06/03/09 19:16:50 rHDbmelQO
>>889
㌧クス
続き
「出来たよぅ、さぁ召し上がれ」
朝からステーキだった。
付け合わせにマッシュポテトにスィートキャロット、コンソメスープにパンと意外とマトモだ。
少なくとも見た目は。
「これ、何の肉?」
「……知らないほうが、イイヨ」
うっすら微笑んだまま答える刃子。
「はい、あーん♪」
肉の破片にドスッとフォークを突き刺し俺に突き付けてくる。
「……」
バレンタインの雄子の仕打ちを思い出し、固く口を閉ざし歯を食いしばる。
ドスゥッ!
「ぐぼらっ」
笑顔のまま刃子が俺の鳩尾に刃物のような手刀を突きこむ。
思わず喘ぐ俺。
「うふふ、世話の焼ける甘えん坊さんなんだからぁ」
首を押さえ付けて空気を求める俺の口にギュウギュウと肉を押し込める刃子。
味は結構普通でした。