺にある新聞紙で“ヤツ”引っ叩いた。
ツン「殺っ...た?」
助手「確認殺害、戦果1。任務完了つき撤収します。」
ツン「あ、ありがとう...」
だが、彼女がその事実に気づくのも時間の問題だったりする。
ツン「...って、チョットマテ」
助手「な、何か?」
ツン「見たでしょ?」
助手「何をですか?」
ツン「だーかーらっ!見たんでしょ!!」
助手「見てません!見てません!所長の裸なんて見てませんよ!」
振り向いているから判らないが、明らかに怒りのオーラを出している。
あーあこれで入院一ヶ月コース確定だ。
無論、労災なんて物は出ない。
ところが彼女の反応は以外なものだった。
336:325
06/07/27 01:07:38
ツン「...ばか」
助手「へっ?」
ツン「もっと...見てもいいのに...」
助手「あっ!?えっ!?」
ツン「...こっち向いて」
ヤバイです。今振り返ったら最後の一線を越えてしまいそうです。
自身の身の保守と全国のツンデレ探偵スレファン?の為にも何とか回避しなくては!!
助手「えっっと、ああそうだ!戦闘!!じゃない銭湯に行きません?」
ツン「えっ?」
助手「銭湯ですよ。せ・ん・と・う」
ツン「大きなお風呂がある?」
助手「ええ、その銭湯です。」
ツン「...だったら」
助手「だったら?」
ツン「さっさと支度しなさいよこのスケベ!!」
ドカッ!!
......ばか
続きはまた明日です
337:名無し職人
06/07/27 01:17:31
長いねえwww
昔のドラマかよwww
1年がかりだよwww
乙です!
338:名無し職人
06/07/27 02:46:05
~たこ焼き屋
店長「うちのたこ焼きはね、外はツン!中はデレっとしてるのが売りよ」
助手「へぇ、面白そうですね。2ダースください」
店長「あいよ!へいお待ち!」
助手「(所長にいいお土産できたな。冷めないうちに持っていこう)」
助手「ただいま戻りましたー」
ツン「おっそいわよ!何してたの?」
助手「すみません。ちょっと寄り道を」
ツン「寄り道って何よ?まさか…彼女?」
助手「ち、違いますよ。たこ焼き買ってたんです」
ツン「彼女だったら…こ、オホン。ま、いいわ。私のぶんも買ってきたんでしょうね?」
助手「モチロンですよ。はい、どうぞ。」
ツン「へぇ~、『ツンデレたこ焼き』ねぇ。面白そう」
助手「早速食べてみましょう」
パクッ!ムッシャー!テュルルン!…ちょ、何これ、アツっ!
助手「熱いけど、アッツ!ハフハウ、おいひですね」
ツン「そ、そうね。名前の割りに普通だけどおいしいわアチュ!」
助手「そーれ最後の一個~、いただきー!」
ツン「あ、ずるい!わたしが食べるのよ~!よこしなさい!」
助手「そうはいきません!パク…モグモグ」
ツン「あ!」
助手「ちょっ、直接口でタコを奪うのはやめて、くだ、…すごい」
ツン「フー、タコはいただいたわ」
その日の所長のキスはタコのような舌使いだったという
(´・ω・`)あれ?ツンデレは?
339:313
06/07/27 10:07:04
>>334流れとめてスマソです
気にせずガンガンイっちゃって下さい
>>338ヤバイたこ焼き食う度思い出しそう…
340:名無し職人
06/07/27 12:59:27
じゃあ俺もたこやきつくるかな
ハムッ!ハフハフ、ハフッ!
341:名無し職人
06/07/27 13:07:10
べ、別にあんたの事がき、嫌いだから斬るんじゃないんだからね!蜀のためなんだからね…さよなら馬謖…。
泣いて馬謖を斬るツンデレ
342:名無し職人
06/07/27 14:07:55
ツンデレたこ焼きワロスw
>>340
それが言いたいだけじゃねえかν速野郎w
>>341
前スレにもあったな
じゃあ
あ、あたしは黄忠よっ!ここの大将の首を貰い受けに来たんだからっ!
343:名無し職人
06/07/27 14:09:00
べ、別に敵が本能寺に居るから行くわけじゃ無いんだからねっ!
344:名無し職人
06/07/27 15:42:43
ああ
俺勘違いしてた
風呂の話まだかなあって思ってったんだけど
書いてたんだ
乙です
文章うまいですね
345:名無し職人
06/07/27 15:44:33
最近いろいろな話が読めて嬉しいなあ
ただでいろいろなツンデレノベルが読めて萌えるんだから
こんなお得な事は無い
346:名無し職人
06/07/27 16:56:07
天下分け目の大戦だなんて、思ってないわよッ!
あんたに七生報国なんて、誓ってあげないんだから!
347:名無し職人
06/07/27 17:19:50
夏休みの読書感想文は
このスレで決まりね!
348:名無し職人
06/07/27 17:44:32
ぜっ、絶対あんたを大名にして見せるんだからね!わかった?近藤さん!
349:名無し職人
06/07/27 17:47:30
>>348
あんた最高。
350:名無し職人
06/07/27 18:05:21
大河ツンデレ流行ってんのかw?
351:名無し職人
06/07/27 18:10:46
「こ、こら沖田!!なに近藤さんとベタベタしてんのよ!離れなさいッ!」
「せ、芹沢の奴……あたしの近藤さんをないがしろにしてくれちゃって……粛清ね」
一、士道ニ背キ間敷事
一、局ヲ脱スルヲ不許
一、勝手ニ金策致不可
一、勝手ニ訴訟取扱不可
一、私ノ近藤サンニ近ヅクヲ不許
右条々相背候者切腹申付ベク候也
「ツンデレ新撰組」スレ立ちの予感。
352:名無し職人
06/07/27 18:17:37
主人公だれだよw
353:名無し職人
06/07/27 18:18:14
>>352
土方トシ子
354:名無し職人
06/07/27 18:18:26
戦時中ツンデレ
何で、アンタなんかのために万歳しなきゃいけないわけ?アンタなんて、どうせ死んだってお国のためになるわけないじゃない!
(だから生きて帰ってきて、せめて私の役には立ちなさいよ!じゃなきゃ、許さないんだからね!!)
355:名無し職人
06/07/27 18:23:38
>>354
どう考えても死亡フラグだが泣ける
356:名無し職人
06/07/27 18:41:23
近藤「おいトシ、この局中法度の五番目は何だ」
土方「副長と呼べって言ってるでしょ!
………そう呼ぶのは二人きりの時だけにして」
いい加減スレ違いですね。切腹。
357:330の続き
06/07/27 19:54:25
助手くんに手を引かれ、俯いたまま歩いていくツンデレ探偵を、お姉さんは屋台の陰からこっそり覗いていました。
艶やかな黒髪を結い上げ、唇に紅を注したお姉さん。
そのうなじ、そのくびれ、その腰の描く優美な曲線……。そして何よりその胸もとに、道行く男性の視線は釘付けです。
姉「んっふっふっふっふ。のっけからいい感じねぇ。作戦成功だわ。ジョッシュくん、意外と大胆じゃない」
妹「ねぇねぇ姉美お姉ちゃん、なんで隠れなきゃいけないの?」
姉「おもしろいからよ」
妹「あ、ツン子お姉ちゃん、顔真っ赤。おーい、ツン…もがっ」
姉「うふふ。あなたは何も心配せずに綿菓子でも食べてればいーの。今にわかるようになるからね、あなたにも」
妹「まふまふ…なんでぇ、まふ…わたしも…お兄ちゃんと手をつなぎたい…な」
姉「あら、めずらしいこともあるもんねぇ…お父さん以外の男の人と手をつなぎたいなんて。んふ、ジョッシュくんたらニクイ男。…それはまた今度ね。それよりお姉ちゃんと金魚すくいしに行こ。ねッ」
妹「え~、でも…まふまふまふ」
姉「ほらほら、りんごあめも買ったげるから、行こっ」
妹「りんごあめ!食べたい食べたい!」
姉「んふ。…あとは若い二人に委ねるということで…」
358:357の続き
06/07/27 20:13:23
一時間経っても二時間経っても、お姉さんと妹さんはまだ見つかりません。
見つからないように逃げ回っているのですから、当然です。
そうこうしているうちに、ずいぶんと人が増えてきました。
助「いませんね…」
ツ「なんで携帯つながらないのよッ!ド田舎ってこれだからキライ!」
助「ド田舎って…山の中だからでしょう。…どうします、こうなったら、放送でもして呼び出してもらいますか」
ツ「そうね。それがいいわ…って何この人の数。抜け出せそうにないじゃない」
助「しかも本部のある方向とは反対に流れてる…どうにかして抜け出さないと厄介なことになりますよ」
ツ「いえ、待って…この人の流れ……ジョッシュ、花火大会は何時から?」
助「えっと…もうすぐ始まりますね」
ツ「それだわ。二人が一緒にいるにしてもそうでないにしても、この群衆に飲まれて花火が見える位置に移動するはず…」
助「確かに」
ツ「ジョッシュ!大急ぎで見やすい位置を確保するわよ!」
助「でも今更花火の見やすい位置なんてとっくに人が…」
ツ「バカね!花火が見やすい位置じゃなくて人の群れを見やすい位置よ!」
助「なるほど…さすがは名探偵。今から横の雑木林を抜ければ、なんとか間に合うかもです!」
ツ「褒めても何も出ないんだからねッ急ぐわよ!」
助「あッ!ひとりで先に行くと迷いますよ~?」
ツ「もう!……バカ、ちゃんと捕まえててよッ」
359:313
06/07/27 20:26:47
マジで長杉です…やっと「承」が終わって「転」に入りました…
創めた以上、最後までやりたいので、もうちょっとだけおつきあい願います。
続きはまた後日
360:名無し職人
06/07/27 20:56:29
>>355
もちろん、死ぬ事を前提で書いた。
というわけで、続き。
戦死だなんて…本当にドジなんだから。靖国?何考えてんのよ。アンタなんかが行ったら、立派に死んだ他の英霊達に迷惑でしょ。
(しょうがないから、私の心の中にいさせてあげるわよ。全く…おかげで、お嫁に行けなくなっちゃったじゃない!アンタのせいよ、このドジ男!!)
361:名無し職人
06/07/27 22:57:29
芹沢「新見。これから島原でも行かんか?」
新見「し、島原ですって!?じょじょ冗談じゃないわよ!」(なんで私に任せてくれないのよ…芹沢さんの…野暮天)
362:名無し職人
06/07/28 00:07:42
>>359
乙です
まあゆっくり書いてください
>>360
もうちょっといい台詞、展開があったと思うが・・・
いい死亡フラグだっただけにちょっと残念
乙です
>>361
こういうの流行ってるの?
よくわからん
363:名無し職人
06/07/28 00:45:34
ベジータってツンデレだよね
364:354、360を書いた者です
06/07/28 00:50:59
>>362
すいません。はじめてなんですよ、ツンデレネタを書くのは。精進します。
365:名無し職人
06/07/28 01:21:41
そういや昔、翠星石が人気沸騰してたよな。
366:325
06/07/28 01:33:06
お待たせしました~続きです
>>336から
姉「ただいまー」
助手「えっ、あ、おかえりなさい」
姉「さっき凄い音がしたけど、何かあったの?」
助手「いえ、何でもないですよ」
姉「本当に?」
助手「何でもないですよ」
銭湯へ行く支度をしようとして廊下に出たところで、彼女のお姉さんに出会った。
あと三十秒ほどダメージの回復が遅かったら言われ無き誤解を受けていただろう。
話を逸らす為にあの話を振ってみた。
助手「あっ、そうだ。みんなで銭湯に行きません?」
姉「いいわね~銭湯、久しぶりだわ~」
助手「行ったことあるんですか?」
姉「私は小さい頃よく根岸の伯父様に連れてってもらったけど、あの子は初めてじゃないかしら」
助手「へぇ~そうなんですか」
彼女達の親戚が根岸にいる事に驚いたが、彼女が銭湯が初めてだって事も意外だった。
姉「あの子は向こうの生活の方が長いからね~クスクス」
助手「フフッ、そうですね驚くかもしれないですね」
彼女がはしゃぎながら湯船で泳ぐ様子を想像して軽く笑い合った。
助手「それじゃあ、妹にも連絡しておくんで支度してきてください」
姉「解ったわ~クスクス」
まだ笑っている姉さんを残し僕は事務所へ戻った。
姉「クスクス、まだまだダメね~助手君」
367:325
06/07/28 01:33:53
妹「おまたせ~待った~?」
助手「遅いぞ、おまえ」
妹「え~」
ツン「コラッ」
ゲシッ!!
助手「ぐはっ!」
彼女の肘鉄がわき腹に刺さった。
ツン「ううん、あたしたちも今来たところだから」
姉「それじゃあ行きましょうか」
妹「は~い」
途中のコンビニで僕の妹と合流して銭湯へ向かった。
妹「そういえば、ツンお姉ちゃんは銭湯初めてだって?」
ツン「うん、そうなの。だから今ちょっとドキドキしてるの」
妹「大丈夫だよ、わたし常連さんだからいろいろ教えてあげるね」
ツン「ありがとう妹ちゃん。どっかの“おお馬鹿!”と違ってやさしいわね」
妹「えへへ~」
助手「所長は何であんなに怒っているんですかねぇ?」
姉「さぁ~ね~。何でかしら?クスクス」
そんなやりとりをしているうちに銭湯の前へ到着した。
368:325
06/07/28 01:35:05
カッポーン、ザザーン
助手「ふー、極楽、極楽っと」
たまたまなのか、男湯は僕一人貸しきり状態だった。
ガラガラーッ
ツン「うっわー広いー」
妹「やったーラッキー、誰も居ないよ」
姉「貸切り状態ね」
どうやらあちらも同じらしい。
分かっているだろうが、銭湯というのは仕切りの上の方が開いているので
隣の会話もまる聞こえなのである。
妹「ツンお姉ちゃんタオルを湯船に入れたらダメだよ~」
ツン「えっ!?タオル取らないとだめなの!?」
姉「そうよ、せっかくのお湯が汚れちゃうからね」
ツン「えっ、で、でも」
姉「今更なに恥ずかしがってるの?ほーらさっさと取る」
ツン「きゃー!」
妹「わー、ツンお姉ちゃん大きい」
姉「本当ね。この前見た時よりも大きくなった?」
ツン「う、うん。ほんのちょこっとだけ...」
妹「いいなーあたしもあやかりたいなー。えいっ!!」
ツン「ちょ、ちょっと待ってー!きゃー!セクハラーッ!!」
姉「いいじゃない女の子同士ですもの。クスクス」
......だから会話がまる聞こえですってば...。
369:325
06/07/28 01:35:53
やんごとき事になってしまった“アレ”をどうにか鎮めお風呂から出た。
外に出ると、彼女一人が待っていた。
ツン「男のくせに、遅いのね。」
助手「まあ、男にもいろいろ事情がありまして...」
ツン「フン、まあいいわ帰りましょう」
助手「あのー、ところで他のお二人はまだ...」
ツン「寄りたい所があるからって、先に帰ったわ」
助手「そうですか...」
日が暮れたばかりの商店街を二人で歩く。
よく見ると普段と違って、湯上りの彼女は少しセクシーに感じた。
たぶん纏めた髪から覗く細いうなじとか、ほんのり香る石鹸の匂いとか...。
ツン「ん、どうしたの?」
助手「い、いえ別に...」
コラッ!鎮まれっ!
370:325
06/07/28 01:40:29
無言が続く...。
誰もいなくなった児童公園に入ったとき僕は足を止めた。
ツン「どうしたの?」
助手「ちょっとこれ見てもらえます?」
僕は持っていたバッグを彼女に見せた。
ツン「?何?どうし?んっ!?」
唇に触れる柔らかい感触。
しばしの沈黙...。
ツン「んん...」
助手「んふん...」
自然な抱擁...。
......。
助手「さっきの無礼へのお詫びです」
ツン「...ばか」
助手「さっ、帰りましょう所長」
ツン「...うん」
差し出した手を握り返し僕達は、事務所への家路についた。
とりあえず今回ここまでです。
2~3レス以内で収めようと思ったら長くなりすぎてしまった...orz
またネタを思いついたらうpします
では、おやすみなさい
371:名無し職人
06/07/28 03:40:48
>>365 翠星石ファンの俺が来ましたよ
べ、別にお前なんぞのために来たわけじゃないですぅ!勘違いすんなですぅ!
372:名無し職人
06/07/28 03:58:59
___
く/',二二ヽ>
|l |ノノイハ)) 急に思い出されたって
l∩#゚⊿゚∩ 嬉しくなんか
ノ弋l_介」ン ねーです
≦ノ`ヽノヘ≧
. ミく二二二〉ミ
373:名無し職人
06/07/28 04:11:28
>>364
別に謝る必要なんか無いですよ
他の人のでもそうだけど、最初がいい感じだとすげえ期待してしまうんで
俺の勝手な過度の期待の個人的な感想なので気にしないでください
乙でした
風呂の人乙
>カッポーン、ザザーン
これは好きだwww
職人さん全員
激しく乙
374:名無し職人
06/07/28 04:15:02
___
く/',二二ヽ>
|l |ノノイハ)) もうこんなキモオタ共に
|l |リ -д∩ 付き合ってられねーです
ノl_|(l_介」).| 翠星石と一緒に
≦ノ`ヽノヘ≧ とっとと寝やがれですう
ミく二二二〉ミ
375:名無し職人
06/07/28 13:02:10
>>364をリスペクトしつつも身勝手に続けてみる
ツ「うっうっ……骨董屋のばっちゃにそんな過去があったなんて…」
婆「泣くんじゃないよ、バカだねこの子は」
ツ「だって……えぐ…」
婆「誰も悲しい話なんかしちゃいないよ、まったく。
……あたしゃまだ、あのロクデナシに言いたいことが山ほどあるんだ。
のこのこ化けて出てきたら朝まで説教してやろうと待ち構えてたのに、とうとう今日まで顔も見せやしない。
礼ぐらい言いに来るってのがスジじゃないか。
好きな女の夢枕に立つ意気地もないときたもんだ、処置なしさね。
……あの薄情者」
ツ「…ばっちゃん、ずっと想い続けてるんだね…何十年も……ふええええ…」
婆「バ、バカお言いでないよ!
……まったく。ホレ、もう泣くのはおよしよ。
……甘露飴お食べ。
まぁ、あれだね。あたしがあんたに何か言ってやれるとすりゃあ、
……言いたいことは言いたいときに言えってこったね。」
ツ「…うん。ばっちゃんの言葉、あたし絶対忘れない」
婆「ふん。大袈裟な子だよまったく。
………あの助手の坊や、ありゃいい男んなるよ。今のうちにせいぜいがんばるこった」
ツ「だ、誰があんなやつ!」
かの有名な決めゼリフ「ばっちゃんの名にかけて」はこうして誕生したのである。
~『名探偵ツンデレ回顧録』第三章より抜粋~
376:名無し職人
06/07/28 17:22:29
>>375
warotaWWWWW
377:戦時中ツンデレの者です
06/07/28 17:45:13
>>375
上手にまとめていただき、ありがとうございます。m(_ _)mしかも、ツンデレ探偵に見事に繋がってるし♪感謝感謝です!
ってか、ばっちゃん。いくつになってもツンデレかYO!まさに「ツンデレの魂百まで」って諺の通りですね。
378:名無し職人
06/07/28 23:12:19
職人殿乙
379:名無し職人
06/07/29 10:19:36
「ご苦労様です。
第一発見者は大学生のカップル。
近くの居酒屋にてグループで飲んでいたところを抜け出し、コトに及ぼうと路地裏に入ったところ、死体を発見したそうです」
「バカ学生にはいい薬ね。…死体を見せて」
「はぁ…それが、かなり悲惨な状況らしく…」
「女だからってバカにするんじゃないわよ!この新米が!」
「す…すみません。…こちらです」
「……うっ!…確かに、これはかなり悲惨ね」
「……同じ手口だな。被害者を袋小路に追い詰め、鋭利な刃物で首を切断。その後ゆっくりと腑分けしたか…。
どうやら十人目の犠牲者が出ちまったようだな」
「ええ、間違いないわ。連続斬殺魔、通称デッドエンド…………ってェ、何であんたがここにいんのよっ!」
「しょーがないだろ、通りがかっちまったんだから。…例の如く」
「フラフラしてないでさっさと就職しなさい!このニートが!」
(中略)
「また手柄を持ってかれたわね。……見事な推理だったわ」
「何、あんたのお蔭さ。被害者が最後に口にしたのがカニカマかチーチクか…。
それがすべての鍵だったんだ。あんたが気づかせてくれなかったら正解には辿り着けなかった。
……ありがとさん」
「ふ…ふん、あたしは事件解決のためにしただけよ。あんたの為なんかじゃないんだからね!」
「わかってるって。……ああそれとな、働き口見つかったよ。……知り合いの骨董屋の手伝いだけどな」
「ニートからフリーターに出世ってわけね。………おめでと」
「…そりゃどーも。……あんた、意外といい人だな」
「ななな何言ってんのよっ!このバカニート!……じゃない、バカフリーター!」
名探偵として有名になる前の父之助。
キャリア組ながら現場第一主義の刑事だった母乃。
後にツンデレ探偵の両親となる二人の、若かりし日の出来事であった。
~『名探偵ツンデレ回顧録』第三十八章より抜粋~
380:名無し職人
06/07/29 15:03:21
なんか歴史物が流行ってるみたいなんでちと便乗
信長「あれ…草履が温かい…?。秀吉君…まさか…温めてくれた?」
秀吉「べ、別にあんたのために温めたわけじゃないんだからね!」
信長「こ、こっちだって感謝なんかしないんだから!」
381:名無し職人
06/07/29 15:43:22
>>380
両方ツンデレという新展開wwww
382:名無し職人
06/07/29 16:07:05
つーか、なんで「大河ツンデレ」とか言いながら、今のがないんだ?
千代「べ、別にアンタのために馬を連れてきた訳じゃないからね!私のお金なんだから、私が何を買おうが勝手でしょ!
…何よ。そんなに欲しいなら、こんな駄馬くれてやるわよ。アンタみたいな奴、こんな駄馬が似合いかもね!
べ、別にお礼なんかいらないわよ!その馬連れて、さっさと戦にでも何でも行っちゃいなさいよ!!」
383:358の続き
06/07/29 18:32:12
獣道を走って辿り着いたのは、緩やかな山の斜面でした。そこだけ木々の少ない、少し開けた場所です。
ツンデレ探偵が意図したとおりの場所でした。
花火見物の群集を、ふたりは斜め後ろから見おろす形になります。
ツ「はぁ、はぁ、はぁ、…間に合った!」
助「ぜー、ぜー、ぜー、………なかなか、いい場所でしょう」
ツ「確かにちょっとした穴場かもね。祭りの喧騒の中ふたりっきりになるには…ってェ、何の穴場よスケベ!……ったく大体何よ、男のくせに体力ないのね」
助「く…くもの巣とか枝払うの、全部人にやらせといて……その言い草ですか…」
ツ「ふんっ……まぁ、浴衣が汚れないで済んだのには、感謝してるけど?」
助「…いつもそのくらいの素直さがあれば……もっと可愛いんですけど」
ツ「なぁッ…何ですっ…てぇ?ももも、もう一度言って…みなさい…よっ」
助「これは失礼。失言でした。…いましたか?ふたりは」
ツ「いッ今探してるわよっバカバカバカっ!」
助「僕が何したって言うんです……あッ居た!ふたり一緒です!」
ツ「どこどこ?見えない、どこ?」
助「ほらあの一番端の街灯!人の切れ目のとこです!…お姉さん、きつねのお面あみだに被ってます」
ツ「どこ、どこよ…わかんないってば!」
助「あ!お姉さんこっち向いた!…親指立てて…ウインクしてますけどあれはどーいう…」
ツ「ん?んん?…あ!あれか!…何か、言ってる…?」
助「何を言ってるかまではさすがに……わかるんですか?」
姉「(ワ・タ・シ・ノ・セ・ッ・テ・ィ・ン・グ・ハ・オ・キ・ニ・メ・シ・タ・カ・シ・ラ・?)」
ツ「んなッ…ね、姉さん…」
助「え?え?唇読めるんですか?」
ツ「…ハメやがったわね…」
助「何です?どうしたんです?」
姉「(コ・ノ・ア・ネ・ガ・ユ・ル・ス………オ・シ・タ・オ・セ・!)」
ツ「あっ…あンの女狐ェ…!」
助「あ…お面かぶっちゃいましたね…」
ツ「も~~ッッ!なによなによなによ!…姉さんめ、覚えてなさいよ…必ず仕返ししてやるんだから」
助「何です?何なんです?説明してくださいよ…」
ツ「いいの!あんたは知らなくて!」
384:383の続き
06/07/29 18:37:47
人ごみの中、きつねのお面を被ったお姉さん。お面をとって微笑みました。満足そうな笑顔です。
姉「ん~っふっふっふ。こうまで上手くいくとは自分でもビックリね」
妹「あ、お姉ちゃん、花火花火!あがったよ~」
姉「あぁほんと、キレーねー。…………がんばんなさいツンたん。アタシの可愛い妹」
続きは後日です。
職人の皆さん激しく乙!
385:名無し職人
06/07/29 22:53:12
夏は海、プール、花火、浴衣、水着、山
どう考えてもツンデレの季節だw
386:名無し職人
06/07/29 22:55:34
ツンモードとデレモードが切り替わるツンデレなど効きはしない
ツンとデレを融合させるのが本当の極大ツンデレ
メラとヒャドの魔法力を混ぜ合わせてメドローアにするみたいなもの。
387:名無し職人
06/07/29 23:19:50
信長「丸!丸はおるか!」
森蘭丸「な、なに?呼んだ?」
信長「もっとちこうよれ。やはりお主はかわいいのぅ。」森蘭丸「ななななに言ってんのよ!わわ私がそんな事言われて喜ぶとでも思ってんの?////」
信長「フフ…照れるお主もまたかわいいものよ…」
森蘭丸「もう!知らない!////」
388:名無し職人
06/07/30 01:27:08
蘭丸はおtうわなにをくぁあwせdrftgyふじこlp
389:名無し職人
06/07/30 02:42:08
ま、待ちに待った時が来たのよ!
多くの英霊が無駄死にで無かったことの証のためにね!
再びジオンの理想を掲げるため!星の屑成就のために!
ソロモンよ!わ、私は帰ってきたんだからねっ!
分かる人には分かるネタ
390:名無し職人
06/07/30 03:43:38
>>385 かなり理解した
>>386 理解した
>>388 理解した
>>389 理解した
391:325改め風呂の人
06/07/30 15:46:17
>>364>>375
をみてたらネタが浮かんだので書いてみた
では>>391からスタート
392:風呂の人1/8
06/07/30 15:47:12
ミーン、ミーンミンミー。ミーン、ミーンミンミー。
この近くに居るのだろうか?蝉がうるさく鳴いている。
BGMがわりのテレビは球児達の熱い闘いを流していた。
いわゆる日本の夏の情景。
で、我らツンデレ探偵事務所はというと...。
彼女は来客用の応接セットで夏休みの課題をひろげ
僕はパソコンでニュースサイト巡りをしていたりする。
ツン「はぁ~っ、暇ね~」
助手「その台詞、もう13回目ですよ...」
ツン「こまかいわね~」
ようするに暇だった...。
ツン「本ッ当ッッッッに、暇ね~~」
助手「28回目です」
ツン「カウントするなっ!!」 ブンッ! コツーン
『ストライークッ!!バッターアウト!チェンジ!』
『ワァァァァ』『ドンドンドンドン』
『弐番組学園西村、このピンチを凌ぎ、みごと0点に抑えました』
彼女の投げた消しゴムが頭に直撃した。
助手「痛っ!いくら暇だからって僕に当たらないで下さい」
ツン「フン、あなたがくだらない事言ってるからよ!」
助手「ひどいな...。」
そんな理不尽な突っ込みを受けているとふいにインターホンが鳴った。
ツン「ほら、お客さんよ。早く出て」
助手「解ってますよ」
そそくさと立ち上がり受話器を取る。
助手「はい、どちら様でしょうか?」
?「ツンデレ探偵事務所というのは、こちらでよろしいかな?」
久々の依頼が舞い込んできた。
393:風呂の人2/8
06/07/30 15:48:32
助手「麦茶ですがよろしければどうぞ」
?「外は暑かったからちょうどいい。いただくよ」
依頼人は見たところ60代から70代位の男性だが
整った身なりとしゃべり方から品の良さとしっかりとした印象を受けた。
ツン「あのーさっそくですが、ご依頼の内容と言うのは...?」
依頼人「今日はある人の消息を知りたくてねぇ」
そう言って依頼人は一枚の写真を取り出した。
セピア色かかった写真には二人の男女が写ってる。
学生服の男性の方はおそらくまだ若かりし頃の依頼人だろう。
と、言うことは今回のターゲットは...?
ツン「こちらの女性ですか?」
依頼人「ええ、その通りです」
長い話なのでかいつまんで説明すると
今から何十年も前この二人は恋人どうしの関係だったが
結婚を両親に反対され駆け落ちしようとした。
ところが、決行当日に計画がばれてしまう。
二人は引き離され依頼人は留学と称し海外に飛ばされてしまい
以後音信不通になってしまった...と、言うことらしい。
ツン「グスッ...ヒグゥ...たいひぇん、グスゥ、らったんで...すぅ、にぇ...」
訳(大変だったんですね...)
彼女はこの手の話に弱い、一通り話を聞き終え号泣していた。
依頼人「お嬢さん泣かないで下さい、今はもう過ぎてしまった事です」
ツン「はひぃ...すびまぜん...」
訳(はい...すみません...)
助手「ははは...とは言えこれだけ情報が古いと、探し出すのはむず」ツン「わかりました」
助手、依頼人「「えっ?」」
ツン「絶対に見つけ出します!ばっちゃんの名にかけて!」
394:風呂の人3/8
06/07/30 15:50:23
ツン「あー!もう疲れたー、依頼キャンセルしてもいい?」
助手「絶対見つけますから調査料全部後払いでいいですよって言ったのは、所長でしょ?」
ツン「うっ、わかってるわよそんな事...」
依頼を受けてから三日、調査は暗礁に乗り上げていた。
預かった資料に基づいて現地へ行ってもそこに目的の物はすでに無く
高層マンションだったりショッピングセンターなんかに変わってしまっていたからだ。
ツン「はぁ~、ここもダメね...」
助手「一度事務所に戻って方針練り直しますか?」
ツン「そうね...そうしましょ」
事務所への帰り道、彼女は足を止めた。
ツン「あっそうだ、寄りたいところがあるけど...いいかな?」
助手「ま、まあその位なら」
商店街の一角にある骨董屋、そこが彼女の目的だった。
助手「すみませーん」
ツン「こんにちはーばっちゃんいる?」
婆さん「いらっしゃい嬢ちゃん。おや?今日は助手の坊ちゃんとでーとかい?」
助手「ちがいます。しごt痛たたっ!」
ツン「ん、えっ!!や、やだー仕事の息抜きだよーばっちゃん」
婆さん「フェフェフェ、まーいいさゆっくりしていきな」
何故モモをツネりますか?この人は...。
395:風呂の人4/8
06/07/30 15:52:17
少し窮屈な店内にあるさまざまな商品を見て回る...。
ツン「...あのね、ばっちゃん」
婆さん「どうしたんだい嬢ちゃん?」
彼女は溜まっていたものを吐き出す様に今回の依頼の事を話し始めた。
............。
話が一通終わったとき、婆さんがひとことつぶやいた。
婆さん「...嬢ちゃん、今その人の写真あるかい?」
ツン「どうしたの?ばっちゃん」
助手「それなら僕が」
思うところがあるのか差し出した写真を丹念にチェックし、何か解ったようだった。
婆さん「あーやっぱり。○○ちゃんの事じゃないか」
助手「えっ!!」
ツン「この人知ってるの?ばっちゃん!」
僕らが驚いたのも無理はない、何故なら彼女は一応守秘義務の為名前を伏せて話していたからだ!
婆さん「ああ知っているともさー、なにしろこの子の父親はこの店の常連だったからねぇ」
ツン「灯台下暗しね...。」
助手「ヒントは以外なところにあったんですね」
ツン「じゃあその後の消息も解るんですか?」
婆さん「確か...その後横浜の方に引っ越したって聞いたけどねぇ」
ツン「ありがとー!!ばっちゃん!!」
助手「どうもありがとうございます!!」
僕らは重大なヒントを手に急いで事務所へ戻った。
まるで止まっていた歯車が動き出したかのように。
396:風呂の人5/8
06/07/30 15:53:42
あれから数日後、僕はとある海沿いの道で愛車のステーションワゴンを走らせていた。
同乗者は彼女と依頼人。
依頼人「連絡を受けた時は驚きましたよ。私が何十年掛かっても判らなかったのに
まさかこんなに短期間で見つけてしまうなんて...」
ツン「私たちはプロですから当然ですよ」
はて、調査の途中で泣き入れそうになったのは誰でしたっけ?
ツン「何か言った?」
助手「いいえ何も」
ツン「あなたは黙って運転していればいいの!」
助手「はいはい、わかりました所長」
ツン「ハイは一回!」
助手「はい所長」
ツン「うんよろしい」
依頼人「ハッハッハ、お二人は仲がよろしいんですねぇ」
ツン「えっ!?いや、あ、あのべべべ別にあたしと彼はただの上司と部下の関係ですから
別にそういうのと違くてぇ~、ちょっと!あなたも何とか言いなさいよ!」
助手「えー、黙ってろって言ったのは所長じゃないですか~」
ツン「うるさい!うるさい!も~変な誤解されちゃうじゃないのよぉ!」
依頼人「ハッハッハッ」
バックミラー越しに耳まで真っ赤にして恥ずかしそうに言い訳をする
彼女の可愛い姿とそれを見て笑う依頼人が映った。
でも、いまさら否定しても遅いと思いますがね...。
助手「見えてきましたあの建物ですね?」
ツン「地図によるとその様ね。依頼人さん...」
依頼人「ええ、もうすぐです...」
何十年もの時を越えた再会は近い...。
397:風呂の人6/8
06/07/30 15:54:51
海に面した療養施設にその人はいた。
あの後の調査で、色々な事が判明した。
横浜に来てすぐ病気がちになった事。
今の入院がすでに半年近くになっている事。
そしてこの施設が終末医療専門だって事。
助手「こちらです」
ツン「あの、依頼人さん?」
依頼人「はい、何か?」
ツン「電話でもお話しましたがこの人はすでに...」
依頼人「ええ、承知しておりますよ。」
助手「じゃあこの荷物はひょっとして」
依頼人「私も今日からここにお世話になることにしました」
ツン「えっ!もしかして」
依頼人「申し訳ない、気負いされても困るので隠していましたが...」
ここに入院するということ。
それがどのような意味を持つかは言わずとわかるだろう。
人生の終末で再び出会うことになる二人。
398:風呂の人7/8
06/07/30 15:55:49
ツン「こんにちは」
助手「失礼します」
依頼人「...」
三人そろって女性の病室に入る。
老女「...お待ちしておりました...どうぞこちらへ」
ベッドの上で横たわる老女、この人が依頼人の想い人である。
依頼人「お久しぶりです...」
老女「...あなたが何十年も待たせたから...
こんなにお婆ちゃんになってしまったわ...」
依頼人「すまなかった...本当にすまなかった...」
老女「...まあ...あなたも大分老けたから...おあいこね...」
依頼人「実は...僕もここに入ることにしたんです...」
老女「...そうですか...ならあなたが動けるうちに
...逝くことにしますわ...」
依頼人「えっ...」
老女「...同じ屋根の下ですもの...私の最期のときは
...ベッドから這いずってでも...来てくださいね...」
依頼人「...君の最期まで毎日来ます」
老女「...それから...私が逝ったあと...すぐ来てくださいね
...あちらでお待ちしておりますから...」
依頼人「...わかったすぐ逝きます」
老女「...もう待たせないでくださいね...」
依頼人「...わかった」
助手「...」
ツン「グスッ、よぉかったぁねぇ~よぉかったぁねぇ...ふええええん」
訳(良かったね。良かったね)
感動の再会シーンだというのに実感が湧かないのは何故だろう?
399:風呂の人8/8
06/07/30 15:58:00
帰りの車の中、彼女はまだ泣いてた。
ツン「...グスッ」
助手「もう泣かないでくださいよ所長」
ツン「だぁって、だぁって...グスッ、ふええええぇぇぇぇんんん」
助手「だーかーら!泣かないでください」
ツン「ううっ、だって何十年ぶりの再会よ!お互い苦労してきた
恋人たちの再会なのよ!あなたは何も感じないの!?この冷血人間!!」
助手「それはちょっとひどくないですか...」
ツン「あなたにはこの位言わないとわからないのよ!この鈍感!!トウヘンボク!!」
助手「...ぷっ、あははははは」
ツン「なっ、なに笑ってるのよ!!」
助手「い、いやすみません。所長の泣いてる顔、見たくないですから」
ツン「それ、どー言う意味?」
助手「笑っていてくださいずっと、僕がその笑顔を守りますから」
ツン「えっ!?あ!ちょ、ちょっとなっ、何てこと言ってるのよー!!」
ぎゅうううううう
助手「ぐぇぇぇぇ、く、首絞めないで!い、今運転中~!!」
ツン「あなたと一緒なら死んでもいいのよ...」
助手「えっ!?」
プワァァァァァァァン!!!!
助手「うわーっ!!」
ツン「えっ!?」
彼女の力が一瞬緩くなった。危うく対向車のダンプに突っ込むところだった。
助手「あっ危なかった...」
ツン「危なかったじゃないわよ!!あたしを殺す気なの!!」
助手「今、僕と一緒なら、とか言って」ツン「言葉のアヤよ!」
ツン「あたしはまだ死にたくないの!やりたい事いっぱいあるんだから!!」
助手「わがままですね...」
ツン「だからあなたは、ずっとあたしのわがままに付き合ってね」
ああそうか、通りで感動できないわけだ...。
400:風呂の人
06/07/30 16:08:54
見返して見ると、自分でも突っ込み所多いなー
と、感じてますがおおめに見て下さい。
最後に改めてリスペクト元の>>364>>375へ
いいネタ乙です
401:名無し職人
06/07/30 20:13:12
>>391-400
乙っすー
さらなる職人降臨期待age
402:名無し職人
06/07/30 20:18:12
sageろキモイ
403:名無し職人
06/07/30 21:11:01
>>402
ツンデレwww
404:名無し職人
06/07/30 21:17:35
>>391-400の方乙です。
出来れば>>379もふくらましてやって下さい。
405:名無し職人
06/07/30 21:38:13
職人殿乙です
>>379
>カニカマかチーチクか…
なんだよw
それを略さないで説明しろよw
406:名無し職人
06/07/30 22:03:51
何かジャンヌダルクのHEAVENが合いそうな話だったな
乙!
407:名無し職人
06/07/30 23:54:32
母「素人が現場を荒らすんじゃないわよ!あんたいったい何なわけ!?」
父「通りがかりの…ただのニートですよ」
↓
父「通りがかりの…しがないフリーターですがね」
↓
父「通りがかりの…私立探偵だ、文句あるか」
↓
父「通りがかりの…名探偵だが何か問題でも?」
みたいな感じでw
408:なもやま=蚊取犬(´・ω・`)もきゅ? ◆MOQMOQU3Rg
06/07/31 01:16:16
夏休み特別企画
~ 本当にあった怖いツンデレ ~
第一話 「 蛙の怨霊 」
「あーもう、何でこんな糞暑い中、地方まで行かなきゃなんないのよ!」
「仕方ないでしょう。なんか誘拐事件が発生して急に依頼が来たんですから」
「だからってこんな夜中に山道なんか走る事なんて無いでしょ!」
「近道なんですよ。 ・・・あれえ? ひょっとして・・・w 怖いんですか?www」
「ば、馬鹿!何言ってるのよ! 全然怖くなんか無いわよ!」
「じゃあ ちょっと休憩していいですか? 運転しっぱなしで疲れたんですよ」
「え?! こ、こんな何も無い山の中で休憩取るの?!」
「なんかとなりに沼があるしいいじゃないですか」
「何がいいのよ!めちゃくちゃこわ・・・!(///)」
「こわ?w」
「こわ・・・ こ、こわ、、、 壊れやすいのよ乙女のハートは!」
「はあ?」
「とにかくもっと明るい場所まで行きなさいよ!」
「ちょっとでいいんでで休ませてくださいよ。怖くないように音楽かけますから」
カーステレオのスイッチを入れる助手
外の漆黒の闇に包まれ見えない沼からは蛙の泣き声が低音で響き渡ってくる
一瞬真剣なまなざしになった助手が口を開く
「知ってますか?」
「な、何を、よ・・・」
「この沼でその昔死体が上がったそうです・・・」
「・・・え?」
「この沼の蛙はその死体をエサに今でも元気に生きていて、次の死体を求めて今でも鳴き続けているとか・・・」
「ちょ、ちょ、ちょっとおおお! な、な、な・・・ も、もう! 早く出発しなさいよ! 馬鹿!」
助手が口をつぐんでから蛙の合唱がいっそう大きくなり、ついには車内の音楽さえも聞こえないほどになってきた
それにイラつくように助手がカーステのボリュームに手を伸ばそうとしたその瞬間
「変えるの?音量」
409:なもやま=蚊取犬(´・ω・`)もきゅ? ◆MOQMOQU3Rg
06/07/31 01:20:21
第二話 「 埋もれる死体 」
外灯さえ無い山道を走り続けてどれくらいが経っただろう 時間はすでに午前1時を回っていた
「このあたりの山は死体を埋めた事件でよくニュースで出ますね」
自殺の名所で有名な森に入ったあたりから、ふと気がつくとツンデレの様子がおかしい
顔は青ざめ、汗をいっぱいにかいてかすかに震えている
「どうしたんですか?」
「・・・トイレ」
「え?」
「だ、だから、と、トイレ・・・」
「じゃあ止めますか」
「え?!こ、こんな山の中でどうすんのよ!」
「大丈夫ですよあっち向いてますから。なんなら見張っときましょうか?」
「ば、馬鹿あああ! ド変態! ドスケベ! ドンタコス! こんな気持ち悪いところでできるわけないじゃない!」
「じゃあどうするんですか」
「ど、どうって・・・ あ! あそこに家が見えてきたわよ! あそこに行くわよ!」
「こんな夜中にトイレ借りられるのは家主の身になったほうが・・・」
民家に着いてよく見ると、かなり古い家で土壁はところどころ剥がれ落ち、中の竹が見えている箇所がある
明かりは2階の一室から漏れていた 車が着くと一瞬逃げるかのように影が横切った
「こんばんはあ」
声をかけるが返答が無い 寝ているのか?
「すみませーーーん!」もう一度大声で呼びかけ扉を叩く
しかし何の返答も無い
「もういいわよ!勝手に借りるから!」
扉を開こうとしたが鍵が閉まっているらしく開かない 当然といえば当然だが
「こんな山の家だとトイレは離れて外にあるかもしれませんね」
「は、早く言いなさいよ!」急いで家の裏へと回ると
驚いた事に墓が立ち並ぶ墓地となっており、その奥に小さな小屋のようなものがあった
近づくにつれなにか腐ったような異臭が鼻を突くが背に腹は帰られない
ツンデレは急いで走り扉を開いた
しかし小屋の中には何も無かった
「う~~~ 漏れるうーーー したいーーーーー!」
410:なもやま=蚊取犬(´・ω・`)もきゅ? ◆MOQMOQU3Rg
06/07/31 01:28:01
第三話 「 山奥の少女 」
もう夜中の2時も越えたが車は走り続けている
普段は鍛えている助手も10時間以上運転を続けるとさすがに疲労困憊だ
やっと県境も越えたかというあたりで
突然道路の脇のから頭から血を流し体中血だらけの幼稚園児ぐらいの少女が飛び出し、彼らの乗る車の前に立ちはだかった
少女は何事かを大声で泣き叫びながら両手を大きく広げ、ツンデレ達の乗る車を停めようとしている
ところが疲労の中運転していた助手は突然山道に現れた少女にすっかり気が動転してしまい、大きくハンドルを切ると少女の脇をすり抜けてそのまま走り去った
しばらく走り気持ちが落ち着くと、ツンデレはさっき見た少女について話しはじめた
「ねえ、こんな真夜中に、あんなに小さな女の子が山道に一人でいるなんて絶対おかしいんじゃない?」
「・・・」 助手は顔をこわばらせてスピードを緩めようとはしない
「2人が一緒に幻覚を見るなんてことは考えられないし・・・」
「・・・」 助手は口をつぐんだまま前も見据え瞬き一つしようとしない
「あんたねえ! なんか喋んなさいよ!」
「 ・・・・・・ ・・・この辺は血まみれの少女の幽霊が出ることで有名なんですよ」
「えっ・・・!?」
ツンデレが顔を引きつらせて目をつぶり身を固めていると、道の前方から若い男が走ってきた
男は車に気づくと、大きく手を振って停めようとしてきた
助手は今度は素直に従い車を道の脇に停めた
「この辺で私の娘を見かけませんでしたか?」
なんでも彼はこの山道を歩く途中で娘がガケから落ちてはぐれてしまい、必死で探している最中なのだという
するとさっきの子供は、父親とはぐれて困っていたのか
そう納得した二人は彼に先ほど幼稚園児ぐらいの女の子に出会ったことを告げ、そのだいたいの場所も教えた
少女を置き去りにした罪悪感から助手は「そこまで車で送りましょうか」と男に申し出たが
「いえ、そこまでしていただかなくても結構です。」と言い残し、少女がいる方角へと走り去って行った
それから数時間後
事件依頼者の自宅に着いたツンデレと助手は
誘拐事件の被害者の女の子と誘拐犯の指名手配写真を見て絶句し悲鳴を上げる
それは数時間前に出会ったあの二人だったから
411:名無し職人
06/07/31 01:41:32
>>408-410
スレ違いよ!
即刻出て行きなさい!!さもないと叩き出すわよッ!
………あ、あたしは…こ、怖くなんて、ないわよっ?当たり前でしょ!?
ふん!あっそう!あんたがそんなに怖いっていうなら…
……しょうがないわねッ!あたしと手をつないで寝てもいいわ!
でもいい?今夜だけなんだからね!?今夜だけッ!
調子に乗るんじゃないわよ!?
412:名無し職人
06/07/31 02:17:22
>>411
ツンかわいいなぁ
もういう時って手をすごいギュー
413:ごめん誤爆った!
06/07/31 02:29:40
>>411
ツンかわいいなぁ
もういう時って手をすごいギューって握ってくるんだろな、柔らかい手で。
んで朝になるとツンの寝相が悪くて助手におおいかぶさってる。目が覚めたらいつものツンデレ日常スタート、みたいなw
あとやっぱり下げた方が荒らされる可能性が低くていいと思うんですけど、どう?
あげれば、新たな職人さん発掘、知らない人にツンデレの良さを知ってもらう→ツンデレ人口増加、みたいなメリットもあるにはあると思うんだけど…。たまにはあげた方がいいのかな?
414:名無し職人
06/07/31 08:52:35
あと翠星石の良さもな
415:名無し職人
06/07/31 09:06:14
職人の皆さん乙です
怖い話も夏っぽくっていいですね
でもあんまりデレが無いみたいですがw
416:名無し職人
06/07/31 13:16:43
>>413
sageていきましょう
真の職人・ツンデレ好きならば自ずからここに辿り着くはず
417:名無し職人
06/07/31 13:37:45
べ、別に>>413のためじゃないんがからね!書きたくなっただけよ!
チュン…チュン…
助「ん…朝か………なんか重い…」
ツ「………ン…」
助「しょッ…所長!?」
ツ「むにゃ……んぅ………?」
助「ななな何やってるんですかぁ!」
ツ「んん……いい匂い………もうちょっと…だけ…」
助「あ…あの所長?………なんて寝顔だ…」
ツ「くー…くー…」
418:名無し職人
06/07/31 18:13:07
料理ツンデレをください…
419:名無し職人
06/07/31 20:08:18
>>417
の続き
助「…美しい…所長さん、バイト代と、生活費を切り詰めて買った指輪です…どうか薬指に受け取ってください…」
ツ「ん…むにゃむにゃ…あ…ああ~…んん…あ、おはよ~・・・」
助「あ・・・ああ、はい、おはようございます…」
ツ「あ~…気持ちいい~…アンタの胸、ぬくぬくしてて気持ちいいのよね~」
助「そ、そうですか?なら…ずっとこうしてていいですよ?」
ツ「うん・・・そ~する…ってなんでアンタがいるのよバカ!」
助「え、いや、所長さんが」
ツ「うるさいうるさいうるさあい!あっちいけ!」
助「ふう…また臍曲げちまった・・・」
ツ「…ねえ」
助「なんですか?」
ツ「ア、アンタの胸がいい気持ちだったのは本当だから、そんなに気を落とすんじゃないわよ」
助「え…それって…」
ツ「うるさいうるさい!あ、あそこにカラス発見!いっつも人の家のベランダうろついてて!これでも食らえ!」
助「はは…逃げてきますよ…ん?…あああああああああああ!所長さん!今何投げたんですか!?」
ツ「え…手の中に何かあったから…いけなかった?」
助「は…はは…死んだわ、俺…」
420:名無し職人
06/07/31 20:39:20
>>419
ツンデレの奇妙な冒険!?
421:名無し職人
06/07/31 22:58:37
ちょwwwwwwジョーリンwwwwwww
422:名無し職人
06/07/31 23:28:12
>>408-410
なにそのツンデ霊話し
423:名無し職人
06/08/01 00:28:44
風呂人は文章うまいなあ
文章のうまさ、ボキャブラリーの使い方では花見とロシアが上っぽいけど
なんか懐かしい風景が思い浮かぶというか
ちょっとドメスティックでレトロな感じがする
すげえ長いの書いてる>>384はマンガっぽい感じだ
どれがいいとか悪いとかじゃなくて
それぞれにいいところがあると思うし
そのほかの短いのも面白い
>>422
確かに俺も最初読んでてただの駄洒落かよwって思ってたんだけど
最後怖えええよwwwww
ある意味3段落ちだな
みんな禿乙です
424:名無し職人
06/08/01 03:30:47
姉「暑いよ~ツン飲み物持って来てぇ~」
ツン「何で私が持って来なきゃいけないのよ」
姉「えぇ~良いじゃない」
ツン「とにかく嫌よ。助手にでも頼んでよ」
姉「そっか~…助手ー!」
助手「どうかしました?」
姉「ツンが飲み物持って来てくれないの~」
助手「それは本当ですか!?」
姉「そうよ…」
助手「何て人間味の無い所長なんだ…グス…分かりました!情けない所長に代わり僕が飲み物を持って来ます!(泣」
姉「ありがとね♪」
ツン「…え?」
妹「待って!飲み物を運んだりするのは新人の仕事…つまり一番年下の私がやるべき仕事よ!」
ツン「妹まで…」
助手「いいや、これは僕の仕事だ!」
妹「駄目!私!」
助手「僕です!」
妹「わ・た・し!」
姉「ごめんね二人とも…やっぱり私が自分で行くわ」
助手「ここは情けない所長に代わり僕に任せて下さい!(泣」
妹「私が行くの!」
姉「いいのよ二人とも…元々ツンに頼んだ私がいけなかったんだから…だから私が行くわ!」
助手「僕が行きます!」
妹「私が行くの!」
姉「私!」
ツン「わ、分かったわよ!私が行くわよ!!」
助手&妹&姉「どうぞどうぞどうぞwwww」
ツン「なっ!?ムキー!!まさかこんなベタなオチに気付かなかったなんて…orz」
助手&妹&姉「wwwww」
ツンデレとあんまり関係無くてスマソ
425:名無し職人
06/08/01 03:40:43
途中でオチわかったけど、それでも想像してワロタw
426:名無し職人
06/08/01 14:02:22
『あ……はぁ…ああん』
「遅くなっちゃったねぇ、新見くん。所長とみんな、仲良くしてるかなぁ」
『いやっ…も……やめ……ふあぁっ』
「ただいま帰りました~。どうも遅くなっちゃっ…………て所ちょおおおおおおおおお!?」
「あん……はぁ…ん……た、助け…あああっ」
427:名無し職人
06/08/01 15:14:58
「なんなのよこれは」
「猫ですね見てのとおり」
「そうじゃなくて、どうしてここに猫が」
「にゃあ」
「犬が」
「ばう」
「オウムが」
「オウムガ」
「熱帯魚まで!」
「……」
「いるのかって聞いてんのよ!…つーか犬でかっ!猫多っ!」
「ニシキヘビの新見くんもいますよ」
「シャー」
「なんでそんなもん平気で首に巻いてるのよ!?気持ち悪っ」
「憶えてます?設楽さん」
「設楽?あの“引きこもりデイトレーダー豪邸密室殺人事件~濡れたエプロンの暗号~”の?」
「関わった事件にいちいち名前つけるのやめませんか」
「いいのよ解決者の権利なんだから!で、その設楽が何?」
「新婚旅行に行かれるそうなんで、その間ペットをお預かりしたわけです」
「ウチは便利屋じゃないのよ!……あの設楽が結婚?相手は?」
「ほら、例のメイドさんですよ」
「やっぱりね………で、これ全部あいつが飼ってるもんなの?」
「らしいですよ。……独りで寂しかったんでしょうね、設楽さんも。まぁこれからは違うでしょうけど」
「ふーん…………ちょっと、どこいくのよ」
「夕飯の買出しです。帰ってきたら犬六頭の散歩に行きますから」
「あたしに全部おしつけてく気?……ちょっと待ちなさいよ!……新見くん巻いたまま行くの?……待ちなさいってば!…こらーー!………行っちゃった……ん?」
「にゃあにゃあにゃあ」
「……か、かわいい…」
428:名無し職人
06/08/01 15:22:43
『ちょっ!……ばか、どこ舐めてんの…やんっ』
『ああん……も、いい加減にして……はぁっ…ん』
『きゃあ!……ちょっと何よ!……いやっ…あぁん!……ばか、そんなことしたら……!』
『あ……はぁ…ああん』
「遅くなっちゃったねぇ、新見くん。所長とみんな、仲良くしてるかなぁ」
『いやっ…も……やめ……ふあぁっ』
「ただいま帰りました~。どうも遅くなっちゃっ…………て所ちょおおおおおおおおお!?」
「あん……はぁ…ん……た、助け…あああっ」
「ななな何やってるんですかぁ!……じゅじゅじゅ、○姦!?」
「バ…バカなこと……言ってないで…あっ……このばか犬を上から下ろしてぇぇ!!」
ばか犬(セントバーナード・オス・95㎏)と格闘すること十五分……
「はぁ、はぁ、はぁ……何故レイザーの鎖を解いたりしたんです…。レイザーは発情期で…誰彼かまわずのっかって腰をすりつけるんですよ…」
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……そういうことは先に言いなさいよ……あたしは遊んでやろうとしただけよ…このバカ助手。…おかげであのばか犬にバージン持ってかれるとこだったわ……」
「え?今何て…」
「な、なんでもないわよっ!このバカ!」
その夜…
「あ…やめて…そこは……ああん…はぁはぁ………ふあぁぁっ」
「ね…眠れない…」
「はぁっ……い、いくら下着の上からだってっ……あっ…もういやぁ………ああああん!」
「このばかオウム…なんで所長の声真似ばっかり………もうやめてくれぇ!」
「も、もうだめぇ!イっちゃうぅっ……い、一緒に………あああご主人さまぁ~~!」
「設楽さんとこのも混じってるし!」
「あっ…はぁん……だめ、やめて…初めてはジョッシュにって、決めてるんだからぁ!」
オワリ。
429:名無し職人
06/08/01 16:56:06
>>超乙
430:名無し職人
06/08/01 17:50:07
>>428
ゴメン。ちょっと勃起した。
431:名無し職人
06/08/01 18:56:06
女性誌を読む所長
『近頃は「ツンデレ」ブーム!?男は「アンタなんか好きじゃない」って言われると萌えるもの!』
ツン「な…なるほど…そうだったのね!」
ツン「ちょっと!」
助手「はい?」
ツン「アンタなんか好きでもなんでもないんだからね!」
助手「あ~はいはい、知ってますよ。好きなんでしょ」
ツン「なんで何も反応しないの!?」
432:名無し職人
06/08/01 23:01:09
>>427>>428
これ面白いなあw
笑いの才能感じるなあw
>>426は誤爆か?
まず“引きこもりデイトレーダー豪邸密室殺人事件~濡れたエプロンの暗号~”
これを書けよwww
みんな乙!
433:名無し職人
06/08/02 02:47:55
>>426-428でセットだな
はじめに話の一部を見せて色んな期待をさせる
バラエティとかで良く使われる手法
バラエティだとそんなにおもしろくなかったりするんだけど
これはグッジョバブ
434:名無し職人
06/08/02 09:55:23
【ゲーム】PS2でエヴァの新ゲーが登場。タイトルは「名探偵エヴァンゲリオン」
第三新東京市に謎の殺人鬼「死徒」出現。ネルフ特命捜査官碇シンジとなってその謎に挑め。オリジナルキャスト・フルボイスでお送りする完全新シナリオのストーリー!
「ボクはあの言葉を…キミを信じる。絶対にキミが死徒じゃないってことを証明してみせる」
ヒトと死徒、裁かれるは汝か罪か―
URLリンク(www.broweb.jp)
435:名無し職人
06/08/02 10:13:02
ν速民乙
436:名無し職人
06/08/02 12:17:27
なんで新見が出て来てんだよWWWWW
437:名無し職人
06/08/03 03:03:59
中学の時、英語の辞書忘れたから隣の女子のを共同で使わせてもらった。
家も近所だし気さくで話しやすいやつだったもんで、
彼女が見てない隙に、ふざけてその辞書の「vagina」の項を○で囲んでやった。
…あれから10年以上が経ち、そんな事ずっと忘れてた。
盆休みで実家に帰省して仕事の整理をしてた時の事。
英語の辞書が必要になって、中学時代のを探し出して使った。
そしたら憶えの無い落書きをみつけた。
「penis」が○で囲んであって余白に「お返しだバーカ昼休みに図書室で待つ」と書いてある。
それで思い出した。
あの時あたりからだったか、彼女は昼休みになると真っ先に教室から出て行くようになった。
俺は「何委員だか知らないけど忙しいんだなぁ」なんて思ってた。
中学最後の昼休みも、彼女は教室にいなかったっけ…。
438:名無し職人
06/08/03 15:41:29
ツン「あ、この事件ね!あの事件は困ったわよ。被害者が真言宗か日蓮宗かで、事件の迷宮入りかどうか決まったようなものだったからね」
助手「そうそう。この事件なんか、犯人が桂三枝のファンか歌丸のファンかで結末わかれてたでしょうね」
ツン「自分で言うのもなんだけど、わっけ分からない話ねー!バカじゃないかしら!」
助手「全く同感ですよ!あ、叩かないでってば。あはははははは」
姉「…ねえ」
ツン「なあにぃ?お姉ちゃん?」
姉「この…赤い洗面器ってファイル、なに?何も書いてないわね」
ツン&助手「(ピタッ)」
姉「…な、なに?」
助手「聞きたいですか?」
姉「え、なに?迷宮入りした事件なの?それとも後味悪い事件なの?」
ツン「ん~…後味悪いわけじゃないし…解決してないわけじゃないんだけど…ねえ?」
助手「…っていうか、あれって事件ですか?」
ツン「え…う~ん…そういえば事件のカテゴリーにはあてはまらないわよね~…」
姉「…?」
助手「そもそも、あれは始まってる事件なんですか?終わってる事件なんですか?」
姉「な、なによ。なんだか気になるじゃない」
ツン「あのね…お姉ちゃん」
姉「なに?」
ツン「サンタクロースの正体を知ろうとしなければ、ずっと夢を見て生きることもできるのよ?これはそういう話なの。知らない方がいいの」
姉「あ、貴方らしくない台詞ねえ。そんなに嫌な事件なの?」
ツン「だ…だから嫌とかそういう問題じゃなくて…」
439:名無し職人
06/08/03 15:50:19
妹「今日は洗濯物日和ですよ~。天気いいですね~」
姉「…ねえ?」
妹「なんですか?」
姉「貴方、私よりもあの子達といっしょに事件解決してるわよね」
妹「ええ…まあ?」
姉「…赤い洗面器、って知ってる?」
妹「赤い洗面器?なんですかそれ、洗面器は透明感ある色じゃなくちゃ使えないじゃないですか」
姉「いや、事件の名前らしいんだけど…」
妹「ああ…あれですか。何故か二人とも、あの話を話すのを嫌がるんですよね。聞きたいですか?」
姉「(コクリ)」
妹「いいですか~?私達三人が現場を探索していたら、むこうから赤い洗面器を頭にのせた男が歩いてきたんですよね。
で、所長さんが尋ねたんです。『ここは殺人現場よ。っていうかなんで頭に洗面器のせてるの?』って」
姉「………?」
妹「と、どうやら洗面器には水が張ってあるらしいんです。で、お兄ちゃんが尋ねたんです。
『どうして頭に洗面器をのせてるんですか?』って。そしたら、その男の人、こう言ったんです。『この中には貴方の」
姉「そしたら?」
妹「…あ、お客さん。ちょっと待っててくださいね」
姉「はえ?ちょっと!?」