06/01/19 23:03:27 RjP75f+50
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530 名前: ももんがあ 投稿日: 2006/01/14(土) 22:15:00 ID:9Dh8CqTB0
友人の話をさせて頂きます <(_ _)>。
彼はあるサークルで知り合った人で、年は僕より上なのですが趣味や
話も合い、いつの間にか互いの家に遊びに行ったり電話し合ったりする
仲になっていました。
その日も彼と電話でひとしきり話をしたあと受話器を置いたのですが
(今思えばいつもと比べて元気が無かった気もします。)言い忘れた事
があって、すぐにかけ直しました。しかし彼は出ませんでした。その時
はあまり気に留めなかったのですが、それから何時間経っても連絡が取
れません。翌日になっても連絡は途絶えたまま…。何より気になったの
は、彼は出かける時や電話にしばらく出られない時は必ず留守電をセッ
トするのに、その時はいつまで経っても切り換らなかった事でした。
携帯電話も通じず、妙な胸騒ぎもしたので、彼の住むマンションに向
かいました。外は暗くなり始めていました。(続きます)
237:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/19 23:03:59 RjP75f+50
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531 名前: ももんがあ [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:16:18 ID:9Dh8CqTB0
部屋に電気は点いておらず、呼び鈴を押しても誰も居ない様子。(彼
は離婚歴があり一人暮らしです。)もしかしたら急病で、中で倒れてい
るのでは…という考えが頭をよぎりましたが、1~2日連絡が取れない
くらいで騒ぐのも いかがなものかと思い、とりあえず翌日、彼の職場に
確認をとってから考えることにして、その日は帰宅しました。
翌日、彼の職場に電話して尋ねると、『急病で入院した。かなり重態
なので詳しい事は家族にしか話せない。心配なら彼の家族から連絡させ
る』…とのことでした。そんな状態では、ご家族(彼の実家には彼のお
母さんとお姉さんがいます。)もさぞご心労だろうと思い、それはお断
りして電話を切りました。(続きます)
238:本当にあった怖い名無し
06/01/19 23:05:35 RjP75f+50
コピペ『怖い話・恐い話』より
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532 名前: ももんがあ [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:19:13 ID:9Dh8CqTB0
それから数日して、突然彼から電話がありました。職場の人が僕から
電話があった事を伝えてくれたそうで、心配をかけて申し訳ない…と謝
ってくれました。そして、手当てが早かったので、思ったより後遺症も
残らないだろうし、ようやく許可が出たので是非遊びに来て欲しい…と
のこと。僕は喜んで彼の入院している病院にお見舞いに行きました。
病室に入ると、頭にネットのようなものを巻いてニコニコしている彼
がいました。(あまりにも急な入院だったので、もし自殺未遂でもして
いて、首や手首に包帯を巻いていたらどう声を掛けたものか…と心配し
ていましたが頭なので安心しました。)
あの日、僕との電話が終わった直後、激しい頭痛や吐き気がした為、
意識があるうちに救急車を呼んだそうなのです。は病名は『くも膜下出
血』だそうで、若くて体力があるのに加え、処置が早かった為、奇跡的
に助かったそうなのです。
…と、ここで、彼の表情が変わり、暫く沈黙が続きました。(続きます)
239:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/19 23:06:07 RjP75f+50
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533 名前: ももんがあ [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:20:43 ID:9Dh8CqTB0
『どうしたんだろう?病状が急変したのかな??』と戸惑っていると彼
がポツンと言いました。
『実はね、まだ誰にも話してないんだが、ちょっと怖い体験をしたんだ。
○○君(僕の名前です)に聞いて欲しいだけど…。』
突然の沈黙と初めて見せる彼の怯えたような表情に、こちらも怖くな
りました。(今でもあの顔は忘れられません。)昼とはいえ場所は病室
です。もしかしたらここで亡くなった人が居たかも知れない…等と思う
と背筋が寒くなりましたが、彼が『聞いて欲しい』と言っているからに
は断るわけにもいきません。勇気を出して聞く事にしました。(あまり
静かだと怖いのでテレビを点けてもらいました。奥様向けのワイドショ
ーが妙に場違いだったのを覚えています。)
彼の話は、こうでした。(続きます)
240:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/19 23:07:18 RjP75f+50
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534 名前: ももんがあ [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:22:56 ID:9Dh8CqTB0
彼は病院で検査の仕事をしています。主な仕事は脳波や心電図、そし
てMRIという断層撮影(人体を大根の輪切りのようにスライスした形
を撮影し、病気の有無を診る検査)です。
彼が発病する数日前、ある患者さんの脳の検査をしていた時のことで
す。
撮影の最中、突然装置が止まってしまいました。MRIは通常、機械
が自動的に写真を保存してくれるのですが、途中で止まってしまうと手
動で保存しない限り写真が消えてしまいます。彼は慌てて写真の保存を
手作業で始めました。当然、綺麗に撮影出来ているかどうか一枚一枚確
認しながら保存します。
…確認作業は問題なく進み、順調に写真を保存していましたが、その
中の一枚を見てふと操作する手が止まりました。(彼の言葉によると『
脳の左のヒカク』のあたりに)見慣れない物が写っていました。脳腫瘍
か?と思い、モニターに顔を近付けて目を凝らした瞬間、我が目を疑い
ました。(続きます)
241:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/19 23:08:24 RjP75f+50
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535 名前: ももんがあ [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:23:43 ID:9Dh8CqTB0
輪切りの脳の中から小さな顔がこちらをじっと見ていたのです。
先ほども描きましたが、MRIは『断層撮影』なので立体の物は切れ
て写り、顔など映るはずが無いのですが、それは目や口まで鮮明に写っ
ていました。(良く見ると肩辺りまで写っていたそうです。)大きさは
モニターのスケールで計って8mm位。性別までは判りませんでしたが
『地獄の絵』に出てくる『餓鬼』のような顔で、こちら睨むように見据
え、大きく丸く口を開けていました。
急いで誰かに見せようとしましたが、昼休み時間で誰もいません。デ
ジカメで撮影しようと立ち上がった瞬間、どこも触っていないはずなの
に装置の電源が切れてしまいました。急いで立ち上げ直してもその写真
は消えており、再撮影しても先ほどの部位に異常は一切ありませんでし
た。…諦めて患者さんを出すことにしました。
242:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/19 23:09:09 RjP75f+50
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537 名前: ももんがあ [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:25:39 ID:9Dh8CqTB0
撮影室に入り、装置からベッドごと患者さんを出しました。足からゆ
っくり出てきます。ふと顔を覗き込んだ瞬間、患者さんの口からゲップ
のような音と共に『大量の栗のような?卵が腐ったような?凄い臭気』
がしました。その後、その患者さんは何事も無かったかのように帰って
行きましたが、彼は暫く咳とくしゃみが止まらず、そればかりか匂いも
感じられなくなりました。(未だに食事をしても匂いや味が判らないそ
うです。主治医に相談しても症状の一種だと言って取り合ってくれない
そうです。)
翌日ドクターに撮った写真を診断して貰いましたが『全く異常は無し。
健康そのもの』とのことでした。
そしてその翌日、彼は発病し、入院、手術…となったわけです。
(もう少しで終わります。)
243:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/19 23:09:50 RjP75f+50
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538 名前: ももんがあ [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:26:43 ID:9Dh8CqTB0
彼は『もう、あそこで働きたくない。少なくともMRIは絶対に撮影
したくない!ただ、上司に言っても信じて貰えないだろうから、最悪、
転職するしかないかも…。』と言っていました。
…なんとコメントしたら良いのか判りませんでしたが、彼はそういっ
た冗談を言う人間ではありません。少なくとも彼には『それ』が見えた
し『凄い臭気』も感じたのでしょう。彼は口に出して言いませんでした
が『その時、病魔が乗り移った』のでしょうか?
(以上です。長文、失礼致しました。)
244:本当にあった怖い名無し
06/01/19 23:11:49 zYuRXdCg0
>>153
レスありがと
そういうのって現実にあるんだね・・
俺があなたの立場だったら可哀相だけど関わりたくないから無視しちゃうかも(-"-)
245:本当にあった怖い名無し
06/01/19 23:36:26 wwWH0nMlO
ところで、なんでコピペが貼られまくったの?
もう埋め?
246:本当にあった怖い名無し
06/01/19 23:50:20 QSNjiFXF0
>>244
コピペをまたいでレスアンカーw
荒らしなんか気にしないつもりだろうが、それは失敗だなw
247:本当にあった怖い名無し
06/01/20 00:11:23 hjK3SUjf0
>>246
何が・・?俺なんか変な事した?
248:本当にあった怖い名無し
06/01/20 00:15:39 +rr1ngbF0
お前のあの事をあいつらにばらされたくなかったら
黙って下記のスレに移動して下さい。
死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?119
スレリンク(occult板)
ほんのりと怖い話スレ その27
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249:本当にあった怖い名無し
06/01/20 00:30:05 Tmtr8CtIO
>>248
だって俺が投下したい話はほんのりといった感じじゃないし、かといって今の洒落怖に行っても叩かれるだけだし。
ここしかないじゃん?
言ってる意味わかる?
250:本当にあった怖い名無し
06/01/20 00:31:43 46ljWkLc0
じゃあ早速その投稿した話とやらを
251:本当にあった怖い名無し
06/01/20 00:32:26 46ljWkLc0
×投稿した話
○投下したい話
252:本当にあった怖い名無し
06/01/20 00:39:06 hjK3SUjf0
>>249
怖い話をちょうだい
253:本当にあった怖い名無し
06/01/20 00:51:01 vgkk702I0
>>249
ほんのりに投下することに何か問題でも?
別に怖くても問題ないし、それほど怖くなくてもよいし。
254:本当にあった怖い名無し
06/01/20 00:54:01 IeDzcOS60
>>253
確かに。怖かったら洒落コワに転載されるだろうし。
255:本当にあった怖い名無し
06/01/20 01:00:50 hjK3SUjf0
>>249
あなたのしたいようにすれば良いよ
256:本当にあった怖い名無し
06/01/20 01:10:41 xpYO51qJ0
日本人拉致、北朝鮮への不正送金、韓国による竹島の不法占拠、等、現在日本と南北朝鮮との間には、さまざまな問題が山積みです。
しかし在日韓国・朝鮮人がマスコミに圧力をかけているため、
マスコミは国民に真実を報道しないどころか偏向報道を行い、正常な世論形成の為の大きな障害になっています。
ですのでこれらの問題の解決をするためには、在日韓国・朝鮮人の圧力を排除しなければなりません。
しかし世間には「在日韓国・朝鮮人に対しては批判することすらタブー」
という風潮があり、在日韓国・朝鮮人も、必ずと言っていいほど自分たちへの
「批判」を「差別」にすり替えるために、在日韓国・朝鮮人への批判や対処をためらいがちになっています。
ですので南北朝鮮との数々の問題を解決するためには「まず国民に真実を知らせ、
在日韓国・朝鮮人への批判や対処をしやすい風潮を作っていく」ことが最優先課題だと思われます。
我々の力だけで全ての国民に真実を知らせること、法律や制度を変えることは
困難かも知れません。しかし、「在日韓国・朝鮮人に対し、真実に基づいて正当な批判をしている多数の人間がいる」
ということを世間に知らしめるだけでも、風潮を変える大きなきっかけになるのです。
257:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 01:55:56 phTZ3kIL0
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713 名前: その1 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 02:28:55 ID:p7EuUifD0
大して怖くも無い話だが、実際にあった少しおかしな話をする。
職場で残業をしていると、よく遊ぶツレからメールがあった。
「おまえ昨日の夜、俺の家に来たか?」と書いてあった。
オレは仕事で忙しかったし、言葉自体意味不明なので、
「行ってないが、何かあったのか?」と返したら「それならいい」と返してきた。
なんだか少し気になったので、仕事を切り上げてそいつの住んでる少し古い
マンションに行ってみた。ツレは突然来た俺に少し戸惑いつつ、喜んでいるようだった。
ツレは「どうしたんだ?」ととぼけるので、それはこっちのセリフだと。
「メール見たけどなんだアレは?」というと、ツレは黙って俺の背後、
部屋の入り口辺りをおもむろに指差した。
「そこにな、昨日の夜、誰か立ってたんだ…」という。ちよっとゾクっとしつつ、
「誰かって誰だよ」「それはわからん……かったけど実はわかった」
「は? 話早いな?」「今朝方まで誰かが立ってるってのはわかってた。
だから中々寝れなくて、それでも空が白みかけてから寝れたんだ。
ところが朝の6時ぐらいに電話が鳴った」「どこから?」
「母さんの親戚のお姉さんが亡くなったって。病気とは聞いてたけどな」
「じゃあ、そのお姉さんがお前に会いに来たのか?」「らしいけどよ…でも俺、
そのおばさんのこと全然知らないんだよな。顔もろくに覚えてないし…」
といぶかしがる。とはいえそれはそれ。どうせそいつのことが心配だったのだろうと
勝手に解釈し、「まあ付き合いが少ない親戚なんてそんなもんだろ。原因わかって
よかったじゃないか」と流し、いつのまにか俺たちは酒を飲んでいた。
258:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 01:58:53 phTZ3kIL0
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714 名前: その2 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 02:30:31 ID:p7EuUifD0
話もいつのまにか世間話に変わっていた。気が付けば時計は夜中の一時をさしていた。
俺が話を切り上げて帰ろうとすると、そいつは「今日は泊まっていくんだろ?」という。
何が悲しくて昨日何かが出た部屋に泊まらねばならんのか。俺はさっさと上着を着る。
するとそいつはすがるような目で「正直、ちょっと気持ち悪いんだ…」と泣き言を抜かす。
だがそれはこっちも同じ。「出たといってもおまえの親戚だろ? 手ぐらいあわせて
やれば消えるさ」「いや、でも本当にそうかはわからんし…」
言われれば確かにその通り。だけどオレは霊媒師でも修験者でもない。本当に出られ
たらマジ怖いし、対処もできない。「そういえばおまえの母さんはどうした? 見てないのか?」
「母さんは今朝から葬式にいって、まだ帰ってきてないから、この家俺一人なんだよ…」
これは参ったな…と思った。が、怖いことに変わりは無い。それに俺は白状ものだから
「何かあったら電話かメールしろよ」と、そいつのマンションから急ぎ足で逃げ帰った。
259:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:01:35 phTZ3kIL0
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715 名前: その3 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 02:32:47 ID:p7EuUifD0
そして次の日の夜、またメールがあった。
「おまえ、昨日の夜、俺の部屋に戻ってきたか?」という、例によっておかしなメール。
もちろんそんなことは無いので、再びツレの家を訪ね、何があったのかと聞くと、
隣の部屋の冷蔵庫の上に乗っていた箱が落ちたという。
見ると、冷蔵庫の上には菓子箱がいくつも乗っていた。
「なんだ? これが落ちたのか?」
「おまえが帰って一時間ぐらいしてからドサドサって音がしたから
おまえが忘れ物でもして戻ってきて、何か落としたのかと思ったけど
それっきりだったからな…」という。
開けてみると箱の中には糊とか、ふりかけが入っていた。
「で、これを俺が引っ掛けて落としたと…」「戻ってきてないのか?」
「忘れ物もしてないしな… ていうかさ、大体引っ掛けて落とすも何も無理だろ」
「まあ、そうなんだよな…」
そうなのだ。そもそもその冷蔵庫は高さ2メートル近くあって、その上に乗っている
箱に身長170のオレが触れるには、手を伸ばさないとムリ。戻ってきたとしても、
偶然引っ掛けて荷を落とすなんてありえない。
「で、これが全部下に落ちてたのか?」「落ちてたというか、この紙の箱の下にしいて
あった、鉄製のクッキーの箱だけが 落ちてたんだ…」「ますます絶対ありえねー
つーか何? 霊がダルマ落としかよ?」「ポルターガイストとかいったっけ?」
「知らんけどさ、で、その後何か出たのか?」「足音を聞いた気がするけど…夢かもしれん…」
「一度お払いでもいった方が良くないか?」 「うーん。どこへ?」「近所の神社とか…」
「うーん… まあ、今日は母さんが戻ってきてるからちょっと様子見するわ」
「そうか。まあ大丈夫ならいいけどさ。また何かあったらメールしろよ」
「ああ、そうするよ」
260:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:02:42 phTZ3kIL0
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717 名前: その4 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 02:38:51 ID:p7EuUifD0
それから何事も無く数ヶ月が過ぎた…。
そいつからは以前のようなおかしなメールは来なくなったし、お互いあのときのことはいわなくなった。
そしてまたしばらくして、そいつがそのマンションから引っ越すことになった。
オレも引越しの手伝いに狩りだされ、荷物を一通りトラックに積んで何往復かして、やっと最後の荷物
を積み終えてオレは助手席に座った。ツレは運転席に座って車を出すときになって、 マンションの自分
たちのいた部屋を横目にしみじみ呟いた。
「やっとここから出れるな」
「ここボロだからなぁ…」と言うと、「いや、ここはそれ以前にちょっとおかしいからな…」と真顔で言う。
オレは以前のことかなと思い、「ああ、あのときのことか?」とふると、そいつは「いや、実はココ、
アレだけじゃないんだ…」という。 「なんだ。まだ何かあったのか?」というと、「まあそれはおいおいな…。
今はとにかくここを出れたことが嬉しいよ」と しみじみ呟くそいつの顔は本当に晴れやかで嬉しそうだった。
オチありませんが、友人宅に出られた方の冥福を祈りつつこれで終わりです。
261:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:05:11 phTZ3kIL0
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731 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 12:15:22 ID:TEXzO9aO0
実体験なんだけど、あまりに長いから途中で書くのあきらめたやつ貼るね。
2週間位前の話。
9時頃、仕事から帰って来たら誰もいない。んでお膳を見たら
手紙がありました。
『みんなでご飯食べに行ってきます☆』
借金まみれなのに何してんだよと思いつつ、
まぁいつもの事だしと思って自分の部屋に篭って
ご飯食べたりネットしたりしてました。
明日は休みだから夜更かしだ~♪と浮かれていると、
突然物凄い異臭が。マジでびっくりしてむせかえるほどの臭さ。
自分は臭いにおいって本当苦手で、自分のうんこの匂いも嫌いなんです。
ツーンとして何かが腐っちゃったようなもう酷い刺激臭。
何だよこれーと嘆きながら様子を見に行こうとしました。
それと同時位にドアから物凄い大きな音が。
「ダンッ!ダンッ!ドンドンッ!!!」
また物凄いびっくりして、平常心を保ちながら
「誰?お父さん…?」
262:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:05:56 phTZ3kIL0
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732 名前: 731 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 12:16:01 ID:TEXzO9aO0
「…」返事がありません。
「何か…すごい臭いんだけど何これ?」
「…」この時、早くドアを開ければいいのに何故かドアノブをしっかり
握ったまま硬直してる自分がいました。
普通、家族の誰かが外から帰って来たら必ず分かるんです。
家の周りは全て砂利だし古い家だから玄関開けるとしたら
「ガラガラーカララン」みたいな音は必ずする。
けど何も音がしてなかった。異臭とドアを叩く(?)音のみ。
私すごいビビリだからどうしようもない。
頭真っ白で立ちすくんでました。
この時までは不審者が…?と思っていたので絶対ドアノブを放しちゃいけないと
思い、力の限り握ってました。
鼻で息するの嫌だったんで口でハァハァしてたら過呼吸気味になって
パニック。
するとまた音が。「ギィ、ギィ、ミシミシ」
これはうちで誰かが歩くと出る音です。
私の部屋の前で音が止まる。
これは、本当にやばい。携帯は持ってないし、パソコンまでは遠い。
何も出来ない。ドアノブを握っている手の感覚がなくなっていき、
同時に何故か怒りが湧いてきて、
「誰だよ!いい加減にしろよ!!」みたいな事を叫びました。
でもそんな事言わなきゃ良かった。
263:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:06:28 phTZ3kIL0
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733 名前: 731 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 12:17:15 ID:TEXzO9aO0
ドアの外にいる何かは、
「かなだ(?)が欲しい・・・」と蚊の泣くような、しかし部屋全体に
しっかり響くように喋ったのです。女性らしい声で。
もう私は気力も体力も限界で、泣きながら言葉にならない声を発していました。
まだその女性は喋ります。
「のりこ(?)があのときxxxx(ここは聞き取れなかった)をはなしていれば
おまえがしねばよかったんだよ くるしいいいいいいいいいい」
私はのりこではない。女はまだ喋る。
「はやくそこからだせ
もう自分もおかしくなってた。思いっきりドアを開けました。
するとそこにはボールペンをノートの上で無造作に延々走らせたような、
黒いモヤのような物体。
264:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:07:01 phTZ3kIL0
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914 名前: 731 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 22:05:30 ID:7EFudo9v0
ごめんなさい。731です。もう別にいいだろうけど書きます。
ドアを開けると、黒いモヤのような物体がうねうねしてました。
ロボットのようにギクシャクしたり、ぼわーんと一部分だけ大きくなったり。
本当、驚いたなんてもんじゃないほど驚愕して、
「んぎっ!!!」みたいな声を出して後ろにもつれながら倒れ
てしまいました。本当、声がまともに出せなくて、
床には何も障害物などないのにうまく立ち上がれません。
何故か死ぬほど怖かったのに気絶とか失神など出来ませんでした。
私はキチガイのようにシーツをひっぱったりバタバタしながらもがいていると、
だんだんモヤが近づいてくるんです。本当きもい動きしながら。
そしてその物体は喋りました。今度は何故か砂嵐と混ざったようなかすれた声です。
「なんで はなれても はなせ ふざけることれxxxxるんじゃない」
「ウゴァァアアアァア!!!!!!!」
精一杯耳を塞いでるのにはっきり聞こえてくる。
この時で持病の喘息が始まったのか、さらに息が出来なく、
私は顔をぐしゃぐしゃにしながら「知らない、知らない、私じゃないよぉぉぉ!!!!」
と必死に叫びました。(声になってなかったかも)
265:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:07:40 phTZ3kIL0
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915 名前: 731 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 22:06:17 ID:7EFudo9v0
その時くらいに、遠くから妹の声がしたんです。
「お姉ちゃん・・・?何してんの?」
え?と思った瞬間、空気が綺麗になるようなスーッとした感覚になりました。
それと同時に異臭もゆっくり薄れていきます。モヤ自体は直視出来ませんでしたが
薄らいでいったように記憶してます。
妹と両親はモヤが部屋に入ってきた時点で帰っていたらしいです。
私の部屋から「ブーン、ブーン」という音と、変な音(これは私の出す声、音のようです)
が聞こえていたようで、父と妹で様子を見に来たのです。
二人は私の様子を見て、重度の発作が起きたと思ったらしく、
すぐさま病院に連れてかれました。段々落ち着いてきて、
息苦しさもなくなって帰宅しましたが、その日は恥ずかしながら
父と母と一緒に寝ました。
それ以来変なモヤは来てませんがもしかしたら幻覚を見てキチガイに
なっちゃったのかなーと心配しましたよ。
ちなみに私の知ってる限りで、のりこという人物はいません。
長くなってすみません。大マジの話です。
266:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:13:18 phTZ3kIL0
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746 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 15:49:06 ID:s4stuOtO0
これは、ぼくが大学の頃の話です。
僕には、霊感のようなものが少しだけあります。
幽霊が見えるとか、聞こえるとか
そんな強いものではないのですが。
その関係で、良く友人から相談を受けたり
していました。
別に僕が解決できたりするわけではないですが、
話すだけでも大分楽になるようです。
その日も、親友のKに呼び出され、
近くの喫茶店でKの知り合いの相談を受けていました。
その人はF木くんといい、
真面目で人の良さそうな感じでした。
「どうしたの?今日は」
僕が聞くと、Kは周りを気にしながら、
小声で話し始めました。
「わりい、A(僕の名です)
ちょっとさ、見て欲しいもんがあんだけど・・・」
Kがそう言うとF木さんは、
左の袖を肘までめくり上げました。
左腕の内側、
ちょうど腕時計をする位置から、
5センチほど肘側に、
奇妙な痣が出来ていました。
267:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:14:18 phTZ3kIL0
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747 名前: 746 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 15:50:58 ID:s4stuOtO0
K「なあ、なんか人の顔に見えないか?」
よく見ると、
確かに人の顔に見えないこともありません。
でも、霊の気配のようなものは感じませんでした。
F木くんの話によると、
ぶつけた覚えもないのに急できて、
痛くもなんともないということでした。
人の顔の痣というと、
映画や漫画でよく、「人面疽(じんめんそ)」と
いうのを見ますが、あんな感じでもありません。
その日は、きっと気のせいだろうということで、
KとF木くんとは別れました。
それから数日後。
またもやKに呼び出され、
いつもの喫茶店へ向かいました。
そこに待っていたのは、
KとF木くんでした。
F木くんは、前に会った時よりも
いくらか憔悴しているように見えました。
「どうしたの、痣消えた?」
僕が聞くと、Kは深刻な顔で
首を横に振りました。
「とりあえず、見てくれよ・・・」
Kが言うと、F木くんは袖をめくりました。
268:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:15:19 phTZ3kIL0
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748 名前: 746 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 15:53:33 ID:s4stuOtO0
「!」
そこには、人の顔がくっきりと浮かびあがっていました。
目蓋を閉じ、口を真一文字に結んだ
男の人の顔です。
鼻ももりあがり、鼻腔まであります。
「なんで・・・」
僕は言葉も出ませんでした。
F木くんの話では、
あれからも少しずつ痣が濃くなり、
昨日あたりからしっかりと人間の顔に
形成されてきたと言います。
「A、何にも感じないのか?」
Kの問いに、僕は頷きました。
僕「霊的なものじゃ、無いのかもしれない
医者には行ったの?」
F「行ったけど、ダメなんです。
原因は分からないって・・・
変なでき物じゃないかって・・・
塗り薬をもらっただけです。
これでダメだったら、手術で切るって」
答える声にも張りがありません。
かといって、僕にもどうしようも無く、
調べてみることを約束し、
とりあえずは帰ってもらいました。
269:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:15:54 phTZ3kIL0
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749 名前: 746 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 15:56:14 ID:s4stuOtO0
家に帰り、色々な本を見てみましたが、
人面疽について書いた本はあっても、
具体的な取り方などはありません。
困った僕は、母方の祖父に相談してみることにしました。
長野に住む爺ちゃんは、ただの農家なのですが、
そういった関係に詳しく、
よくアドバイスなどをくれるのです。
「おお、Aか」
電話をかけると、すぐに爺ちゃんが出ました。
それまでの経過を話すと、
爺ちゃんは相槌を打ちながら
真剣に聞いていました。
話し終えると、
「Aや、その顔はもしかして、
F木くんとやらにそっくりか?」
思いもしないことを聞いてきました。
「あ!」
僕は声を上げました。
たしかに、痣を見たとき、
どこかで見たことのある顔だな、
と感じたのです。
F木くんの顔でした。
コピペ『怖い話・恐い話』より
270:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:16:27 phTZ3kIL0
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750 名前: 746 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 15:57:59 ID:s4stuOtO0
「そっくりだ!確かにF木くんの顔だよ!」
僕が言うと、爺ちゃんは
しばらく黙ってしまいました。
何か考え込んでいるようでした。
「そりゃあ、おそらく・・・
ヤドリギじゃ・・・ろう。
お前じゃ手に余る。
F木くんを連れてこっちに来い」
爺ちゃんは言いました。
「じゃあ、相談して今週末にでも・・」
僕が言いかけると、
爺ちゃんはすぐに声を荒げて言いました。
「今週末じゃ手遅れじゃ!
あれは、脳が出来てからは
成長が早い。
出来るだけ早く、
今すぐ来るんじゃ!」
僕は爺ちゃんの剣幕に、
驚き、慌ててKとF木くんに連絡をとり、
その日のうちに
長野行きの特急に飛び乗りました。
271:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:17:07 phTZ3kIL0
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751 名前: 746 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 15:59:20 ID:s4stuOtO0
電車の中で痣を確認したところ、
先に見たときよりも
さらに顔がはっきりとしてきていました。
目蓋にはまつげもあり、
今にも目を開きそうです。
恐る恐る、唇を指で開けてみると、
中には粒粒とした歯まで生えていました。
F木くんは、ぶるぶると震えて
さらに具合が悪そうに見えました。
特急から電車、タクシーを乗り継ぎ、
3時間ほどで実家に着きました。
そのころにはもう、夜の9時を過ぎていました。
実家では、爺ちゃんが馴染みの坊さんを呼んで
お払いの準備をしていました。
「見してみい!」
僕らが着くなり、
爺ちゃんと坊さんはF木くんの腕を見ました。
爺「やっぱり・・・」
坊「いかん、大分育っとる。
もう、脳まで出来とるんか!」
ほかにも、僕らには分からないように
小声でごそごそ話した後、
さっそくお払いに取り掛かりました。
272:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:17:45 phTZ3kIL0
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752 名前: 746 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 16:01:13 ID:s4stuOtO0
護摩壇の前で、坊さんが読経を始めてしばらくすると。
「われ!生臭あ!
なにしやがる!」
突然、F木くんがわめきだしました。
いえ、良く見ると、
F木くんではなく、
その痣がわめいているのです。
今まで閉じていた目をカッと見開き、
歯をむき出しながら、
狂ったように吠えていました。
F木くんは、すでに意識がないのか、
焦点の合わない目を、天井に向けていました。
僕とKは部屋の外に出されました。
その後、読経とわめき声が
延々と聞こえる中、
僕とKはまんじりともせずに夜を過ごしました。
明け方近くなると、
わめき声も聞こえなくなり、
爺ちゃんと坊さんが部屋から出てきました。
F木くんは疲れて、護摩壇の前で寝ていました。
爺ちゃんは、僕とKに話し始めました。
273:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:20:35 phTZ3kIL0
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754 名前: 746 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 16:04:16 ID:s4stuOtO0
話を要約すると
「ヤドリギ」は「宿鬼」と書き、
妖怪、物の怪といった類のものらしいです。
だから、霊的なものを少し感じる程度の
僕には分からなかったとのこと。
深い森や山奥で、
旅人や遭難者の傷口に種を植えつけ、
長い年月をかけて発芽する。
発芽し、しばらくは普通の青痣と見分けがつかないが、
しばらくすると徐々に宿主と同じ顔を形成する。
さらに、脳ができると、
そこから髄を宿主の脳に伸ばし、
宿主の脳に取り付き、
少しずつ、宿主と入れ替わると。
F木くんの場合は、
脳が形成されたばかりだったので、
なんとか間に合っただろうという話でした。
昼近くに起きたF木くんの腕には、
もう顔はなく、ひっつれた傷跡があるだけでした。
274:本当にあった怖い名無し
06/01/20 02:21:34 4ug6BBu40
このスレも短い命だったね 次スレはもういらないね
275:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:21:36 phTZ3kIL0
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755 名前: 746 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 16:06:33 ID:s4stuOtO0
それから、何ヶ月かたったある日。
僕とKは、なんとなくF木くんの話題になりました。
「その後、F木くんの様子はどおだい?」
僕の問いに、
Kは笑顔で答えました。
「いや、Aの爺ちゃんのおかげで助かったよ。
今じゃあ、ぴんぴんしてるさ」
「ただ、あいつ。
左利きだったような気がしたんだけど、
最近右利きなんだよな・・・」
276:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:22:42 phTZ3kIL0
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768 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2006/01/16(月) 18:26:28 ID:FrrTw6nB0
一人暮らししてた頃、
コタツに入って仰向けでウトウトしてたら
突然金縛りにあった。
と同時に扉の向こうの台所から
「ドンッ!ドンッ!ドンッ」
と壁を思いっきり叩く音が聞こえてきたんだよ。
体を動かせたら途端に音は消えたけど、
気を抜いた瞬間また金縛りにあい、
音もまた鳴ってきた。
扉は閉まっていたが、開いてたらと思うと
今でも背筋が凍る・・・
277:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:24:29 phTZ3kIL0
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769 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 18:40:42 ID:NlUlSjFuO
友達の実話です。
女三人で楽しく宅飲みしてた時の事。その中の一人が急に「ジュースが飲みたい」と言いだした。
その時は酒とお茶しかなかったので、「お茶ぢゃダメなの?」と聞き返したら「ジュースがいい!ジュースが飲みたい!」と言うので
「ぢゃ買ってきなよ」と言ったら、「夜だから恐いしみんなで行こ?お願い!」真剣に言うので、しかたなく三人で行く事にした。
770 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 18:49:53 ID:NlUlSjFuO
三人でコンビニに行こうと家を出て少し歩き始めた時、ジュースが飲みたいと言いだした子が急に「ベッドの下に誰かいた‥」
とつぶやいた。「え?!!」「何か動いたんだよね。だからバレない様にみんな外に連れ出したのさ」「…… 。」
あわてた三人は警察を連れて家に戻った。
そして、警察に確認してもらうとベッドの下には‥
斧を持った中年男が「もう少しだったのに‥」
そうつぶやいたそうです。
278:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:26:11 phTZ3kIL0
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784 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2006/01/16(月) 22:15:12 ID:iEFm6rVc0
オカ板の怖いスレをみて昔あった怖いことを思い出したので書いてみます
あれは高校三年生のとき、
僕は部活の遠征かなにかでホテルに泊まることになりました、
ホテルに到着し後輩と一緒に話をしていると突然空中から閃光が発し
パンッ!!という大きな音をたてて爆発しました、
何もない空中が爆発したのです、僕らは何が起きたか理解できず、
一応テレビが壊れた音かとおもいスイッチを入れましたが問題ありません。
その後他の部員にも何度もこの話をしましたが信じてもらえません。。。
あまり面白くない話かもわかりませんが
本当に何が起こったのかわからないのでこの板に書き込みました・・・
279:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:28:00 phTZ3kIL0
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785 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 22:25:52 ID:SoGFjfIJO
別スレに初めて書いたら雰囲気悪くてスルーされたのでこちらに書きます
祖母から聞いた昭和の初期の頃の話
祖母がまだ15才位の時の話らしいです
彼女(祖母)の同級生の友達の母親が他界しました
着物の似合う綺麗な人だったらしいです
通夜も無事に終えて祖母が帰ろうとすると友達に引き止められました
友達の話では「一人でいるのが恐い」との事友達の父親は戦争で他界、兄弟はどうだったか忘れましたが家にはいなかったらしい
その晩、祖母は友達と二人で泊まる事になったらしい
祖母は夜中に目を覚ましました
物音で起きたらしいです
ズ…ズズ…と何かを引き摺るような音…
その音は着物を引き摺る音でした
友達の母親が歩き回っているのです
祖母は死んだ母親と目が会いました
心臓が止まる程恐かったけど勇気を出して言ったそうです
「何か伝えたい事でもあるの?」
すると母親は祖母の耳元に近づいてきました口に手を添えて耳打ちするようなポーズを取り
「うぅぅぅぅぅぅぅぅ…」とだけ一言いいました
耳に息がかかり、はっきりと聞こえた
か細いけど甲高い声で、はっきり聞こえたそうです
友達の母が何を伝えたかったのでしょうか
文章がヘタで恐さが伝わらないかも知れないけど私が聞いた一番恐い話でした
280:41
06/01/20 02:29:54 DSmlkeH5O
彼女から聞いた話
彼女には多少霊感があるのだが、それを知ってか知らずか、上司が相談にきた。
上司、「最近、右肩がやけに重いんだけど、
どうかしたのかぁ?いきなりだし不思議だよ(笑いながら)」
その時、彼女には上司の右半身が黒いモヤで霞んで見えていたが、
その正体がわからないので適当にごまかし、「気のせいですよ。」と、答えた。
その後、上司を覆うモヤは日に日に濃さを増し、右半身が真っ黒に見えるようになった。
彼女はこれはマズイと思い、Aサンに相談したところ、Aサンは、「可哀想だけど、上司は近いうちに、
右半身にひどい怪我を負うだろう。」とのこと。
彼女が何故かと聞くとAサンは落ち着いた調子で「上司には、どこで貰ったか知らないが、女がとり憑いている。
しかし、私が祓おうにもその女の指が上司の肩口に根元までめり込んでいて、祓えない。
逆に怒りに触れて、私(Aサン)がとり憑かれてしまう。」とのこと。
その上、Aサンは「あなた(彼女)が上司のコトを気に掛けていると、
女に感付かれ、とり憑かれてしまうわよ。」と言われた。
Aサン曰く「あの様な質の悪い霊に自ら首を突っ込むコトは出来ない。
上司には可哀想と思うが、力になれない。」と、言っていた。
数日後、上司のモヤがいきなり消えており、彼女がどうしたのか聞くと、
家族で奥サンの里の法事に帰った際、坊主サンが自分を見るなり突然
「あなたには、女の霊が憑いている!すぐに祓わなければならない!」と言われ
法事の後、数人の坊主から一晩中お祓いをうけたと笑いながら語っていたとのこと。
このコトをAサンに話すとAサンは「上司には必死に抵抗している守護霊が見えてたので、
それが幸いしてなんとか助かった様だ。だから、守護霊には感謝しなければいけない。」と教えられた。
それと、質の悪い霊はあまり見かけないが、どこにでもいる可能性があるから、
常々、肝に銘じておくコトと、ひどいモノには本人の死だけでなく、
周りの人間をも絶望に追いやり自殺や廃人するコトもあると言われたそうだ。
281:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:29:56 phTZ3kIL0
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822 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 03:17:31 ID:pr6y2A000
うちの実家の倉庫に何かいる、と思う。
二階建で一階は車庫として利用している。
二階には使わなくなった物が置いてある。奥には六畳の部屋とキッチンがある
誰が使ってもいいように茶のみセットやコタツ座ぶとんなんかがある
出来たばかりの時は嬉しくて友達を呼んでお泊まり会をやった。
最初は盛り上がっていたけど時間がたつに連れてみんな口数が少なくなって来た
私も何となく気分が悪いので深夜にもかかわらず自分の部屋に移動した。
兄が友達を連れて来ても同じ。
建ててから三年たつのだが家族の者も余り二階には行こうとしない。
正月に家族でコタツを囲んでいた時になにげに倉庫の話をしたんだが
皆同じ答え、あの時に泊まった友人が後日言いにくそうに言った事と同じ。
「キッチンの所から誰かに見られているような気がする。」
姿を見た人はいないのだが頭の中にイメージすると「男の人」が浮かぶそうだ
もちろん私も同じイメージが浮かぶ。
うちの土地は先祖代々ず~と同じ場所で過去になにかあった等の話はないのだけど
倉庫がある場所は池だった。
倉庫を造る為に数メートル先に池をうつしたのが原因ですかね?
282:本当にあった怖い名無し
06/01/20 02:39:23 phTZ3kIL0
>>280
憑いている霊にバレないように伝えることはできないのかな?
「あんた憑かれてますよー」ってメール送るとか?
ダメ? 絶対バレる?
283:本当にあった怖い名無し
06/01/20 02:41:24 fIe9z0ijO
前スレからのコピペに何の意味がある?馬鹿か。
284:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:53:05 phTZ3kIL0
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名前: コンコン1 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 03:40:51 ID:gDmsj/9w0
俺がガキの頃、お盆時期に九州の親戚の家に遊びに言った。
そこはオヤジの実家で、親戚の家が近くに沢山あるので、親類が集まると、それは
大変な人数になってしまう。しかも俺も含めてガキが沢山いるので、みんなで泊まると
なると部屋がいっぱいなので、親御さんたちが車を出してくれてみんなで海に
遊びに行った。昼間は海で遊び、夜は海岸の近くのホテルにみんなで泊まったのだ。
部屋は男子グループと女子グループにわけられ、子供たちの部屋は廊下の一番奥の
配置された。俺たちが騒ぐのがわかっていたからだ。そうして親連中はその隣の部屋に
泊まった。俺たちは昼間は散々海で暴れたけど、まだまだ元気があまっていたから
枕投げをやったりしていた。さらに野郎ばかりで騒いでいても飽き足らないので、
俺たちは女子の部屋にも乱入して枕投げをやった。で、ひとしきり騒ぎおえた俺たちは、
みんなで茶を飲みながら深夜のテレビをみていた。
すると誰かが、「もっと女子をからかおうぜ」といって部屋を出て行った。
そしてすぐに戻ってきた。「何やったんだ?」「女子の部屋ノックして逃げてきた」
「ああ・・・なるほどねー」と笑っていると、すぐ俺たちの部屋のドアがコンコンと
ノックされた。「女子が来たな」と笑いつつ、そいつはすぐ部屋を出て行った。
そして男子と女子のコンコン合戦が何度も続いた。女子たちも「もうやめてよねー」等と
いいながら楽しそうだった。 だがそんなことを何度も繰り返せば飽きが来る。
時間も遅かったので、俺たちは布団をしいてテレビをみながら半分寝かかっていた。
すると、また女子がノックしてきた。
285:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:53:52 phTZ3kIL0
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824 名前: コンコン2 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 03:41:36 ID:gDmsj/9w0
コンコン
「あれ、なんだあいつら?」「結構しつこいな、この遊び気にいったのか?」
「かまってほしいんじゃねー?」
そんなことをいいつつ、俺たちも廊下に出て、ノックを数回返した。
だが時間も一時をまわっていたので、それもすぐにやめた。眠かったからだ。
それでテレビをみながら30分ほど過ぎ、部屋の電気を消そうとしたとき、
女子たちがノックもせずに入ってきた。しかもちょっと怒っている。
「もう、いい加減にしてよね。何時だと思ってるの! 叔父さんたちに怒られるよ!」
だが俺たちがノックをやめてしばらくたっているから女子らの言葉の意味がよく
わからない。「はあ? 俺らもうやってないぞ、てか、いつの話だ?」
「今ノックしたじゃない」「やってねーよ、何いってんよ?」「気のせいじゃね?」
「ホントだね。じゃあまたやったら、叔父さんたちに言うからね」「言えばー」
「なによそれ」女子たちは、何度も俺たちを疑い深い目で見つつ、真向かいの部屋に
引き上げていった。そして数分後、「きゃあ!」という悲鳴とともに女子たちが部屋に
飛び込んできた。「なんだ?」「どうした?」「いた! いたのよ!!」
「なにが!」「誰か知らない子がノックしてたのよ!!」「はあ?」
意味が良く分からないので話を聞いてみると、俺たちがノックをやめた後も女子の
部屋はしつこくノックされたそうだ。で、あまりにしつこいので俺たちに苦情を
いってきたわけだ。でも俺たちはそんなこと知らないから「知らない」と答えたわけ。
なので“俺たちがノックしている証拠”を得る為に女の子たちはドアの前で待ち
構えていたそうだ。そしてしばらくすると・・・
286:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 02:54:37 phTZ3kIL0
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825 名前: コンコン3 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 03:43:06 ID:gDmsj/9w0
コンコン!
女の子たちは少しだけ待って、俺たちを驚かせてやろうといきなり扉を開け叫んだ。
「コラッ!」
だが、そこには誰もいなかった。
「あれ?」
そこで女子たちは違和感をもった。ノックされて、扉をあけるまで少し待ったとはいえ
タイムラグは一秒もない。俺たちがノックしていたら、逃げていく俺たちの姿、
もしくは扉を閉める背中ぐらいは見えてもいいはず。でも向かいの俺たちの泊まって
いる部屋に逃げていく姿どころかドアが閉まるところも見えなかった。閉まる音もしなかった。
そこで「ヘンね…」と呟きつつ女子たちは、ドアを閉めた。そしてまた待ち構えた。今度は
鳴らされたらすぐ開けようねと示し合わせていた。ドアはすぐに鳴った。
コンコン!
「コラッ!」女子たちはすぐドアを開けた。だがそこにはやはり誰もいない。
ふと女子が周囲を見ると、向かいの列の向かって三つ目の部屋に、飛び込んでいく
子供の背中が見えた。
「今いたね…」「でも、あれ男子たちじゃないじゃん」「誰? いたずら?」女子たちは
恐る恐るその子が入っていた部屋の前に行ってドアをノックした。ドアは音も無く開いた。
ドアは鍵がかかっていなっかった。だがその部屋の中は真っ暗だった。
女子たちは、ふと部屋の壁にとりつけてある宿泊者名のプレートを見た。名前は無かった。
そこは誰も泊まっていない空き部屋だったのだ。
「なんで…? ここ誰も泊まってないじゃん」「じゃあ、あの子誰だったの…」
女子たちの想像は一つの答えに帰結した。そして女子たちは、悲鳴をあげながら俺たち
の部屋に飛び込んできた。
287:本当にあった怖い名無し
06/01/20 02:59:11 pPxqcqHJ0
>>283
コピペもいいんだし投稿者は神様だから文句言うな!
っていいたい嵐でしょ
288:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:01:56 phTZ3kIL0
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826 名前: コンコン4 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 03:46:35 ID:gDmsj/9w0
「だから、他の宿泊客の子供がいたずらしてるだけだろ?」 「でも部屋には誰もいなかったよ!」
「部屋、真っ暗だったもん!」「あたし子供見ちゃったよ」 「イヤーっ!!」女子たちは興奮して
泣き叫んで大騒ぎになってしまった。
俺たちは、「仕方ないな…」と腹を括ってその部屋の前に行ってみた。なにせ俺たちは
その子供とやらを見ていない。ノックの音も聞いてない。女子らが怖い怖いといっても
全然ピンとこないから、男らしくその部屋の中を調べて何も無いと証明してやろうと
思ったのだ。その部屋の前に行くとドアは半開きだった。一応ドアをノックした。
コンコン。
返事は無かった。確かに空き部屋らしい。「開けるぞ」俺たちは扉を押した。と同時に夏なのに
やたらと冷たい風が漏れてきてゾクリと嫌な感触がした。「なんだ? エアコン付けっぱなしか?」
俺は扉のすぐ横にあった部屋の蛍光灯のスイッチを押した。だが部屋の蛍光灯も、何もつかなかった。
中にはただ暗くてつめたい空気に満ちた誰もいない部屋があるだけ。
「電気つかんの?」「うん」「誰かさ、中の蛍光灯の紐ひっぱれん?」
みんな嫌な顔をした。誰もこの部屋に入りたくなかったのだ。
「なんかさ、寒いな」「うん、この部屋なんかヘンじゃね?」「うん、そうだけどさ…」 部屋の中から異様な圧迫感を感じていた。
「あっ!?」ふと横を見るとみんな泊まっている部屋の方へ走り出していた。 みんな怖かったのだ。「おまえら待てよっ!」
俺も慌てて駆け出していた。 部屋に戻ると女子たちはみんなベソをかいていた。
「どうしよう」「もう(泊まっている)部屋に戻れないよ」「怖いよ…」と青い顔で呟いている。このままでは収拾がつかないので
仕方なく親連中に相談した。 事情を聞いた親連中は、「何バカなことを言ってるんだよ、オバケなんかw」と初めは笑っていたが、
俺たちの説明と、女子たちのただならぬ様子を見て、「わかった。じゃあ女の子たちは、おいちゃんたちの部屋で一緒に寝よう。
入りきれない大人は、女の子たちの部屋に泊まる。それでいいな」ということで、パニクッていた女の子たちはなんとか落ち着きを取り戻した。
289:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:03:29 phTZ3kIL0
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827 名前: コンコン5 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 03:50:19 ID:gDmsj/9w0
翌朝、食堂で用意された朝飯を食べていたら、また女子たちが困ったような顔をして話していた。
「何? またなんかあったん?」「ここにくる途中の洗面所、ヘンな子おったんよ」「ヘンってどんな?」
「なんていうかヘンな子がこっち見てたもん」「自意識過剰じゃね? だいたいヘンって何がヘンなんだよ?
洗面所で歯とか磨いてただけちゃうの…?」「あ… そっか…」「なんや?」「あの子、洗面所の前で歯も磨かず、
顔も洗わず、ず~っとあたしらのこと見てたからヘンなんや…」「うわ、それはちょっと気持ち悪いな…」
「なんか青い顔してたし気持ち悪い子だったもん…」「もうやめてよ…」
そんなことを話していると、「飯食い終わったら帰るからな、すぐ支度せえよ」と叔父さんたちが声をかけてきた。
なんだか本当にイヤな感じになっていた俺たちは、すぐ布団を片付けて車に乗って帰路についた。
帰りの車の中で、叔父さんたちがこんなことを漏らした。
「あの部屋のことな…」「なに? おじさん聞いたの?」「ああ、ちょおと気になってな。ホテルの人に聞いてみたら、
ずーっと誰も泊まってませんって」「ずーっと?」「ああ、なんか、子供たちがノックされたって言ったら」
「○○○号室にはずっと誰も泊まっておりません! って即答だった。まだ部屋番号も言ってないのに・・・」
「え~っと、それってやっぱり…」「まあ、何かヘンなことあったかもしれんな…、あの部屋・・・」
「何かって・・・」「でも、おまえらは見てないんやろ」「うん。俺らはな。女子は男の子見たらしいで」
「ふーん、そっか」「あれ、なんやったんたやろ…」「さあな… わからんけど、 一つだけわかってることはやな、
もうわしらは、あのホテルには泊まらんということや…」「そうやな…」
そうして俺たちは、ミョーに嫌な気分と疲れを残しつつ帰路についた・・・。
九州のホテルの某室に住み着いていたお子様? のご冥福を祈りつつ終ります。
290:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:05:53 phTZ3kIL0
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838 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 10:16:34 ID:leKPO8ZT0
僕が社会人になってからの話です。
親友のKと、J、Yさんの男3、女1人で、
長野の爺ちゃんの家に遊びに行きました。
久しぶりの旅行ということもあり、みんな浮かれていました。
今でも、本当に、行かなければ良かったと後悔しています。
2泊3日ででかけ、いよいよ明日帰るという、
2日目の晩です。
僕らは、肝試しに出かけようという話になりました。
僕はあまり気が進まなかったのですが、
みんなの勢いに負けてしまいました。
爺ちゃんの家からちょっと山に入って行ったとこに、
地元の人が「むくろくり」と呼んでいる川岸があります。
昔は「むくろ送り」と呼んでいたのが、「むくろくり」になったと言われていました。
その岸より上で川に落ちた死体は、必ずその岸に着くという話です。
そこは地元でも有名な霊の出る場所で、
前にその話を僕から聞いていたKが、場所はそこにしようと決めてしまいました。
僕らは爺ちゃんには内緒で、こっそりと出かけました。
田舎の闇は深く、2本の懐中電灯だけが頼りです。
馬鹿話をしたり、仕事の話をしたりしている内に、「むくろくり」に着きました。
なんの変哲もない川辺でした。
多少、霊感のようなものがある僕にも、何も感じません。
291:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:07:47 phTZ3kIL0
スレリンク(occult板)l50 839 名前: 838 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 10:19:09 ID:leKPO8ZT0
僕がほっとしていると、Jが何か見つけたようでした。
「お~い!こっち来て見ろ!なんかあるぞ!」
行ってみると、洞穴がありました。
割と大きな穴で、180センチあるJでもしゃがまずに入れそうです。
僕は何かイヤな感じがしました。
「おい、帰ろうぜ」
僕が言うのも聞かず、
Jは中に入っていってしまいました。
仕方なく、僕とK、Yさんも後に続きました。
しばらく歩くと、割と大きな空間に出ました。
大人が十人は入れそうな感じです。
「昔の防空壕の跡かなあ?」
Jが言いました。
「見て!」
Yさんが、懐中電灯で奥を照らしました。
そこにはお堂がありました。
お堂といっても、小さな30センチほどのお堂で、
とても人は入れません。
薄汚れて、あちこち傷んでおり、何かイヤな雰囲気をもっていました。
僕らは気味悪くなり、誰からとも無く帰ろうという話になり、
出口に向かって歩き始めました。
292:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:08:59 phTZ3kIL0
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840 名前: 838 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 10:21:29 ID:leKPO8ZT0
その時です。
「・・・・わば・・・・まで」
どこからか声が聞こえて来ました。
同時に、僕の背中にイヤな感じがしました。
霊が近くにいるときの感じ。
「毒・・・・わば・・・皿・・・まで」
声は背中から近づいてきます。
僕は思い切って後ろを振り向きました。
声はやはりお堂からでした。
お堂の破れた障子からは、明かりが漏れていました。
まるで、中で蝋燭を灯しているかのような、
ゆらゆらとした明かりです。
そして、お堂の扉が少しずつ開き始めました。
本能的に、「これはやばい!」と分かっているのですが、
体が全く動きません。
開いた扉から、スウっと、何かが出てきました。
包丁?の先のような、尖った刃物。
もしかしたら、日本刀でしょうか?
「キャーーーーーーーーー!」
Yさんが悲鳴をあげました。
同時に、こわばっていた体が、フッと動くようになりました。
僕たちは慌てて、わき目をふらずに逃げ出しました。
293:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:10:26 phTZ3kIL0
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841 名前: 838 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 10:23:33 ID:leKPO8ZT0
僕たちは、へとへとになりながら
爺ちゃんの家までたどり着きました。
「なんだったんだよ!あれ!」
Kが僕に言いました。
「僕だってわんないよ!」
Yさんは周りを見回していました。
「待って!Jくんがいない!!」
見ると、確かにJがいません。
いつはぐれたのかさえ、分かりません。
そこへ、騒ぎに気付いた爺ちゃんが出てきました。
「なにやっとんじゃ、おまえら!こん夜中に!」
僕たちは、爺ちゃんに今あったことを話しました。
聞いているうちに、爺ちゃんの顔色が見る見る青ざめていきました。
そして、
いきなりバキッ!っと僕の頬を思い切り殴り飛ばしました。
「・・・・!」
僕はびっくりして、声もでません。
爺ちゃんに殴られたのなんて、これが初めてだったのです。
「A!おまが着いていながら、なんでむくろくりになんぞ!
行ったらあかんと・・・・
何故あかんと・・・・わからんじゃあ・・・」
最後の方は言葉になっていませんでした。
こんなに狼狽している爺ちゃんを見るのは初めてでした。
294:本当にあった怖い名無し
06/01/20 03:11:33 46ljWkLc0
>>280
Aサンはそれがわかってるのなら
「どこかでお払いしてもらっては?」くらいアドバイスすればいいのに
295:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:13:52 phTZ3kIL0
「大黒の坊主に・・・いや・・・
今日は坊主の集会で京にいっとる日じゃ・・・」
ぶつぶつと一人でつぶやくと、一人で頷き、僕の肩に手を置きました。
「いい、いい。 心配するな、A。
なんとかしてやる、爺ちゃんがなんとかしてやる・・・」
そう言うと、家から塩を持って来ました。
「毒を食らわば皿まで食らわん 皿まで食らわば肝食らえ・・・
毒を食らわば皿まで食らわん 皿まで食らわば肝食らえ・・・」
僕たち3人を並ばせると、頭から足まで塩をかけながら、
何かおまじないのような事を言っていました。
そして、着いて行くという僕を残し、爺ちゃんは一人でJを探しに向かいました。
僕たちは、爺ちゃんの家で、ひたすら二人の帰りを待っていました。
翌朝、Jは一人で裏庭に倒れているのを発見されました。
外傷もなにもなく、ただ疲れきっていて、それから3日間も眠りっぱなしでした。
爺ちゃんは。
「むくろくり」に流れ着いていました。
僕は会わせてもらえませんでしたが、
とても苦しそうな、何か恐ろしいものを見たような表情で
亡くなっていたそうです。
そして、体には何も外傷がないのに、内臓が一切無かったと。
目が覚めたJは何も覚えていませんでした。
ただ、うっすらと
「大丈夫、大丈夫じゃ」
という爺ちゃんの声だけは覚えていると言っていました。
296:本当にあった怖い名無し
06/01/20 03:15:48 A6HraEdNO
コピペくんの執念が怖いです。
297:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:17:09 phTZ3kIL0
869 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2006/01/17(火) 17:00:56 ID:bX/3g9MUO
携帯からなので読みずらくてすみませんが…。
高校の時ある日からいきなり仲の良いメンバーに避けられ始めた。一人は慣れてなくて淋しくて休み時間は大体トイレで時間つぶしてた。たまにドアの隙間から視線感じるし、嫌がらせかな…ってかなり辛かった。
870 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2006/01/17(火) 17:08:12 ID:bX/3g9MUO
しばらくしてから気付いたんだけど嫌な視線はたまによく感じるのね。怖いし学校休みがちになりました。そしたらある日友達からメールきて、学校こないの?みたいな。かなり嬉しかったけど、この時初めて、なんで無視するか聞いたんですよ。
871 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2006/01/17(火) 17:10:53 ID:bX/3g9MUO
かなり雑に書いてすみません。
そしたら友達から電話きて、三人一緒にいるみたいで、ごめんねって泣かれた。で、話し合うってなって後日先生とかも集めてファミレスで話し聞いたんだけど、もう疲れてきたのでオチだけ書きますねすみません↓
874 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2006/01/17(火) 17:21:56 ID:bX/3g9MUO
つまり友達いわく、私に鬼みたいな形相の人がくっついてて怖かったらしい。
私達の事を睨んだりしてたみたい。私だけ気付かなかったよ…。
鬼って本当にいるんですかね
298:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:19:02 phTZ3kIL0
882 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 18:15:04 ID:Nloy1qE60
俺が学生だった時の話。
俺が住んでいたのは玄関が一つで、各部屋が廊下で繋がってる例のやつ。といっても3部屋しかないんだけど。
それで、隣にボロッチイ平家があってお婆さんが一人で暮らしていた。
学生なんて夜中まで起きてて、2時3時くらいになると寝始めるものなんだけど、この隣のお婆さんが朝早い、というか夜中だと思うんだけど3時半くらいから道路を掃き始めたりする。
最初の内は気持ち悪いババアだなと思ってたけど、昼間たまに顔合わせると気さくに挨拶してくれるし、だんだん気にもならなくなった。
そのお婆さんの姿を昼間見なくなっても、俺は気にしなかった。朝方の掃き掃除の音は毎日欠かさず聞こえていたから。
883 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 18:23:34 ID:Nloy1qE60
>>883続き
そんなある日、学校から帰ってみると家の前にパトカーが止まってる。
何かあったのかと思って1階の奴に聞いたら、隣のお婆さんが亡くなっていたと。
一人暮らし老人の孤独な死かよ、と俺も少し哀しい気持ちになった。
道を挟んではす向かいにある大家さんの家から奥さんが出てきたので、詳しい話を聞いた。1週間前に死んで、誰にも気づかれずにそのままだったらしい。ますます気の毒だったが、1週間も隣に死体があったって事が気持ち悪かったのも確かだった。
で、その日の夜も下の部屋の奴のところでバカ話して時間つぶしてた。
そして2時くらいになった頃、
「ボ~ン・・ボ~ン」と壁掛時計の時報の音がどこからか聞こえた。
299:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:20:17 phTZ3kIL0
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884 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 18:30:45 ID:Nloy1qE60
>>883続き
俺達は一瞬固まった。多分隣の家から聞こえた音だったから。
でも、荷物の引き上げもまだだったし、電池が残ってりゃ時計は動くよなって事で、怖いより侘びしい話になった。主人の居ない家で動き続ける時計って無気味さより侘びしい感じが強かった。
雰囲気も白けてきたので、俺は2階の自分の部屋にいって寝る事にした。寝つけなかったので、本を読み始めたら面白くて、1時間くらいしてからやっと眠くなってきた。
電気を消して布団に潜り込むと、「ザッ・・・ザッ・・・」と音がする。
俺は風でも強いのかと思っていた。けど、風で枯れ葉が煽られてる音じゃない。規則的に「ザッ・・・ザッ・・・」と音がする。
886 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 18:38:53 ID:Nloy1qE60
>>884続き
俺は一瞬混乱した。
あれ?あれは掃き掃除してる音か?エッ。
そういえば・・・俺は思い出した。この1週間、夜更かしして寝入る時、この音は毎日聞こえていた・・・じゃあ誰が道路の掃き掃除してるんだ?
俺は相当ビビリながらも布団をかぶったまま窓枠に手をかけた。
キーっと小さくきしみ音させながら少し窓を開けた。そーっと下を見る。
誰もいなかった。あの音もしない。街灯に照らされた道路はやけに平板な、白々しい感じだった。
なんだ、気のせいかと思って、俺はもう少し窓を開けて、今度は上半身乗り出す様に下を覗いた。
300:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:21:26 phTZ3kIL0
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887 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 18:47:48 ID:Nloy1qE60
>>886
最初は意味が分からなかった。風のせいだと思った。
そして、意味が分かった時には電灯つけて布団の中に潜り込んでいた。
枯れ葉が、まるで集団組み体操してるみたいに一斉に右へ行ったり左へ行ったりしてるんだ。そうしながら1点に集まる。
すると、別の場所に散らばってる枯れ葉が又一斉に右に行ったり左に行ったり・・・・
あのお婆さん、まだ掃き掃除やってるんだ。死んだ事に気がついてない。「ザッ・・ザッ・・」掃き掃除の音がまた聞こえる・・
その時、あの壁時計の音が聞こえた。「ボ~ン・・ボ~ン・・ボ~ン・・ボ~ン・・」4回鳴った。
すると掃き掃除の音が止んだ。
なる程、30分間の掃除が日課だったんだな、と、俺は怖がりながらも感心した。規則正しい婆さんだった。
301:コピペ『怖い話・恐い話』より 894 名前: はじめての公園1
06/01/20 03:29:00 phTZ3kIL0
昔、職場のちょっと強引なヤツに誘われて、何度かサバゲをやったことがある。 とはいえ、昼間にそこらでやると、
色々とまずいので、深夜の人気のない公園でやることが多かった。で、その日はいつも団地の中の公園ではなく、
ちょっと町外れの溜め池の側にある公園でやることになった。そこは家からは遠いし、俺は初めての場所だったが、
つくと既に霧が出ていてちょっとアレな雰囲気だった。「えーっと、ここでやるんだ…」「うん、広いし人通りもないから
ガンガン撃てるぜ」 「ま、そりゃそうだけどさ…」そんなことを話していると、誰となく「ここ出るんだよな…」
と漏らした。もちろん俺は何も聞いてない。そもそも街灯もろくにない、真っ暗な溜め池の側の公園なんて、
ただでさえ薄気味悪いのに洒落にもならない。「それマジ? 俺初耳なんだけど…」「えっ? マジ知らんの?
ここ結構有名だよ。男に殺されて池に沈められた女の幽霊でるって噂」「うっそやろ! 俺マジ聞いてねーよ」
「うわダセ!」「いや、ダセとかじゃなくてさ、俺そういうの マジダメだから帰っていいか?」「えーっ? 本気で
いってんのかよ」「当たり前じゃん!」俺的にはかなりマジだった。そもそもそういう場所は、そういうモノたちの
縄張りなのだと思っている。だから悪戯にテリトリーを荒らせば痛い目を見る。だから関わりたくないと思うのだ。
するとソイツは周囲に目配せしつつ、「うそうそ、ネタだよ、な」とやりだした。なんとなく嘘くせーと思いつつ
「ホントにか?」「ネタネタ。ていうかさ、アレの噂はここじゃないだろー」「あれって確か、この池と丘を挟んで
もっと向こう側の話だろ。ここじゃねーよ」「本当かよ?」「おまえ、怖がりだなー」「ああ怖いよ、アホなチンピラなら
殴れば いいけどオバケは殴れないだろ」「なら撃てば?」「BB弾当たるわけねーじゃん」「少しやるだけだよ」
「ヘンなことあったらすぐ帰ればいいだけだしさ」「せっかく集まったんだし、今更帰るとかいうなよ」とまあそんな感じで、
とにかく連中はどうあってもゲームをやりたいらしくて押し切られる形で俺もゲームに参加した。だけど先ほどの話が
怖いから、なるべく他の連中と一緒に行動して、単独行動は避けた。そうしてしばらくの間、雑草の中に身を隠し、
やぶ蚊を気にしつつ、バチバチとやりあっていた。
302:コピペ『怖い話・恐い話』より 895 名前: はじめての公園2
06/01/20 03:30:29 phTZ3kIL0
そうしているうちに、先ほどの話も忘れかけていたが、2回目のゲームが終ったあと、みんなで集まっていたがちっとも戻ってこない奴らがいる。
「あいつら狙撃ばっかだからな… どうせまた終りに気付かず、ブッシュにもぐってんだろう」となって、みんなで探しにいこうとしたとき、そいつらが戻ってきた。
「遅かったな、終り気付かなかったか?」声をかけると「もう帰ろ、ここダメだ」そいつらはいきなりそんなことを言い出した。
「は? 何が?」「女出た。ヤバイ、ここマジヤバイ!」「女? は?」初めはみんな、その意味がわからなかった。
「俺ら、そこのブッシュに入ってずっと狙撃のタイミングを見てたんだよ。そしたら誰かくるからさ、おまえらかと思ってみたら白いワンピースの女なんだよ」
「は?」「仕事帰りのOLとか?」「なんでこんな夜中の一時にワンピの女がこんな霧だらけのブッシュの中に入って来んだよ!?」
「今2時だな…」「うっ…」「俺、『こんばんは』っていったけど、まったくこっち見ないで目の前を通り過ぎて池の方にいっちまったんだぜ!」
「へ、へー… それはまたヘンな人だな…」「それになんだか嫌な感じがするから回り見たらさ、木の上にさ着物来た女が立っててジッとこっちみてんだよ!」
「ゲッ!?」「木の上?」「どこら辺の?」「いいから見るなっ!」「ちょ、それなんかの見間違いじゃねーの?」すると一緒にいたもう一人のヤツが、
「俺ワンピのは見てないけど、木の上の女はみちまった… あれヤバイ…」「マジ…」「あそこの辺だけど」「だからいうな! 指さすな!」「あっ…」「なんだよ」
「あいつ、こっち見てるように見えるけど…」「嘘だろ!」「ほら、あの藪の中のポコッと出た木の辺…」「あそこ、先月首吊り見つかったところだな…」
「は?」「首吊り?」「マジで?」「新聞載ってたから…でも、本当に出るんだな…」「知ってたのかよ!」
「いや、噂は聞いてたけど幽霊が本当にでるなんて知らんかったし…」
「なんでこんなとこでやるんだよ!」「だって前の公園いい加減飽きたし」「アホかもう、ここダメ! 本気ダメ、もう帰るっ!」
「うわ、きたね、先に逃げるなよ!」見てしまったやつらは置いてあったカバンを掴むと脱兎の如く車の止めてある駐車場に駆け出し、
俺たちも慌てて逃げ出した。
303:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:31:30 phTZ3kIL0
896 名前: はじめての公園3 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 19:54:42 ID:ZvnGFFQx0
あとから人づてに聞いたりして分かったんだけど、そこあんまり有名じゃないけど
殺人事件に自殺に、謎の水死体と、地元では知らない人がいないぐらいアレな公園でした…。
恐らく彼らが見たのも完全にアレです。本当にありがとうございました。
幸い俺は霊障とか無かったけど、アレはかなりやばかったと思います。
みんなもサバゲとかで遊ぶときはほどほどになー。
一般の人だけじゃなく、そこにいる方たちが、ジィッとこっちを見てるかもしれないから…。
ということで、名古屋の○○公園に浮遊されている方々の冥福を祈りつつ、終わります。
304:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:32:02 phTZ3kIL0
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889 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 19:10:06 ID:92lEwoMs0
このスレみてたら思い出したからカキコしてみる
たしか俺が高校の冬だったと思うんだけど、そろそろ寝ようと思って部屋いったのはいいんだが
部屋に入った瞬間なんかすごく嫌な感じがしてこのまま電気消して寝たら絶対ヤバイって
感じた。そこで部屋をでればいいもののそのときは出るってことも考えずにとりあえず
ガンガン音楽をかけてとりあえずベットに座ってきょろきょろ部屋を見回してたわけだ
そしたら急になんかもう大丈夫って感じてそのあと寝たってことがあった
何もみたわけじゃないけど俺の家から墓場近いし部屋は離れのプレハブで外と面してるから
すげーこわかった 見えるのも怖いけど見えないけどすごく嫌な感じってのはホントに怖かった
890 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 19:17:25 ID:92lEwoMs0
あともう一つ
俺が茶の間で夜中に転寝してたときに夢みたんだけど、その夢の中で俺はまた寝てたんだよ
部屋は真っ暗なんだけど、俺は目がなぜか夢の中で目が覚めた
そしたらその瞬間部屋の四方からすごい勢いでドンドンドンドンって叩かれてるんだよ
すげー怖くて目が覚めたんだけど、起きたばっかのときは夢と現実の区別がつかないくらい
混乱してた 茶の間も暗かったしね それからしばらくは自分の部屋で寝れなかった
305:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:33:15 phTZ3kIL0
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901 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2006/01/17(火) 20:47:51 ID:aRvmSI7qO
365日、晩酌を欠かさない俺のオヤジ。その日はなぜか呑む気がしないと、晩酌をしなかった。
家の者みんな、どこか、体が悪いのかと心配したが、オヤジは「さっき仏壇に手を合わせた時、
おふくろが、頭の中に出てきて、なんとなく」と言った。
俺の祖母になるけど、祖母は生きているし。
「電話してみろ!」と俺の母親に怒鳴るように言った。
母親が受話器を取ろうとしたその時、電話のベルがなり、みんなドキッとした。
祖父からの電話だった。「今、ばあちゃんが倒れて病院に来ているので、すぐ来てくれ」。
その時、家族で免許持ってるのは、オヤジだけだったんで。呑んでなくてよかった。
そして、俺達が病院に着いて15分後に、祖母は息をひきとった
306:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:34:23 phTZ3kIL0
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904 名前: 1/2 投稿日: 2006/01/17(火) 21:05:01 ID:7+I9PgbiO
ここで漏れの体験談を一つ
今まで他人に話したコトは無かったがしこりとして残っていたのでカキコします。
忍び足と気配を消すのが得意だったリア厨の頃の話
深夜に尿意をもよおし二階の自分の部屋から
一階のトイレに行く最中、一階の居間の電気が点いていた。
明かりの中には兄貴がいてコタツの横で座ったままゴソゴソしている。
自分とは対角上なので始めは何をしているかわからなかったが
よく見ると寝ている妹の胸を揉んでいた・・・
905 名前: 2/2 投稿日: 2006/01/17(火) 21:06:10 ID:7+I9PgbiO
激しく欝になりそうだったが、金縛りにあった様に動けなかった。
すると兄貴は満足したかのように胸から手を除けた。
ホッと安堵するのも束の間、兄貴の手は迷う事無く妹の股間に走る
正直、頭が真っ白になったが、「コレはヤバイ!」と思い直し、足音を立ててトイレに向かった。
横目で驚いている兄貴の姿があったが、寝呆けた振りをしてトイレへ入り、
用が済んでトイレを出たら兄貴の姿は無かった。
翌朝、起きると兄貴は普段と変わらなかったが、昨夜のコトを思うと話し掛けれなかった。
ちなみに妹はかなりの醜女だ・・・
307:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:35:48 phTZ3kIL0
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941 名前: 調布のあそこ [sage] 投稿日: 2006/01/18(水) 03:25:16 ID:0vy+GTQS0
これは全然怖くないけどヘンな話し。
東京の調布にあるある場所は、磁場か何かが狂っているらしい。
そこに買い物に行くときは、いつも車で行くのだが、行きは問題ないのに
帰りにデパートの駐車場から出ると、決まってカーナビの北と南が逆になる。
だから、たまにそこ行くだけの土地勘の無い俺は、ついつい間違えて
帰り道を逆走しそうになる。
そして同乗している友人から、何度か「帰るならそっちは逆だぞ」と
たしなめられることになる。
もちろん初めはただの気のせいか、ナビの偶発的な誤作動だと思っていたけど、
先日三回目の買い物の帰り道、再びナビの向きが逆になっているのを見て確信した。
ここは何かおかしい。ていうか、そもそも上空の複数の衛星から情報拾って進路を
出すのに確実に向きが“狂う”ってのがそもそも理解不能だ…orz
308:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:37:03 phTZ3kIL0
981 名前: マンガ耳袋か何かで読んだ話し1 [sage] 投稿日: 2006/01/18(水) 17:40:28 ID:MtOUBh0E0
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昔、戦争(確かベトナム戦争)で酷く損傷した米兵の遺体は、一旦沖縄に運ばれ、
そこで遺族を見れるように修正してから本土に送り返されたそうな。
で、担当の女医がいつものようにバッラバラのグッチャグチャになった兵たちの遺体と
格闘するように切った貼ったの修正を繰り返していると、ボトッと背後で何かが落ちる
音がします。見ると先ほど修正したばかり軍曹の遺体から繋いだ右腕が落ちています。
「ありゃ? ちゃんと繋いだ筈なのになぁ…」と、その右腕を拾い、再び縫合します。
「これでよし!」そして別の遺体を直していると再びボトッという音。「ありゃ?」
そうなんです。しばらくすると、軍曹のウデはまた取れて落ちてしまうのです。
困っていると他の医師が、「○○さ~ん、その右腕別の兵隊さんのじゃないの?」と
笑っています。言われてみると確かにその右腕は年のいった軍曹の左腕と比べると若いし
細い。でも他に腕の余りパーツは見当たらないし、ナマモノだから、あまり時間はかけられない。
仕方ないのでもう一度しっかり右腕を繋いで、「はい、もうとれちゃダメよ」と念押しして、
一旦仮眠室に戻って寝ていると、耳元で声がします。
309:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:38:40 phTZ3kIL0
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982 名前: マンガ耳袋か何かで読んだ話し2 [sage] 投稿日: 2006/01/18(水) 17:41:03 ID:MtOUBh0E0
「ドクター、コレ、チガイマース…。ボクのウデ、コレジャナーイ…」どうやらあの
軍曹のようです。でもそんなことはよくあることらしく、女医もなれたもの。
「そんなのわかってんのよ。でもあんたの右腕見当たらないから仕方ないでしょ…」
「ボクのウデ、チャントアリマース、オイトキマスカラ、ツケトイテクダサーイ…」
そんな声にハッとなった女医が慌てて軍曹の遺体のところに行くと、前につけた腕は
やっぱり取れていて、代わりに別のウデがベッドの上においてあります。
ドクターはそれをいぶかし気に見つつ、周囲のものに、
「ねえ、このウデどーしたの? 誰か持ってきてくれたの?」
というと他の医師たちは皆、知らないといいます。医師は、(ま、いっか!)と
開き直ってさっそく腕を繋ぎます。すると耳元でまた声が聞こえます。
「ドクター、ベリー・サンキュ… アイ・ラヴ・ユ…」「良かったね、軍曹」
そうして繋がれた腕が、再び軍曹の体から外れることはなく、翌日軍曹の遺体は
輸送機に乗せられ、無事(?)本国の遺族の元に帰られたそうです。
戦争で亡くなられた方々のご冥福を祈りつつ、話しを終ります。
310:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:42:43 phTZ3kIL0
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名前: これも某マンガで読んだ話 その1 [sage] 投稿日: 2006/01/18(水) 20:55:51 ID:MtOUBh0E0
ある下町に、二十歳半ばのそこそこ気立てのよい女がおりました。
その女は、きったない不精髭の、でも性格の良いブサ男とつき
あっておりました。ある日、二人でデートをしていると、通りの隅っこに
占い師がおりました。女はその占い師が良く当たると聞いていたので
一緒に見てもらうことにしました。男の手を占い師にみせ、
「あたし、この人と結婚考えてるんです!」というとなぜか占い師は
難しい顔をします。さらに男も困ったような顔をします。
「なにあんた、あたしじゃ不満かい!」「いや、そういうわけじゃないが…」
「なんね?」女が態度のはきつかない男に怒っていると、占い師は「あんたさんねえ
この人との結婚はちょっと考えた方がいいで…」といいます。「なんで!?」
すると男はおもむろに手のひらを開きます。
「これがなによ」「俺、生命線途中までしかないんや…」「えっ!?」
確かに手を見ると生命線は、手の真ん中辺りで不自然に終っています。
「それやと三十ぐらいかの…」占い師がボソリ呟きます。
「あんた今いくつ?」「今、29や…」「……」「ま、しゃあないやろ…、
こないだ受けた定期検診でヘンな影出とったし…、最近調子悪いしな…」「……」
「ウチの家系、男はみんな短命なんや。すまんな…」「すまん言われても…」
それから二人はしばらく無口になりました。
311:コピペ『怖い話・恐い話』より
06/01/20 03:43:26 phTZ3kIL0
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989 名前: これも某マンガで読んだ話 その2 [sage] 投稿日: 2006/01/18(水) 20:56:34 ID:MtOUBh0E0
そしてある日、意を決したように女がいいました。
「あんた、あたしと結婚したいか!?」「そりゃあ…、でも…マズイだろ…」
「したいのか、したくないのかハッキリせい!」「したいけど…」
「よし、なら手をお借し!」「えっ!? 痛てててててっ!! おまえなにすんねん!」
見れば女の手には安全ピンが握られています。「手相なんてね、ただの溝じゃん。
溝が短いなら、つけりゃいいのよっ!」「うわっ!? おま無茶いてぁ<g〇b@4!?」
そして数字後、二人は先日の占い師の前におりました。
「あれ、あんたこの間の… なんか雰囲気かわったの。何ぞあったか?」
「実はこれ…、こいつに書かれましてん」男が恥かしそうに手のひらを
みせると、そこには手首にまで伸びた赤向けた傷がありました。
「うお!? こ、これは無茶だが…」「へへー、こいつ長生しそうでしょw」
「う~む…、まさか…だがこれはもう手相になっとるよ…」
「よっしゃあ!www」女は満面の笑顔で男に抱きつきました。
そうしてその後結婚した二人は、あれから十年過ぎた今でも、仲良く元気に
やっているそうです。
312:本当にあった怖い名無し
06/01/20 03:55:57 JnSNLbZ20
すごい粘着嵐だなw
313:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:12:34 phTZ3kIL0
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705 名前: 投下 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 20:08:37 ID:KTVRGO+HO
類似の既出話もあるかとは思いますが敢えて一つ。
七年前に勤めた会社が倒産し就職難の中、運転手に転身したTに起きた事です。
最初は小さい2t車での仕事だったTも運転手に転身して一年も経つと4t車に乗る様になり、県内だけでなく県外にも足を延ばすようになった。
今から五年程前の雨の夜に隣県から帰る為に県境の峠道を走っていたTは尿意を覚えて山頂の少し手前の広い所にトラックを停めて用を足した。
雨は小雨程度だが霧が出ているし交通量も疎らな峠道にいつになく嫌な雰囲気を感じていたが、用を足してスッキリしたTがトラックに戻ろうと振り向くと・・・・・
助手席側に人が立っているのに気がつき一瞬身を固くする。
こんな真夜中に峠で人が?
恐る恐る観察するTに人影が振り向いた。
若い・・・二十代前半位の女性。
肩までくらいの髪も、どこかの会社の制服と思しき衣類も全部が雨で濡れている。
思わず声をかけようとしたTより先に女が言葉を発した。
「峠を降りた○○まで乗せて下さい」
小さく、か細く・・・
しかしはっきりと聞き取れる声だった。
314:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:13:11 phTZ3kIL0
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706 名前: 投下 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 20:09:59 ID:KTVRGO+HO
女の申し出に一瞬よく耳にする様々な怪談話を思い出すTだったが、その女の何とも哀しく寂しそうな顔への同情が恐怖を上回った。
いいですよ、どうぞ。
そう言うとTは助手席のドアを開けてやり、女に乗る様に促した。
ステップを踏み手摺りに手をかけ女が乗り込む時、ふとTは彼女の足元を見てやっぱりなと感づく。
助手席側や運転席側のドアを開けると室内灯が点くようにしてあった。
光があたれば物体は必ず影を残すはずなのに彼女には影が無かった。
だが不思議と恐怖を感じないままにTは彼女が助手席に座るとそっとドアを閉め運転席へと乗り込み車を走らせた。
走らせながら彼女の横顔をチラチラと横目で伺う。
最初と変わらない寂しげな横顔のまま言葉もなくただ俯き加減に座っている。
意を決してTは彼女に勝手に、独り言のように話しかけた。
悲しい事とか色々あったりしましたか?
「辛い事、悲しい事、何があったのか僕には分かりませんけどこんな所に居ては駄目です。
行くべき所があなたにはあるんじゃないですか?
僕にはしてあげられない事かもしれませんが。」
Tの言葉に彼女は反応を見せない。
315:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:13:48 phTZ3kIL0
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707 名前: 投下 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 20:11:24 ID:KTVRGO+HO
この峠を下り彼女の望む所までにはまだ二十分はかかる。
その間もTは構わず一方的な会話を続けた。
「○○にはあなたの何かがあるのかな?
そこに行ってその後どうするんですか?
またあの峠に戻ってしまうのですか?
繰り返しては駄目だと思います。
次へ進まないと。」
彼女はただ俯いたまま黙っている。
聞いているのかさえ分からないままTは話しかけ続け、ようやく峠を下った。
突然彼女は前方を指差すと「あそこで。」とだけ言った。
なんの変哲もない住宅街への交差点だった。
Tはハザードランプを点けトラックを停めると彼女のほうを見た。
「ありがとうございました。」
微かに聞こえる声だけ残して彼女は消えてしまった。
そしてもう一言、どこからともなく聞こえた「行きます」の声にTは安堵のため息を吐き出し、再び車を走らせ無事に会社に帰った。
316:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:16:38 phTZ3kIL0
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708 名前: 投下 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 20:12:50 ID:KTVRGO+HO
後日、Tはあの峠で起きた事件を同僚から聞いた。
十年前、情事のもつれから当時二十二歳の女性が絞殺され死体が遺棄されていたのだと言う。
当時の彼女が住んでいた町こそTが彼女を降ろした住宅街だったそうだ。
その後あの峠で彼女を見る事もないままTは三年前に子供をもうけ幸せに暮らしていた。
生まれた女の子も大きな病気や怪我もなく明るい元気な子でTは溺愛し娘も父親を慕っていた。
そして今年・・・
峠の彼女の事も記憶から忘れていたTは再び彼女と再会する。
9月の半ば、夜中に目を覚ましたTが喉の渇きを覚え台所で茶を飲み寝室に戻った時だった。
妻の横で寝ている愛娘が布団から飛び出して寝ていた。
なんて寝相だと苦笑しながら娘を布団に戻したその時・・・
娘が眠ったままTの手を握り「ありがとう、あなたがあの時助けてくれたから私は今生きてます。本当にありがとう」
と言った。
彼女の声で・・・
娘の口で・・・
生まれ変わりなのか娘の口を借りただけなのか分からなかったが、恐怖は感じず不思議な温もりを覚えた出来事でした。
私(T)も家族も何ら不幸なく平穏に過ごしてます。
オチなしの怖く無い上に長文失礼。
317:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:19:32 phTZ3kIL0
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399 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 20:48:28 ID:LuhKf2zX0
友人の、フリーライターをしています「Mさん」から聞いた話です。
文章にすると分かり辛いため、仮に「Mさん」を馬淵さんとしておきます。
仕事柄、「凶悪殺人事件」やら「大惨事事故」の取材で、全国各地を飛び回る馬淵さんですが、「事件・事故」の継続取材の依頼があるそうです。事件直後の報道よりも、後の取材から「事件の経緯」や「動機」・・・報道されない、幾つもの出来事があるそうです。
そんな取材の中のひとつを教えてもらいました。
取材は「通り魔殺人事件」についてでした。事件は、地方都市の商店街で起こりました。
昼過ぎの、まだ買い物客がまばらな商店街での惨劇です。
いきなり所持していた出刃包丁で通行人を切りつけ、不幸にも被害者の女性が死亡しました。
駆けつけた警察官に取り押さえられ現行犯逮捕となった訳ですが、犯人は精神障害の病歴があり犯行当時は病院からの処方薬を服用中のため刑事事件としても取り調べ中。
現在も治療中の状況でいわば中断に近い状況だそうです。
318:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:20:32 phTZ3kIL0
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400 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 20:52:02 ID:LuhKf2zX0
犯人の現行犯逮捕により各新聞報道も事件当時の記事しか掲載することがなく、被害者に対して「不幸な事件」として終わっていました。
Mさんが取材依頼を受けたのは、犯行時の様子が商店街の警備用ビデオカメラ(防犯とは言わないらしいです)に撮影され、その中に不可思議な映像が残されているとの情報が入ったためです。
現地に到着し、早速事件現場の下調べを行いました。
商店街は、どこにでもあるような地方都市の駅から続くアケードタイプで、両側に店が並ぶ普通の商店街です。
現地に到着した時間も事件発生時刻と同様のため、まばらな買い物客が行き来する状況です。
アーケードの半透明の屋根から日が入り込み、この場所で悲惨な事件があったことなど想像も出来ませんでした。
現場を何枚か撮影をし、商店街の組合本部へと伺いました。
401 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 20:57:10 ID:LuhKf2zX0
出迎えてくれたのは、組合の副理事の方でした。
事前に取材申し込みをしておいたのですが、電話連絡を入れた時も余り良い対応ではありません。
商店街組合としては、起きてしまった事件は事実として受け止めなくてはなりませんが、
「通り魔殺人」と言う予想不可避の事件のために商店街の「安全対策」や「管理責任」について責任追及をされたくもありません。
言葉が悪いのですが、「事件」から時間が経過した今、敢えて取材により
「忘れ去ろうとしている事件」を出来れば蒸し返したくないのが本音のような応対でした。
馬淵さんは、今回の取材のメインになるビデオテープの確認については、
事前連絡時に組合事務所の人には伏せていました。
組合事務所の応接室に通され、馬淵さんは副理事の方に取材を始めました。
案の定、副理事の方からは組合の善意の協力のような・・・云々の前置きがあり、
「協力した」という内容を必ず記事の中に記載する旨を言われました。
319:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:23:59 phTZ3kIL0
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402 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 20:59:43 ID:LuhKf2zX0
馬淵さんは、事件当時の事を警察調書のコピーをもとに取材を進め、あらかた確認が終わった時に副理事に切り出しました。
「最後に、商店街の警備用ビデオカメラを拝見させてもらえないでしょうか?。」
「ビデオは、警察に状況証拠で提出しています。こちらにはありません。」
「否、私どもに今回情報が入りまして・・・。その内容ですと、事件後に警察に提出された2本の内、警察から返却されたテープの方です。」そう聞き返すと、副理事の方は一瞬躊躇しながら答えてくれました。
「もう1本の方ですか・・・。」
「はい。組合の方から警察に提出された警備用ビデオは、事件の様子が撮影されているものですが、
そちらのビデオは警察関係者から拝見しています。
関係者が言うには、映像内容が悪いため1本は返却されたと説明を受けています。そちらのビデオを拝見したいのです。」
403 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 21:06:37 ID:LuhKf2zX0
馬淵さんは、警察関係者から下調べが終わっている事を一気に説明し、組合事務所にある筈のビデオテープについて言及しました。
副理事の方の、先ほどまでの「仕方なく、協力している」と言う態度ではなく、明らかに困惑している表情に変わりました。
「何故、そのビデオテープを見たいのですか・・・」
副理事は顔色を変えながら、必要無いのではないかと再度聞き返してきました。
馬淵さんにしてみれば、そのビデオテープが今回の取材のメインテーマです。
簡単には引き下がりません。
「目撃者も居る事件で・・・尚且つ、ビデオテープという証拠もある。
犯人逮捕も終了している状況ですから、警察も立件・起訴で終了させたいですよね。
時間を掛けずに処理をするとすれば、その証拠のビデオテープがいくら複数あるとはいえ、
映像が悪いとの理由で返却するのは可笑しいですし、警察関係者からは内容が不明とも聞いています。」
320:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:25:31 phTZ3kIL0
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415 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 22:08:53 ID:LuhKf2zX0
馬淵さんが説明を加えると、副理事は諦めたように話を始めました。
「確かに警察から返却をされたテープはあります。
本来なら警察に提出してしまえば返却されると思っていませんでした。」
副理事は躊躇いながらも話し始めました。
事件直後、警察の現場検証で「警備用ビデオカメラ」に撮影されている可能性があるため、
すぐに証拠資料として検分したそうです。
組合の担当者が立会いの上、犯行時刻のビデオテープを再生してみると
「犯行映像」が克明に撮影されていました。
警備用カメラは、犯行現場の「30メートル程」先の店舗看板の上部に設置されている「カメラA」と、
それよりも少し離れていてアーケード天井に設置されている「カメラB」の
2台が犯行状況を撮えていました。
321:本当にあった怖い名無し
06/01/20 04:26:09 hjK3SUjf0
そんな事してないで、そろそろ寝た方がよろしくてよ?
322:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:26:43 phTZ3kIL0
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420 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 22:17:11 ID:LuhKf2zX0
副理事は、応接室のソファーから立ち上がると奥の事務室に向かいました。
暫くして戻って来た時に、その手には問題のビデオテープがありました。
「これが、そのテープです。」
テーブルの上にビデオテープが置かれました。
「貴方が見たいと言っていたものです。」
副理事はソファーに座り直し、
馬淵さんの目の前に問題のビデオテープを差し出しました。
馬淵さんは、職業柄「相手との駆け引き」が必要なケースが多く。
自分の感情を表に出すことが少ないのですが、
この時ばかりは今直ぐにでも見たい衝動に駆られたそうです。
421 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 22:19:52 ID:LuhKf2zX0
馬淵さんがビデオテープに手を伸ばそうとした瞬間、副理事が話し始めました。
「このテープは、貴方に差し上げます。」いきなりの展開に、馬淵さんは
「えっ!」っと、声を発し伸ばしかけた手を止めました。
副理事は、馬淵さんの態度を見ながら付け加えるように話します。
「このテープの事を、熱心に調査された貴方です。
貴方ならば良い形で使用してくれるでしょう。
これも、貴方の職業意識に感銘致しました。どうそ、お持ち帰り下さい。」
つい先程まで「テープは無い」ような説明をしていた副理事から、
いきなりの提案に戸惑い・・・普通なら躊躇せず持ち帰るところなのですが、
馬淵さんは思わず聞き返してしまったそうです。
「副理事、このテープは処分したいと言う意味ですか?。」
323:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:28:05 phTZ3kIL0
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419 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 22:14:55 ID:LuhKf2zX0
問題の返却されたビデオテープは、現場に近い「カメラA」の方で撮影されました。
再生に立ち会った組合担当者は、
警察官と二人で再生画面を前にして首を傾げるしかなかったそうです。
こう、当時の状況内容を副理事は説明してくれました。
「まあ、正直なところ・・・うちでも困っていました。」
副理事は馬淵さんに知られている事を納得すると、急に流暢に語り始めました。
「警察から返却をされたのも事実です。
しかし、また確認をしたいと言われた時を考えると・・・組合でも処分に困っていたところです。」
どうやらこの副理事は、隠している事にどこか責任を感じていたのではないかと馬淵さんは思いました。
事件性自体も、組合としては困惑していたのは想像が付きます。
それ以上に、事件直後に立ち会った警察官が首を傾げるビデオテープの存在が有り。
挙句には、警察から返却までされているとなれば処分に困るのも頷ける。
副理事という立場でなくても、関係者ならば余計に気持ちの良い物ではない。
副理事も、何か誰かに話せたことで「気が楽」になっている様だった。
324:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:29:06 phTZ3kIL0
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421 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 22:19:52 ID:LuhKf2zX0
馬淵さんがビデオテープに手を伸ばそうとした瞬間、副理事が話し始めました。
「このテープは、貴方に差し上げます。」いきなりの展開に、馬淵さんは
「えっ!」っと、声を発し伸ばしかけた手を止めました。
副理事は、馬淵さんの態度を見ながら付け加えるように話します。
「このテープの事を、熱心に調査された貴方です。
貴方ならば良い形で使用してくれるでしょう。
これも、貴方の職業意識に感銘致しました。どうそ、お持ち帰り下さい。」
つい先程まで「テープは無い」ような説明をしていた副理事から、
いきなりの提案に戸惑い・・・普通なら躊躇せず持ち帰るところなのですが、
馬淵さんは思わず聞き返してしまったそうです。
「副理事、このテープは処分したいと言う意味ですか?。」
325:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:33:51 phTZ3kIL0
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422 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 22:22:14 ID:LuhKf2zX0
「いえ、いえ・・・そんな事はありません。私どもの組合事務所では、
間違って上からダビングをしてしまった事にします。」
副理事は勝手な説明を続けた。
「しかし・・・。」馬淵さんが話を切り返そうとすると、副理事は遮るように
「貴方は見ないのですか?、必要ないのですか?・・・」
暫くの沈黙の後、
「そうだ、これから会合がありました。
もっとお話しをしたいところだが、残念です。」
急に取材の席を立とうとする副理事。
まるで、テーブルの上のビデオテープなど眼中に無いかのようにソファーから離れる。
326:本当にあった怖い名無し
06/01/20 04:33:59 hjK3SUjf0
そんな事を繰返していてはあなたの為にならない
327:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:35:01 phTZ3kIL0
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423 名前: M氏 投稿日: 2006/01/08(日) 22:34:17 ID:LuhKf2zX0
副理事の態度を見て、馬淵さんもこれ以上の話し合いは
無理と考えるしかありません。
「なるほど、よく分かりました。
今日はお忙しい時間の中ありがとう御座いました。」
副理事が先頭になり組合事務所の外に出ようとした時、
馬淵さんは最後の質問をしたそうです。
「副理事、芝居はやめましょう。
このテープは、正しく検証させて頂きます・・・。」
馬淵さんは副理事の顔を見つめ直し、半ば強制的に言葉を続けました。
「どんな映像があろうと、改めて報告をします。」
「たとえそれが、画像の乱れでも・・・不可思議なものでも・・・」
副理事は馬淵さんの言葉を聞いていないかの様に、
入り口のドアに向かい手を伸ばします。
「組合も私も・・・関係ない。それは貴方の物です。」
馬淵さんは追い立てられるように、組合事務所を出されてしまいました。
328:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:36:50 phTZ3kIL0
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485 名前: M氏 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 01:07:17 ID:aCnhnuho0
組合事務所から「無いもの?」として扱われたビデオテープを、
早速確かめようと駅前のビジネスホテルに飛び込みました。
チェックインを済ませ、部屋の鍵を受け取りエレベーターに乗り込みました。
部屋に入り、狭いシングルルームの片隅にあるビデオ内臓テレビに
ビデオテープをセットし、リモコンの再生ボタンを押しました。
ビデオの映像は複数の画面が同時に映し出されました。
幾つかの定点カメラからの映像です。最初は画面を見ても、どれがどこを撮影しているのか把握出来ませんでした。
映し出された画面は「4分割の画面」の上、更に「モノクロ」、そして「警備用カメラ」の画像の為、音も無く「淡々と、映像だけ」が続きます。
多分、商店街組合の担当者や地元の人ならば、見慣れた店や看板でカメラの位置も把握出来るのでしょう。1~2分の間、画面を見ていましたが埒があきません。
そのうち画面の「時刻タイマー」に気が付きました。
329:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:38:33 phTZ3kIL0
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489 名前: M氏 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 01:09:55 ID:aCnhnuho0
警察調書資料を鞄から取り出し、犯行時刻を見直しました。
犯行時刻は「昼の1時38分」。
今映し出されているのは、まだ「1時5分」・・・再生早送りのボタンを押し、
画面を食い入るように見つめていました。
画面のタイマーが犯行時間に近づき、通常の再生スピ-ドに戻します。
当初分からなかった映像も、商店街のどの角度から撮影されているのか大体理解出来てきました。
問題の映像は、モニター右下のフレームです。
画面に目をこらしていると、何人かの買い物客が映ります。
警察調書からは「被害者は35歳の女性」です。
何人かの女性の姿を眼で追いながら「被害者」と思われる女性がカメラ手前に近づいてくるのを確認しました。
丁度、その女性がフレーム画面から半身出てしまった後、右後方から近寄る男の影が映ります。左右に振れているようにも見え、明らかに異様な歩き方です。
330:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:44:28 phTZ3kIL0
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491 名前: M氏 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 01:11:13 ID:aCnhnuho0
被害者まで、距離にして3~4メートルでしょうか?。
モニター画面では正確な距離感が掴めません。近づいた男が、上着の懐から凶器と思われる「出刃包丁らしきもの?」を取り出すのが画面に映し出されています。
事件事故の「瞬間映像番組」を見た人なら分かると思いますが、
これから確実に起こりうる「悲惨な事象」を予感する瞬間ほど辛いものはありません。
馬淵さんも、ホテルの小さなテレビ画面の・・・
そのまた「4分割」された小さなモニター部分を凝視していました。
犯人が取り出した凶器を振り下ろします。
何があったのか分からず、倒れる被害者・・・倒れながらも振り返り犯人と目が合う。
凶器を執拗に振り下ろす犯人。偶然通りかかり、目の前の現実を把握出来ない通行人。
時間にして3~4秒位だろうか、その場を右往左往する人々。
日常のどこにでもある普通の商店街が、悪夢と化した瞬間が音も無く映し出されていました。
331:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:45:05 phTZ3kIL0
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496 名前: M氏 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 01:16:59 ID:aCnhnuho0
犯人が立ち上がり、モニター画面から消えるまでの時間は10秒も無かったでしょう。
モニターを見続けた馬淵さんは、もの酷い嫌悪感に襲われました。
仕事柄多くの事件現場は見慣れています。
「悲惨!」と言われるものにも、自分なりの耐性は出来ているつもりでした。
後味の悪いものを見てしまったという後悔の念だけが残りました。
「チッ・・」小さく舌打ちをし、気分転換のつもりでタバコを取り出し、
部屋にある、備え付けの冷蔵庫の飲み物を出そうとした時に気が付きました。
画像に乱れは無い・・・!
警察関係者からの説明では、返却理由として画像の乱れを挙げていた。
衝撃的な映像のため、我を忘れていたが・・・
以前、警察から見せられたビデオは、確かにアーケードの天井からの撮影されたものでした。天井に設置されているため、事件の全体が撮影されています。
犯行の全体が記録されていた。しかし、細部までは撮影されていない。
何故・・・?、疑問が残る。
332:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:46:50 phTZ3kIL0
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941 名前: M氏 [sage] 投稿日: 2006/01/10(火) 02:56:52 ID:V79VSs/e0
馬淵さんは、火を付けようとしたタバコを灰皿に投げ捨てると、
テレビ画面の前に座り直しました。
もう一度見てみよう。
リモコンの巻き戻しボタンを押し直します。
巻き戻されている映像を食い入るように見つめました。
「シュウッッ・・・」テープの音と共に巻き戻されていく画面。
犯行の状況が逆回転で映し出されていきます。
犯人がモニターフレームに戻り、被害者の姿が映される・・・、
被害者から離れていく犯人。
確かに、普通に撮影されている。どこにも乱れは無い。
丁度犯人が映り込んでくる辺りで再生ボタンを押し、再度「惨劇」を見返す。
繰り返し見ても最初の映像と変わりが無い。
「惨劇」が2回、繰り返されただけでした。
333:本当にあった怖い名無し
06/01/20 04:47:04 ObXe+068O
この人気持ち悪いんですけど・・・・
334:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:47:52 phTZ3kIL0
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945 名前: M氏 [sage] 投稿日: 2006/01/10(火) 02:59:05 ID:V79VSs/e0
ビデオのスイッチを消し、馬淵さんは「ふーっ」と大きなため息を一つ吐きました。
部屋のベットに腰を下ろし、なにも映っていないテレビ画面を漫然と見ています。
今見たビデオに間違いないだろう・・・。確かに「このビデオ」としか思えない。
撮影された角度が違うだけで、犯行の一部始終が記録されている。
いくら小さなモニター画面だとしても、カメラと犯行現場の距離が近い分
警察資料として見たものよりもはるかに犯行状況がよく分かる。
画像のブレや映像の乱れは、2度見返したがどこにも無い。
聞いていた情報と話しが食い違う。
馬淵さんは取材メモを取り出し、先程の取材内容を思い返していました。
何故、これを警察は返却したのだろう・・・?
何故、商店街組合の副理事はこのビデオテープ隠そうとしたのか・・・?
何故、下手な芝居がかった素振りをしてまで、テープを処分したがっていたのだろう・・・?
なにより、これのどこが「問題のビデオテープ」なんだ・・・・?
335:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:49:00 phTZ3kIL0
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947 名前: M氏 [sage] 投稿日: 2006/01/10(火) 03:00:39 ID:V79VSs/e0
狐につままれたような、漠然とした疑問が湧いてきます。
自問自答を繰り返しても明確な答えが出てこない。頭で整理しようとしてもまとまらない。自分が納得出来る説明がほしい・・・。
もう一度、事の真偽を確かめなければ解決しないだろう。
馬淵さんは、ポケットから組合の副理事の名刺を取り出しました。
副理事は、このビデオを見ている筈だ。彼から情報を得る必要がある。
携帯を取り出し、名刺の携帯電話番号を押しました。
「はい。商店街組合です。」女子事務員だろうか?明るい声で応答がありました。
「もしもし、先程取材で伺った馬淵と申しますが、先程はありがとう御座いました。添田副理事はお戻りになっていらっしゃいますでしょうか。」
ところが、馬淵さんからの電話と分かった途端、相手の声の調子が変わりました。
336:死ぬ程洒落にならない怖い話集めてみない?118 より
06/01/20 04:49:40 phTZ3kIL0
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949 名前: M氏 [sage] 投稿日: 2006/01/10(火) 03:01:40 ID:V79VSs/e0
「申し訳ありません。添田は外出しておりまして今日は戻りません。」
「そうですか。実は先程の取材中にお借りしたビデオテープの件で、もう一度お話を伺いたいと思ってお電話したのですが・・・。」
「承知いたしました。明日の添田の予定もあると思いますので、こちらから連絡するよう伝えておきます。申し訳ありません、失礼致します。」
「ツー、ツー・・・・」電話は一方的に切られてしまいました。
明らかに馬淵さんを避けているとしか思えない対応です。
今の電話の様子では、商店街組合に出向いても、取材はおろか面会も無理でしょう。
もかしたら、2~3日は事務所にも現れないかもしれない・・・
そんな雰囲気すら感じられます。