06/04/19 23:51:25 4FQ9ebKw0
昨日と同じように草むしりに精を出す。
だが頭の中では「桜とお墓」がずっと浮かんでは消えていった。
昨日のように、視線を感じたりする事も無く
夕暮れになった。
申し越しで草むしりも終わる。
その夜も金縛りにあうが気配は感じない。
体を覆うとてつもない「寂しさ」
「う、ううっ。」
「こ、こんな中に・・・・君は・・・居る・・・のか?」
知らずうめき声や呟きがもれる。
押し潰されそうになりながらじっと耐える。
(少女・・・・桜・・・お墓・・・)
いつの間にか、庭で会った少女の事も思い浮かんでいた。
そのまま意識を失った。