06/01/16 17:55:55
「な・・・な・・・・・・・・なによコレぇぇぇえええ!?」
思いもよらなかった。
ただ、ちょっと事務用品を探していただけなのに。
確かアイツ持ってはずよね、って。
軽い気持ちで開けた引き出しに入っていたのは・・・・。
俗に言う、風俗情報誌だった。
「アイツ、こんなもの読んでるの・・・?信じらんない・・・・・」
まず、こんなものを職場に持ってくる事が信じられない。
そもそもこんなものを買う事すら信じられない。
そして、買ったからには・・・・実際に利用もしているはずで。
何よりそれが一番信じられない。いや、信じたくなかった。
「あのバカ・・・大人しそうな顔して・・・・こんなもの・・・」
今すぐにでも引き裂いてゴミ箱に投げ込んでやろうかと思った。
が、これを処分してしまえば彼を責める物的証拠はなくなってしまう。
苦々しく思いつつも、それを助手の机の上に思い切り叩きつけた。
その瞬間。
勢いよく叩きつけられた雑誌がハラハラとめくれ、さも出版上
差し支えのある部分をのみを最低限隠しました、と言わんばかりの
若い女性のあられもない姿が目に飛び込んできた。
「・・・あっ・・・・・・・・・・・・」
すぐに目をそむける・・・つもりだった。