∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part24∧∧at OCCULT
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part24∧∧ - 暇つぶし2ch250:本当にあった怖い名無し
05/12/31 23:02:26 DtxUvPTV0
>>山に向かって射精
そういう時に腰カクカクさせながら「オーケー!山の神バッチコーイ!セイセイセイ!射精フォ~!!」
なんぞやったら罰があたるんだろうか・・・。

251:本当にあった怖い名無し
05/12/31 23:09:18 k+tqn4NY0
男神の山で?

252:本当にあった怖い名無し
05/12/31 23:13:23 5U/L9aj90
多分、道を迷わされて凍死だな…

253:本当にあった怖い名無し
06/01/01 00:02:00 2kBUqU0F0
今、射精しました

254: 【中吉】 【326円】
06/01/01 02:07:27 yc9BUBBAO
山ってやっぱなんか背負ってきちゃうんだな。
小さいころ家の前の山を親父と登って帰ってきたら原因不明の高熱にうなされたことがあっんだ。
霊的な物でないとしても未知の菌とかいそうで怖い。

って新年早々なんで山スレにいるんだ俺w

255:North-East (旧3DOカーニバル)
06/01/01 07:01:03 tiOaUxWT0
年が明けたからあげるね、ageましておめでとう!

はじめまして、N.Eです。山怖に書くのは初めてなり。
徒然なるままに書き散らしたオナニー文、とくとご覧あれってか。


私の友達の友人の知人の知り合いの話。

彼の後輩君は夏のある日に登山パーティーに参加することになったため、準備に余念がありませんでした。

ダンスを誘われたときのために最新のステップを夜遅くまで練習していると、
部屋に彼のおばあさんが来て「嫌な予感がするから、お守りにこれを持っていけ」と
ピンクのリボンがついた園芸用のハンドスコップを手渡してくれました。

彼のおばあさんは昔から「霊感ばあさん」と呼ばれていまして、
そう、以前から実際の歳よりふけて見られていたのですが、
そのおばあさんの霊感を無視したために、彼は何度も痛い目に遭ってきました。

なにしろおばあさんは大学時代は女だてらに空手部の主将をしていまして
岩のように硬いこぶしをしていたからです。

今度も、受け取るのを渋る彼を見て「はあぁ~」と自慢のこぶしに息を吹きかけるので、
彼はいやいやながらもハンドスコップをリュックの中にしまい込んだのでした。

(続きます・・・

256:North-East (旧3DOカーニバル)
06/01/01 07:05:26 tiOaUxWT0
ageましておめでとう! もっとあげるね!


さて次の朝ですが、前の晩の夜更かしがたたったのか、二時間も寝過ごしてしまいました。
これは変態、いや大変だとあわてて飛び起きると、
待ち合わせ場所にはもう間に合わないから直接に山小屋へ行こうとタクシーを止めました。

「すぐに〇〇山の山小屋に行ってくれ、チップをはずむから」と言うと
「よしゃ、ガッテン承知のスケだ(死語)」と言って運転手はタクシーを降りようとします。

「おいおい、俺を置いてどこへ行こうとするんだよ?」
「いえね、山小屋までひとっ走りに」「俺をタクシーで乗せていけってぇーの!」

タクシーはものすごい勢いで藪をかきわけながら斜面を登ると、あっという間に山小屋に到着してしまいました。
「もう着いたの? タクシーで山小屋に行けるなんていい時代になったものだな」と感心していると、
ふとヤングジャンプで連載している「タフ」でスーパーカーで山の上まで登ってしまう鬼の人のことを
思い出しました。「もしや、あなたは・・・」

だが彼が問いかけるより先に運転手は「さらばだ青年よ」と言って凄まじい速さで斜面を下って行ってしまったのです。
「タクシーの当たりはずれは良く聞く話だけど、あれは当たりだったなあ・・・」と彼が感心していると
そこへ先輩と友人たちの五人が汗だくになりながら藪の中から出てきました。

「お、おまえ、出遅れたと思っていたら、先回りしてきていたのか」
「え、ええ、日ごろ鍛えていた健脚にものを言わせたんですよ、テヘッ」

彼らが山小屋に入ると急に雲行きが怪しくなり、しとしとと雨が降り始めました。
雨は次第に激しくなり、いっこうに止む気配を見せません。
その日は山小屋で夜を過ごすことになりました。

(続きます・・・

257:North-East (旧3DOカーニバル)
06/01/01 07:10:06 tiOaUxWT0
ageましておめでとう!


其の夜のことです。
ぐっすり眠っていた彼は胸を強く抑え付けられるような不快さを感じて目を覚ましました。

あたりはまだ真っ暗な夜で、闇の中で目を凝らして辺りを見回すと、先輩たちの姿が見えません。
そしてどこからともなく「おーい・・・おーい・・・」とかすかな声が聞こえてきます。

彼はお守りのハンドスコップをリュックから取り出すと
声のするほうを目指してふらふらと山小屋の外へ出て行きました。
すると小屋の裏のほうで先輩と友人たちの五人の姿が夜の闇の中におぼろに浮かんで見えました。
彼らはひとかたまりにしゃがみ込んで何かをしていました。
そして相変わらず、かすかながら「おーい・・・おーい・・・」と言う声が聞こえてきています。

彼は先輩たちのそばに近づいて「みんな、何をしているの?」と声を掛けると、
先輩は振り向きもせずに「掘れない・・・うまく掘れないんだよ・・・」と答えてきました。
彼らは輪のように丸くしゃがみ込んで、素手で地面を掻き分けていたのです。

そして良く見ると彼らの指は皮がぼろぼろに剥けて爪が割れて、血がにじんでいました。
それでも彼らの掘った穴はせいぜい人の足のくるぶし位の深さにしか達していませんでした。

それを見て、いまこそおばあさんから渡されたハンドスコップが役に立つときだと思った後輩君は
「僕が掘ってあげるよ」と言うとみんなの輪の中にはいってざくざくと地面を掘り始めました。
素手で掘るのとくらべものにならない速さで穴が深くなっていきます。

いったいどれほどの時間をかけて掘り続けたのか、穴は後輩君がすっかり隠れるくらい深くなりました。

(続きます・・・

258:North-East (旧3DOカーニバル)
06/01/01 07:14:44 tiOaUxWT0
その時ふと後輩君は気づきました。
かすかに聞こえてくる「おーい・・・」と言う声が、彼が掘っている穴の底から聞こえてくるということに・・・

まさかと思い、掘る手を休めて聞き耳を立てていると、声が次第に大きくなって穴の底から聞こえてきます。

「おーい・・・おーい・・・」 

そんな馬鹿なと思いながらがたがた震えていると、今度こそはっきりと聞こえてきたのです。

「おーい! 見つけたぞ!」

そして声がするのと同時に穴の底から何本もの人間の腕がずばっと突き出してきて、
彼の両腕をがっしりと掴みました。
其の腕たちは万力のように掴んで離そうとせず、じりじりと彼を穴の底の土の中に引きずり込んでいくのです。

彼は両腕を掴まれたまま首をめぐらして「みんな、助けてよー」と先輩たちに助けを求めました。
しかし先輩と友人たちの五人はひざを抱えて穴のふちに座ったまま、青白い能面のような無表情な顔で
この有り様を見ているだけで、誰も手を貸そうとはしてくれません。

とうとう彼の両腕は凄まじい力に引っ張られたまま地面の中に見えなくなり、
顔までもがゆっくりと土の中にめり込み始めました。

彼は悲鳴をあげ続けましたが、いつの間にか気を失ってしまったのでした。


(ありゃりゃ、ここまで書いたらオチが夢落ちだってバレバレなーのね
でも続けますね・・・

259:North-East (旧3DOカーニバル)
06/01/01 07:17:28 tiOaUxWT0
さて、彼が目を覚ますと、そこは病院のベッドの上でした。

ベッドの両脇に白衣の医者と制服姿の警官がいて、
彼が目を開けると「気がついたかね、きみ」と声を掛けてきました。

彼は自分が悪い夢を見ていたんだと思いながら両腕を見ると、
そこにはしっかりと何者にか掴まれた手の形が青黒い痣となって残っていたのです。

それを見たとたん彼の内側からあの夜の恐怖が抑えきれない奔流となって悲鳴とともに溢れだし、
彼の身体は恐怖に動物的に反応してベッドの上からがくんがくんと跳ね上がりました。

医者と警官はあわてて彼の身体を押さえつけ、すぐに看護婦を呼びました。

医者 「早く、鎮静剤を!」
看護婦 「は、はい、えいっ、ぷすっ」
警官 「うっ、いや~んうふ~んばか~ん、そこはおしりなの、あへへ」
看護婦 「あ、間違えちゃった、てへっ」
医者 「こら、このお茶目さん!(ハアト」

(うーん・・・続きます・・・

260:North-East (旧3DOカーニバル)
06/01/01 07:21:21 tiOaUxWT0
医者は彼に言いました。
「きみ、その両腕の痣は怪しいものじゃないんだ、それは救助隊がつけたものなんだ!」
そして医者は彼にすべてを告げたのです。

あの日の夜、大雨によって山が崩落して土砂崩れが発生しました。
その音はふもとにまで響き渡るほどの大きいものでした。
そしてその土砂崩れによって彼らの泊まっている山小屋が押しつぶされたのです。

大急ぎで救助隊が組織されましたが、回りは急な斜面で重機を運ぶことができず、
救助隊は手作業で、雨水を吸って重くなった土砂を取り除かなければなりませんでした。

隊の皆さんはもはや絶望だと心の中では思いながらも一縷の望みをたくして、
おーい、おーいと声を掛けながら土砂をスコップで取り除いていったのでした。

そして奇跡的にも比較的に浅いところで人の両腕を見つけたのです。

土を掻き分けてきたのか、その右手には泥まみれのハンドスコップが握られていました。
「おーい、みつけたぞ!」
救助隊の人々はその両腕を掴んで必死になって、後輩君を引きずり出したのでした。

両腕の痣はそのときに付いたものだったのです。

「それじゃ、他のみんなは?」
「残念だが・・・助かったのは君だけなんだ」

あとから聞いた話では、土砂を懸命に掻き分けたのか、先輩たちの両手の指先はぼろぼろに潰れていたそうです。
彼は霊感おばあちゃんに改めて礼を言うとともに、心から先輩たちの冥福を祈ったのでした。

めでたしめでたし、とっぴんぱらりのぷう

261:あけましておめでとうございます
06/01/01 07:34:01 Mnznxf12O
内藤 渉しりーずのほーが面白かった。




しかしまあご苦労様www

262:本当にあった怖い名無し
06/01/01 07:36:14 hEEWh4HJ0
ネタなのか真面目なのか知らんけど……
いずれにせよ、あまり長すぎると
そもそも読まれない、という場合があるよ。

263:本当にあった怖い名無し
06/01/01 07:45:50 Mnznxf12O
さあ、ここで名無しで反論もしくは養護だ!


元日から何やってんだか俺orz

264:本当にあった怖い名無し
06/01/01 08:23:17 5DvOeOBZ0
生意気な波平をシめてやるッ!

婿養子であるマスオが見守る中、制裁は行われた。
既に波平の口中ではいささか先生の赤黒い怒張が暴れている。
「カツオ君、お義父さんのお尻がおねだりしているようだね」
マスオの声に応じて、カツオのブリーフから屹立した一物が顔を覗かせた。
ゆうに一尺はあろうかという業物に、恐怖に顔を歪める波平。
しかし、その恐怖心とは裏腹に、波平の肉棒は硬度を増していく。
-波平にとっては、その恐怖こそが色欲そのものだったかもしれない…。
天を仰いだ波平の頭皮を、マスオが絶妙な舌技で剥いていく。
サーモンピンクの亀頭が徐々に姿を現すのと平行して、
カツオの淫槍が波平の菊門にねじり込まれていく…。
  / |/   ⌒  ⌒ |            / /   \\∴∵|
  ||||||||    (・)  (・) |            |  (・)  (・) ヽ∵|
  |(6-------◯⌒ヽ―、             |    ⊂        6)
  /|| \   / ―┬‐i┘           | ___     /
   \ \ ||  IIIIIIII|             \ \_/    /
      \   |___亅    ∫        \____/   / ̄ ̄ ̄ ̄三
      |   \__|_  / ̄ ̄ ̄ ̄\   /⌒ - -    ⌒ /____  ヽ
      |  ∨\__| /\   /  \ |/ 人 。   。   丿 |      <  |
   /⌒        ⌒\  |   (゚)  (゚) |\ \|  亠   / | ⌒  ⌒  |  |
  / 人  人    ノ゙\ \-----◯⌒つ| \⊇/干 \ ⊆ |-(・)--(・)---|__|
  \ \|  l    // /    _||||||||| |    |     (  |  ⊂     6)|
   \⊇ ノ    ⊆/ \ /  \_//  _/⌒v⌒\   ) | ___    |
    (   Y    )    \____∪⌒\  ノ     )  |  \\_/   /
    | _人_, |     /        |  |       |  |   /\___/⌒ヽ、
磯野家縁者男性陣によるド迫力の4Pファック!
だが、長い夜は幕を開けたばかりだ…。


265:本当にあった怖い名無し
06/01/01 10:47:22 ASyNB/+Q0
>>255-260
小松左京の『骨』だね

266:スーパーリアル金太
06/01/01 11:18:39 lSuXgtzh0
>>264
俺は食事中だゴルァ!
文章だけでもスルーしようにも嫌でもAAが目に入るし。
噛み締めたおでんダネのソーセージをどうしてくれる!

267:本当にあった怖い名無し
06/01/01 11:59:58 iCmyoHxA0
Nのつく奴にはろくな奴がいないことがわかった

268:本当にあった怖い名無し
06/01/01 13:19:44 GhI4RYXtO
まぁ、、、あれだ・・・

はっきり言って荒らしてるし、コテ馬鹿にしてるしW超無駄レスなんだが・・・
何だかおまえら楽しそうだなW

269:本当にあった怖い名無し
06/01/01 15:19:15 Mnznxf12O
コテ馬鹿にしちゃいけん
っていつきまったんだぁwww

270:本当にあった怖い名無し
06/01/01 17:21:18 1UrxzA/x0
気兼ねなく叩ける荒らしってのは2chの宝だからな。

271:本当にあった怖い名無し
06/01/01 17:39:49 rrroEwVd0
>「おいおい、俺を置いてどこへ行こうとするんだよ?」
>「いえね、山小屋までひとっ走りに」「俺をタクシーで乗せていけってぇーの!」
うかつにもメガワロス


272:本当にあった怖い名無し
06/01/01 20:07:02 KhzU8EfK0
>>261
うそ?嬉しいな。
そのうちまた続き書きたいんだけど、
何処に書けば良いかな?

273:本当にあった怖い名無し
06/01/01 20:50:42 Mnznxf12O
とりあえず別館だろうね、
期待してるよん!

274:S.E
06/01/02 00:05:57 vs65hSMmO
やほーい 楽しみ

275:テヂ
06/01/02 00:55:37 CEgcTeEx0
山コワの皆さん、始めまして。ちょっとお邪魔します(スンマセン)。
>>255
おめ。今年はN.E.で通すの?じゃ、私はS.W.(South-West)にするか。恐い話スレで。
さて、年明け記念で一つ。

276:テヂ(1/3)
06/01/02 00:57:44 CEgcTeEx0
 ある北国の山あい。鄙びた温泉宿で、僕は穴を掘っていた。脇の木製のベンチに腰をか
けて、夕闇に浮かぶ、整然と美しく並んだ双子山を眺めた。「今日の作業は終わりか。日没
まで間もないしな」僕は呟いて、部屋へと戻った。肉体労働の疲れは、上質の睡眠薬をも
しのぐ程、短時間で僕を眠りへ誘った。どれ位経ったか。目が覚めた。日はとっぷり暮れ
ている。何気なく窓の外を眺めるが、薄闇の中に、山際が茫と浮んでいるだけだった。
 「おめの命コとれせ」不意に、掠れた様な女の声が聞こえた。「え…」僕は耳を疑った。
目を細め、声の主を探した。「こご掘れば、まえへんネ」今度は、はっきり聞き取ることが
できた。いつの間にか、部屋には生臭い匂が充満し、胸が悪くなる。正体を確かめようと、
とっさに周囲に目を走らすと、部屋の出入口に人影が居た。扉を開いた様子もなく、その
うつろな背中は、消える様に見えなくなった。「掘ったら…殺される?」頭が真白になった。

 この温泉宿は、僕の親戚が細々と営んできた。それが、近年の温泉ブームに後押しされ
都会からの宿泊客が増えた為、露天風呂を新設することにしたのだが、専門業者に仕事を
してもらう様な金はなく、家族で造ることにした。原泉を掘るわけではないから、素人で
も何とかなるのだ。僕は、休暇がてらに手伝いを申し出て、この宿に滞在している。
 夜闇に浮ぶ双子山。この山に纏わる伝承が幾つかある。双子山には姉弟の山神様が住む。
ろくろ首を幾体もお供に従え、里に季節を運んでくる。また、昔話ではこの山一体を統治
した侍が、巨大なまな板の上で女房をぶつ切りにした。殺された女はその怨念を晴らすべ
く未だに山を彷徨っていて、里の男を惑わし死へと誘うそうだ。こうした不気味な伝承も
怯えを増徴させ、その夜、僕は何をするにも辺りの気配ばかり気にしていた。


277:テヂ(2/3)
06/01/02 00:58:31 CEgcTeEx0
 寝床に入った後も、僕は暫く眠れなかったが、疲労が恐怖を上回った様だ。不意に、目
が覚めた。どうやら、僕は眠っていたらしい。「ドサッ」突然布団の上に何かが落ちてきた。
いつの間にか、部屋にはあの生臭い匂が満ちている。雪明りを頼りに暗い部屋に目を凝ら
して、今起きている事の理解に努めた。布団からは決して出ずに、落ちてきたモノを手で
まさぐった。嫌に軟らかい。少し滑り気がある。「ドサッ」また何かが落ちてきた。

 すぐに布団から飛び出した僕の眼が捉えた者。前腕が切れ落ちた青白い女。布団の上に
落ちた二個の肉塊。女は無表情のまま「おめの命コ」と呟いた。僕の頬に、冷や汗が一筋
流れた。女の体中に、赤い線が幾筋も浮かぶ。汗が、僕の首筋から、じっとり湿った胸元
に流れ込んだ。女の体を覆う筋から、赤黒い血が糸を引いて垂れ流れる。汗が僕のへそに
行き着いたその時、女の腕が、脚が、胴体が、「ブチブチッ」と音を立てて千切れ飛んだ。
最後に残った頭部が宙に浮いたまま口を開いた。「こご掘れば」目を横切って赤い線が走る。
「まえへんネ」女の顔は、瞳を境にバックリと上下に切り開かれ、ぐちゃっと布団の上に
転がった。鮮烈な血の匂が鼻を突き、僕は堪えきれずに嘔吐した。ぶつ切りの女の死体は、
止め処なく血を流し、うねうねと蠕動した。「ぎゃあっ」僕は大声で叫んでしまった。


278:テヂ(3/3)
06/01/02 00:59:00 CEgcTeEx0
 得体の知れない別の気配を感じたのは、その時だった。床の間の辺から、室内とは思え
ぬ強烈な風が吹き付け、僕の髪を舞い上げた。目を細め風の向うを見つめると、二つの幼
い顔が見えた。おかっぱ頭の無邪気な顔。しかし、二人の体は赤く腫れ、膨れ上がり、細
い亀裂が全身を覆って、所々肉が裂け体液が噴出している。二人は爛れた口を尖らせると、
寒い冬風を吐きかけて女の肢体を吹き飛ばした。女の残骸が断末魔の叫びと共に霧消した。
まったく状況が掴めず、僕は呆然としていた。「おどさまこえしじゃた」そう呟き、二人
が僕の胸に抱きついた。そして、すぅと消えた―翌日。僕は一心不乱に土を掘った。そ
んなに深く掘るまでもなく、その手がかりを見つけられた。二体の子供の骨。温泉宿の大
婆が駆けつけた。婆は骨を箱に収めて、双子山に向かって手を合わせた。里の言伝えによ
れば、侍が女をぶつ切りにしたのは、女が彼の実子(姉弟)を大釜で茹で殺して、銀杏の木に
寄る土地に埋めた為だ。死体の場所は二羽の小鳥が伝えたという。以来、姉弟は山の神と
なり里を守っている。僕の掘った土地の脇には銀杏の木が佇む。山神が僕を助けてくれた。
「ありがとう」僕は双子山に手を合わせた。二羽の小鳥が山際でいつまでも戯れていた。
(※注1:まえへんネ = いけない、許さない / 注2:命コとれセ = 命をとるぞ)
(※注3:こえしじゃた = 恋しかった)


279:本当にあった怖い名無し
06/01/02 03:29:30 fa5ZPfAQ0
なにがこんなに読みにくい原因なんだろう

280:本当にあった怖い名無し
06/01/02 03:50:07 7YjQDaZ6O
睡眠薬のみました、まで読んだ。

281:本当にあった怖い名無し
06/01/02 05:40:10 JS5EOnq40
文章オナニースレ

282:本当にあった怖い名無し
06/01/02 08:31:44 S9g52AB80
山の怖い話より、グロ表現が怖い話の方になってる。ちょっとグロ表現過剰。
方言はあってもいいけど、すぐに説明しないと長文だから訳わかめ。

283:本当にあった怖い名無し
06/01/02 08:37:33 kvt3SGXjO
>>279個体特定されたくなくて妙
な改行をしていて読
みにくいのでは?


グロ表現が簡素化されてれば◎だったかなw

284:North-East (旧3DOカーニバル)
06/01/02 10:21:46 zV3UssFC0
おや、テヂィか? テヂィだよね? ageましておめでと!
トリップはずしちゃったの? なかなか濃い内容だよね

>>283
内容も良いんだけど、縦読みしてみてね!

ちょっと位置がずれていてわかりにくいけど、がむばって!

285:本当にあった怖い名無し
06/01/02 12:24:59 kvt3SGXjO
ヤボ天www

286:本当にあった怖い名無し
06/01/02 13:35:30 4acb3OCh0
ぬお!!縦読みだったとは。。。
読みにくい原因はワードで書いているからだろ!っとか思って、
読みやすい書き方をアドバイスしようとしてた漏れって。。。orz...
>>278 とりあえず、あけましておめでとう。。。

287:本当にあった怖い名無し
06/01/02 14:36:38 5tWFpYRp0
くだらねー

288:本当にあった怖い名無し
06/01/02 21:44:43 kvt3SGXjO

   |:::::::::::::::::::::
   |i__∩:::::::::::
   | ,,.ノ ヽ、,,ヽ:::::::::::
   | ●  ● |::::::::::::::::  
   | (_●_)  ミ 何かが間違っているクマ
   |  |∪|   ノ::::::::::::::
   |  ヽノ   i::::::::::::::::
    ミヽ_  /::::::::::
   | ヾ   /::::::::::::::::::::

289:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/02 22:52:37 d+TTvtFw0
小屋で知り合ったパーティーを見送るため、小屋の外へ出た。
出発する彼らに手を振って挨拶を交わし、振り返って小屋に戻る。
見送った俺たちは3人。
俺は、3番目に小屋に戻ろうとしていた。
目の前で、小屋の引き戸が軋みながら閉ざされた。

引き戸を開けると、俺の前に小屋へ入った男が俺に背を向けて
立っていた。
彼が振り返り、おや、という顔をして俺の顔を見つめた。
小屋に残っているのは3人。
「自分が最後だと思って・・・」
まあ良い。

まあ良いが、似たようなことが小屋に居る間じゅう続いた。
俺が部屋に入ろうとすると、誰かが後から続いて入ろうと
しているのを感じた。
部屋の入り口の戸を閉めずにおくと、結局、誰も入ってこない。
小屋に滞在しているのは、3人。
考えてみれば、顔を知らない誰かが居るはずもない。

元旦、夜明け前に部屋の電球が煌々と灯り、俺たちは目覚めた。
誰かがご来光に間に合うよう、気を利かせてくれたらしい。
せっかくなので、近くのピークまで出かけ、初日の出を祝い、
拍手を打ち、寒さに震えながら小屋に戻った。

戻ると、小屋の中は暗い。
全ての電灯が切れ、灯らなくなっていた。
別の誰かを感じることもなくなった。

290:本当にあった怖い名無し
06/01/03 00:03:42 JS5EOnq40
山で射精だけじゃなく
山で潮吹き話も創作してくれ。

山のSEXとか経験者いるだろ。

291:本当にあった怖い名無し
06/01/03 01:30:58 XLTZT2ddO
山でAV撮影をみかけた時は、撮影隊のチンピラが
恐かったよ。

292:本当にあった怖い名無し
06/01/03 12:25:20 fcDFVKqt0
大自然の中で全裸になって射精するのは開放感があっていいおね( ^ω^)

293:本当にあった怖い名無し
06/01/03 14:06:04 iLeJvfkZ0
差し支えなければどこの山か教えてください。

294:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/03 15:49:33 hwQVSGoq0
知り合いの話。

彼が氏子をしている神社では、毎年大晦日から元旦にかけて「再誕の儀」と
呼ばれる行事が執りおこなわれる。氏神の再生を祝う神事だということだ。
氏子以外の者は入れずに進行し、儀式が終わると社は開放されて、一般客の
初詣が始まる流れであるらしい。

儀式自体はそのようなものだと思うのだが、彼にはどうにも一つ、腑に落ち
ない決まりがあった。
再誕の儀の間、決してその場にいる者の頭数を数えてはいけないというのだ。
なぜかという理由は誰も教えてくれない。

それである年、こっそりと数えてみたという。
何の問題もなく数え終えたが、どこかおかしい。
そこにいるのは見知った顔ばかりの筈なのに、名前が出てこない者がいる。
何度か数え直した彼は更に混乱した。数え直す度に人数が異なっているのだ。
妙に疲れてしまった彼は、数えることを止めてしまった。

今では彼も古参の顔となり、新しい氏子から色々聞かれる立場になっている。
しかし、例の掟について聞かれた時は、笑って誤魔化すという。
「新人君も、そのうち何も聞かなくなるから。
 こっそり自分で数えてるんだろうな、やっぱり」
そう言って彼はこの話を締めくくった。


295:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/03 15:51:40 hwQVSGoq0
知り合いの話。

彼は青年団でご来光参拝の手伝いをしている。
近くの山に登り、頂上から初日の出を拝むという行事だが、日が昇るまで甘酒を
振る舞ったり、大絵馬を用意したりするのが仕事だという。

その年、彼は集合時間に遅れてしまい、後から一人で登る羽目になった。
頂上の駐車スペースは一杯だろうし、登っても三十分くらいの道程だ。
そう考えて、暗闇を一人歩いて登ることにした。

もうすぐ頂上、身体もほどよく温まってきた辺りで、不意に気配が湧いた。
暗くてよくわからないが、すぐ横の茂み中を何か大きな影が並んで歩いている。
猪か!? 一瞬動揺したが、努めて足音を大きくし、そちらに目を向けないよう
にして黙々と歩く。

影はそれ以上のことは何もしなかった。
ただ、影の立てる足音がかなり小さいことを奇妙に思ったらしい。
設置した投光器の明りが目に入って来る頃、影はふっと気配を消したという。

翌朝、撤収を終えて下山する時に改めて気がついた。
あの茂みは小木がひどく密集していて、とても大きな動物が歩けるような状態
ではなかった。


296:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/03 15:53:34 hwQVSGoq0
知り合いの話。

造り酒屋をしている彼は、毎年の初めに、地元の神社に新酒を寄贈している。
新年の儀が終わると舞台に青い養生シートが引かれ、その上で彼が持って
きた樽酒を木槌で開き、詣で客にお神酒として振る舞うのだという。

ある年、木槌の勢いが強すぎたか、酒が大量にこぼれたことがあった。
慌てて拭き取ろうとした彼の目の前で、酒はスーっと独りでに流れ始めた。
真横に一直線。そのまま舞台横まで、素早く流れて落ちる。

驚いている彼に氏子のお爺さんが言った。
なに、山へのお裾分けだ。気にするな。

酒がこぼれた筈のシートの上は濡れておらず、舞台横の地面も同様だった。
山から何か下りて来ていたのかな。そう彼は不思議そうに口にした。


297:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/03 15:59:24 hwQVSGoq0
まずは駆けつけ三杯ならぬ駆けつけ三話。(苦笑)

あけましておめでとうございますデス。
ま、今年も一つボチボチでよろしくお願いします。

でわでわ。


298:本当にあった怖い名無し
06/01/03 16:36:24 RnPQ95aX0
今回もいい話だったよ。
今年もお話収集頑張ってください。

酒ダルかついで山に登れば、山の女神様は喪男でも相手してくれるんだろうか

299:本当にあった怖い名無し
06/01/03 17:03:27 Z37G9El40
神様には選ぶ権利が、と言うよりその考え方は不敬だと思うぞ
山神様を怒らせちゃ地元の人達の迷惑になりかねない
酒ダルを購入する金があるならそれで風俗に(ry

300:本当にあった怖い名無し
06/01/04 01:19:13 8B2AHBxp0
きっと、11人いるんだなw

301:本当にあった怖い名無し
06/01/04 02:34:27 uWY7/ZD10
>>193-194

は非常に面白かった
だがやっぱり欲望むき出しで(;´Д`)ハァハァ登っていったら
落雷一発かな

いろいろあったが
美女にたっぷりやられた上で 獲物もどっさり
お土産たっぷりだったので 少年が一番良い思いをしたなと思う

多分俺だったら華麗にスルーされていただろう
山の神様じゃなくて山親父が出てくるとか

302:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/04 08:56:28 jR+9C2g90
冬、朝晩の気温が急激に低下する頃だった。
夏場なら、いくつもテントが張られる場所だったが、その時は
俺たちだけだった。
寒さに震えながら夜を明かし、早朝、出発準備をしている俺たちの
テントは霧に取り巻かれていた。
西の空は真っ暗だが、東の空は色を変え始めている。
本格的な日の出直前、一日の中で最も寒い瞬間がやってくる。

ファスナーを開け、フライシートを跳ね上げると、空気が小さく
しゃりしゃりと音を立てた。
霧氷だ。
友人と二人、零下の世界へ這い出した。
空気全体が、静かで小さな無数の光となり、夜明けを迎えつつある
空の色を映し、その一帯を飾っていた。

友人の身体に触れた氷の粒が溶ける瞬間、それまでの小さく鋭い光とは
別の、温かみのある光を発した。
友人のシルエットに沿って、溶ける氷の光が瞬いた。
きらきら光る空気の中、別の光が友人を包んでいた。
気温と霧の濃度と風、空の光、全てが絶妙だったに違いない。
後にも先にも、あんな光景を見たことがない。

303:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/04 08:57:21 jR+9C2g90
何となく見回すと、数メートル先でも同じように氷を溶かし、光を
発している場所がある。
何もない小さな空間を光が囲み、瞬いていた。
人の形かどうか、それは分からない。
こじつけるなら、人が座り込んだくらいの高さだと言えなくもない。
地中からの蒸気や地熱など、いくつかの考えが頭に浮かんだ。
ともかく、空気よりも暖かい何かがその場にあることだけは確かだ。

空気がゆるむのを感じ、その後のわずかな一瞬、無数の光が、
とんでもなく冷たい霧へと姿を変えた。
数メートル先の小さな空間を伺うと、そこへ霧が流れ込んでいた。
何もなく、誰も居ない。
間近で金属音が鋭く響き、霧の流れは止まった。

霧氷に気付いてから、数秒の間に起こったできごとだ。

304:本当にあった怖い名無し
06/01/04 11:46:20 255IUEH70
それはわからない。

305:本当にあった怖い名無し
06/01/04 19:45:11 2bXIpYyh0
おばあちゃんの家は山村にある。
この間ひさしぶりに訪ねた時、なにか、違和感を感じた。
しばらくたって気づいた事は、お墓にお供えがしてなかった。
昔は毎日掃除して、お供えしてたのに・・・
よく見ると村中がそうだった。
一番驚いたのは、おばあちゃんが猿を見た時だ。
いきなりパイプにロケット花火を仕掛けて、猿目掛けて撃った。
逃げる猿を見て愉快そうに笑っていた。
昔は猿に餌をあげてたほど優しいおばあちゃんだったのに・・・
いったい何が起こったの!?
元のおばあちゃんに戻ってよ

306:本当にあった怖い名無し
06/01/04 19:50:07 XXAzCYCJ0
お供えもの等がサルに食い散らかされるからでは?

307:本当にあった怖い名無し
06/01/04 22:11:57 lAxR61NW0
>>305
そこでしばらく暮らしてみれば、おばあちゃんと一緒にロケット花火仕掛けたくなるよ

308:本当にあった怖い名無し
06/01/04 22:58:09 2bXIpYyh0
すぐ猿害対策とわかられてしまった

309:本当にあった怖い名無し
06/01/04 23:41:27 Ro7xNvuR0
一応、場所が山と言うことで!!
友人がスキー場のパトロールをしている。
そのスキー場は土曜日の夜オールナイトで営業していて
土曜日の夜から朝にかけてバイトをしている。
又、そのスキー場は山の頂上に広がり麓からの道は無い。
要するに4人乗りのゴンドラで麓から上がるスキー場である。
と言えば関西の人は分かると思うが。
大阪、京都から近いこともあり土曜の夜、一杯引っかけてから
スキー場に上がっていく人間が多い。
オールナイトと言うこともあり、ケガ以外に病人が出ることが有るそうで
特に、レストハウスで熱燗飲んで外に出て急な温度差で頭の血管が
切れるなんて事もあるそうだ。
その場合、狭いゴンドラではおろせないので物資運搬用にもう一本
通してある荷物用のゴンドラで病人を降ろすそうである。
その時の出来事。
その日も、脳内出血の病人が出たそうで意識もなく急いで下に降ろすことに
荷物用のゴンドラに病人をのせ付き添いでパトロールが乗るそうなのだが
真っ黒けのゴンドラの中、病人がフッと光ることが有るそうだ
下に着き救急車に乗せる頃には心配停止状態
ふっと光った時、天国に召されるのかなって友人が言っていた。


310:本当にあった怖い名無し
06/01/05 00:17:20 jsZ73qci0
お供え物だけじゃなくて色々サルの被害にあってるんだろうな。
おばあちゃんはある意味猿と戦ってるんだよ。

311:本当にあった怖い名無し
06/01/05 00:32:15 u8TVgFpz0
猿はホントたち悪いからな

312:本当にあった怖い名無し
06/01/05 00:59:29 7QCK1NUr0
もんぺに割烹着の気のよさそうなおばあちゃんがP90やM4(のエアガン)持って
ママチャリに乗ってたり、農作業しているのは割とよく見る風景だ。
立ち話とかしてると、急に腕だけ横に向けて撃ち出したりして、
「あんたゲリラかっ!!」と思うこともしばしば。

313:本当にあった怖い名無し
06/01/05 01:16:26 SAihZ+q50
あっ…ちょっとかっこいい

314:本当にあった怖い名無し
06/01/05 01:20:30 dcVv3Mwh0
サルは本当に怖いぜぇ

お供えとるなんてかわいいもんで、
畑の作物を取る、豆を袋を開けて食う、
果樹園の鈎を壊して中をめちゃくちゃにする、
挙げ句の果てには人家の中にまで進入して食い荒らす。

「人間が武装して反撃してくる」
って知らせておかないと、大変なことになる

315:本当にあった怖い名無し
06/01/05 01:40:50 mjBS6qazO
婆ちゃんが手押し車から、電動マシンガンを取り出し
猿に向かって乱射。
弾が切れたらハンドガンで追撃………
年寄りのチャーリーズエンジェル………
カッコイイな………

316:本当にあった怖い名無し
06/01/05 02:13:04 4/DTwnbSO
そこを見込んで、土に帰る玉とかつくったら売れるんじゃないか?
でも、田舎の人って、けっこうそうゆうのを気にしないのよね。

317:本当にあった怖い名無し
06/01/05 02:46:26 rjWlr8Xm0
>>316
それは非常に良いアイデアだ。
今はまだ目立たなくても、
量が増えれば美観を損ねるし、何らかの影響が出るかもしれないからね。

318:本当にあった怖い名無し
06/01/05 02:51:34 ZRYr7rc70
プラスチックは、まだだけど。
鉛の実弾は、もうすでに問題となっていて
土に還る弾も売られている。
全然、普及していないらしいが。

319:本当にあった怖い名無し
06/01/05 03:13:13 7QCK1NUr0
土に還るプラスチックのサンプルを5年前くらいにもらったまま、少しだけ遊んで放置。
会社の年末大掃除の時にそれが出てきたが30cm角のブロックだったのが粉になっていた。
それと、トウモロコシが原料のプラスチックは食べたら甘かった。

320:本当にあった怖い名無し
06/01/05 03:24:52 7fLwMyRG0
そのプラスチックを食べようと思う時点でヤバス

321:スーパーリアル金太
06/01/05 03:50:10 23b5uhko0
生分解プラスチックのBB弾は一般化したけど
旧製品に比べるとちょっち割れやすいという噂。

>>309
魂が抜ける瞬間ですか。

ロケットランチャーとマシンガンで武装する
もんぺのバーちゃん乙!www
アキラにこんなオバハン出てきたなー。

>>316
「土に還る弾」と書いちくり。
ちょっと悩んだぞw

>>320
味覚から品質を確かめているのだ。きっと。

322:本当にあった怖い名無し
06/01/05 05:26:02 vh4RpFOd0
最近の安物の印鑑なんかは牛乳から作られてるのもあるから
ああいうの使えば、結構固くて、それでいてやがて自然に還る
無害な材質の弾は作れそうだよね。

323:本当にあった怖い名無し
06/01/05 07:09:33 PZYTQ6rZ0
三重のジャスコの冤罪事件関連のキャプ画像もおばちゃんがライフル持ってたんだよな

324:本当にあった怖い名無し
06/01/05 07:20:32 dcVv3Mwh0
かつてサバイバルゲーム用には、プラスチックBB弾の害が訴えられていて、
10年ぐらい前から「バイオBB弾」「エクセルBB弾」というのがある

エクセルBB弾は、自然界にある石と同じ材質のものをすり潰した上で
同じく自然素材の固着材で固めたもの
年月がたつと砂になる

バイオBB弾は、紙繊維をぎっちぎちに圧縮した上で同じく固着させたもの
水につけて一年ぐらいすると土に帰る



325:本当にあった怖い名無し
06/01/05 09:23:03 eMe07cuO0
>>321
誰?関係ないのにいちいちレスしなくていいから。

326:本当にあった怖い名無し
06/01/05 10:29:05 z4iHldj7O
いやいや、関係ないのに全レス返して
欲しいね、ムシロww
特に長文氏に!金太マメにヨロシクwww

327:本当にあった怖い名無し
06/01/05 11:28:36 f29aJKXq0
>>325
この人他スレでもこんな調子だからローカルであぼーんした方が早いよ。

328:本当にあった怖い名無し
06/01/05 15:26:46 2/CdZ3Zf0
>>301
スルーどころかフランクと同じ目にあいます

329:本当にあった怖い名無し
06/01/05 18:22:36 w1kZuN1W0
>>328

フランク?・・・それはひょっとして>>191の彼かい?
そいつぁ悲惨だwww

330:本当にあった怖い名無し
06/01/05 19:29:52 iyyOYxuP0
>>315-329が氏にますように(-人-) ナムナム!

331:雷鳥の話に出てくる人
06/01/05 19:38:00 UxdYebRL0
>>55
あの時はありがとうございますた。
けど人助けついでに町まで乗っけてってくれたら尚良かったのに・・・
>>57
これはつらかった。
どうなってんのかわかってるなら助けてくれよなぁ。
>>59
あー、あれは漏れの左角がみごとnヒットしたよなぁ。
うぇwwwっうぇwwwwwww
>>79-8
みごとな散り様だったろう?
>>96
それ俺の落し物!返せ!
>>97
驚いたろう?
3km先の木の上から投げたのさ。
>>98
すまん、急にムカッ腹gふぁ立って殴ってしまったよ。
>>113
実は床下から漏れが磁石で操っていたとは築くまいwww

332:雷鳥の話に出てくる人
06/01/05 19:38:33 UxdYebRL0
>>114
今その墓地では毎晩盆踊りのような音が聞こえるんだと。
ミサキ群らやぁま~♪ハァどんどこどんどこ。
>>115
あん時はたまたま急用を思い出したんだyぽ
いやぁあん時の落し物の使用後のスク水はウマーかった
>>186
塩がうまかった!
もっと欲しかったから寝汗からマン汁まで嘗め尽くして口の中の唾液まで嘗め尽くしたところで哀れに帰った。
俺何やttン駄労って・・・
>>187
俺はもう30回は試すてるぞ!ハァハァ
>>188
ムカッ腹が立ったのでコンパッチョをば10派湯ほど!
>>294
それ漏れ!
漏れは最大30人www
>>295
それも漏れだってばよ!
俺がひらべっちゃい体祖テルの知ってるくせにw
>>296
毎年山にも持って来いよな!
漏れは待ってるぜr!

333:本当にあった怖い名無し
06/01/05 20:15:42 gZrYS3SE0
………(゚Д゚)

334:本当にあった怖い名無し
06/01/05 21:37:48 ordELX490
雷鳥タソの話はステキだ、まで読んだ

335:本当にあった怖い名無し
06/01/05 23:07:22 lkd4Q3ItO
GUNSLINGER ばぁちゃん

336:本当にあった怖い名無し
06/01/06 01:14:24 WzEBF94F0
>>335
やっぱり限られた命だな

337:本当にあった怖い名無し
06/01/06 03:21:52 B1OEj5FT0
おい雷鳥、何でもいいから書け!
俺は好きなんだ。

338:本当にあった怖い名無し
06/01/06 11:49:47 lyc77rlG0
便利なまとめが来たと思ってしまった。

339:本当にあった怖い名無し
06/01/06 22:17:37 3M9pCmnq0
あげ

340:本当にあった怖い名無し
06/01/07 15:01:17 tSBZcaYT0
しっかり、ガンスリスレに転載されてたな、GunSlingerばぁちゃん。
住人が被ってるんだな。


565 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい 投稿日:2006/01/06(金) 23:18:09 ID:Yafqi7MP0
>>561
イギリスだかのレポート番組にも武装する村人として放送されたらしいよ

567 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい 投稿日:2006/01/06(金) 23:27:37 ID:M5pCSody0
>>565
本当かよww
イギリス…まぁ、一種のブラックジョークなんだろうけど…

577 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい 投稿日:2006/01/07(土) 02:43:37 ID:MHesIQha0
>>567
えげれすの人はそういうネタ好きだからねえ。

そのへん歩いてる上品な老婦人が、いきなりハンドバッグから
拳銃取り出したり、ロングスカートまくりあげてライフル抱えたり、
とかで銃撃戦に突入する映画とか結構あるし。

579 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい 投稿日:2006/01/07(土) 06:10:53 ID:rGbHNqsT0
>577
老婦人のアパートに突然窓や壁をぶち破って
SASが突入、しかし間違いだと発覚したので
隊員達が綺麗に壁と窓を修復するというイギリスの
リフォームのCMがあったな(そして窓を破って出ていく)


579のCM視てぇ・・・

341:本当にあった怖い名無し
06/01/07 23:32:03 BVkjyiwsO
全員トヨタカムリだったりして。

342:本当にあった怖い名無し
06/01/07 23:37:45 j1CIoy5g0
 

343:本当にあった怖い名無し
06/01/07 23:59:03 ROOipPzB0
何最近のこの流れは・・・?
合コンとかで一人で語りまくって周囲を氷点下にまで気温を下げる奴が出入りしてる悪寒が。

344:本当にあった怖い名無し
06/01/08 03:13:41 usa3zo130
季節は冬、山は氷点下、雪解けまで待とう。

345:本当にあった怖い名無し
06/01/08 08:02:03 uGW80urg0
いいかげんうざい

346:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/08 09:29:35 9+Cthtlt0
男が一人、行き倒れになっていた。
体力はとうに尽き果て、身体に雪が降り積もり、体温を奪い、
死ぬ運命にあることは明らかだった。
諦め、絶望しつつある中、彼は女の姿を見る。
若くはない。
これまでに会ったことのない、しっとりした大人の女。
彼女の腕に抱かれ、ぬくもりに満たされ、彼は意識を失った。

目覚めたとき、彼は女と二人で小屋の中に居る。
ここへ来て数週間、眠り続けていた。
衣服は彼女が手持ちのものを着せてくれていた。
すべき質問はいくつもあるはずだったが、彼の頭には質問が浮かばない。

桜が咲く頃、彼は回復し、いつでも下山できるようになった。
ぐずぐずと出発を遅らせる彼に女が寄り添い、ここに留まるよう懇願し、
ついに彼は同意する。
彼自身、これまで身を置いていた世界への不満は、いくつもある。
すでに捜索は打ち切られ、彼は死んだことになっているに違いない。
無論、命の恩人である女は美しい。
そうした一切合財が、彼に新たな人生を選び取らせた。

小屋の周囲には水場へ行く以外の道はなかったが、女はどこからか食料を
手に入れて来る。
毎日、あるだけの食料を食い尽くして床に就く。
翌朝、彼が起きると朝食が用意され、その日に必要な食料は小屋にある。

一度目の冬。
雪が降り、寒さは厳しかったが、小さな囲炉裏ひとつの小屋の中は暖かい。
ある時不意に、女は行き倒れが居ると言い出した。
場所は遠い。

347:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/08 09:30:16 9+Cthtlt0
翌朝、女は姿を消した。
消えたのは、女だけではない。
二人、寄り添って暮らした、つつましい小屋もない。
四角く除雪された山奥の木立の中、彼は眼を覚ました。
彼が身にまとっているのは、小豆ほどの甲虫だけだった。
数千か数万か、その数さえ知れないほど多くの虫に彼は覆われている。
下着さえ身につけていない。
彼は訳が分からないまま、誰にも知られることなく息絶えてゆく。
絶望しつつもなお、女が戻ることへの期待と寒さで、彼はその場を動けない。
そして、彼の頭は女への質問で満たされる。

自分をどうやってここまで運んだのか?
なぜ役所等へ届け出なかったのか?
そもそも、ここはどこなのか?
食料はどうやって手に入れていたのか?
女は誰で、なぜここに住んでいたのか?
なぜ行き倒れがいることを知ったのか?
今度の行き倒れを、どう扱うつもりなのか?

最初、虫は彼の体温を求め、死後は食料として扱った。

ここらじゃあ、その女を雪女って呼んでる。
話はそれで終わりだった。

348:本当にあった怖い名無し
06/01/08 13:54:51 Nzp7kXyY0
どうやってその話を入手したのか?

349:本当にあった怖い名無し
06/01/08 14:24:29 IqbQwciK0
男をとっかえひっかえ淫乱な雪女だな

350:本当にあった怖い名無し
06/01/08 15:54:37 KS9BM8lV0
たぶん虫から聞いたんだな。

351:本当にあった怖い名無し
06/01/08 17:08:02 De2u+/rK0
コナン君が死体を発見したんだろ。

352:本当にあった怖い名無し
06/01/08 17:53:05 6ZKwb5dN0
そいつは蟲の仕業だな。 

動物でも植物でもない、微生物や菌類とも違う、もっと命の原生体に近いモノ達。
それらは形や存在が曖昧で、ヒトと蟲とが重なる時、人智を超えた妖しき現象が生まれ、
ヒトは初めてその存在を知る。

353:本当にあった怖い名無し
06/01/08 19:04:35 o77EGgOo0
才能の無い方じゃなくて
雷鳥さん書いてください。

354:本当にあった怖い名無し
06/01/08 19:07:35 UspsOgES0
自分で露払いしといてこれかよ。

355:本当にあった怖い名無し
06/01/08 21:33:56 mb3W/pjWO
>>353 
その程度じゃぁ、スルーされますよW

356:本当にあった怖い名無し
06/01/08 21:37:47 oe4RMrdf0
>>355 してないやん

357:本当にあった怖い名無し
06/01/10 01:05:47 j2K2h2ZG0
このあと雷鳥一号が・・・・・!

358:本当にあった怖い名無し
06/01/10 05:47:21 xKx+ctQV0
TO BE CONTENUE....

359:本当にあった怖い名無し
06/01/10 23:41:17 2E4sj/WP0
才能は無いし雷鳥さんでもありませんが一つ小話を投下。

10年くらい前の、ひいばーちゃんが無くなった時の話です。
この時初めて幽霊さんの大群を見ました。

ひいばーちゃんの家が狭かった為に通夜・葬式は会場を借りて行う事になりました。
場所は寂れた山の中、建物もボロっちい平屋、廃屋と墓場が会場の下手にある嫌な所でした。
会場のすぐ近くにある雑木林の中には苔生した御地蔵さんの残骸などもありました。

子供の時の話ですから、やる事も無く暇で近くを探検して遊びまわってました。
ですが、墓場の端にある石碑付近は何となく空気が悪くて近寄れませんでした。

日が沈む頃まで雑木林で遊んでいて、そろそろ戻ろうと思った時、
あの嫌な感じの石碑のそばに人影が見えました。
しかも見ているうちに人影は増えてゆき、少しずつ上手にある会場へ移動しているようでした。
何かヤバイ見つかったらヤバイ追い越されてもヤバイ!
そんな風に感じて気付かれないようにこそこそ雑木林から会場に戻りました。

続きます

360:本当にあった怖い名無し
06/01/10 23:42:15 2E4sj/WP0
続き

途中で気付かれてないか心配になり、
何度か振り向いてその集団を見たんですが、明らかに異常な人ばかりでした。
目の焦点が合ってないようなのに必死で会場を見つめてるような…
上手く表現できませんがそんな顔してました。
中にはもんぺ?のような服や、時代劇に出て来れそうな格好の人も多く混じってました。

恐怖心で泣きそうなくらいの限界の状態でしたが、何とか会場に着けました。
通夜に集まった人が大勢居て安心し、ちょっと下手を振り向いてみたら、
あの集団はどこにも見当たりませんでした。
ただ、やはり墓場の石碑の方は相変わらず嫌な感じがして、
会場に居る間ずっとそっちの方は視界に入れないようにしてましたが。

その何年か後にひいばーちゃんと同居していたばーちゃんも亡くなり、
また同じ会場で式をする事になった時に知ったのですが、
件の石碑は無縁仏を祀ったもののようです。
中には、山の中ですから過疎化が進んで供養する家族も居なくなり、
仕方なく無縁仏に入れられた古い時代の方も居るそうです。
(ばーちゃんの時は集団幽霊さん見ませんでした。会場に閉じ篭ってましたし。)

きっと供養してもらって成仏したかったんでしょうね。
結局怖くて近寄れず何もできませんでしたが…。

361:本当にあった怖い名無し
06/01/11 00:36:16 PNql6Dhz0
>>359
乙!
久々にぞぞっ、とする話㌧クス♪
寝る前に一応チェックした甲斐がありました。


・・・、でもこれ読んで寝つけなくなったかも・・・^^;。

362:本当にあった怖い名無し
06/01/11 06:13:16 iL697S+60
雷鳥先生の話が読めるのは山怖だけ!

363:本当にあった怖い名無し
06/01/11 12:07:07 jpwTWtEH0
>>359
うう~、昼間読んでも怖え~!

364:本当にあった怖い名無し
06/01/11 12:07:14 w5UTa1Wr0
俺たちの雑談はまだ始まったばかりだ!

名無し先生の次の雑談にご期待ください。

365:本当にあった怖い名無し
06/01/11 14:40:44 5h0T10R60
>>360
こわぁ

366:本当にあった怖い名無し
06/01/12 19:49:57 AeezjQU20
わざとらしく隠れてないで
出てきて投下しなさい雷鳥さんよ

367:本当にあった怖い名無し
06/01/12 20:57:49 DJbVN9ao0
山スレの危機でつよ?サンダーバードゴー!

368:本当にあった怖い名無し
06/01/12 23:09:56 mhHEdtpV0
そこでN.Wの登場ですよ!!

369:ぽたみがん
06/01/12 23:39:12 DfbPHTKr0
>>367
発進口が大雪でつまって…てのは冗談にしても、山にかかわるお仕事をなさっているらしいから、
今回の雪でいろいろ難儀なさっているのかも
ご無事でありますように

370:本当にあった怖い名無し
06/01/13 00:34:08 22UtUku30
発進口の大雪除去のために自衛隊派遣してくれないかな…。

何はともあれ今年の雪は異常だから事故に遭わない事を祈ってます。

371:本当にあった怖い名無し
06/01/13 01:20:03 P8f28Wql0
>>369
雷鳥さんの不在は大雪がもたらしたもの!?
不覚にも気がつかなかった・・・orz。ドカ雪に苦労されてるんだろうな・・・。
どうか、ご無事でありますように。

372:ぽたみがん
06/01/13 03:29:56 4itQZ+YC0
>>371
>>ドカ雪に苦労されてるんだろうな・

いや、ひょっとしたら…ということで、確定じゃないっすよ。本当に日本にいらっしゃるかどうかも、存じ上げませんし(^^;A

373:本当にあった怖い名無し
06/01/13 08:08:52 8UCbahFJ0
雷鳥の好物は犬鍋だよ、どんな人かわかるだろ?

374:本当にあった怖い名無し
06/01/13 12:03:16 625ymxnf0
冷え性なんですかな。あれはあったまる。

375:本当にあった怖い名無し
06/01/13 12:32:06 ZAbc0IpPO
雷鳥さん、まさか、雪山で作業中遭難・・・
雪女に拉致されたとか((((;°д°))))
冗談はさて置き、職業柄この大雪で山作業が大変だと思われ。

376:デビル ◆hO/jJrDVl.
06/01/13 13:05:30 rAeuSn/70
皆さん、ボチボチ別館↓の方で雑談しませんか?

スレリンク(occult板)l50

377:本当にあった怖い名無し
06/01/13 16:38:22 uGRf2hxs0
>>368
そいつはNGにしてるw

378:本当にあった怖い名無し
06/01/13 19:40:00 6rBNP9Bq0
がんまんどんが来なけりゃ調子がそろわぬ
がんまんどんが来なけりゃ調子がそろわぬ

子供の頃祖父に聞かされた話があるはずなんだけど、このフレーズしか思い出せない( ゜ω゜)

379:本当にあった怖い名無し
06/01/13 22:10:18 tHycg53v0
早朝に山行ったんだ。散歩で。
ちょっと時間が早くてまだ真っ暗。
そのうち明るくなると思って登ってたんだが真冬で曇りだったので
夜明けが遠い。
ちょっとドキドキしながら折り返し地点の展望台についた。
街の夜景は明るいが、山は暗いまま。
帰ろうとすると茂みからゴソゴソと音が。どうせタヌキか何かと思ったら
やっぱり小動物が出てきた。でも種類は何か解らなかった。
気にせず下ってるとなんとその動物がコソコソついて来る。
変わってるな思いつつも下ってるとやっぱりトコトコついて来る。
エサをもらえると思ってるのか?と思いつつバッと振り返りジッと見つめてみた。
でも、逃げる気配なし。捨て犬かと思ったが違う。
ちょっと気持ち悪かったのでダッシュすると向こうも走ってついて来る。
もうすぐ登山道の入り口だ。一気に走り抜ける。
後ろを振り返るとその動物は登山道の入り口で綺麗にピタッと止まると
そこからは絶対出てこない。こっちをジッと見ている。
しばらく見詰め合っていたがションベン行きたくなったのでその場を離れた。
後から「あれは俺を食おうとしていたのかメッセージを伝えに着たのか
それとも仲間になりたかったのか・・・・?」などと空想を楽しんだ。

380:本当にあった怖い名無し
06/01/13 23:23:43 9+YRBz7V0
雷鳥さんは、山ですか?
昔は山道を歩いていると、オオカミが後を付いてきたそうです。
別に人間を襲うことなく、ただヒタヒタと。
村に近づくと、もう付いてこなくなるとか。
それを送りオオカミと言っていたのだとか。

381:本当にあった怖い名無し
06/01/13 23:37:13 tHycg53v0
タヌキぐらいの大きさでした

382:本当にあった怖い名無し
06/01/14 00:06:39 +ZP4XqY80
つ 送り狸

383:本当にあった怖い名無し
06/01/14 06:33:33 Q4PAWwyh0
夢のない話をするとついてくる理由は
自分の縄張りの外に出るまで見張ってるって話だね

384:本当にあった怖い名無し
06/01/14 07:47:30 w3fRrYBoO

 │    _、_
 │  ヽ( ,_ノ`)ノ 残念私のおいなりさんだ
 │ へノ   /  
 └→ ω ノ
       >

385:本当にあった怖い名無し
06/01/14 08:13:08 KQrl8hiW0
のっぴきならない理由で夜間避難小屋まで退避したことがある。
そのとき体験した恐怖はいまだ忘れることができない。

日中はまだ残暑がきびしく、日が暮れると月が明るい季節だったように思う。おそらく昭和の終わり頃だったろう。
仲間の一人が重い喘息をおこしたため、悩んだ末に病人を連れて
メンバー四人全員で山を降りることにしたのだ。
人ひとりをサポートしながら下山するのはみな初めてのことで、
思った以上に難儀であり、標高差1000m程度が永遠のようだった。
ガレ場から這松林、鬱蒼としたクマザサの薮漕ぎまで、地形は
バリエーションに富む。途中、しんがり役が慣れない夜道で
なにかに足をとられ捻挫を負ってしまい、全員がますますペースを
落とさざるを得なくなった。先頭をゆく私もヘッドライトが暗く
なるにつれ、鈍痛のような不安が込み上げてくるのだった。

続く。

386:本当にあった怖い名無し
06/01/14 08:14:18 KQrl8hiW0
183 :オンサラスバティエイソワカ(sage) New! :2006/01/14(土) 05:58:27
どのくらい歩いただろうか、だれかが二時間だと言えばそうだとも言えるし、
とにかく時間の感覚がつかめない。せいぜい日は跨いでいないだろう、くらいの感覚。
帰路はなじみのルートから大幅に逸れていた。が、避難小屋があること、
そこから登山口までが最短かつ車の往来が期待できることから、ほぼ選択
の余地はなかった、といまでも思っている。むろん携帯電話などない時代だ。

だれかが休もうと言ったので我にかえった。そこは大岩が割れて風化したような
印象で、ちょっとした切り通しのようにも思えた。
多少の雨風ならしのげそうな地形だが、幸い星がみえ、月も照っていた、と思う。
「あの稜線に見える星は惑星だ。時間的に火星」(or 金星?)
とだれかが言ったのを憶えているからだ。
火か金か憶えていないが、やけに耳にしみるフレーズだった。
新月なら稜線は見えなかっただろう。

小休止しつつ各自の装備から何にしていも必要なものをピックアップした。
一泊とはいえ、正直ナメていたと思う。安全マージンなどゼロに等しかった。
急病人(Aくん)を運ぶことばかり頭にあったが、ここで一旦装備を固め、
気持ち的にも落ち着くことが必要というムードがあった。なんとか焦りを
うっちゃりたかった。
一番ありがたかったのは単3乾電池の予備6本と小型懐中電灯が出てきたことだ。
これで明かりはなんとかなるだろう。そう思えるだけでかなり心理的に楽になった。
いいときもわるいときも気持ちというのは敏感に伝わるものだ。みんな和んでいる。
私はゲータレードの粉末を舐めたり、Aくんに気管支拡張剤を飲ませたりしていた。
途中捻挫した彼(Bくん)が私の後についていたのだが、タオルで痛みを抑える工夫を
している様子だった。しんがり役のあとを受けた彼(Cくん)は、小型ラジオを取り出
してAM波を捜しているようだった。

最初の恐怖は音だった。
狸囃子

続く

387:本当にあった怖い名無し
06/01/14 09:05:32 ogL01ebc0
>>385
元スレどこ?

388:本当にあった怖い名無し
06/01/14 17:27:47 KQrl8hiW0
184 :オンサラスバティエイソワカ(sage) New! :2006/01/14(土) 08:43:01
なんとなく落ち着いて、しばらくだれも口をきかなかった。
ラジオをいじっていたCくんは何も受信していないノイズのまま、
いつのまにかボリュームを上げていた。
すると大岩に背もたれて咳込んでいたAくんが
「いよいよだめかもしれない」
こちらを向いて自分の頭を指さし、キッパリと言った。
「オレのここのなかでさあ、なにかが大勢で騒いでいる」
彼のキッパリした口調と不気味な言動に、私とBくんは絶句したが、
すぐに私はCくんに
「ちょっ、なにやってんだ、ラジオ消せ!」とたしなめた。
Cくんは目を大きく見開いて「つけてないんだけど?!消したんだけど!」
と声をひっくり返して叫んでいる。
(私はあのときほど心臓が痛くなったことはない)
一瞬私はAくんの頭のなかに入ってしまったのかと錯覚した。
たぶん、その場に居合わせた全員がそう思ったにちがいない。
我々の周囲の空気が震えているような気がした。
あの音を言葉にすると“喧騒”と表現する以外に方法はない。
なんというか、お互いの会話が困難なほどの“喧騒”だ。
しかもどこから聞こえてくるのか距離感がまったくつかめない。
気がつくと、腰を屈め片耳に手を当て、もう一方の手で上を指さしているBが
なにかしゃべりながら近づいてきた。
「上、上。上だ。上のほうらしい」
私はBの声が聞こえたことで、すこしだけ冷静さを取り戻した。
つられて見上げれば、切り通しの上空には暗い空があるだけだった。
口の中が猛烈に乾いていた。


続く。

389:本当にあった怖い名無し
06/01/14 17:35:43 KQrl8hiW0
192 :オンサラスバティエイソワカ(sage):2006/01/14(土) 11:19:13
私はその場にとどまり、喧騒のなかに身を置いていた。
Aはかなり落ち込んでいるらしく、岩に寄り掛かったままうつむいている。
ほどなくCが棒切れを振り回しながら戻り、開口一番
「どうもここいら一帯みたいだ。近くでもなし、そう遠くでもなしだ」
次第に音は遠退いているようにも思えた。
「まあ、あれだ。悪さするようなものじゃないな」
だれかが声を出すと元気が戻ってくる。
徐々に我々の動揺もおさまり、次第に冷静さを取り戻しつつあった。
フレームザックの中を物色していたBが
「だれか、教えて欲しいんだが、、、えーと時計、時計」
一同がBを注視すると彼は
「いま西暦何年なのかが知りたいのだ」と真顔でのたまった。
「・・・・・・・」
「冗談だ。時間だ。“これ”が起きている時間を記録したい」
Cはザックのショルダーベルトにくくりつけていたごついウレタンの液晶腕時計
を素早く読み取り「あと5分で0時」と囁いた。
だれかが「我々はいま人類の代表としてたいへん光栄な出来事に遭遇している」と言った。
Bの冷静さとウケ狙いで、場がかなりなごんだようだった。
私は水をさすように言った。
「C、単独で動くな。ひとり、またひとりといなくるパターンはつまらない映画みたいじゃないか」
その後『タイムトラベラー』や『サバイバル』、『未知との遭遇』などの話題が出たように思う。
薬の影響もあってか、Aの病状もだいぶ持ち直していたようだ。

私はそのころ熱心だった民俗学や気象に関する知識のなかから、
狸囃子という現象をぼんやりと思い浮かべていたが、それを口に出すことはなかった。
そんな説明はなんの解決にもならないような気がしたからだ。

切り通しでは更なる恐怖が我々を待ち受けていた。
もっと迅速に行動すべきだったのだ。


390:本当にあった怖い名無し
06/01/14 20:28:42 fn6gp2po0
雷鳥さんまだかな~
ちゃんと記名でお願いね

391:本当にあった怖い名無し
06/01/15 03:29:56 HrmDg/1m0
内惑星の金星は日出日没前後と、昼間だけしか見えないので
消去法で火星じゃないか。
でも、火星は赤くて見易いけど接近時を除いて明るくないので
木星ではないかと・・・

392:本当にあった怖い名無し
06/01/15 13:28:19 sdOoznWQ0
残念私のおいなりさんだ

まで読んだ

393:ヘタレハンター ◆aoV/Y6e0aY
06/01/15 16:20:37 0jlvk3Zq0
ご無沙汰しておりました。

蝦夷鹿猟のハンターが林道でスタックしました。
吹雪の中、下り坂でハンドル操作を誤り真っ向から吹き溜まりに突っ込んだ
のです。ウィンチは前部バンパーにあるだけ。下り坂ですから人力で引き出す
のも無理。吹雪もひどくなり、年長者の判断で車の中でじっとして吹雪がやむの
を待つことになりました。

吹雪は収まらず、定期的に無線で呼びかけても雑音しか入ってきません。
携帯食をそれほど持っているわけでもなく、かなり状況が厳しくなりました。
翌日も吹雪の中でじっと待つだけ。
空腹で二人がうとうとしているとき、車に衝撃が走りました。
上の斜面からの雪崩か!と焦って目を覚ますと、表は真っ暗。
恐る恐る年長者がヘッドライトのスイッチを入れてみると・・・吹雪の世界が
目に入ります。
なぜか、吹き溜まりの中にいるのではなく、林道部に車の位置が戻っていました。

二人とも何もいわず、フラスコのブランディを車がスタックしていた所に供え、
帰路に着きました。

この1月7日から8日にかけての話です。

394:本当にあった怖い名無し
06/01/15 16:35:50 1+LVNaNA0
すごい霜柱が立ったんだねぇ


395:本当にあった怖い名無し
06/01/15 17:05:16 YCHu99r00
>>393
無事帰還できて良かったですな

396:本当にあった怖い名無し
06/01/15 17:56:11 msBP3yK50
208 :オンサラスバティエイソワカ(sage) New! :2006/01/15(日) 17:36:39
順調にいけば避難小屋まで小一時間で到着できるはずだ。到着したらひとまず落ち着きたい。
そうふんで切り通しを離れようとしたとき、Cが小さく囁いた「ちょっときてみ」
私たちはCの後について切り通しの裏側へ回り込んだ。
Cが示した大岩の側面には、あきらかに人工的な横穴が開いていた。
穴を覗くと小さな祠が祀ってある。粗野でいびつな形が不気味さを醸しだしている。
穴自体は相当古い時代のものらしく手掘りの形跡がある。直感的に祠は後代のものと判断できた。
「さっき見つけたんだけど、どう思う?」
「ここらへんって山岳信仰あったっけ?おれは聞いたことない」
「ヤジリとか土器のカケラはよく麓で出るらしいよ」
「そうなんだ、、、、となると、、」
後からついてきたBが足元でなにかを見つけて言った。
「うわ、これなに?」
近づいてみると、岩の周囲の地面に白いものが見える。
よくよく周囲を眺めるといたるところに白いものが溶けかけて張りついていた。
地べただけでなく、岩そのものにも付着して溶けたような形跡がある。
Cは固まっていない粉状のものを摘んで眺め、恐る恐る舐めてみた。
「し、塩だ」
おびただしい量の塩がまかれていたのである。
どこかで名前の知らない鳥が「ギョッ」と一声鳴いて飛び去った。
全員が固まった。

続く。


397:本当にあった怖い名無し
06/01/15 18:01:41 6LbyPYXO0
>393
天狗タソ超GJ!


398:本当にあった怖い名無し
06/01/15 18:16:41 bK9Ci5fD0
天狗じゃなくて
仲根かすみだったんじゃないの?

399:本当にあった怖い名無し
06/01/15 18:51:33 adAWne2J0
海に近いところだと風で運ばれた塩が付着する

400:本当にあった怖い名無し
06/01/15 19:10:53 msBP3yK50
400キタ━━⊂⌒っ´∀`)っ━━ !!!!

401:本当にあった怖い名無し
06/01/15 19:25:35 ilOyj2UM0
558 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2006/01/15(日) 02:38:47 ID:msBP3yK50
555キタ━━⊂⌒っ´∀`)っ━━ !!!!




・・・何がしたいんだ?

402:本当にあった怖い名無し
06/01/16 00:15:22 s4enysOs0
>>394
夜中に笑っちまったじゃねえかどうしてくれる

403:本当にあった怖い名無し
06/01/16 02:13:21 IWdnrGRp0
218 :オンサラスバティエイソワカ(sage) New! :2006/01/16(月) 00:56:19

切り通しを後にした私たちは、ゆるやかな傾斜の唐松林をゆっくり急ぎながら
避難小屋を目指していた。

本来の目的は達成できていないが、状況が状況なだけにだれもそのことは口に
しなかった。
そもそも今回の山行を発案したのはBである。彼は偶然図書館で閲覧したすこし
前の新聞にこの山のとある場所でたいへん珍しいモノが発見された、と報じられ
た記事に目を通したらしい。Bはいてもたってもいられず、それをひと目自分の
目で見てみたいとメンバーに力説した。
なんでも、その珍しいモノとは微生物だか菌だかが気が遠くなるような年月を
かけてつくりあげた巨大な蟻塚のような物体らしく、学術的にもたいへん貴重な
モノらしい。場所が微妙なのか奇跡的にだれにも発見されないまま巨大に成長し
ている、と記事は結んでいたそうだ。
話を聞かされた我々は荒涼とした山肌に不気味にそびえ立つ、その異様な物体を
想像した。私がその話を聞いた当時、『超芸術トマソン』を読んだばかりだった
ので、あらぬ方向に想像が膨らんだものだ。そして、それを万一発見する
ことができたら写真を撮って世間に公表しようと画策した。
Cは物見遊山がてら、Aはその分野の専門ということで快諾してくれたのだった。

Bが片足を引きずりながら言った。
「数日前、流れ星をみたよ。飯豊のほうだった」
「それ落ちてるんじゃない?寝る前にJOAKでそれらしい報道してたな」
Cが間髪入れずそれに応えた。

今夜はやけに役者が揃う。
私はとことん楽しんでやろうという気になり、ポケットの中でオピネルを強く
握りしめた。

続く。

404:本当にあった怖い名無し
06/01/16 03:36:45 xJtyWGGb0
いや、もういい。

405:本当にあった怖い名無し
06/01/16 07:39:45 izAME1oy0
>>404
そだね。何日にも分けてだらだら書かれるなら要らないな。それにコピペみたいだし。
最初にコピー元のスレ名を紹介すればそれで済むことじゃないか。

406:本当にあった怖い名無し
06/01/16 16:21:33 1/DSL0b60
>>403
いくつか続けてコピペしたから、残りも義務みたいに思ってコピペし続けているのならもういいですよ。


407:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/16 19:36:35 otduFRv+0
同級生の話。

高校生の時、部活の合宿で山奥の寺に宿泊したのだという。
参加したのは七名で、皆一緒に大広間に寝泊まりしていた。
異変が起こったのは合宿最終日の夜だった。

夜半過ぎ、ふと目を覚ました彼は驚いた。
彼が寝ていたのは広間ではなく、庭に面した広縁だったのだ。
身体中が蚊に食われまくっていた。痒さで目が覚めたらしい。

てっきり悪戯だと思い怒りながら広間に戻った彼は、再び驚くことになる。
そこで寝ていた筈の仲間が、一人残らず寝具ごと消えていた。
大慌てで深夜の寺院中を探し回ったという。

ほどなく皆、無事に見つかった。
一人一人てんでバラバラな場所に、布団を敷いて眠っていた。
目が覚めた仲間は何が起こったのかわからず、皆一様にあんぐり開けていた。
その後は夜が明けるまで、ろくに眠れなかったそうだ。

翌朝、起き出してきた寺の者に報告したところ、
「ああ、よくあることですよ。別に心配要りません」
とさらっと流されたという。


408:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/16 19:38:19 otduFRv+0
知り合いの話。

山仲間と一緒に湿原を歩いていた時のこと。
遠くの方から「おーい」と呼ばわる声がした。
陰々と甲高いその声は、聞いていてひどく気味が悪かったという。
まるで人でないものが人の真似をしているような、そんな奇妙な感じがした。

どこから呼んでいるんだろう?
そう思ってキョロキョロ辺りを見回す彼に向かって、仲間が忠告した。
「反応するな。あれはカバケの声だろう。
 呼ばれて行くと、沼に嵌まるっていう話だぞ」

カバケとは河童化けが訛った名称らしく、人を水に引きずり込む類いの妖怪
なのだという。
毎年、麓の川で上がる水死体の何人かは、こいつにやられたのではないか。
そう地元では噂していたそうだ。

二人揃って声を無視することにした。
湿原を抜けてからも声は彼らを追ってきたが、やがて聞こえなくなったという。


409:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/16 19:40:16 otduFRv+0
同僚の話。

持ち山で竹を切っている時のこと。
一本だけ、妙に太い竹に出くわした。
普通の竹の倍はあったらしい。

大きさに躊躇いながらも鉈を入れると、節から盛大に水が吹き出した。
どこにこれだけの水が収まっていたのか、不思議になるくらいの量だった。
竹薮一面が水溜まりとなり、その日の作業はそこで打ち切って退散する。

翌日、家に昔からある井戸が枯れてしまったという。
「あの竹と何か関係があったのかなぁ?」
水道工事の段取りをしながら、彼はそう不思議そうに首を傾げていた。


410:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/16 19:42:28 otduFRv+0
お久しぶりです。
バタバタしております。
現在進行形なのデス。

・・・という訳で、またしばらく来られないかと・・・
気が向いたなら読んでやってくださいまし。

そりでは。仕事に戻るのデス・・・


411:本当にあった怖い名無し
06/01/16 20:30:11 RsQm/MKU0
雷鳥さん、いいお話乙。

同級生の話は不思議だな。
だれも気がつかないってのが、単なる悪戯を超えていて怖い。
布団ごとってことは寂しがり屋の何かがたくさんいて、それぞれの縄張りに引きずりこんだんかなぁ。

ずいぶん忙しそうですがお体には気をつけてくださいねー。

412:本当にあった怖い名無し
06/01/16 20:40:17 ebqgkGCl0
雷鳥タソ乙です
お仕事ガンガッテ下さいマッテルヨー

413:本当にあった怖い名無し
06/01/16 21:03:38 +p8FJIOU0
>>407
枕返しってのはこんな現象をいうのかな?
>>408
「おーい」って話にはバリエーションが多いのねw

とりあえず乙。
お体気をつけてねん。


414:本当にあった怖い名無し
06/01/16 21:09:27 eI80yfroO
雷鳥さん乙です!
>>411
逆に邪魔だから移動させられたのでは?

415:本当にあった怖い名無し
06/01/16 21:40:13 20YRFW8M0
雷鳥さん、乙!

416:本当にあった怖い名無し
06/01/16 22:26:23 ba9lKq8n0
雷鳥さん乙です。
>>407
そんなことが「よくあること」ならたまったもんじゃないですね。w
でもどこの寺なのか気になりますなぁ。

417:本当にあった怖い名無し
06/01/16 22:34:32 oJ0jOdIz0
雷鳥さん乙です~!
久々の淡々とした怖い話、しみじみ堪能させて頂きました。
(禁断症状でチト辛かったですw)
どうかお体大切に。

418:本当にあった怖い名無し
06/01/16 23:21:10 RsQm/MKU0
仏道に帰依したお坊さんは怪奇現象も怖くないのかな。


419:本当にあった怖い名無し
06/01/17 00:30:31 /NfDC/MC0
雷鳥さん作り話乙です。

420:本当にあった怖い名無し
06/01/17 00:44:50 sswwxczg0
ひとりで作っているのだとしたら、
素晴らしい才能だがな。

421:本当にあった怖い名無し
06/01/17 02:48:17 7ndnQPK00
雷鳥一号
大家族説

422:本当にあった怖い名無し
06/01/17 06:07:28 r38hdluF0
雷鳥さん作り話乙でした。

423:本当にあった怖い名無し
06/01/17 12:43:38 dmc/5fkq0
雷鳥一号は集合体で連続体なんだよ

424:本当にあった怖い名無し
06/01/17 14:32:43 3CrI0q1I0
雷鳥一号は株式会社です。


425:本当にあった怖い名無し
06/01/17 14:42:26 qZfFfQ8N0
雷鳥インフィニティ

426:本当にあった怖い名無し
06/01/17 14:49:02 3CrI0q1I0
雷鳥一号一族・・・そして伝説へ

427:本当にあった怖い名無し
06/01/17 15:31:17 sswwxczg0
雷鳥先生の、次回作にご期待下さい。

428:本当にあった怖い名無し
06/01/17 16:48:38 mwG0g1d80
            、 l ,
           - (゚∀゚) -
             ' l `       (=゚ω゚)ノぃょぅ
                        /~~\
   ⊂⊃  /~~\ ⊂⊃       / ::::::::::: \      ~ ^
........._....,,,,傘傘傘::::::傘傘傘,,,....._....Y.i,傘傘傘:傘::傘傘傘i.i..,,...........,,........
 ...,,,.. ‡   ....;;;::: :  ... ::;; ~~ ...‡ ......:::::::,,:::::: ::::::,.,.,....  ‡



429:本当にあった怖い名無し
06/01/17 16:52:58 lzdvurI90
雷鳥いじりに乗ってみたものの、思ったほど面白くならなくて落ち込んでいる件。

430:本当にあった怖い名無し
06/01/17 21:09:34 jmyTc1r+O
ウハッw雰囲気わるいねどうもwww
ヤッパリ長文氏が来ねぇと駄目かね?

431:本当にあった怖い名無し
06/01/17 23:17:47 6qLA+oQ10
雷鳥さんをだれかが叩くと一気にそのときだけ湧くんだよな。
んでつまらないだけの創作長文書きを叩くと自演や雷鳥さんのせいにするやつが出てくるんだよな。
ちょっと分かりやすすぎるぞ、NW

432:本当にあった怖い名無し
06/01/17 23:35:00 XeCm0IVP0
誰が誰を叩こうが、そんなことはどうでもいい。
山にまつわる怖い話が読めさえすれば十分だ。
それ以外このスレには必要無いだろ。

433:本当にあった怖い名無し
06/01/17 23:40:06 gczShvQ30
山にまつわる怖い話、不思議な話が読めさえすればそれでいい。
書き手が誰であれ、味わい深い話であれば大歓迎だ。
執拗にコテに粘着する基地外の戯れ言は他もしくは脳内でやってほしい。


434:本当にあった怖い名無し
06/01/17 23:47:08 jmyTc1r+O
432-433
もっと早く出てこいよ~

435:本当にあった怖い名無し
06/01/18 00:01:05 BcbYec/g0
>>434
いい加減うっとうしいぞ。

436:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/18 00:59:18 Jw/mIAJh0
岩棚での昼食。
途中で休憩しなければ登れないほどの岩ではない。
たまには変わったところで食事をしたいと思っていただけだ。
古びてはいるが、しっかり打ち込まれたハーケンに細紐を
通し、カラビナで身体とつないだ。
幅30センチほどの平らな岩棚に座り、足は空中に
ぶらぶらさせている。
地面は、かなり下に見える。
これが真冬のビバークなら、足の指を、何本か凍傷で失うことに
なるだろうが、冬とはいえ、秋晴れの余韻を残したような
陽気の、初冬の昼飯時。
肌寒くはあったが、それさえ季節の味わいと思えた。

湯を沸かし、紅茶にはジャムをたっぷり入れ、
砕けたクラッカーを食った。

食事を終え、片付けを済ませ、ここで立小便のひとつもしたら
さぞ気持ちよかろうなどと話しながら、カラビナを外そうとした。

カラビナの表面が、凍っていた。
湯を沸かした時の蒸気が着いて、それが凍ったかと思ったが
それほどの気温でもないし、第一、カラビナを覆う氷の厚みは
2ミリや3ミリありそうだ。
カラビナのゲート開閉部を固定するロックも凍り、カラビナが
外せない。

437:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/18 01:01:17 Jw/mIAJh0
その場で多少、手間取った。
ナイフの背で叩いたりしてロック部分を覆う氷を取り除き、
カラビナを外し、細紐を解き、狭い足場に用心しながら立ち上がった。

パートナーに声をかけ、岩に手をかけようとしたとき、
落石の音が聞こえた。
ざざっという連続音。
大きくはないが、多くの石が急斜面を流れる音。

俺たちのいる場所の少し上を斜めに横切り、右斜め下あたりから
いくつも石が飛び出し、下へと消えた。
「危ねえな」
つい、声が出た。
次に思ったのは、カラビナが凍らず、すぐに動き出していたら
落石に巻き込まれたかもしれないということだった。

石が消えた方角、はるか下を覗いた。
初冬らしい肌寒さを感じながら、よく晴れた青い空を見上げた。

カラビナが凍るような陽気ではなかった。

438:本当にあった怖い名無し
06/01/18 01:08:31 ByK8xmK90
全裸隊さん乙です。

439:本当にあった怖い名無し
06/01/18 04:11:34 3RnqLwpb0
雷鳥ほどではないが
まぁよかったです。

440:本当にあった怖い名無し
06/01/18 04:46:46 r3Qc/pVRO
全裸隊さん乙です

441:本当にあった怖い名無し
06/01/18 09:32:37 R+WfIY9S0
カーン!失格!
次ドゾ~

442:本当にあった怖い名無し
06/01/18 10:46:45 jDZ9wyMg0
>>441の末路
                真ん中
                 ↓

         【予告!!】

               +
           + /|  + 氏ね~!!      タイーホ!!
             |_|    /|~        _|警 ̄|
   ゚(T_T )゚ ||_( 'д`#)ノ      ヽ(`Д´ )ノ
     ⊂ ⊂ ヽ    へ(  ) プンスカ   へ(  )
       @ @ ≡≡    ∨ ≡≡       <  ≡≡


443:本当にあった怖い名無し
06/01/18 13:32:42 W4nQZ6ub0
雷鳥さん、いつもすばらしいです。
以前、北海道の日高地方に住んでいた時に聞いた話ですが
国道の近くまで見事な角を持った牡鹿が下りてくる事があったそうですが
その余りの見事さに、その辺にいる人はまな、ただ見とれるだけだったそうです。

444:本当にあった怖い名無し
06/01/18 15:43:04 11WixVNnO
単発かよ…

445:本当にあった怖い名無し
06/01/18 23:30:58 njkuRkRO0
ある日のこと、その牡鹿がまた下りてきました。
偶然その姿を見つけたボクがその見事な角に見とれていると
牡鹿は突然ツナギのジッパーを下ろしてボクに向かって「やらないか」とささやいたのです。

446:本当にあった怖い名無し
06/01/19 05:28:44 UIGqBLD80
>>442
子供か!w

447:本当にあった怖い名無し
06/01/19 17:46:35 wX+GACpM0
>>407-409
雷鳥さん、いつも楽しませて頂いております。乙です。

>>436-437
全裸体さん、こちらも趣向の違った話で楽しめました。乙です。

448:怪人のほみそばふ
06/01/19 17:52:15 wX+GACpM0
>>408
ちなみに、「カバケ」はどちらの言葉でしょうか。私の郷里にも同じ言葉があります。
男性専用の用語に近いのですが、まじめに「ガバガバ毛だらけ」という意味です。

>>N.○.さん
最近見かけませんが、あなたのお話も久しぶりに読みたい。
また、どこかで書いていただけると嬉しい限りです。


449:本当にあった怖い名無し
06/01/19 18:15:19 OP2rl+cL0
>>448
てめー、その名前をこのスレでだすんじゃねーよ。
つーか、お前は得意のメラでも唱えてろ、このタコ。

450:本当にあった怖い名無し
06/01/19 20:19:47 3CfnWwSk0
 わたし自身は24にして人生で一度しか登山をしたことがないのだが、友人がこんな話をした。

 おととしの夏、観光を兼ねて広島県の山を一人で楽しんでいた。午後3時をまわったころ、
頂上部(尾根っていうの?)の平坦な道を気持ちよく歩いていると、ふと足元に見慣れない
影がある。自分の影の脇に、まぁるく。なんだろうと見回すと、背後に古い「マンガ世界の
不思議」みたいな本に出てくるような、いわゆるUFO的なものが浮かんでいた。しかしそれは
イメージよりも小さく、高度10mくらいを揺れもせず浮遊しているのだが、サイズ的にはやや
大き目の帽子ていどだったという。下部にぽっかり穴が空いているようだったが彼と一定の
距離をおくように浮遊するので覗き込むことができなかった。

 ラジコンの類で誰かがイタズラしているのかと思い辺りを探ったが、人影はない。気味が
悪いので石を狙ってなげてみたが、円盤はヒョイと、難なくよける。これはますますラジコン
ではないぞ……と薄気味悪くなったので座り込んでにらみ合いをすることにした。どの方向
に歩き出しても、彼の背後をついてくるため不安で、どうにも移動できないのだ。怒鳴ったり、
石や枝を投げても、退散する気配はない。日は暮れだしている。夜になったらまずいな……
と不安に駆られていたとき、ワシャワシャワシャ、と茂みを掻き分けなにかが近づく音がして、
彼は心底びびった。宇宙人の本体か、CIAか、とマジでびびってちびりそうになる。

 出てきたのは野良着を着た、中年のオバサンだった。オバサンが「こらー!」と叫ぶと
円盤はしらけたようにゆっくりと木々のむこうに消えていったそうな。「あぶないよ、あんた、
あれが出るときは決まって行方不明者が出るんだよ!山に入るとき、行方不明者多数、
一人で入るなって看板あったでしょ!駄目だよ守らなきゃ!(現地の方言に変換して
お読みください)」彼は若さにものを言わせて登山道でない方面から登りはじめたため、
看板を見逃していた。

 見るとオバサンの太股や手は細かい傷でいっぱいだった。聞くと、円盤を見てまた馬鹿が
単独登山したと思い隣の尾根?から駆け足でやってきたという。彼はそれまでの恐怖を
忘れて、オバサンの情の深さに感激し、涙が滲んできたという。

451:本当にあった怖い名無し
06/01/19 20:21:07 UIGqBLD80
おばさんに射精

452:450
06/01/19 20:45:34 3CfnWwSk0
 後日談、というか余談ですが。
  彼は山で一夜を明かすつもりだったが、さすがにそれはできない&
させられないというのでオバサンの家にやっかいになることになった。
そこで十九歳の自称フリーター(といっても田舎だから実際は家事手伝い兼
自宅の雑貨屋でバイト)の娘さんと知り合い、オバサンへの感謝や旅先の
高揚感、怪奇現象への興奮も作用していたのだろうか、一目ぼれしてしまい
「オバサンみたいなおかあさんがいたらいいなあ」と、自分も元気な母親
がいるくせに意味のわからないキモいアプローチをしていたらしい。結局
図々しく二晩をそこで過ごし、飯をたらふく食い、娘さんとプレステ2をしま
くって帰宅。
 娘とはメル友になり、去年になって娘さんが東京の専門に行くと家族に騒ぎ出し、
問いただせば実は彼に会いたかったっていう……。近々ゴールインしそうだとか。
「ありゃ縁結びの神様なんじゃないかなあ」と先週、彼女を連れてきた彼は言った。
アホが、一回アブダクションされてろ、と思った。

453:本当にあった怖い名無し
06/01/19 21:19:17 3iNqVH6YO
Nice!

454:本当にあった怖い名無し
06/01/19 21:36:12 DrWTLykP0
ホノボノいい話だw
オバさんかっこよ杉

455:本当にあった怖い名無し
06/01/19 23:27:21 VSo6YImv0
俺も19歳フリーターとPS2したい

456:本当にあった怖い名無し
06/01/19 23:48:22 Q4zfGmWW0
>>455
お前、素直でかわいいなw

457:本当にあった怖い名無し
06/01/20 01:52:09 47bUVjQe0
おばさんのコラー!で、退散するUFOて・・・・・

そんなものなんかな。

458:本当にあった怖い名無し
06/01/20 02:22:05 vncsjWX50
女嫌いなんかも知れん。


459:本当にあった怖い名無し
06/01/20 02:34:49 R0mF9dGMO
ウホッ

460:本当にあった怖い名無し
06/01/20 03:20:18 he5vIGRr0
ほら、椎名誠も昔「オババはどこの国でも最強」って言ってたじゃないか。

461:本当にあった怖い名無し
06/01/20 04:29:18 47bUVjQe0
UFOの国でも、そうなのか・・・

462:本当にあった怖い名無し
06/01/20 05:37:44 ySR74DgT0
そのオバハンは実はヤマンバで
ヤマンバの乳ビンタで逃げていったんだろう。
なんせヤマンバは乳で木を切り倒すわけだから。

463:本当にあった怖い名無し
06/01/20 09:15:52 Mm7LNrHZ0
>>452
和んだ(笑

464:本当にあった怖い名無し
06/01/20 09:31:38 qZFbGRNv0
> (現地の方言に変換してお読みください)
ここで吹いたが>>452読んでしんじゃえと思った('A`)

465:怪人のほみそばふ
06/01/20 10:17:46 vEM++Hiv0
>>450
楽しませて頂きました。
私の交際相手も広島県出身で、広島市を見下ろす、とある企業系宅地の育ちですが、
小さな頃、時々不思議な飛行物体を目撃したそうです。
また、その同級生にも同様の目撃談が多いとのこと。何かあるのでしょうか。

466:本当にあった怖い名無し
06/01/20 16:35:19 UolPdZFL0
てすてす。むふふ。

467:本当にあった怖い名無し
06/01/20 18:15:44 5llkl/8H0
>>465

ぴかどんで飛行形態にミューテイションしたツチノコ。


468:本当にあった怖い名無し
06/01/21 05:09:01 kQR9Itgx0
もしおばさんが救援にこなかったら下にあいている穴に吸い込まれたんだろうか?ぞっとする。

469:本当にあった怖い名無し
06/01/21 05:47:14 PjvxR6Vu0
ちょっとスレ違いかもしれないが、今日、本屋で山の怖い話の本を見かけ
たんだけど、タイミングが悪くて買い逃しちゃった。
登山家か山小屋守りかの人の本なんだけど、題名分かる人います?

タイトルがそのまんま、「山の怖い話」みたいな感じでB5サイズぐらいの
本なんですけど。

470:本当にあった怖い名無し
06/01/21 08:14:31 9rYj5CoZO
タイミング??

471:本当にあった怖い名無し
06/01/21 09:20:55 QB37Q5bU0
>アホが、一回アブダクションされてろ、と思った。

ワロスwww

472:本当にあった怖い名無し
06/01/21 09:23:02 PjvxR6Vu0
一回手にとって買うことにして、他に買う本がないか店を一回りして、最後に
ぐるっと一回りしながら本を集めてレジに持っていく習慣で。
最後に一回りした時に他の人に取られたのか無かったんですよ。

一回に10冊ぐらい買うんで、手に持ちながら本を選んでられないんです。

473:本当にあった怖い名無し
06/01/21 09:48:36 eUmJUbxy0
これ?
怖い話「悪霊の棲む山」―妖気が誘う恐怖体験 にちぶん文庫
ホラープレス (編集)
価格: ¥520 (税込)
書籍データ
文庫: 229 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 日本文芸社 ; ISBN: 4537063378 ; (1997/09)

内容(「BOOK」データベースより)
闇に蠢く呪いの超常現象―「クライマーを襲った岩肌の怨霊」「湯治場の死霊に導かれた男」「雪原を変幻自在に滑る少女の霊」「トンネルに棲む地縛霊の復讐」など、山にまつわる怪奇体験の数々が、あなたを狙っている。
目次
第1章 亡霊がいざなう無限の恐怖
第2章 冥界から忍び寄る足音
第3章 血が凍る怪奇と怨念
第4章 闇に蠢く戦慄の邪霊

尼損のレビューじゃそんなに面白くないみたい

474:本当にあった怖い名無し
06/01/21 10:23:55 Yk7noYp4O

         ∧ ∧
        (*‘ω‘ *)  ゆーほっほ
      / ̄ ̄ ̄ ̄.\
       |) ○ ○ ○ (|
     /″        \
   /________.\
    ̄ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪  ̄  
       /    \ 
       /      \
     /   〃∩   \
    /    ノ ⌒⊃ \
   /〃⊂(><;)ノ´   \
  /       ∪ 彡    \
              やめてください
        ∫ ∬

475:469
06/01/21 10:47:18 RLZmBWhj0
>>473
すいません、その本じゃないです。 悔しくてアマゾン他で検索してみたんですが、
出てこなかったんですよ。
文庫本じゃなくて、A5かB5ぐらいの本です。

本当にタイトルが「山の怖い話」みたいな、シンプルで驚かしとかてらいが全然無い
タイトルでした。

476:本当にあった怖い名無し
06/01/21 11:38:14 kQR9Itgx0
円盤じゃなくて異次元へのいりぐちじゃなかったんだろうか?

477:本当にあった怖い名無し
06/01/21 11:46:09 z4b1cvlC0
>>475
その本屋にもういちど行って店員に尋ねてみな。

478:本当にあった怖い名無し
06/01/21 12:45:48 DQLbQjIa0
>>475
つ「天狗と山姥」 河出書房新社

479:本当にあった怖い名無し
06/01/21 12:54:22 sxxcSuBw0

『山の怪奇・百物語』 山村民俗の会
サイズ(cm): 19 x 13

480:本当にあった怖い名無し
06/01/21 13:28:18 MfIOQlRd0
>>477.479 ありがとう。

>>479の題名を元にググり続けて、たぶん「山のミステリー」
URLリンク(www.bk1.co.jp)
ではないか、と思えてきた。

今日は雪と親父の一回忌で件の本屋(ちょっと遠くてバイクでないと行けない)には
いけませんが、明日にでも本屋に問い合わせてみます。

481:本当にあった怖い名無し
06/01/21 13:56:30 MfIOQlRd0
あ、>>478にも感謝。
お礼に俺の山での思い出を一つプレゼント。 あんまり怖くないけど。

今はもう歳をとって登山を引退したおじいさんなんだが、その人が若い頃、昭和30年代に
春の北アルプスで滑落事故を起こしたんだって。

まだ雪が結構残ってる時期で、ピッケルのブレーキが利かなくて10mほど岩の頭がところ
どころ見えている雪の上を滑り落ちて、そのまま冷たい沢に落ちるかどうかってところで観念
したら、何か黒い物に「どん」とぶつかって、そこで滑落が止まった。

ちょうどビリヤードの止め球みたいに、自分が止まった勢いで、その何かが身代わりのように
沢に落ちていった。
それが、どう見ても人だった。 パーティの仲間達も上から見てて、どう見ても人に見えた
とのこと。

冬の間に落ちてそのまま死んだ人なんじゃないかと、助かった人が拝みながら尾根に戻って、
その後捜索したけど結局、その死体は見つからずじまい。
当時は山岳警察とかの組織なんか整備されてなくて、タイミングよく入山してた山岳会の有志が
合同で探したらしいんだけど。

その助かった人が帰宅したら、その人のお母さんが玄関に走りこんできて、胸倉つかんで、
「お前、ご先祖様に助けられたね。 夢にちょんまげ結った先祖と名乗る侍が出てきて、お前の
息子が落ちるのを助けたって言ってたのよ。」 怒られるから事故のことを内緒にしようと思った
矢先だった。

とりあえず家族全員で墓参りに行ったんだって。 それでも山をやめなかったのは大したもんだ。

482:本当にあった怖い名無し
06/01/21 17:33:30 2O9TVclo0
胸ぐら掴まれるのもこわす

483:本当にあった怖い名無し
06/01/22 00:32:21 wjYjTJah0
>>482
それだけお母さんは心配してたってことだと思うよ。

484:本当にあった怖い名無し
06/01/22 07:48:57 Dpjzbvk90
ぶつかっておちていったのは
実はクマさんだったとか



485:本当にあった怖い名無し
06/01/22 09:31:43 +1EKpXOE0
どう見ても人に見える熊のほうが怖い

486:本当にあった怖い名無し
06/01/22 09:39:19 wClIMeL/0
>>450
つれてゆかれた方のが
お前のためだったかもな。

487:sage
06/01/22 17:39:42 Zx6fG8+G0
遅レスだが>>136
自分で踏んだんだろ

488:本当にあった怖い名無し
06/01/22 17:40:15 Zx6fG8+G0
すまん><


489:本当にあった怖い名無し
06/01/22 19:24:33 e1qu31e50
ゆるせません><

490:本当にあった怖い名無し
06/01/22 22:11:19 CsRB9uS+O
いや、そのご先祖さまもいい人だなぁ。
感謝しなくちゃいかんよ。

491:N.W ◆0r0atwEaSo
06/01/23 05:49:12 KbI7E9eb0
人から聞いた話

雪を見る度に思い出す事がある。
それは、もう何十年も前の事──

結納の直前、婚約者が別人と心中を図った。
その騒ぎの最中、仕事で大きなミスをやらかし、会社をクビになった。
心労で祖母が寝込んだ。
家中が何だかトゲトゲしくなり、会話さえも凍りがちになった。
自分の所為だな。
何もかも嫌になって、死んでしまおうと思った。
どうせなら、真っ白な雪の中で、永遠の眠りに就こう。
そう思って、北国の温泉場に出かけた。
そこは、南国生まれの自分には想像も付かない程、たくさんの雪に恵まれていた。
こんな中で死ねるなら、最高だ。口笛を吹きたい気分だった。
最後の贅沢とばかり、旅館で美味しい料理と良い風呂を堪能した。
もう、思い残す事は無かった。
散歩に行くようなそぶりで外へ出、山の方へ向かってぶらぶら歩き始めた。
気分が高揚している所為か、ちっとも寒くも辛くも無かった。
しばらく歩いて行くと、明かりの灯った家が1軒ぽつんとあり、その前に白いこんもりとした
“かまくら”が作られていた。
雑誌でしか見た事がなかったから、物珍しく思って近づいて行くと、ロウソクの仄明かりと一緒に、
温もりと良い匂いが漏れて来る。
ひょいと中を覗き込むと、火鉢の前に座る、赤い綿入れの半纏を着たオカッパ頭の少女と目が合った。
勧められるままに上がり込み、暖かい甘酒と香ばしい焼き餅をご馳走になった。
死ぬ前に、こんな好い目に遇えるなんて、幸せ者だな。
そんな風に思った時だった。

492:N.W ◆0r0atwEaSo
06/01/23 05:54:27 KbI7E9eb0
少女が無邪気な笑顔でこう言った。
「おまえ、死ぬ気だろ」
はっと思った瞬間、かまくらが崩れた。
「わっ!!」
かろうじて胸から上は出ているものの、胡坐を組んだ足は解く事も出来ないぐらい、しっかり
雪に埋もれている。その冷たさは、直前までの死への思いを翻させるに十分だった。
ハハハ、ハハハハハ
頭上から、笑い声と共に、梢の雪がどさどさ落ちて来た。
仰げば、さっきの少女が樹上から物凄い顔をして、自分を見下ろしている。
先程の優しげな様子は微塵も無い。
「死にたかったんだろう、雪に埋もれて」
寒さと恐さで、歯の根が合わなかった。
ハハハ、ハハハハハ…少女の哄笑が響く。
そして、彼女が枝を揺すると、また新たな雪が自分の周りに落ちて来た。
嫌だ、助けてくれと叫びたかったが、情けない悲鳴しか上げられない。
少女は、恐い眼を自分に据えたまま、冷たく言い放った。
「オレはなあ、7つで死んだぞ。死にたくなかったぞ。おまえはなあ、死にたいんだろ?
アア、死ね。死ね、死ね、死ね。オレがおまえになって生きてやる。だから、死ね!」
不意にその姿が自分そっくりになり、首がにゅうっと伸びた。
「なあ?」
目の前で、真っ赤な眼をした同じ顔が、にやりと笑いかけた…

気が付いた時、小さな地蔵の前でしゃがんでいる自分がいた。
辺りにはただ木立があるばかりで、家に見紛う小屋も無い。
恐怖心が一気に沸き起こり、無我夢中でその場から走って逃げ出した。

──あの時の雪の冷たさは、今でも忘れられない。

493:本当にあった怖い名無し
06/01/23 06:39:09 dgDZ3whC0
乙!

494:本当にあった怖い名無し
06/01/23 07:09:23 u5mDMC7S0
霊から地蔵が守ってくれたのか、
地蔵が自殺をたしなめたのか。

後者なら地蔵からめ手ウマス。

495:本当にあった怖い名無し
06/01/23 10:54:54 jzmHc8N1O
良スレが寂れて行くのをただ見守るしか出来ない俺・・・・・





496:本当にあった怖い名無し
06/01/23 11:17:53 mpT4rGgjO
盛者必衰のならいか・・・・

497:怪人のほみそばふ
06/01/23 13:32:45 N6rAewKE0
>>492
N.W.さん。楽しませていただきました。かまくらが崩れて雪に埋もれて動けない、という状況が面白いですね。
先日、とある小説投稿サイトで人形に魂をのっとられた少女の顛末を描いた作品を読みましたが、
発想がその話に少しだけ似ていると感じました。
ただ、最後に出てきた地蔵の役割が、今ひとつ分かりませんでした。
単純に、助けてくれたんですかね? 何かもっと深い縁があったのでしょうか。

498:本当にあった怖い名無し
06/01/23 13:58:07 SI3qP6gH0
>>492-493
あっ、ジサクジエーンする人だ。
乙!

499:本当にあった怖い名無し
06/01/23 13:59:43 r9wV3QQX0
こわいよ、こわいよ、ぬるぽわろすがきたよ
ぬるぽわろすのあとには、かならず「乙!」とか
NWさん楽しませていただきましたとか、肯定的なレスが毎回、毎回つくよ
不思議でならないよ、最近盛り返してきた良スレがまたさびれていくよ
誰か山怖の妖怪ぬるぽわろすを退治してよ(゜ーÅ) ホロリ

500:本当にあった怖い名無し
06/01/23 14:49:18 fLDiEHUo0
>>499
ガッガッガッ!
これで退治できたかな?

ついでに500ゲト

501:N.Wウォッチャーズ
06/01/23 14:59:12 TwKgyE/C0
かけましくもかしこき いざなぎのおほかみ
つくしのひむかの たちばなの をどの あはぎはらに
みそぎはらえたまひしときに なりませる
はらえどの おほかみたち
もろもろの まがこと つみけがれを
はらえたまひ きよめたまへと まをすことのよしを
あまつかみ くにつかみ やほよろずのかみたちともに
あめのふち こまのみみふりたてて きこしめせと
かしこみ かしこみもまおす

退治とまではいきませぬが、スレの穢れを祝詞にて祓いました
出現のたびに祓いを行えば、スレの過疎化も間逃れるやしれません

502:本当にあった怖い名無し
06/01/23 16:06:12 sFvmjP830
またこの流れが
Nなんとかさんいい加減にしてくださいよ つД`)

503:本当にあった怖い名無し
06/01/23 16:13:22 ZCXlTU8B0
レスがたくさん消えてると思ったら、NG登録してる奴がカキコしてたのか。

504:本当にあった怖い名無し
06/01/23 22:30:06 JPq1/qQ00
  /\___/\
/ ⌒   ⌒ ::: \
| (●), 、(●)、 |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |  < ぬ、ぬるっぽわろっす!!
|   ト‐=‐ァ'   .::::|    \__________
\  `ニニ´  .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\


505:本当にあった怖い名無し
06/01/24 01:07:00 +1Y0ia/R0
>>498-504

>>433

506:本当にあった怖い名無し
06/01/24 02:28:19 pQvroeVAO
フハッ=3

507:本当にあった怖い名無し
06/01/24 02:56:17 g91V3lw70
>>491-492
これ何の小説のコピペ?

508:本当にあった怖い名無し
06/01/24 03:50:14 pQvroeVAO
よくよく考えたら>>505は味わいぶかいとかんじたんだ?








類型的な物に喜びを感じられるなんて羨ましいよ。

509:本当にあった怖い名無し
06/01/24 05:04:04 ZA78m8vM0
>>508
どんなアタマしてんだ、オマイは。

510:本当にあった怖い名無し
06/01/24 05:44:49 pQvroeVAO
Ω←こんなかな?

511:本当にあった怖い名無し
06/01/24 12:20:20 frPi/yiY0
なんだこりゃ

512:本当にあった怖い名無し
06/01/24 14:52:18 +1Y0ia/R0
>>508
君達のように誰かを貶していないと小さな自尊心を満足させられないような
性格に生まれなかったことは親に感謝してるよ。


513:本当にあった怖い名無し
06/01/24 14:53:12 ZA78m8vM0
>>512
まあ、そこまで自分を貶めなくってもww

514:本当にあった怖い名無し
06/01/24 15:27:16 pQvroeVAO
天に唾吐いとる香具師発見www

515:本当にあった怖い名無し
06/01/24 15:35:56 pQvroeVAO
定農構うと楽しいけど、時間の無駄だから
もうやめよっかな♪

516:本当にあった怖い名無し
06/01/24 17:16:24 tWgl7mbq0
戦時中に疎開先で、クラス一のおどけものの子が、山の中にあった石碑(お墓?)に
おしっこひっかけたそのすぐあとに
小型機に銃撃され腹部をえぐられ
内臓から湯気を出しながら死んだそうだ。
(叔母さんの話)


山の怖い話というか、戦争の怖い話だなこりゃ。

517:本当にあった怖い名無し
06/01/24 20:55:29 GEoixruY0
俺は最初にN・Wを腐した者だが、今回の話はおもしろかったぞ。
なにより、いつもみたいな自慢話でないとこが良かったw

518:本当にあった怖い名無し
06/01/24 22:22:06 Bp79zjK90
重要なのは「誰が書き込んだか」よりも「その話がおもしろい(興味深い、怖い)か」
ということだと思うんだが…

このスレを見てるとこんな考え方が少数派のような気がしてきてならない。

519:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/24 22:55:56 OAU45ssE0
知り合いの話。

幼馴染みに山に誘われ、週末を利用して軽い山行に出かけた。
夜、焚き火を挟んでいると、いきなり打ち明けられた。
癌なのだという。
もうじき再検査する予定だが、おそらく手術することになろうと医者に言われた
のだと。
驚いたが、何と言って励ましたら良いのか・・・咄嗟に出てこない。
ありきたりの言葉しかかけられない自分を不甲斐なく思いながら、眠りに就いた。

深夜、嫌らしい音で目が覚めた。
ピチャピチャという、濡れた物を舐めているかのような音。
隣で寝ている幼馴染みを見て凍りつく。
小さな子供のような影が彼の上に跨っていた。
手足も何もかも枯れ木のように細く、腹だけがぼってり張り出している。
何かの写真で見た、栄養失調の子供の姿を思い出させた。
影は幼馴染みの腹の中に頭を突っ込んでいるようだ。
ざんばら髪の頭が揺れる度に、ピチャピチャという音が響く。
まるで金縛りにあったかのように、身体が動けなくなっていた。


520:本当にあった怖い名無し
06/01/24 22:56:49 y0Bl4GTi0
どの板もなんか急激につまらなくなったなあ、嫌韓流(いや、あの本が出た、ということは画期的なことだけど)と電車男以来・・・・・

521:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/24 22:57:41 OAU45ssE0
(続き)
明け方、不気味な影はいつの間にか消えていた。
恐る恐る幼馴染みを起こしてみると、奇妙にさっぱりした顔で起きてきた。
開口一番、夢を見たという。

「鬼だ。鬼が俺の腹の中をガツガツ喰らってた」

絶句した。
「どこか軽くなった気がする。持って行かれたんだろうな」
こう続けられた彼は、しばらく呆けていたらしい。
それ以上の会話も出来ず、二人してそのまま山を下り別れた。
幼馴染みの小さくなる後ろ姿が、いやに切なく見えたそうだ。

ニ、三日して連絡があった。逢いたいという。
職場近くの喫茶店で落ち合った幼馴染みは、困惑した顔をしていた。
「山から帰るとさ。癌が、腫瘍が消えて失くなっていたんだ」
しばらく無言で見つめ合った後、「良かったじゃないか」
ようやっとそれだけを口に出来た。
「うん。だけど、ものすごく気味が悪いんだ」
幼馴染みはポツリと言う。気持ちは何となくわかった。

今のところ、二人とも健在である。
ただ幼馴染みはあれ以来ひどく病弱になり、入退院を繰り返している。
「実はあの時、悪くない所まで喰われていたりしてな」
それでも、そんな軽口を叩けるくらいには元気なのだそうだ。


522:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ
06/01/24 23:00:13 OAU45ssE0
お久しぶりデス。
仕事が、仕事がぁ。
工期が足りないッス・・・またしばらくご無沙汰するでせう・・・。

そりでは、オヤスミナサイ。


523:本当にあった怖い名無し
06/01/24 23:12:23 Zw8ojLTg0
えがったよ
えがった

524:本当にあった怖い名無し
06/01/24 23:31:06 Bv3Orw5M0
面白かったです。
おやすみなさい

525:スーパーリアル金太
06/01/24 23:34:39 HYHA5Dd20
>>521
鬼というより餓鬼のような。
あ、餓鬼も鬼のうちなのかな。

こういうものを喰らうのを
餓鬼道に落ちるって言うのかな。

526:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/24 23:49:19 CSEDz2D50
夕暮れ前からずっと音が続いている。
かんかん、かんかん、という甲高く、透明な感じの金属音が
速いテンポで聞こえている。
音の出どころは、はっきりしない。
谷間から溢れたその音が空全体に広がり、降ってくるような
聞こえ方だった。
さほど大きな音ではないが、よく響き、途絶えることなく、
ひたすらに続くのが奇妙で、不思議だった。

音は夜半まで続いてから途切れがちになり、静かになった。
向かいの斜面に鬼火のような明かりが見えたが、そこに
何があるのか、確かめようもない。

小屋掛けしている鍛冶屋でもいるのだろうか。
あるいは、自然現象かもしれないなどと思ったが、その前も後も、
その山でそんな音を聞かない。
そんな音をさせ得る神事や祭事も、やはりなさそうだ。

527:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
06/01/24 23:50:35 CSEDz2D50
翌朝は寝過ごし、9時少し前、静かな山道を歩き出した。
昨日の音は、どこからも聞こえない。
首をめぐらし、見上げると、木の枝と空が同時に見えた。

かん!
一度だけ大きく響いた音が、真上から降ってきた。
眉間に音が当たるのをはっきり感じ、鼻から肩、背中へと走った。
またたく間もない。
何かが叩き出されたように感じ、あるいは、眉間から飛び込んできた
音が、そのまま抜けていったようにも感じた。

気付くと、登山口脇のバス乗り場だった。
意識の上では、音が眉間に当たった一瞬後でしかない。
それでいて、音が当たった後の、山での出来事は鮮明に記憶している。

山道を歩き、昼飯を食い、転んで肘に擦り傷を作り、絆創膏を貼った。
記憶に間違いはない。
肘には絆創膏が貼られている。
バスに乗り、時計を見た。
時刻は、午前9時。
山で過ごした記憶は、やはり鮮明だ。


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