06/02/22 01:13:01 I623KS9M0
俺「あ、あの俺をストーキングするのはやめてくれないか?」
女「…」足を指差す。
俺「…それはストッキング。。。」
女「…そんなつもりはないわ…」
俺「あ、ああ、そう。じゃぁ、もう俺みるなよ」
女「…」
俺「いや、鏡に反射させて見てもダメだから」
女「…」
俺「がらすもだめ」
女「…縛る男ね…」いや、上目遣いでみないで…
俺「お前は一体なんなんだよ。いつもいつも俺を見て」
女「…かわいそう」
俺「はぁ、なにいってんの?」
女「…」
俺「ったく、今日は女房の誕生日だってのに」懐の女房への指輪を渡すんだ。
女「…私をわすれたの?」
俺「はぁ? 警察呼ぶぞ」
女「…う、うっう、うぐぅ…」おいおい、泣き出したゾ。まじやべぇ。
俺「もう、行くからな。そのハンカチはあれだ、落としただけだからな。…でも使っていいぞ」
女「ひぐっひぐっ…」俺は女に背を向けて帰ろうとした。
俺「…あ、アレ…。足が…」
女「…うごけないでしょ…」女の声が耳の近くでした。
俺「…な、なんだ、おまえ、何をした」
女「ここ、どこか覚えてる?」女が指差した。指先には…見覚えのある指輪が…。
俺「…あ」この道…この道…こ、こ い つ は !?
私の大切な夫が死んだのは2年前。交通事故であっさりと逝ってしまいました。
天国にいるのだとばかり思ったら、彼がこの場所で迷ってると噂に聞いたのです。
彼…未練があったんですね。ほんと、馬鹿。
あなたが私に渡そうとした指輪…ちゃんと届いたんだよ…。