なにそのツンデ霊★四人目★at OCCULT
なにそのツンデ霊★四人目★ - 暇つぶし2ch952:本当にあった怖い名無し
06/06/17 05:48:09 NKxhjmnw0
(レス略)

953:本当にあった怖い名無し
06/06/17 08:11:39 9IM9DxKG0
>>951
(笑)。うまいな。
一言くわえるだけで、濡れている理由が
怖い→卑猥になってる。技あり!!

954:本当にあった怖い名無し
06/06/17 09:40:18 hS6rJKIOO
まとめサイト更新乙

955:本当にあった怖い名無し
06/06/18 01:00:36 cvbXC4IB0
>953
誰がうまいこと言えと(ry

956:本当にあった怖い名無し
06/06/18 01:35:48 nWU/ILd80
久しぶりに来てみれば、うpの嵐じゃないですか。
たまねぎツンデレ氏も復活したことだし、
僕もなにか書かなければ………

前に書いた奴の後日談的なものを構想中なので、
できたらすぐにうpしまつ

957:霊1
06/06/18 01:47:36 hQX+NCdq0
新しいアパートに越して来て6日目。
その日彼女が現れた。
その日は休日だと言うのに朝からじめじめしていた。
陰鬱な天気に嫌気が差して、俺は早々に床に付いた。
深夜、急に寒気がして目が覚めた。
ギシ…
霊感の全くない俺でもはっきり分かる、部屋に満ちている異様な気配。
ギシ…
l級に体が動かないことに気が付いた、金縛りだ。
声も首も、視線すら動かせやしない。
ぼう…と白い陰が視界に入った。
髪の長い女性。
真っ白なワンピース。顔は長い前髪に隠れて見えない。
ギシ、ギシ…
彼女はすぅっと宙を滑る様にこちらにやって来た。
そして、俺の顔を覗き込んだ。
屈んだ訳ではない。
まるでワイヤーアクションさながら天井を背にして空中に静止したのだ。
空中浮遊。
紛れもない、幽霊だった

958:霊2
06/06/18 01:49:51 hQX+NCdq0
(う、うぁ…)
顔が近づく。
息がかかるくらいの超接近。
魂が震えるのが分かる。ヤバい、俺はここで死ぬのか?
ギシギシ…
漆黒の瞳が俺を…
「アッー!!」
この雰囲気に全く似合わない声。
勿論、俺でも目の前にいる幽霊のものではない。
向こうの部屋から聞こえてきたのだ。
ギシギシ、アンアン
薄い壁を隔てた、その向こう側から聞こえる、生々しい愛の営み。
それは、独身男の心を抉る地獄の旋律。
「ヴァー」
俺は壁を見つめながら、魂の奥から絞り出す様な声を上げ…
あれ、声が出る?首も動く。
と、ここで体の自由が戻っているのに気が付いた。
目の前の幽霊に目を移すと。
「///」
いつの間にか、彼女は俺の体に体重を預け、両手で布団をきゅうっと握って壁の向こうの声に耳をそば立たせていた。
心なしか、頬に朱が散っているように見える。
その姿は先程の恐ろしい幽霊のそれではなく、年頃の少女そのものだ。
俺はなんでさっきまでこの娘が恐ろしかったんだろう。

959:霊3
06/06/18 01:51:27 hQX+NCdq0
「あの…」
もう、恐怖はない、俺は声をかけた。
「っ?!」
彼女が此方を向いた、
超至近距離で俺と彼女の視線が絡みあう。
「…」
「…」
暫しの沈黙。
ボンッっと顔から火が出る勢いで赤面すると、彼女はバネ仕掛け宜しく跳ね起き…
「きゃああっ!!」
そのままの勢いで彼女はベッドからフローリングの床に背中から落ちていった。
ビダアアアアァン!!!
悲愴な衝撃音が、部屋に響き渡る。
ゆっくり起き上がって彼女を見た。
「………」
「だ、大丈夫か?」
倒れた弾みでワンピースの裾が臍まで捲れていた。
パンツ丸出しでピクリとも動かない。
死んだか?いや、幽霊が死ぬものか。
「うぅ…」
小さなうめき声を上げて、幽霊が上体を起こした。

960:霊4
06/06/18 01:54:02 hQX+NCdq0
「お前、まさか…」
幽霊?と聞こうとしたのだが、
「?!べ、別に私は貴方にHなことしようとしたわけじゃないんだからねっ!!」
盛大に勘違いしているようだ。
「あっ。ちょ、ちょっと、どこ見てるのよ!!」
自分のあられもない姿であることに気付くと慌てて飛び起き、ワンピースの裾を直した。
きっ、と彼女は俺を睨み付ける。
この娘が、幽霊?…
余りの慌てように俺はおかしくなってからかってみることにした。
「そんなこと言って、実は俺を誘ってたんじゃないのか?」
「え?!そ、そんなことないわよっ」
ホラホラ、慌ててる。
「その割には顔が赤いよな」
「こ、これは隣の部屋の声が…」
「やっぱり、そうだったんだろ。男の布団にのしかかっておいて、なにもないわけないもんな」
「う、うぅっ!馬鹿、馬鹿、馬鹿ぁ!!絶対、そんなんじゃないんだからぁっ」
彼女はこちらに突っ込んで来ると、ぽこぽこ両手で俺の胸を叩き始めた。

961:霊5
06/06/18 01:55:05 hQX+NCdq0
あぁ、もう駄目だ。
俺はそのまま彼女を抱き締め…
「んぅっ…?!」
柔らかい唇を奪った。永遠とも思える数秒。
「あ…」
不意に彼女の体の実体がなくなった。
腕をすり抜ける。
ふるふる震える彼女の目から涙が溢れ、零れた。
や、やりすぎたか?
「あ、アンタなんか死んじゃえっ!!」
そう捨て台詞を残して彼女は消えていった。
俺の心に、消えない高なりを残して。

962:本当にあった怖い名無し
06/06/18 01:59:24 hQX+NCdq0
このスレを見つけて、ついカッとなってやった。今は反省している。
初SSなので読みづらいのはご勘弁。 
ちょっとツンデレ分が少なかったような気がするのが心残り…か。

963:本当にあった怖い名無し
06/06/18 03:23:52 yITnI4xSO
ツンデレよりもエロが足りない

964:本当にあった怖い名無し
06/06/18 04:17:19 fJ/ronNs0
むしろツンデレがエロ

965:本当にあった怖い名無し
06/06/18 04:35:40 1K96IjOoO
心残りなら早くリベンジ編を書くんだ

966:本当にあった怖い名無し
06/06/18 21:18:01 yjJRhzvl0
僕の部屋は消灯が早い。
ハムポンが夜行性だから、というのもある。
だけど、僕が早寝しないと疲れが取れないからだ。

「ちょっと・・・起きなさいよ。ねぇねぇ」
「・・・んー?なんだよー」

いつも消灯するとすぐ静かに、やがて寝言でうるさくなる
レイポンが騒々しい。
「・・・私が居なくなったらどうする?」
「・・・え?」

どうしたんだろう?そういえば最近元気がなかった。
何か・・・あったんだろうか。いや、居なくなるって?

「どうしたの?レイポン」
「んー?聞いてるのはこっちよ?んー、どうなのよ」
「・・・う。うーん。困る・・・かな」
「んー?なんだって?」

おかしいな。いつもの調子だ。何か大変なことではな・・・

「ちょっとドイツ行ってきます」
「・・・はぁ?!」
「もうね。ニツポンッニツポンッハムポンッなのよ」
「はぁっ?!」

静かな夜になった。明日がどうぞ穏やかでありますように。

967:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/19 11:16:28 mBQvAQbU0
は、ハムポンが登場しない><

orz

968:猫 独り立ち 1
06/06/19 13:32:30 cUjOIz+LO
僕は何者にも束縛されない自由な猫だ。

5つ子だったけど、お兄ちゃん達は次々と貰われたり拾われたりして、もう一緒にいられなくなったんだ…。

あ!あのね、素晴らしい家を見つけたんだよ!誰も入って来ないから、何の邪魔もされない。追いかけられる事もないんだ!

「…に…っ…のよ…」

んにゃ?何?誰か何か言った?

「…なにやってんのよ…。出てって…。あたし、猫きらい…」

人間の女の人だ…。やだ!出て行かないもん!折角見つけた、僕の家だもん!

「ここは、あたしの家…あたし達家族が暮らしてた家なの。…今はあたししか残ってないけどね…
ふん!さ、寂しくなんてないわよ!あたしはあんたみたいな野良猫とは違うの!」

え?…僕の言葉が分かるの?人間には僕達、猫の言葉は分からない…ってママが言ってた…。

「あぁ、それはね。あたしが幽霊だからよ。死んで魂だけになってるから、心に直接届くんじゃない?
さぁ、あたしの言う事が分かるんなら、さっさと出て行きなさいよ!」

…ゆうれい…?死んでる…?
「ほら、早く!出てけ!出てけったら!」

969:猫 独り立ち 2
06/06/19 13:33:19 cUjOIz+LO
…やだ…行かない…!ここにいる!ここじゃないと嫌なんだもん!

「なんで、ここにこだわるの?あんた野良猫なんでしょ?好きな所に行きなさいよ。それともママの所へ帰ったら?」

…いない…もん…。ママは…ママは“くるま”に食べられたから…。そこの前の道で…。ここにいればママの匂いがするんだもん…。

「そう…なんだ…。じゃ、じゃあ…匂いが消えるまでだからねっ!独りぼっちで寂しいからって泣いたりしないでよねっ!」

泣かないもんっっ!僕…僕…強くなるんだもんっ!ママと約束したんだ!強く…強くなるって…もう…泣かない…って…っく…ぅぇ…ひっく…ぅぇ…ぇ…

「もう…泣くなったら!時々、あたしが遊んであげるよ。べ、べつに同情とか、あた…あたしも寂しいからじゃないからねっ!
暇潰し…そうよ、暇潰しする為なんだからねっ!嬉しくなんてないんだからっっ!」

…ぅぇ…ひっく…ぅ…。あ、ありがとう…。

「と、とりあえず…今日はもう寝なさいよね!あたし、あっち行ってるから!」

ママ…僕、強くなるからね。だから安心してよね、ママ…。

970:猫作者
06/06/19 13:35:54 cUjOIz+LO
またも猫シリーズ。
今度は短めにしました。

971:アカイヘヤハスキデスカ? 1/2
06/06/19 15:18:20 08TiwR1Y0
真っ赤な、真っ赤な部屋。
インターネットの中でしか生きられない、都市伝説。

Red Room ~赤い部屋~

「今日も2chは楽しいなっ・・・と。」
俺はどこにでもいる大学生。一人暮らしをはじめ、気兼ねくインターネットを利用する毎日。
2chには様々な情報が飛び交う。政治、経済・・・そして、俺の趣味である「オカルト」も。
今日は古い古いネタを調べるために、このオカルト板を見ていた。

そのネタとは、「赤い部屋」
インターネットの普及と共に広がった、不思議で恐ろしい都市伝説だ。
あるURLをクリックすると、「赤い部屋は好きですか?」という声が出るポップアップが作動し・・・
閉じようとしても何度も出てきて、最終的にそれに出会ったものは血まみれになり死ぬ・・・。
そう、自らの血で部屋を真っ赤に染めて。
よくあるオカルトネタでも中々怖いものに入る。一時期、それを模したFlashも出来た位だ。
「にしても、流石に古すぎるネタかな・・・情報が少ない。」
中々情報が見つからず頭をかいていると、ある書き込みが目に飛び込む。
【このURLの先に、赤い部屋の真実がある】
「・・・真実?」
どうせ、また悪戯か何かだろう・・・そう考えるものの、やはり気になる。

972:アカイヘヤハスキデスカ? 2/2
06/06/19 15:19:57 08TiwR1Y0
俺はスパイウェアやPCクラッシュツールの対策を施し、URLを開く。
「ゴクッ・・・」
生唾を、飲む。もしかしたら赤い部屋のURLかも―・・・しれない。

しかし。

『ポップアップをブロックしました。』
電子音と共に、このメッセージが。怪奇現象がツールに防がれるとは、お笑い種だ。
「はは・・・まぁ、こんな所だろ。」
そして新しく別のスレッドを見ようとすると、不意に。

「ちょ、ちょっと!なんでポップアップが出てこないのよっ!!」

女性の、声が聞こえた。俺の―・・・背後から。
「な、なんだ!??」
俺が振り向くと、そこに居るはずの無い女性が居た。
燃えるような・・・いや、違う。血のような、赤。
髪も服も、瞳も爪も、そしてその艶やかな唇も。全て、真紅。

「なんで赤い部屋のポップアップが、出ないのよー!!」

「・・・はい?」

その日から、俺は―・・・この、赤い部屋の主との奇妙な生活を営む事になった―・・・


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