なにそのツンデ霊★四人目★at OCCULT
なにそのツンデ霊★四人目★ - 暇つぶし2ch200:本当にあった怖い名無し
06/04/26 23:24:24 MBriG739O
>>190>>191>>199
というか、何を読んでもクライマックスまで
散々盛り上げて(萌えさせて)おいて、
「ファイトなさい」とくるオチが、ある種のトラウマであり、且つ中毒にもなっているwww

[このスレは「ファイトなさい」で完結させるスレとなりました]


201:本当にあった怖い名無し
06/04/26 23:33:48 MBriG739O
>>198
GJ!最期の言葉が気になる。色々妄想してみたくなる。

17歳の姿の男は言った。
「私と…f(ry」

駄目だ、中の人、そろそろ禁断症状キタ、助けてくれ。

202:本当にあった怖い名無し
06/04/27 02:14:01 WQUWL7/S0
草木も眠る丑三つ時にこんな所来ちゃった記念にさくっと書き下ろし。

「騙されやすい彼女」

俺の彼女は騙されやすい。
とある日のこと、家に帰ると、ラッセンの絵を壁に飾って得意げにしていた。
「べ、別にあなたの部屋が殺風景だな~って思ったわけじゃなくて、
あたしが買いたかったから買ったんだからねっ!」
「いやそれはかまわんが、いったいどこで買ったんだ?」
「今日ちょっとアキ●バラに行ってみたら、駅前に小さな画廊があって、そこで勧められたの♪」
「ちょっっっおまっっそれ有名な詐欺画廊だっての」
「えええええっ! だ、だってこれほら、シリアルナンバー入ってるし」
「んなものは誰でもかけるっての。大体よく見ればこれカラーコピーってわかるだろ?」
「そ、それに『今ならバーゲンセールでお買い得だ』って進められたし……」
「芸術品がそこらの家電みたいにバーゲンやるわけねーだろ?
 無茶苦茶きな臭いじゃないか。 まったく、ちょっとは鼻利かせろよ」
「……ふぅんだ。どうせあたしには目も鼻も無いですよ~だ」
いぢける彼女が愛おしく、そっと抱き寄せ口のあたりにキスをする。

そう、俺の彼女はのっぺらぼう。きれいなものに目が無いくせに目が利かず、鼻がないから勘もない。
お陰でだまされやすくてすぐいぢけるけど、ホントは優しい女の子。


おまけ

「……でもさ、口も無いのにどうしてこんな話に食いつくんだろうな?」
「ううっ……」
「あっ、そうか♪ 上に無くても下に」

「ジェノッサァーイッ」


203:本当にあった怖い名無し
06/04/27 07:27:46 QmM9Wpw2O
昨日アキバで見たのっぺらぼうはそういう事だったのか

204:本当にあった怖い名無し
06/04/27 09:14:52 txlU7KS6O
最近は霊より妖怪が流行ってる

205:第一話
06/04/27 19:10:01 o82tYb4j0
僕「こんにちはゾンビのおねーさん!僕ネクロマンサー!」
屍「死にたいの、ボウヤ?」
僕「ううん、おねーさんを仲魔にしにきたんだ」
屍「身の程知らずね」
僕「まだLV1だけど、お師匠から教わったオフダもあるし!」
屍「そう」
僕「えいっ!くらえっ!」
屍「…………」
僕「……効いた?」
屍「全然」
僕「ええ?どーして?」
屍「どーしてじゃないわよ。その御札、字が間違ってるわ」
僕「え?どこ?」
屍「まったく…ほら、ここ」
僕「あ…ホントだ!ありがとうおねーさん!」
屍「うるさいわね。殺すわよ」
僕「じゃあ、こんどこそ!」
屍「…………」
僕「…………」
屍「…どうしたの」
僕「ううん、やっぱりいいや」
屍「何が」
僕「僕、魔王退治に行くんだ」
屍「無謀ね」
僕「うん。そんな危ない所におねーさんを連れていけないよ」
屍「LV1のくせに何様のつもり?」
僕「大丈夫だよ。僕、もっと強くなるから!」
屍「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
僕「じゃあね!ありがとうおねーさん!」
屍「……あああ…私、なんでこうなるかなあ……」

206:最終話
06/04/27 19:11:08 o82tYb4j0
僕「えへへ。負けちゃった」
屍「そりゃそうでしょうよLV1」
僕「だれも仲魔になってくれなかったし」
屍「ネクロマンサーの才能ないわね」
僕「うぐ…で、でも!お、オフダもあるし!」
屍「また間違ってる」
僕「え?どこ?」
屍「ここ」
僕「あ、そっか」
屍「バカじゃないの」
僕「うぐっ…だ、だって、お、お師匠、死んじゃったし…」
屍「…………」
僕「ほ、ほかにだれも…もう、い、いないし…っ!」
屍「…………」
僕「ぐすっ…えぐっ…」
屍「そんなの、言葉にした瞬間にボウヤの負けよ。…ああ、もしもし?私」
僕「ケータイ?だれ?」
屍「負け犬に構ってられないの。あっち行って」
僕「う…ご、ごめんね。ごめんね、おねーさん…」
屍「まったく……あ、こっちの話よ、魔王」
魔「あ、姐さん、ど、どのようなご用件で?」
屍「いますぐ体育館裏に来い」

207:ツンデ霊ナインシスターズ①
06/04/27 19:40:11 ay7Zt85HO
俺の仕事は拝み屋だ。
霊払いとは違う。
 
霊と接触がもてる、という特殊能力を生かし
霊を説得して迷いを解消し成仏させてやるのが拝み屋だ。
 
今日の依頼は取り壊し予定の食品工場を占拠している少女の霊の成仏。
工事業者に事故が相次ぎ、霊の姿が確認されて俺に仕事が回ってきたって訳だ。
 
「…出ていけ」
確かに少女の霊だ。
結構可愛いが恨みがましい表情で俺を睨み付けてる。
「まぁまぁ、そうツンツンするなよ」
「え…?あんた、あたしが見えるの!?」
「ああ、こうして話も出来る。俺は君の力になりにきたんだ」
「な、何よそれ!余計なお世話よ!いいから帰りなさいよ!」
 
両手をぶんぶん振り回して怒鳴る少女。
どうも悪質な霊じゃなさそうだ。
彼女がもってる現世への未練が何か分かれば手も打ちやすいのだが…


208:ツンデ霊ナインシスターズ②
06/04/27 19:41:44 ay7Zt85HO
「なぁ、なんで工事の邪魔をするんだ?」
「り、理由なんてないわよ!何もかもムカつくから祟ってやっただけなんだから!」
 
「嘘だね、君みたいな子がそんな事をする訳ないよ」
「ななな何言ってんのよぅッ!わわ私!
チョー悪い!そ、そう!もんのすごい悪霊なんだから!の、呪い殺すわよ!」
 
顔を真っ赤にしてわたわたとおかしな手振りをする彼女はどうみても悪霊には見えない。
 
『にゃ~』
対峙(?)する俺たちの間をぬって表れた数匹の猫。
少女の足元にまとわりつく猫たちは生まれて間もない子猫ばかりだ。
 
「だ、駄目!危ないから出てきちゃ駄目よ!」
慌てて子猫達を掻き抱く少女の霊。
 
「何で猫が…?」
「親猫がこの子達産んで…すぐ死んじゃって…いくトコないのよ、この子達」
 
「だから工場の邪魔を?」
「……」
無言で頷く少女。
 
「やさしいんだね」
「ちょ!違っ!」
真っ赤に赤面しながらぶるんぶるんと首を横に振る。


209:本当にあった怖い名無し
06/04/27 19:42:32 3zDEy8mp0
>>205
ワロスwwwwwwwwwwwGJwwwwwwwwwwwwwwwww

210:ツンデ霊ナインシスターズ③
06/04/27 19:45:23 ay7Zt85HO
 
とにかく原因は解明した、あとは簡単だ。
 
「大丈夫、俺が力になるよ。君のために」
彼女に手を差し伸べる。
「……ほ、本当に?」
 
上目遣いに潤んだ瞳で俺を見つめる少女は
おずおずと手を握ってきた。
 
俺はその小さな手をしっかりと握り
「うん。だから…
 
俺と ファイトするんだ」
 
背後に控える助手(29歳未亡人)がカーンとゴングを鳴らすと
俺は彼女の腕を抱え一本背負いでコンクリの床に叩きつけた。
 
「ゲボッ!」
もろに背中から落ちのたうつ少女に馬乗りになる。
 
「拳は強く強く握りこむんだ。でないと骨を痛めてしまうからな」
 
ビキビキと筋が浮くまで拳を固める。
「ちょ…待…」
 
「ジェノッサァァーイッ!!」
 
オタケビと共に何度も何度も何度も少女の顔面に拳を叩きこむ。
「これで、終わりだ!」
浄化済みモンキーレンチで少女の頭蓋を柘榴のように断ち割った。


211:ツンデ霊ナインシスターズ④
06/04/27 20:05:07 ay7Zt85HO
 
少女の躰はしぶとくビクビクと動いていたが、哀しげに顔を舐める子猫を
震える手で撫でるとそれっきり動かなくなった。
 
これで仕事は完了。
猫どもは保健所に直行だ。 
強い霊には口先で、弱い霊には実力で。
 
これがスマートってもんさ。
さぁとっとと帰って冷えたビールでも飲もう。    
『待てぇいッ!!』
「何ィ!」
 
上の手摺りに逆光を背負いポーズを決めてる八人の霊の姿が!!
 
『我ら地獄より来たりしツンデ霊ナインシスターズ!』
 
「不意をついたとは言え、猫使いの鎖妬禍を倒すとは」
「だが、鎖妬禍は末妹。実力では一番下…」
 
「次はこのハムスターキラー、魅隷霊がお相手しよう」
 
「いや!この屍姫、死火罵音が!」
 
「面倒だ!まとめてかかってこい!」
 
こうしてツンデ霊ナインシスターズて俺の死闘の幕が上がった。


212:本当にあった怖い名無し
06/04/27 21:10:53 UPbZroSIO
私怨

213:本当にあった怖い名無し
06/04/28 01:11:01 9yp40rMOO
ちょwwwwww原因解っても解ってなくても関係ないじゃんwww大好きwwwwww

214:本当にあった怖い名無し
06/04/28 02:38:28 DgQdO6Se0
>>205
ゾンビ好きとしては、GJ。
だが、もうちょっとゾンビっぽさを出してもらいたいな~と思ったり。
腸のはみ出具合とか、骨が見えてる感じとか、えぐれ感・ぐちょぐちょ感が欲しい……。
あーでも、それって俺だけっぽいな。orz


215:本当にあった怖い名無し
06/04/28 03:59:03 UYVqiWs0O
>>214
特殊な趣味のおまえは中の人にお願いして祟り神様の新作でも書いてもらえW

216:本当にあった怖い名無し
06/04/28 09:21:22 9yp40rMOO
>>205
ゾンビ好きじゃないけど全国9000万人の姐さん萌えを代表してGJ!

217:本当にあった怖い名無し
06/04/29 06:02:53 QRwxVdudO
基本的に主人公が最後に死んで終わる話しは後味悪いね。
(自殺であれ病気であれ。)

218:本当にあった怖い名無し
06/04/29 09:54:12 9BiiB+mp0
オカ板だしむしろそういうのは大いに有りかと。

219:突撃となりのツンデ霊1
06/04/29 11:17:41 XxYGmMkF0
「お前はいつ成仏するんだよ!!」
「そんなのあたしの勝手でしょ!!」
いつものように始まる口喧嘩。
このアパートに越してきて以来、これが日常になってしまっている。
不幸なことに、俺の借りた部屋には若い女の幽霊が憑いていたのだ。
真夜中になると決まって、女のすすり泣きが聞こえてきやがるから、
「うるせぇ!泣くなら屋上にでも行って泣きやがれ!」
と一喝したところ、しばらく静かになったと思ったら、
「――泣いてなんかないわよっ!!」
という罵声と共に、彼女が現われたというわけだ。
それからこっち、昼でも夜でもおかまいなしに部屋を浮遊しては、
何かにつけて俺に喧嘩をふっかけてくるようになっちまった。
全く、本当にやかましい事この上ない。
………可愛らしい顔立ちや、薄手のワンピースから時折のぞく
白い素肌や、たまに見せる極上の笑顔なんかを除けば。

220:突撃となりのツンデ霊2
06/04/29 11:18:44 XxYGmMkF0
「大体お前本当に幽霊の自覚あんのかよ!?
 今何時だと思ってやがる!」
「日曜日の午後1時だけど!?あんたこそ年頃の男のくせに、
 今何時だと思ってんのよ!」
「なんだそれ、年頃の男はどうだっていうんだよ!」
「年頃の男だったら、こんな時間に家に引き篭もってないっ!」
「どうせ俺には親友も彼女もいねえよ!巨大なお世話だ!!」
「あら、あたしに言われてようやく外出かしら?」
「タバコ買ってくるんだよ!!」
そう言い捨てて、乱暴にドアを開けようとした瞬間、
ドアのほうが勝手に開いた。
「あれ?自動ドアだっけ?」
開いたドアの向こうには、見覚えの無い男がひとり立っていた。
男は俺に少し驚いたようだったが、すぐに丁寧に会釈をすると、
名刺のようなものを差し出してきた。
「急にお尋ねして申し訳ありません。私はこういう者です」
「………ツンデ霊ハンター?」
「はい、ツンデ霊ハンターです。
 ――貴方の部屋、霊が出ますね?」
いきなり核心を突いてくる男。
喉まで出かかった何故それを、という言葉を寸前で飲み込む。
こいつ、何か怪しい。
ツンデ霊ハンターなんて職業は聞いたことも無いし、
初対面の人間に霊が出ますね、なんて言うのは大抵霊能者を装った詐欺だ。
………俺の部屋にうるさい霊がいるのは本当のことだがな。

221:突撃となりのツンデ霊3
06/04/29 11:19:35 XxYGmMkF0
「何のことです?」
俺は知らぬふりを決め込むことにした。こんな詐欺に引っ掛かってたまるか。
「またまた。私のカンと、この虚数素子測定装置はごまかせませんよ。
 この測定装置は私独自のカスタムを施した特別製です――
 ほら、こんなに高いツンデレ・パー・ミニッツが観測されている」
「なんです、そのつんでれって」
「話せば長くなります。
 とにかく、貴方の部屋にツンデ霊がいることは疑いようも無い事実。
 ――気づいていないとは、実にもったいないですね」
なんだかよく分からない装置を片手に、なんかムカつくことを言う男。
「私が、貴方の部屋に棲むツンデ霊を無償で駆除して差し上げましょう」
「へええ、俺の部屋に霊が?霊を駆除って、いったいどうするんです」
「ですからね、このオーブントースターを改造した幽霊捕獲装置でこう、
 ズバッと」
「OK分かった、ズバッと帰ってくれ」
オーブントースターに車輪がついたようなガラクタを取り出し始めた男を、
ドアの向こうに押し出す俺。間違いなく詐欺かバカの類である。
「ああ!ちょっと待ってください!これは怪しいものでは――」
「そのガラクタもお前自身も怪しさ大爆発だっつうの!!」
「………なにやってるのよ?」
玄関先で押し合いへし合いしている俺たちの騒ぎを聞きつけてか、
こっちのバカ女もそばにやって来た。ええい、前も後ろもうっとおしい。
その瞬間、男の眼がギラリ、と輝いたかと思うと――

222:突撃となりのツンデ霊4
06/04/29 11:20:20 XxYGmMkF0
「ツンデ霊キタ――(゚∀゚)――!!」
「うおぉっ!?」
俺の身体は、軽々と部屋の中に弾き飛ばされた。
「なっ、何だってんだ!!」
慌てて身を起こす。
部屋の真ん中で女幽霊と男が、にらみ合っている――
「ふふふふ、ほら居るじゃないですか、見事なツンデ霊が!!」
「なっ、なんなのよぅコイツ………」
この男――ホントに視えるのか!?
「ツンデ霊ハンターとして!
 このチャンスを逃す手はありませんッ!!」
男が手にしているのは、さっきのトースターのガラクタだ。
まさか、アレが本当に幽霊捕獲装置だっていうのかよ!?
「喰らえ!!」
裂帛の気合とともに放たれるオーブントースター!
トースターは床を流れるように滑り、硬直している女幽霊の足元に急停止する。
トースターのてっぺんがカパッと開いた瞬間、そこからまばゆい光が発生した!
「えっ!?あっ、やだ、吸い込まれる――!」
「ふはははは!ツンデ霊ゲト――(゚∀゚)―wwwwっうぇw!1」
女幽霊が、みるみるうちにトースターに引き寄せられていく。
このままでは、女幽霊は完全にトースターの中に吸い込まれてしまうだろう。
「こ、こんなの嫌――!助けて――………!」
その一言で。
俺の中で、ゴングが鳴り響いた。
「ジェノッサァァーイッ!!」
「ゲフッ!?」
全身のバネを使って中空に飛び上がり、トースターにカカト落しを叩き込む!
続いて男にネリチャギをぶちかまし、倒れたところにマウントを決めるッ!!
「よくもアイツを!骨が砕けようが貴様を潰す!!」
「うは、ツンキタ―(゚∀゚)―ってか男のツンはいらねええええ!!」
意味不明な言葉を喚く男の顔面めがけて、全力で拳を落とす。
形容しがたい轟音が、何度も何度もアパートを揺るがし続けた。

223:突撃となりのツンデ霊5
06/04/29 11:23:15 XxYGmMkF0
「――手。血が出てる」
「あ?………ああ、こんくらい大したことねえよ」
「………ごめん、ね。助けてくれたんだよね」
「!? バッ、そんなんじゃ」
「でも、あのとき、よくもアイツをって」
「う、き、聞き間違いじゃねえのか――」
「ごめんね、あたし幽霊だから手当てもしてあげられなくて、
 おまけに悪口ばっかり言ってたし………
 あう、ごめん、屋上にも出られないしぃ………」
「おいおいおい、泣くなよ!俺全然気にしてねえし!
 その、何だ、お前はここにいてくれるだけで充分――」
「え?」
「あ」

なんだか和やかな雰囲気になりつつあるアパートの一室。
その玄関の外で、ボロボロになった男がひとり倒れている。
その男の右腕だけがすぅっ、と上がり、親指を力強く立てた。
「で………デレ、キタ――(゚∀゚)――………!! 」

END

224:本当にあった怖い名無し
06/04/29 11:27:59 XxYGmMkF0
いろいろパクってすいません。
ツンデ霊ハンターの始祖に栄光あれ。

>>218
賛成なのです。
やっぱりオカ板なら、じわりと恐ろしい話とかもありでしょう。
問題はそこにいかにしてツンデレを盛り込むかですが………

225:本当にあった怖い名無し
06/04/29 11:37:24 wNVR21T20
拳は強く強く握りしめて、だっけ?
あの一節が好きなので入れてほしかった
でも楽しかったよ GJ

226:本当にあった怖い名無し
06/04/29 11:37:54 wNVR21T20
あああああageてしまいましたorz

227:本当にあった怖い名無し
06/04/29 11:52:02 4WWSD4gd0
「反省してるなら……
       許してあげてもいいかな♪」

228:本当にあった怖い名無し
06/04/29 12:08:10 hZoqsXEUO
>>227
それ、なんてエロゲのキャラ?

>>224
ヨカッタヨーヨカッタヨー!
後半のデレ多めと内輪ネタがとても萌へ!

229:うわん
06/04/29 16:01:50 o2oR68P70
「うわん!」

「うわん!」

「うわん!」

「うわん!」

「うわん!」

「うわん!」

「愛してる!」

「愛し…って、ちょ、お前、何言わせようとしてんだよ、いきなり!」

「な、なんだっていいでしょ!早く言い返しなさいよ!殺すわよ!?」

「あ、愛してる…よ」

「ウ、ウン(恥)」

230:運動場整備部隊 ◆zR/LhJxu0Q
06/04/29 16:13:28 pwJ05+t00
……マニアックな妖怪で来たなあw

231:本当にあった怖い名無し
06/04/29 18:02:58 hZoqsXEUO
いいじゃないっすか、
ここはオ カ 板 なんだから。

萌えたしwww

232:本当にあった怖い名無し
06/04/29 22:31:29 /NGr3uJ1O
私事で大変申し訳ないが、「ジェノッサァァーイッ!!」を「ゴーナヘーゥッ!!(たぶんGo to Hell)」にしても良いかなと思う今日この頃。

233:本当にあった怖い名無し
06/04/29 22:55:31 hZoqsXEUO
>>232
中の人でつか?

俺はゴーナヘゥとか言われても補注がないと訳せないけどw

234:本当にあった怖い名無し
06/04/29 23:38:19 6tfjPmmwO
「ネクゥゥゥゥゥロマァンサァァァァァァ!!!!」
とかいいなと思う俺ガイル

235:本当にあった怖い名無し
06/04/30 00:04:40 hZoqsXEUO
「ドコデェェェモォォォォォドァァァァァァア!!!」に一票

236:本当にあった怖い名無し
06/04/30 00:09:07 kpJ1pZmnO
なんかつまんないのが沸いてるな。

237:本当にあった怖い名無し
06/04/30 00:09:35 qEdQf3jmO
doraemoooooonのフラッシュ思い出した

238:本当にあった怖い名無し
06/04/30 00:17:20 nAwH078jO
>>236
だよな。俺も自分でそう思うorz
「面白い」代案きぼんぬ。

239:ちんちろりん
06/04/30 02:26:04 U5fJxK5H0
「あんたなんかちんちろりん」

「そういうお前こそちんちろりん」

「あんたなんかちんちろりん」

「そういうお前こそちんちろりん」

「あんたなんかちんちろりん」

「そういうお前こそ…あ、俺の家、もうそこだから…」

「あ、うん、えっと、それじゃ、バイバイ」「…あ、あのね!」

「え?」

「ほ、本当はあんたのこと、そんなにちんちろりんだとか思ってないから…!」

「ああ、俺もそんなの本気で思っちゃいないよw」

「そ、そうなの?」「あの、明日も一緒に帰れるかな?」

「うん 約束だな」「じゃあまた明日な、ちんちろりん」

「あっ、もう、何よこのちんちろりん!!」

240:本当にあった怖い名無し
06/04/30 02:27:19 U5fJxK5H0
>>229の類で書いてみました
マニアックすぎるかとも思いましたがどうでしょう

241:本当にあった怖い名無し
06/04/30 03:06:19 nAwH078jO
ごめん、その妖怪(?)は知らなかったw
ちんちろりんってアンポンタンみたいなノリ?

242:本当にあった怖い名無し
06/04/30 10:21:20 BNNuWoJF0
>>239
ほのぼのしててよかったよー

243:本当にあった怖い名無し
06/04/30 17:10:13 fmJFoMwx0
ちんちろりんはマイナーではあるがググれば一発だろ、とか思ってやってみたら見あたらないなw

江戸時代辺りの「実話系奇妙な話」で、
侍が帰宅途中に変な奴から指さされて「~殿(侍の名前)はちんちろりん」と言われる
侍も無礼打ちにでもすりゃいいのに、相手を指して「そういう者こそちんちろりん」と言い返す
以下侍の家までこの掛け合いをエンドレス
侍の家まで来たところで変な奴が「こいつテラツヨスw」とかいって消えてしまうという話
変な奴ってのは狸かなんかだったんだろう、とされている

それだけの話なら「なんか子供の口ゲンカだねw」「でもホノボノした時代だったんだねw」
とかで済みそうだけど、実はこの掛け合いは呪いのかけ合い・返し合いみたいなもので
負けていたら侍は死んでいただろうとか説明されててなんとなくガクブル

244:本当にあった怖い名無し
06/04/30 17:24:13 FSJiIIRF0
>>243
初めて知った。サンクス

245:本当にあった怖い名無し
06/04/30 19:43:39 nNbBsBGmO
入居した格安アパートに引っ越すと女の子の幽霊がいた。
「ええと…ごめんなさい。私、幽霊なんです。
天国行きが内定してるんですけど…
天国へのエレベーターがメンテ中であと三日かかるっていうです。
厚かましいお願いですがそれまでここに置いてもらえないでしょうか?」
 
哀れな様子で俺に懇願してきた。
とりあえず俺は女の子の横ツラを張りとばした
 
「ダメだ!ダメだ!!
違うだろッ!
そうじゃないだろ!?」
「そ、そんな…お願い!私、行くとこなくて…」
 
「だから違うって!!
まずは『出ていけ!』だろ!
基本だろ!?何やってんだよ!」
「え…?」
 
「格安!曰くつきアパート!
幽霊!
こう来たらツンデ霊が常識だろうがッ!」
「そ、そうなんですか…?」
 
「常識!否!不変の定理だ!
よし!俺がお前をどこに出しても恥ずかしくないツンデ霊娘に教育してやる!」
「え…い、いいですよ、遠慮しておきます…」


246:本当にあった怖い名無し
06/04/30 19:44:56 nNbBsBGmO
「いいから!三日だな!?このツンデ霊ハンターの俺に任せろ!」
「いやぁぁぁ!」
 
【一日目】
「まずは基本だ
『あんたなんか死んじゃえ!』」
「あ、あんたなんかし、死んじゃえ…」
「ダメだ!ダメだ!
もっと赤面しつつ!目は鋭く!かつ愛情を滲ませて!」
「あんたなんか死んじゃえ!」
「まだ照れがある!やり直し!合格するまで何度でもやるぞ」
「…(T_T)」
 
【二日目】
「ジェ、ジェノ、サーイ」
「気合いが足りない!もっと激しく!」
「ジェノサーイ!」
「違う違う!『ジェノッサァァーイッ!!』だって!もう一度!」
「…(T_T)」
 
【三日目】
「実技にうつる!
ほら!背負い投げ!はやく!」
「うーん、重いです…」
「はい!馬乗りにまたがる!」
「えぇ!?お、男の人に…そんなはしたない事出来ません…」
「いいからやれぇぇ!!
一人前のツンデ霊になれんぞ!」
「も、もぅ嫌ぁ(T_T)」


247:本当にあった怖い名無し
06/04/30 20:03:24 nNbBsBGmO
【四日目】
「…ただいま」
「あれ?どうしたの?お前天国行くんじゃなかったの?」
「ツンデ霊になったから内定取り消された…」
「そ、そうか、残念だったな。ま、いいじゃん!嫌な事は忘れて寝ろ!俺も寝るから!」
「…」
 
ニュースキャスター『昨夜未明、江戸川区アパートで突出 求さん、32歳が殴打された死体で発見されました。
近所の人の証言によると激しく争う音と【ジェノッサァァーイッ!】との叫び声が聞こえたとの事から
捜査本部は怨恨での殺人の線で捜査を進める事を発表しました。』


248:本当にあった怖い名無し
06/04/30 20:23:54 cbyTkx+dO
とても美味しかったです。
本当にありがとうございました。

249:本当にあった怖い名無し
06/04/30 20:33:31 DIyTRMLE0
>>243
サイコロ賭博のちんちろりんとは関係ないのかな?
賭博の方はサイコロの音が語源だけど。

250:本当にあった怖い名無し
06/04/30 23:34:38 nAwH078jO
>>249
俺も思った。サイコロ三つをお椀の中で転がすアレでしょ?
サイコロ賭博するような輩って事かね?

251:本当にあった怖い名無し
06/05/01 01:07:00 zrruRAbL0
オレは落語「たらちね」の「サークサクのポーリポリのチンチロリン」かとオモタよ

252:本当にあった怖い名無し
06/05/02 00:20:16 NAQr9D1JO
丸1日書き込みがないとは。

253:本当にあった怖い名無し
06/05/02 01:37:42 rSrwjD3TO
住人が極端にツン化してきてるというトレンドじゃね?

なによ、スレが止まったから書き込んだワケじゃないんだから!
たまたま…そう、たまたまよ!また明日来てあげるから、
ちゃんと保守してなさいよね…べっ別に来たいワケじゃ(ry

254:本当にあった怖い名無し
06/05/02 01:44:26 i+ebwlcA0
きっと書き込みが無いのは作者さんたちのツンデ霊が折角のGWだし、

「もし今日は2ちゃんにカキコしてないで、外に遊びに行くって言うのなら、
 貴方1人じゃ可哀想だから、付いていってあげても良いんだけど・・・。」

って言っているんだよ。目は完全にワクテカなのにツンツンモード全開で。

そして言われるままに(建前上は自主的に)近くの公園で日向ぼっこ。
たかだか徒歩数分の外出なのに、ぽかぽかのお日様の下で、
幽霊なのに思いっき笑顔全開ではしゃぐツンデ霊。

思わずデレ全開の自分と、それを微笑みながら眺めている作者さんに気づいて、
照れ隠しに『何見てんのよ!!ジェノッサァァーイッ!!』と右フック。

それを交わしてクロスカウンター狙いの作者に、
『まだまだ1000年早いんだよ!!ダブルジェノッサァァーイッ!!』
と、絶妙のタイミングでダブルクロスを決めたツンデ霊。

暖かな日差しの中・・・家族連れやら犬の散歩で賑わっていた平和な公園が、
戦慄の流血現場に急変した一日であった・・・。

255:本当にあった怖い名無し
06/05/02 01:53:27 rSrwjD3TO
誰が上手いSSを書けとw


途中まで激萌えだったのにww

256:本当にあった怖い名無し
06/05/02 05:31:11 2/MePW4VO
見えない人にとっては、急に暴れ出したと思ったらボコボコに
なっていく状況だけ見えるわけだよな。
子供がみたらトラウマになりそうだ…

257:本当にあった怖い名無し
06/05/02 11:23:28 i+ebwlcA0
>>252
スマ。しゃーねーだろー初めて書いたんだし。何となく書いたんだし。
>>252読んで世間はGWなんだから、遊びに行って書き込みが激減したり、
逆にGW厨が増えて荒れてしまうのが2ちゃんの良くあることだし。

だから最初は作者さんたちも遊びに行っているんだよ。って書いて、

でもそれじゃこの板らしくないからツンデ霊が~って書き換えて、

何となくシチュエーションが思い浮かんだから公園ではしゃぐツンデ霊まで書いて、

でもオチが思い浮かばなくて『ジェノッサァァーイッ!!ダブルジェノッサァァーイッ!!』

俺が言いたかったのは作者さん達も連休を楽しんでいるんだろ?ってだけであって、
少しでも住人のツンデレ分補給に役立てば・・・なんてぜってーに思ってねーよ!


途中まで萌えてくれてサンクス(笑

258:本当にあった怖い名無し
06/05/02 11:29:55 i+ebwlcA0
>>256
公園の芝生の上に寝転んで微笑んでいた人が急に1人ボクシングを始めて、

 「暖かくて危ない人がでてきた?」
  「それともパントマイム」
   「念の為に警察?」
    「とりあえず写メ撮っておく?」

って周りがザワザワし始めた途端に頭部から流血してダウン。
その後も打撲音だけがあたり一面に鳴り響いて変形する顔面。

そして明らかに意識が薄そうなのに、見えない何かに肩を預け、
ズルズルと音をさせながら立ち去る男・・・。

そんな感じ?

259:本当にあった怖い名無し
06/05/02 13:25:31 rSrwjD3TO
ここはおかるてぃっくなインターネッツですね

260:256
06/05/02 21:22:11 2/MePW4VO
>>258
補足サンクス
俺が言いたかったのはまさにそういうこと

261:本当にあった怖い名無し
06/05/02 21:38:50 8ux0gepLO
>>232です。
余所に投稿するつもりで書いてたら、なんだかこっちのスレでも読んでもらえないかな?と思って書いてみました。
「ゴーナヘーゥ!!」は入れられませんでした。
携帯からなので少々読みづらいかもしれませんが、5レス予定です。

262:Heaven or Hell
06/05/02 21:39:53 8ux0gepLO
20XX年某月某日、23:48。天候、豪雨。
とある港の倉庫街の片隅。
そこに、二人の人影が向かい合っていた。
片方は長身で、右手に長刀を提げている男。
もう片方は、それより少し背が低く、両手に大きなナイフ、ククリナイフを持っている女。
二人はかつてともに肩を並べて戦っていた。男が女に愛の言葉を囁き、体を重ねる事もあった。
二人は公私ともに最高のパートナーだった。
しかし女は死に、男は心に癒える事の無い傷を負った。女は男に放たれた銃弾を代わりにに受け、倒れたのだ。
パートナーを失い、悲しみの底にあった男は、数日後に女の幽霊に会った。
男は、女が死してなお何かに囚われている事を悟った。
それが何かは今は分からない。しかし、このままでは女は間違いなく悪霊と化し、人々に害をなす存在になるだろう。
そうなる前に彼女の未練を断ち切り、成仏させようと、たとえこの手で最愛の女(ひと)を討つ事になろうとも。
そう男が誓った瞬間、女は姿を消した。
そして男は女を見つけ出し、対峙した。

「久しぶりだな、ラナ。」
「そうね、随分久しぶりね、レイ。」
男―レイが言い、女―ラナが応える。二人とも、わずかに寂しそうな微笑みを浮かべながら。


263:Heaven or Hell
06/05/02 21:41:37 8ux0gepLO
「…組織の規則、覚えてる?」
言葉を選びながら、ラナは問う。
僅かな逡巡の後、レイが答えた。
「ああ。幽霊は発見した場合、その時点での危険度の大小に関わらず、即刻排除せよ。幽霊を生み出す要因の最たる物である未練は、生者に害なす恐れがある怨恨である場合が多いから。」
無論、すべての幽霊が恨み辛みで幽霊になった訳ではない。
自分の死後に残される愛する人を心配し、その想いが形を変えて未練となり、幽霊となる場合も決して少なくない。
しかし、その想いも、度を超せば周囲に被害を与えかねない。
それ故、組織は幽霊に対する方針をそう位置づけた。
「よく覚えてたわね、規則を破ってばかりだったあなたが。」
「訓練所で徹底的に叩き込まれたからな。嫌でも思い出しちまうよ。」
他愛もない、しかし、今の二人にとってはとても重要で悲しい話題。
「今度ばかりはちゃんと規則を守ってよ?あなたはいつも規則を破って無茶をしていたから。」
悲しげに微笑みながらラナが言う。
「俺が規則を破って無茶したのは、規則を守って行動してたらヤバかった時だけだ。第一、ルールっつーのは破ってなんぼなんだよ。」
言って、二人で笑った。


264:Heaven or Hell
06/05/02 21:42:49 8ux0gepLO
「でも今度だけは絶対に規則を守って。気付いているかもしれないけれど、私の未練はあなたなのよ?
私が死んで、どれだけあなたが悲しんでいたか知ってる。だからこそ、それを乗り越えて、前に進んで欲しいの。
死んでしまった私の事を思い悩んで、それに囚われたあなたが任務に失敗してしまったら、死んでも死にきれない。」
無茶な要求だ、とレイは思った。いくら彼でも、かつてのパートナーを斬るのには抵抗がある。
レイが躊躇っていると、畳み掛けるようにラナが言い放った。
「あなたが私を斬れば、私は成仏するし、あなたは任務を遂行した事になる。
逆にこのまま私を斬らないと、私は悪霊になり、あなたを襲ってしまうかもしれない。
どっちを選ぶかは決まりきってる。天国か地獄か。選択肢は一つだけよ。」
頭を掻きながら、レイは口を開いた。
「相変わらずひでー女だよ、お前。前からそうだったよな、俺に無理難題押し付けて、出来なきゃ根性無し呼ばわりされて、出来てもすぐに次フッかけてきてよ。」
フッ、と笑ってレイは続けた。
「でもそんな毎日も良かった。ラナ、お前と一緒だったからな。お前の言ってる事はもっともだ。だからこそ、俺にはお前を斬れない。」


265:Heaven or Hell
06/05/02 21:43:56 8ux0gepLO
レイの言葉に、ラナは悲しげに、そして諦めたように言った。
「そう、ならあなたが自分の意思で私を斬るつもりは無いのね?」
「ああ、俺から斬りかかるつもりは無いよ。」
レイの言葉に、決意したようにラナが言い放った。
「なら……私と、戦いなさい。私はあなたを斬る。私に斬られたくないなら、私を斬って。」
言うが早いが、ラナはナイフを抜いて走り出し、レイに斬りかかった。
とっさにレイも長刀を抜き放ち、ラナのナイフを防ぐ。
「仕事前の決めゼリフ、覚えてる?」
いわゆる鍔迫り合いの状態でラナが問う。
「忘れるかよ……。『勝てば天国、負ければ地獄。Heaven or Hell. Let's Rock!!』」
言い切ったと同時にラナのナイフを弾く。
間髪を容れずにラナが両手で斬りかかる。レイが長刀で防ぐ。
レイが斬りかかる。ラナが両手のナイフで受け止める。
ラナが左右から同時に斬りかかる。刀の切っ先と柄でレイが受ける。

数十合も斬り結び、レイの顔に疲れの色が見え始めた。しかし、ラナは戦いを始めた時となんら変わらない涼しい顔をしていた。
(ラナは幽霊だから、疲れなんて無いのか!)
もう一度鍔迫り合いになり、互いに距離を取って体勢を整える。


266:Heaven or Hell
06/05/02 21:45:16 8ux0gepLO
ラナが両手のナイフを交錯させて突進して来た。レイは大上段で刀を振り下ろす。

ギィンッ!!

堅く重い金属がぶつかる音が響き、一瞬遅くレイの刀が衝撃で押し上げられ、右足が浮いた。
「終わりよっ!!」
もう一度ナイフを交錯させてラナが斬りかかる。
刹那。
「っせいやぁあああ!!」
浮いた右足を下ろす勢いを利用して、レイが渾身の力を込めて刀を振り下ろす。

ガギギィンッ!!

レイの刀がラナのナイフをへし折り、残った柄を弾き飛ばす。
返す刀でラナの喉元に切っ先を突きつける。
「ハァッ…ハァッ…ハァッ…」
二人とも肩で息をしながら、レイはラナの、ラナはレイの目を見た。
ラナは満足げに、レイは躊躇いがちに、同時に頷いた。
そして、レイはラナの胸に、刀を突き立てた。


全てが終わった後、その港の倉庫街には、右手に長刀を提げた男が佇んでいた。
雨はいまだ強く降り続け、男に容赦なく吹き付けた。
その男の顔に浮かぶ表情は、男の髪と、強すぎる雨足に阻まれて読み取る事は出来ない。
男の顔についた水滴が雨なのかすらも分からない。

267:232
06/05/02 21:46:09 8ux0gepLO
えー、ギルティギアは大好きです!!

スイマセン。
元々「主人公(生者)とヒロイン(幽霊)がガチでバトる」っつーシチュありきで書き始めたので、あんまりツンデ霊してないかもしれないどころか、ほとんどしてませんね。本当にすいません。
一応推敲はしましたが、誤字脱字等ございましたら御指摘ください。
感想や批評もお願いします。

268:本当にあった怖い名無し
06/05/02 22:31:42 4W3n2fevO
とりあえず俺もギルギアの戦闘開始時の
「Haven or Hell Let's ROCK!」
の掛け声好き。GJですた。

269:本当にあった怖い名無し
06/05/02 23:11:42 rSrwjD3TO
gj! っていうか、キャラよりもこれだけの作品を書きながら
謙虚な姿勢の作者さんに萌え。
とりあえず言われた通り誤字をうp
1レス目の「にに」→「に」くらいでしょうか。あと一カ所日本語が変な箇所が。

4レス目くらいの「私と戦いなさい」は「私とファイトなさい」 ゴングがカーン!
みたいw

とにかくGJGJGJ!

270:本当にあった怖い名無し
06/05/03 00:02:18 i+ebwlcA0
>>267
えーっと何か元ネタ(ギルティアっての?)があるのですか?

271:232
06/05/03 01:07:01 7PLMSeDHO
ID変わりましたが>>232(>>267)です。

>>269
御指摘感謝です。
>4レス目くらいの「私と戦いなさい」は「私とファイトなさい」 ゴングがカーン!
>みたいw
実は狙ってましたwww
このスレに投稿しようと決めて急遽追加したのですが、あまり違和感なくできたみたいで良かったです。

>>270
特に元ネタはありませんが、強いて言うならアーマード・コア(ラナの名前。MoAのラナ・ニールセンから)とギルティギア(Heaven or Hell. Let's Rock!!のセリフ)ですか。「Heaven~」は日常生活でもたまに使うお気に入りの言い回しです。
他は全部オリジナルです。多分。

「勝てば天国、負ければ地獄。Heaven or Hell. Let's Rock!!」
このセリフを応用して別キャラでもう一つ考えていますが、今度こそツンデ霊要素をもっと入れたいと思います。
いつ書き上げられるかは分かりませんが、できるだけ早く書き上げようと頑張ってみます。
それではスレ汚し失礼いたしました。

272:本当にあった怖い名無し
06/05/03 01:07:50 DBRUvvNkO
格安で借りた部屋には幽霊が憑いていた。
「……火」
「はい!」
俺は立て膝になり葉巻に火を点ける。
ジャクリーンと名乗った金髪幽霊の圧倒的な暴力によりこの部屋の支配されていた。
 
「暇だな…おい、豚!いつものヤツでもやるか」
紫煙を吐きながら金髪女が言う。
「えぇ!?いや!今日は体調が…」
 
「いいからいいから。
さぁ、私とファイトなさい」
 
カーン!とゴングの音が鳴り響くと金髪女は両拳をガッチーンと打ち付けおどりかかってきた。
 
「拳は強く強く握り込むのよ、でないと骨を痛めてしまうわ」
ギチギチと筋を浮かべながら拳をつくる。
「ちょ…待っ」
 
「ジェノッサァァーイッ!!」
 
何度も何度も何度も俺の顔面に鉄拳が叩きこまれる。
(ツンデ霊ハンター!ツンデ霊ハンターを呼ばねばいつか殺されてしまう!)
薄れゆく意識の中で俺は一縷の望みを夢見た…


273:本当にあった怖い名無し
06/05/03 01:18:37 d2ECfzqQO
>>271
え、いや、偉そうに指摘して申し訳ないです。時価遺作もとい次回作楽しみにしてます。
ってか、謙虚すぎですよあなた。ファンになっちまったよorz

>>272
ジェノサイキタコレwwwwww俺がwww金髪ツンデ例ゲトするぉwwうぇっwwww


274:本当にあった怖い名無し
06/05/03 01:42:34 YHVg33SX0
ぶっちゃけこの流れ飽きた

275:本当にあった怖い名無し
06/05/03 08:16:48 jgRPiYvQO
>>271
正直スレ汚しだと思う。
できればもう書かないで。

276:本当にあった怖い名無し
06/05/03 08:17:12 d2ECfzqQO
>>274
流れを変えてくれるような作品をもまいが投下してくれるか?

277:本当にあった怖い名無し
06/05/03 13:12:42 YHVg33SX0
ぶっちゃけその流れも飽きた

278:本当にあった怖い名無し
06/05/03 13:38:26 d2ECfzqQO
GWだからってツン化が激しいぞ、皆。



279:本当にあった怖い名無し
06/05/03 14:00:55 klqlC4QZ0
お前らもNHK-FMでアニソン聞いてストレス発散汁

280:本当にあった怖い名無し
06/05/03 14:18:12 JxkktsC50
よし せっかくのGWなんだから神社行ってもふもふしてくる

281:本当にあった怖い名無し
06/05/03 14:33:35 977gtuh9O
んじゃ、俺は田舎で寂しがりの先祖と遊んでくる

282:本当にあった怖い名無し
06/05/03 14:46:36 wOWCb20C0
そうだ、せっかくGWなんだから>>280>>281みたいに
ツンデ霊の出そうなところに遊びに行って、そこで起きたことを
GW明けにここに書けばいいんじゃね?

ってことで、俺は異常に家賃の安いアパートを探してくる

283:本当にあった怖い名無し
06/05/03 14:55:38 d2ECfzqQO
俺には霊感がない。orz

魔法の白い粉使えばツンデ霊見えるかな?('A`)

284:本当にあった怖い名無し
06/05/03 15:41:53 klqlC4QZ0
>>283
片栗粉X?

285:本当にあった怖い名無し
06/05/03 16:18:06 d2ECfzqQO
GWなのにヒトリ('A`)……片栗粉Xで遊ぶか

んしょんしょ


「キャー、何やってんのよ!!」バッシーン!

ツンデ霊出現キタコレwww

……そんな妄想。

286:本当にあった怖い名無し
06/05/03 16:28:06 klqlC4QZ0
>>285
GJ

287:本当にあった怖い名無し
06/05/03 19:46:29 DBRUvvNkO
五月八日
 
団長「今日はツンデ霊ハンターズ定例会議だというのに…団員はどうしたのだ!」
 
参謀「は…"GW!ツンデ霊ゲット大作戦"で思わぬ被害が…」
団長「霊感強化に投与した片栗粉Xの影響か?」
 
参謀「はい、>>280は『もふもふ!もふもふ!』と叫びながら神社の稲荷像に頬摺りしているのが地元青年隊により発見されました」

団長「>>281はどうした?」
 
参謀「実家の倉の中で『あぁ!ご先祖様!』とぶつぶつと呟いている姿で発見されてます」
団長「まさか>>282も!?」
 
参謀「>>282は…ボロアパートの一室で…『ジェノッサァァーイWWキタコレWWW』との言葉を最後に…」
 
団長「えぇい!責任者の>>285を呼べ!」
参謀「無駄です。彼はもう片栗粉を捏ねるだけの廃人です」
 
団長「なんて事だ…軽い気持ちで手を出したがこんな事になるとは」
 
《今月の標語》
「片栗粉やめますか? ツンデ霊やめますか?」


288:本当にあった怖い名無し
06/05/03 19:56:52 gCxofF+aO
-7月-
夏の暑さもピークに向かい、本格化してきたオカルトな季節。
幼なじみであり腐れ縁なオカ友との気楽な心霊スポット巡りも、
ひとつの区切りを迎えようとしていた。

お盆が近づくにつれ、
変わらないと思っていた日々が
少しずつ変化していくような気がする。

窓から毎晩覗いてる、なじみの幽霊。
いつも通る道でよく見る、追いかけてくる幽霊。

それだけじゃない。

お盆と一緒に何かがやって来る。
そんな気がするんだ。

もうすぐ夏がやって来る。

去年とは違う夏が―

真夏の心霊スポットを舞台に繰り広げられる、
   オカルトなハートフルラブストーリー!

289:本当にあった怖い名無し
06/05/03 20:29:37 ZjzPMlPJ0
____   r っ    ________   _ __
| .__ | __| |__  |____  ,____|  ,! / | l´      く`ヽ ___| ̄|__   r‐― ̄└‐―┐
| | | | | __  __ |  r┐ ___| |___ r┐  / / | |  /\   ヽ冫L_  _  |   | ┌───┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_  | | | r┐ r┐ | | | /  |   | レ'´ /  く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___  __|. | | | 二 二 | | |く_/l |   |  , ‐'´     ∨|__  ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| |   /  ヽ    | | | |__| |__| | | |   | |  | |   __    /`〉  /  \      │ | |   ̄ ̄|
|   | / /\ \.   | |└------┘| |   | |  | |__| |  / /  / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/   \ `フ |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |   | |  |____丿く / <´ /   `- 、_// ノ\  `ー―--┐
           `´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'     ̄          `  `´          `ー'    `ー──-′




290:285
06/05/03 20:47:05 d2ECfzqQO
('A`)………………
片栗粉X秋田


今度はマッシュルーm(ry

291:本当にあった怖い名無し
06/05/03 20:56:38 klqlC4QZ0
>>288
全世界のツンデリストが泣いた。


292:一
06/05/03 21:30:33 y7LmOchW0
へ……部屋、に……にゅ、入居者、が……来た……。……はっ……はじ、初め……て……。
ど……どっ、どんな……人……だろ……。
…………お、男の……人……。


293:二
06/05/03 21:32:18 y7LmOchW0
ご、飯……たべ、食べてる……。
お皿を……てっ、テーブ、ルの……、う、上で……すっ……すべ、滑ら、せ……る……。
お、驚い……てる……。……ふ……。


294:本当にあった怖い名無し
06/05/03 21:33:06 gCxofF+aO
>>289>>291

そっ、そんなに持ち上げたって……成仏なん…て………しないん……だから

295:三
06/05/03 21:33:12 y7LmOchW0
てっ、テレビ……見て、る……。
いきな、り……てっ、テレビ……の……でっ、電源、を、……消す……。
ふ……不思議、そう……な、顔……。……ふ、ふ……。


296:四
06/05/03 21:34:10 y7LmOchW0
お、風呂……に、……入って……る……。
れっ、れいっ……冷水……しか、出ない……よう、……に、する……。
ふっ……不安、そう……に、して……。……ふ……ふふ…………。


297:五
06/05/03 21:35:07 y7LmOchW0
く……くつろい、でる……けっ、けど……きっ、きんちょっ……緊張……して、……る……。
いっ、意味……なっ、なく……で……電話……を、なっ……鳴らす……。
こっ……こわ、怖がって……る……。ん……ふ……ふふ……ふ……。


298:六
06/05/03 21:36:05 y7LmOchW0
ねっ、寝ちゃ……た……。
じょ、上体に……圧し、掛かって、くっ首を……絞める……。
くっ……苦し、そう……に……して、る……。……………………。


299:七
06/05/03 21:37:02 y7LmOchW0
……こ、こ……これっ……あっ、あんま……り……たの、楽し、く……ない……。
な、……なん……なんで……だろ……。


300:八
06/05/03 21:37:59 y7LmOchW0
あ………………。
あっ、あた……あたし、が……さっ、された……こと…………だか、だから、だ……。

……………………。


301:九
06/05/03 21:38:57 y7LmOchW0
わる……わっ、悪い……こと……し、しちゃっ……た……。
し……しん……死ん、で……ない……?……ね、ね……?だっ……だ、だい、じょう……ぶ……?
ごっ……ご、ご、ごめ……ごめ……ね……?も、……いじ…わ…意地悪、しない……から、ね……?


302:十
06/05/03 21:39:55 y7LmOchW0
…………………………。

そ、そっ……そっか……。き……きっ……きこ……聞こ、え……ない……か……。
さ……さびっ……。
さびっ……し……寂しい、な………………。

303:本当にあった怖い名無し
06/05/03 22:06:37 d2ECfzqQO
>>294
しなくていいから、ハントされ…いやいや、一緒に居て下さい

>>302
怖いけど(ノ'A`)静岡県沼津市二丁目商店街が泣いた…

304:本当にあった怖い名無し
06/05/03 23:16:06 gCxofF+aO
>>303
うっさい変態!あっかんべ~(ノ┳`)



……はぁ、私って本当に可愛くないなぁ…

305:本当にあった怖い名無し
06/05/03 23:25:12 d2ECfzqQO
>>304


壁|'A`)コソー
(そういうトコがいちいち愛しすぎる…はぁ、たまには思いっきりデレて欲しい)


306:本当にあった怖い名無し
06/05/04 00:18:42 LFUr8e//0
>>292-302
GJ!

ところで俺のアパート2LDK家賃16000円。大学近いのに住人3人だけ。
新しい入居者はだいたい2ヶ月くらいで出て行く。
もしかして寂しがってる霊がいるのかと、ふと思った。

307:本当にあった怖い名無し
06/05/04 00:29:44 S32NL7Q8O
>>303
おまいこのネタは…
>静岡県沼津市二丁目商店街が泣いた

308:本当にあった怖い名無し
06/05/04 00:43:56 bslufv4FO
>>307
たけすw
解る奴がいたかw

>>306
えぇ、終わり!? あとは各自脳内補完?!

309:本当にあった怖い名無し
06/05/04 01:49:08 /XQD9ej2O
>>186

310:本当にあった怖い名無し
06/05/04 01:54:56 LFUr8e//0
>>308
いやだって出てく人の理由とか知らないし。訊きたくもないし。
実際に「出る」なんて教えられたら住んでらんない。

311:本当にあった怖い名無し
06/05/04 02:05:40 5Z61c7fj0
むしろ寂しがっているというよりそれは

312:①
06/05/04 03:36:48 dxacdjpEO
新しい家を探していた時、築30年の二階建て一軒家が月7万円で貸しに出してあるのを見てすぐに申し込んだ

安いのは立地条件が不便で片田舎だからだろう、そう思って僅かな不安をぬぐい去った

最初の3ヶ月は快適だった
初めての一人暮らしのこともあり、友達を呼んでは毎晩飲んでいた

そして3ヶ月経った頃、仕事が忙しくなったこともあり家では寝るだけのことが多くなっていった

そんなある日、いつものように帰宅し飯を食べ床に着いた時だ
とっとっとっとっと…
二階から規則的な足音が聞こえてくる

「古い家だからネズミでもいるのか?」

そう思い大して気にもしていなかった


313:②
06/05/04 03:38:31 dxacdjpEO
それから毎晩、床に着くたび足音が聞こえてくるようになる
さすがに不信に思い二階に行ってみるが、もちろん誰もおらず足音もしない
しかしまた布団に入ると
とっとっとっとっと…
足音が聞こえてくるのだ

その週の休み、ネズミの駆除をしようと思い屋根裏に上がってみることにした
相変わらず昼間は足音が聞こえない
そもそもネズミの足音かさえも怪しいが、出来るだけ怖いことは考えたくなかった


314:③
06/05/04 03:39:44 dxacdjpEO
二階に上がると、やはり静まりかえっている
押し入の戸を外し、屋根裏へ続く蓋を外そうと手を伸ばした瞬間
ドンドンッ!ドンドンッ!
けたたましい音に静寂はかき消される……
「…!!」

なんの音だ?いや、そんなレベルじゃない…
明らかに人が殴りつけているようだ
普段なら確実に逃げるはずが、何かに吸い込まれるように蓋を外す

カビのにおいと埃でむせかえる
一面の闇が広がるだけだ
「…誰もいないよな」
自ら確認するように呟く
暗闇に目が慣れてくると、うずくまる影を見つけた

「だっ誰だ?」
震えた声で問いかけると、影が顔をあげた…
そこには、まだ幼さの残るあどけない少女がいた


315:④長文スマソ
06/05/04 03:41:43 dxacdjpEO
「誰だ?」
再度問いかけるが、少女はこちらを睨みつけたまま答えない
「誰なんだ?」
また問いかけるが、返事はない…
そんなことを繰り返していると少女が口を開いた

「うっさいわね!聞こえてるわよ!」
相変わらず睨みつけたまま少女は怒鳴る
「誰なんだよ?」
「あっ、あんたに関係ないでしょ!」
「……いや、ここは俺の家だ、関係ないことはないだろ」
「うっ、うるさいうるさいうるさ~い!」
少女は再び怒鳴った

316:⑤だお
06/05/04 03:42:39 dxacdjpEO
なぜか私に恐怖心は無かった
彼女はこちらを睨みつけてはいるが、殺気は感じられなかったからか
「そこにいても始まらないから、ちょっとこっち来い」
「フンッ、どうせそうやって追い出すつもりなんでしょ!そんな手には乗りませんよ~だ!」
舌を出しあっかんべ~をする少女
「そんなことしないって」
「誰があんたなんか信用するのよ!さっさと下に戻りなさいよ!」
「いや、だから…」
「うるさいわね!呪い殺すわよ!」
相変わらず殺気じみたものは皆無だが、諦めて下に撤退することにした

彼女が気になったが、せっかく休みを無駄にしたくなかったので、久しぶりに友達を呼んで飲むことにした
友達も帰り寝ようとした時、二階から足音がする
「またあいつか…」
渋々二階に上がってみると彼女は二階の部屋を回っていた


317:⑥やっと半分だお!
06/05/04 03:45:01 dxacdjpEO
「何してんだよ?」
「っ!なっ、何か用?」
「足音が五月蝿いんだ」
「……あんただって、さっきまで下で騒いでたじゃん…」
突然見せたしょげた顔に、寂しさが漂う
「…怒ってんのか?」
「別に……怒ってなんかない…わよ……」
「ここはあんたの家だし、私はたまたまここにいるだけの浮遊霊だもん…」
彼女は、寂しげに呟いた

318:⑦だお!ちょっとダルいお!
06/05/04 03:46:26 dxacdjpEO
「ずっと一人だったのか?」
「……うん」
「なんでこんなところに?」
「昔いたところは追い出された…
前にここに住んでた人は……私が怖いって………」
「…………」
「あんたも迷惑だよね!こんな辛気くさい幽霊がいたらさ!」
無理に笑顔をつくって、明るく振る舞う彼女が悲しかった

「あんたは怖がらないで話してくれたから、と・く・べ・つに出てってあげる!」
「…………」
「べっ、別にそれが嬉しかったとかじゃないからね!勘違いしないでよ!」
「…………」
「何あんたまで辛気くさい顔してんのよ!私がいなくなれば寝れるんでしょ!」

「それじゃあ、私行くね?」
「………」
「………話してくれて、ちょっと嬉しかったよ……バイバイ」
「……待てよ!」
とっさに声が出ていた
「…っ!なっ何よいきなり!ビックリするでしょ!」
「行くあてなんて無いんだろ!?だったらここにいろよ!」
「っ!…そんなこと出来るわけ……無い…じゃない……」
「どうして?」

「…初めてあんたを見た時、嬉しかった……
一人じゃない、もう一人じゃないんだって…」
「けど、私に気付いたら、きっと……また…一人になっちゃう…」
「だから静かにしてた…もう……一人は嫌だから………」


319:⑧だお!もうすぐ…
06/05/04 03:49:05 dxacdjpEO
「けど、あなたとお話したくなった……バカだよね…幽霊なんて怖がられる…だけなのに……」
「だから毎晩…」
「そうよ!悪い?どうせ私はバカよ!!」

彼女は泣いていた
自らへの後悔か、別れが辛いのかはわからなかった
「……もう、ここにはいれないよ…
…これ以上、迷惑かけれないよね……」
「だから………だからサヨナラ…」
気が付くと、俺は彼女を抱きしめていた


320:⑨ラストだお!
06/05/04 03:52:10 dxacdjpEO
「なっ、何すんのよ!エッチ!変態!」
「行くな!ここにいろ!」
「…!はっ、離しなさいよ!…離し……な…さい…よぉ」

「嫌だ!お前の家はここだ!」
彼女はうつむき、泣いていた
「どうして…?どうして優しくするの?
…私、幽霊だよ?……おばけなんだよ?」
「そんなことは関係ない!」
「…っ!バカ!バカバカバカバカバカバカっ!」
「馬鹿でもいいよ。ここにいてくれ…」

「…私のせいで寝れなくなるよ?」
「もう足音ならなれたよ」
「…怒ったらあんたなんて呪い殺すわよ?」
「出来もしないこと言うな」
「…私は……幽霊だよ?」
「そんなもん知るか。ここにいろ」

「………」
「もう一人にはさせないから」
「……本当に?」
「本当だ、だから…だからここにいろ」
「…うん!」
彼女が俺の体に身をゆだね、顔をあげる
そこには彼女が初めて見せる、満面の笑みが広がっていた


321:⑩謝罪だお…
06/05/04 03:57:10 dxacdjpEO
駄文長文、読みづらい、国語力が無い文をお読みくださり
ただただ頭が下がる気持ちでいっぱいです

……なんて言うわけないじゃない!www
別にあんたに読んでもらっても、嬉しくもなんともないわ!
…けど、一応言っておくわ
あ……ありがとぅ………

ぅう~!こんな恥かかせて!化けてでてやる!フンッ!

322:本当にあった怖い名無し
06/05/04 04:05:55 LFUr8e//0
GJ! 少女が交通事故死ならカンペキなデキ!

323:本当にあった怖い名無し
06/05/04 04:51:30 o78rfghc0
正統派ツンデ霊GJ!

324:本当にあった怖い名無し
06/05/04 05:18:37 dxacdjpEO
ぐっ、GJなんて…言われても……言われても……
嬉しくなんてないんだからぁ!


…けど、もっと勉強して……また書いたら…

…また……また読んで……くれるかな?

325:本当にあった怖い名無し
06/05/04 07:18:18 /XQD9ej2O
(=゚ω゚)ノ ぃぃとも

326:本当にあった怖い名無し
06/05/04 07:58:34 bslufv4FO
>>324
GJGJGJ、超GJ!
イイヨイイヨ~また読むよ~(・∀・)

>>310
あ、あれもしかしてリアルにノンフィクション?
ごめん、俺は物語の書き出しだと思ってたorz
おまいがツンデ霊に遭遇できるように祈ってるノシ
できなかったら、片栗k(ry

327:十一
06/05/04 12:32:09 9lIM9sOd0
あっ……朝、お……おき、起きられ、た……みた……い。よ、よか……よか、た……。
き……きょっ……きょろ、き、きょろ……して、る……。おか……おかし、な……顔……。ふ、ふ……。
や……やっぱ、り……きこ、聞こえ……て、ない……し……。みっ……見えて、な……ない、ね……。


328:十二
06/05/04 12:33:05 9lIM9sOd0
「謝った?」

…………え……。


329:十三
06/05/04 12:33:57 9lIM9sOd0
きっ……きこっ……きこ、聞こえ、た……の……?あた、……あたし、の……こ、声……が……?

「……なに言ってるんだろ僕。起きよ」


330:十四
06/05/04 12:34:49 9lIM9sOd0
ん……あ……っ、だ、だめ……っ!ま……て……待っ、て……!あた、……し、あたし……こっ、ここ……。
あた……あたし、の……わっ、悪い……癖……。つ、め……爪、噛ん……じゃう……。
か……カリ、カリ、て……。


331:十五
06/05/04 12:35:47 9lIM9sOd0
「……?何の音……?」

きっ、聞こえ、る……?きこ……き、聞こえ、てる……の……!?あっ……あの、……あた、あたし……。

332:十六
06/05/04 12:36:39 9lIM9sOd0
「あ……音が止んだ。気のせい、かな?んしょっ、と……」

あ……あ、ああ……だめ……。おっ……おね、お願……い……。
あ、あた……あたし、に……きっ……きづ……気付い、て……。お、おっ……願い……。


333:十七
06/05/04 12:37:31 9lIM9sOd0
「………………」

どっ……ど、しよ……っ。ど……したら……っ……き、気付い、て、くれ……る……の……?
あ…………か、壁……。そっ……そう……か……壁、たた……叩い、たら……。


334:十八
06/05/04 12:38:24 9lIM9sOd0
「!?……壁が鳴ってる……。隣は……部屋なんてない、よね……?」

ん……!んんっ……!!ん……っっっ!!!


335:十九
06/05/04 12:39:15 9lIM9sOd0
「!これ…………部屋の内側から……鳴って……?」

こ、こっ……ここ……!あた……あたし……!!こ……ここ……!!!
お……おね……おねっ、お願、い……!!!!きっ……気付い、て……!!!!!


336:二十
06/05/04 12:40:07 9lIM9sOd0
「………………………………誰か、いるの?」

そ、そ……っ!いっ……いる、よ……!こっ……こ、こ……にっ……あた、あた……し……!!


337:二十一
06/05/04 12:40:59 9lIM9sOd0
「えー、と。こっちかな……?それじゃ、いってきますね」

いっ……いって、らっしゃ……い……。で……でも……。ふ……ふ、ふ……。
そ、そ……ち、そっち……に、は……だ、誰……も、いな、いない……よ。
あ、あた……あたし、は……こ、こっち……。


338:本当にあった怖い名無し
06/05/04 12:41:52 bEx9M8OJ0
>>324
GJ!もちろんまた読むかと

GWがあるなら祝日にツンデ霊の日を作るしかn(ry


339:二十二
06/05/04 12:41:55 9lIM9sOd0
「え?壁が……。あ、こっちか。ごめんなさい。いってきますね」

ふ……ふ……。あせ……あせって、る……。か……か……かわ……可愛、い……。
そっ……そん、そんな、こと……で、あ、あたし……は……おっ、怒ら、な……ない……よ……。
あた……あ、あたし、が……みっ、見えない……の……が、わっ、悪い……もん、ね……?
きっ……き……を……気を、つけて……ね……?いっ……いって、ら……しゃい……。


340:二十三
06/05/04 12:42:47 9lIM9sOd0
「ただいま帰りました。どこにいるのかな……あのー。ただいま帰り……」

おか……おっ……おかえ、り……なさい……。べっ、勉強……お、お仕事、かな……?
が……がん……頑張っ、た……かな……?え、えら……えらい、ね……。
ふ、ふ……ふ……。でっ、でも……お、お風呂……場……に、なんか……いな、いない、よ……。
あた……あ、あたし……は……こっ、ここ、だよ……。


341:二十四
06/05/04 12:43:39 9lIM9sOd0
「あのー。別に迷惑になんか思ってませんから。あ、入居した僕の方が迷惑ですかね……。
その……謝ってくれた、ような気がするんですよ……。聞こえたような気がして……。だから、えっと」

きっ……聞こ、え……て……た、たん……だ……。よっ……良か、た……。やっ……優し、人……。
め、迷惑……なん、か……じゃ……ない、よ……。う……うれっ、嬉し……。
あ、あた……あたし、に……き……気、が……付いて、くれ……た……ね……。うっ……嬉し……。

342:二十五
06/05/04 12:44:31 9lIM9sOd0
「こ、こっちだ!ご、ご飯!一緒に食べませんか……!?」

ふふ……ふふ、ふ……。た、たべ、た……食べられ、ない……よ……。ごっ……ごめ……ね。
あ…………ありっ……ありがと……。………………。
……ふ、ふ……。で、でも……あた、あたし……は、こっ……こっち。


343:二十六
06/05/04 12:45:23 9lIM9sOd0
「今度こそ!ここだ!!お風呂、入ってきます」

そっ……そんな、こと……い、いわ……言わな、く、たって……。は……はず……恥ずかし、よ……。
でっ……でも、の……のぞ……覗い、ちゃ……お、かな……。ん……ふ、ふ……ふ……。
お、おし……おし……惜しかっ……た、ね……。あ、あたっ……あたし、は……こ、こ……。


344:二十七
06/05/04 12:46:15 9lIM9sOd0
「こ、こっち!?いや。こっちだ!!…………あれ?どこにいるんですか?」

……あ、あ、だめ……。のっ……覗い、ちゃった……。はっ……はず……はず、はず、恥ずかし……。
あっ……あん、な……あ、ん……な……。や……だ……やだ、もう……。
かっ……顔、まと……も……に……み、見られ、ない……。
い、いばっ……居場所、なん、て……お、教え……ら、られ……ない、よ……。


345:二十八
06/05/04 12:47:07 9lIM9sOd0
「おやすみなさい……」

おっ……お、おやすみ……。
ん……ふ……ふ……。よっ……よく、ね、寝て……る……。あ……。よっ……涎、垂れ……て……。
あっ……あた、あたし、が……ふっ……拭いて、あげ、よ……。ね……。あ……温かい……。


346:二十九
06/05/04 12:47:59 9lIM9sOd0
こっ……この、人……みっ、見てる……と……な、なん、なんだか……どき、どき、する……。
こ、この……このっ、この……人、好き……。
は……はやっ……早く、起き……ない、か、かな……。
あ……あたし、に……声、か、掛ける……ため、に、あっ……あたし、の、こと……さが、探し、て……欲し……な……。

…………………………あ。
うっ……う……そ、うそ!な……なん、でも……ない……。いっ……今の……は……う、うそ……。
こっ……この、人……い、いつか、は……こっ、この……部屋、から……で、出て、行く、だろ……し……。
あっ……あた、し……のこと、なん……て、すっ、すぐ……忘れ……ちゃう、だろ……し……。
だっ……だか、ら……な、なん、なんでも……ない……。い、いま……今の……は……うっ、うそ……。
あ、あた……し、どっ……どき、どき……なん、か……して、ない……。こっ……この人、き…………嫌い。


347:三十
06/05/04 12:48:52 9lIM9sOd0
「……声」

…………!!??

「深夜になると……声、聞こえますね」

え……。

「姿も見えますね。はは……びっくりしました」

え……と……。


348:結_前
06/05/04 12:49:59 9lIM9sOd0
「今からいっぱい勉強して、働いてお金貯めます。それでこのアパート、僕が買い取ります」

……え。

「あなたが成仏?って言うんですかね……するまで、僕が一緒にいます」

……!

「僕が生きているうちにあなたが成仏しなければ、僕も幽霊になってこの部屋であなたと……ずっと一緒にいます」

……な、なん……な……んで……?

「好きな人といっしょにいたいからです。……出会って数日もせずにこんなこと言う男は嫌いですか?」

……そ、んな……。


349:結_後
06/05/04 12:50:53 9lIM9sOd0
「僕は、本気です」

……し、しん……深夜、しか……あ、あえっ……会え、ない……の……に……?

「あなたが好きです」

……あぅ……。

「……………………」

…………あ……ん…………う……ん……じ、じゃ……ず、と……い、一緒に……いて……?

「はいっ」

………………あっ……あた、あたし、も……す、すっ……すき……好き、です……。


350:本当にあった怖い名無し
06/05/04 13:04:22 bslufv4FO
て…テラGJ(T_T)
やっぱハッピーエンドはいい
いい
いいよ
(・∀・)

351:本当にあった怖い名無し
06/05/04 19:10:36 vZlZ4MfzO
GJだす。
349の幽霊たん萌え…… ちょっとえっちな妄想してしまいました(*´Д`)
ごめんなさい

352:本当にあった怖い名無し
06/05/05 04:09:50 WnM6jaXg0
正直ぶった斬ってスマンカタ

353:本当にあった怖い名無し
06/05/05 05:03:41 jXgwFVeYO
携帯用のまとめサイトなくなった…?つながんない…

354:本当にあった怖い名無し
06/05/05 11:50:48 /A5hOgYiO
正直、3月くらいからずっと見れない…

355:本当にあった怖い名無し
06/05/05 14:04:12 Lp79s+RA0
ツンデ霊女学院とかいうところに編入することになった。
なぜだか知らないけど、特待生扱いだという。
おかしいなあ、とは思ったけど、学校なんて久しぶりだし、誘いに乗ってみることにした。

初日。
正直、どきどきした。どう見てもエビフライだとしか思えない理事長先生に迎えられた
ときは、思わず突っ込みそうになって慌てた。うん、いろいろあるよね、人って。

教室。
クラスのみんなの視線が突き刺さる。
やっぱりこうゆうの苦手。ずっと一人でいたわけだし、緊張する。
理事長先生、はやいとこ紹介終わらしてくれないかな。

「はい、みなさん。こちらが特待生の『ガードレールの幽霊』さんです。非常に素晴らしい
ツンデレをお持ちの方ですから、よく見習ってください」

……私ってそんな通り名だったんだ。
ていうかなに? つんでれって。うわー、あきらかにもうみんなの視線がちがうぅ…
私なにもしてないよ? なんの才能もないよ? だれかとまちがってない?

自分の席。
痛いほどの視線をかいくぐり、萎縮しながらそこを見ると。
―ガビョウだ。
イスに、めいっぱいの。
思わず隣の席の子を見てしまう。澄ましてまえを向いてるけど、こちらを意識してるのが
わかりやすいほど伝わってくる。
初日からこれかあ。滅入るなあ。でも。

356:本当にあった怖い名無し
06/05/05 14:05:15 Lp79s+RA0
私はふつうにそのガビョウだらけのイスに腰掛けた。
隣の子が、もの凄い勢いでこっちを見る。
そんな驚かれてもね。幽霊だし。気付こうよ。お互い気まずいでしょ?
よろしくね、微笑みかけると、
「ふ、ふん! な、なによ、なれなれしい! 勝手によろしくすればいいでしょ!」
だって。
なんだろうこの空気。

授業。
「はい、では今回はツンデレノミコンの666ページからでしたね。『ガードレール』さんは
隣の人に教科書を見せてもらってくださいね」
隣の人って、この人だよね。完全にそっぽ向かれてるんだけど。どうしよう。
「あ、あの……」
「み、見たければ見ればいいでしょっ!?」
私が言い終わらないうちに、顔は反対側を向いたままでガタガタと机を寄せてくる。
あぁ…なんだろうこの空気。

二時間目。
「……私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」
うん、わかってる。
「……わ、私メリーさん…っい、いま…あなたの…っ…う…うぇえ…」
わかってるんだけど、理事長先生から振り向いちゃいけないって言われてるから。
「わ…わた…し…ぐすっ…メリー……」
ごめんね。なにこの学校。

357:本当にあった怖い名無し
06/05/05 14:06:11 Lp79s+RA0
三時間目。
さすがに二時間ずっと寄り添っていたので、隣の子ともだいぶうちとけてきた。おかしな
態度も慣れればカワイイ。ちょっとしたムダ話をしていると、先生からの指名があった。
「この問題を…ソウね、ガードレールさんに」
うわ、難しそう…って。ガードレールって私か! か、かわいくないあだ名ついちゃったな。
えーと…数学? 家庭科なら得意なんだけど。

『nが2より大きい自然数であれば、X~+Y~=Z~ を満たす自然数X、Y、Zは存在しないことを
証明せよ』

わかるかっ! でも周りの視線が凄い。「特待生」に対する期待と好奇の目。みんなこんな
問題やってるの? かなり私、場違いみたい。すごく恥ずかしい。
もうみんな見ないで。ああ、でもなにか答えなきゃ。

「わ、わかるわけないでしょ…!」
あれ、なんか半ギレみたいになっちゃった。どうしよう…どうしよう…!

教室のどこからか、嘲笑がさざめいた。
私はうつむいて立ち尽くした。このまま逃げちゃおう。どうせなにかの間違いで入校したん
だから。そのつもりで、走り出そうとしたそのとき。

「―Exellent!」
先生が手を叩く。

「え?」
私も含め、クラス全員が意表をつかれたと思う。いったいなにが?
先生は、人差し指をびゅんびゅん振りつつ、嬉しそうに説明した。

358:本当にあった怖い名無し
06/05/05 14:07:13 Lp79s+RA0
「ワカラナーイ。ソウ、みんなのまえでワカラナイと答えるコトは、恥ずかしいコト。
デモー、彼女はソレでも強気の態度を崩さナイ。さらに照れの滲ませ方もカンペキデース!
コレがー、ツンデレデース! 萌えデース!コノ問題はー、過去350年間、正解が出なかった
のデス。サスガは噂のガードレールの幽霊さんデース! 萌え萌えデース!!」

先生の賞賛は続く。
そして、割れんばかりの拍手がみんなから贈られた。
私は照れ隠しに頭を掻くしかなかった。
「わかんないって言っただけなのにね」
なんとなく、ごまかすように隣の子に話しかけると、彼女は慌てたそぶりで拍手を止める。

「あ、い、いえ、これは、ちが、ちがうの!つられたから!みんなに!凄いなんて、思って
……は、ちょっとだけ、いるけど! かんちがいしないでよね!」
「う、うん」

隣の子は真っ赤になった顔を「もぅおー」とか言いながら、自分でばしばし叩いている。
意味不明の言動だけど、なんだろう凄くカワイイ。
ああ、わかってきた。この空気が。

350年間、数多のツンデ霊学生たちの挑戦を退けてきた難問を解いた実績は凄まじく、翌日
からは、尊敬の念と、なにやらわからないオーラをまとった女学生に囲まれる日々だった。


それからの私の活躍や、私をめぐる争い等を記すには、余白が足りなさすぎるので省く。
ひとつだけ私の現況を書き記しておくと、今の私の通り名は「御姉様」だ。
そしていまだにこの学院の存在意義がわかんない。

359:本当にあった怖い名無し
06/05/05 14:11:30 /A5hOgYiO
はじめてリアル投下に遭遇!

でも350年間解けなかったのはフェルマーの最終定理の方でしょがwww


「余白」ネタもフェルマーかよwwwGJ!

360:本当にあった怖い名無し
06/05/05 14:57:08 +tGerD/dO
御姉様て………
それなんてエr(ry

ともかくGJ!!

361:本当にあった怖い名無し
06/05/05 18:38:52 0JDDeKEg0
エビフライ様が見てる



言って見たかっただけなんだ、何も悪気があったわけじゃぁ...
待て、何故馬乗りになる?!その拳はなn...うわ!やめtあwせdrftgyふじこlp;

362:本当にあった怖い名無し
06/05/05 20:27:37 /A5hOgYiO
もうこの際




「ジェノッサァァァアイ!!」とエビフライと片栗粉Xとを
スレの名物認定してくれないか。あんパンみたく。
いちゃついてるとアツアツのエビフライが飛んでくるとかさ。

363:用語解説
06/05/05 23:24:53 X+gPl54cO
《ジェノッサァァーイ!》
異端派ツンデ霊作家・中の人の長期シリーズ『私とファイトしなさい』よりの台詞。
前半のロマンチックな雰囲気をぶち壊しいきなりゴングとともにヒロインが殴りかかる。その際に決め台詞として多用された。
特に義姉編はあまりに予想外な展開で多くの読者に衝撃を与えた。


364:便乗
06/05/06 00:11:25 hA7GbS7aO
《片栗粉X》
ツンデ霊ハンターズ科学部により開発されたとされる魔法の白い粉。
原材料・使用法不明。使用者の霊感を極端に高め、
一部のhunterにとっては必須huntingアイテムとなっているが、
廃人―まさに萌えカスとなる可能性も否めない。
「モフモフ!」と叫ぶ例が続出している。

365:本当にあった怖い名無し
06/05/06 00:37:55 7lwZ1qUdO
>萌えカス
誰がうまいことを言えとW

366:本当にあった怖い名無し
06/05/06 00:44:06 JiHuowJs0
もふもふ! もふもふ!

367:ホリヲタ ◆Suppa9ed92
06/05/06 00:54:30 J9f1cQ0k0
>>353-354
すみません、なかなか作る時間がなくて…。
URLリンク(www.tsunderei.org)
これはPC用のページですが、携帯からでも見られると思います。

368:本当にあった怖い名無し
06/05/06 01:03:33 hA7GbS7aO
>>367
ちょwww神www

な、、GJだなんて言わないんだから!
なにニヤニヤしてんのよ?!
ジェノッサァァァアイ!



いや、GJ。ありがとうございます。携帯からでも見れました。

369:本当にあった怖い名無し
06/05/06 01:10:01 cYQsUALyO
>>367
その遠慮がちな態度が気持ち悪いのよ!

どうせみんなから「GJ」だ「神」だ呼ばれるのを想像して作ったんでしょ?

あぁ~、想像しただけで気持ち悪い!虫酸が走るわ!

なっ!わっ、私は別に感謝なんてしてないし、見てもいないんだから!

うぅ~、何ニヤニヤしてんのよ!馬鹿にしないでくれる!

370:本当にあった怖い名無し
06/05/06 01:21:57 7lwZ1qUdO
>>367
な、なによ!べ、別にGJ!だなんて…
ふ、ふん!よくまとめてあるじゃない!使ってあげるわよ!
 
…すごいGJ…ありがと…


371:本当にあった怖い名無し
06/05/06 12:36:52 hA7GbS7aO
>>370
もしあなたが美少女の幽霊なら
とりついて欲しい位いいツンデレ具合(・∀・)

372:本当にあった怖い名無し
06/05/06 13:00:47 VVtoXnHJO
ID:7lwZ1qUdO「な、なによ!べ、別にGJ!だなんて…ふ、ふん!よくまとめてあるじゃない!使ってあげるわよ!
 
…すごいGJ…ありがと…」

ID:hA7GbS7aO「もしあなたが美少女の幽霊なら
とりついて欲しい位いいツンデレ具合(・∀・) 」

ID:7lwZ1qUdO「Σな、何なの?!どいつもこいつも下心丸出し!最低!

…一生憑いてやる…///////」


みたいな展開を期待したいなぁなんて

373:片栗粉285('A`)
06/05/06 19:30:08 hA7GbS7aO
素直じゃない。彼も私も。

「GWなのに何ヒキってんの?」

「…ッせェーよ。特に行きたいトコもないのに何で出掛けなきゃなんねんだよ」

「大型連休よ? あんた人間の友達とか家族とか居ない訳?」

「どうせ人間より幽霊と付き合いたがる根暗ですよーだ。
 てか、そういうお前だって出掛けてみれば?
 せめて近所の公園とかよ。ヒキ幽霊にヒキ扱いなんかされたくないって」

冗談っぽく彼はいう。

「はぁ…幽霊に休みなんてないって事ね。」

「はぁ? 幽霊は毎日がエブリデイだろうがw」

なによその古いボケ。
拳を強く強く握りしめてツッ込みそうになるが、耐える。


374:片栗粉285('A`)
06/05/06 19:31:22 hA7GbS7aO
「―出掛けてきなさいよ。毎日見飽きた顔ばっかでウンザリなの。
 あんたの世話で疲れてる私の身にもなってよね!」

「ウールセー(・∀・)ニヤニヤ
 それよか肩揉んで? お前上手いしw」

「また!? 私あんたの専属マッサージ師じゃないの!
 血流良くなりすぎて高血圧で死んじゃえば!?」

流れはいつも通り。結局お互いマッサージする。

本当は彼は解ってる。私がここを「離れられない」ことを。

本当は私は解ってる。彼がここを「離れたくない」ことを。

本当は私たちは解ってる。お互いの「本当の気持ち」を。

素直じゃない。彼も私も。

でもきっと、二人は通じている。

それはきっと、二人が似たもの同士だから。

375:本当にあった怖い名無し
06/05/06 21:54:43 C4XiXbN50
あれから、俺は何度死んだんだ・・・?

彼女の死の原因を突き止める日々はまだ続いている・・・
ここまでで解った事は
彼女が俺の初恋の少女だった事
小学校の終わりごろから入退院を繰り返していた事
高校は俺と同じだったが学年が2つ下だった事
そして、いつも俺の事を見続けていた事・・・

「なあ、俺なんかのどこに惹かれたんだ?」
「ちょっ、きゅっ急に変な事訊いてこないでっ!」
「いや、別に変じゃないだろ。ここまで詳しく、過去のこと見せられると・・・なぁ」
「べっ別に好きだから見てたわけじゃないっ。その・・・
 そうっ私の視線の先に、偶然貴方が居る事が多かっただけよ」
「偶然・・・ねぇ。」
「そうよっ、たまたま目に入る事が多かっただけ。それだけなんだからっ」
「まぁ、そういう事にしておくか。」
「そっそれより、どうなのよ?いい加減思い出したの・・・私を殺した事。」
「・・・ごめん。まだ・・・思い出せない。」
「そう・・・。また、やり直しね。」
「ああ。」
以前のように、俺の苦しむ様を喜んで見ている様な素振りはもう見せない。
それどころか、泣いたまま「大丈夫?」なんて訊いてくる事もある。
俺の繰り返す死は、彼女にとっても苦しいものだったようだ。

376:本当にあった怖い名無し
06/05/06 21:55:35 C4XiXbN50
「なっ、なんでだよっ?」
横から迫って来るヘッドライト
いつもの様に体は硬直し・・・
「ぐっ・・・ううっ・・・うっ・・・」
死から目覚める瞬間の激痛は相変わらず俺を苦しめる。
「ごめんなさい・・・」
彼女の懺悔もまた、繰り返されている。
だがそれも今回で終りのはずだ。
俺が彼女に怨まれていた理由がわかったからだ・・・

彼女は本当に俺に殺されていた・・・

377:本当にあった怖い名無し
06/05/06 21:56:11 C4XiXbN50
「謝って、許される事じゃないのは・・・分かってる・・・
 本当に悪い事をした・・・ごめん・・・」
「そう、やっと思い出したみたいね・・・」
「ああ、思い出した・・・それで、俺はどうしたら・・・いい?」
「どうしたら・・・って、じゃあ、何でああなったのか教えて」
「ああ、そうだよな・・・まずは、そこから説明しないとな・・・
 俺・・・さ、お前との待ち合わせ場所に向かってたんだ」
「あんな・・・あんな遅くまで、待ってると思ったの?」
「分からない・・・けど、行かなきゃて・・・思って・・・それで・・・」
「それで・・・何?」
「急いで・・・行こうと思って・・・バイクに乗ったんだ・・・
 あんな事になるなら・・・乗らなきゃ・・・良かった」
「へぇ・・・バイク持ってたんだ」
「俺・・・さ、嬉しかったんだ。ラブレターって初めて貰ったから・・・
 でも、ずっと好きな子がいて・・・だから、断ろうって思って・・・
 でもいざとなると・・・勇気が無くて・・・」
「好きな子・・・居たんだ・・・」
「でも、何とか決心して、待ち合わせの場所まで行ったんだ・・・」
「そう・・・だったの。」
「途中、何個目かの交差点で信号に引っかかって、焦ってたから・・・
 信号が変わった瞬間に飛び出しちゃったんだ。
 そしたら・・・横から・・・信号無視の車が来て・・・」
「・・・・・・」
「で、俺は車に吹っ飛ばされて・・・バイクは・・・信号を待ってた・・・
 お前に当たったんだ・・・
 酷いよな。待ち合わせを無視して。挙句、帰り道に事故に巻き込んで・・・
 お前を・・・殺したんだ。」
傍からみれば、俺も被害者なんだろうがそんな事は関係ない。
彼女を裏切り、結果的には殺してしまったのだ・・・。
怨まれて当然だし、許される術など無いだろう。

378:本当にあった怖い名無し
06/05/06 21:57:04 C4XiXbN50
「そう、本当にやっと思い出してくれたみたいね。それで、これからどうするの?」
「分からない・・・俺は・・・俺はどうしたら良い?」
「そんなの私に聞かないでっ!
 でも、そうね待ち合わせに間に合ってたら、私になんて言ってたの?」
「きっと、・・・好きな子が居るからって断ったよ。でも・・・今は違う」
「でも、今は違う?違うって何よ!」
「あの・・・さ、信じないだろうけど、俺の好きだった子って・・・お前なんだ。」
「ちょっ、それ、嘘でしょ!そんなの誰が信じると思うのっ!」
「だよな・・・でも、本当なんだ。」
「嘘よっ!」
「お前、子供の頃は眼鏡でチビで・・・いっつもムスッとしてて」
「何よっ馬鹿にしてるのっ?」
「でも、俺が馬鹿やったりジョークを言ったりすると、時々笑ってくれて・・・
 その笑顔が可愛くて・・・いつの間にか好きになってた」
「嘘よっ!じゃあ何で今まで気付かなかったのよっ!」
「だって、お前・・・綺麗になってたから。気付けなかった・・・」
「な、何よ・・・そんなお世辞信じないんだからっ」
「お世辞じゃない。だから、お前があの子だって分かった時すごい嬉しかった。
 でも、それ以上に悲しかった・・・」
「そんなの・・・そんなの私だって・・・
 好きだった人から返事も貰えないで・・・事故に巻き込まれてっ!
 悔しかった・・・怨んだわっ!でも、その相手が貴方で・・・」
「うん・・・。ごめん」

379:本当にあった怖い名無し
06/05/06 21:58:03 C4XiXbN50
「謝らないでっ!私、貴方を何度も殺したのよ・・・数え切れない位・・・何度も・・・」
「それは・・・良いんだ」
「良く無いっ!いつも後悔してた・・・戻ってくるたびすごく辛そうで・・・
 でも、また会えたって嬉しくて・・・でも怨みは消えなくて・・・」
「そんなに簡単に消えるもんじゃ無いだろ・・・怨みなんて」
「そう・・・かもね」
「ああ、そうさ。・・・っと、また、始まるな」
「ごめんなさい。私のせいで・・・」
「良いよ。気にしないで。でも、今度会うときは笑顔で迎えて欲しいなっ」
精一杯の空元気で希望を告げてみる
「えっ、笑顔って・・・そんなの・・・」

彼女の声はもう聞こえない。
俺はまた過去に戻ってやり直す。
原因が分かってもこの繰り返しは続く・・・
この繰り返しはいつになったら終わるのか・・・

380:本当にあった怖い名無し
06/05/06 22:00:28 C4XiXbN50
長文・駄文スマン。
ハッピーエンドが思いつかなかったです・・・


381:本当にあった怖い名無し
06/05/07 00:22:29 n2RYG4a4O
セツナス('A`)

382:本当にあった怖い名無し
06/05/07 00:29:14 EPJ6pvbVO
>>381
セックスに見えたwwwww

>>380GJ!GJ!どんどん書いてくらさい(´・ω・`)

383:片栗粉285('A`)
06/05/07 00:33:13 n2RYG4a4O
>>382
それはきっと隣に書いてあるドクオ('A`)の怨念のせいに100ツンデレ
>>380
改めてGJ!
漏れの駄作後の妙なふいんき(何故か(ry)をぬぐい去ってくれてthx w

384:本当にあった怖い名無し
06/05/07 01:41:13 lTgW0U2OO
>>380
GJなんだけど……
>>379の4行目
「良く無いっ!」
は否定だから、
「良くないっ!」
が正しい。

385:本当にあった怖い名無し
06/05/07 01:51:58 OEja2zxp0
そうなのか。4年間文学部にいて知らなかったよ。ありがとう勉強になった。

386:羅生門の鬼
06/05/07 02:56:26 tP1sZFxt0
手下 「おのれ~渡辺綱め!まんまと盗んでいきおって!!」

 鬼 「違います あの人は(私の右腕以外)何も持っていきはしなかった」

手下 「いいえ、奴はとんでもないものを奪っていきました」

 鬼 「?」

手下 「あなたの、心です(ウインク」

 鬼 「!!」

自分の本当の思いに気付いた鬼は、綱の家に伯母に化けて押しかけ気持ちを伝えようとするのだが
それはまた別のお話

387:本当にあった怖い名無し
06/05/07 12:22:02 n2RYG4a4O
それ、なんてルパン?('A`)

388:ある男の見解。 ◆VC3/0IaBbQ
06/05/07 13:17:16 h6fc3Bd70
今、書いてるのが超物凄く長くなりそうなんだけど超物凄く長くてOK?

389:本当にあった怖い名無し
06/05/07 13:22:08 CduMRDSP0
「自慢の髪」書いたひとみたいに適当なとこにテキストファイルを
うぷしたらいいのでは?んでリンクを貼る、と。

390:本当にあった怖い名無し
06/05/07 16:52:10 n2RYG4a4O
まとめサイトの中の人に文句つけるつもりは全くないんだけど、
携帯からじゃ自慢の髪は途中で途切れて死にそうだった……
それでも中の人、超GJ。昔の激萌え作品を懐かしんだ。

391:○月×日
06/05/07 19:11:20 PN/xj3720
本日、居住者を部屋から追い出すことに成功する。これで幾人目になるか。
気の強い、やかましい女であった。が、わたしにかかればなんのことはない。
強がったところで、心は、ぽきり、と折れた。

決まり手:風呂場を血塗り


392:○月▲日
06/05/07 19:12:09 PN/xj3720
早くも新しい入居者が来る。くだらん。
小手調べに“ぽるたぁがいすと”一発。男のくせにこれだけで泣くか。呆れた。
どれくらいもつやら……。見物だ。


393:○月○日
06/05/07 19:12:58 PN/xj3720
夜中、金縛りをお見舞いする。完全に引き攣っておる。
こいつは、情けなさ過ぎる。この分なら、2~3日中に退去か。

決まり手:金縛り


394:○月■日
06/05/07 19:13:47 PN/xj3720
こいつがまだ部屋にいるのはどういうことか?
そわそわと周りを窺って、間違いなく怯えておるが。
壁から腕を数十本程突き出して見せる。大泣きで警察に電話しておる。馬鹿かこいつは。


395:○月○日
06/05/07 19:14:36 PN/xj3720
極端に怯えるくせに、まだ退去せぬ。
部屋中、血塗りにしてやろ。朝、起きた瞬間に気絶しおった。つまらん。


396:○月△日
06/05/07 19:15:25 PN/xj3720
部屋中にお札を貼っておる。阿呆。貼ったそばから剥がしてやろ。
涙目で震えておる。本物の馬鹿、か。


397:○月□日
06/05/07 19:16:14 PN/xj3720
なかなか本格的な霊媒師を連れて来た。こいつにも脳味噌はあったらしい。賢明な判断ぞ。
が、こいつの馬鹿の“きゃりあ”が段違いなように、わたしの幽霊の“きゃりあ”も段違い。
「わたくしでは如何ともし難く……」だと。当然じゃろ。


398:×月×日
06/05/07 19:17:03 PN/xj3720
枕元に“ふらいぱん”を置いて寝ておる。何がしたいのかこいつは。
……武器のつもりだろか。その“ふらいぱん”でちょっと小突いてやろ。また泣くか。

気は弱いが心は折れぬ、か。


399:×月▲日
06/05/07 19:17:52 PN/xj3720
部屋の隅に神棚。“しゅうくりいむ”は供え物のつもりか。
馬鹿は馬鹿なりに、わたしを祀るか。こんなことをした奴は初めてか。殊勝な心掛けぞ。

『供え物は、胡桃餅が良い。洋菓子は好かん。よく覚えておけ馬鹿が』

壁に血で注意書きしておいてやろか。気絶しておる。まあよい。よく読んでおけ。


400:×月○日
06/05/07 19:18:41 PN/xj3720
馬鹿が神棚の前で独り言、かと思えば、わたしに言っているのか。

「怖いことしないでくださいぃ……」

こいつは馬鹿ぞ。


401:×月■日
06/05/07 19:19:30 PN/xj3720
早々に胡桃餅を供えたな。愛い奴。


402:×月○日
06/05/07 19:20:20 PN/xj3720
恋人に振られたか。当たり前ぞ。お前のような馬鹿。
あんな女にはもったいなかろ。
めそめそと情けない。いつまで泣いておるか。男なら、女の十人や二十人、なんでもなかろ。


403:×月△日
06/05/07 19:21:11 PN/xj3720
まだ泣くか。

『胡桃は飽きた。餡を持て。漉餡が良い。いつまでも泣くなこの馬鹿が』

慌てて買出しに行ったか。
甘やかしが過ぎると男子は育たぬと言うが……どうしてもな。


404:×月□日
06/05/07 19:22:00 PN/xj3720
「失恋なんかに負けるものか!!」

偉そうに一人で何をほざくかこの馬鹿は。
しかし、男負けぬのは良いことぞ。良い面構え……ましにはなった、か。


405:結(某月某日)
06/05/07 19:23:05 PN/xj3720
………………この馬鹿にするか。丁度、背中は空いておるようだしの。

わたしに憑かれるのだからこいつも文句ないだろ。
ふふ、わたしが憑くからには、どんなことにも負けぬぞ。
健康、学業、仕事、何にでも勝つ。
そこら中に蔓延る悪神・悪霊の類なんぞ、わたしが一睨みもすれば土下座じゃ。
安泰も安泰じゃ。

まぁ、……ふふっ。恋人は、できんだろがな……ふふふ……。
わたしがおるから……良かろ?

406:本当にあった怖い名無し
06/05/07 19:53:58 +vzeJyDx0
GJ(`・ω・´)

407:本当にあった怖い名無し
06/05/07 20:03:28 sRIk8kXz0
>>391-405
GJ、良かったです。ただ、>>404~405の経過も読みタス。

408:本当にあった怖い名無し
06/05/07 21:01:20 VKTL1yXj0
神降臨!めちゃくちゃGJ!

409:本当にあった怖い名無し
06/05/07 22:08:57 n2RYG4a4O
イイ!(・∀・)
俺にも憑いて!w

410:ある男の見解。 ◆VC3/0IaBbQ
06/05/07 23:14:50 h6fc3Bd70
ふぅ・・・下手糞が下手糞なりに心を込めて書き上げました。
URLリンク(book.geocities.jp)
どうぞ・・・目に毒ですがお読みください。

411:本当にあった怖い名無し
06/05/08 00:11:47 3QVBaueKO
バ、バカ!なんてもの書いたのよ!
こんなの読まされたら、GJって言うしかないじゃないの!

…その、すっごくよかった…よ…?

412:本当にあった怖い名無し
06/05/08 02:41:20 ah0tuKb80
>>410
(*´д`*)和む~、こういう結末は好みだ。キッチリ保存させてもらいますたYO!


413:本当にあった怖い名無し
06/05/08 07:26:59 +px/LWNj0
URLリンク(yui.cynthia.bne.jp)

414:本当にあった怖い名無し
06/05/08 12:37:03 QDAEoAzo0
>>413
ホントなんでも金儲けに結び付けるよなあ
それがそこそこ成功してしまうからなんともはや

>>410
ハッピーエンドGJ!

415:本当にあった怖い名無し
06/05/08 12:41:38 gdKCKgzoO
>>411
正直な感想を、





  GJ

416:本当にあった怖い名無し
06/05/08 15:00:20 KMP0whrY0
>>410
 _____  _____          _       _ _                __          _
 |_____  | |      |   rヘ、 ||    / / | |      く\  __,|  |__  rー―┘└― ┐
    __ / /   ̄ ̄ ̄ ̄    \ \/ /    / / | |   /\  ヽ冫L__   _  | | ┌───┐ !
    | レ' /              \  〈    / | | レ'´ /  く`ヽ__|  |_| |_ー' | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|`┘
    | /                / , \ く_/| |  |  , ‐'´     ∨|___   ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
   / /                  / / \/   | |  | |   _   / 〉  /  \     | | |   ̄ ̄|
   / /    ______  / /          | |  | l__| |  / /  / /\ \_  / \_| | ̄ ̄
 / /    |           | |/         | |  |____丿く / <´ /   \ // /\   `ー―┐
  ̄         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                ̄            `  `´       ` `ー'   `ー──―'

417:本当にあった怖い名無し
06/05/08 17:55:50 1bvQteny0
友人と二人、俺の部屋で遊んでいると、こんなことを言われた。
「お前、頭ん中で自分の家一周してみ?」
「なんでだよ…?」
「いいからやってみろって!」
言われるままに俺は目を閉じ、頭の中で描いた自宅を歩き始めた。
玄関…リビング…台所…洗面所…風呂… 階段を昇って二階へ…寝室…
そして、最後に俺の部屋…
そこにあったのは、いつも見ていたいつもの自室だっ…

!?
俺の部屋に誰かいる!? 


それは家族の誰でも無く、全く見覚えの無い人間だった。
歳は16・7くらいだろうか…女性の顔だった。 どこか薄暗く、半透明な印象があった。
しかし
可愛らしかった。
細く白い身体。 どこか儚げな表情。
知らず知らずのうちに、俺は彼女の虜になってしまったようだ…。

「おい、おい、○○? まだ終わんねぇのかよ?」
「う、あ、 スマン…。」
なんだよ、せっかくのいい気分をぶち壊しにしやがって…
「で、家ん中歩いてて誰かいなかったか?」
「ああ、いた。」
「!どんな奴だよ!?」
「青白くて…暗めな… すっげぇ可愛い女の子だった…。」

「ちょ、バカなこと言わないでよ!ζ///)ζ」
「うわあ!?」

418:本当にあった怖い名無し
06/05/08 19:55:08 INCd1RhSO
>>417
基本が大事……だろ、ゴリ? GJ!

てか俺がそれやると家族がウロウロしているだけなんだが。

419:本当にあった怖い名無し
06/05/08 20:56:42 eAPkiqLw0
>>417
久々の改変ネタだにーGJ

ついでに、オレの場合は自分がいっぱい...スミス?

420:本当にあった怖い名無し
06/05/08 21:40:08 Qk88xMko0
>>417
そ、想像して萌え転がってなんかないんだからっ!

俺の場合、それやったら飼ってたインコが出てきた

421:本当にあった怖い名無し
06/05/09 06:29:56 nAHoB2FUO
>>419-420
あるあるwwww

422:本当にあった怖い名無し
06/05/09 10:34:00 L/O2e4FbO
>>417にはなんか元ネタが?


423:片栗粉285('A`)
06/05/09 12:40:42 nAHoB2FUO
>>422
全く同じかどうかは解らないけど、すくなくとも派生した
類似の話として
URLリンク(kowa-i.com)
ドゾー

まぁIDがアホの俺だからあまり信用せんでくれ

424:本当にあった怖い名無し
06/05/09 21:39:06 OKkcGW1ZO
>>423
アホな上にフォー(・∀・)ニヤニヤ

425:本当にあった怖い名無し
06/05/10 00:03:24 1FQ5CtdI0
>>423
ここの話でG県厨ってやつすごいな ものすごく密度濃い

426:422
06/05/10 08:19:18 oY/qTfuNO
>>423
㌧楠。

つーかよ、いまそれ見ながら俺も想像してみたら
書斎兼趣味の部屋に髪の長い女がうわあぁぁぁぁ





帰宅時ワクテカ

427:片栗粉285('A`)
06/05/10 08:33:52 Fv5xgkk7O
>>426
片栗粉X噴いた。

428:俺と小娘①
06/05/10 14:16:03 v0OigaDYO
俺は今年で33歳、まさに油の乗ったナイスガイな年齢だ。
職業はツンデ霊ハンター。
むむむ無職ちゃうわ。
 
今日も片栗粉片手にポイントを入念に徘徊中だ。
もちろん、公僕に見つからないように。
 
「…平日の真っ昼間からこんな事してないで働けよ」
「うるせぇな、探知機。いいから働け」
 
そう、今回はツンデ霊を感知する為の助手を連れてきている。
この無愛想な小娘がそうなんだが…斜向かいの鈴木さんちの末娘だ。
二日前にトラックに轢き逃げされて死にたてほやほやの中学女子。
 
事故現場でふらふらしてるのを虚数素子装置で捕獲した。
蛇の道は蛇、霊には霊ってわけだ。


429:俺と小娘②
06/05/10 14:21:25 v0OigaDYO
 
「つーか、私、成仏したいんだけど」
「ハハハ、君の成仏なんてツンデ霊サマに比べたら塵芥程の価値もないヨ」
「……死ね!キ■ガイ野郎」  
なんて口汚い
ゆとり教育の弊害をまの当りにした気分だ。
 
「いいからキリキリとツンデ霊を探せ。さもないと今夜は妄想内でお前に3発放出するぞ」
「いやぁぁぁッ!!
誰かこのダメ人間を射殺してぇ!」
 
で、やってきました廃墟に。
うん、いかにもツンデ霊が出そうだ。
「この辺りに反応があったわよ」
「でかした!そのアホ毛レーダーは伊達じゃないな」
「アホ毛言うなぁ!」
 
「で、ツンデ霊サマはどちらにおわす?」
「そこ…」
 
アホの子が指差す先には
 
ずるずるに爛れて腐り落ちそうな皮膚。ウジ虫びっしり
白く濁った魚のような眼。黄ばんだ歯の隙間から涎と膿を垂れ流す口。
 
「ええっと…なんか想像してたのとチョット違うんだけど。ぶっちゃけゾンビ?みたいな」
「何言ってんのよ!チョーきもかわじゃない!果実と女性は熟れてるのが美味なのよ?」
そんなもんかね?

430:俺と小娘③
06/05/10 14:23:55 v0OigaDYO
 
うがー
 
「なんか掴み掛かってきましたよ!?」
「随分と情熱的ね、きっとラテン系だわ!
ほら!あなたの熱い抱擁でぬくもりを与えてあげて!」
 
「おうよ!ぎゅ~」
 
うは、なんか、ぶちゅっていった。なんかドロドロするよ。ないすデレ?
 
がぶりがぶり
 
「えぇぇ!?、何か肩の肉、喰いちぎられてんですけど?」
「バカ!キスはちゃんと口で受け止めなさいよ!女の子に恥かかせないの!」
 
「おうよ!俺様の熱いヴェーゼを食らいやがれ!むちゅー」
 
うは、なんかとろとろに熟成したブルーチーズみたいな味のキス。
口内をはい回るウジ虫達が素敵に刺激的。


431:俺と小娘④
06/05/10 14:26:29 v0OigaDYO
 
「いてぇ!唇噛みちぎられた!なんかクチャクチャ咀嚼してるよこの人!」
 
「大丈夫!それはツンだから!
nice-TieNE!YEAH!」
「YEAH!ツンキタ――(゚∀゚)――ッ!!
 
 
って!ぜってぇ違うだろ!これ違うよママン!」
 
全力で離脱。
なんか躰が痒いし痺れてきたけど気にするな、俺。
 
「チッ…あと少しだったのに…」
「ふざけんな!このズベタ!そのツインテール引っこぬくぞ!」
 
「あーはいはい、次はちゃんと探すわよ、そう…ちゃんとしたのを、ね」
 
「その意気だ、アホ毛!次こそは!」
 
「そう…次こそは…ウフフ」
小娘が薄ら寒くなるような笑みをたたえているが気にしない事にしよう。
俺たちの旅はこれからだ!
 
【続く…か?】


432:①
06/05/10 16:35:28 wvAR5qcG0
初です。
長くなってしまいましたが、
暇のある方は読んでいただけるとうれしいです。


彼女が死んだ。
それは、僕と彼女が付き合い始めて、半年が経とうとしていた頃だった。
彼女はいつも、少し不機嫌そうな顔をして、あまり感情も表に表さない人だった。
だから、いつも、僕の一方通行な気がしていた。
何故彼女が僕の隣にいてくれるのか不思議だった。
それでも、僕たちはそれなりにはうまくいっていたと思う。
その日も、二人でショッピングに出かけていた。
そして、その帰り道、駅で僕と別れた後、彼女は自宅の前で車に轢かれた。
僕は、初めそれを聞いたとき、ちっとも悲しくは無かった。まったく信じなかったからだ。
でも、仕方ないだろ?
なにせ、そのことを僕に教えたのは、彼女本人だったのだから。

433:②
06/05/10 16:36:31 wvAR5qcG0
彼女の葬式も無事に終わった。にもかかわらず、彼女は僕の前にいる。
どうも、彼女は幽霊になったらしい。
僕は、ベッドに寝転がりながら、その斜め上でふわふわと浮いて、本を読んでいる彼女を見る。
彼女は、最期のデートの時と同じ白いワンピースの格好で、右手の薬指には指輪。
僕がプレゼントしたものだ。
これをプレゼントしたとき、彼女が言った感想は一言だけ。
「微妙」
僕は、彼女が笑顔で大喜びする姿を期待していただけに、とても落ち込んだものだったが、
死んで幽霊になった今もつけているところを見ると、
実はとても気に入っていてくれたのかもしれない。
そう思うと、自然、顔がニヤける。
視線に気づいたのか、彼女が「何?」と僕のほうを見る。
「んー、別に」
「一人でニヤニヤしてて不気味なんですけど」
「・・・・ごめんなさい」
彼女は、幽霊になっても彼女は、変わらなかった。

434:③
06/05/10 16:37:21 wvAR5qcG0
「そういえば、何で、成仏とかしないわけ?」
ふと、思いついて尋ねてみる。
「何?早く居なくなれってこと?」
彼女は、面倒くさそうに視線を本に向けながら、言う。
「いや、そうじゃなくてさ、何が心残りなのかなって思って」
すると、彼女は、少しだけ視線を上げ、またすぐに本に戻し
「・・・あんたには、教えない」とだけ不機嫌そうに言った。
言ってから、僕は、なんて馬鹿なことを言ったのだろうと思った。
たった、十六歳で、彼女は亡くなったのだ。心の残りなど、それこそ、山のようにあっただろう。
「もしかして、僕と離れたくないとか?」
僕は、すこし茶化したくてそんなことを言ってみた。
「・・・・」
反応がない。
ハズしたかな?そう思っていると、彼女はこちらを向き、少し馬鹿にしたような顔で、
「馬鹿じゃない?」と言った。
その後、僕らの会話は、他の雑談へとそれて行った。
彼女も、僕が話しかけるので、ついには諦めて本を置き、
”しょうがないな”という顔で話し相手になってくれた。
第三者が見れば、僕は怪しい独り言を言っているようにしか見えないだろう。
でも、僕は、不謹慎だろうが、彼女が自分にしか見えないので
、彼女を独占しているようで少し嬉しく、また、一緒に居られるのが楽しかった。
僕らは、そうやってだらだらと日常を過ごした。
彼女の体が、日に日に薄くなっていってることに、気づかないフリをしながら。

435:④
06/05/10 16:38:34 wvAR5qcG0
それから、一ヶ月が過ぎた。
もはや、彼女の存在は、意識しなければ見ることもできないほどに、希薄になっていた。
そんな中、彼女が「今日、大事な話があるから」と僕を学校の屋上に連れ出した。
そこは、僕らが『友達』ではなくなったところ。
幸い、周りには僕ら以外人は、いない。
グラウンドを眺めていた彼女が、唐突に口を開いた。
「なんか、時間が来ちゃったみたい」
僕の心臓が、一つ飛ばしでなった。
それ以上聞きたくない、聞きたくない、聞きたくない、聞きたくない・・・
彼女はあっさりと続ける。
「だから、もう、お別れ」
本当にあっさりと言った。
「・・・・」僕は、何かをいおうと口を開くが、酸欠の金魚みたいに口をパクパクするだけで、
言葉が出てこない。
「でね、最期に、聞いてほしいことがあるの。いい?」
僕は、力なくうなずく。
すると、彼女は、ここで初めて、ためらうようにうつむき、口ごもる。
しかし、やがて意を決したように顔を上げ、すうっと、息を吸って、言った。
「あ、あたしは、あなたが大好きですっ!」
そして、彼女は見たこともないほどに顔を真っ赤にしてうつむく。


436:⑤
06/05/10 16:40:54 wvAR5qcG0
「ち、ちゃんと・・・言ったこと・・なかったから・・それが・・心残・・・りで・・すごく
伝えたくて・・・・」
彼女は、その体と同じく今にも消え入りそうな声でつぶやく。
そんな、初めて見せる彼女の姿を見ながら、僕は、何とか涙をこらえ言葉を伝えようとする。
「僕も・・大好きだよ」
すると、彼女は、まだ赤いままの頬で、今まで見たこともないほどのとびきりの笑顔で言った。
「知ってるよ、バーカ!」
そして、そのままの笑顔で、すうっと、彼女は消えた。

「せっかちだね、別れのキスはなしかよ」
僕は、抑えれそうもない涙をごまかすようにつぶやいた。
 
    ふと、唇にやわらかい感触

僕は、泣きながら「まだ、いたんだ?」と声をかけるが、もう返事はない。
(そういえば、彼女からキスしてくれたのってこれが初めてだなあ)
そう思いながら、僕は天を仰ぐ。涙でにじむ空は、ムカつく位晴れていた。
晴れ渡る空、彼女のいない屋上、残された僕。
不器用で、感情を伝えることが苦手だった彼女。
最期に残した唇の感触は
   とても暖かく、やさしかった。


437:本当にあった怖い名無し
06/05/10 16:43:12 wvAR5qcG0
これで、終わりです。
稚拙な文で申し訳ないです。
読んでくださった方、ありがとうございます。

438:本当にあった怖い名無し
06/05/10 17:15:38 yrYDRif90
ええ話や……GJ!

439:本当にあった怖い名無し
06/05/10 17:44:38 oY/qTfuNO
>>428
>>432

共にGJ!
せつない終わりもまたいいね。

小娘の方は

かゆ

うま


な展開を期待した俺バイヲタ

さて俺は426なんだが帰宅時間が近づいてきたわけだが
もうワクテカしっぱなしですよ。
後日カキコがなきゃ俺はとり殺されたって事で。
心残りは書き途中のSSが宙に浮く事だが…

張り切って帰宅してくるノシ

440:One day,One Soldier,Lock and load.1/3
06/05/10 19:40:52 upKXBe3t0
よぉ。あんた見ない顔だな。どこの奴だ?
同業者か?そうかそうか。あんたもスナイパーか。この辺多いよな。
独立派と現政権側、国連の三つどもえだしな。稼ぎ時だわ。
まぁ、今日はその辺の関係はないからな。ゆっくりしようや。フリーファイアゾーンは遠いしな。
しかしあんた、額の傷、エラく派手にやられたもんだな。昔の傷だろうが、かなり目立つな。
そうそう。お前は何を使ってるんだ?
何?ヘカーテだと?
そいつはいただけねぇな。巨根至上主義は嫌いだ。ラプアマグナムなんぞ
よっぽど遠い所じゃなきゃわざわざ使うもんでもねーだろ。何撃つんだ?
ん?そういうお前の銃は何かって?
SVDだよ。
ん?ああ、そうだな。別に精度が良い訳でもない。狙撃用ではあるがつまるところ量産品だし、
精密な射撃向けだけどロングレンジで信用できるかと言えば疑わざるを得ない銃だよな。
何でそんな銃を使っているのかって?
あー、コレがまたややこしい事情があるんだよな。
前まで使ってたWA2000が壊れたんでな。さすがに砂漠で移動しながら使うのは無理みたいだった。
高い銃だったから無理して再起不能になるのも嫌だったし、さくっと修理に出したよ。
んで急場をしのぐために中古で安かったから露店でSVDを買ったんだ。
またWA2000なんて精密機器買ってオシャカにしてもつまらんし。何より重かったからな。
ほとんど捨て値だったな。そんなにややこしい仕事でもなかったから
まぁ調整すりゃ300m位なら余裕だろ、と思って買ったんだけど…安物買いの銭捨てって奴だな。
当たるっちゃ当たるんだが…



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