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「心霊的自己防衛」 ダイアン・フォーチュンの著書の中でも、
もっともエンターテイメント性が強く、単なる読み物としても
面白い本である。そして、現代の魔術の実践者にとっては、
少々扱いにも悩むやっかいな本であるとも言える。
ダイアン・フォーチュンの最大の功績の1つは、魔術に心理学を
持ち込んだことであろう(逆に、フォーチュン最大の失敗と評する人
もいるが……)。
唯物論的な自然科学の猛攻により、実践オカルティズムは
少なからぬダメージを受けたことは認めなければならない。
それに対抗するには、我々は2つの武器でもってするしかない。
一つは実践による実体験である。もう一つは、心理学による実体験
の解釈および補完、そして理論武装である。
だが、同時にこれは実践オカルティズムの伝統の一部を破壊して
しまったことも、また事実かもしれない。
ともあれ、この「心霊的自己防衛」にも、こうした心理学的な解釈が
テンコ盛りとなっている。
フォーチュンは、いわゆる心霊的な攻撃は、暗示によるものも
大きいと説明する。
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