06/09/23 13:03:49 rJS/vkV+0
次の日の朝は店員にたらふく食べさせてもらい
酒も飲んだ、その時にあの部屋の男について聞かされた
戦時中、一人の軍人は仲間を裏切りこの宿まで逃げてきたという
軍服を着ていて全身血だらけで言った
「すぐに寝かせてくれ」
当時、店員だったのは今の店員の姉さんだった
客の男と一緒に男を一番奥の部屋に運んだ
パイプの近くで男は倒れこみ、「もう大丈夫だ」
二人は急いで一回に向かい、医者と応急処置をするように急いだ
一方、警察の推測で分かったらしいのだが
男は血だらけの軍服を脱ぎ、早くこの苦しみから痛みから逃げたい
と血で壁に書いたそうだ、そして猟銃と思われた銃で
自分の顔を何度も殴って、最後に発砲して死んだ
部屋に戻ってくると、悲惨な光景だったという
それ以来、あの部屋は噂になり、誰も使うことはなかった
だが、それから何十年ぶりに話の通用しない馬鹿な外人が裏の裏にある
この店を見つけ、安い金をカウンターに置いた
すっかり、当時の店員の妹は部屋に案内した
後で言われたが事件のことは忘れていたらしい
救出された俺は客たちに何故か胴上げされ、酒をぶっ掛けられた
さよならを言った後に店の電話番号と住所を紙に書いてもらった
表通りに戻り、よく見ると予算に合っている宿が見つかった
そんな俺は今、立派なヴァイオリニストですよ嘘
普通ーのサラでした、日本に戻ってきて一生懸命全力を出したが
認めてもらえず、音楽の道を断念おわり