06/05/08 17:55:50 1bvQteny0
友人と二人、俺の部屋で遊んでいると、こんなことを言われた。
「お前、頭ん中で自分の家一周してみ?」
「なんでだよ…?」
「いいからやってみろって!」
言われるままに俺は目を閉じ、頭の中で描いた自宅を歩き始めた。
玄関…リビング…台所…洗面所…風呂… 階段を昇って二階へ…寝室…
そして、最後に俺の部屋…
そこにあったのは、いつも見ていたいつもの自室だっ…
!?
俺の部屋に誰かいる!?
それは家族の誰でも無く、全く見覚えの無い人間だった。
歳は16・7くらいだろうか…女性の顔だった。 どこか薄暗く、半透明な印象があった。
しかし
可愛らしかった。
細く白い身体。 どこか儚げな表情。
知らず知らずのうちに、俺は彼女の虜になってしまったようだ…。
「おい、おい、○○? まだ終わんねぇのかよ?」
「う、あ、 スマン…。」
なんだよ、せっかくのいい気分をぶち壊しにしやがって…
「で、家ん中歩いてて誰かいなかったか?」
「ああ、いた。」
「!どんな奴だよ!?」
「青白くて…暗めな… すっげぇ可愛い女の子だった…。」
「ちょ、バカなこと言わないでよ!ζ///)ζ」
「うわあ!?」