06/08/31 12:10:09 cpJbR0cH0
>>207
これも不思議な話で、当時祖母が医者に行ったら、異常妊娠で流産する危険性があると言われ、
当時は治療法が乏しかったらしく、自宅で療養していたそうです。
出血があったらすぐに病院へ行くよう言われていたので布団でずーっと寝ていたそうです。
当時試せる方法でいろいろやったみたいですが(食事療法や漢方など)、結局ダメでした…。
それで子供はまた夫が帰って来て平和になってから作ろうと決めていたようです。
ところが、その数日後に残酷な戦死通告。
自分も死のうと何度も考えたようです。(実際に近くには崖があり、そこから身を投げた人も
実際にいたようです…)しかしさすがに昔の人。強い。何とか立ち直って、生活を送る。
それから数ヶ月経過したある日、どうも体調が優れないので再度病院へ。
検査してもらうと、妊娠していることが発覚。
全く意味不明だったのですが、よくよく調べると、最初に妊娠した時に、子宮内にいたのは双子だったのです。
当時は双子を忌み嫌う風習があり、間引きと言って片方を生まれてすぐに
殺していたようです(流産と申告する)。考えられない時代ですね。
そういう意味でも、双子でしかもひとり残っていたというのは奇跡に近い。
そうやって父は生まれました。疑問なのは当時、双子だったことが医者に
分からなかったのか?と言うことと、異常妊娠で胎盤が剥離してしまったのに、
双子の場合で片方が助かる事はあるのか?という部分です。
私は詳しいことは分かりませんが、祖母や関係者はもう死んでしまっているので、
確かめようがありません。唯一死んでしまった父の私への言葉だけが
残っているにすぎませんから、この謎は解明のしようがないのです。
長くなってすみません。