06/03/20 22:36:37 w837TDbQ0
>785
>チャウシェスクの愚策の犠牲になったんだよね。
>彼は人口こそ国力の源と考え・・・。
>「O人までの出産を義務」としたんだ。
>もちろん、貧富の差など関係無しでノルマをこなさないと重罪が待っている。
ちがう。7人の子供を産むと「国民の母」の称号と毎月日本円で約7万円の補助金が出ていた。
しかし、チャウシェスク政権の末期になると経済が悪化し補助金が支払われなくなり、捨て子が増えた。
さらに情況を悪化させたのは法律で避妊や堕胎が禁止されていたので出来たら産むしかなかったこと。
革命前はコンドームがワイロとして通用していた。特に日本製が人気だった。
>衛生状態も最悪で、肝炎ウイルス、エイズウイルス(これは親たちの生活環境が悪かった為だが)に
>感染した子も多かった。
ちがう。食糧事情が悪かったのでまともに食料を買えず、安上がりな方法として栄養失調の子供に
輸血をした。
革命時に民衆が「ソーセージを食わせろ~!」とデモしていたし。
その血液もあちこちの病院で期限切れで不要になった血液やら売血者の血液やらをろくに検査もせず
に持ち込んだものだからエイズやら肝炎やら色々な病気が蔓延する結果になった。
場合によってはエイズ感染の分かって海外で廃棄処分された血液までも輸血していたと言う。
さらに孤児たちの中で容姿が美しいもの、身体能力の優れたものは選抜されてチャウシェスクの私兵団
に組み込まれ、十分な食料と生活の保証が与えられた。
彼らにすればチャウシェスク政権が倒れれば生活できないので必死で革命勢力と戦った。
まさに悲劇…。