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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part25∧∧ - 暇つぶし2ch2:本当にあった怖い名無し
06/03/01 22:41:50 +fmUMa2R0
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3:本当にあった怖い名無し
06/03/01 22:42:14 DP8NB8nd0
3

4:本当にあった怖い名無し
06/03/01 22:42:20 +fmUMa2R0
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5:本当にあった怖い名無し
06/03/01 22:42:56 +fmUMa2R0
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6:本当にあった怖い名無し
06/03/01 22:44:55 +fmUMa2R0
テンプレおしまい。

7:本当にあった怖い名無し
06/03/01 22:47:15 GcLce8AB0
へへ山ってどこ?

8:デビル ◆hO/jJrDVl.
06/03/01 22:47:16 ZVNeyDVX0
1さん乙☆

9:本当にあった怖い名無し
06/03/01 22:49:49 93cH/eL40
乙でした

10:本当にあった怖い名無し
06/03/01 23:16:17 PfpGyPHJ0
へへ山ブヒー♪エヘヘ

11:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/03/01 23:20:21 pctOSlKd0
手早いな

12:本当にあった怖い名無し
06/03/01 23:22:16 +d50dYsM0
( ^ω^)やっほー

13:本当にあった怖い名無し
06/03/01 23:26:50 dAKp+tRn0
乙!

14:本当にあった怖い名無し
06/03/01 23:56:47 M/XSIZrD0
耶麻天

15:本当にあった怖い名無し
06/03/02 01:05:42 F1s0pEGb0
うちの裏に山あるんだけど・・・
はっきり言って夜とかこえーよ


16:本当にあった怖い名無し
06/03/02 04:31:34 3IAh1YRIO
スレ立て乙です

17:本当にあった怖い名無し
06/03/02 08:27:04 aKYMGxtg0
>>1
乙カレー

18:本当にあった怖い名無し
06/03/02 08:47:00 to8aa+hs0
夜泣き石って
本当にあるの?

19:本当にあった怖い名無し
06/03/02 08:51:09 MtBBcMXW0
URLリンク(www.disk919.com)

20:本当にあった怖い名無し
06/03/02 12:03:58 5zwFjzXB0
>19
ふ~し~ぎ~
なんか、ずっとやってると、良く懐いた軟体生物にみえてきた。

21:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/02 19:52:50 R5NKYh9F0
先輩の話。

彼の故郷の山には、ツクシオニなる物の怪が出たという。
春先に土筆(ツクシ)狩りをしていると、中にどうしても抜けない土筆がある。
子供らしく意地になって引っ張り続けると、根元の地中からヌッと真黒い
腕が突き出されてきて、子供を地の底に引きずり込むのだと。

「実際、土筆を取ったり土遊びをしちゃいけないって坂道があったよ。
 まぁ言い伝えの類いなんだろうけど。
 何かしら教訓や戒めでもあったのかな」

今でもその場所には、春になると多くの土筆が顔を出しているそうだ。


22:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/02 19:57:11 R5NKYh9F0
友人の話。

彼女の実家は山奥深い村だ。
今は廃村となってしまったが、そこで奇妙な物を幾度となく見たという。

祖父と山中の墓所へ出かけた帰り道。
峠の開けた場所で、不思議な物を見かけた。
白くて長い、ヒラヒラとしたリボンが二本。
風もないのに、彼女の頭の上をゆったり漂っている。
何だろうと見ていると、後ろから来た祖父が「触るんじゃないぞ」と注意する。

「あれはニホンノボリと言ってな、常に二つ一組で現れる。
 放っておけば何もないが、突付いてしまうと天気が激しく崩れるんだ。
 山の嵐は酷いぞ。巻き込まれたくはなかろう?」

そんな不思議な物があるんだ。そう感心して、彼女はリボンを見やった。
二本のリボンは絡まりあいながら流されていき、やがて見えなくなった。

それからもう一度、彼女はニホンノボリを目撃したという。
やはりその時も、何もせずに見送ったのだそうだ。


23:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/02 19:58:08 R5NKYh9F0
同級生の話。

タラの芽を採りに、街から離れた山中へ入っていた時のこと。
そこは交通の便が悪いせいか登山者も少なく、山菜の穴場なのだそうだ。
その日も結構な収穫を得た彼は、最後にしようと目前の芽に手を伸ばした。

彼の指がプリッとした芽に触る直前。
ガサッと繁みを分けて緑色の何かが横から突き出される。
素早く芽を引っつかむと、彼が何ら反応する間もなく繁みの中に消えていく。

あっという間のことで詳しく見えなかったが、形は人の手に似ていたという。
ただ、手首より先の部分に、小さな指のような物がびっしりと生えていた。

彼は今でも一人で、その山に山菜狩りに出かけている。
しかし、絶対に必要以上の量は採らないのだという。


24:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/02 20:01:22 R5NKYh9F0
>>1さん、スレ立て乙でした。
という訳でとりあえずカキコするのデス。
今月も引き続き忙しそうですが、皆さん今スレもよろしくでございます。

ではでは、仕事に戻りますデス。アデュー。


25:本当にあった怖い名無し
06/03/02 20:17:39 216dsW6n0
雷鳥さん乙っす!
マンドラゴラ思い出した。

26:スーパーリアル金太 ◆8mzYKF9Qkk
06/03/02 21:38:49 p5FKf9s40
ううむ相変わらず雷鳥氏は話し上手なのである。

近所の飲み屋は春先になると一家総出でつくし採りに行き
採れたつくしは店の突き出しにするのであった。

27:本当にあった怖い名無し
06/03/02 21:56:34 eXe0QFeK0
今回は五十嵐大介か虫師みたいな話やねー 乙

28:本当にあった怖い名無し
06/03/02 22:19:33 Erfa2CYS0
雷鳥タソいつもありがとう
仕事がんがって下さいね

29:本当にあった怖い名無し
06/03/02 22:27:27 W3SyjE7B0
>素早く芽を引っつかむと
>手首より先の部分に、小さな指のような物がびっしりと生えていた
掴む事は無理だなw
こいつのは100%ネタだからツマンネ

30:デビル ◆hO/jJrDVl.
06/03/02 22:31:06 vp20iDGc0
(o ̄∇ ̄)=◯)`ν゜)・;' >>29

31:本当にあった怖い名無し
06/03/03 01:01:32 HeuiURPc0
いつもながらいい話乙っす。
つくし鬼って名前、どっこかで聞いた覚えが…。うう、思い出せない…。
周りが平地だったんで深い山はなかったけど、里の子だった分山菜はよく採りに行きました。
タラの芽って二番目まで採っちゃうと枯れちゃうんですよね。
山の恵みをいただく時は、山とそこに住む者への感謝を忘れないのが大切ですね。(・∀・)

32:本当にあった怖い名無し
06/03/03 02:03:02 Y2KAO4p80
>>22
くねくね..

33:本当にあった怖い名無し
06/03/03 04:44:13 eepbxUMK0
初めてかきこします。

わたしが学生の頃、Y県に住んでいた。盆地で田舎だったから
カラオケとかはam12;00も過ぎると閉まってしまい、自分達の恰好の遊び場と言えば
車に乗って山道をあてもなくドライブすることだった。

その日も5人でドライブしていた。時間は夜中の2時を過ぎていたと思う。
とにかく山に登っていける道を見つけて車で上に向かって行った。

初めて通る道。どこにつながっているかも分からなかったが、駄弁りながら
進んで随分走って行くと、民家もなくなり鬱蒼とした山の中に入って行った。
するとつきあたりに寺があった。道はそこで行き止まりだった。

住職が住んでいるかは分からなかったが外灯があり、ジュースの自動販売機が
あったので、みんな車から降りてみた。

すると真っ暗な山の中から「しゃん・・・しゃん・・・」という音が聞こえてきた。








34:本当にあった怖い名無し
06/03/03 04:44:51 eepbxUMK0

怖がりの3人は即効車に乗り込み震えていたが、私と友人Yはその音が気になり
耳を凝らしてよく聞いてみると、その音は山伏が持っている杖の先が鳴る音に
よく似ていた。(Ftvの西遊記の三蔵法師が鳴らす音みたいな・・・)

そしてその音は寺ではなく、そこから少し山を下って離れた山の中から聞こえてくる。
しかもそこに続いているのか、木で出来た小さい階段が寺のそばに作ってあった。
自分と友人Yは、その音のする方へ行ってみることにした。

階段をライターの火で照らしてみるが全く前が見えない。明らかに獣道だ。
とにかく、自分が前、友人が後ろになり、あまり見えない階段をゆっくり降りて行った。
道は笹の葉や雑草をかき分けないと進めない状態。電気らしい物もないので真っ暗で
さすがにちょっと怖くなった。

すると自分達の前で「ガサガサッ・・・」と激しく木々が揺れる音がした。
わたしが「だれ!!」と聞くがその音は「ガサガサ・・ガサガサ・・・・・・ガサガサ・・・・
ガサガサ・・・」と無言で自分達の前から遠のいて行く。
明らかに何かいる。草をかき分け前に進んで行く・・・。しゃん・・しゃん・・という音の方へ・・。



35:本当にあった怖い名無し
06/03/03 04:50:09 eepbxUMK0
「追いかけようぜ~」と友達Yが興奮気味に言った。私はちょっと躊躇したがその音について
行くことにした。
結構な速さでガサガサ・・とその音は前を進んで行く。暗くてとてもついていけなかった。
大分前に進んだが結局その音には追いつけなかった。
すると友人Yが「ぎゃぁぁぁぁ~」という声と共に転んだ。どうやら水溜りか何かに足を取られた
らしい。
仕方なく車に戻ることになり、しゃん、しゃんという音の正体は分からなかった・・・。

あのガサガサという音が熊だったら・・・と思うと相当コワイと思う。

長文本当にスマソ。怖くなくてスマソ。


36:本当にあった怖い名無し
06/03/03 07:40:53 HQrzOoVk0
>>33-35
・am12:00(=正午)に閉まるカラオケ屋は珍しいような。
・Ftvって何だろうな。福島テレビ?
・木の階段が作られている獣道なんて多分ないと思う。

でも書き込み乙です。今度夜中に怪しい物音を聞いても、あまり無理をしないようにね。

37:本当にあった怖い名無し
06/03/03 14:31:36 8lZWdvLcO
>>36
AM12:00は夜中だぽ。PM12:00が正午、お昼だぽ。

38:本当にあった怖い名無し
06/03/03 14:52:39 Ob9AVJRC0
>>36
西遊記だからフジだと思う。

39:本当にあった怖い名無し
06/03/03 15:34:24 mIT8Co2h0
西遊記は日本テレビだったと思うんだがの。


40:本当にあった怖い名無し
06/03/03 15:49:28 Zn1CGfZ10
♪西へ~向かうぞ~
    ニンニキニキニキニン~♪
 
は、TBSだったと思ふ。

41:本当にあった怖い名無し
06/03/03 18:15:15 q5iFd7Fw0
>>39
最近すっげーーーくだらない西遊記をフジがやってる。
SMAPの香取が主人公の。


42:本当にあった怖い名無し
06/03/03 18:18:57 HhS7Xdgc0
>>18
結構全国的にあるみたいだね。グーグル検索してみると出てくる。
TOPに出てくるオレの地元w の話をコピペ。

『伝説小夜の中山夜泣き石』
 その昔、小夜の中山に住むお石という女が菊川の里へ働きに行っての帰り中山の丸石の松の根元でお腹が痛くなり、
 苦しんでいる所へ、轟業右衛門と云う者が通りかかり介抱していたが、お石が金を持っていることを知り殺して金を奪い逃げ去った。
 その時お石は懐妊していたので傷口より子供が生れ、お石の魂魄がそばにあった丸石にのりうつり、夜毎に泣いた。
 里人はおそれ、誰と言うことはなく、その石を『夜泣き石』と言った。
 傷口から生まれた子供は音八と名付けられ、久延寺の和尚に飴で育てられ立派な若者となり大和の国の刃研師の弟子となった。
 そこへ轟業右衛門が刃研に来たおり刃こぼれがあるので聞いたところ、『去る十数年前小夜の中山の丸石の附近で
 妊婦を切り捨てた時に石にあたったのだ』と言ったので、母の仇とわかり名乗りをあげ、恨みをはらしたということである。
 その後弘法大師がこの話を聞き、お石に同情し石に仏号をきざみ、立ち去ったと言う。

文化元年滝沢馬琴の『石言遺響』より


43:本当にあった怖い名無し
06/03/03 18:25:15 HhS7Xdgc0
ちなみにここっていわゆる峠道になってて昔風情のお茶屋(今で言う喫茶店)があるんだけど、
そこに「子育て飴」ってのが売ってるんだよね。ほんのりしょうゆ味の水飴ってか麦芽糖かな?
大きなカメにいっぱい作ってあって割り箸で掬って先に巻きつけて(綿菓子みたく)一口サイズで100円くらいかな?
この子供がそれを舐めて育ったっていわれを聞きながら、>>42の話に出てくる石を見つつその飴舐めてるとなんかヘンな感覚になってくる。

44:本当にあった怖い名無し
06/03/03 18:41:55 +0ZlYpQK0
梶の話まだぁー??

45:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/03/04 08:13:19 c6svcn1s0
適度な高さで窪みが多く、色々なルートで登れるその岩で、
俺たちはよく、クライミングまがいの遊びをしていた。
登山道から数分だけ外れたところにあり、あまりそこを
知る者は居なかった。
その日、俺は頭上を見上げ、呆れる思いだった。
とんでもない登り方をしている奴が、はるか上に居るのだ。

クライミングにおける基本的な技術として、3点確保、あるいは
3点支持というのがある。
両手両足の4箇所で岩肌に貼り付き、上下左右、どの方向に進むにせよ、
常に3箇所は岩から離さず、片手だけ、あるいは片足だけを動かして
登攀を進める。
フリークライミング等で使われる新たな技術でも基本は同じだが、
うっかりすると、片手一本でぶら下がり、両足を一気に頭上まで
持ち上げるような登り方もする。

俺が呆れている相手は、まさにそうした登り方をしていた。
危なっかしく見え、同時に、姿勢の一つ一つが芸術的だった。
雑誌等で見たことはあったが、それを実際に見るのはその時が初めてだった。
どうやってバランスを取っているのだろう。
腕一本でぶらぶらしながら大きく身体を横に振り、爪先をちょこんと
岩の小さな窪みに乗せる。
身体は大きく斜めに傾いている。
右手と左足だけで岩に張り付いた姿勢のまま、残りの手足を細かく使い、
気が付くと数メートルの高度を稼いでいる。
無論、ザイルなど使っていない。


46:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/03/04 08:15:04 c6svcn1s0
見事な動きの連続に、どうしても試したくなってきた。
そいつを観察する。
胸をそらせ、両手を岩から離し、躍り上がるように高度を稼いだ。
よし、と思い、両手を離して胸をそらせた。
体全体が爪先を軸にして岩から離れ、加速した。
ここで伸び上がれば、あいつのように登れると思い、両足に力をいれ、
爪先が真っ白になるほど力んだ。
足が岩を失い、天地が回り、さらに加速した。
反り返った身体に痛みが走り、背骨が音を立て、腰骨に衝撃が来た。
落ちた拍子に顎を強打し、鼻の奥が痺れ、噛み合わせた奥歯が軋み、
耳のすぐ上が衝撃で震えた。
「大丈夫か」
ザイルを確保している友人の声が上から聞こえた。
「ちょっと失敗」
そう答え、見知らぬクライマーの姿を求め、はるか上を見上げた。

大した高さがある岩ではない。
その岩には「頭上、はるか上」などない。
当然、フリークライマーもいない。

やられたなあ、と思い、目を閉じ、衝撃でまぶたの裏に散っている
火花が収まるのを待った。
3点確保だぞと自分に言い聞かせ、いつもどおりに登った。

47:本当にあった怖い名無し
06/03/04 09:44:29 Q1hjB0og0
全裸隊さんに幻視を見せるモノは何者なんだろうね。
またか、って感じて居るみたいなその不可思議なモノへの慣れ感に
痺れっぱなし(w

48:本当にあった怖い名無し
06/03/04 11:17:54 VoxxoUY90
ミッション・インポシブルのトムクルーズのようだ
つーか、猿!?

49:本当にあった怖い名無し
06/03/05 07:10:34 pCXz1xyh0
 夕方、かくれんぼうをして遊んでいると、かくれ座頭というじいさんが出てきて、『かくれ里』という、誰にも入れない世界に連れていくという。
それがどこにあるか、誰にも分からなかった。

 ある日、高尾山を歩いていた二人の男が、山の北側に一つの大きな穴があいているのを発見した。穴の深さはどのくらいあるのか分からなかった。

 と、覗いていた一人の男が、誤ってこの穴の中に落ち込んでしまった。
一緒にいた友達がひどく心配して「さてさて、大変なことになってしまった。
たぶん命はなかろうが、もし生きていたら、さぞ食べ物に困るだろう。」と、食べ物を穴の中に投げ込んでやった。

 穴に落ち込んだ男は無事であった。男は上から投げ落とされた食べ物を拾って、穴の中を先へ先へと歩いていった。

 はじめは真っ暗だったが十日あまりも、根気よく歩き続けていると、急に辺りが明るくなった。見ると、一人のじいさんが寝ている。

 その男は空腹だったので「何か、口に入れるものはないでしょうか。」と、尋ねてみた。
すると木の根のところを指さしながら「それを飲んだらよかろう。」と言った。
そこには竹筒があって、白い液が入っていた。それを飲むとたちまちからだや心がさわやかになって気力が満ちてきた。

50:本当にあった怖い名無し
06/03/05 07:11:02 pCXz1xyh0
 気が付くと、周りには、さわやかに鳥が鳴き、いろいろな果物がなっていた。

「お前はここにとどまる気かね。」「いいえ、僕、家に帰りたいです。」というと、「それでは、ここから西へ行くと一つの井戸がある。
その井戸の中に飛び込んで見なさい。」と教えてくれた。

 その男は西へ行き、見つけた井戸に飛び込んだ。井戸の底には一本の道が続いていた。
男は道ばたにあるものを食べながら歩き続けた。そして半年ぶりに高尾山の中腹に出た。

 山を下り、町の中へ入った頃には、もう夕方だった。町の中では子供がかくれんぼうをしていた。

 と、物陰に、あの穴の別天地で会った老人が隠れている。
そして、子供が、そこに隠れに来るのをじっと待っているようだった。
男は疲れていたのでそのまま家へ帰った。

 次の日の朝、子供が一人いなくなったと町中が大騒ぎしていた。
男は、初めてあの老人が『かくれ座頭』だったということが分かった。

 男は、町の人を連れて高尾山の穴を探してみたが、穴はどこにもなかった。

51:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/03/05 08:27:29 wE52yQFZ0
>>47
生まれて初めて一人でテントを担いで山へ行き、ほとんど人の
通らぬ山道の脇にテントを張り、あまりに気分が良かったので、
ちょいと昼寝と洒落込み、目が覚めたら夜7時を回り、
すっかり暗くなっていた。
細かい雨が降り出していて、ぽつんと山の中に一人。

それまでに知った、あらゆる「怖いもの」が総動員されて
想像と妄想が際限もなく広がり、心を支配した。
真っ暗で動くに動けず、逃げるに逃げられず、寝るに寝られず
外の見えないテントの中、やたら敏感になった聴覚が、さらに
恐怖を煽り立てた。
無論、具体的な何事かがあった訳ではない、と、思う。

当時、15歳。
その後しばらく、遠くに見える丹沢の山々が、何となく恐ろしい
色に染まっているように思えて仕方なかった。
今となっては自分を可愛いもんだと思えるが、個人的には、
山における、第一級の恐怖の夜だった。

何度かそんなことを繰り返すうち、五感に訴えかけてくるものを
ありのままに受け入れることが、恐怖をコントロールする自分なりの
方法だと気付いた。

52:本当にあった怖い名無し
06/03/05 08:43:50 pCXz1xyh0
昔、山に『山じじい』(山爺)という妖怪がいた。
特に、四国の高知県に、そういう記録がたくさん残っている。

 高知藩の山の役人として、春木次郎繁則という人が、土佐郡本川郷の山村に勤めていた。
この人が宝暦元年に書いた日記の中に、この山じじいのことが書かれている。

「山鬼という妖怪がいる。年七十ばかりの老人のようで人に似ていた。
目一つ足一つで、蓑のようなものを着ていた。
普通、本川の『山じじい』という。一説には、妖怪ではなく、けものの類であるという。

 しかし『山じじい』を見た者は、そうたくさんいるわけではない。
ある大雪の日に、村はずれの道に足跡があった。杵で押したような丸い足跡だった。
これが、山じじいの足だろうといわれた。

 また、村の老婆が、ばったり道で逢ってすれ違ったという。
びっくりしてあとを振り返ったが、もう山じじいの行方はわからなかったという。それはぴょんぴょん跳んで歩くからだろう。」

53:本当にあった怖い名無し
06/03/05 08:44:04 pCXz1xyh0
 また『南路志績編稿草廿三』という書物に、

「ある人がいうには、この一眼の者、土佐山中に多い。その名を『山じじい』という。
形は人に似ていて、全身にねずみ色の短い毛があり、目ははなはだ大きく、しかも光っている。

 歯はものすごく強く、サルの頭などをまるでダイコンをかじるように食べる。
オオカミは、この山じじいをものすごく怖れた。

 猟師などは山小屋で寝るとき、山じじいに毛皮などをとられないように、家の周りに、動物の骨を置いて寝たという。」

と記されている。

 広島県辺りにも、山村では朝起きてみると、雪の上に丸い足跡が二メートルおきにあるのを、昔は見たという。ただ、姿を見た者はあまりなかったらしく、「一つ足」と呼んだ。
足跡の大きさは人間の足の四倍ぐらいあったという。

 和歌山県には、今でも熊野山中に『一本だたら』という妖怪が住んでいる。
その形を見た人はいないが、幅一尺(三〇センチ)ばかりの大きな足跡が、一足ずつ雪の上に記されているのを、今でも時々見る人があるという。

 深山で、木を切る木こりの話だが、何日歩いても、山ばかりという深山の中にときどき人の家のような妙な空き家があるという。
わたしはそれが『山じじい』の家ではないかと思う。

54:本当にあった怖い名無し
06/03/05 17:59:11 GNuZHWNs0
>37
いや、逆。
>36が正しい。一日の始まり、AM 00:00って何時だか考えてみろw

55:本当にあった怖い名無し
06/03/05 18:15:15 QiYMo2gi0
>>54
頼むから、ネタだと言ってくれ・・・

56:本当にあった怖い名無し
06/03/05 18:25:01 TBJMczHV0
am(ante meridiem)、pm(post meridiem)を日本語にすると、
それぞれ午前、午後。だから>>37の言っている
>AM12:00は夜中だぽ。PM12:00が正午、お昼だぽ。
は、
午前12時は夜中だぽ。午後12時が正午、お昼だぽ。
と書き換えられる。マジで?

57:本当にあった怖い名無し
06/03/05 18:33:08 +AsqdAfF0
俺も>>36>>54が正しいと思うお。



58:本当にあった怖い名無し
06/03/05 18:36:06 pkOr2umG0
まあこれでも読んでおちつけ。小学生GJ
URLリンク(jjy.nict.go.jp)

59:本当にあった怖い名無し
06/03/05 19:16:21 c5Ntvt8KO
お前ら、俺のおごりだ
      シュッ  シュッ
        ∧∧ シュッ   シュッ
        (`・ω・) シュッ  シュッ
        (つ と彡 / シュッ
         /// /
        /c□ /
      /旦  /
     //c□ ./
   /旦 Y  /
   | |   旦 |
   |旦  ガシャーン
     ガシャーン
   ガシャーン  ガシャーン

60:本当にあった怖い名無し
06/03/05 22:59:01 5NordHc60
>>59
ワロタ

61:本当にあった怖い名無し
06/03/06 03:03:06 sCt8hUAO0
落ちてる落ちてる!w

62:本当にあった怖い名無し
06/03/06 03:09:45 7F/n/hW60
そういえば昔、「11PM」という深夜番組があったな。

63:本当にあった怖い名無し
06/03/06 03:16:39 cNye6BOi0
あった、あった。両親に隠れてコッソリ観てたよ。
懐かすい~っ・・・。

64:本当にあった怖い名無し
06/03/06 06:59:00 /xIqAbVm0
12時になるごとにam/pmは入れ替わる。これはいいね?
11pmは夜だ。あと1時間で真夜中になる。
1時間経って、12:00になったとたん、am/pmはチェンジ。
さて真夜中は、amかね、pmかね?
同様に24時間制では実際には24時ジャスト、という時間はない。
0時に戻るからな。
でも、いい年してこういうことはっきり認識してない人は結構いるね。
一度これを議論したことある。相手は数学の先生だったよw

65:本当にあった怖い名無し
06/03/06 07:06:01 /qZ0YNY2O
>>64
コンビニ厨乙

66:本当にあった怖い名無し
06/03/06 08:18:17 0hizRHKV0
話終わってるのに
自分も言いたいことがあるってしゃしゃり出てくるのって
なんなんだろ

67:本当にあった怖い名無し
06/03/06 08:24:07 ZTWygZ1e0
>>64
1から11までがPMなのに、12だけAMに変わるって普通に考えておかしくね?
AM/PMが切変わるタイミングとしては、連番が途切れる1時のほうがこの表記の仕方の場合は自然だと思えるが

68:本当にあった怖い名無し
06/03/06 08:46:45 /xIqAbVm0
>>67
じゃ24:00が無いのもおかしい。
アナログ時計で12が一番上にあるのも妙だ。なんで1から始まらないんだろう。
>>66
キミも言いたいこと言いにしゃしゃりでたわけだが?

69:本当にあった怖い名無し
06/03/06 09:19:15 +z/Ys65K0
>>68
荒らすならよそでやってくれ

70:本当にあった怖い名無し
06/03/06 09:44:22 Kn2XeWdr0
夜中の12時50分や12時30分や12時01分が午前なんだから、
夜中の12時が午前ということでいいじゃないか。

71:本当にあった怖い名無し
06/03/06 11:40:47 ujVc5s/gO
>>70
いい加減スレ違いだが、夜中の12時30分は午後12:30。と言うか、午後は12時ジャストまで。日付がかわるから0時になるんだよ。
便宜上、am0:30を24時30分とかpm12:30とか使うときはあるが、一般的ではない。
単純に>>37の勘違いだよ。am12:00は、同時にpm0:00。am12:00が夜中なら、pm1:00が朝一番になってしまうだろ?


72:本当にあった怖い名無し
06/03/06 11:48:33 mE9nq9EnO
話しがずれてるよ

73:本当にあった怖い名無し
06/03/06 11:53:57 1kpJT2tk0
あげ

74:本当にあった怖い名無し
06/03/06 12:02:02 WLnTqvY1O
PCでも携帯電話でもデジタル時計でも良いから、色々変えて表示汁!

単純に感違い君がいただけだ罠。

この話はお開きにしないかひ。

75:本当にあった怖い名無し
06/03/06 13:27:51 M6BSPBzf0
(;゚;ё;゚;`≡´;゚;ё;゚;) ここは山にまつわるスレだったよな

76:本当にあった怖い名無し
06/03/06 19:07:53 dzvi6IYDO
その通り!



だが、『時は金なり』
存分に議論すればよいw

77:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/06 19:56:45 7CVnAqE+0
友人の話。

彼はかつて、山中で仲間とはぐれて遭難しかけたことがある。
不安から歩き続けた彼は、脱水症状を起こして倒れてしまった。
「俺、ここで死ぬんかなぁ。寂しいなぁ」
そんなことをぼんやり考えていると、さくりという音がすぐ近くで聞こえた。

「誰か来たっ!」
喜んで顔を上げた彼の目の前に、ずんぐりとした、何とも奇妙な者がいる。
身の丈は一メートルもないだろう。短い灰色の足には何も履いていなかった。
藁蓑のような物を身にまとい、手はその中なのか見えない。
茶色の髪の毛は変な形に広がっており、まるで大きな茸の傘のように思えた。
歯は真っ黒で、目のある場所にはぽっかりと穴が開いている。

ひっ!と思わず息を呑む。
しかし彼の様子を窺っていたそれも驚いたようで、くるりと身を返すとテッテケ
テッテケ逃げ出し、あっという間に山の暗がりに消えていった。

それから数時間後、彼は無事に仲間たちに発見された。
山を下りるまでには何とか回復できたという。


78:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/06 19:58:05 7CVnAqE+0
(続き)
この話をしてくれた後、彼は私に問い掛けた。
「俺が見たあれって、一体何だったんだろうな。お前知ってる?」

・・・私は過去に、その地方に伝わる話を聞いたことがある。
キノコと呼ばれた怪の話。
小さな子供のような姿をしているが、その実は文字通り年経た茸なのだと。
茸のくせに足を生やして動き回り、杣人の弁当を盗み食いしたりしたらしい。
力尽きた動物を見つけると、その身体に胞子を植えて苗床にするとも聞いた。
起き上がる力があるうちは決して近よらないが。

お前が見たモノと同じ物の怪かどうかはわからないけどな。
そう答えると、彼は苦虫を潰したような顔をした。


79:本当にあった怖い名無し
06/03/06 21:44:28 /3lQNBx70
雷鳥さん乙です。
なんとなく愛嬌のある怪ですね。
死んだ後なら、苗床にされても別に構わない気がしてきます。

80:本当にあった怖い名無し
06/03/06 22:21:55 R2JDNbyQ0
私は苗床にされるのはちと勘弁だけど
なにかもの凄く妖怪らしい物の怪ですね~、愛嬌があるというか。
霊感もないし物の怪らしき物に出会った事がない自分としては
ご本人は不本意でしょうが、ちょっとその友人氏が羨ましい。



81:本当にあった怖い名無し
06/03/06 23:06:40 +uu7VZIf0
きのこ・・・こんなのか?

      _,,,......,,__
  /_~ ,,...:::_::;; ~"'ヽ
 (,, '"ヾヽ  i|i //^''ヽ,,)
   ^ :'⌒i    i⌒"
      | ( ゚Д゚)  < ボク呼んだの、誰ェ~?
      |(ノ  |)
      |    |
      ヽ _ノ
       U"U


82:42
06/03/07 10:21:34 RFeKnVZA0
>>42です。
42を書いてから、なにやら地元の昔話に凝りだしてまた探ってみました。
新たな書き物を1つ。地元じゃ超有名ですけど。

子生まれ石
相良町萩間にある大興寺の裏山、西から東に流れる谷川にでると、谷川の中ほどの右岸、高い崖に、丸い石が出てくる。
初めは、小さなこぶの様な頭が出てきて、年とともに、だんだん大きくなり(全体が現れてきて)やがて、ついに川底に落ちる。
この丸い石が、頭を出し転げ落ちる様子が、人間の子供が、生まれてくるのと似ているので”大興寺の子生まれ石”と呼ばれている。
石の形は、”まゆ形”だがなかには”ひさご形”の石もあり、大きさは五,六十センチ前後で、それよりも大きな石もある。
石はどこにでも見られる自然石だが、不思議なのは大興寺の住職が死ぬ頃になるとこの石が、目に見えて崖から落ちる速度が速くなり
(全体を現してくる速度が)川底に落ちると同時に、必ず住職さんが死ぬので、その石を拾って、住職さんのお墓を立ててきた。
数百年の昔から大興寺の住職さんのお墓は、この石を墓石としてきた。
お寺の西の山には、もう二十八もの石塔が並んでいる。
それで近隣の人達は、崖にこの丸い石が顔をだしかけると、いつも「今の和尚様ももうじき死ぬぞ」と噂をするのだ。



83:42
06/03/07 10:22:47 RFeKnVZA0
続き

ある時ある和尚は、その石が見えてきたのを苦にして「死ぬのは嫌だ。あんな石さえなければ」とある夜、そっとその石を抜いて遠くの山へ捨ててきた。
するとどうだろう。石は不思議なことにその夜のうちに元の場所に戻っていた。しかし、一度抜き取った石はほどなく谷川に落ちて、和尚さんは急に死んでしまい、その石を墓石にしたそうな。

またある時の事、その時の和尚様は、五十なかばでまだ死ぬのは、早すぎると思っているのに重い病気になり、命尽きるのは今日か明日かという重態になった。
近隣の人達や弟子のお坊さん達は、皆が和尚さんの枕元に集まって看病していた。
するとその時お寺の小僧さんの一人が、「そうだ、石が出たか見てきてやれ」と谷川に走っていった。
小僧が見ると石が落ちかけていた。「おっ出ているぞ」と小僧は飛んで帰り病気の和尚様の枕元にすわると、大声で
「和尚様、大変ですよ.。石がもうじき落ちそうになってますよ。」すると、和尚はにっこりして言った。
「そうか。お前にやろう」「えっ~」小僧は、嫌な顔をして、次の言葉がでなかった。
ところがそれから和尚様の病気は、だんだんと良くなりやがて全快してしまった。
しかし小僧は日に日にやつれて、目は窪みほおはこけて三月ほどすると、ついに死んでしまった。
と同時に裏の谷川の崖から石がぽとりと落ち、その石を小僧さんの墓石にした。
大興寺のお墓の中に一つだけ小さな石塔がある。それが、この小僧さんのお墓だと言われている。
今でもこの崖からは、石が生まれかけているそうである。

現在、大興寺の門前近くに温泉が湧き出て近隣の人達で賑わっている。
その名も「相良の子うまれ温泉」として。

84:42
06/03/07 10:50:44 RFeKnVZA0
調子が良いので連投します。すいませんがお付き合いのほどを…

天明のころ田沼意次(たぬまおきつぐ)の城下町だった、同じく相良町の話。
「海賊だー 海賊だぁー 海賊が来たぞー!」
今まで平和な暮らしをしていた相良の町は、一瞬のうちに上を下への大騒ぎになった。
田沼様の善政のもとで、何不自由なく平和に暮らしていた町民にとっては、寝耳に水の大事件であった。
海賊が襲って来たとの知らせは、相良城内にも知らされた。
「こしゃくな海賊ども。目にもの見せてくれよう。」「日ごろ鍛えたこの腕を思う存分見せてやる。」
物々しいいでたちで、城内はまるで戦場のようだ。
「ご城代早くお指図を」「岸に上げては、良民に犠牲が出る・・」「ご城代。」「ご城代 お下知を!!」
「まあ、またっしゃい。海賊といえども人の子。ここは、計略で追い払うに限る。」
「これはご老体。そんな悠長な事では・・」「そうじゃ。田沼武士の力を示す時だぞ。」
「まあ静かに聞かっしゃれ。今、おのおの方の腰の刀は、人を斬るための道具かの。
そうではあるまい。武士の刀とゆうものは、心を育て、天下を鎮めるためにあるものじゃ。
わしに良い考えがある。まあ見ているが良い。」
老人は、数人の小者に陣太鼓を担がせると海岸に近い小高い山に登った。そして、力にまかせて打ち鳴らした。
ドーン、ドーン、ドーン
音は、腹の底まで響いた。音は海岸近くまで押し寄せた海賊の耳にも響いた。
「あっ。敵は大筒を撃ち始めたぞー!」慌てたのは、海賊どもであった。
太鼓の音を大砲の音と聞きまちがえたのです。「ひとまず引き上げじゃ」「急げ、急げー」
海賊共は、船の舳先を沖に向けていっせいに漕ぎ、逃げ出した。

85:42
06/03/07 10:52:53 RFeKnVZA0
続き

栄枯盛衰は、世の常で田沼意次の時代は終わり相良城は、取り壊された。
海賊を追い払った陣太鼓は人手に渡りやがて、大沢の般若寺に寄贈された。

大正の初め頃「お尚様、谷の奥の池に竜が居るっ!」と、池の土手の草を刈っていた一人の百姓が、真っ青な顔をして、お寺に駆け込んできた。
池は般若寺の裏数百メートルほどの所にある。
池は、小さくても周りを山で囲まれて、薄暗く竜が住んでいても不思議とは思えないほどに青々と水をたたえて静まりかえっていた。
「竜が居ると言うのか?」和尚様は、笑いながら聞きかえした。
「えぇ、確かに竜がいます。金色の目がギラギラ光っていた…。」百姓は、歯をガチガチ言わせながらこういうのが精一杯だった。
「そんなバカな、何かを見違えたのだろう。」「いえ、本当ですだ。池の中に竜が目を光らせて…」
近所の村人もこれを聞きつけて、三人、五人とお寺に集まってきた。
「お尚様、谷の池に竜がいるって本当かね?」「あぁ、弥吉さが今見てきたと言うんだがねぇ」
「ああ、大きな金色の目を輝かせてな。おら、話には竜の目は金色に輝くと聞いてはいたが、本物を見たのは初めてだ。」
「本当かのぅ?」一応は疑っては見たものの、何かと見間違えたとしても池の中に金色に光るものがあるに違いない。
「弥吉さん、案内しておくれ」お尚様は、珠数を片手に本堂をでた。
「へい、へへい」弥吉は返事はしたものの,気が進まなかった。
「お尚様、おれっちがお供しますだ。」「そうだそうだ。冥土の土産に竜というものを見ておこう。」「孫子の代までの語り草になるでのう。」
恐いもの見たさと野次馬根性が手伝って、村人達はお尚様の後についていった。

86:42
06/03/07 10:54:21 RFeKnVZA0
ところが、池に近づくにつれて、村人の足どりはだんだん重くなって来た。
「さあ、お前が先に行け…」「いやーお前が先にいけ、おら後でいいから」などと言いながらも、ようやく土手の上にあがってきた。
「弥吉さんや、竜がいたのはどの辺りかな?」「へっへい あっちの方で…」
弥吉が恐々指さしたのは、椎の木が生い茂り水際まで覆い被さった辺りだった。
たしかに、木の葉の間からキラキラと光るものが見えている。
「!!!!!!!・・・・・・」
お尚様の顔も一瞬引き締まった。「わぁっ 出たーっっ!!」もう逃げ出す者さえあった。

「南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。」お尚様は珠数を揉みながら、じっと光るものを見つめていた。
怪しく光るものは何時までたっても動こうとしない。「誰か見てくる者は居ないか?」
お尚様の声に、誰もが顔を見合わせるばかりで、誰も進んで見に行こうとはしなかった。
お尚様は笑いながら、池のふちにそって光る物の近くへ寄っていった。
「おっ!これは…」お尚様の驚きの声に、村人達は浮き足立った。

「誰か来ておくれ!陣太鼓じゃ。陣太鼓が池に浮いている。」村人は、我先にと急いで行った。
見ると、般若寺の寺宝として本堂にかざってあった陣太鼓が池に浮いていた。
竜でないとわかると、若い衆が二人三人と池に入り力を合せて陣太鼓を引き上げた。
竜の目に見間違えたのは、欅の胴に金箔で描いた田沼家の七耀の紋だった。

「あっ!」
お尚様初め村の衆は二度ビックリした。

87:42
06/03/07 10:55:19 RFeKnVZA0
太鼓の片面が鋭い刃物で一尺ほど切り裂かれていた。

(田沼様には及びもないが、せめてなりたや公方様)と歌われる程の田沼様の秘蔵の陣太鼓である。
普通の太鼓とは、違っているに決まっている。
(田沼様の陣太鼓には音を良くする為に黄金が入っている)と言う噂に、盗賊がお寺に忍び込み陣太鼓を盗み出して、中の黄金を取り出そうとしたのだろう。
もちろん、太鼓には黄金など入ってはいない、ただの噂にすぎない。
盗賊は、太鼓の中に何も入っていないので、谷の奥の池に捨てたのだろう。

今でも、般若寺には、片面が切り裂かれたままの陣太鼓が寺宝として、大切に飾られている。


終わりです。

88:本当にあった怖い名無し
06/03/07 11:18:28 V5APhWDx0
URLリンク(www.h2.dion.ne.jp)

これ貼ればレス一回で済んでたな。

89:本当にあった怖い名無し
06/03/07 12:37:06 eF2Gv44f0
えーと。 山はどこ?

90:本当にあった怖い名無し
06/03/07 15:06:36 dWB9Qphm0
ちょっと通りますよ
 _________
 |二二二二二二二二|
 |________|
 (_⌒ヽ   /⌒_)
   ,)ノ `J   U´ '、(, )))


91:本当にあった怖い名無し
06/03/08 01:21:33 wfrp6pVc0
>>18
平地でスマンですが、
うちの町にも夜泣き石があります。
かつて、郡界石として使われていたのですが、
江戸時代の綱吉公の時代だったと思います。
地元の武士が馬芸を披露したところ、とてもうまかったので、
太鼓と冠木門を下賜され、郡界石は使われなくなったそうです。
そしてしばらくして、夜になると泣き声がするので、確認にいってみると、
声のする場所から打ち捨てられた郡界石があったそうです。
それから、その石のことを夜泣き石というようになったそうです。

おまけに、不思議な話を一つ、
これも、平地での話でスマンが上に出てた話に似ていたので、
中学生の時分に、休みの学校に出て行かなければならなくなったのです。
管理教育で有名な県、確か、ストーブ関連のことだったと思います。
その日は、年に数回あるかないかの雪がそこそこ積もった後の日でした。
中庭は一面に雪が積もっており、太陽に反射してきれいに耀いていました。
ふと見ると、昇降口にかけて片方だけの足跡がありました。
朝一で行ったのに片方だけあるんです。イマイチ納得いきませんでしたが、
とりあえず、何事もなく用事を済ませました。
この件はいまだに謎です。

山と言うと、その日最終の山を降りる人達になって、
後ろには誰もいないので、恐々としたくらいでしょうか、
情けないことですが、

92:本当にあった怖い名無し
06/03/08 12:37:42 3gc84C/NO
>>82既出ではあるが
GJ!

93:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/08 20:17:46 mkCQYm3B0
知り合いの話。

秋口の茶色い山をのんびり歩いていた時のこと。
送電線の鉄塔を過ぎる辺りで、カンッという硬い音が聞こえた。
直後、足元に小石が転がってくる。

誰が投げたんだろう?
見回してみたが、開けて見晴らしのよい枯れ野のどこにも人の姿などない。
音や石の大きさからして、そんなに遠くから投げてはいない筈だが。

また、カンッと音がする。
鉄塔の下には、数え切れないほどの小石が散乱していた。
といきなり、誰かにじっと見られているかのような、嫌な感じが襲ってきた。
このままここにいると、標的が自分になるような気が、なぜかする。
そうなる前に、足早にそこを通り過ぎたのだという。


94:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/08 20:19:04 mkCQYm3B0
友人の話。

山菜摘みに地元の山へ入った時のこと。
頭よりも少し高い梢から、黒い蛇が鎌首を覗かせているのに気がついた。
蝮だと嫌だな。そう考えた彼は、石を投げて追い払おうとした。

石は当たらなかったが、怒った蛇は彼に向かってきた。
ブーンという振動音が聞こえ、細長い身体が宙に浮かんだ。
目を疑う。蛇の背には、蜂を思わせるような羽が何枚も生えていたのだ。
身をくねらせると、軽やかに空を渡って彼に襲いかかる。

これは堪らんと必死で逃げ出したが、流石に蛇らしくしつこかったようで、
谷を一つ越えるまで延々と追いかけられたという。
「あれ以来、高所の蛇には手を出さないことにしたよ」
コリゴリといった様子で、そう彼は話してくれた。


95:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/08 20:21:00 mkCQYm3B0
友人の話。

学生時代、部活でキャンプしていた時のことだ。
宿営地より少し離れた場所に、ジュースの自動販売機があった。
就寝時間が近い頃、コーラでも買おうと一人出かけたという。

お金を入れて商品のボタンを押す。
ボトッと潰れた重い音がした。硬い缶の立てる音ではない。
何が落ちた?

取り出し口を開けると、黒く小さな物がわさわさ動いていた。
思わず手を引っ込める。
しなびた人間の手首が、外に出ようと爪を立ててもがいていた。

テントまで素っ飛んで帰り、仲間を連れてすぐに戻る。
彼が見た手首など影も形もない。
ただ空になったコーラの缶が薄暗い外灯の下、カラカラと転がっていた。


96:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/08 20:35:37 mkCQYm3B0
こんばんはッス。雷鳥です。
仕事合間に一息入れてカキコしまつ。

>>93
パチンコやスリングで狙い撃ってたんじゃないの?と私なんぞは思って
しまう訳ですが、彼曰く「いや、石の勢いが違った気がするん」とのコト。
石自体にあまり勢いがついていなかったそうで。
たしかに道具使うと強烈な一撃になるかも・・・。
実際どうだったんでしょうね。
スリングショットに詳しく無いモンで、そんな撃ち方が出来るのかどうか、
私たちには不明なのでありました。
個人的には、野鉄砲みたいなモノかしら、と考えたいところデスけど。

>>95
「コーラみたいな炭酸を一気飲み出来るとは、モノノケながら天晴れな奴」
「なんだソレw」
仲間内のマヌケな感想でした。

それでは、失礼しますデス。


97:本当にあった怖い名無し
06/03/08 22:55:34 0dtuoWqqO
赤信号のリーダーだな・・・・



98:本当にあった怖い名無し
06/03/08 23:05:12 57uQTnEf0
>>94       
( ^ω^) 次からは気おつけるんだお



99:本当にあった怖い名無し
06/03/08 23:42:57 Ll27fdO00
>>98
いや、そのブーンとちゃうねん、ちゃうねん!

100:本当にあった怖い名無し
06/03/09 04:34:47 Pgp/GHm60
>94
クワトゥルだな。

101:本当にあった怖い名無し
06/03/09 09:33:14 lRtAHzaN0
>>95
怖いよぅ
キャンプで自販機に行けないじゃないか…

102:本当にあった怖い名無し
06/03/09 10:09:35 uUp0ISgQ0
>94
カラス(ボソッ!

103:本当にあった怖い名無し
06/03/09 12:33:32 Oe6eqAda0
>90
って、これか…。山には、関係ないけど。
URLリンク(www.youtube.com)

104:本当にあった怖い名無し
06/03/09 17:15:06 KJWCRsmj0
>>103
へえ、ロボット騾馬か。
これすごいねえ。蹴られても(ロボットだけどなぜか心が痛む)めげずに
踏みとどまるんだね。
そのうち人を乗せて山登りとか出来るようになるかも。
馬も四脚鹿も四脚って。

105:本当にあった怖い名無し
06/03/09 21:58:45 qcUOqNbW0
>>100
クワトゥルって何?
そんなUMAがいるのかな。


106:本当にあった怖い名無し
06/03/09 22:28:50 wKQIc8KH0
ヴぁぎーな大尉


107:本当にあった怖い名無し
06/03/09 22:41:07 Mx7YkpT00
>>105
ケツァルコアトルだったか?
翼ある蛇。アステカ文明?の蛇神さま。

山でテスカトリポカと会ったら泣きそう。

108:本当にあった怖い名無し
06/03/09 23:05:45 qcUOqNbW0
>>107
おぉっ!ケツ神のことでしたか。なるほど。
クとかルとか付いてるから、はじめはクトゥルフかなんかの邪神かと・・・w
サンクスでした。

109:本当にあった怖い名無し
06/03/09 23:47:28 OQJYEZFr0
ダンジョンマスターに出てくるモンスターだろ>クワトゥル

>>95
しあわせのかたちでそれに近い読者の話やってたな。

ジュースかなんか買おうとして自販機いくと、サンプルが一つもない。
興味深々で、お金入れて適当にボタン押すと表現できない異音と共に
人の手首が取り出し口に落ちてくる。
しかも、親指以外の四本の指があるはずの場所に、代わりに小さな無数の指が生えている。
驚いて逃げ出し、翌日再びそこに行くと自販機はなかったという話。

110:本当にあった怖い名無し
06/03/10 00:30:39 QdgFVoy+0
>>103
きんもーっ☆

111:本当にあった怖い名無し
06/03/10 08:37:28 ttIAEivH0
>>109
あの話怖かったなぁ

112:本当にあった怖い名無し
06/03/10 13:18:48 7+/X4Ooc0
>>104
テストのためとは思えない、
憎しみさえ伺わせる蹴りだよな(w

113:本当にあった怖い名無し
06/03/10 16:12:04 NTILMHm00
さすが○○○だ、なんともないぜ!!


114:本当にあった怖い名無し
06/03/11 02:10:50 xSr+xp2J0
>93
状況から察するに・・・相手は、555m離れたところから狙ってたんだよ。

115:本当にあった怖い名無し
06/03/11 08:11:59 M4j16GFI0
天狗じゃ!天狗の石つぶてのシワザじゃ!

116:本当にあった怖い名無し
06/03/11 08:14:15 cZgfZOOxO
>>114
ゴルゴは禁じ手だお!w

117:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/03/11 08:45:27 +3majM0y0
もともと、雪山は好きではない。
嫌いではないが、積極的に雪山を目指そうという気にはならないという
程度に、雪山は好きではない。
行き先が雪崩の多発地帯ともなれば、なおさらだ。
それでも、雪山は美しい。

ただの雪山歩きなら、決してそんな場所へは行かない。
その時はメンバーの一人に仕事上の都合があり、そのために企画された
雪山登山だった。
多少のあれこれがあり、結局、参加することにはなったが、腰まで
雪に潜り、足元の見えない斜面を歩く体験というのは、個人的には
あまり好ましいものではなかった。
地面は岩で、足首は安定せず、さんざん歩き、疲れ、振り返れば
進んだ距離はあまりに短かった。

谷を挟んだ反対側の斜面では、かつて、泡と呼ばれる大規模な雪崩があり
衝撃波で、冬季用の小屋が滞在者もろとも、ほとんど丸ごと吹き飛ばされ、
数百メートルも離れたところから残骸や遺体が発見されたことがある。
こちら側の斜面で、それほどの雪崩は発生していないが、泡だろうと
何だろうと、衝撃波で吹き飛ばされようと、雪に巻き込まれて谷底まで
押し流されようと、こんな場所で雪崩に遭えば死ぬ他ない。
幸い、ここ数日は雪が降っていないらしい。
そして、暴力的なまでの低温。
これなら雪崩の心配はないなどと言う奴が居ても、それを素直に
喜べるだろうか。
雪崩ではなく、疲労と低温による遭難だって数多い。

118:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/03/11 08:46:30 +3majM0y0
来た以上は進まねばならない。
二度と、こんな場所へ来るもんかと思った瞬間、衝撃波が背後から来た。
音は一瞬遅れた。
とっさに姿勢を低くし、最初に触れた地面の突起を握りしめたが、
衝撃波に弾かれて体勢が崩れただけのことだ。
自分の意思で伏せるほどの時間はなかった。

よせばいいのに、と自分で思いながら振り返ると、後方、反対側の斜面が
真っ白なガスにでも包まれているように見える。
無論、ガスではなく雪煙だ。
真っ白で柔らかそうな雪の塊は、斜面に留まることなく、大きく膨らみながら
速度を上げ、谷底目掛けて崩れ落ちた。
谷底からは粉々になった雪が吹き上がり、突き刺さるように殺到してきた。
鼓膜に、じかに雪の粒があたる音さえ聞こえた。
目を開けることなど、無論できない。

衝撃が行き過ぎ、荒っぽい落ち着きを谷が取り戻すと、こだまが谷を揺らした。
木霊とはよく言ったものだと、そんな時に妙なことを考えていた。
顔を上げると、こちら側の斜面の木々の枝からは雪が失われていた。


119:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/03/11 08:49:09 +3majM0y0
薄暗い森の中に窓枠があった。
角材で四角に組まれ、十字に区切られた窓枠に、ガラスはない。
ガラスはないが、手はあった。
何本もの手が、窓枠から突き出されていた。
木霊が消え残る中、無言で、マネキンのように硬直した手が伸べられている
その光景は、今にして思えば、芸術の一形態のようでもあった。
さらさらと木から雪が舞い落ち、それに気を取られた。
気付くと窓枠は消えていた。
窓枠のあった場所さえ、すでに分からない。

きっと、今の衝撃波で、こちらの斜面の雪がゆるんだはずだ。
全員、誰に言われるでもなく、それが雪崩の原因となることを知っていた。
窓枠についてあれこれ思い巡らす暇さえない。
慌しく手を合わせる俺を、パーティのメンバーが見つめていた。
「なあ、頼むよ」
聞き覚えのない声が耳元でしたが、何を頼まれたのか今でも分からない。
とにかく、雪崩の多発地帯になど、二度と行くものか。

120:本当にあった怖い名無し
06/03/11 09:10:40 9hhoGZcX0
いい。
いいんだけどな、オチがもうちょっと。


121:本当にあった怖い名無し
06/03/11 11:49:53 MnyvGKgx0
黒部?

122:本当にあった怖い名無し
06/03/11 12:24:45 FLAErzGL0
全裸つまらんよ

123:本当にあった怖い名無し
06/03/11 15:17:50 ecdwCoDO0
全裸で雪山を登る姿を想像しながら読みました。何故か頭にはバッキンガム宮殿の衛兵のような黒い毛の帽子をかぶっている・・・・

124:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/11 19:13:40 dkmdAXLW0
同級生の話。

彼は高校生の頃、帰宅途中に不気味な物を見たという。
田圃に挟まれた狭い路の上で、何か真っ赤な物がゆらゆらと踊っていた。
猿のようにも見えるが、顔がない。
どうやら頭の天辺から足の先まで、赤っぽい毛で覆われているようだ。
近よれずにいると、それは踊りながら田を横切り、じきに見えなくなった。

家に帰って家人に話してみると、お祖父さんの顔が険しくなった。
「アガザルが出おったか。こりゃ注意せんといけん」

アガザルとは赤猿が訛った言葉らしい。
その正体はわからないが、時折山から下りてくる化生の物なのだそうだ。
直接は人に悪さをしないが、そいつが出るとまず火事が起こるのだと。

確かにその数日後、村のある家屋が不審火で焼け落ちたという。
「俺が見た奴が本当に、火に関係あるのかどうかわからないけどな」
彼はそう言って、話を締めくくった。


125:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/11 19:15:06 dkmdAXLW0
先輩の話。

山行中に雨に降られ、大きな木の下で雨宿りすることにした。
先客が一人居り、身体を拭きながら四方山話をしていたのだという。

と、背後よりいきなり声がかけられた。
「儂も雨宿りさせてくれんかの」
どうぞと振り向いた彼の前に、とんでもなく大きな顔が突き出された。
彼の背丈よりまだ大きい、皺だらけの老婆の顔。
それだけが暗い雨の中、でんと地面の上にそびえている。

うひゃぁ!と奇声を上げたると、大顔は驚いたような表情をして消えた。
「今の見た?何アレ!?」と先客に問いかけたのだが。

「・・・君、今誰と話してた?」そう逆に問い返された。
思いっ切り訝しげな表情をしている。
その後の会話は、まったく弾まなかったそうだ。


126:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/11 19:19:16 dkmdAXLW0
知り合いの話。

山道を歩いていると、後ろからザリッザリッと砂利を踏む音が聞こえてきた。
振り向くと、中学生くらいの女の子が一人、彼の後からついて来る。
ちょっと見たことのない、変わった格好をしていたらしい。
立ち止まった彼の真横まで来ると、ピタッと足を止める。
こんにちはと話し掛けてみたが、相手は口を開かない。

ちょっと不安になったが、それでもあれやこれやと話を振ってみた。
まったく反応がない。ただ彼のことを、じっと見つめているだけ。

そのうち、彼はあることに気がついて背筋が寒くなった。
別れの言葉を口にして、足早にそこを後にする。
ついて来ないで、という願いを踏みにじるように、足音は彼の後について来た。
走り出したくなる思いを必死で我慢し、振り向かずに歩を進める。
どのくらい歩き続けただろう。夕刻になる頃、足音は聞こえなくなった。
その後は何も変わったことはなく、平穏に下山できたという。

 参ったよ。あの娘、結構長いこと俺の横に居たんだけど・・・
 瞬きをしなかったんだ。ただの一度も。

それだけのことだけど、凄く怖かった。そう言って、彼は溜め息をついた。


127:本当にあった怖い名無し
06/03/11 19:28:32 5Z6b7UsV0
>>126 無口萌え!

128:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/11 19:30:44 dkmdAXLW0
どーも雷鳥デス。

>>108
ケツ神などと言われると、某マガジンZ連載中の某漫画を思い出す私デス。
(いや好きなんで、獏先生も伊藤先生もw)

>>109
しあわせのかたち・・・って、桜玉吉先生のあの漫画ですかね?
そのエピソードは知らないのですが、違っていたらすみませんデス。
そういや、時折怪談っぽい話がありました。
飼っていた猫が赤ちゃんを産んだのだけど、夜中に何かがそれを取りに来たって
話を覚えております。(うろ覚えですが 汗)
子猫が持って行かれたようで、母猫が追いかけて行ったのだと。
明け方、母猫が帰ってきたので様子を見に行くと、子猫もちゃんと揃っている。
しかしよく見ると、子猫の一匹は頭だけになっていた。
首から上だけでも取り返してきたのだろう、ってな話でした。

・・・猫好きには、ちと堪らないエピでしたね。

そりでは失礼します。


129:本当にあった怖い名無し
06/03/11 21:19:33 DL+lcz0q0
豊島園かどっかで素足で青虫を踏んじゃった話が
一番怖かった。ぷちゅっと。

130:本当にあった怖い名無し
06/03/11 21:26:49 QGWc17WA0
きんたまきゅ~!

131:スーパーリアル金太 ◆8mzYKF9Qkk
06/03/11 21:47:34 9SSZOKZ30
「落ちちゃえば良かったのに」
って都市伝説はあのマンガで一気に広まったのかな。

「この原稿落ちるかもしれない」
なんて言ってたらどこからとも無く上の囁きがw

けど雷鳥さんって割に今時なマンガも読んではるのねww
あのマンガにもオカルトの話は多かったですねー。

132:本当にあった怖い名無し
06/03/11 22:34:11 um3PW74n0
>>124
私の知り合いの田舎では、「赤猫」って化け物が出ていたそうで。
もしや似たような存在だったりして?


133:本当にあった怖い名無し
06/03/11 22:40:18 Czxz4S9e0
赤猫は放火の隠語じゃなかったか?

134:本当にあった怖い名無し
06/03/11 23:34:01 cZgfZOOxO
>>124
赤いくねくね?

135:本当にあった怖い名無し
06/03/12 11:32:40 SeB8Go/e0
なんでまとめサイト更新しないんだ

136:本当にあった怖い名無し
06/03/12 11:40:09 A8mAfrcF0
>>135
へんなイニシャルコテにしてるキモい奴が
メンヘル創作小説カキコしまくり始めたんで
「管理人」さんがまとめるのアホらしくなったんだよ

137:ぽたみがん
06/03/12 12:56:15 b7gA3pu20
>>133
> 赤猫は放火の隠語じゃなかったか?

本来は、油に浸した猫に火をつけて目的の家に放り込み、そこらじゅうを駆け回らせて、火事にさせるやり方というか使う猫のことじゃなかったっけ?


138:本当にあった怖い名無し
06/03/12 13:51:17 qzyvzC0G0
>>136
おまえのような粘着基地外がスレ荒らしたからだろ

139:本当にあった怖い名無し
06/03/12 13:55:53 t5OTfntQ0
>>126
(´;゚;ё;゚;)ハァハァ

140:本当にあった怖い名無し
06/03/12 14:49:07 odGrhGlhO
>>128 ~某マガジンZ連載中の~
これって『荒野に獣慟哭す』のことかな。
わりとコミック好きなんでつな、今日日のサンダーバードさんはw


141:本当にあった怖い名無し
06/03/12 17:21:07 Jl2jOo7YO
>>138
おまえのような奴があげてまで反論するからだろうが


消えろ蛆虫

142:本当にあった怖い名無し
06/03/12 17:43:40 d3VbxwryO
(´・ω・`)いそがしいんじゃないかな?

143:本当にあった怖い名無し
06/03/12 18:57:12 FbqLnmwh0
>>141
基地外の人間性がわかるレスですね。






二度とくんな。

144:雷鳥一号 ◆HKO5ZBW6hQ
06/03/12 19:57:44 7KsRM7BY0
>>143>>141
両方しねぼけ

145:電鳥一号 ◆HKO5ZBW6hQ
06/03/12 19:58:25 7KsRM7BY0
コテ間違えた

146:本当にあった怖い名無し
06/03/12 20:13:28 FbqLnmwh0
>>145
他人の名を騙るな間抜け野郎

147:本当にあった怖い名無し
06/03/12 20:17:48 4vlNiuTd0
みんな落ち着いて!!
奴は春休みでもうすぐ嵐に来るだろうが
みんな落ち着いて対処しよう!!
(゚Д゚;≡;゚д゚)オロオロ

148:本当にあった怖い名無し
06/03/12 20:36:53 My5Z5A070
おい、これから雷鳥が書き込んでも無視しようぜ

149:本当にあった怖い名無し
06/03/12 21:07:27 Jl2jOo7YO
某コテを思い出すな・・・
見事なまでの脊髄反射W


150:本当にあった怖い名無し
06/03/12 23:13:38 2LFAd3RF0
>>148
なんでそ~なるの?w

151:本当にあった怖い名無し
06/03/13 02:58:11 c+BhMVI/O
今だ!!NWの出番だ!!

152:本当にあった怖い名無し
06/03/13 08:49:53 Je3FyQbfO
まあまあ皆落ち着け









( ゜д ゜)

153:電鳥一号 ◆HKO5ZBW6hQ
06/03/13 11:48:27 7fKWgcKU0
ここまであわてるか?普通。

154:本当にあった怖い名無し
06/03/13 11:49:08 7fKWgcKU0
ごめん雷鳥さん。もうやらない。

155:本当にあった怖い名無し
06/03/13 18:38:25 9QrCeMiB0

  ('A`)ノ  くまの子みていた
  ノ( ヘヘ

  ('A`) かく   ('A`) れん
  ∨)       (∨
  ((        ))

 ヽ('A`)ノ  ぼっ♪
  (  ) ゛
 ゛/ω\

       ('A` )  おしりを出した子
      (⊃⌒*⌒⊂)
       /__ノωヽ__

 __[警]
  (  ) ('A`)
  (  )Vノ )
   | |  ω|


156:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/13 19:08:22 Po2Dx/Gf0
知り合いの話。

通い慣れた、地元の山道を歩いていた時のこと。
その日は朝から、ひどく濃い霧が出ていたという。
まぁよく知った道だから心配もあるまい。そう考えて足を進める。

ある地点で違和感を覚えた。どこか道の形が違う気がする。
確認のため足を止めた彼は、自分が覚えのない一本道の上に居ることに
気がついた。道の両脇は黒い草叢が茂っている。

いつの間に道を間違えたのか、全然わからない。
しかし途中に間違って入り込む脇道は一本もない筈だが・・・。
なぜか、道の外へ足を踏み出したら帰れなくなる気がした。
一歩一歩、注意してゆっくりと歩くことにする。

どれだけ歩いたろうか。唐突に霧が晴れ、視界が開けた。
辺りの風景を見ると、確かに彼の覚えている道だ。
いつもは小一時間で歩く道程に、半日近くの時間が掛かっていたという。

彼は霧の中、一体どこを歩いていたのだろうか。


157:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/13 19:10:54 Po2Dx/Gf0
知り合いの話。

山道を歩いていると、行く手の道上にちょこんとした小さな影一つ。
近よってみると、妙に古臭い服を着た子供だった。多分、男の子。
こんな山奥に小さな子が一人というのが気になって、声をかけてみた。
返答はない。子供は相変わらず、無表情なままだ。
どうしたものかと頭を悩ましていると。

ぞろりと、小さな口から黒い百足のような物が這い出した。
飛びのいた彼を尻目に、小さな手はグッと黒百足を口中に押し込む。
小さく「グェッ!」と悲鳴が聞こえた。
そのまま踵を返して、子供は森の中へ消えて行った。
関節の動く向きがおかしく、奇妙にギクシャクした動きだったという。

・・・何かが子供の皮を被っていたのかも。
なぜかふと、そう考えてしまったそうだ。


158:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/13 19:13:17 Po2Dx/Gf0
知り合いの話。

カヌーで渓流下りをしていた時のこと。
途中で大きな淵に行き当たり、オールを使ってゆっくりと横断する。
淵の中ほどで、ドンッと軽い衝撃がカヌーを揺らした。
何かが水中で体当たりをしてきたかのような。

少し経ってから、またドンッと来る。
しかし見る限り水中には何も確認できない。
出来るだけ静かに、だが急いで淵を渡り切ったのだという。

下ってから合流した仲間たちに報告すると、中の一人がこんなことを言う。
「あそこには淵坊主っていう主がいるそうだから、それ怒らしたんじゃない?」
その淵は他の仲間たちも通過しているのだが、どうやらそんな目に遭遇した
のは彼だけだったらしい。

「何も悪いことなんてしていないんだけどなぁ。
 船揺らすような、でっかい岩魚でもいるのかね?」
彼はそう言って首を傾げた。

余談だが、最近彼は川釣り用の道具を揃え始めたと聞く。
密かに主を狙っているのかもしれない。


159:スーパーリアル金太 ◆8mzYKF9Qkk
06/03/13 19:29:45 T+RG7LvK0
>>158
主が魚だとは限らないw

160:N.W ◆0r0atwEaSo
06/03/13 19:55:20 a90ObNpz0
この休みに友人たちと、ようやく花が満開になった梅林へ出掛けた。
いつものように、売店のある広場の隅でバーベキューの支度をする。
炭がちゃんと熾こるまで、少し暇がかかるので、焚き火職人をその場に残し、
近くで何枚か写真を撮った。
もう良かろうと戻ってみると、そいつが何ともいえない顔をしている。

「どうした?」
おかしな事に、途中の村営のスーパーで仕入れた具材のうち、本日のメイン
“山女”だけがきれいさっぱり消えている。
「あ、生で食っちまったのか?」
「食ってねえ、食ってねえ」
焚き火職人はぶんぶん首を振る。

彼が言うには、一生懸命火の世話をしていると、後ろから、俺たちの中の誰かが
呼びかけた。
「おい、買って来たぞ」
オレ、何か頼んだっけ?そんな事を考えていると、もう一度声がした。
「これ、ここでいいのか?」
「うん?」振り返ると、そこには誰もいない。
「あれ?」じゃあ、今の声は誰だ?
聞き覚えはある。だが、誰の声だったかわからない。
そんな馬鹿な…首を捻りながら前を向くと、山女だけが1匹残らず無くなっていた。

みんなで顔を見合わせたが、そうしていても始まらない。
「…まあ、山の中だから」
「しょうがねえなあ」
「次からは、火の番は2人だな」
そんな事を言いながら、もう一度車で買出しに出かけた。

161:N.W ◆0r0atwEaSo
06/03/13 19:56:23 a90ObNpz0
友人の実家の持ち山の中に、1本だけ、黄色い花の咲く梅の木がある。
黄桜より濃く、福寿草より淡い色のその花は、決して蝋梅などではなく、
柔らかなまろみを帯びた花弁も、気品溢れるその香りも、まさに梅以外の
何者でもない。

ただ、その在り処が定かではない。
毎年、山を見回りに行った親父さんが見つけるのだが、歩いている途中に
ふと出会い、一枝そっと折り取って来るらしい。
後から見当を付けて出向いてみても、何処にも梅の木なんぞ有りはしない。
その年の花が、大きければ畑の作物が、数が多ければ稲が豊作だと言う。
不思議な事に、持ち帰ったその枝を地面に刺して根付かせても、世間で
ありきたりの紅梅か白梅にしかならない。

その不思議な黄梅に、今年は友人が出会ってしまった。
たまたま休みに実家へ戻り、親父さんと山を歩いていた時に、どうした訳だか
はぐれてしまい、気が付けば目の前に、馥郁たる香を放つ満開の黄梅があった。
子供の頃から馴染んでいた不思議なそれとの出会いに、友人は感動し、手折る
事なく道を戻った。
はぐれた事にさえ気付いていなかった親父さんは、彼の話を聞いて一言
「世代交代、だな」そう寂しげに呟いた。

友人は、この3月一杯で都会を離れ、実家へ戻る。

162:本当にあった怖い名無し
06/03/13 20:49:46 XO26a+7F0
今回のヌルポ・ワロス発見第一号!!!!!!!!!!!!



やったーーーーーーーーー俺


163:本当にあった怖い名無し
06/03/13 21:05:12 9ztdwC3f0
URLリンク(yamakowa.fc2web.com)
PART7の上から40番目位


続・源平女郎


この源平女郎だがやはり「見える人と見えない人」が存在する。

母、姉、祖母の三人で山畑の仕事をしていた。
すると姉が「おかあさん(祖母)あそこで女の人がおいでおいでをしているよ」
母と祖母がその竹やぶを見ても誰もいない。
怖くなった三人は急いで山を降りた。

しかし祖母は翌日、何時ものように山の畑へ向う。
母が「おかあさん怖くないの?」と訊いたら
「せっかく生ってくれた蜜柑の木に申しわけないでしょ。あんた達はしばらく畑へ行くんじゃないよ」
と感情を押し殺した声で話したそうだ。

164:本当にあった怖い名無し
06/03/13 22:56:40 JoSBo+kJO
>>162
おいおいWスルーしようやW

ちょっと自分の名前が出たからって人気あるって勘違いしてる厨コテさんなんだから・・・


ぬるぽわろすwWW

165:本当にあった怖い名無し
06/03/14 00:46:23 dRoSXzek0
専ブラで見たら↓こうなってた。そんだけ

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part25∧∧
(´Д`)ゲームのバグで恐ろしかったこと

166:本当にあった怖い名無し
06/03/14 02:03:33 KFRerS1D0
ぬるぽわろすって食いつきがいいね
もはや「イベント」だから月一ぐらいは
罵られに出てきてほしいね

167:本当にあった怖い名無し
06/03/14 03:32:12 1BppTQ+60
>>160
ヤマメ食べたかったんだろうなあ。w

168:本当にあった怖い名無し
06/03/14 06:03:57 +WJfw5Ga0
(σ´∀`)σガッ!! >>162

169:本当にあった怖い名無し
06/03/14 06:05:33 +WJfw5Ga0
(σ´∀`)σガッ!! >>164
(σ´∀`)σガッ!! >>166

170:本当にあった怖い名無し
06/03/14 08:13:53 oSTAOUpe0
>>158
オオサンショウウオ…

171:本当にあった怖い名無し
06/03/14 09:26:06 5Qs7x2/tO
うひゃ~
ぬるっぽわろっすぅぅぅぅぅぅぅぅ

172:本当にあった怖い名無し
06/03/14 10:14:22 49bt+qpAO
よばれて飛び出てジャジャジヤジャ~!


ハクション大魔王みたいW

173:本当にあった怖い名無し
06/03/14 10:38:21 ygzrPYYX0
>>157
たぶんメン・イン・ブラックに出てきたエイリアンだなw

174:本当にあった怖い名無し
06/03/14 14:40:55 6m2b+HZ8O
別にN.Wを擁護するつもりはないんだが、
N.Wを厨コテと叩く携帯の奴らは叩かれないのか?
明らかにアホ臭いレスなんだが…
俺も携帯使ってて、あんま人の事は言えないんだが
最近は携帯の奴らのレスがやたらと目につくんで…

175:本当にあった怖い名無し
06/03/14 14:54:27 WGF8eVMm0
>>174
だからスルーしていると言うのに

176:本当にあった怖い名無し
06/03/14 14:57:02 SaaIbOh30
NWもNW叩きも全部過去の終わった話なんだよ
それが亡霊のごとく沸いてくるのはここがオカ板だからだよ

177:本当にあった怖い名無し
06/03/14 15:12:31 t0Vu9Jnf0
>>174
コテに粘着する基地外には何言っても無駄。人間腐ってるから。
スルーするがよろし。

178:本当にあった怖い名無し
06/03/14 15:27:59 5Qs7x2/tO
携帯とPC使い分けw

179:本当にあった怖い名無し
06/03/14 15:48:34 18IYYq100
>>165
俺もなったw不意になごんだよw

180:174
06/03/14 17:14:53 6m2b+HZ8O
あ、スルーしてんのか・・・
俺も空気嫁てねぇやorz
スレ違い雑談スマソ

181:本当にあった怖い名無し
06/03/14 20:22:38 9pkv3WTn0
>>174
NWさんの話も普通に楽しんでるよー。
異常にコテ批判するのは脳内スルーしてるだけ♪

182:無視してね
06/03/14 22:43:27 BRp4JY0uO
いまさらだが少し書く。
別にNWの話自体は悪くないと思う
長いし、くどいし、自分は特別!な、内容だし、微妙にスレ違いぎみだし、矛盾点多いし、ガイシュツ話の焼き直しみたいなのあるし、いかにも創作臭いのを実話と言い張るけど、一応楽しんで全部読んでた(過去形)。
でもあの自演と、゙あんた誰と喋ってんの?自分と?゙的馴れ合い雑談と少し叩かれると湧いて出てくる単発ID擁護には( ゚Д゚)ポカーンだった
おかげで他コテさんに今でもレスしにくいし(自演と思われると悪いから
上でおちょくってる奴らの気持ちもワカランでもないがなぁ

でも俺は煽ってないぞw(こんだけ書きゃあ信じてもらえんだろうがW


ちなみに俺は携帯厨暦四年。パソは仕事するもの、携帯は遊び(2チャン)と極力使い分けてる

スレ汚し、長文失礼しました。でわ消えますm(_ _)m

183:本当にあった怖い名無し
06/03/14 23:36:46 RwZsZJsiO
山恐~

保守安芸~

安芸ネタ~

GAYネタ~

早く普通に戻ってチョン

184:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/03/15 00:09:52 EqZdSFzO0
堕胎させるために、妊婦を高所から突き落とす。
同じ目的で、妊婦を水に漬ける。
身勝手には違いないが、そうしなければ、多くの者が
生き残れない土地が、あちこちにあった。

細い流れの滝が作り出した、小さな淵。
黒っぽく光る水は、とんでもなく低温で、漬けた指先は
いつまでも冷たいままだった。

「何人くらいかな・・・数えた奴もいないだろうな」
そこら一帯の山について滅法詳しい男は、そんな言葉でしか
その淵の歴史を語らなかった。
彼の祖父は、母親の胎内にいる時に、この淵へ母親もろとも
叩き込まれたのだ。
幸い祖父は生まれ、そのおかげで彼も生まれた。
その淵を通って、一人で山の奥へ入ると告げると、
お前は、ここの人間じゃないもんな、とだけ言った。

来るはずのバスが来なかったり、知っているはずの山道が
見つからなかったり、そんなこんなで、予定が狂ってしまった。
通過するはずの、その淵にたどり着いたのは夕方だった。
その日の宿営予定地までは、まだ2時間以上かかる。
ここで寝るのは気色悪いが、諦めるしかなかった。

早く寝すぎたせいで、夜中に目が覚めてしまい、テントを出た。
ヘッドランプは一瞬だけ光り、電球が切れた。

185:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/03/15 00:11:20 EqZdSFzO0
水際に人のような影。
影が水面に手を差し伸べると、水中で光が湧いた。
小さな光が水面を押し上げ、弱い波を立てると、影がひろげた
腕の中へと集まった。
影が小さな光をつまみ上げ、その手を高く差し上げると、
手の中から柔らかな光が伸び、かすかな風に揺られながら空へと
昇っていった。

声が降ってきた。
「こいつらは、新しいおふくろさんの腹へ入るんだ」
堕胎させられた子供が生まれ変わるのだろう。
「違うな」声がまた降ってきた。
「魂など、とうに滅んだ」
「恨みだけが淵に残り、時を待つ」

この時間、おそらくは眠っているであろう妊婦の腹に、
恨みそのものが入り込む光景を思い浮かべた。
光の姿をした恨みが、胎児へと。
その妊婦は、前世でこの淵に突き落とされた母親ではあるまいか。
前世というより、繰り返される輪廻の中での出来事かもしれない。
恨みは、堕胎を強要した者でなく、母親に向けられるのか。
そんなことを考えた。
否定する声は降ってこない。
無論、肯定する声もない。

最後の光を空に放った影が、淵に溶けて消えた。
俺は闇の中、滝の音を聞いていた。

186:本当にあった怖い名無し
06/03/15 00:14:22 HpSHKIUr0
>>182
おまいさん宛ではないが、コテ叩きのしつこさにこそ( ゚Д゚)ポカーンだよ。
一生粘着するつもりかw

187:本当にあった怖い名無し
06/03/15 00:40:42 CV9k64gd0
>>184
トリハダ立った~

188:本当にあった怖い名無し
06/03/15 01:19:15 Turuen+y0
なんていうか、綺麗なもんじゃないんだよな、人の生き死にってのは。

それでも、慈しむ親や環境によって、本来生まれたときのようなあるべき姿へと成長する事を信じたいよ…

189:本当にあった怖い名無し
06/03/15 03:42:24 fL9Gpuy/0
>>184-185
毎回毎回つまらないポエムはやめろ。おやぢ
お前は中天の太陽を見つめたことがあるか?
それが光だ。
それ以外は光であって光ではない。
まず30秒見つめろ。

太陽を見つめる物は死人と狂人だなどとクダラナイ事は言うな。
そのような弱い阿呆の男ばかりになったから、ローマは廃頽して滅んだのだ。

190:本当にあった怖い名無し
06/03/15 06:05:01 5E/SmZloO
》189
アンタ、オカ板向きじゃないな。
ここは不思議を楽しむ板なんだぜ?

191:本当にあった怖い名無し
06/03/15 07:46:00 9qc0RKO30
実話っぽい創作ならおkだけどポエムっぽい創作はやめてほしいよな

192:本当にあった怖い名無し
06/03/15 08:06:22 FpGZKhx1O
おはよーございます。
よくある話ですみませんが。

東海地方G県の山中でラリーの大会があり、途中で1台の車が行方不明になりました。
夜中に細く曲がりくねった山道を猛スピードで走る競技なので、事故ったり崖から落ちたりなんて珍しくなかったそうです。
で、うちの旦那もゴール後に一人で探しに行ったんですけど、谷底に注意しながらトロトロ走っていたらオーイオーイと聞こえてきました。
やはり落ちたんだと思い車のエンジンを停めて谷を覗き込んだ所、ライトも何も見えなかったけど確かに谷底からオーイと聞こえてくる。
怪我はないか、一人の声しか聞こえないけど同乗者(運転手とナビゲーターの二人で一組)は無事なのかと声をかけてもオーイとしか返ってこない。
そうこうしている内に、「見つかったぞー」と、行方不明になった車が見つかったことを知らせに仲間が来てくれました。
行方不明になった車は旦那が探していた場所よりも山頂付近で事故っていたそうです。
??と思っている最中も、まだ谷からオーイの声は聞こえてきます。ぞっとしてゴールまで戻ったそうですが。
そこはよく釣りに行ったりラリーの練習する山だったけど、あの低い声が今でも忘れられず、またその日以外にも色々あったそうで、もうずっと行ってないと言っています。

ちなみにその山はO垣Y老付近にある山で、昔は処刑場(首切場?)のあった所です。
山で呼ばれたら返事するなって聞きますが、こちらが呼び返すのはセーフってことでしょうか。

193:本当にあった怖い名無し
06/03/15 10:34:11 bNsOPzWU0
>>192
I山じゃない?

194:本当にあった怖い名無し
06/03/15 10:51:31 Dfm+eM6l0
昔生物部の合宿で、OGの先輩の大学が所有している山小屋に泊まった時の話。

冬の丹沢で、鹿やフィールドサインを観察して
夕方になったので山小屋に泊まった。
先輩が「夜、足音やドアを叩く音が聞こえても、開けないでね」
というので、?と思って質問したら
「良くあるのよ。開けても誰も居ないから。
 遭難した人が助けを求めに来るみたいなんだけどね。
 だだだ!と階段を駆け上がって、ドアをドンドン!と叩くんだけど
 開けても誰も居ないの。」と。

幸いというか、泊まった晩はそのようなことは起きなかった。
(皆、冬山歩きにへとへとになって、爆睡していたからかもしれないけど)

195:本当にあった怖い名無し
06/03/15 15:39:40 bpVyAUr60
大垣市養老町か。
深山て程でもないから、そんな雰囲気無いけどな。

196:本当にあった怖い名無し
06/03/15 18:59:42 A1HOKpiU0
1/2
友人から聞いた、20年程前の話
近畿地方に住んでいた友人は、子供の頃お父さんに連れられて
よくあちこちの山に連れて行ってもらっていたそうだ。
その日はN県の山奥にある大きなダムへドライブに出掛けたという。
車を駐車場に止め、展望台へ向かうと、そこにはひとりだけ、先客がいた。
よく晴れた日で、遠くからでもどんなひとか、よく確認出来た。
クリーム色のセーターにフレアスカート、ロングヘア・・・若い女性だった。
季節外れの山中の観光地には場違いな感じがして、何だかとても気になったそうだ。
彼女は手摺に凭れ掛かって友人達を一瞥したそうだが
いきなり、やった。手摺を乗り越えて身投げしたのだ。
お父さんと友人は慌てて駆け寄って見下ろしてみた。
50mほど下のコンクリートに女性は血を流して倒れている。即死だろう。
携帯電話も普及してない時代の事、
お父さんは友人を車に乗せ、ふもとの町まで事故を知らせに行く事にした。
曲がりくねった山道を車を走らせながら、お父さんは
「決して後ろを振り返ってはいけない。バックミラーも覗いてはいけない」
と言ったそうだ。

197:本当にあった怖い名無し
06/03/15 19:00:34 A1HOKpiU0
2/2
だが、とても気になる。
友人も、小さな頃から霊感が強く、背後に何だか禍々しいものを感じていた。
・・・耐えられなくなって友人はバックミラーを見た。
 さっき身投げしたはずの女が、頭から血を流してついて来てる。
一瞬だがはっきり見た。口を真一文字に結んで黙々と歩いてついて来るという。
車は全速で山道を下り降りているのに・・・
友人は泣き出してしまい、町まで助手席に突っ伏したまま動けなくなってしまった。
町に着き、警察に駆け込んだ時には、女は消えていたと云う。

お父さんも実はかなりの霊感の持ち主で、狐憑きの除霊なんかもした人らしいが
何故、女がついて来たのかは判らない、と言っていたそうだ。


198:本当にあった怖い名無し
06/03/15 19:24:12 sbxHKr1e0
>>192
こんばんは。夜中にラリーですか?
もしかして走り好きな有志による、非公式で非合法な大会ではないでしょうか。

というか谷底からの声、単なるやまびこという可能性はないでしょうか?

199:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/15 22:06:41 Ro0w9Ckz0
友人の話。

地元の山を歩いている時のこと。
視界の隅に白い物が見えたと思った途端、柔らかい物に飛び掛かられた。
それは滑々とした布のような感触だったらしく、彼の上半身をすっぽりと覆って
しまったらしい。

強く締め付けられた彼はパニックを起こし、何とか剥がそうと地面の上を転げ
回ったが、どうしても取れない。
偶々手に触れた枝を折り取って、矢鱈滅多に突き刺しているうち、やっと逃げ
出すことが出来た。
それはひらりと宙を飛び、暗い山の中へ消え去ったという。

近くの親戚の家まで辿り着くと、身体のあちらこちらから血が出ていた。
親戚は手当てをしてくれながら教えてくれる。
彼を襲った白い布はヤマジュバンと呼ばれていた。
襦袢という名前のごとく人をすっぽりと包む物だというが、それは血を吸う為で
あるということだ。

金属の刃物でなければ斬ることが出来ないとも聞かされた。
彼はそれ以来、山に入る時は鉈や鎌を常にぶら下げているのだという。


200:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/15 22:08:27 Ro0w9Ckz0
知り合いの話。

彼の田舎には、一寸変わった道があるという。
山へと続いているその道は、かつては目抜き通りだったが、今では町の中心
から外れてしまい、通る者も少なくなっている。
この道を一人歩いていて、葬儀の列と行き会うことがあれば、決して仏の名前
を確認してはいけないのだと言われている。

仏の名前が、自分のものだということがあるからだ。
喪主が抱えた遺影の写真が、自分の顔だということがあるからだ。
慌てて振り向いても、道の上には自分しか居らず、列は幻のように消えている。
・・・そんな不気味なことが時々あるらしい。

自分の葬儀を目撃した者は、遠からず鬼籍に入るのだとも言われている。
だから彼や友人たちは、この近くで葬儀を見かけると、顔を伏せ、親指を隠して
足早に通り過ぎていたそうだ。

「親指を隠すのは理由がわからないけど、皆がそうしてた。
 ま、実際のところ“学校の七不思議”みたいな類いの話かもしれないけどな」
二人で葬儀の列とすれ違った時に、彼はそういう話をしてくれた。


201:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/15 22:11:26 Ro0w9Ckz0
友人の話。

里帰りした時のこと。
裏山を散策していた彼の行く手に、小さな子供の後ろ姿が現れた。
のろのろとゆっくり歩いている。

追い抜いた時、何気なく振り向いて見た。
目も鼻も口もない。小さな模様が、ぎゅっと詰め込まれたような顔をしていた。
彼が硬直するや否や、子供の身体はグズッと崩れる。
耳障りな羽音を立てて飛散したのは、黒いトノサマバッタの大群だった。

彼の身体にも何匹か衝突してきたので、手で顔を覆い身を低くして避けた。
静寂が戻ってきた頃、恐る恐る顔を上げる。
道の上には小さなチャンチャンコが一枚、ポツンと残されているだけだった。


202:本当にあった怖い名無し
06/03/15 23:47:09 ENKNuZwE0
葬式行列は1度だけ見たことあるけど結構怖いな
旗竿を先頭に墓所まで行列が続くんだけど勿論土葬なんだよね

203:本当にあった怖い名無し
06/03/15 23:50:01 zlax4kdm0
>>199
            _  -──-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐─ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !    
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_


204:本当にあった怖い名無し
06/03/16 00:05:01 9hkLLl6g0
>>202
げっ土葬なのか。んじゃ行列って、墓まで埋めに行く途中ってコトなのかな。
・・・なんか怖い話に思えてきた(苦笑

>>203
なななぜに、ここでこのAAが出てくるのかっ?

遅くなりましたが雷鳥さん、連日乙です。
しっかしホンマよく続きますなぁ・・・楽しませてもらっております。

205:本当にあった怖い名無し
06/03/16 00:35:50 WExSCMoL0
>>203
同じことを考えた奴がいたかw

206:本当にあった怖い名無し
06/03/16 00:46:38 /uV9pQoB0
>>203
それはヤマジュン。

207:本当にあった怖い名無し
06/03/16 01:53:35 papCWY260
>>201
こ、こわい…
二度と里帰りしたくなくなるくらいこわいw

208:本当にあった怖い名無し
06/03/16 01:56:32 WZeX+iXAO
墓地の見える所では親指は隠したほうがいいという
ジンクスがあるよな
親が早死にするから

209:本当にあった怖い名無し
06/03/16 05:25:17 CfUkQ1jGO
家の方は

親のしにめにあえない
だけど

210:本当にあった怖い名無し
06/03/16 05:25:25 rvU+ZHimO
俺が聞いたのは、
葬式や霊柩車を見たら親指を隠せ。でないと自分の親も(あの世へ)連れてかれるよ
という話しを聞いて今だに遭遇すると律儀に親指隠してる俺・・・・・orz



211:本当にあった怖い名無し
06/03/16 07:38:23 CfUkQ1jGO
葬列→墓地

葬儀→霊きゅうしゃ


時代で変わって来たんだろうね

212:本当にあった怖い名無し
06/03/16 09:33:02 9Rfg96Il0
>>211
田舎はそれだ

213:本当にあった怖い名無し
06/03/16 12:45:13 fdrgGxFv0
>>202
今は土葬なんてないんじゃないか。
法律でも火葬しなけりゃいけないとか聞いたことがある。
ちなみにうちの近辺は火葬してから告別式をしてそのまま納骨する
場合が多いので旗竿や遺影を持った葬式行列もある。


214:本当にあった怖い名無し
06/03/16 14:11:33 AXKcf2Mt0
土葬を禁止してるのは今んとこ一部だよ
あと法律じゃなくて条例だった気がする

215:202
06/03/16 20:16:01 34H2E9Et0
30年ほど前の話だよ

場所は天草

216:本当にあった怖い名無し
06/03/16 22:43:52 ZkDdolXf0
>>213
214さんも指摘してるけど、火葬しなきゃならない
という法律はない。イスラム教徒やキリスト教徒に
してみれば、地獄の業火に焼かれるという観念がある
らしいので、国内にいる外国人信者のことを考えると
人権上、法律化はできない。

217:本当にあった怖い名無し
06/03/17 00:38:15 b+qUurZZO
地獄の業火といえばハムスター

218:本当にあった怖い名無し
06/03/17 02:35:10 bftT/NPv0
>>208
家が墓場のとなりだったらどうするんだ?

219:本当にあった怖い名無し
06/03/17 03:12:27 rRHZ8SGm0
>198
遅レスだが、全日本戦とかでも深夜にやるよ。
たまにオフィシャルに駆り出される。

220:本当にあった怖い名無し
06/03/17 03:14:06 mVUqQseA0
>>184
そこは、「まぐわい淵」だろうか?シコシコは堕胎した者の生まれ変わりだと
聞いた事があるが、いつの事だったか思い出せない。

221:スーパーリアル金太 ◆8mzYKF9Qkk
06/03/17 04:08:11 +8LJIAb60
>>213
別スレでも散々書いたけど
こちらの地元では島では
年寄りはそのまま埋めるけど
火葬を希望する人は
フェリーで火葬場まで仏さんを運びます。

222:本当にあった怖い名無し
06/03/17 08:44:49 jK6ygNRJ0
大して怖くないかも知れないけど
去年実際に体験した話

私は車大好きな彼に誘われて、毎晩のように山道をドライブに行ってました
そのうち普通の山道じゃ面白くなくなってきて
ちょっと人気がなさそうな所とか裏道とか、妙に暗い道とかを
深夜ドライブするのにハマり、その晩も変な道を無理矢理入って行ったんです
途中までは舗装してあって、普通の道だったんですが
先の方に行くと建物の一つもなく、ひたすら山奥に続く草ぼうぼうの道に変化
そのうち両脇がガードレールもなく崖という危険極まりない道に

223:本当にあった怖い名無し
06/03/17 08:45:23 jK6ygNRJ0
その先も根性で進んで行くと、仕舞いに何ヶ月も何も通ってない感じに
道に長い草が生い茂って、進めなさそうでした
霊感があるという彼は
「嫌な感じがする、いかにも死体だけ捨てに来るような場所だ引き返したい」
と言い出し、私は「こんなとこまで来たら空気良さそうだよね、窓開けてみよう」
と言って、開けました
すると外から動物の死体が腐ったような匂いが充満
「何か死んでるのかな?」と不愉快になった私達は慌てて窓を閉め
両側が崖なので、そろそろとバックで引き返しました
後ろ向きに下がっているせいか、いつまで経っても元の大きな通りに出れず
崖に落ちかけたり、彼が気分が悪いと言い出したりで
何だか私まで寒気がしたりし始め、どうにか引き返し、即効で帰りました

その翌日、何だか頭が痛く起き上がれないので熱を計った所38.5度
私は待ち合わせしていた彼に電話しようと思ったら、電話が来て
彼が「今日行けそうもないー、熱出ちゃって」と言い出したので
私が何度?と聞いたら「38.5度」
何かとり憑いちゃったのかも、やっぱり死体捨て用の道なんだという話しになりました
更に怖いのはその後、彼は仕事を首になり、何度もその車で事故り
結局その車は盗難に遭って、今手元にありません
私も家で揉め事が次々に起こったり、お金を盗られたりで二人して鬱病になり
この半年は地獄でした
やはり不気味な山なんか興味本位で入るもんじゃなかったですね。後悔しています

224:本当にあった怖い名無し
06/03/17 09:00:32 jK6ygNRJ0
補足ですが、その時の風邪はただの風邪じゃなくて
1ヶ月以上も寝込む羽目になったんです
しかもどんどんひどくなって声まで出なくなっちゃって
(彼の方は一週間で直ったそうですが)
どうしょうもなくなって3週間寝た上で病院嫌いなのに行ったら
医者に声帯が腫れまくってる、相当ひどいよ
朝までタバコ吸いまくってカラオケとかやってたんじゃないの?とか言われ
鼻から管突っ込まれて喉に薬吹きかけられたりし
薬局に処方箋持って行って渡したら
「これ、どうしたんですか?風邪!?とにかく座って下さい」って
慌てて椅子出され、症状がひどいんで食べなくてもいいですから
すぐにこれ飲んで寝て下さいって言われて7種類くらい薬出され
その1ヶ月寝込んでた為にお金が払えなくて住んでたアパートを追い出され
その時はまだあった彼の車で実家に送られる最中に事故り
フロントガラスにしたたか頭打った所、憑き物が落ちたのか
その瞬間から声が出るようになったんです


225:本当にあった怖い名無し
06/03/17 09:14:10 jK6ygNRJ0
で、それを機に体調は徐々に回復したんですが
とにかく精神状態が今思い返してもありえないくらい滅茶苦茶で
一晩中震えが止まらなかったり、3日3晩飲まず食わずで部屋に閉じこもったり
ネットする気力もなかったし、で胃の辺りが痛くなって、一日痛い痛いって言ってたり
ちょっと回復したと思ったら自殺を図ったり
何故か家の扉を壊れるまで蹴ったり、で家に帰れなくなって道端に座り込んだり
とにかく尋常な状態じゃなかったですね
そんな感じで学校どころでなく、今年は留年してしまいました(´・ω・`)
今年は山には行かず学校真面目に通おう・・・


226:本当にあった怖い名無し
06/03/17 09:57:15 eeSj+0U40
いろいろと言いたいことがあるが、
(;`・ω・´) 嫌な感じがする、いかにも死体だけ捨てに来るような場所だ。引き返したい
(*^ー゚)こんなとこまで来たら空気良さそうだよね、窓開けてみよう
                               ↑これは無いだろ・・・


227:本当にあった怖い名無し
06/03/17 10:02:39 jK6ygNRJ0
>>226
そうなんだけど・・・
折角苦労して山奥まで来て暗いし、私だって気味悪いのに
辛気臭い事言われたくなかったので
昼間は都心なんだし、山の美味しい空気吸ったら来て良かった気になるかと

228:本当にあった怖い名無し
06/03/17 10:42:32 bYtIf+Pn0
ホラー映画で真っ先に死ぬタイプですね

229:本当にあった怖い名無し
06/03/17 11:05:15 NWwjCBFD0
憑物が落ちて無事に回復してよかったですね~。

>フロントガラスにしたたか頭打った所、憑き物が落ちたのか

というところが少々ワロスでしたがw
勢いで飛ばされていったのでしょうか?

230:本当にあった怖い名無し
06/03/17 11:19:30 jK6ygNRJ0
>>228
自分でもそう思う(;・∀・)
高校でも先輩の車で夜中に肝試し行って
世にも恐ろしい目に遭って似たような事になったんだけど
どうも学習能力ないみたいで・・・

>>229
ありがとうございますー
車に憑いてたのか、何だか分からなかったんですけど、彼も笑ってましたね
それで悲鳴をあげた拍子に喉が喋り方思い出したのかも知れない

でも、私はメンタル面ではメンヘル板の世話になったくらいだけど
彼は今でも精神安定剤飲んでる
明るくて友達も多くて、メンヘルとか縁なさそうだったのに
あれも私が窓開けたからかもと思うとやりきれない

231:本当にあった怖い名無し
06/03/17 11:28:23 Zd9xvbNR0
よく空気読めてないって言われない?

232:本当にあった怖い名無し
06/03/17 11:33:30 jK6ygNRJ0
>>231
言われる
でも帰国なのでしょうがないと思う
言われてない事は分からない

233:本当にあった怖い名無し
06/03/17 11:47:16 QndPvJgf0
>あれも私が窓開けたからかもと思うとやりきれない

お化けって、ガラスは通り抜けられないのか?


234:本当にあった怖い名無し
06/03/17 11:52:42 jK6ygNRJ0
>>233
良く階段とかで窓ガラスに人の手が、とか
女がべったり、とか聞くんで
そんな気がする

235:本当にあった怖い名無し
06/03/17 12:22:59 VaBwZPKLO
自動車内は別に密封されてるわけではないのだ!

236:213
06/03/17 12:43:02 b2gfg85G0
遅レスですみません。
言われてみれば離島などは火葬なんてできませんよね。
最近は納骨式のお墓が多いので納骨時は周りの掃除だけで
いいけど土葬だったら棺桶分の穴を掘らないといけないので
それを考えると違う意味でゾっとする。
それと墓の下で遺体が骨になっていくのを想像するとそれは
それでゾっとする。

237:本当にあった怖い名無し
06/03/17 16:39:00 Dvn/VpJ+0
死体だけ捨てに来るような場所とかどうやったら思いつくんだ?
前にテレチカでDQNが「アパートを探していたら不法投棄に最適な場所を見つけた」と
自慢していたのを思い出した。
普通はそんなこと思いつきもしないよ。
彼氏もアンタもかなりのDQN だ。


238:本当にあった怖い名無し
06/03/17 16:53:20 fZjAcgBq0
>>237
ヒント:行方不明者の数

239:本当にあった怖い名無し
06/03/17 17:03:04 q3OAHO+K0
ヒント:出っ歯

240:本当にあった怖い名無し
06/03/17 20:03:22 EkKD8SZJO
>>225
は本当に痛いなw
空気読めない、それを帰国のせいだとのたまう
実生活でいたら確実に仲良くなりたくないタイプですねw
て言うか三日三晩飲まず食わずで引き籠もるとか
突然の奇行とかの原因てお前
 シ ャ ブ やってただろ?
シャブやりゃ交換神経が活発に作用するから胃が収縮して
1週間でも何も食わなくても大丈夫になるし
眠くもならないから何日も起きてて脳が段々弱り始める
そうするとヨレて突然奇行に走る
俺の昔の知り合いもシャブ中で様子がおかしいと
そいつの彼女から泣きながら電話が来て駆け付けると
部屋中にローション撒き散らしてて何故か裸で毛抜き片手に
全身血だらけ。
何事も無いような顔してると思ったら
ブラジル人がどうとか暗殺者がどうとか
完全に電波な事しか言わないし。
やっと黙ったと思ったら今度は「虫が…」って呟いた瞬間

口の中に手突っ込んで奥歯引っ込抜きやがった

しかも二本。まじ焦りましたよw


241:連投スマソ
06/03/17 20:04:32 EkKD8SZJO
続き
何日かして事情を聞いたらヨレてて完全に錯乱してたとの事。
部屋中にローションが撒き散らしてあったのは
ぶっ決まった状態で丸三日間くらいオナニーしてたんだとさ
んでその途中で自分の体毛が気になり始めて
毛を全部抜けばもっと気持ち良くローションオナニー
出来ると思って全身の毛を抜き始めた結果が
全身血だらけの状態。
それは何日くらい続けてたか分からないけど
多分三日か四日って言ってた。
歯を抜いたのは奥歯から虫が出て来る妄想に
取りつかれたからだと。
俺を含めた数人とそいつの彼女の涙の説得のお陰で
それを機に完全にシャブと手を切ってくれたけど
シャブは本当怖いね。まじで早い所日本から撲滅汁!
かなり横道&スレ違い実にスマソ

242:本当にあった怖い名無し
06/03/17 21:05:58 0uup1Sj5O
と、ジャンキー>>241が申しておりますw

243:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/17 22:19:42 ldCFIw/Y0
知り合いの話。

彼は仕事柄、長いこと山に篭もることが多い。
そのため山の持ち主に断って、活動基地となる簡単な小屋を造っている。
そこに私と友人二人が押しかけていた時のことだ。

差し入れの酒とジャーキーを摘まみながら、下界の他愛もない話をしていると。
不意に彼が顔を上げた。
宙を睨むような表情で、鼻をしきりにヒクヒクさせている。

「どうした?」何の気なしに友人が尋ねてみると、
「今、誰かこの山に踏み入ってきた。多分、三人。○○沢の方から」
そうあっさりと答えてきた。

彼以外の皆が驚いた。代表するような形で私が問う。
「そんなこと、何でわかるのさ?」
彼はしばらく思案していた様子だったが、やがて肩をすくめ次のように話した。
「ツンと鼻奥に来たんだ。煙草の臭いがね」


244:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/17 22:20:49 ldCFIw/Y0
(続き)
彼が言うには、いつの頃からか山に篭もっている間、嗅覚が異常に利くように
なったのだそうだ。
初めはそこまで利かないのだが、篭もってから数日経つと、あらゆる匂い、
特に煙草のそれに敏感になるのだという。

「どの方角から匂うのか、どれくらい離れているのか。
 そんなことまで自然とわかるようになるんだ。
 煙草だったら人数まで大体わかる。
 え?・・・いや、流石に銘柄まではわからん。
 山を下りると、すぐに元の鼻に戻るんだけどな。
 まぁ篭もってる間は好き勝手放題に吸えないから、その代償かもしれん」

半時間後、小屋を訪れた客がある。
私たち共通の山仲間だった。その数、四人。
「遊びに来てやったぞ」
「おー、お前らも来てたのか」
そう言いながらドカドカと遠慮もなく上がり込む。

「煙草、吸ってた?」思わずこちらの一人が聞いていた。


245:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/03/17 22:22:32 ldCFIw/Y0
(続き)
四人はきょとんとした顔をすると、うち三人が携帯用の灰皿を出した。
「○○で休憩した時吸ったけど」
「俺は吸ってないけどな」一人だけそう答える。
差し引き三人。彼の予測とずばり合っている。

「・・・そうかっ、そんなにもお前の身体はニコチンを欲していたのかっ」
その後は一晩中、そう言って彼をからかいながらの宴会となった。
「やっぱり言うんじゃなかったな、コンチクショウ」
憎まれ口を叩いているが、嫌がってはいない様子。
一人より多勢の方が楽しいのだろうな、やはり。

次回より、差し入れの品に煙草が含まれるようになった。
吸わない私などにとっては「大概にしろよな」という感じではあるが。


246:本当にあった怖い名無し
06/03/17 22:38:26 921FRJW80
人間ってすごいな、警察犬の代わりにでも成れるんじゃないだろうか?

247:本当にあった怖い名無し
06/03/17 22:50:10 M2cSUTFi0
雷鳥さん、超-1に応募したらどうですか?

248:本当にあった怖い名無し
06/03/17 23:06:52 jK6ygNRJ0
>>240
自分がそういうのやってたんでしょ?
私はタバコも吸わないし
現に今でも友達のほとんどは外国籍だし
空気嫁とかって、日本人しか言わないじゃん
何なの?空気とか、意味分からないから
しかも私だって友達になりたくないんで
彼も同時におかしくなってたんで、山のせいで間違いないと思う
3日目に人が食べ物持って来なかったら死んでた

249:本当にあった怖い名無し
06/03/17 23:44:45 9xwVk5qD0
・空気読めない自慢
・異常行動自慢
・根拠もないのに「絶対○○」
典型的なボーダーですね、メンヘル板にお帰りください

250:本当にあった怖い名無し
06/03/17 23:53:20 npYSIBxBO
雷鳥さん毎度ありがとさん。
煙草といえば、ベトナム戦争で索敵能力が高い優秀な兵士は
煙草を吸わない、水浴びに洗剤を使わないなど、
人工の臭いを避けたそうな………

251:本当にあった怖い名無し
06/03/17 23:56:50 UXeKT+Gf0
>>243-245
うちのじーちゃん、山で炭焼きしてた。
現在でもそれなりに注文があるみたいで、時々山にこもってる。
一年くらい前、酒持って遊びに行ったんだが。
その時ね、この話と似たようなことがあったんだよな。

夜中、釜の火を見ながら二人でチビチビやっていたんだけど。
いきなりじーちゃん、じっと闇の中を睨みだした。
それで「タバコなんざ吸いやがって、罰当たりが」とか言い出すんだ。
俺が「何言ってんだ?」と言ったとたん、じーちゃんの視線の先で
「ポッ」と赤い点がともって、すぐ消えた。

誰かが向こうの斜面でタバコに火をつけたんだ、ってさすがの俺にも
理解できた。
「何でわかったの?」って聞いたら、モク臭はきついからすぐわかる
んだと。里じゃわからないとも言ってたけど。
山にこもると、何て言うか、五感が鋭くなるってさ。

ふと、別のことが気になった。
「今の・・・誰がタバコを吸ってんだ?こんな夜中に、こんな山奥で?」
じーちゃん、あっさり答えたさ。
「密猟者だろ。あいつら山ン中じゃ無茶苦茶するからな。」
「おまけに、山の持ち主より山に詳しいもん(者)も居る。関わらん方がええ」

個人的には、密猟者のくだりが一番怖かったとです、ハイ。


252:本当にあった怖い名無し
06/03/18 00:17:37 K0Z3W2U+0
>>249
自慢に見える時点で
相当病んでるよね
一緒にメンヘル板来る?

253:本当にあった怖い名無し
06/03/18 01:22:43 9NxvdiFP0
ブラジル人なめとったらただじゃおかんどこら!?
われ」トレインサーフィンの刑じゃ

254:本当にあった怖い名無し
06/03/18 01:41:09 v/XnjW7l0
>>243>>251
かなり前に週刊誌で読んだんだけど、出羽三山の山伏修行で
一般人が短期間参篭するコースがあるらしいんだけど
当時このコースは女人禁制で男の修行者ばかりのはずが、
まれに髪を短く切り化粧っけの全く無い見た目が完全に男の
女性信者がこっそり紛れ込む事があったらしい。
周りの一般行者の人は全然気が付かなかったらしいけど
先達のプロの山伏は一発でその人が女性である事を見抜いたらしい。
やはり微かな体臭で分るそうな。
今は女性もこの修行コースに参加できるようになったらしいけどね。


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