ほんのりと怖い話スレ その33at OCCULT
ほんのりと怖い話スレ その33 - 暇つぶし2ch981:968
06/09/27 15:04:17 bxJwDxiW0
機械的に埋め立てるのもなんなので、調子に乗ってもう一話投下。


霊道だかなんだか知らないが、俺のマンションはよく出る。
大学に入ってしばらく経ったある夜のことだ。
ベランダの方から「ドガッ!!」って何かがぶつかる音が聞こえた。
鳥かなんかがぶつかったか、と思いながら、カーテンを開けた。

鳥じゃなかった。手だった。

ベランダの縁、手すりの部分に巻きつくように手がかかってる。
ベランダの壁はコンクリだから、手の甲から手首にかけてしか見えない。
俺の部屋は3階。人がよじ登れる場所じゃない。
だが、不思議なもので、叫んだりはしなかった。

もし、何かしらの事情で生きている人間がぶら下がっていたら・・・。
放っておいたらそいつは確実に落ちる。逃げるのは確かめてからでも遅くない。
そんな考えが浮かんだからだろう。
俺はベランダに出て、ぶら下がっている奴を確かめてみることにした。
恐る恐る、手のかかっている部分から下を覗き込む。

982:968
06/09/27 15:04:52 bxJwDxiW0
結論から言うと、やっぱり人間じゃなかった。そもそも、ぶら下がっていなかった。
そいつは地面にしっかりと足を付けて、伸びた手だけが俺のベランダを掴んでいた。
ずっと下の方で見上げている顔と目があった。
ニヤニヤと笑っている気がした。

ここで限界が来た。
ありえない。ありえない。ありえない。
パニックになりながら、家を飛び出た。転がるように近くのファミレスに逃げ込む。
友達に電話し、助けを求めた。友達はすぐ来てくれた。
恐怖も薄らいできたので、友達と連れ立ってマンションに戻る。
外からベランダを見てみる。あいつはいない。
ホッとしながら部屋に戻った。
友人がいるのは心強い。俺は部屋のドアを開けた。
ふと違和感を感じて、自分の掴んでいるノブを見る。
暗い部屋の奥から伸びた手が、玄関のドアノブを掴んでいた。

あいつ、入ってきてる。

983:本当にあった怖い名無し
06/09/27 15:06:48 vL1uGP/U0
悪魔の実の能力者だな

984:968
06/09/27 15:08:27 bxJwDxiW0
>>983
その手があったか!!

985:本当にあった怖い名無し
06/09/27 15:11:22 UTEw9+iD0
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +


986:本当にあった怖い名無し
06/09/27 15:23:44 kQMLMn0+O
今日の夜まとめて読も。

987:本当にあった怖い名無し
06/09/27 16:15:35 q3FzHPAYO
俺の部屋にでもそんなことあったぞ
物音するからカーテン開けてみたら赤と青の
全身タイツの怪人がいたんでとりあえず握手してもらった
なんかネトネトしてた

988:本当にあった怖い名無し
06/09/27 16:52:10 TfFKe8+i0
何年か前に家族で海水浴に出かけた時の事です。
初めての海にはしゃぐ息子を私はビデオで撮影していました。
しばらくして少し離れた波打ち際に人だかりができているのに気付きました。
人々の視線をカメラ越しに辿っていくとちょうど息子と同い年位の男の子が溺れています。
なぜあんな浅瀬で?と思いつつ撮影し続けました。
帰宅後、ビデオを編集していると問題のシーンにさしかかりました。
私はゾッとしました。
そこには男の子を引きずり込もうとする無数の手が写っていたのです。
次の瞬間私は家を飛び出しあの海水浴場へと車を走らせました。
海に着くとすぐに車を降り浅瀬に飛び込みます。
すぐにワラワラと無数の手が伸びてきましたが一匹ずつ倒し続けました。
倒しても倒してもキリがないほど出てくる手をもう数千匹は倒したでしょうか・・・
「そろそろいいかな・・・」
最後は全体攻撃魔法で一挙に方をつけると莫大な経験値が。
高らかに鳴り響くファンファーレはいつまでも鳴り止みませんでした。

989:本当にあった怖い名無し
06/09/27 16:56:48 efMfKQbM0
>>982
続きまだー?

990:本当にあった怖い名無し
06/09/27 17:01:06 VdLsZUWS0
>>982
自分だったらガチ失禁

160氏、次スレで待ってるよ~

991:本当にあった怖い名無し
06/09/27 17:08:09 x2jPa3w0O
>>988
んなことより、見つけた段階で子供助けてやれや。

992:本当にあった怖い名無し
06/09/27 17:08:44 u1d4VAkN0
それでは、みなさん982を待ちながらユーレイの歌を。
サン、はい↓

993:本当にあった怖い名無し
06/09/27 17:14:36 IxGq4TZk0
お化けの救急車~♪

994:本当にあった怖い名無し
06/09/27 17:18:17 x2jPa3w0O
>>993
おいっ、何やってんだよっ
違うだ…


お化けの救急車~♪

995:本当にあった怖い名無し
06/09/27 17:21:33 2P3ZjUH00
>>994
おいおい・・・なに一緒になって・・・


お化けの救急車~♪

996:本当にあった怖い名無し
06/09/27 17:28:53 lU0nA3/z0
>>995
おまえこそ何やってんだ!
いい加減まじめに・・・


お化けの救急車~♪

997:本当にあった怖い名無し
06/09/27 17:32:24 EKkV20T7O
いつでもまじめに

おばけの救急車~♪

998:本当にあった怖い名無し
06/09/27 17:42:57 wIeII0lh0
ここを埋めればいいのですね

お化けの救急車~♪

999:968
06/09/27 17:43:30 bxJwDxiW0
すまん、客の応対をしていた…orz

俺は呆然とその手を見てた。
「閉めれ!!馬鹿!!」
友達の大声で我に返って、大急ぎで扉を閉める。
ノブが狂ったようにガチャガチャ動いた。
俺と友達は身体でドアを押さえつけながら、鍵をかけた。
しばらく叩いたり引っ掻いたりするような音が響いていたが、それも止んだ。
二人で顔を見合わせる。もう部屋に入る気にはならない。
友達が泊めてくれるらしいので、そいつの部屋に移動した。
1泊して、気分が落ち着いた。昼間って事もあるから、強気に出れる。
俺は部屋に戻ることにした。毒を食らわば皿までだ、と友達もついて来てくれた。

扉を開ける。部屋の中には誰もいなかった。
友達は一泊してくれるらしい。ありがたい。正直、一人で夜を過ごすのは無理だ。
結局、何も起きなかった。

ただ最近、気になることがある。
あんなことがあったから、無理矢理結びつけて考えてるだけだとは分かっている。
でも、不安は拭えない。
たとえば、換気扇のダクト。水道管の中。排水溝の奥。
そんな人の入れない隙間。
そこから、引っ掻くような音がする。
その音があの時ドアを引っ掻いていた音に聞こえて仕方ない。

もしかして、俺はあの手に囲まれて生活しているんだろうか。

1000:本当にあった怖い名無し
06/09/27 17:43:56 nizrBKsFO
僕はマジメです!だからこうして…


オバケの救急車~♪

1001:1001
Over 1000 Thread
                      γ
                      (
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            _ノ;し  i}  {J  |
         ,、-,、'         ハ- 、
         ( .( '、_    _ ,ノ  ノ:i   )
        ,、'""`ー---‐'"フ、_ - _,、' -'"
        (  _   ,、'"    ̄
         `ー--─'"
千本目の蝋燭が消えますた・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・


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