06/01/15 16:20:37 0jlvk3Zq0
ご無沙汰しておりました。
蝦夷鹿猟のハンターが林道でスタックしました。
吹雪の中、下り坂でハンドル操作を誤り真っ向から吹き溜まりに突っ込んだ
のです。ウィンチは前部バンパーにあるだけ。下り坂ですから人力で引き出す
のも無理。吹雪もひどくなり、年長者の判断で車の中でじっとして吹雪がやむの
を待つことになりました。
吹雪は収まらず、定期的に無線で呼びかけても雑音しか入ってきません。
携帯食をそれほど持っているわけでもなく、かなり状況が厳しくなりました。
翌日も吹雪の中でじっと待つだけ。
空腹で二人がうとうとしているとき、車に衝撃が走りました。
上の斜面からの雪崩か!と焦って目を覚ますと、表は真っ暗。
恐る恐る年長者がヘッドライトのスイッチを入れてみると・・・吹雪の世界が
目に入ります。
なぜか、吹き溜まりの中にいるのではなく、林道部に車の位置が戻っていました。
二人とも何もいわず、フラスコのブランディを車がスタックしていた所に供え、
帰路に着きました。
この1月7日から8日にかけての話です。
394:本当にあった怖い名無し
06/01/15 16:35:50 1+LVNaNA0
すごい霜柱が立ったんだねぇ
395:本当にあった怖い名無し
06/01/15 17:05:16 YCHu99r00
>>393
無事帰還できて良かったですな
396:本当にあった怖い名無し
06/01/15 17:56:11 msBP3yK50
208 :オンサラスバティエイソワカ(sage) New! :2006/01/15(日) 17:36:39
順調にいけば避難小屋まで小一時間で到着できるはずだ。到着したらひとまず落ち着きたい。
そうふんで切り通しを離れようとしたとき、Cが小さく囁いた「ちょっときてみ」
私たちはCの後について切り通しの裏側へ回り込んだ。
Cが示した大岩の側面には、あきらかに人工的な横穴が開いていた。
穴を覗くと小さな祠が祀ってある。粗野でいびつな形が不気味さを醸しだしている。
穴自体は相当古い時代のものらしく手掘りの形跡がある。直感的に祠は後代のものと判断できた。
「さっき見つけたんだけど、どう思う?」
「ここらへんって山岳信仰あったっけ?おれは聞いたことない」
「ヤジリとか土器のカケラはよく麓で出るらしいよ」
「そうなんだ、、、、となると、、」
後からついてきたBが足元でなにかを見つけて言った。
「うわ、これなに?」
近づいてみると、岩の周囲の地面に白いものが見える。
よくよく周囲を眺めるといたるところに白いものが溶けかけて張りついていた。
地べただけでなく、岩そのものにも付着して溶けたような形跡がある。
Cは固まっていない粉状のものを摘んで眺め、恐る恐る舐めてみた。
「し、塩だ」
おびただしい量の塩がまかれていたのである。
どこかで名前の知らない鳥が「ギョッ」と一声鳴いて飛び去った。
全員が固まった。
続く。
397:本当にあった怖い名無し
06/01/15 18:01:41 6LbyPYXO0
>393
天狗タソ超GJ!
398:本当にあった怖い名無し
06/01/15 18:16:41 bK9Ci5fD0
天狗じゃなくて
仲根かすみだったんじゃないの?
399:本当にあった怖い名無し
06/01/15 18:51:33 adAWne2J0
海に近いところだと風で運ばれた塩が付着する
400:本当にあった怖い名無し
06/01/15 19:10:53 msBP3yK50
400キタ━━⊂⌒っ´∀`)っ━━ !!!!
401:本当にあった怖い名無し
06/01/15 19:25:35 ilOyj2UM0
558 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2006/01/15(日) 02:38:47 ID:msBP3yK50
555キタ━━⊂⌒っ´∀`)っ━━ !!!!
・・・何がしたいんだ?
402:本当にあった怖い名無し
06/01/16 00:15:22 s4enysOs0
>>394
夜中に笑っちまったじゃねえかどうしてくれる
403:本当にあった怖い名無し
06/01/16 02:13:21 IWdnrGRp0
218 :オンサラスバティエイソワカ(sage) New! :2006/01/16(月) 00:56:19
切り通しを後にした私たちは、ゆるやかな傾斜の唐松林をゆっくり急ぎながら
避難小屋を目指していた。
本来の目的は達成できていないが、状況が状況なだけにだれもそのことは口に
しなかった。
そもそも今回の山行を発案したのはBである。彼は偶然図書館で閲覧したすこし
前の新聞にこの山のとある場所でたいへん珍しいモノが発見された、と報じられ
た記事に目を通したらしい。Bはいてもたってもいられず、それをひと目自分の
目で見てみたいとメンバーに力説した。
なんでも、その珍しいモノとは微生物だか菌だかが気が遠くなるような年月を
かけてつくりあげた巨大な蟻塚のような物体らしく、学術的にもたいへん貴重な
モノらしい。場所が微妙なのか奇跡的にだれにも発見されないまま巨大に成長し
ている、と記事は結んでいたそうだ。
話を聞かされた我々は荒涼とした山肌に不気味にそびえ立つ、その異様な物体を
想像した。私がその話を聞いた当時、『超芸術トマソン』を読んだばかりだった
ので、あらぬ方向に想像が膨らんだものだ。そして、それを万一発見する
ことができたら写真を撮って世間に公表しようと画策した。
Cは物見遊山がてら、Aはその分野の専門ということで快諾してくれたのだった。
Bが片足を引きずりながら言った。
「数日前、流れ星をみたよ。飯豊のほうだった」
「それ落ちてるんじゃない?寝る前にJOAKでそれらしい報道してたな」
Cが間髪入れずそれに応えた。
今夜はやけに役者が揃う。
私はとことん楽しんでやろうという気になり、ポケットの中でオピネルを強く
握りしめた。
続く。
404:本当にあった怖い名無し
06/01/16 03:36:45 xJtyWGGb0
いや、もういい。
405:本当にあった怖い名無し
06/01/16 07:39:45 izAME1oy0
>>404
そだね。何日にも分けてだらだら書かれるなら要らないな。それにコピペみたいだし。
最初にコピー元のスレ名を紹介すればそれで済むことじゃないか。
406:本当にあった怖い名無し
06/01/16 16:21:33 1/DSL0b60
>>403
いくつか続けてコピペしたから、残りも義務みたいに思ってコピペし続けているのならもういいですよ。
407:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/16 19:36:35 otduFRv+0
同級生の話。
高校生の時、部活の合宿で山奥の寺に宿泊したのだという。
参加したのは七名で、皆一緒に大広間に寝泊まりしていた。
異変が起こったのは合宿最終日の夜だった。
夜半過ぎ、ふと目を覚ました彼は驚いた。
彼が寝ていたのは広間ではなく、庭に面した広縁だったのだ。
身体中が蚊に食われまくっていた。痒さで目が覚めたらしい。
てっきり悪戯だと思い怒りながら広間に戻った彼は、再び驚くことになる。
そこで寝ていた筈の仲間が、一人残らず寝具ごと消えていた。
大慌てで深夜の寺院中を探し回ったという。
ほどなく皆、無事に見つかった。
一人一人てんでバラバラな場所に、布団を敷いて眠っていた。
目が覚めた仲間は何が起こったのかわからず、皆一様にあんぐり開けていた。
その後は夜が明けるまで、ろくに眠れなかったそうだ。
翌朝、起き出してきた寺の者に報告したところ、
「ああ、よくあることですよ。別に心配要りません」
とさらっと流されたという。
408:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/16 19:38:19 otduFRv+0
知り合いの話。
山仲間と一緒に湿原を歩いていた時のこと。
遠くの方から「おーい」と呼ばわる声がした。
陰々と甲高いその声は、聞いていてひどく気味が悪かったという。
まるで人でないものが人の真似をしているような、そんな奇妙な感じがした。
どこから呼んでいるんだろう?
そう思ってキョロキョロ辺りを見回す彼に向かって、仲間が忠告した。
「反応するな。あれはカバケの声だろう。
呼ばれて行くと、沼に嵌まるっていう話だぞ」
カバケとは河童化けが訛った名称らしく、人を水に引きずり込む類いの妖怪
なのだという。
毎年、麓の川で上がる水死体の何人かは、こいつにやられたのではないか。
そう地元では噂していたそうだ。
二人揃って声を無視することにした。
湿原を抜けてからも声は彼らを追ってきたが、やがて聞こえなくなったという。
409:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/16 19:40:16 otduFRv+0
同僚の話。
持ち山で竹を切っている時のこと。
一本だけ、妙に太い竹に出くわした。
普通の竹の倍はあったらしい。
大きさに躊躇いながらも鉈を入れると、節から盛大に水が吹き出した。
どこにこれだけの水が収まっていたのか、不思議になるくらいの量だった。
竹薮一面が水溜まりとなり、その日の作業はそこで打ち切って退散する。
翌日、家に昔からある井戸が枯れてしまったという。
「あの竹と何か関係があったのかなぁ?」
水道工事の段取りをしながら、彼はそう不思議そうに首を傾げていた。
410:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/16 19:42:28 otduFRv+0
お久しぶりです。
バタバタしております。
現在進行形なのデス。
・・・という訳で、またしばらく来られないかと・・・
気が向いたなら読んでやってくださいまし。
そりでは。仕事に戻るのデス・・・
411:本当にあった怖い名無し
06/01/16 20:30:11 RsQm/MKU0
雷鳥さん、いいお話乙。
同級生の話は不思議だな。
だれも気がつかないってのが、単なる悪戯を超えていて怖い。
布団ごとってことは寂しがり屋の何かがたくさんいて、それぞれの縄張りに引きずりこんだんかなぁ。
ずいぶん忙しそうですがお体には気をつけてくださいねー。
412:本当にあった怖い名無し
06/01/16 20:40:17 ebqgkGCl0
雷鳥タソ乙です
お仕事ガンガッテ下さいマッテルヨー
413:本当にあった怖い名無し
06/01/16 21:03:38 +p8FJIOU0
>>407
枕返しってのはこんな現象をいうのかな?
>>408
「おーい」って話にはバリエーションが多いのねw
とりあえず乙。
お体気をつけてねん。
414:本当にあった怖い名無し
06/01/16 21:09:27 eI80yfroO
雷鳥さん乙です!
>>411
逆に邪魔だから移動させられたのでは?
415:本当にあった怖い名無し
06/01/16 21:40:13 20YRFW8M0
雷鳥さん、乙!
416:本当にあった怖い名無し
06/01/16 22:26:23 ba9lKq8n0
雷鳥さん乙です。
>>407
そんなことが「よくあること」ならたまったもんじゃないですね。w
でもどこの寺なのか気になりますなぁ。
417:本当にあった怖い名無し
06/01/16 22:34:32 oJ0jOdIz0
雷鳥さん乙です~!
久々の淡々とした怖い話、しみじみ堪能させて頂きました。
(禁断症状でチト辛かったですw)
どうかお体大切に。
418:本当にあった怖い名無し
06/01/16 23:21:10 RsQm/MKU0
仏道に帰依したお坊さんは怪奇現象も怖くないのかな。
419:本当にあった怖い名無し
06/01/17 00:30:31 /NfDC/MC0
雷鳥さん作り話乙です。
420:本当にあった怖い名無し
06/01/17 00:44:50 sswwxczg0
ひとりで作っているのだとしたら、
素晴らしい才能だがな。
421:本当にあった怖い名無し
06/01/17 02:48:17 7ndnQPK00
雷鳥一号
大家族説
422:本当にあった怖い名無し
06/01/17 06:07:28 r38hdluF0
雷鳥さん作り話乙でした。
423:本当にあった怖い名無し
06/01/17 12:43:38 dmc/5fkq0
雷鳥一号は集合体で連続体なんだよ
424:本当にあった怖い名無し
06/01/17 14:32:43 3CrI0q1I0
雷鳥一号は株式会社です。
425:本当にあった怖い名無し
06/01/17 14:42:26 qZfFfQ8N0
雷鳥インフィニティ
426:本当にあった怖い名無し
06/01/17 14:49:02 3CrI0q1I0
雷鳥一号一族・・・そして伝説へ
427:本当にあった怖い名無し
06/01/17 15:31:17 sswwxczg0
雷鳥先生の、次回作にご期待下さい。
428:本当にあった怖い名無し
06/01/17 16:48:38 mwG0g1d80
、 l ,
- (゚∀゚) -
' l ` (=゚ω゚)ノぃょぅ
/~~\
⊂⊃ /~~\ ⊂⊃ / ::::::::::: \ ~ ^
........._....,,,,傘傘傘::::::傘傘傘,,,....._....Y.i,傘傘傘:傘::傘傘傘i.i..,,...........,,........
...,,,.. ‡ ....;;;::: : ... ::;; ~~ ...‡ ......:::::::,,:::::: ::::::,.,.,.... ‡
429:本当にあった怖い名無し
06/01/17 16:52:58 lzdvurI90
雷鳥いじりに乗ってみたものの、思ったほど面白くならなくて落ち込んでいる件。
430:本当にあった怖い名無し
06/01/17 21:09:34 jmyTc1r+O
ウハッw雰囲気わるいねどうもwww
ヤッパリ長文氏が来ねぇと駄目かね?
431:本当にあった怖い名無し
06/01/17 23:17:47 6qLA+oQ10
雷鳥さんをだれかが叩くと一気にそのときだけ湧くんだよな。
んでつまらないだけの創作長文書きを叩くと自演や雷鳥さんのせいにするやつが出てくるんだよな。
ちょっと分かりやすすぎるぞ、NW
432:本当にあった怖い名無し
06/01/17 23:35:00 XeCm0IVP0
誰が誰を叩こうが、そんなことはどうでもいい。
山にまつわる怖い話が読めさえすれば十分だ。
それ以外このスレには必要無いだろ。
433:本当にあった怖い名無し
06/01/17 23:40:06 gczShvQ30
山にまつわる怖い話、不思議な話が読めさえすればそれでいい。
書き手が誰であれ、味わい深い話であれば大歓迎だ。
執拗にコテに粘着する基地外の戯れ言は他もしくは脳内でやってほしい。
434:本当にあった怖い名無し
06/01/17 23:47:08 jmyTc1r+O
432-433
もっと早く出てこいよ~
435:本当にあった怖い名無し
06/01/18 00:01:05 BcbYec/g0
>>434
いい加減うっとうしいぞ。
436:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/18 00:59:18 Jw/mIAJh0
岩棚での昼食。
途中で休憩しなければ登れないほどの岩ではない。
たまには変わったところで食事をしたいと思っていただけだ。
古びてはいるが、しっかり打ち込まれたハーケンに細紐を
通し、カラビナで身体とつないだ。
幅30センチほどの平らな岩棚に座り、足は空中に
ぶらぶらさせている。
地面は、かなり下に見える。
これが真冬のビバークなら、足の指を、何本か凍傷で失うことに
なるだろうが、冬とはいえ、秋晴れの余韻を残したような
陽気の、初冬の昼飯時。
肌寒くはあったが、それさえ季節の味わいと思えた。
湯を沸かし、紅茶にはジャムをたっぷり入れ、
砕けたクラッカーを食った。
食事を終え、片付けを済ませ、ここで立小便のひとつもしたら
さぞ気持ちよかろうなどと話しながら、カラビナを外そうとした。
カラビナの表面が、凍っていた。
湯を沸かした時の蒸気が着いて、それが凍ったかと思ったが
それほどの気温でもないし、第一、カラビナを覆う氷の厚みは
2ミリや3ミリありそうだ。
カラビナのゲート開閉部を固定するロックも凍り、カラビナが
外せない。
437:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/18 01:01:17 Jw/mIAJh0
その場で多少、手間取った。
ナイフの背で叩いたりしてロック部分を覆う氷を取り除き、
カラビナを外し、細紐を解き、狭い足場に用心しながら立ち上がった。
パートナーに声をかけ、岩に手をかけようとしたとき、
落石の音が聞こえた。
ざざっという連続音。
大きくはないが、多くの石が急斜面を流れる音。
俺たちのいる場所の少し上を斜めに横切り、右斜め下あたりから
いくつも石が飛び出し、下へと消えた。
「危ねえな」
つい、声が出た。
次に思ったのは、カラビナが凍らず、すぐに動き出していたら
落石に巻き込まれたかもしれないということだった。
石が消えた方角、はるか下を覗いた。
初冬らしい肌寒さを感じながら、よく晴れた青い空を見上げた。
カラビナが凍るような陽気ではなかった。
438:本当にあった怖い名無し
06/01/18 01:08:31 ByK8xmK90
全裸隊さん乙です。
439:本当にあった怖い名無し
06/01/18 04:11:34 3RnqLwpb0
雷鳥ほどではないが
まぁよかったです。
440:本当にあった怖い名無し
06/01/18 04:46:46 r3Qc/pVRO
全裸隊さん乙です
441:本当にあった怖い名無し
06/01/18 09:32:37 R+WfIY9S0
カーン!失格!
次ドゾ~
442:本当にあった怖い名無し
06/01/18 10:46:45 jDZ9wyMg0
>>441の末路
真ん中
↓
【予告!!】
+
+ /| + 氏ね~!! タイーホ!!
|_| /|~ _|警 ̄|
゚(T_T )゚ ||_( 'д`#)ノ ヽ(`Д´ )ノ
⊂ ⊂ ヽ へ( ) プンスカ へ( )
@ @ ≡≡ ∨ ≡≡ < ≡≡
443:本当にあった怖い名無し
06/01/18 13:32:42 W4nQZ6ub0
雷鳥さん、いつもすばらしいです。
以前、北海道の日高地方に住んでいた時に聞いた話ですが
国道の近くまで見事な角を持った牡鹿が下りてくる事があったそうですが
その余りの見事さに、その辺にいる人はまな、ただ見とれるだけだったそうです。
444:本当にあった怖い名無し
06/01/18 15:43:04 11WixVNnO
単発かよ…
445:本当にあった怖い名無し
06/01/18 23:30:58 njkuRkRO0
ある日のこと、その牡鹿がまた下りてきました。
偶然その姿を見つけたボクがその見事な角に見とれていると
牡鹿は突然ツナギのジッパーを下ろしてボクに向かって「やらないか」とささやいたのです。
446:本当にあった怖い名無し
06/01/19 05:28:44 UIGqBLD80
>>442
子供か!w
447:本当にあった怖い名無し
06/01/19 17:46:35 wX+GACpM0
>>407-409
雷鳥さん、いつも楽しませて頂いております。乙です。
>>436-437
全裸体さん、こちらも趣向の違った話で楽しめました。乙です。
448:怪人のほみそばふ
06/01/19 17:52:15 wX+GACpM0
>>408
ちなみに、「カバケ」はどちらの言葉でしょうか。私の郷里にも同じ言葉があります。
男性専用の用語に近いのですが、まじめに「ガバガバ毛だらけ」という意味です。
>>N.○.さん
最近見かけませんが、あなたのお話も久しぶりに読みたい。
また、どこかで書いていただけると嬉しい限りです。
449:本当にあった怖い名無し
06/01/19 18:15:19 OP2rl+cL0
>>448
てめー、その名前をこのスレでだすんじゃねーよ。
つーか、お前は得意のメラでも唱えてろ、このタコ。
450:本当にあった怖い名無し
06/01/19 20:19:47 3CfnWwSk0
わたし自身は24にして人生で一度しか登山をしたことがないのだが、友人がこんな話をした。
おととしの夏、観光を兼ねて広島県の山を一人で楽しんでいた。午後3時をまわったころ、
頂上部(尾根っていうの?)の平坦な道を気持ちよく歩いていると、ふと足元に見慣れない
影がある。自分の影の脇に、まぁるく。なんだろうと見回すと、背後に古い「マンガ世界の
不思議」みたいな本に出てくるような、いわゆるUFO的なものが浮かんでいた。しかしそれは
イメージよりも小さく、高度10mくらいを揺れもせず浮遊しているのだが、サイズ的にはやや
大き目の帽子ていどだったという。下部にぽっかり穴が空いているようだったが彼と一定の
距離をおくように浮遊するので覗き込むことができなかった。
ラジコンの類で誰かがイタズラしているのかと思い辺りを探ったが、人影はない。気味が
悪いので石を狙ってなげてみたが、円盤はヒョイと、難なくよける。これはますますラジコン
ではないぞ……と薄気味悪くなったので座り込んでにらみ合いをすることにした。どの方向
に歩き出しても、彼の背後をついてくるため不安で、どうにも移動できないのだ。怒鳴ったり、
石や枝を投げても、退散する気配はない。日は暮れだしている。夜になったらまずいな……
と不安に駆られていたとき、ワシャワシャワシャ、と茂みを掻き分けなにかが近づく音がして、
彼は心底びびった。宇宙人の本体か、CIAか、とマジでびびってちびりそうになる。
出てきたのは野良着を着た、中年のオバサンだった。オバサンが「こらー!」と叫ぶと
円盤はしらけたようにゆっくりと木々のむこうに消えていったそうな。「あぶないよ、あんた、
あれが出るときは決まって行方不明者が出るんだよ!山に入るとき、行方不明者多数、
一人で入るなって看板あったでしょ!駄目だよ守らなきゃ!(現地の方言に変換して
お読みください)」彼は若さにものを言わせて登山道でない方面から登りはじめたため、
看板を見逃していた。
見るとオバサンの太股や手は細かい傷でいっぱいだった。聞くと、円盤を見てまた馬鹿が
単独登山したと思い隣の尾根?から駆け足でやってきたという。彼はそれまでの恐怖を
忘れて、オバサンの情の深さに感激し、涙が滲んできたという。
451:本当にあった怖い名無し
06/01/19 20:21:07 UIGqBLD80
おばさんに射精
452:450
06/01/19 20:45:34 3CfnWwSk0
後日談、というか余談ですが。
彼は山で一夜を明かすつもりだったが、さすがにそれはできない&
させられないというのでオバサンの家にやっかいになることになった。
そこで十九歳の自称フリーター(といっても田舎だから実際は家事手伝い兼
自宅の雑貨屋でバイト)の娘さんと知り合い、オバサンへの感謝や旅先の
高揚感、怪奇現象への興奮も作用していたのだろうか、一目ぼれしてしまい
「オバサンみたいなおかあさんがいたらいいなあ」と、自分も元気な母親
がいるくせに意味のわからないキモいアプローチをしていたらしい。結局
図々しく二晩をそこで過ごし、飯をたらふく食い、娘さんとプレステ2をしま
くって帰宅。
娘とはメル友になり、去年になって娘さんが東京の専門に行くと家族に騒ぎ出し、
問いただせば実は彼に会いたかったっていう……。近々ゴールインしそうだとか。
「ありゃ縁結びの神様なんじゃないかなあ」と先週、彼女を連れてきた彼は言った。
アホが、一回アブダクションされてろ、と思った。
453:本当にあった怖い名無し
06/01/19 21:19:17 3iNqVH6YO
Nice!
454:本当にあった怖い名無し
06/01/19 21:36:12 DrWTLykP0
ホノボノいい話だw
オバさんかっこよ杉
455:本当にあった怖い名無し
06/01/19 23:27:21 VSo6YImv0
俺も19歳フリーターとPS2したい
456:本当にあった怖い名無し
06/01/19 23:48:22 Q4zfGmWW0
>>455
お前、素直でかわいいなw
457:本当にあった怖い名無し
06/01/20 01:52:09 47bUVjQe0
おばさんのコラー!で、退散するUFOて・・・・・
そんなものなんかな。
458:本当にあった怖い名無し
06/01/20 02:22:05 vncsjWX50
女嫌いなんかも知れん。
459:本当にあった怖い名無し
06/01/20 02:34:49 R0mF9dGMO
ウホッ
460:本当にあった怖い名無し
06/01/20 03:20:18 he5vIGRr0
ほら、椎名誠も昔「オババはどこの国でも最強」って言ってたじゃないか。
461:本当にあった怖い名無し
06/01/20 04:29:18 47bUVjQe0
UFOの国でも、そうなのか・・・
462:本当にあった怖い名無し
06/01/20 05:37:44 ySR74DgT0
そのオバハンは実はヤマンバで
ヤマンバの乳ビンタで逃げていったんだろう。
なんせヤマンバは乳で木を切り倒すわけだから。
463:本当にあった怖い名無し
06/01/20 09:15:52 Mm7LNrHZ0
>>452
和んだ(笑
464:本当にあった怖い名無し
06/01/20 09:31:38 qZFbGRNv0
> (現地の方言に変換してお読みください)
ここで吹いたが>>452読んでしんじゃえと思った('A`)
465:怪人のほみそばふ
06/01/20 10:17:46 vEM++Hiv0
>>450
楽しませて頂きました。
私の交際相手も広島県出身で、広島市を見下ろす、とある企業系宅地の育ちですが、
小さな頃、時々不思議な飛行物体を目撃したそうです。
また、その同級生にも同様の目撃談が多いとのこと。何かあるのでしょうか。
466:本当にあった怖い名無し
06/01/20 16:35:19 UolPdZFL0
てすてす。むふふ。
467:本当にあった怖い名無し
06/01/20 18:15:44 5llkl/8H0
>>465
ぴかどんで飛行形態にミューテイションしたツチノコ。
468:本当にあった怖い名無し
06/01/21 05:09:01 kQR9Itgx0
もしおばさんが救援にこなかったら下にあいている穴に吸い込まれたんだろうか?ぞっとする。
469:本当にあった怖い名無し
06/01/21 05:47:14 PjvxR6Vu0
ちょっとスレ違いかもしれないが、今日、本屋で山の怖い話の本を見かけ
たんだけど、タイミングが悪くて買い逃しちゃった。
登山家か山小屋守りかの人の本なんだけど、題名分かる人います?
タイトルがそのまんま、「山の怖い話」みたいな感じでB5サイズぐらいの
本なんですけど。
470:本当にあった怖い名無し
06/01/21 08:14:31 9rYj5CoZO
タイミング??
471:本当にあった怖い名無し
06/01/21 09:20:55 QB37Q5bU0
>アホが、一回アブダクションされてろ、と思った。
ワロスwww
472:本当にあった怖い名無し
06/01/21 09:23:02 PjvxR6Vu0
一回手にとって買うことにして、他に買う本がないか店を一回りして、最後に
ぐるっと一回りしながら本を集めてレジに持っていく習慣で。
最後に一回りした時に他の人に取られたのか無かったんですよ。
一回に10冊ぐらい買うんで、手に持ちながら本を選んでられないんです。
473:本当にあった怖い名無し
06/01/21 09:48:36 eUmJUbxy0
これ?
怖い話「悪霊の棲む山」―妖気が誘う恐怖体験 にちぶん文庫
ホラープレス (編集)
価格: ¥520 (税込)
書籍データ
文庫: 229 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 日本文芸社 ; ISBN: 4537063378 ; (1997/09)
内容(「BOOK」データベースより)
闇に蠢く呪いの超常現象―「クライマーを襲った岩肌の怨霊」「湯治場の死霊に導かれた男」「雪原を変幻自在に滑る少女の霊」「トンネルに棲む地縛霊の復讐」など、山にまつわる怪奇体験の数々が、あなたを狙っている。
目次
第1章 亡霊がいざなう無限の恐怖
第2章 冥界から忍び寄る足音
第3章 血が凍る怪奇と怨念
第4章 闇に蠢く戦慄の邪霊
尼損のレビューじゃそんなに面白くないみたい
474:本当にあった怖い名無し
06/01/21 10:23:55 Yk7noYp4O
∧ ∧
(*‘ω‘ *) ゆーほっほ
/ ̄ ̄ ̄ ̄.\
|) ○ ○ ○ (|
/″ \
/________.\
 ̄ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪  ̄
/ \
/ \
/ 〃∩ \
/ ノ ⌒⊃ \
/〃⊂(><;)ノ´ \
/ ∪ 彡 \
やめてください
∫ ∬
475:469
06/01/21 10:47:18 RLZmBWhj0
>>473
すいません、その本じゃないです。 悔しくてアマゾン他で検索してみたんですが、
出てこなかったんですよ。
文庫本じゃなくて、A5かB5ぐらいの本です。
本当にタイトルが「山の怖い話」みたいな、シンプルで驚かしとかてらいが全然無い
タイトルでした。
476:本当にあった怖い名無し
06/01/21 11:38:14 kQR9Itgx0
円盤じゃなくて異次元へのいりぐちじゃなかったんだろうか?
477:本当にあった怖い名無し
06/01/21 11:46:09 z4b1cvlC0
>>475
その本屋にもういちど行って店員に尋ねてみな。
478:本当にあった怖い名無し
06/01/21 12:45:48 DQLbQjIa0
>>475
つ「天狗と山姥」 河出書房新社
479:本当にあった怖い名無し
06/01/21 12:54:22 sxxcSuBw0
つ
『山の怪奇・百物語』 山村民俗の会
サイズ(cm): 19 x 13
480:本当にあった怖い名無し
06/01/21 13:28:18 MfIOQlRd0
>>477.479 ありがとう。
>>479の題名を元にググり続けて、たぶん「山のミステリー」
URLリンク(www.bk1.co.jp)
ではないか、と思えてきた。
今日は雪と親父の一回忌で件の本屋(ちょっと遠くてバイクでないと行けない)には
いけませんが、明日にでも本屋に問い合わせてみます。
481:本当にあった怖い名無し
06/01/21 13:56:30 MfIOQlRd0
あ、>>478にも感謝。
お礼に俺の山での思い出を一つプレゼント。 あんまり怖くないけど。
今はもう歳をとって登山を引退したおじいさんなんだが、その人が若い頃、昭和30年代に
春の北アルプスで滑落事故を起こしたんだって。
まだ雪が結構残ってる時期で、ピッケルのブレーキが利かなくて10mほど岩の頭がところ
どころ見えている雪の上を滑り落ちて、そのまま冷たい沢に落ちるかどうかってところで観念
したら、何か黒い物に「どん」とぶつかって、そこで滑落が止まった。
ちょうどビリヤードの止め球みたいに、自分が止まった勢いで、その何かが身代わりのように
沢に落ちていった。
それが、どう見ても人だった。 パーティの仲間達も上から見てて、どう見ても人に見えた
とのこと。
冬の間に落ちてそのまま死んだ人なんじゃないかと、助かった人が拝みながら尾根に戻って、
その後捜索したけど結局、その死体は見つからずじまい。
当時は山岳警察とかの組織なんか整備されてなくて、タイミングよく入山してた山岳会の有志が
合同で探したらしいんだけど。
その助かった人が帰宅したら、その人のお母さんが玄関に走りこんできて、胸倉つかんで、
「お前、ご先祖様に助けられたね。 夢にちょんまげ結った先祖と名乗る侍が出てきて、お前の
息子が落ちるのを助けたって言ってたのよ。」 怒られるから事故のことを内緒にしようと思った
矢先だった。
とりあえず家族全員で墓参りに行ったんだって。 それでも山をやめなかったのは大したもんだ。
482:本当にあった怖い名無し
06/01/21 17:33:30 2O9TVclo0
胸ぐら掴まれるのもこわす
483:本当にあった怖い名無し
06/01/22 00:32:21 wjYjTJah0
>>482
それだけお母さんは心配してたってことだと思うよ。
484:本当にあった怖い名無し
06/01/22 07:48:57 Dpjzbvk90
ぶつかっておちていったのは
実はクマさんだったとか
485:本当にあった怖い名無し
06/01/22 09:31:43 +1EKpXOE0
どう見ても人に見える熊のほうが怖い
486:本当にあった怖い名無し
06/01/22 09:39:19 wClIMeL/0
>>450
つれてゆかれた方のが
お前のためだったかもな。
487:sage
06/01/22 17:39:42 Zx6fG8+G0
遅レスだが>>136
自分で踏んだんだろ
488:本当にあった怖い名無し
06/01/22 17:40:15 Zx6fG8+G0
すまん><
489:本当にあった怖い名無し
06/01/22 19:24:33 e1qu31e50
ゆるせません><
490:本当にあった怖い名無し
06/01/22 22:11:19 CsRB9uS+O
いや、そのご先祖さまもいい人だなぁ。
感謝しなくちゃいかんよ。
491:N.W ◆0r0atwEaSo
06/01/23 05:49:12 KbI7E9eb0
人から聞いた話
雪を見る度に思い出す事がある。
それは、もう何十年も前の事──
結納の直前、婚約者が別人と心中を図った。
その騒ぎの最中、仕事で大きなミスをやらかし、会社をクビになった。
心労で祖母が寝込んだ。
家中が何だかトゲトゲしくなり、会話さえも凍りがちになった。
自分の所為だな。
何もかも嫌になって、死んでしまおうと思った。
どうせなら、真っ白な雪の中で、永遠の眠りに就こう。
そう思って、北国の温泉場に出かけた。
そこは、南国生まれの自分には想像も付かない程、たくさんの雪に恵まれていた。
こんな中で死ねるなら、最高だ。口笛を吹きたい気分だった。
最後の贅沢とばかり、旅館で美味しい料理と良い風呂を堪能した。
もう、思い残す事は無かった。
散歩に行くようなそぶりで外へ出、山の方へ向かってぶらぶら歩き始めた。
気分が高揚している所為か、ちっとも寒くも辛くも無かった。
しばらく歩いて行くと、明かりの灯った家が1軒ぽつんとあり、その前に白いこんもりとした
“かまくら”が作られていた。
雑誌でしか見た事がなかったから、物珍しく思って近づいて行くと、ロウソクの仄明かりと一緒に、
温もりと良い匂いが漏れて来る。
ひょいと中を覗き込むと、火鉢の前に座る、赤い綿入れの半纏を着たオカッパ頭の少女と目が合った。
勧められるままに上がり込み、暖かい甘酒と香ばしい焼き餅をご馳走になった。
死ぬ前に、こんな好い目に遇えるなんて、幸せ者だな。
そんな風に思った時だった。
492:N.W ◆0r0atwEaSo
06/01/23 05:54:27 KbI7E9eb0
少女が無邪気な笑顔でこう言った。
「おまえ、死ぬ気だろ」
はっと思った瞬間、かまくらが崩れた。
「わっ!!」
かろうじて胸から上は出ているものの、胡坐を組んだ足は解く事も出来ないぐらい、しっかり
雪に埋もれている。その冷たさは、直前までの死への思いを翻させるに十分だった。
ハハハ、ハハハハハ
頭上から、笑い声と共に、梢の雪がどさどさ落ちて来た。
仰げば、さっきの少女が樹上から物凄い顔をして、自分を見下ろしている。
先程の優しげな様子は微塵も無い。
「死にたかったんだろう、雪に埋もれて」
寒さと恐さで、歯の根が合わなかった。
ハハハ、ハハハハハ…少女の哄笑が響く。
そして、彼女が枝を揺すると、また新たな雪が自分の周りに落ちて来た。
嫌だ、助けてくれと叫びたかったが、情けない悲鳴しか上げられない。
少女は、恐い眼を自分に据えたまま、冷たく言い放った。
「オレはなあ、7つで死んだぞ。死にたくなかったぞ。おまえはなあ、死にたいんだろ?
アア、死ね。死ね、死ね、死ね。オレがおまえになって生きてやる。だから、死ね!」
不意にその姿が自分そっくりになり、首がにゅうっと伸びた。
「なあ?」
目の前で、真っ赤な眼をした同じ顔が、にやりと笑いかけた…
気が付いた時、小さな地蔵の前でしゃがんでいる自分がいた。
辺りにはただ木立があるばかりで、家に見紛う小屋も無い。
恐怖心が一気に沸き起こり、無我夢中でその場から走って逃げ出した。
──あの時の雪の冷たさは、今でも忘れられない。
493:本当にあった怖い名無し
06/01/23 06:39:09 dgDZ3whC0
乙!
494:本当にあった怖い名無し
06/01/23 07:09:23 u5mDMC7S0
霊から地蔵が守ってくれたのか、
地蔵が自殺をたしなめたのか。
後者なら地蔵からめ手ウマス。
495:本当にあった怖い名無し
06/01/23 10:54:54 jzmHc8N1O
良スレが寂れて行くのをただ見守るしか出来ない俺・・・・・
496:本当にあった怖い名無し
06/01/23 11:17:53 mpT4rGgjO
盛者必衰のならいか・・・・
497:怪人のほみそばふ
06/01/23 13:32:45 N6rAewKE0
>>492
N.W.さん。楽しませていただきました。かまくらが崩れて雪に埋もれて動けない、という状況が面白いですね。
先日、とある小説投稿サイトで人形に魂をのっとられた少女の顛末を描いた作品を読みましたが、
発想がその話に少しだけ似ていると感じました。
ただ、最後に出てきた地蔵の役割が、今ひとつ分かりませんでした。
単純に、助けてくれたんですかね? 何かもっと深い縁があったのでしょうか。
498:本当にあった怖い名無し
06/01/23 13:58:07 SI3qP6gH0
>>492-493
あっ、ジサクジエーンする人だ。
乙!
499:本当にあった怖い名無し
06/01/23 13:59:43 r9wV3QQX0
こわいよ、こわいよ、ぬるぽわろすがきたよ
ぬるぽわろすのあとには、かならず「乙!」とか
NWさん楽しませていただきましたとか、肯定的なレスが毎回、毎回つくよ
不思議でならないよ、最近盛り返してきた良スレがまたさびれていくよ
誰か山怖の妖怪ぬるぽわろすを退治してよ(゜ーÅ) ホロリ
500:本当にあった怖い名無し
06/01/23 14:49:18 fLDiEHUo0
>>499
ガッガッガッ!
これで退治できたかな?
ついでに500ゲト
501:N.Wウォッチャーズ
06/01/23 14:59:12 TwKgyE/C0
かけましくもかしこき いざなぎのおほかみ
つくしのひむかの たちばなの をどの あはぎはらに
みそぎはらえたまひしときに なりませる
はらえどの おほかみたち
もろもろの まがこと つみけがれを
はらえたまひ きよめたまへと まをすことのよしを
あまつかみ くにつかみ やほよろずのかみたちともに
あめのふち こまのみみふりたてて きこしめせと
かしこみ かしこみもまおす
退治とまではいきませぬが、スレの穢れを祝詞にて祓いました
出現のたびに祓いを行えば、スレの過疎化も間逃れるやしれません
502:本当にあった怖い名無し
06/01/23 16:06:12 sFvmjP830
またこの流れが
Nなんとかさんいい加減にしてくださいよ つД`)
503:本当にあった怖い名無し
06/01/23 16:13:22 ZCXlTU8B0
レスがたくさん消えてると思ったら、NG登録してる奴がカキコしてたのか。
504:本当にあった怖い名無し
06/01/23 22:30:06 JPq1/qQ00
/\___/\
/ ⌒ ⌒ ::: \
| (●), 、(●)、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < ぬ、ぬるっぽわろっす!!
| ト‐=‐ァ' .::::| \__________
\ `ニニ´ .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
505:本当にあった怖い名無し
06/01/24 01:07:00 +1Y0ia/R0
>>498-504
>>433
506:本当にあった怖い名無し
06/01/24 02:28:19 pQvroeVAO
フハッ=3
507:本当にあった怖い名無し
06/01/24 02:56:17 g91V3lw70
>>491-492
これ何の小説のコピペ?
508:本当にあった怖い名無し
06/01/24 03:50:14 pQvroeVAO
よくよく考えたら>>505は味わいぶかいとかんじたんだ?
類型的な物に喜びを感じられるなんて羨ましいよ。
509:本当にあった怖い名無し
06/01/24 05:04:04 ZA78m8vM0
>>508
どんなアタマしてんだ、オマイは。
510:本当にあった怖い名無し
06/01/24 05:44:49 pQvroeVAO
Ω←こんなかな?
511:本当にあった怖い名無し
06/01/24 12:20:20 frPi/yiY0
なんだこりゃ
512:本当にあった怖い名無し
06/01/24 14:52:18 +1Y0ia/R0
>>508
君達のように誰かを貶していないと小さな自尊心を満足させられないような
性格に生まれなかったことは親に感謝してるよ。
513:本当にあった怖い名無し
06/01/24 14:53:12 ZA78m8vM0
>>512
まあ、そこまで自分を貶めなくってもww
514:本当にあった怖い名無し
06/01/24 15:27:16 pQvroeVAO
天に唾吐いとる香具師発見www
515:本当にあった怖い名無し
06/01/24 15:35:56 pQvroeVAO
定農構うと楽しいけど、時間の無駄だから
もうやめよっかな♪
516:本当にあった怖い名無し
06/01/24 17:16:24 tWgl7mbq0
戦時中に疎開先で、クラス一のおどけものの子が、山の中にあった石碑(お墓?)に
おしっこひっかけたそのすぐあとに
小型機に銃撃され腹部をえぐられ
内臓から湯気を出しながら死んだそうだ。
(叔母さんの話)
山の怖い話というか、戦争の怖い話だなこりゃ。
517:本当にあった怖い名無し
06/01/24 20:55:29 GEoixruY0
俺は最初にN・Wを腐した者だが、今回の話はおもしろかったぞ。
なにより、いつもみたいな自慢話でないとこが良かったw
518:本当にあった怖い名無し
06/01/24 22:22:06 Bp79zjK90
重要なのは「誰が書き込んだか」よりも「その話がおもしろい(興味深い、怖い)か」
ということだと思うんだが…
このスレを見てるとこんな考え方が少数派のような気がしてきてならない。
519:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/24 22:55:56 OAU45ssE0
知り合いの話。
幼馴染みに山に誘われ、週末を利用して軽い山行に出かけた。
夜、焚き火を挟んでいると、いきなり打ち明けられた。
癌なのだという。
もうじき再検査する予定だが、おそらく手術することになろうと医者に言われた
のだと。
驚いたが、何と言って励ましたら良いのか・・・咄嗟に出てこない。
ありきたりの言葉しかかけられない自分を不甲斐なく思いながら、眠りに就いた。
深夜、嫌らしい音で目が覚めた。
ピチャピチャという、濡れた物を舐めているかのような音。
隣で寝ている幼馴染みを見て凍りつく。
小さな子供のような影が彼の上に跨っていた。
手足も何もかも枯れ木のように細く、腹だけがぼってり張り出している。
何かの写真で見た、栄養失調の子供の姿を思い出させた。
影は幼馴染みの腹の中に頭を突っ込んでいるようだ。
ざんばら髪の頭が揺れる度に、ピチャピチャという音が響く。
まるで金縛りにあったかのように、身体が動けなくなっていた。
520:本当にあった怖い名無し
06/01/24 22:56:49 y0Bl4GTi0
どの板もなんか急激につまらなくなったなあ、嫌韓流(いや、あの本が出た、ということは画期的なことだけど)と電車男以来・・・・・
521:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/24 22:57:41 OAU45ssE0
(続き)
明け方、不気味な影はいつの間にか消えていた。
恐る恐る幼馴染みを起こしてみると、奇妙にさっぱりした顔で起きてきた。
開口一番、夢を見たという。
「鬼だ。鬼が俺の腹の中をガツガツ喰らってた」
絶句した。
「どこか軽くなった気がする。持って行かれたんだろうな」
こう続けられた彼は、しばらく呆けていたらしい。
それ以上の会話も出来ず、二人してそのまま山を下り別れた。
幼馴染みの小さくなる後ろ姿が、いやに切なく見えたそうだ。
ニ、三日して連絡があった。逢いたいという。
職場近くの喫茶店で落ち合った幼馴染みは、困惑した顔をしていた。
「山から帰るとさ。癌が、腫瘍が消えて失くなっていたんだ」
しばらく無言で見つめ合った後、「良かったじゃないか」
ようやっとそれだけを口に出来た。
「うん。だけど、ものすごく気味が悪いんだ」
幼馴染みはポツリと言う。気持ちは何となくわかった。
今のところ、二人とも健在である。
ただ幼馴染みはあれ以来ひどく病弱になり、入退院を繰り返している。
「実はあの時、悪くない所まで喰われていたりしてな」
それでも、そんな軽口を叩けるくらいには元気なのだそうだ。
522:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/24 23:00:13 OAU45ssE0
お久しぶりデス。
仕事が、仕事がぁ。
工期が足りないッス・・・またしばらくご無沙汰するでせう・・・。
そりでは、オヤスミナサイ。
523:本当にあった怖い名無し
06/01/24 23:12:23 Zw8ojLTg0
えがったよ
えがった
524:本当にあった怖い名無し
06/01/24 23:31:06 Bv3Orw5M0
面白かったです。
おやすみなさい
525:スーパーリアル金太
06/01/24 23:34:39 HYHA5Dd20
>>521
鬼というより餓鬼のような。
あ、餓鬼も鬼のうちなのかな。
こういうものを喰らうのを
餓鬼道に落ちるって言うのかな。
526:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/24 23:49:19 CSEDz2D50
夕暮れ前からずっと音が続いている。
かんかん、かんかん、という甲高く、透明な感じの金属音が
速いテンポで聞こえている。
音の出どころは、はっきりしない。
谷間から溢れたその音が空全体に広がり、降ってくるような
聞こえ方だった。
さほど大きな音ではないが、よく響き、途絶えることなく、
ひたすらに続くのが奇妙で、不思議だった。
音は夜半まで続いてから途切れがちになり、静かになった。
向かいの斜面に鬼火のような明かりが見えたが、そこに
何があるのか、確かめようもない。
小屋掛けしている鍛冶屋でもいるのだろうか。
あるいは、自然現象かもしれないなどと思ったが、その前も後も、
その山でそんな音を聞かない。
そんな音をさせ得る神事や祭事も、やはりなさそうだ。
527:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/24 23:50:35 CSEDz2D50
翌朝は寝過ごし、9時少し前、静かな山道を歩き出した。
昨日の音は、どこからも聞こえない。
首をめぐらし、見上げると、木の枝と空が同時に見えた。
かん!
一度だけ大きく響いた音が、真上から降ってきた。
眉間に音が当たるのをはっきり感じ、鼻から肩、背中へと走った。
またたく間もない。
何かが叩き出されたように感じ、あるいは、眉間から飛び込んできた
音が、そのまま抜けていったようにも感じた。
気付くと、登山口脇のバス乗り場だった。
意識の上では、音が眉間に当たった一瞬後でしかない。
それでいて、音が当たった後の、山での出来事は鮮明に記憶している。
山道を歩き、昼飯を食い、転んで肘に擦り傷を作り、絆創膏を貼った。
記憶に間違いはない。
肘には絆創膏が貼られている。
バスに乗り、時計を見た。
時刻は、午前9時。
山で過ごした記憶は、やはり鮮明だ。
528:本当にあった怖い名無し
06/01/25 00:13:54 fnf/5/Kk0
リアル全裸隊さんに遭遇したの初めて。
乙! です。
いい話をいつも有り難う。
529:本当にあった怖い名無し
06/01/25 03:31:59 JjVRhjnmO
リアルじゃない全裸隊がいるのか?
530:本当にあった怖い名無し
06/01/25 03:47:26 /cb0V9ZM0
全裸隊さんの中・・・あったかいなり・・・
531:本当にあった怖い名無し
06/01/25 22:50:02 zRzTdamxO
温っか稲荷?
532:本当にあった怖い名無し
06/01/26 00:35:34 zKC6sbw60
雷鳥さんお疲れ様です。
妹のダンナが肺がんから、リンパに転移してますが、1年以上持ってます。
多分、鬼でも何でもいいから、がんを食べて欲しいと思うと思います。
533:本当にあった怖い名無し
06/01/26 01:18:11 EWNoS8+iO
俺の先輩は癌で一年前に死んだ
なんでも良いから生きていて欲しかった。
534:本当にあった怖い名無し
06/01/26 02:14:49 OGxcOSTV0
母ががんで闘病中だ。
日に日に痩せていく母を見るのはつらい。
がんを食べる鬼に来て欲しい。
535:本当にあった怖い名無し
06/01/26 03:57:16 I4U7XuWC0
全裸隊 ◆CH99uyNUDE=雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
536:本当にあった怖い名無し
06/01/26 13:14:26 HAX2M18Z0
>>534
超がんがれ
537:本当にあった怖い名無し
06/01/26 20:27:20 QJElat1+0
>>532
>>534
がんがれ!!
538:本当にあった怖い名無し
06/01/26 21:40:48 TubLxPyFO
>>535
ソースは?どのレスみてそう想ったんですか?
もし、そうだとしたらあなたはどうするおつもりですか?
539:本当にあった怖い名無し
06/01/26 23:44:59 1WUrNZOv0
>>532
>>534
16年前の今頃それを知っていたなら、きっと私もそう願ったろう。
(>>534と全く同じだったよ)
あの頃より現在はずっとガン治療前進しているから、どうか勇気を出して。
540:本当にあった怖い名無し
06/01/26 23:54:39 zKC6sbw60
ありがとう、みなさん、妹と、妹のダンナに伝えます。
本当にありがとうございます!!
541:534
06/01/26 23:57:55 OGxcOSTV0
>>536
>>537
>>539
ありがとう。心を強く持つようにするよ。
優しいあなた達に幸あれ。
542:本当にあった怖い名無し
06/01/27 00:55:56 6L8JAQAaO
ここはいい人多いッスね。なんだか泣けてきたよ。・゚・(ノД`)・゚・。みんなガンガレ
543:本当にあった怖い名無し
06/01/28 10:59:29 8hjKniAU0
誰も居ない・・・。
544:本当にあった怖い名無し
06/01/28 13:45:06 IntZLlmX0
山にネタ仕入れに行ってるんだな。きっとそうだ。
545:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/29 19:20:41 rqz7leFP0
知り合いの話。
彼の家の近くには、割と大きな団地がある。
山中に切り開かれたその団地はまだ新しく、販売された当初は飛ぶように
売れたのだそうだ。
しかし、ある時より変な噂が流れ始め、パタッと売れなくなったという。
時々、死んだ者が還ってくるというのだ。
夜、ふと気がつくと誰か庭に立っている。
所在無げにゆらりふらりと身体を揺らしている。
窓越しに顔を確認すると、何年か前に死んだ筈の家族なのだと。
ぞっとするような無表情なので、とても外へ確認に出る気になれないそうだ。
彼も一度、月光の下、自宅の庭に立つ人影を認めたことがあるという。
やはり庭に下りる勇気は持てなかったと話した。
「でも親父だったよ。あの団地に越してから亡くなったんだ」
夜還ってくる者は、団地の中で死んだ者に限られているという噂だった。
現在、彼の家族はその団地から引っ越している。
「でも時々思うんだ。親父が、まだあの家に居るんじゃないかって。
中に入れず、庭で立ち尽くしているんじゃないかって」
何となく寂しそうに彼は言っていた。
546:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/29 19:22:15 rqz7leFP0
友人の話。
飼い犬の散歩は、家族中で彼の仕事なのだという。
その夕暮れも、いつものように犬を連れ裏山を歩いていた。
と、急に引き綱がずっしりと重くなった。引っ張ってもびくともしない。
何を踏ん張ってやがるんだ? 振り返った途端、目が点になる。
引き綱の先に犬はいない。
代わりに彼が引き摺っていたのは、小さな石地蔵だった。
犬の首輪がしっかりと引っかかっている。
薄暗くなった山道、愛犬の姿はどこにも見当たらない。
首を傾げながら家に戻ると、門の所で犬が彼を待っていた。
嬉しそうに尻尾を振っている。
何があった?と尋ねてみても、返事が得られる訳もない。
とりあえず頭を一回撫でて、その日の散歩は打ち切った。
家族に話してみると、これも何かの縁だろうということになり、裏山への
登り口にその地蔵を祀ることにしたという。
誰が参っているのかわからないが、時折はお供え物がされてあるそうだ。
547:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/29 19:24:06 rqz7leFP0
知り合いの話。
地元の野山で作業している時に、木の枝に奇妙な物を見つけた。
彼の肩くらいの高さで、蛙が枝に刺さったまま干からびている。
百舌の早贄(はやにえ)という奴だ。
ふと、親戚のお婆さんが話していたことを思い出した。
「百舌の早贄が木の高い所にある年は、雪が深くなるんだよ」と。
悪戯心を出した彼は、早贄ごと枝を折り取って、木の天辺の方へ差し替えた。
それきり、そのことを忘れてしまう。
その年は暖冬になると言われていたが、蓋を開けてみると記録的な大雪になった。
自宅の雪下ろしをしながら、あの早贄を思い出したという。
「いや偶然だとは思うけどな。偶然の筈なんだけど」
どことなくすっきりしない顔で彼は呟いた。
548:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/29 19:27:44 rqz7leFP0
>>532
>>533
>>534
私の書き込みがお気を悪くさせていないことを願います。
やはり、リアルで闘病の話を聞くと、重いですね。
部外者の私が何をいうことも出来ませんが、皆様健やかであらんことを。
549:本当にあった怖い名無し
06/01/29 20:38:11 7jduYs5n0
犬でさえ変わり身の術が。。
550:本当にあった怖い名無し
06/01/29 20:48:12 Uz1XQR2O0
忍犬だな。
551:本当にあった怖い名無し
06/01/29 21:21:11 9n+2P8EyO
乙です。
>>545
前にあった、倉庫のオジサンの話とか桜鬼の話もそうでしたが、
こういう話書かせたらうまいなあ。
こんな、怖いんだけどシミジミするような話を
これからもよろしくお願いします。
552:534
06/01/29 21:28:38 K+4nXVsw0
>>548
いえ、こちらこそ重くなってすみません。
雰囲気をかえられるのは雷鳥さんの書き込みしかないだろうなと
思ってました。
これからも昔話のように味のある話をご紹介ください。
553:本当にあった怖い名無し
06/01/29 22:11:09 2XNwPupSO
>>548
亡くなった先輩の事をはっきり
思い出せました、逆に感謝します
死ぬのは順番とはいえ好きな人が死んでいくのは
わかってはいてもやはり納得いかないものです。
554:本当にあった怖い名無し
06/01/29 22:31:02 A43Oy5Zf0
初めて書きます。オレが小学4~5年のころだと思う、
季節は初夏だったかな?友達と学校のベランダで山のほうを見ながら
「あの辺りまで行ったらクワガタたくさん居るかな」みたいな話で
盛り上がっていたら一人が「あっ、大きい人がおる」とかなり驚き
ながら指をさしているのでオレ達も「どこどこ?」と言いながら友人に
教えてもらいその辺りを見ていると確かに人だがかなり大きい人型が
ゆっくり動いてるのを見た。かなり大きいと言っても周りの木々よりは
低いが標準の大人と比べたらかなりの高さ。ただ結構距離があるので
服装や表情などは望遠鏡でもなければ解らない。しばらく見てたがチャイム
で昼休みが終わり席についてもその話で盛り上がった。山に探検に行こうと
なり親に今日の見たことを言い探検に行くと言うと爺さんが真剣に「山と海
には入ったりしたらダメな場所がある。絶対に行くな!」と怒られました。
当時は小学だしリアルに「日本昔話」なんかをTVで見てた世代なので妙に
納得し探検は断念しました。今なら爺さんに入っては行けない場所などの
話を聞くのだが、その爺さんも今ではもう居なくなり寂しい限りです。
なんだか怖くない話を長々と書きましてどうもゴメンなさいね。
555:本当にあった怖い名無し
06/01/29 23:04:19 RhBkUFCG0
雷鳥さん、相変わらずシミジミしました。
どうぞ、妹のダンナの書き込みは気になさらないで下さい。
最近、仲良しのハスキーたちもあの世へ往ってます。
きっとみんなで仲良くしているのだろうと考えると少しは和みます。
そう考えていたら、犬の話題、多謝です。
556:本当にあった怖い名無し
06/01/29 23:13:46 9BMxNcg+O
>>345
557:539
06/01/29 23:30:41 fjEIIQqZ0
私も昔の事を思い出した一人ですが
雷鳥さんは怖さのなかにせつなさとか優しさが込められていて好きですよ。
これからもいいお話、よろしくお願いします。
558:539
06/01/29 23:54:29 fjEIIQqZ0
当時の事を思い返したついでに、ちょっと不思議な体験を思い出しました
(怖い話じゃありませんが・・・)
冬枯れの山あいの、水の上を歩くような、水面すれすれの細い足場を歩いている。
堰堤らしき所があったので貯水池なのかもしれない、細長く、奥の深い青く静かな水面。
中学生の頃、何度も、その夢を見ていた。
高校に入り、部活動の一環として学校側の山域を縦走することになったその年の冬、
思いがけず夢で見た場所としか思えない場所に躍り出た。もちろんそこに来るのは初めて。
顧問曰く、その堰堤は元々砂防ダムとして作られた筈だったものが、花崗岩の岩盤からの
湧水が自然と貯まり、天然のミネラルウォーターのダムになったらしい。
しかし、あの細い足場がある!思わず目を疑いました。
行ったのはその時限りでその後そこに行ったことすらも忘れていました。
地元を離れた今、そこがまだ存在するのも定かではありませんが・・・。
559:本当にあった怖い名無し
06/01/29 23:58:19 +XYG0mhP0
>554
新人タソも乙
だいだらぼっち見たんだね
560:本当にあった怖い名無し
06/01/30 00:37:40 LyX/sLVT0
Gackt、恐怖体験語る ラジオ公開生放送
歌手のGackt(年齢未公表)が28日、
東京・渋谷のTOKYO FMスペイン坂スタジオで同局
「サウンド・イン・マイライフ」の公開生放送に出演した。
25日に新曲「REDEMPTION」を発売。
年が明けて、次のアルバムの制作もスタート。
作業は雪山で行っているそうで、昼はスノボー、夜はレコーディングという生活を送っているが、
思わぬ恐怖体験も。
作業が行き詰まり、山頂でたばこを吸おうと、一人でスノーモービルを走らせたところ、
途中で道に迷い、さらにスノーモービルごと腰まで埋まって遭難。
自力で1時間半ほど歩いて、何とかリフト小屋を発見。
無線で救助を呼んで事なきを得たが「本当に寒かった」と、恐怖を振り返った。
(スポーツ報知) - 1月29日8時1分更新
白銀にガクト様・・・・・美しい
561:本当にあった怖い名無し
06/01/30 00:39:55 dWzzPKMv0
いや、きっとジャンボマックスにちがいない
562:本当にあった怖い名無し
06/01/30 00:57:28 UQIjwyTrO
まあまあ
これでも見て落ち着いてよ!
っURLリンク(2hp.jp)
563:本当にあった怖い名無し
06/01/30 03:36:41 oxHiO6wKO
>>559
周りの木よりは大きくないって書いてるから、ダイダラボッチではなくて山人じゃまいか?
>>562ひっかかった
564:本当にあった怖い名無し
06/01/30 05:04:07 /LdtdQr50
ままあ
これでも看て落ち着いてよ
スレリンク(truck板)l50
565:本当にあった怖い名無し
06/01/30 07:53:23 6GUPJ6Eb0
>>556
いいかげんうざい
566:本当にあった怖い名無し
06/01/30 18:03:17 l3Su2lEU0
山でお父さんとはぐれた子が山の神様と大男に助けられた話って
このスレだったっけ?最後親子でおにぎりをお供えしたって話。
前読んだ時すごく感動してまた読みたいって思ったんだけどまとめサイトにも載ってなかった。
567:本当にあった怖い名無し
06/01/30 19:00:19 tHL6OJtq0
>>566
一夜一緒にいてくれて、いろんなおもしろい話聞かせてくれたってやつ?
あれいい話だよな
568:本当にあった怖い名無し
06/01/30 19:07:10 UQIjwyTrO
素直さに感動>>563
569:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/31 00:41:32 rFQLzn1I0
むき出しになった、硬く真っ黒な地面に大きな石が置かれている。
自然に転がってきたり、地中から顔を出したものではない。
人の手によって削られた、とにかく大きな四角い石だ。
奇妙だとは思ったが、土地の平らな具合や、川が増水した場合の
安全性といった、テントを張るに当たっての要件は満たしている。
古臭い屋根型のテントを張り、さっさと飯を食い、とっとと寝た。
夜中に目が覚めた。
川の水音や、木々が鳴る音がする。
それらに混じって、聞き慣れない音がしていた。
カリカリと何かを引っ掻く音だ。
うつぶせになり、耳を傾けたが、見当も付かない。
寝返りを打ち、仰向けになった時、背中を何かが引っ掻いた。
地面の上に、グランドシートをじかに敷いているだけだ。
グランドシートの下、尖った何かが動くのを寝袋越し、背中に感じた。
痛みはなかった。
大口開けて寝ていた友人を起こした。
二人でグランドシートをめくり、地面をヘッドランプで照らしたが、
黒光りするほど締まった地面があるばかりだ。
外へ出た。
目の前の大石が、カリカリと鳴っている。
どうやら、石の下で鳴っているようだ。
気色悪い一夜を過ごし、翌朝、飯も食わずに出発した。
570:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/31 00:42:38 rFQLzn1I0
石の下には何人かの死体があると、後になって知った。
昔、あたり一帯を領有していた大名の当主が、金山探しに
熱中したことがあった。
金山は見つからず、調査は徒労に終わったが、金山探しをさせた
山師の一行は、当然、領内の山をくまなく歩き回っていた。
彼らが将来、他の大名に雇われでもしたら、領内の地理や様子を
詳しく明かす可能性は高い。
その相手が隣国の大名だとすれば、由々しいことになる。
大石の下にあるのは、無論、彼らの死体だ。
言い伝えによれば、彼らはここまで追い立てられ、あらかじめ
掘られていた深さ二丈もある穴に突き落とされ、埋められたらしい。
彼らを埋めた後、その場所の土がひび割れ、
地面が盛り上がるようになった。
何度固めても、ひび割れができ、地面が盛り上がってくるので、
とうとう領主は、墓石と重石を兼ねた大きな石を設置した。
その後、石は持ち上がらなかったが、夜中に音を立てるようになった。
下から石を引っ掻く音が、ひたすら続く。
カリカリと鳴り続ける。
秋、その音は周囲の落ち葉を黄金に変えるともいう。
俺たちが寝ていた真下の地面は、ひび割れもせず、盛り上がりも
していなかったが、何かが走り、背中を引っ掻いた。
その何かについて、土地に残る物語は何も伝えていない。
571:本当にあった怖い名無し
06/01/31 01:14:46 vtNuQrBD0
(-人-) ナムナム
572:本当にあった怖い名無し
06/01/31 01:17:36 SBoD9oWO0
テントを張り、さっさと飯を食い、とっとと寝た。
死体があると、後になって知った。
うつぶせになり、耳を傾けたが、見当も付かない。
死体があると、後になって知った。
下から石を引っ掻く音が、ひたすら続く。
森本レオさんですか?
家族そろって、水の中 みたいな。
573:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/31 17:39:52 4CCDlt3Y0
知り合いの話。
地元の山で藪漕ぎしていた時のこと。
いきなり目の前に、大きな平べったい岩が現れた。
黒い。岩自体の色というよりは、煤で焦がされたかのような印象を受けた。
三畳ほどの広さがあるその表面には、人型の穴が穿たれている。
少し小さい。中学生くらいが寝転べば、中にすっぽりと収まりそうだ。
こんな人が来ない山中の林に、何でこんな物があるのか。
見ているうちに段々気持ちが悪くなり、足早にその場を後にした。
後日再訪しようとしたが、現在に至るまで見つけられないでいるという。
574:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/31 17:40:49 4CCDlt3Y0
友人の話。
彼女の曾祖母が亡くなった時のこと。
山奥の火葬場で荼毘に付されたのだが、おかしな物が遺骨の中に
混じっていたのだという。
数え切れないほどの、沢山の歯。
黒く焦げているがはっきりとわかる。どれも人間のそれに見えたと聞く。
生前の曾祖母には、歯は一本も残っていなかった。
歯だけ別の壺に分けられて、供養することにしたそうだ。
以降は、親族に何も変わったことは起こっていない。
575:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/31 17:42:16 4CCDlt3Y0
知り合いの話。
彼の実家の裏山には、もう使われていない火葬場跡がある。
現在はかなり崩れており、僅かに泥壁の一部が残っているだけだ。
彼のお祖父さんの時代までは、実際に使用されていたそうだ。
お祖父さんが言うには、小屋にはなぜか塩壺が置かれていたらしい。
荼毘に付す時、夜中に火葬場を覗く輩がよく出たそうで、そやつに塩を
撒いて追い払うためなのだという。
「寝ずの番していた時に、儂も何度か見たなぁ。
気がつくと、キラキラしたでっかい眼だけが、入口から覗き込んでるんだ。
強いて言えば猫の目に似てたかな。本体?見えたことないよ」
何が焼き場を覗いていたのかは、誰にもわからないままである。
576:本当にあった怖い名無し
06/01/31 17:57:02 RvM+7brF0
>>575
乙です。
>>574
無縁仏かな。
ついでに成仏したかったのかも。
577:本当にあった怖い名無し
06/01/31 18:43:18 9nSuIJIA0
雷鳥さん乙です。
うちのバァチャンも生前は小さかったのに
焼かれた骨みたらそれなりの大きさで存在感あったなぁ。
578:デビル ◆hO/jJrDVl.
06/01/31 22:59:25 nUPTBDvB0
>>574
けど、他人の、それも誰のだかわからない他人の歯って、ヤダ…
579:本当にあった怖い名無し
06/02/01 00:23:10 lqNP8qDCO
生前はさぞ
ひとを食った様なばあちゃんだった
のでしょうねw
580:本当にあった怖い名無し
06/02/01 00:33:51 Lrm/MuF00
歯が抜けた時に飲み込んだままどっかに引っ掛ってたんジャマイカ?
581:本当にあった怖い名無し
06/02/01 02:43:25 0RfUYRi+0
>>580
夢のないこと言うなよう
582:本当にあった怖い名無し
06/02/01 05:48:40 kq+UaCGO0
嫌な夢ファンタズィw
583:本当にあった怖い名無し
06/02/01 09:34:39 +Du+NhNW0
雷鳥さん乙です。お仕事お気をつけてくだせい
IDがNW記念カキコ
584:本当にあった怖い名無し
06/02/01 14:38:40 vZKQzkJm0
>>581
俺は余計怖く感じる
585:本当にあった怖い名無し
06/02/01 18:57:20 egBhF6SS0
別館スレ、落ちたの?
586:本当にあった怖い名無し
06/02/01 23:26:16 L1cXcEdJ0
落ちてる。住み分けがうまく行かなかったから仕方ないね。
このスレで全部引き受けるしかない。
587:本当にあった怖い名無し
06/02/02 00:38:02 mwgslwaO0
需要がないから落ちるんだけどな
588:本当にあった怖い名無し
06/02/02 08:22:21 VHrKrZ6Z0
まあ、また例の人やその他の基地外がはてしなく
暴れだしたら建てればいいでしょう。
589:本当にあった怖い名無し
06/02/02 20:52:03 dAIiamg0O
さあ
次はここ「本スレ」の番ですよ!
590:本当にあった怖い名無し
06/02/03 00:00:08 ActMYKkU0
友人と二人で、ある山中の洞窟に入ると、奥で無数の小さな白い玉を見つけた。
BB弾だと思って拾い集め、外で投げて遊んでいたが、簡単に割れてしまい、全て割ってしまった。
すると突然、テレビの砂嵐のような音がして、洞窟の中から黒い煙が自分たちを追いかけてきた。
どうにか走って逃げきったが、身体中が虫に刺されており、痒くてたまらなかったそうだ。
591:本当にあった怖い名無し
06/02/03 00:54:20 LYJYsXZnO
ヨン様乙ですがな。
592:コピペ
06/02/03 06:15:00 2bf5yFlh0
34 :本当にあった怖い名無し :2006/02/01(水) 14:39:44 ID:IUfm5ESe0
実家が東北のとあるド田舎なんだけど、この前の正月に
帰省したときの話。
去年の秋、実家の母が近所のオバサン連中と連れ立って
近くの山にキノコ採りに行った時、ニシキヘビ並みの大蛇に
遭遇したそうな。
山の中でも、よく人や獣が通る部分はそこだけ草が生えてなかったりして
獣道っていうのかな、そんな感じになってるんだけど、その大蛇は
その獣道をゆっくりと横切って行ったので、頭から尾まで全部見たので
絶対に何かを飲み込んで部分的に太くなってたとかではないって言ってた。
体の太さは大人両手の親指と中指でワッかを作ったくらい太くて
長さも5mくらいはあったと思うって。同時目撃者は母以外にも3人。
まるで電信柱が横たわってるみたいな大きさだったって。
みんな怖くてその場を動けなくて、もし音をたてて気づかれたら
襲われるんじゃないかと、ビクビクしながら見送ったそうです。
で、もっとヤなのが、その話を聞いてたジイチャンが言ったこと。
「ああ、いるいる。そりゃ俺が子供の頃からこの辺の山にいるヌシだ」って・・・
ジイチャンはもう80歳過ぎてんだけど、ヘビの寿命って、そんな長いの???
593:本当にあった怖い名無し
06/02/03 12:40:43 1r+PW9pE0
爬虫類はや魚類は基本的に寿命がなくて
病気や奇生中で死ぬまで成長しつづけるんだお
594:本当にあった怖い名無し
06/02/03 13:20:31 bgnFdQ6L0
>>593
へ~そうなんだ。
じゃあ何百年ものとか本当にいるかもなw
595:本当にあった怖い名無し
06/02/03 15:47:49 R2EhmeYn0
寿命がないってこともないがな。
でもゾウガメは200年以上生きた記録があるし、鯉も90年くらい平気で生きるよ。
596:534
06/02/03 16:19:03 pEFnO16B0
一応寿命はあるでしょ。DNA にテロメアあるし。
ただし、爬虫類は死ぬまで成長し続けるのは本当。
597:本当にあった怖い名無し
06/02/03 16:23:32 MR/Pkk6i0
つまり一生成長期?
598:本当にあった怖い名無し
06/02/03 20:22:59 JMu9O2TW0
山の中で育つこと25年・・・
一回も霊的なものを感じたことないぞ
599:本当にあった怖い名無し
06/02/03 20:39:31 DGaxs6Jc0
あんたが妖怪。
600:本当にあった怖い名無し
06/02/03 20:45:22 xq1VdVK60
樹木も基本的に寿命なんてないんじゃないの?
環境さえ良ければ千年くらい平気で成長し続けるしな。
601:本当にあった怖い名無し
06/02/03 21:09:12 WJ/2BUqO0
>>600
言われてみればそうだな。
そう考えるとすごく不思議だ。
602:スーパーリアル金太
06/02/03 22:29:12 0sFU41uh0
>>600
自ずと限界はあると聞いた。
屋久杉も一本の木ではなくて
何本かの木が絡まりあって伸びているとか。
測定する部位によって樹齢が異なるという話。
根から水を吸い上げるのにも高さに物理的な限りがある。
やがては組織が老化して朽ち折れる。
そして朽木を養分にして新たな若木が萌えるのである。
けど探せばあるいはとんでもない老木も世界のどこかにあったりして。
そういえば観光客に紹介されている屋久杉は
屋久杉全体のほんの一部で、本当に大切な木は
林野庁が所在を隠しているという噂。
603:本当にあった怖い名無し
06/02/03 23:10:54 /TaPGO8C0
>>602
トトロの木だな~
ついでに書くと折れ今は町に住んでるが前は山に
20年以上住んでいたけどフシギな事は無かったなぁ…
ここのスレ見てるともしかしたら折れが住んでた所も
何かあるのか?と想像すると楽しかったり怖かったり。
掘ると縄文時代の土器がわんさか出て来たりした所なんだがナァ
604:本当にあった怖い名無し
06/02/04 00:00:14 aUqZN/0I0
早朝、子供だけで虫を取りに山へ入った。
昨日蜜を塗った場所には無数の昆虫が集まっており、夢中で捕まえて虫かごに入れた。
すると「ようけ取れるか?」と、低く山中に響くような大きい声がして、皆慌てて逃げ出した。
後で親と行ってみると、壊された虫かごが転がってるだけだったそうだ。
605:本当にあった怖い名無し
06/02/04 00:20:55 jozznu8QO
ヨン様乙ですがな。
606:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/02/04 01:21:53 jNp+XJEC0
静寂を売り物にした高級リゾート地として開発された、山間の
その土地には、広い道路が一本、背骨のように縦貫しており、
道路から見えないように建てられた別荘に向かって、肋骨のような
小道が伸びている。
一本の小道に一軒の別荘。
火事で全焼した別荘が一軒あるが、焼け跡は放置されたままだ。
オーナーがどうなっているのか、管理会社がどう関わっているのか、
裏では色々あるのだろうが、道路からも隣家からも見えないような
場所のことでもあり、林の中、朽ちるに任されている。
焼け跡には風呂がある。
タイルで丁寧に作られた風呂は、真っ黒に煤け、陽にさらされ
風雨に打たれ、夜露に濡れ、とどのつまり、埃まみれだ。
月夜、その風呂には、自殺した女が入浴しているという噂もある。
その別荘で自殺者があったかどうかなど、誰も気にしない。
無責任に、そうした噂だけが広まっている。
決して、入浴している女を見てはいけないともいわれる。
ハイキングがてら、面白半分にその別荘まで行った者がいる。
風呂の脇にテントを張ろうという計画だったが、煤けた風呂が
不気味で、何となく焼け跡が見えにくい場所にテントを張った。
無論、違法行為だったろう。
月は冴え冴えとし、林の中は明るい。
ひとりが風呂を覗きに行こうと言い出した。
全員で行っても面白くないので、一人一人、別々に行ったらしい。
607:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/02/04 01:25:43 jNp+XJEC0
交代で出かけ、全員が風呂を覗いたはずだったが、実は怖くて
風呂まで行かなかったとひとりが白状すると、俺もそうだと
言い出す者が出て、結局、本当に月夜の風呂を見たのは
ひとりだけだったことが分かった。
風呂を見たひとりは、何も語らなかった。
翌日、山でそのひとりが消えた。
何日たっても見つからず、彼らが辿った道をさかのぼり、
違法と知りつつテントを張った別荘地まで捜索されたが、
やはり見つからない。
捜索は打ち切られ、公式には行方不明とされた。
数ヶ月後、彼の遺体が発見された。
例の別荘地、例の風呂の中、水死体となっていた。
発見したのは別荘地の管理会社の社員で、通常の巡回業務の
途中、異様な臭いを感じて発見したと説明した。
それまでの巡回では、臭いも遺体もなかった。
水死体という表現に過不足はない。
真っ白にふやけ、警察官が腕や肩に触れると肉がずるりと剥け、
水がしたたるほどだった。
煤けて埃が分厚く積もった風呂から、こんな遺体が発見されるなど
おかしいと誰もが思った。
とりわけ、警察がそう思ったが、結局、何も分からなかった。
風呂は、森の中で煤けている。
608:本当にあった怖い名無し
06/02/04 02:36:22 Q/y8GiNf0
全裸隊さん乙
キモ怖くてよかった
609:本当にあった怖い名無し
06/02/04 09:40:41 cHpVUcQd0
>602
修行をしている人から聞いた話だけど、
西の山奥に、三千年杉と五千年杉があるが、
今はもう入れないようにされている。
昔、三千年杉のところまで連れて行ってくれようとしたけど、
山肌に張り付いてにじって行かなければならないところで断念した。
アヤカシではなくて本能的な怖さだったw
610:本当にあった怖い名無し
06/02/04 10:48:14 zw/+BckF0
観光客が来るようになると地面がコンクリートのように固くふみかためられて、
木の根っこの健康によくないそうな。
611:本当にあった怖い名無し
06/02/04 12:54:00 prwFzRNp0
そこで樹木医の登場ですよ
612:本当にあった怖い名無し
06/02/05 00:00:24 XwjZW3XJ0
とある山の山頂に、神社の祠がある。
祠自体は麓から見上げてもよく分からないほど小さいが、夜になると時折光が瞬くのだそうだ。
様々な色に光るらしいが、その色が白だった時は必ず、麓の村で死人が出るという。
ずっと前に建て直されてからは、そんなことは無くなったそうだ。
613:スーパーリアル金太
06/02/05 02:13:12 UPHQPF0e0
>>609
五千年かぁ…
何が宿っているのだろう。
614:本当にあった怖い名無し
06/02/05 08:39:13 hN/6WvyC0
>>612
4様キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
615:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/02/05 09:35:46 30VtA+4s0
俺たちの部室には、寝袋がいくつもあった。
どれも古く、カビ臭く、あまり気分の良いものではなかったが、
在学中だけ山をやる者や、新入生が使うには手頃だった。
その中にひとつ、山行のたびに誰かが持っていく寝袋があった。
裏地には名前がマジックで書かれており、OB連中の話によれば
持ち主はバイク事故で死んだとのことだった。
それが本当かどうか、調べる方法はいくつもあるが、山岳部に
限らず、どこの部にもある話なので誰も気にしなかった。
野球部ならグラブやバット、テニス部なら古いラケットにまつわる
似たような話が語り継がれているだろう。
その寝袋を毎回山に持って行くのには、それなりの理由があった。
いわゆる部活動の山行では、楽しむことより鍛錬や訓練が目的化する
傾向があり、体調が万全でないと上級生でも苦しむ場合がある。
丹沢山地で焼山・黍殻山・蛭ヶ岳・丹沢山・塔ノ岳と歩き、
最後は大倉尾根を下るというルートを一日でこなしたこともある。
可能なら、という条件付きで塔ノ岳の後、大山まで行くことも計画に
含まれていたが、さすがにそれは無理だった。
馬鹿げた行程だが、当時はそう思わず、計画どおり歩くことに
熱中していた。
616:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/02/05 09:37:07 30VtA+4s0
誰かが疲労でぐったりしてしまうと、この寝袋の出番だ。
「バテたか、寝袋出せ」
というのが決まり文句で、寝袋に押し込み、ほんの少し休ませると
疲労がとれ、驚くほど体調が良くなる。
気の持ちようだろうとは思うが、確かに不思議なほど効いた。
OB会と称した大宴会が催された時、十以上も年齢の離れた
初対面の後輩に、その寝袋のことを訊ねた。
彼は、その年の卒業生だった。
「毎回、持って行きますよ」
今でも効くのか?
質問を重ねると、一度だけ世話になりましたと答えが返ってきた。
話をするうち、気付いたことがある。
彼がいう「魔法の寝袋」は、裏地にマジックで名前が書かれていない。
持ち主がバイク事故で死んだことは変わっていなかったが、どうやら
長い間に、別の寝袋とすりかわったらしい。
ま、そんなもんだろうなと、俺は思った。
617:本当にあった怖い名無し
06/02/05 12:26:19 jnp49kfF0
プラセボ効果、か
618:本当にあった怖い名無し
06/02/05 15:02:39 fGkuJu0X0
プラセボ効果が猛烈に現れる年齢ってのがまたウラヤマシス
あの頃の馬力はどこへやらw
過ぎ去った年月の分だけ培ったものがあるから、今は今でいいもんだと思うがね。
619:本当にあった怖い名無し
06/02/05 17:07:47 Qy+3yyY+0
若いうちの苦労は買ってでもしろ
年を取ってからの苦労はとにかく金で片づけろ
「沢野ひとし」
620:本当にあった怖い名無し
06/02/05 18:23:21 x9xSg17N0
イイ言葉だw
621:本当にあった怖い名無し
06/02/05 20:27:42 2EKtKJwsO
若い内の苦労は買ってでもしろ
99%なぐさめの言葉。
622:本当にあった怖い名無し
06/02/05 20:54:49 MGnqMog+0
この言葉はほとんどの場合苦労を「させる」側が言うからムカつく。
本来の意味は別として使用の実態としては「苦労させるが見返りはやらん」とほぼ同義。
623:本当にあった怖い名無し
06/02/05 22:37:35 2EKtKJwsO
そうなんだよね、でも苦労知らずのままだと
人生を楽しめないし
何とも複雑な気分になる言葉。
624:本当にあった怖い名無し
06/02/06 00:00:27 0KbTMAmP0
ある街に、小さな山がある。
歩けば10分ぐらいで横断でき、遊歩道も通るその山では、昔から稀に行方不明者が出るという。
奇妙なことに、周囲を住宅街が取り囲んでいるにも拘らず、人が忽然と消えてしまう。
数年前、肝試しに入った学生が姿を消してから、立ち入り禁止になったそうだ。
625:本当にあった怖い名無し
06/02/06 00:12:16 7wseegbn0
4様キターーーーーーヾ(゜∀゜)ノシ---------!
626:本当にあった怖い名無し
06/02/06 01:26:45 JQZt938sO
4様って四行レスのことですか?
627:本当にあった怖い名無し
06/02/06 01:53:49 TGmknKnh0
4様ーーー!!
昨日と今日と、久々に読めて感涙です
628:本当にあった怖い名無し
06/02/06 08:21:26 h2dAqckxO
>>590
>>604
629:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/02/06 17:52:48 pa3gR7al0
知り合いの話。
冬山に入っている時、ひどい吹雪のため動けなくなってしまった。
テントの中で寒さに震えているうち、ボソボソという話し声が聞こえてきた。
ついに幻聴まで聞こえ出したかと思ったらしい。
段々はっきりと聞こえるようになる。
と、いきなり入口が開かれて黒い影が何体も忍び込んできた。
驚いている彼を取り囲んだ影は、ぼんやりとした人型に見えた。
彼を見下ろして何やらブツブツと密談しているかのよう。
そのうち、影の一体が彼の傍に身を屈め、ぐっと耳を掴んだ。
慌てて振り払おうとしたが、硬直した身体はピクリとも動けなかった。
耳を掴まれているのはわかるが、顔も動かせないので状況が見えない。
直後、耳元でゾリゾリという音が聞こえ、骨が嫌な振動を伝えてくる。
痛みはまったくないが、硬く冷たい物が、耳と顔の間に滑り込んでくる。
・・・俺の耳を、ナイフか何かで切り落としている!?
あまりのことに頭の中が真っ白になったという。
気がつくと、身体の他の場所でもゴリゴリと重く響く振動が感じられた。
手そして足の指が削られているような、そんな感触があった。
やがて影は一体一体ゆっくりとテントから外へ出ていく。
630:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/02/06 17:55:02 pa3gR7al0
(続き)
最後の一体が雪の中へ消える寸前、何とか目を動かしてそいつを見た。
輪郭がぼんやりしているのは相変わらずだが、指先あたりに白い物が
ぶら下がっている。恐らくは、彼の耳と指。
それを見て理性が切れた。
「うわわわわっっぅぅ!」と悲鳴を上げて飛び起きる。
叫んだせいか、金縛りは解けていた。
慌てて身体を確認したが、どこも欠けている箇所はない。
耳も指も、しっかり満足なままだ。
はっとテントの入口を見る。ファスナーは確りと閉めてあり、何かが入って
きたような痕跡もなかった。
嫌な夢を見た。そう思い、残り少ない非常食を口にしてから寝た。
味などまったくわからなかった。
二日後、食料が切れることもなく無事に彼は下山した。
しかし代償としてか、片耳と手足の指を一本ずつ、凍傷で失ったのだという。
・・・本当に嫌な夢だったよ。そう彼はぼやいていた。
631:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/02/06 17:58:18 pa3gR7al0
どーもです。
こちらは大雪でテンテコ舞いしております。
なぜか客先の雪掻きが仕事になっていた、そんな一日。
皆様も雪にはお気をつけ下さい。
そりでは。
632:本当にあった怖い名無し
06/02/06 18:40:25 7wlRWr8w0
雷鳥さんどうも。久しぶりに文章見て鳥肌たった。
スッゲー痛そう!!
633:本当にあった怖い名無し
06/02/06 19:00:33 N37pvAvh0
確かに怖いけど、吹雪がやまずに本来凍死する筈だったのを
体の一部とひきかえに助けてくれたのかも…
634:本当にあった怖い名無し
06/02/06 20:02:56 B3r9hitj0
>>629-630
乙です。今回は生理的に痛怖い話でありますな。
>>633
躯全部を持っていかずに、耳と指だけで済ませてくれたってコトかな。
ふむ、なるほどそういう解釈もアリか。面白い。
635:本当にあった怖い名無し
06/02/06 20:19:39 YmI/874+O
ちょと昔に聞いたお話
その頃いろんな事に嫌気がさした爺さんは、会社を休み山に登った
四時間位登り、少し下界を眺められる様な所で休憩をとった
おにぎりを頬張りながら美しい展望を眺め、その景色に癒されながら、ふと水筒に手を伸ばした
無い…後ろを振り替えると、自分の座っていた所から10m位先にちょこんと立っていた
首を捻ながら水筒を持ち上げると妙に軽い
試しに降って見ても液体の音がしない
がっかりしながらさっきまで座っていた所に戻ると、今度は残りのおにぎりが無い
余りの事に言葉を失っていると後ろから
クスリ
と子供の笑い声が聞こえた
振り替えってみると、ちょうど狐の尻尾が林の中に消えていくのが見えた
もう行こう…と思い荷物を片付けようとしたら
おにぎりの容器の中にこの時期には珍しい山菜が沢山入っていた
余りの量の少し後ろめたい気持ちになったが、麦茶とおにぎりのお礼として受取りその場を後にした
今でも爺さんは「おにぎりと麦茶だけで、あの量の山菜を貰うのには気が引けた。」
と目を細めて語る
636:本当にあった怖い名無し
06/02/06 20:33:38 ewfSRdMZ0
これもいい話だなぁ。有り難う。
637:本当にあった怖い名無し
06/02/06 21:37:30 oJOgUTvg0
>>635
乙。
なんだか泣けてきた。
ごんぎつねを読みたくなった。
638:本当にあった怖い名無し
06/02/06 22:32:11 r1m9+7nS0
どんだけ泣く気だ(つД`)
639:本当にあった怖い名無し
06/02/07 00:00:35 AOJcsAl10
肝試しで、有名な峠の心霊トンネルへ四人で行った時のこと。
トンネルの中でエンジンを切り、しばらく怖さを楽しむと、再びエンジンをかけ、ライトを点けた。
すると、トンネルの地面が見えない。壁には明かりが反射しているのに、地面は全くの闇。
恐る恐る進むと、何事も無く出られたが、運転していた者の話では、車がやけに重かったそうだ。
640:本当にあった怖い名無し
06/02/07 00:39:34 U+0yM5710
4さまーーーーー!!!!
641:本当にあった怖い名無し
06/02/07 01:12:12 y2YorJ1k0
>年を取ってからの苦労はとにかく金で片づけろ
これから円が全世界で使えなくなるが、日本のイエローモンキーどもどうするんだろう。
642:本当にあった怖い名無し
06/02/07 04:56:43 m+O9qd4k0
ごんぎつねはもう読んだ?
643:本当にあった怖い名無し
06/02/07 05:15:38 +4bCXnOb0
>>641
円は、
ユーロ、USドルと並んで、国際三大通貨と呼ばれる
世界最高のハードカレンシーの一つです。
(次点で、香港ドル、スウェーデン・クローナ、UKポンド、カナダドル等)
日本円が通用しなくなるのは、多分ほかの国が雪崩をうって崩壊したあとですよ。
644:本当にあった怖い名無し
06/02/07 08:00:48 jPx+8qTjO
あ~
ユーロと聞くと
国境を跨ぐ列車を利用してのサイクリング
がしたくなる!雪を抱く山々を眺めながら
ツーリングしたいよー!!!!!
645:本当にあった怖い名無し
06/02/07 08:15:07 l/cgMnJX0
>>641
在日ホロン部乙!!
646:本当にあった怖い名無し
06/02/07 09:16:16 zHAUrJob0
>>641
日銀が量的緩和やめるっていったの知らんのかw
しかしここは山怖のはず…
647:本当にあった怖い名無し
06/02/07 09:52:46 sCVcSdxC0
641のひきこもってる山はいかに世間とズレているかという世にも恐ろしい話でした。
648:本当にあった怖い名無し
06/02/07 11:20:12 vopQpslWO
>>641は、急いでウリナラに帰ったほうがいいよ。
649:本当にあった怖い名無し
06/02/07 11:32:04 9ivsl2Vo0
>>635
>クスリと子供の笑い声が聞こえた
クスリじゃねーよ
そんな不味そうな山菜なんぞイラねーてw
漏れなら猟銃で撃ち殺してやる
650:本当にあった怖い名無し
06/02/07 13:17:29 +4bCXnOb0
早速、直接的にも間接的にも
ウォンの通貨保証をやめましょう。
651:本当にあった怖い名無し
06/02/07 14:46:12 N6Ml4woL0
雷鳥さん、怖かったです。
雪国育ちで、足の指が変形しているわたしには、とっても。
ひょっとして、雷鳥さんは自衛隊の方ですか?
652:本当にあった怖い名無し
06/02/07 15:39:50 KGWoCTPM0
スイスがユーロ導入してくれると、すごーく楽になるのになぁ。
653:本当にあった怖い名無し
06/02/07 15:42:47 Zsb8lxcj0
>>649
やめて兵十やめて
654:本当にあった怖い名無し
06/02/07 16:36:25 CYQarD640
>>408
遅レスですまぬが、たしか長野の方にそんな名前の場所があったような。
河化ヶ原と書いて「かべっけがばら」とか呼んでいたような記憶が。
関係あるのかな?
655:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/02/07 20:12:33 XookZKua0
知り合いの話。
彼のお祖父さんは、山奥の村で雑貨店を営んでいた。
昔はそれなりに立派な家柄だったせいか、ちょっとした金貸しや質屋のような
仕事も手懸けていたらしい。
ある年、何とも奇妙な客が来たのだという。
中肉中背の男、顔に見覚えはない。まず間違いなく村の住民ではなかった。
それなのに、どこかで出会った気がしてならない。
誰だろうと訝しく思いながら対応すると、言うことがこれまた奇妙だった。
「娘が輿入れすることになった。
急遽まとまった額の金子が必要になったので、融通してほしい。
しかし、自分にはこれと言って質草になるようなありがたい物はない。
迷惑だとは思うが、一つこれで金を貸して貰えないだろうか?」
そう言って男が差し出したのは、枯れ木のように干からびた人の上腕だった。
その時初めて、男が片腕であることに気がついた。左腕がない。
正直気持ち悪いと思ったが、なぜか力になってやりたいと考えたお祖父さんは
男の言うままの額を、腕と引き替えに渡してやったのだという。
男はこちらが恐縮するくらい腰を低くして帰って行った。
帰った後で「はて、何でこんな頼みを聞き入れてしまったのやら」と自分でも
不思議に感じて仕方がなかった。
656:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/02/07 20:14:20 XookZKua0
(続き)
家族からも「不気味っ!」「詐欺だろ、それ」と非難されたが、かえって
意地になってしまい、責任を持って大切に保管したのだという。
もっとも、流したくとも流せるような品ではなかったのだが。
一年後、すっかり腕のことなど忘れ果てた頃。
件の男が再びお爺さんの元を訪れた。
不安そうな顔で、まだ腕はあるかと聞いてくる。
お祖父さんが油紙に包んだそれを出してくると、嬉しそうに言った。
「あぁ、ありがたい。やはり不便でな。
仲間が都合してくれたんで、思ったより早く金が出来た。
確認して返してほしい」
男が持ってきた額はちょっと多目だったが、まぁ利子だと思って貰って
おくことにした。金を納めて腕を返す。
と目の前で、すっぽん!と弾けるような大きな音がした。
驚いて男を見やると「世話になった」と快活に笑って店を出ていく。
健康そうに日焼けした右腕と、生白い左腕を交互に元気良く振りながら。
「いや金貸しってのは色々嫌なことも多かったがね。
あれは何というか、良かったというか面白かった想い出だな」
お祖父さんは目を細めながら、この話をしてくれたそうだ。
657:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/02/07 20:24:48 XookZKua0
お晩です。仕事上がったばかりのサンダーバードなのです。
>>633
なるほど。もし全身持って行かれる夢を見ていたら、彼は生還できなかったの
かもしれませんねぃ。
もっとも、その場合はこういう話を私が耳にすることもなかった訳ですが。
・・・雪山で凍死する時って、死の直前に何かが訪れていたりして。
死者が語れないだけで(嫌汗)。
>>651
私は自衛隊員ではありませんが、知り合いに三人ほど居ますデス。
うち二人は退役しておられますが。
(○○団で指導員としてしごかれているのは内緒なのデス)
野外訓練が多いせいか、結構面白い話を聞かせてくれます。
やはり素直に頭が下がりますよ。頑張ってもらいたいものです。
>>654
あわわ;; まぁ深く追求はなしということで;;;
・・・そっか、地名になっていたか・・・知らなんだ。
そりでは、また。
658:本当にあった怖い名無し
06/02/07 20:42:48 jPx+8qTjO
凄く面白かった!
659:本当にあった怖い名無し
06/02/07 22:12:13 ZJ7pSBFi0
日本昔話系ホノボノ~
660:スーパーリアル金太
06/02/07 22:24:31 RJoVfv+B0
>>657
本人もナニだけど、都合してくれた仲間というのも
ナニなんだかw
「あの者」たちもいくらかはお金を必要とする暮らしも
しているのですなー。
661:本当にあった怖い名無し
06/02/08 00:56:20 UYCo/Ol1O
>>635
ちょい亀失礼します
635を見てびっくりしたので書き込みます。
去年の五月の末なんですが、友達と自転車でちょい旅行(一泊二日)をしました。一日目は、標高差1500メートルくらいの山を越えて、下って、川の堤防で野宿。二日目は、目的地まで行ったあと 別ルートで温泉に入った後 トンネルを通って帰宅しました。
問題なのは二日目の朝で、野宿した場所のすぐ近くに 小高い丘があって、稲荷神社がありました。朝出発する前にお参りしてから行こうってことになったんですが、お参りした後 神社のさらに上にある公園で遊んだんです。童心に帰って滑り台で。
自分が前で、友達が後ろ。ビデオを持って来ていたので撮りながら滑りました。公園には自分達の他に親子二人しかいませんでした。
《続く》
662:本当にあった怖い名無し
06/02/08 00:58:19 UYCo/Ol1O
《続き》
出発の為に麓の自転車に戻ると、ずっとしょっていたバックのサイドに挿していた水筒がない。
水筒が無いとツライので一人でまた丘に登って探しました。公園で通った場所をもう一度通るが水筒は落ちてない。諦めかけてた時、歩いてない場所で見つけました。朝、水を満たしておいたのに、中はカラでした。
その時は急いでいたので、滑り台で落として、あの時の親子がふざけて水を捨てて投げ捨てた と考えました。
(勿論、再度稲荷神社にはお参りしました)
《続く》
663:本当にあった怖い名無し
06/02/08 00:59:07 UYCo/Ol1O
しかし、よく考えると水筒を落としたら後ろの友達が気付くはずだし、ビデオを見ると何かが落ちたような音は聞こえない。しかも、水筒は 普通入らない(歩かない)所に落ちてて、落ちた痕で穴が開いてたのを考えると、滑り台から投げたと考えられるが、投げるにしては遠すぎる。
…
635からするとその後の行程、お稲荷様が見守ってくだすったかなーと
2㌔のトンネルで追い越す車が来なかったのが不思議だし(反対車線の車の風圧でもやばかったので、もし車が来てたら死んでいたかも)
ありがたや
そして長文スマン
664:本当にあった怖い名無し
06/02/08 20:56:59 qMwWBabS0
でも若い頃は金がないからそんな苦労は買えない
「伊奈かっぺい」
665:本当にあった怖い名無し
06/02/09 00:00:44 2Z/1KqLv0
ある家族が山荘に泊まった。夜、父親が寝ようと横になると、外でギャー!と叫ぶ様な声がする。
鳥が鳴いているのだと思い、気にしないでいると、母親と子供が震えながら布団に入ってきた。
鳴き声が気になり外を見ると、人影が空を飛んでおり、それがギャー!と鳴いていたのだという。
その夜は、家族で寄り添うように寝たそうだ。
666:本当にあった怖い名無し
06/02/09 03:21:21 2839HUvP0
>>665
高尾山薬王院近くの杉の巨木付近で近年多くの人たちが夕刻に集まって観察会を開いている。
観察の目的はムササビである。夜の訪れとともに樹洞から出て音もなく滑空する姿は一見に価する。
四肢を広げたときは相当に大きく見えて座ぶとんが飛んでいるようにも見える。
樹から樹への滑空の距離は100m以上、182mという記録も伝えられている。
闇から響いてくる「ギャー」という鳴声はムササビのもので、古寺や神社の屋根,大木の梢から聞えてくる場合が多く
古来“ヌエ”と称される架空の動本体はこれであるともいわれる。
URLリンク(www.tamariver.net)
座布団程度の大きさには見えるらしい。正体を知らなかったら恐怖心から人影の様に見えるかもね。
667:本当にあった怖い名無し
06/02/09 06:16:23 VTINW2DYO
野暮
668:本当にあった怖い名無し
06/02/09 09:11:45 N9cZ1Y+E0
俺は重箱のフタくらいかと思ってたから勉強になった。
てかそんな頭と四肢のついたザブトン大の影が夜の山中でギャーギャー鳴きながら
とびまわってたら怪異じゃなくてもテラコワス。
669:本当にあった怖い名無し
06/02/09 10:43:17 Yk6y4GCk0
問題は、
飛んでるときにも鳴くのか?
だな。
670:本当にあった怖い名無し
06/02/09 19:01:36 2fmeKvFl0
ゴイサギとかアオサギは時々凄い声で鳴きながら飛ぶことあるけどな。
ゴイサギは夜行性だし、その不気味な声は横溝小説のネタにもなってる。
だいぶ前の方で樹木の寿命について出ていたが、白樺の寿命は結構短くて
だいたい60年ぐらいらしい。北海道各地の白樺並木がそろって高齢化で
集団枯死する怖れがある、と農学関係の知り合いに聞いた。
671:本当にあった怖い名無し
06/02/09 21:13:20 69m/gsYw0
鵺の鳴く夜は怖ろしい・・・・。
672:本当にあった怖い名無し
06/02/09 21:31:34 WO1wcLj60
>>668
重箱のフタ程度ならモモンガでは。
夜中に独りで真っ暗な森の中を歩いていると、突然ふぁさっと何かが飛んできて、
突然毛むくじゃらのなま暖かいモノで顔を覆われてしまう。
息もできないし、振りほどこうとしてもしっかりとしがみついて離れない。やっぱり立派な妖怪だな。
ももんが
URLリンク(www.sinri.net)
673:本当にあった怖い名無し
06/02/09 23:00:22 ZiROtGEe0
ヌエのなく夜は楽しいペチカ
雷鳥さんは自衛隊ではなかったのですね。
ご丁寧な回答をありがとうございます。
なんとなく川端康成の「片腕」を思い出してしまいました。
674:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/02/09 23:21:06 nPfh+6790
テントの中、布地を通して黄色くなった光に包まれ、
ゴロゴロしながら本を読んでいると、外から声がかかった。
「おい、遊びに来てやったぞ」
単独行の俺に連れがいるわけがない。
多くのテントが張られている場所では、こんな
間違いは少なくない。
慣れていても、自分のテントを探してしまうほどだ。
声の主は、若い女のようだ。
面白がって生返事をしていたが、自分の連れと俺の
声の違いに気付かないのだろうか。
コーヒーを飲ませろだの、飯の仕度をしろだのと
言い出したあたりで面倒になり、返事をやめた。
「入るよ」
いきなり、女が入ってきた。
入り口を開きもしない。
そのまま俺の横を通り過ぎ、出て行った。
ひんやりとした空気もろとも、あっという間だった。
「おい、遊びに来てやったぞ」
後ろのテントで、女の声が聞こえた。
675:本当にあった怖い名無し
06/02/09 23:31:40 62iTw+Mz0
>>673
大人になったら、「自衛官ではなかったのですね」と言いましょう。
676:本当にあった怖い名無し
06/02/09 23:50:27 VTINW2DYO
>>674
乙
677:本当にあった怖い名無し
06/02/10 00:00:45 WeXSwJdC0
ある写真家が、風景を撮ろうと山に登った。
すると目の前に素晴らしく美しい景色が開け、彼は呆然と眺め続けた。
ふと気付くと、風景は一変し、山の形が全く変わっていて元の面影すら無くなっていた。
不可思議なことに首を傾げたが、一番はシャッターを押し忘れていた自分に腹が立ったそうだ。
678:本当にあった怖い名無し
06/02/10 00:04:57 3diKTn+00
>>677
4様いつもいつも面白い話をありがとう。
679:本当にあった怖い名無し
06/02/10 01:14:55 5adZqHP4O
>>672サソ
本当に関係ないですが、家でモモンガ飼ってますよ(・ω・`)
スレチスマソ;;
680:本当にあった怖い名無し
06/02/10 01:56:50 RqsD2b9D0
>>679
モモンガを飼うと恐ろしいことになる…
って動物のお医者さんでやってたけど大丈夫なの?
681:スーパーリアル金太
06/02/10 03:07:44 tIX5pi6L0
>>680
放し飼いにしなきゃ大丈夫なんだろ。
あるいは部屋がンコまみれになっても気にしないか。
そういえば得体の知れないものを
「モモンガ」と総称する地方もあるね。
682:本当にあった怖い名無し
06/02/10 05:23:43 PAMjof450
>>329-630
再に臨む行為では無いから、遊びで山に来るなってことだな。
683:本当にあった怖い名無し
06/02/10 06:13:24 Dov8bGBoO
富士山にはライオンの形をした岩がある
684:本当にあった怖い名無し
06/02/10 09:12:15 lnI0JuJS0
部屋の中でフクロウを飼っているけど
夜にてくてく歩く。フクロウって歩くものだとは知らなかった
あとフクロウはやっぱり肉食
685:本当にあった怖い名無し
06/02/10 10:11:12 OcM1IYJw0
それと首から下は地井武男
686:本当にあった怖い名無し
06/02/10 12:33:10 0AwPkVpA0
野生生物って飼い続けるとまずいんじゃなかったっけ
687:本当にあった怖い名無し
06/02/10 12:40:34 WQ/HmiHIO
鍋にしたときやっぱまずいよ
688:本当にあった怖い名無し
06/02/10 20:30:37 AqlnUhys0
フクロウはペットショップで売っております。
餌用の冷凍マウスまで・・・
689:本当にあった怖い名無し
06/02/10 20:50:59 QBOTzEsxO
富士山麓のあるオートキャンプ場近くに 天の岩戸がある。しかも埋蔵金もそこに埋まっている。
690:本当にあった怖い名無し
06/02/10 21:24:05 Uud9K+y10
出発しますた
691:本当にあった怖い名無し
06/02/10 22:49:16 1wpdGxqZ0
>>683
そんな物は無い
>>689
そんな物は無い
692:スーパーリアル金太
06/02/10 22:58:26 tIX5pi6L0
>>688
あれってずーっと疑問に思ってたんだけど、
やっぱり電子レンジで解凍するの?
693:本当にあった怖い名無し
06/02/11 00:40:53 LABbDvmHO
>>691さん
ありますよ。
ただし自称ですが…
富士山 オートキャンプ場 埋蔵金 で検索かけてみたら多分出ますよ
そのキャンプ場
694:本当にあった怖い名無し
06/02/11 01:20:08 mOcWJaBN0
さすがに海外の掲示板で『嘘を嘘であると見抜けないと・・・』ってのは酷か
695:本当にあった怖い名無し
06/02/11 01:20:39 mOcWJaBN0
誤爆
696:本当にあった怖い名無し
06/02/11 10:38:18 Lcz9W903O
>690さーん、帰っておいでー!
697:本当にあった怖い名無し
06/02/11 13:59:50 F4NUd79Y0
>>392
お湯につけて解凍
698:本当にあった怖い名無し
06/02/11 14:56:52 F4NUd79Y0
やべレス番間違えた>>692だったよ
>>392なんてお湯につけたくねー
699:本当にあった怖い名無し
06/02/11 15:06:21 aiyKhROFO
ワロタw
700:本当にあった怖い名無し
06/02/11 15:33:27 Pb91bJfd0
画面がダイエットコークだらけだ
冷凍マウスはお湯につけて生肉に戻します。
それ専用にしたレンジで解凍する人も居ます
お湯を沸かして肉を解凍しようとしていると、肩に留まって待っているのが可愛いのですが
かぎ爪がいたいです
中にはハムスターと一緒に飼っている剛の者も居ましたっけ
701:スーパーリアル金太 ◆8mzYKF9Qkk
06/02/11 20:45:55 TZWSZTRR0
>>698
>>700
毎食湯を沸かさなきゃならないのも
なかなかに手間ですね。
とりあえずレンジの場合専用でしたかw
アクアリウムが趣味の友人は
活きの悪いグッピーは
生餌としてエンゼルフィッシュに食わせてますた。
さて軌道を戻そうか。
702:本当にあった怖い名無し
06/02/11 21:33:27 aiyKhROFO
それじゃ
お前がネタだせやリア金w
703:本当にあった怖い名無し
06/02/12 00:00:14 aElkCU4G0
ある男が旅行へいったおりに、近隣の村から霊山と呼ばれる山に登った。
森の中の道を歩いていると、何か白い物がヒラヒラと落ちてきて、それは少し先の道に落ちた。
何気なく拾ってみると、それはただの紙。しかし、そこに書かれていた字に寒気がした。
自分の名前。苗字も名前も全く同じ字。それだけだったが無性に怖くなり、引き返したそうだ。
704:本当にあった怖い名無し
06/02/12 01:25:47 aEwrt3qu0
4行の人キタコレ
705:本当にあった怖い名無し
06/02/12 03:20:35 bBGyHQ+30
自分のハンドルネームと過去に買ったエロ本のリストだったら
その場で即死できる自信がある
706:スーパーリアル金太 ◆8mzYKF9Qkk
06/02/12 08:04:43 A5Z9KwTu0
>>702
こっちからは出し尽くした。
707:N.W ◆0r0atwEaSo
06/02/12 08:22:43 iVf6fW3s0
人から聞いた話
太平洋戦争の終わり頃、学童疎開していた時の話──
間もなく2月になろうかと言う頃、疎開組の男子が一人、地元の餓鬼大将たちに川へ落とされ、
亡くなった。
疎開組と、地元の子供らとは仲が悪かった。
と言うより、幼い頃から野山を駆けずり回って育った田舎の悪童どもに、都会からの疎開組は
体力的に全く歯が立たず、しょっちゅう苛めを受けていた。
なお具合の悪い事に、問題が起きたところで、向こうには両親が付いているが、こちらは引率の
教師しかいない。
この時も、ただ黙って泣くしか出来なかった。
疎開組は笑顔を忘れ、押し黙る事が多くなった。
節分の夜。
形ばかりの豆撒きをした。
畳の上や縁側に落ちている豆を、皆で拾っていると、パラパラン…パラパラン…と音がする。
何かと思ったら、ある女子が境内へ降りる階段の上に立ち、夜空を見上げながら、古びた小さな
玩具のデンデン太鼓を振っていた。
どうしたの?何してるの?
他の女子たちが声を掛けるが、本人はじっと夜空を眺めたまま微動だにせず、時折手を動かして
デンデン太鼓を鳴らしている。
「おい、どうした?」
教師が側に寄ろうとした時だ。
いきなり、その子が境内へ駆け下りた。そして裸足のまま、恐ろしい勢いで門の方へ走って行く。
「待て!!」
708:N.W ◆0r0atwEaSo
06/02/12 08:23:53 iVf6fW3s0
教師を先頭に、何人かが彼女の後を追った。
しかし、追いつけない。
尋常ではない足の速さだった。
街灯も無い田舎の夜道の事、彼女の姿はすぐ闇に紛れて見えなくなった。
何処へ?
皆が息を切らせながら顔を見合わせていると、暗がりの向こうから、彼女のとてつもない大声が
聞こえて来た。
『…鬼は外!鬼は外!鬼は外!』
ともかくも、彼らは声のする方へ走った。
彼女が叫んでいたのは、件の餓鬼大将の家の前だった。
既に、家の中から父親が出て来ており、彼女に負けない大声で怒鳴り返していた。
「うるせぇ!!この糞ガキが!とっとと帰れッ!!」
しかし、彼女は全く怯まず、いっそう大きな声で叫ぶ。
「鬼は外!鬼は外!鬼は外!」
「こん畜生がァッ!!」
鬼のような形相になった父親が、思わず手を振り上げ、彼女に殴りかかろうとした時だった。
「鬼はここッ!!!」
およそ人の身体から発せられるとは信じがたい程の、それこそ落雷のような大声を彼女が放った。
誰もがビクッとして瞬時に凍りつき、同時に激しい突風が砂塵を巻き上げた。
わずかに間をおいて、糸の切れた操り人形のように、彼女ががっくりと崩れ折れた時、家の中から
誰のものとも分からない長い悲鳴が聞こえた。
その夜、ガキ大将は行方不明になり、翌朝、畑近くの枯れ井戸の中、首の骨を折って死んでいるのが
見つかった。
手には家族の見覚えのない、古びた小さなデンデン太鼓がしっかり握られていたと言う。