なにそのツンデ霊★四人目★at OCCULT
なにそのツンデ霊★四人目★ - 暇つぶし2ch900:俺と美奈子と小娘②
06/06/13 06:48:20 gIxx1KgSO
「おいおい、そんなお上品にやってちゃいつまでも終わらねぇぞ?」
俺は美奈子の突起をぐっと力をこめて押し込んだ
 
ズゾゾゾゾッ!!
 
「ヲホーッ!キタキタキタ―(;´Д`)――ウッ!!」
 
美奈子は俺の放出物をその体内に貪欲に吸い込んだ。
「へ、最高だったぜ…俺の可愛いビッチ」
気怠い快感の余韻に酔い痴れながら俺は美奈子を撫で回す。
 
「………ちょっと…さっきから何やってんのよ、あんた……?」
チ、うるさいヤツがきやがった。
 
「なんだよ小娘?俺と美奈子の愛の営みの邪魔すんなよぅ」
「美奈子って…
あんた何考えてんのよッ!!!
掃除機にチンポ突っ込んで訳分かんない事言ってんじゃないわよ!
キ■ガイ野郎ーッ!」
 
「そ!掃除機いうな!
こいつには美奈子って名前があるんだよ!」


901:俺と美奈子と小娘
06/06/13 06:49:38 gIxx1KgSO
「現実逃避もいい加減にしなさいよ!だからいつまでも童貞なのよッ!」
 
おぉぉ、何て暴言吐きやがる、ゆとり教育世代には思いやりってモンが無いのかよ?
「黙れ小娘!現実の女なんか要らない…俺はこいつと二人で生きていくんだ」
 
「目を覚ませぇぇッ!この変態がぁーーッ!」
 
その後三時間に渡る死闘の末、俺の美奈子は小娘に破壊された。
もうダメポ


902:本当にあった怖い名無し
06/06/13 07:34:15 1DVyqLGfO
GJ!

903:本当にあった怖い名無し
06/06/13 12:04:34 hggDAJvV0
掃除機したことない。

904:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/13 12:13:54 8feHGq+c0

妹が寝ている。白いベッドの上で。無味乾燥なこの部屋の中で。
絶えず聞こえる電子音が耳に痛い。
僕は妹を見て胸が締め付けられる。
妹は引きこもりがちな僕をいつも情けなさそうに見ていた。
あの日もそうだ。僕がトイレにたち、廊下で妹に会った。
妹はあの冷たい目で僕に一言。
「弱虫」
そういって家を出た。
その日以来、妹と話していない。
なぜなら、妹はこうしてベッドの上で寝てばかりだからだ。

「僕、最近、引きこもりやめたんだ」そう一人ごちた。
生命維持装置の音が、ピーッ、ピーっと定期的に耳障りな音を立てる。
神経が苛立つ。妹がそこですやすや眠っているのも腑におちない。
妹はきれいな白い肌と、整った顔立ちで静かに目を閉じている。
あの冷ややかな目が見たい。冷たい声でもう一度「弱虫」といってほしい。

僕はそれが叶わないことを知っている。
だから。

だから…。





僕は腕時計を見た。時計の針が午前2時丁度をを示している。
そして、生命維持装置の電源を切った。

905:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/13 12:14:27 8feHGq+c0


妹の葬式が終わって程なくしてだ。
僕はほのかな靄に包まれることがある。
他の人には見えないらしいので、僕は頭がおかしくなったということだろうか。
まぁ、もともと、自分は壊れているから、別段、気にもしないのだが。
夢の中には妹がいつも現れる。僕に冷ややかに「弱虫」とささやくのだ。
下腹部に熱い迸りを感じ、目覚めると決まって僕は下着を洗うことになる。
狂ってるな…ほんと、狂ってる。
それでも、妹の目と声が忘れられない。

バイトの帰りの事だ。疲れて部屋に戻った。
いつの間にか、ソファーで眠りこけていた。
そして、いつもの夢を見たんだ。

…妹が僕に囁く、「弱虫」と。そして軽蔑の眼差しを僕に向ける。

いつもなら、ここで僕はすべてを吐き出して目が覚めるんだ。
だから夢の中の僕もそれに身構え、また、期待した。
だが、違った。
その日はそれで終わらなかった。妹の白い指が僕の胸元に伸びる。
そして、もう一度、囁いた。

「私を殺して、決心はついたの?」


……びっしょりと汗をかいて僕は目が覚めた。
電気がついていたはずの部屋は薄暗く靄に包まれていた。



906:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/13 12:15:08 8feHGq+c0


「おにいちゃん」
妹の声が耳元でした。僕の呼吸は次第に荒くなっていく。
そっと手を握られていた。ドカチンで鍛えられた僕の腕は前に比べごつくなっている。
靄がすぅっと晴れた。妹は僕の横にいた。
「やっと会えたね」

あああああああああ、妹だ。
僕が死なせた妹がいる。
「弱虫の癖に、私を殺す度胸はあったんだ」
妹が僕を苛む。
さぞ、恨んでいるだろう。僕なんかに殺されたんだ。
妹が冷たい目で僕を覗き込む。
僕はとっさに部屋に転がっていた果物ナイフに手を伸ばす。
そのとき、目覚まし時計に目が留まった。
午前2時。妹を殺した時間。
僕はそのナイフをふりあげた。

妹が物悲しそうに目を閉じた。

肉を貫く鈍い音がした。


「あ、あああああ、ああああああああああああ!!!!」

目を開いた妹が絶叫した。

僕の胸元が朱に染まっていく。
そして、視界が途切れた。

907:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/13 12:17:46 8feHGq+c0
白い、靄の中に僕がいる。素っ裸なのに、腕時計をはめている。
腕時計。すごく大切なものだ。妹が僕の誕生日に買ってくれたもの。
妹が交通事故にあったあの日に、手紙と一緒に握り締めていた腕時計。

「ほんと、お兄ちゃんは弱虫で馬鹿なのね」妹が隣にいた。
「僕もそう思うよ。腕時計、ありがとうな」僕はずっと言いたかったことをようやく言えた。
「ふ、ふん。時計をすれば、少しは人間らしい生活が出来ると思ったのよ」

不意に妹がぼろぼろと涙をこぼしだした。
「お兄ちゃんの馬鹿!! 本当に馬鹿!!」そういって僕の顔を何度も何度もびんたする。
「私は、お兄ちゃんが好きなの、誰より、好きなの。お兄ちゃんに抱いてほしかったの」
…顔を真っ赤にして叫ぶ。


僕が引きこもりになった理由。それは妹の思いを知ったからだ。
禁断の愛。
そして、僕も同じ思いだった。
それが人としてあってはならないことだと知っていた。
だから、外に出ることが怖くなった。妹を押し倒しそうだったから。
まぁ、死んでしまってはもうどうしようもないな。
そして、僕は妹の目をまっすぐ見た。
「いっしょに、地獄におちるか?」

数瞬の沈黙…

「遅いよ、お兄ちゃんの弱虫」
「はは、そうだな。おそいなぁ」

周りが明るい光に包まれ始めた。これが俗にいうお別れなんだろうか。
「じゃぁね、お兄ちゃん。次はちゃんと私を見てね」
妹が顔を赤らめながら光のなかに消えた。
そして、僕の視界も…。

908:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/13 12:18:45 8feHGq+c0


僕が寝ている。白いベッドの上で。無味乾燥な部屋の中で。
絶えず聞こえる電子音が耳に痛い。
「こ、ここは?」
「あなたは、家であやまって胸にナイフを突き刺してしまったみたいですよ」医師がそばにいた。
「僕は生きているの?」
「ええ。連絡が早く、救急隊員の処置もしやすかったようです」
連絡が早くとはどういうことだ。
「若い女性が電話で知らせてくれたんですが、お知り合いですか? 部屋にはあなたしかいなかったそうで」

その一言で僕の目からは涙がこぼれだした。
妹は僕を恨んではいなかった。僕を連れて行くつもりじゃなかった。
…僕は大声でないた。
退院までそれほど時間はかからなかった。



あの日の出来事から20年。
今では僕にも妻と子供がいる。
子供を見てると妹を思い出す。

ふと、子供と目が合った。
「お兄ちゃん、今度こそ、私を愛してね」
娘が僕に微笑んだ。


-了-

909:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/13 12:21:22 8feHGq+c0
ずいぶん、久しぶりの投稿です。
そのため、せっかく覚えたトリップのつけ方すら忘れていました。
今回のスレでは初の投稿です。
いつの間にかいろんな方が、投稿されててにぎやかになってますよね。
これからも思い立ったらまた投稿します。

それでは。

910:本当にあった怖い名無し
06/06/13 13:01:00 KkkIBp6j0
妹属性の娘ですかー…その後を想像すると怖いです。
すごく読みやすい文章で良かったです。

911:本当にあった怖い名無し
06/06/13 13:48:45 so8lJ0AS0
お兄ちゃん、妹に罵られて大きくしちゃうなんて変態ね


みたいな
(*´Д`)ハァハァ



912:本当にあった怖い名無し
06/06/13 13:54:30 mOy20eFU0
たまねぎおひさしGJ!!

913:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/13 18:06:16 8feHGq+c0
「ちょ、まてよ」
ニヒルにクールに俺は彼女を呼び止めようとした。
彼女は無言で立ち去ろうとする。

「ちょ、まてよ」
再度、呼びかける。その俺の姿はまさにクール&ビューティー害。
彼女は足早に去ろうとする。

俺が彼女を見つけたのはつい最近。つれないあの子をおとしてゲッツ。
それがマイドリームオブサクセスストーリー。
だが、それが間違いということに気づいたのはそれから、ちょっと時間がたってからだった。

「ちょ、まてよ」
「いい加減、うるさいわよ。この基地害!!」
くるりと彼女が振り向く。
おお、想像したとおりのアジアンビューティー。
俺の股間はめくるめく、ラブトレイン状態だ。
なめるように彼女を見る…。
ボンと突き出た形のいい胸。
きゅっと絞られたほどよい、ウェスト
腰はもう、超安産型の究極生物。
…と、足まで見終わって視線を戻す。
とそのとき、気づいた。
女の服の模様。

おろ。
変だ。いや、何が変って、服の半分が真っ赤。まるで血に染まったような。
「あんた、みたわね」
女が俺に近づいてくる。次第に、女に変化が起こる。
右のわき腹から血が滴りはじめて、ぴちょんぴちょん。
「ぴちょんぴちょんじゃねぇぇええええええええ!!」


914:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/13 18:07:02 8feHGq+c0
うっは、こいつ、化けもんだった!!ってなわけで、俺は反転ランナウェイ。

「ちょ、あんた呼び止めといて失礼じゃない」ふふん、と嬉しそうな声が聞こえる。
「いやいやいやいや、しつれいじゃない。全然失礼じゃない!!」叫びながらはしる。
ぶちっと、なにか、後ろで音がした。
いや、おれ、ほんと、見たくないの。後ろ。でも、気になるのは気になるんだよね。
てなわけで、ほんのちょっと、ちらリズム。
で、レッツ、激しく後悔。

「ははははは…」言葉がつながらない。
「何笑ってんのよ」むっと女が叫びながら追いかけてくる。
「わらってねぇええええ、腹からなにかでてるよぉぉおお」
「うん。ちょう(腸)ね」小粋なギャグがむかつく。


走り続けること23分。結局俺は捕まった。
「で、俺をどうしようと」俺はまな板の上の鯉の心境で女に訊ねた。
「いや、あんたが逃げたから追っただけよ」
「う、うそだ、俺に執り憑く気か!!」
「ば、馬鹿なこと言わないでよ。あんたなんか興味ないわ」とそっぽを向く。
「俺に憑いて若い精気を夜な夜な…あああ、これ以上は恐ろしくいえん!!」
「馬鹿なこというんじゃないわよ、人がまるで、飢えているように…!?」
と、女が言葉を止めた。まじまじと俺を見つめる。
俺も女を見返す。
……
無意味な沈黙。
……
『やっぱり/意外と、いい女だ/いい男ね』ハモッた。

というわけで、今、俺には彼女がいる。
夜は激しく、ヒート&デストロイ。
ちょっと困るのはたまに、ベッドに血の海が出来ていることだ。

915:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/13 18:10:46 8feHGq+c0
我ながら阿呆だ

916:本当にあった怖い名無し
06/06/13 18:23:47 hggDAJvV0
想像してしまった・・・・・

917:本当にあった怖い名無し
06/06/13 20:04:30 9n0HRX2+O
たまねぎ氏キタ─(゚∀゚)─!!
切り口がフレッシュでおもしろいですね!
GJ!

918:本当にあった怖い名無し
06/06/13 23:39:07 BboOPtBgO
ちょwwwwwwwまてよwwwwwwwGJwwwwwww

919:本当にあった怖い名無し
06/06/13 23:51:28 HmYKqDb7O
>>910
IDがクークラックスクランwww

920:本当にあった怖い名無し
06/06/14 13:36:22 qOb7PnZ10
シオン修道会だとっっ

921:KKK
06/06/14 17:30:55 cqhpIsNgO
黒人「うぅ…腹が減って動けない」
白マスク「ちょっと!そこのニガー野郎、残飯の処理を命ずるわ!」
黒人「え、これ…食べていいのか?」
白マスク「べ、別にあんたの為に作ったんじゃないんだからね!つ、作りすぎちゃったのよ!さっさと食べなさいよ!」
黒人「あ、ありがとう」
白マスク「勘違いしないでよね!私があんたを吊し上げるまで死なれちゃ困るってだけなんだから!」


922:本当にあった怖い名無し
06/06/14 17:37:26 +Sj+KqHB0
黒いよww

923:猫はあたし 1
06/06/14 19:33:05 8k+SioLOO
ある朝起きると、あたしは猫になっていた。

なんで?なんで?何があたしに起きたの?良く思い出して!

そうだ…、あたし殺されたんだ…。部屋に独りでいる時に誰か入って来て…刺されたんだっけ。相手の顔は…思い出せない…。
でも、それがどうしてこんな事に?

そうだ!ママに連絡しなきゃ!あたし生きてるって。助けてって。
電話…あ、あった!ママ、心配してるだろうなぁ…。えっと…実家の番号は…うん、大丈夫。覚えてる!

って、だめじゃん…。肉球じゃボタン押せないよ…。そうだ!爪で押せば良いのよね。爪を出して…っと…よし!

プルルルル…プルルルル…

お願い!出て、ママ!

カチャッ…「もしもし」

やった!ママだ!あたしだって告げなきゃ!助けてって言わなきゃ!

「にゃあ」

何言ってるんだ、あたしは。いやいや、そうじゃない。ちゃんと言わなきゃ!

「にゃあ」

…そりゃそうだよね。猫だもん。にゃあ…としか言えないよね。あ、ママ待って!切らないで!…切られちゃった…。
何か他の方法考えなきゃ。とりあえず、ここはどこなんだろ…。男の子の部屋みたいだけど…。

あ、誰か帰って来た。

924:猫はあたし 2
06/06/14 19:33:49 8k+SioLOO
部屋に入ってきたのは男の子だ…。年齢はあたしと同じ位。大学生かな?

あれ?でも…何か見た事ある気がする…。どこで見たんだろ…。

「ただいま。ミーコ。大人しくしてたか?」

ちょ、ちょっと!触らないでよ!えっち!まだ誰にも触らせた事ないんだからね!あんたなんかに触らせてあげないんだから!そんな困った顔してもだめですよーだ!

…何か表情に陰りあるね…どうしたの?や、やだ!心配してる訳じゃないんだからね!ほ、ほら!あたしの事、何か知ってるかもしれないし…。

「今日は機嫌悪いなぁ…どうしたんだ?まぁ良いや。邪魔されたくないしな…」

邪魔?あたしが何を邪魔するっていうのよ!失礼なヤツ!後ろから引っ掻いてやる…。

あ、新聞…。あたしの事件の記事だ。これも、あれもだ!あたしの記事ばかり集めてる…。なんで?あたしの事知ってるの?

もしかして…そうだ…この人があたしを殺したのかも…、だからあたしはこの人の猫に入っちゃったんだ…。きっとそうだ。よーし!証拠見つけてやるからね!

「ミーコ。俺、またちょっと出てくけど、お利口さんにしとくんだよ」

ふん!良く言うよ、人殺しのくせに!

925:猫はあたし 3
06/06/14 19:34:43 8k+SioLOO
あいつのいない間に証拠見つけなきゃ!何かないか探してやる!

えっと…まずは服だね。きっと血のついた服とかあるはずだよね。洗濯物は…あ、こっちか。

あったあった、脱衣籠。うわぁ、きったないなぁ…。これだから男って…。くさいけど我慢して…あ、これなんて怪しい…くっ…引っ掛かってる…
きゃあーーーっっ!こ、これパンツじゃないっ!やだっ!きたないっっ! 服を探すのは後にしよ…。くすん…。

他は…そうよね。凶器探さなきゃ。テレビなんかでも凶器が見つかって犯人逮捕!ってやってるもんね。隠すとしたら…ベッドの下が怪しいよね。

狭いけど、こんな時猫って便利!スイスイ入っていけちゃう!ん?何?この袋…怪しい…調べるべきね。よいしょ…。

ぅわ…これ全部えっちな物だ…。まぁ男の子だもんね。んと、本やDVDに…何?この浮輪みたいなの??

・・・・・・ちょっと見ちゃおかな。
やっぱり男の子って胸大きい人が良いのかなぁ…。巨乳の女の人ばっかりだぁ…。あたしだって人間だった時は、結構それなりだったんだよ?
胸だって…Cはあったもん。時にはBの場合もあったけどさ…。

ってこんな事してる場合じゃないっ!

926:猫はあたし 4
06/06/14 19:36:06 8k+SioLOO
他に隠すような場所ってどこがあるかなぁ…。ん?机の上のあれは何?

スクラップブックにアルバムだ…。あたしの記事、こんなに集めてる…。それに、たくさんのあたしの写真。小さい頃のまである…。
あれ?この写真…見覚えがある…。どこで撮ったんだっけ…。

そうだ。思い出した!あいつ…幼馴染みのケン君だ。ケン君があたしを殺したの?なんで?
あ…ちょっと待って…。まだ何か思い出しそう…。

「ミーコ!やった!犯人見つかったって!彩を刺した犯人が捕まったんだ!」

突然帰って来てなによ!騒がしいわね!大声出さないでよ!触らないでったら!

・・・・・ぇ?今、何って言った?犯人捕まった?あんたが犯人じゃなかったの?

「しかし、ミーコ…やってくれたなぁ…。部屋の中めちゃくちゃじゃないか。」
「うわっ!こんな物まで引っ張りだして!こらっ!」

そうだ。思い出した。
あの日、ケン君が来るのを部屋で待ってたんだ。そしたら宅配便が来て、ドアを開けたら変な男の人で…。声出したら、刺されちゃったんだ…。

ごめんね、ケン君…。疑っちゃった…。何年ぶりかなのに、笑顔じゃなくて。
死んじゃってごめんね…。

927:猫はあたし 5
06/06/14 19:36:58 8k+SioLOO
あたしが死んだ後、ケン君はあたしの実家へ通い、何度も謝っていたそうだ。
もう少し早く着いていたら、あたしは死なずに済んだのに…って自分を責めているみたい。
警察へも何度も足を運び、手掛かりを探し歩いたりもしていたらしい。

そんな話をミーコになっちゃったあたしに涙ながらに話してくれた。
あたしはケン君の膝の上で丸くなりながら、じっと聞いてた。聞く事しか出来なかった…。

小さい頃にした『おとなになったら、けっこんしよう』って約束。まだ覚えててくれたんだね…。
あたし本当はね、そんな約束忘れてた。でも、心のどこかで覚えてたのかもしれない。だから誰とも付き合ってこなかったのかも…なんて今は思ったりするよ。

今、こうやってケン君の膝の上に抱かれて頭や背中を撫でられていると、本当に幸せだよ。
結婚は出来ないけど…ずっと一緒にいようね。これからは、あたしはケン君の側にずっといるから。

それと…浮気は許さないからね!えっちな本もだめ!見つけたら爪立てて破いてやるんだから!

928:本当にあった怖い名無し
06/06/14 19:40:06 8k+SioLOO
また猫シリーズです。
ツンデレってやっぱり難しいですね…。


929:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/14 20:41:26 Jf/o9hqx0
私もハンター物を書きたいと思います。

だめといわれても書きます。
では、投下します。

930:本当にあった怖い名無し
06/06/14 20:41:49 JDU1dNky0
>>928
うん難しいねだけど

GJ!

931:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/14 20:42:12 Jf/o9hqx0
電話が鳴る。
受話器から届く悲痛な叫び、俺は一言答える。
「任せておけ」
それでいい。心配することはない。俺に任せればすべて上手くいく。
だが、ひとつ、君は間違えている。その叫びは理解が足りない、愛が足りない無知なる叫び。
だから俺が代わってその幸運を享受する。
それは、ツンデ霊に出会えること。

「俺は、ツンデ霊ハンターT!! 世の無知なるものに代わって君とにゃんにゃんしちゃうゾ!!」

……
……
……

今日のツンデ霊は52歳のおじさんでした。orz

―了―

932:本当にあった怖い名無し
06/06/14 20:51:20 CrsEZ+xB0
>>928
いいよいいよーGJ!
ハムスターもいいけど猫もねっw

>>931
(・Д・)・・・
52ちゃいかよっwしかもツンデ霊かよっ

933:本当にあった怖い名無し
06/06/14 21:54:03 q5u25f1YO
>>931
( ゚д゚ )・・・

( ゚∀゚ )TはたまねぎのT・・・

934:本当にあった怖い名無し
06/06/14 22:54:17 xCedABNgO
>>923をエアロスミス聴きながら読んでみ?
曲はI DON'T WANT TO MISS A THNGで

935:本当にあった怖い名無し
06/06/14 23:18:38 WV2NMSnl0
>>934


やってみた。

最高 。゚(゚´Д`゚)゚。

936:本当にあった怖い名無し
06/06/14 23:40:29 xCedABNgO
やってみてくれたかありがとう

937:本当にあった怖い名無し
06/06/14 23:42:23 WV2NMSnl0
>>936
いや、こちらこそありがとう。
ほんとによかった。

938:本当にあった怖い名無し
06/06/14 23:45:55 xCedABNgO
一人でも実践してくれるやつがいただけでも書き込んだ甲斐があった

939:猫作者
06/06/14 23:55:58 8k+SioLOO
>>938
話を書いた本人もうれしいですw
ありがとう。

940:本当にあった怖い名無し
06/06/15 00:15:02 M0A5lYb00
>934
やってみた
泣けた。・゚・(ノД`)・゚・。

941:本当にあった怖い名無し
06/06/15 00:16:05 PeW2vXjLO
よし仲間が増えた

942:本当にあった怖い名無し
06/06/15 00:39:43 Ee19pMZ20
             _,,..r'''""~~`''ー-.、
            ,,.r,:-‐'''"""~~`ヽ、:;:;:\
           r"r          ゝ、:;:ヽ
   r‐-、   ,...,, |;;;;|       ,,.-‐-:、 ヾ;:;ゝ
   :i!  i!  |: : i! ヾ| r'"~~` :;: ::;",,-‐‐-  `r'^!  ずんだ見てる~?
    !  i!.  |  ;| l|  ''"~~   、      i' |     イェ~イ
     i! ヽ |  | |    ,.:'"   、ヽ、   !,ノ
    ゝ  `-!  :| i!  .:;: '~~ー~~'" ゙ヾ : : ::|
   r'"~`ヾ、   i! i!   ,,-ェェI二エフフ : : :::ノ~|`T
  ,.ゝ、  r'""`ヽ、i! `:、   ー - '" :: : :/ ,/
  !、  `ヽ、ー、   ヽ‐''"`ヾ、.....,,,,_,,,,.-‐'",..-'"
   | \ i:" )     |   ~`'''ー---―''"~
   ヽ `'"     ノ

943:本当にあった怖い名無し
06/06/15 00:45:00 h2RBI0GH0
>>925
>>何?この浮輪みたいなの??
         ↑↑
       もっと詳しく!!

944:本当にあった怖い名無し
06/06/15 00:55:51 PeW2vXjLO
南国2号じゃね?

945:本当にあった怖い名無し
06/06/15 08:30:25 DthaZmhP0
658 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2006/06/14(水) 16:50:24 ID:???
流れをぶった切って悪いが軍事的しょうもない話をば

出現当時(旧ソ連製としては)革命的な静粛性を持つヤンキー級の長時間追尾に
初めて成功した米原潜「レイポン」は、相手を逃すまいと危険なほどに近距離から相手の様子を伺っていた。
もちろんその距離だとエンジン音以外にもいろいろな音が聞こえる事になる。
それらの何がなんだかわからない音は大抵がトイレ絡みのお下劣ジョークのネタにされた。
その一例
何かゴボゴボと言う音の後に高圧空気の噴出音のようなものが聞こえる。
ソナー手は迅速に、そして真面目くさって報告する

「発令所、こちらソナー。ただいま露助のウンコを探知しました」

なお、当該ヤンキー級の追尾は47日間にも及び、三直で交代する乗組員は
相手側の「パートナー」の操艦の癖を読みきってしまい、
相手がどんな動きをするか大よそ見当が付いたそうである。

レイポン…(*´д`*)ハァハァ 

946:本当にあった怖い名無し
06/06/15 16:29:59 YX7RQo/cO
レイポンwww

947:本当にあった怖い名無し
06/06/15 22:18:39 mnIA/P7HO
あああエアロスミスCD無いよぉぉぉ
あれだろ?アルマゲドンのやつだろ?

ち しゃあねえ脳内再生開始だ。

948:本当にあった怖い名無し
06/06/15 23:21:09 PeW2vXjLO
CD買えや

949:本当にあった怖い名無し
06/06/16 00:21:04 FiSRdysTO
>>945
露助のウンコwww

950:本当にあった怖い名無し
06/06/16 13:57:39 IlS/F+1zO
過疎

951:車に乗る幽霊
06/06/17 04:27:29 cuxL+VY40
(前略)
車を進めながら妙に静かになった後部座席が気になり振り返ると、
女の子の座っていたはずのところはただグッショリと濡れていたのでした

「…お、お茶がこぼれたんだからねっ!?」

952:本当にあった怖い名無し
06/06/17 05:48:09 NKxhjmnw0
(レス略)

953:本当にあった怖い名無し
06/06/17 08:11:39 9IM9DxKG0
>>951
(笑)。うまいな。
一言くわえるだけで、濡れている理由が
怖い→卑猥になってる。技あり!!

954:本当にあった怖い名無し
06/06/17 09:40:18 hS6rJKIOO
まとめサイト更新乙

955:本当にあった怖い名無し
06/06/18 01:00:36 cvbXC4IB0
>953
誰がうまいこと言えと(ry

956:本当にあった怖い名無し
06/06/18 01:35:48 nWU/ILd80
久しぶりに来てみれば、うpの嵐じゃないですか。
たまねぎツンデレ氏も復活したことだし、
僕もなにか書かなければ………

前に書いた奴の後日談的なものを構想中なので、
できたらすぐにうpしまつ

957:霊1
06/06/18 01:47:36 hQX+NCdq0
新しいアパートに越して来て6日目。
その日彼女が現れた。
その日は休日だと言うのに朝からじめじめしていた。
陰鬱な天気に嫌気が差して、俺は早々に床に付いた。
深夜、急に寒気がして目が覚めた。
ギシ…
霊感の全くない俺でもはっきり分かる、部屋に満ちている異様な気配。
ギシ…
l級に体が動かないことに気が付いた、金縛りだ。
声も首も、視線すら動かせやしない。
ぼう…と白い陰が視界に入った。
髪の長い女性。
真っ白なワンピース。顔は長い前髪に隠れて見えない。
ギシ、ギシ…
彼女はすぅっと宙を滑る様にこちらにやって来た。
そして、俺の顔を覗き込んだ。
屈んだ訳ではない。
まるでワイヤーアクションさながら天井を背にして空中に静止したのだ。
空中浮遊。
紛れもない、幽霊だった

958:霊2
06/06/18 01:49:51 hQX+NCdq0
(う、うぁ…)
顔が近づく。
息がかかるくらいの超接近。
魂が震えるのが分かる。ヤバい、俺はここで死ぬのか?
ギシギシ…
漆黒の瞳が俺を…
「アッー!!」
この雰囲気に全く似合わない声。
勿論、俺でも目の前にいる幽霊のものではない。
向こうの部屋から聞こえてきたのだ。
ギシギシ、アンアン
薄い壁を隔てた、その向こう側から聞こえる、生々しい愛の営み。
それは、独身男の心を抉る地獄の旋律。
「ヴァー」
俺は壁を見つめながら、魂の奥から絞り出す様な声を上げ…
あれ、声が出る?首も動く。
と、ここで体の自由が戻っているのに気が付いた。
目の前の幽霊に目を移すと。
「///」
いつの間にか、彼女は俺の体に体重を預け、両手で布団をきゅうっと握って壁の向こうの声に耳をそば立たせていた。
心なしか、頬に朱が散っているように見える。
その姿は先程の恐ろしい幽霊のそれではなく、年頃の少女そのものだ。
俺はなんでさっきまでこの娘が恐ろしかったんだろう。

959:霊3
06/06/18 01:51:27 hQX+NCdq0
「あの…」
もう、恐怖はない、俺は声をかけた。
「っ?!」
彼女が此方を向いた、
超至近距離で俺と彼女の視線が絡みあう。
「…」
「…」
暫しの沈黙。
ボンッっと顔から火が出る勢いで赤面すると、彼女はバネ仕掛け宜しく跳ね起き…
「きゃああっ!!」
そのままの勢いで彼女はベッドからフローリングの床に背中から落ちていった。
ビダアアアアァン!!!
悲愴な衝撃音が、部屋に響き渡る。
ゆっくり起き上がって彼女を見た。
「………」
「だ、大丈夫か?」
倒れた弾みでワンピースの裾が臍まで捲れていた。
パンツ丸出しでピクリとも動かない。
死んだか?いや、幽霊が死ぬものか。
「うぅ…」
小さなうめき声を上げて、幽霊が上体を起こした。

960:霊4
06/06/18 01:54:02 hQX+NCdq0
「お前、まさか…」
幽霊?と聞こうとしたのだが、
「?!べ、別に私は貴方にHなことしようとしたわけじゃないんだからねっ!!」
盛大に勘違いしているようだ。
「あっ。ちょ、ちょっと、どこ見てるのよ!!」
自分のあられもない姿であることに気付くと慌てて飛び起き、ワンピースの裾を直した。
きっ、と彼女は俺を睨み付ける。
この娘が、幽霊?…
余りの慌てように俺はおかしくなってからかってみることにした。
「そんなこと言って、実は俺を誘ってたんじゃないのか?」
「え?!そ、そんなことないわよっ」
ホラホラ、慌ててる。
「その割には顔が赤いよな」
「こ、これは隣の部屋の声が…」
「やっぱり、そうだったんだろ。男の布団にのしかかっておいて、なにもないわけないもんな」
「う、うぅっ!馬鹿、馬鹿、馬鹿ぁ!!絶対、そんなんじゃないんだからぁっ」
彼女はこちらに突っ込んで来ると、ぽこぽこ両手で俺の胸を叩き始めた。

961:霊5
06/06/18 01:55:05 hQX+NCdq0
あぁ、もう駄目だ。
俺はそのまま彼女を抱き締め…
「んぅっ…?!」
柔らかい唇を奪った。永遠とも思える数秒。
「あ…」
不意に彼女の体の実体がなくなった。
腕をすり抜ける。
ふるふる震える彼女の目から涙が溢れ、零れた。
や、やりすぎたか?
「あ、アンタなんか死んじゃえっ!!」
そう捨て台詞を残して彼女は消えていった。
俺の心に、消えない高なりを残して。

962:本当にあった怖い名無し
06/06/18 01:59:24 hQX+NCdq0
このスレを見つけて、ついカッとなってやった。今は反省している。
初SSなので読みづらいのはご勘弁。 
ちょっとツンデレ分が少なかったような気がするのが心残り…か。

963:本当にあった怖い名無し
06/06/18 03:23:52 yITnI4xSO
ツンデレよりもエロが足りない

964:本当にあった怖い名無し
06/06/18 04:17:19 fJ/ronNs0
むしろツンデレがエロ

965:本当にあった怖い名無し
06/06/18 04:35:40 1K96IjOoO
心残りなら早くリベンジ編を書くんだ

966:本当にあった怖い名無し
06/06/18 21:18:01 yjJRhzvl0
僕の部屋は消灯が早い。
ハムポンが夜行性だから、というのもある。
だけど、僕が早寝しないと疲れが取れないからだ。

「ちょっと・・・起きなさいよ。ねぇねぇ」
「・・・んー?なんだよー」

いつも消灯するとすぐ静かに、やがて寝言でうるさくなる
レイポンが騒々しい。
「・・・私が居なくなったらどうする?」
「・・・え?」

どうしたんだろう?そういえば最近元気がなかった。
何か・・・あったんだろうか。いや、居なくなるって?

「どうしたの?レイポン」
「んー?聞いてるのはこっちよ?んー、どうなのよ」
「・・・う。うーん。困る・・・かな」
「んー?なんだって?」

おかしいな。いつもの調子だ。何か大変なことではな・・・

「ちょっとドイツ行ってきます」
「・・・はぁ?!」
「もうね。ニツポンッニツポンッハムポンッなのよ」
「はぁっ?!」

静かな夜になった。明日がどうぞ穏やかでありますように。

967:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0.
06/06/19 11:16:28 mBQvAQbU0
は、ハムポンが登場しない><

orz

968:猫 独り立ち 1
06/06/19 13:32:30 cUjOIz+LO
僕は何者にも束縛されない自由な猫だ。

5つ子だったけど、お兄ちゃん達は次々と貰われたり拾われたりして、もう一緒にいられなくなったんだ…。

あ!あのね、素晴らしい家を見つけたんだよ!誰も入って来ないから、何の邪魔もされない。追いかけられる事もないんだ!

「…に…っ…のよ…」

んにゃ?何?誰か何か言った?

「…なにやってんのよ…。出てって…。あたし、猫きらい…」

人間の女の人だ…。やだ!出て行かないもん!折角見つけた、僕の家だもん!

「ここは、あたしの家…あたし達家族が暮らしてた家なの。…今はあたししか残ってないけどね…
ふん!さ、寂しくなんてないわよ!あたしはあんたみたいな野良猫とは違うの!」

え?…僕の言葉が分かるの?人間には僕達、猫の言葉は分からない…ってママが言ってた…。

「あぁ、それはね。あたしが幽霊だからよ。死んで魂だけになってるから、心に直接届くんじゃない?
さぁ、あたしの言う事が分かるんなら、さっさと出て行きなさいよ!」

…ゆうれい…?死んでる…?
「ほら、早く!出てけ!出てけったら!」

969:猫 独り立ち 2
06/06/19 13:33:19 cUjOIz+LO
…やだ…行かない…!ここにいる!ここじゃないと嫌なんだもん!

「なんで、ここにこだわるの?あんた野良猫なんでしょ?好きな所に行きなさいよ。それともママの所へ帰ったら?」

…いない…もん…。ママは…ママは“くるま”に食べられたから…。そこの前の道で…。ここにいればママの匂いがするんだもん…。

「そう…なんだ…。じゃ、じゃあ…匂いが消えるまでだからねっ!独りぼっちで寂しいからって泣いたりしないでよねっ!」

泣かないもんっっ!僕…僕…強くなるんだもんっ!ママと約束したんだ!強く…強くなるって…もう…泣かない…って…っく…ぅぇ…ひっく…ぅぇ…ぇ…

「もう…泣くなったら!時々、あたしが遊んであげるよ。べ、べつに同情とか、あた…あたしも寂しいからじゃないからねっ!
暇潰し…そうよ、暇潰しする為なんだからねっ!嬉しくなんてないんだからっっ!」

…ぅぇ…ひっく…ぅ…。あ、ありがとう…。

「と、とりあえず…今日はもう寝なさいよね!あたし、あっち行ってるから!」

ママ…僕、強くなるからね。だから安心してよね、ママ…。

970:猫作者
06/06/19 13:35:54 cUjOIz+LO
またも猫シリーズ。
今度は短めにしました。

971:アカイヘヤハスキデスカ? 1/2
06/06/19 15:18:20 08TiwR1Y0
真っ赤な、真っ赤な部屋。
インターネットの中でしか生きられない、都市伝説。

Red Room ~赤い部屋~

「今日も2chは楽しいなっ・・・と。」
俺はどこにでもいる大学生。一人暮らしをはじめ、気兼ねくインターネットを利用する毎日。
2chには様々な情報が飛び交う。政治、経済・・・そして、俺の趣味である「オカルト」も。
今日は古い古いネタを調べるために、このオカルト板を見ていた。

そのネタとは、「赤い部屋」
インターネットの普及と共に広がった、不思議で恐ろしい都市伝説だ。
あるURLをクリックすると、「赤い部屋は好きですか?」という声が出るポップアップが作動し・・・
閉じようとしても何度も出てきて、最終的にそれに出会ったものは血まみれになり死ぬ・・・。
そう、自らの血で部屋を真っ赤に染めて。
よくあるオカルトネタでも中々怖いものに入る。一時期、それを模したFlashも出来た位だ。
「にしても、流石に古すぎるネタかな・・・情報が少ない。」
中々情報が見つからず頭をかいていると、ある書き込みが目に飛び込む。
【このURLの先に、赤い部屋の真実がある】
「・・・真実?」
どうせ、また悪戯か何かだろう・・・そう考えるものの、やはり気になる。

972:アカイヘヤハスキデスカ? 2/2
06/06/19 15:19:57 08TiwR1Y0
俺はスパイウェアやPCクラッシュツールの対策を施し、URLを開く。
「ゴクッ・・・」
生唾を、飲む。もしかしたら赤い部屋のURLかも―・・・しれない。

しかし。

『ポップアップをブロックしました。』
電子音と共に、このメッセージが。怪奇現象がツールに防がれるとは、お笑い種だ。
「はは・・・まぁ、こんな所だろ。」
そして新しく別のスレッドを見ようとすると、不意に。

「ちょ、ちょっと!なんでポップアップが出てこないのよっ!!」

女性の、声が聞こえた。俺の―・・・背後から。
「な、なんだ!??」
俺が振り向くと、そこに居るはずの無い女性が居た。
燃えるような・・・いや、違う。血のような、赤。
髪も服も、瞳も爪も、そしてその艶やかな唇も。全て、真紅。

「なんで赤い部屋のポップアップが、出ないのよー!!」

「・・・はい?」

その日から、俺は―・・・この、赤い部屋の主との奇妙な生活を営む事になった―・・・


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