∧∧∧山にまつわる怖い話Part20∧∧∧at OCCULT
∧∧∧山にまつわる怖い話Part20∧∧∧ - 暇つぶし2ch2:本当にあった怖い名無し
05/07/19 09:58:14 Ds4+rZ610
過去ログ
∧∧∧山にまつわる怖い話Part19∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part18∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part17∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part16∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part15∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part14∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part13∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part12∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part11∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part10∧∧∧
スレリンク(occult板)

3:本当にあった怖い名無し
05/07/19 09:58:37 hUQxcOj7O
華麗に2ゲット

4:本当にあった怖い名無し
05/07/19 09:59:00 Ds4+rZ610
∧∧∧山にまつわる怖い話Part9∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part8∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part7∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part6∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part5∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part4∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part3∧∧∧
スレリンク(occult板)
∧∧∧山にまつわる怖い話Part2∧∧∧
スレリンク(occult板)
山にまつわる怖い話
スレリンク(occult板)

5:本当にあった怖い名無し
05/07/19 12:09:50 +wd2GXka0
乙だけど21じゃない?

6:本当にあった怖い名無し
05/07/19 12:13:21 M2KzaYhl0
スレ数間違ってるけどスレ建て乙

7:本当にあった怖い名無し
05/07/19 12:30:03 Y81n4YESO
>>1乙です。
またマッタリと行きましょう。

8:本当にあった怖い名無し
05/07/19 20:36:26 N+JKfsPz0
バイクでツーリング中の男性、滝に飛び込み死亡
URLリンク(www.sanspo.com)

9:orz...
05/07/19 20:39:59 7kGiAjZfO
>>1さん乙です
まったりがヨイデスネ!



最近怖くて書き込めない...orz

10:本当にあった怖い名無し
05/07/19 20:52:28 yG/QTkl5O
orzさん、乙です。
何やら気になる展開ですね~

11:orz...
05/07/19 21:42:09 7kGiAjZfO
どーもです
でもフィクション九割近い
私としては
最近の流れはとっても恐ろしいです...orz

12:本当にあった怖い名無し
05/07/19 21:43:23 uyADIDuS0
>>10
1さん乙!

orzさんじらさないで…

13:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/07/19 23:57:17 pANLpdgq0
夕暮れ時、残照に揺れる木々を眺めつつ、先を急いでいた。
真ん丸の、真っ白な顔が、道の両側にずらりと並んでいる。
月見餅に目鼻を付けたような小坊主が、揃いの半纏を着て、
頭を振りたて振りたて、にぎやかに呼びかけてくる。

「ようこそ、お立ち寄りくださいませ」
「さあさあ、お待ちしておりました」
口々に、様々に声を上げ、手招きをする。
一人が提灯を手に、先導する。
「お代なんて、お安いもんです。ささ、こちらへどうぞ」
短い足を激しく動かし、上機嫌で振り返り、顔を見上げ、にこやかに
小走りで先導する。

小坊主どもの背後、招き入れようとするその先は薄暗い森があるだけだ。
とてものこと、良い思いができるとは思えない。
提灯を手にした小坊主は、目の前をちょこまかと蛇行しながら
相変らず、上機嫌だ。

とうとう、小坊主どもの列が終わる所まで来た。
背後からの声を聞きながら、提灯持ちを追い越した。
「お帰りは、こちらから降りられるんでございましょう?」
「いや、向こう側に降りる」
うかつにも、応じてしまった。

14:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/07/19 23:58:13 pANLpdgq0
背後、不意に沈黙がやってきた。
振り返ると、真っ白な小坊主どもの顔色が桜色に変わり、全員が
弓矢を構えている。
提灯持ちが、厳しい声で小坊主どもを叱りつけ、向き直ったが、
こいつも顔が赤い。
「向こうの連中には負けられませんので」
「お帰りは、どちらから?」
観念するしかない。
「ここから降りる事にするよ」

道の両側、真ん丸い桜色が、さっと白くなり、笑顔が戻った。
振り返り、歩き出した。
どうせ、ここはもう通らない。
思った瞬間、矢が一本、唸りを上げて耳の横を飛び去った。

15:本当にあった怖い名無し
05/07/20 00:19:11 c0olK3q30
可愛いけど不気味な妖怪憚ですね
夕暮れ時の山道の絵を想像してぞとしました

16:本当にあった怖い名無し
05/07/20 01:41:03 gzVPqo9A0
意味がわからない・・誰か分かる人解説おながいします。

17:N.W
05/07/20 07:04:28 fCKQ3jav0
おはようございます。
>>1さん、スレ立てありがとう。

orzさん、この先どう言う展開になるんでしょうか?
訳わからん分、ドキドキです。

全裸隊サマ、ご無事で、ようこそお帰りなさい。
で、向うの連中と言うのはもしかして俺たちの事ですか?

夜風N.W、只今準備中です。
では。


18:本当にあった怖い名無し
05/07/20 10:30:35 K85WFzSu0
>>13-14
ヤバイ。
何がヤバイって其処に行って見たいと思う自分がヤバイ。

19:本当にあった怖い名無し
05/07/20 15:44:28 GoliM3Oz0
>>17
折角だからハンドルネームも「夜風」にしたら良いのに。
似合ってますよ、N.Wさんに。


20:本当にあった怖い名無し
05/07/20 19:26:09 VSr+ba4J0
全裸さん、何だかわかんないけど不気味な話だ。

21:あ
05/07/20 20:04:13 X8tfT6qu0
>>19
夜風って英語に直したら「Night Wind」じゃないですか?
「N.W」ってもしかしたら、「Night Wind」の略じゃ?
はずれてたらゴメンナサイ

22:本当にあった怖い名無し
05/07/20 20:34:31 frl8ZBml0
俺は、コテハン批判は、滅多にしないんだが、ちょっと言いたくなった。
「N.W」 話は面白いんだが、ちょっと鼻に付く
まくらことばの今は昔がクサイ。
青色桃色とかで学年表記がくさい。
自己陶酔が文面からにじみ出てくさい。

話自体はおもしろいんだぞ。ただ、上記3点が足を引張り、N.Wを三文安くしている。
留意されよ。

23:本当にあった怖い名無し
05/07/20 20:41:09 /TRSpzpao
カーン。


失格。


次どぞ~

24:本当にあった怖い名無し
05/07/20 20:58:33 zrQcyLZEO
なんで末尾が
o
なの>>23

25:本当にあった怖い名無し
05/07/20 20:59:20 9ebR+Orl0
失格か、それもいいだろう。
ただ全裸や雷鳥に対しては言うことはないんだよ俺は。

26:本当にあった怖い名無し
05/07/20 21:21:59 wjnK7jT40
てか、全裸のごみより、10倍イイよ、N.W

27:本当にあった怖い名無し
05/07/20 21:23:10 wjnK7jT40
全裸よ、きえうせろ!!!!!!!!

28:本当にあった怖い名無し
05/07/20 21:58:04 zrQcyLZEO
あ、弓矢が飛んでったw

29:本当にあった怖い名無し
05/07/20 22:34:47 atfquBay0
怖い話を聞きたいのう。
不気味な話だけじゃなくてな。

30:本当にあった怖い名無し
05/07/20 22:57:01 2SfpYVOL0
サンダーバードはまだか

31:本当にあった怖い名無し
05/07/21 02:01:11 CEwuKCUS0
「Aと比べてBがいい!」なんて書き方すると
お調子モンでない限り誉められた方のBまで
書き込みにくくなるからつまらん比較はやめとけ。

そういやもう夏休みか・・・さもありなん。


32:本当にあった怖い名無し
05/07/21 06:36:22 FRwtJYxVo
>>24
京ぽんなめんな糞どもが

33:N.W
05/07/21 07:16:38 2zm88lrl0
>>19 あ さん、正解!

>>21さん、サンクス。
最初の二つについては、みんなに「あー、またアイツだ」って
N.Wを覚えて欲しかったから使ってたもの。
自分でももうぼちぼち、止そうかと思ってました。
3番目は、申訳ない。気を付けますが、またなってたらゴメン。

で、閑話休題。
ここ5・6年、夏の紫外線特に強くなってませんか?
俺、昼間に長距離走らないといけない時、バイクだと専用のバイザー、車だと
サングラス常用するようになりました。
この間、友人の山中熊男(仮名)と話してたら、そいつが言うには最近の夏山には
UVカットのローションとサングラスが必需品だとか。
紫外線が強すぎて、山の景色や色が変って見える事もあるそうで。
俺より一回り少々年長の山屋さんは「光化学スモッグの軽い版みたいなもの」と
言ってます。(光化学スモッグって、俺はよくわかりませんが)
紫外線が生き物に与える影響って結構大きいんですよね。
みなさんは、どう感じられてますか?

******************
あー、ダメだ。出張明けの徹夜は辛い…
帰って寝ます。
おやすみなさい。




34:N.W
05/07/21 07:20:16 2zm88lrl0
あ、またバカやっちゃった…
>>19 あ さん→ >>21 あ さん
>>21さん → >>22さん

だーッ、恥ズカシィ!

35:本当にあった怖い名無し
05/07/21 07:28:36 NaQZOsLPO
あんまり怖くないけど、俺の小ネタ投下していい?

36:本当にあった怖い名無し
05/07/21 07:31:27 euYIoawvO
いーよ(´・ω・`)

37:本当にあった怖い名無し
05/07/21 07:46:28 NaQZOsLPO
8年前の春、四国八十八ヶ所巡りをしたんだが、何番札所か忘れたが到着したのが夜。当然、寺も閉まっており近所は民家ばかりで泊まるとこは無し。で、山の麓にある神社でこれから泊まる所どうしよう?と悩んでいたら(続きます)

38:本当にあった怖い名無し
05/07/21 07:46:51 V7vBVqg30
>>33
俺は自分が年を取って、日焼けが治りづらいのかと思ってた。

39:本当にあった怖い名無し
05/07/21 07:59:49 NaQZOsLPO
(続き)神社の奥つーか山の奥からボソボソと声が聞こえる。周囲を見てみると近所に民家があり俺はのん気に『ああ、あそこから風に乗って聞こえきてるんたな』と思った。耳に神経を集中させても何言ってるのか全然分からない。段々と声だけが近づいてくる。

40:本当にあった怖い名無し
05/07/21 08:08:05 NaQZOsLPO
『どーせ近所の話し好きのおばさんだろ?』と思っていたが、全然人の気配がないし相変わらず何言ってんのか分からない。こいつはヤバいと思いすかさずその場から逃げ出した。文章力なくてスマソorz

41:本当にあった怖い名無し
05/07/21 10:10:36 FMzUqQfe0
続きは? 無いなら、もう一度四国へ行ってこい。

42:本当にあった怖い名無し
05/07/21 12:58:39 T3GBr9oY0
URLリンク(www.watch.impress.co.jp)

43:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/07/21 21:42:05 ObcXgZyN0
>>17
レスしづらいな。
抽象的な言い方だが、誰にでも、向こう側の連中というのは居る。
向こう側の定義は、人によって違う。
ま、そんなところだ。

44:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/07/21 22:03:02 ObcXgZyN0
振り向くと、小屋の上がりかまちに腰かけた大男が、背中を向け、
靴紐をほどいていた。
大きな背中から、蒸れるような臭いが発散され、山でなければ
浮浪者扱いされるだろう。

その男の背筋が伸び、振り返ろうとした時、すごく嫌な予感がした。
知らずに力がこもり、息を呑んだ。
男の顔、目、鼻、口、取り立てて言うほどの事はない。

男が立ち上がった。
ひざが逆に曲がり、苦悶の声を上げて男は倒れた。
床がきしみ、埃が舞い上がった。
男の頭が床に当たった。
ひどく当てたわけでもない。

男の頭が、弾けた。

男の身体が、上がりかまちから土間へと滑り落ちた。

腰が抜け、四つん這いになり、土間を覗き込んだ。
固い土だけが、あった。


45:本当にあった怖い名無し
05/07/21 22:29:17 EViCSPHho
カーン。



失格。



次回も失格なら永久追放。

46:あぼーん
あぼーん
あぼーん

47:本当にあった怖い名無し
05/07/21 22:53:41 4ZlliR8m0
43 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2005/07/21(木) 21:42:05 ID:ObcXgZyN0
>>17
レスしづらいな。
抽象的な言い方だが、誰にでも、向こう側の連中というのは居る。
向こう側の定義は、人によって違う。
ま、そんなところだ。


48:本当にあった怖い名無し
05/07/21 22:54:28 4ZlliR8m0
狂ってるよ、、、、。

49:あぼーん
あぼーん
あぼーん

50:マン・オン・ザ・タイトロープ ◆MANtaiPMC6
05/07/21 23:11:23 Wl/VH4bT0
デタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!

荒し、ナツカシスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

51:本当にあった怖い名無し
05/07/21 23:27:03 LBLlscr20
>>50
マンタイもキタ━━(゚∀゚)━━!!

52:本当にあった怖い名無し
05/07/21 23:27:18 nguNSdx3O
夏休みで家族も田舎に帰ったし
徹底的に荒らすわよ~ん

53:本当にあった怖い名無し
05/07/21 23:37:19 4ZlliR8m0
俺は全裸がむしろ荒らしだと思う。

54:本当にあった怖い名無し
05/07/22 00:26:54 lhM8Uyd40
やっぱ雷鳥じゃないとだめだな

55:本当にあった怖い名無し
05/07/22 00:45:59 uKydK+mT0
>>52
いい年の所帯持ちが2ちゃんで荒らしか・・・

56:本当にあった怖い名無し
05/07/22 01:12:53 rDxjTZiYO
>>52の子供は池沼の件について

57:N.W
05/07/22 07:04:59 p7/YG0nv0
今日も朝になっちまいましたか、あー眠…
しばらく連徹なんで、話がまとめられません。
ごめんなさい。

>>44全裸隊サマ、ちょっとそれ怖いなあ…
仮眠しないとマズイのに、出来ないかも。

とりあえず、横になります。おやすみなさい。

58:本当にあった怖い名無し
05/07/22 07:05:43 8gh2U6lk0
>>45-56

おまいら邪魔になるから、俺と一緒に帰ろう。


59:本当にあった怖い名無し
05/07/22 07:25:45 UV7Tp+PbO
スイマセン
荒らしです
おはようございます


60:本当にあった怖い名無し
05/07/22 07:41:35 2Tp7qWX2O
荒らしも、この板の風物詩ぞな

この板も
荒らされるほどに
人気かな

61:本当にあった怖い名無し
05/07/22 07:46:13 VzLPr5jx0
もう少し自重して他の人からの「山の怖い話」の量とバランスとってもらえるとスレの空気が夏向きになるかも。
そしたら嵐さんたちも自重してくれるでしょ?

62:本当にあった怖い名無し
05/07/22 08:35:03 DgOFBYbD0
嵐は徹底的に放置するに限る。
面倒でも専ブラで ID と文字であぼーん設定しる!

63:本当にあった怖い名無し
05/07/22 08:51:04 8gh2U6lk0
>>61
一度でいいから見てみたい
自重する気のある荒らし

64:本当にあった怖い名無し
05/07/22 10:26:37 emGZ60bZ0
カレーマニアってどのくらいのカレーお食べたらなれますか?

65:本当にあった怖い名無し
05/07/22 11:11:54 3VpmrwxX0
荒らしは全然OKだが、ネタにいちいち反応する賛同レスがウザイ
あれさえなければ荒らしも減ると思うがね
ここは正直言ってネタだけ書き込まれてりゃそれでいい

66:本当にあった怖い名無し
05/07/22 12:57:39 DgOFBYbD0
>>65
おまいがネタ書き込んでから言いな。

67:本当にあった怖い名無し
05/07/22 12:59:32 UitlxKC50
>>66
こういうのが一番うざいんだよなぁ

68:本当にあった怖い名無し
05/07/22 13:19:02 ZSigskYm0
怖い話じゃないんだけど、中学生の時の話。

瑞垣山@山梨に父親と一緒に登山に行った下りの事。ここは山頂付近は
巨大な岩がいくつもあって、ちょっとした鎖場もある。登りで既に疲れていたので
下り初めてすぐに膝に来た。気を付けろよー、先を行く父親の声。

あっ、と思った時は既に遅く、たまたま突き出ていた枯れ枝が腰のベルトに
当たったのに気付かず、前に踏み出した体はテコの原理でポーンと斜面に
投げ出された。

あーと言う声を出す暇もなく、迫ってくる大岩の上をポン、ポンと跳ねながら落ちて
大きな松の木? の根本にぶつかって止まった。血相を変えた父親がすごい
スピードで斜面を駆け下りるのをぼーっと眺めていた。

結局、標高差で300mくらいを数分で落ちちゃった? 訳なんだけど、
全身のどこにも怪我が無くて、けっこうな勢いで樹にぶつかったのに打ち身すら
無かった。もちろん捻挫も。残りは普通に歩いて下って帰った。

子供は体が柔らかいって言うけど、それで済む話じゃないような気がする。
いまでもあの時の滑るように岩を跳んでいく感覚は忘れない。怖いと言うより
ワクワクしていた。

69:本当にあった怖い名無し
05/07/22 15:43:53 QUiVm9de0
>>68
自分が死んだのに気づかな(ry

70:本当にあった怖い名無し
05/07/22 20:28:14 RSZL7+830
ゴム人間とか

71:本当にあった怖い名無し
05/07/22 20:58:20 ZpyiaWjp0
>>68
ゴム人間=Ehlers-Danlos症候群。
ルフィとかもですね。

72:本当にあった怖い名無し
05/07/22 21:36:45 TxRhV/V00
ワンピース

73:本当にあった怖い名無し
05/07/22 23:09:13 2Tp7qWX2O
ワンピースは…海のはなしですね。

74:本当にあった怖い名無し
05/07/22 23:34:28 ONUOloTw0
やっぱ雷鳥が来ないと話しにならんな

75:sage
05/07/22 23:54:20 rYm074ar0
しかし、山国生まれの山国育ち山しか遊び場がなかった俺は
一度も不思議な経験がないorz・・・。ここの人達が正直羨ましい。

76:本当にあった怖い名無し
05/07/22 23:55:48 TxRhV/V00
>>75
愉快な体験ばかりだとは限らんぞ。

77:本当にあった怖い名無し
05/07/23 00:18:36 nbH/aFhr0
>>76
まーそーなんだろうけど
それを言ったらそもそもここを見てないわけで・・・

78:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/07/23 06:59:35 p6AlAS5F0
夏山開きの直前に店開きする小屋があり、今年も案内状が送られてきた。
年間、わずか4ヶ月ほどしか営業せず、残り8ヶ月は無人だ。

夏にスキーが可能という、かなりの山奥で、小屋の周辺に
雪が絶える事は、ほとんどなかった。
最近は、温暖化の影響で雪はだいぶ少なくなったようだが。

ずいぶん前、一度だけ、店開きを手伝った事がある。

まずね、出てってもらわなきゃあ。
残ってると、やっぱり気持悪いからね。
いくつかある部屋を回りながら、それぞれの部屋に声をかける。
彼が何をしているのか、見当はつく。
無人の間の小屋守に、お引取り願っているらしい。

窓を開け、布団を出し、避難小屋代わりに使ったパーティが
残したガラクタやら、忘れ物やらを箱詰めする。

ある大学の、山岳部の名前入りの忘れ物が多い。
「見たことないけど、たぶんね」と前置きして主人が話してくれた。
マナーが悪いと、脅かされるんじゃないかな。
で、大慌てで逃げていくから、忘れ物が多くなるんだよ、きっと。

79:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/07/23 07:00:40 p6AlAS5F0
確かに、大学山岳部のような、物品管理にやかましいグループで
ラジウスやグランドシートなど、大事な装備をいくつか
置き忘れるなど、普通は考えられない。

忘れ物の多い学校は、たいがい、二度と来ないんだ。
そう言う彼の言葉は、これまでの経験に基づいている。

お前さんは、脅かされないの?
訊ねる俺に、
やられてるのかもしれないけど、俺、霊感無いから。
彼はそう答えて笑った。

その日の夕食は、大皿料理だった。
飯も、おかずも山盛りにされ、いくつもの小皿がテーブルに置かれた。
霊感が無いという彼には、今年の小屋守が何人か、分からないらしい。
分かれば、ちゃんと茶碗に盛るんだけどさ。
お前、分からない?
いきなり聞かれたが、よく分からない。
無人の間によどんだ空気が、まだ小屋のあちこちに残っているような、
そんな感じしかしない。

翌朝、小屋を囲む万年雪には
山を下る足跡が、あった。

80:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/07/23 07:04:03 p6AlAS5F0
>>75
日常的に山に接している者にとって、どうという事のない
出来事が、そうでない者にとっては不思議な現象だったり
するかもしれない。


81:本当にあった怖い名無し
05/07/23 08:59:42 xtMwrqIj0
全裸隊さん、GJ! こういう話、好きです。

82:本当にあった怖い名無し
05/07/23 09:31:38 XA0Yy9Ou0
>>80
>>39なんか典型的な例だよね。
山で遠くの人の話し声って驚くほど近くで聞こえることがある。
俺も霊かと思ってびびったことがあるのは懐かしい思い出だ。


83:本当にあった怖い名無し
05/07/23 12:53:44 tG7HNqA10
俺が まだチビの頃

田舎で体験した話
夏休みで 田舎に行った俺は ある暑い晩
じいちゃん ばあちゃん に誘われて 山の中腹にある 畑に
花火をしに 行ったんだ

車でしばらく林道を登って行ったんだけど
月は出ていたが 月明かりも周りの木に遮られ 結構暗かった
俺は車の窓を開け 森の中から 聞こえてくる 虫の鳴き声なんかを
聞きながら 後ろの席で 身を乗り出して 森の中を見ていた

開けた 場所について 車は止まった
じいちゃんが 準備するから待ってろと 車を降りて
畑の脇を流れる 小川から 水を汲んだり ランプに 火を入れたりして時
俺は 車の中で 花火の入った袋を抱えて ニヤニヤしていた


84:本当にあった怖い名無し
05/07/23 12:54:59 tG7HNqA10
続き

ええぞ~ ってじいちゃんが 車まで 迎えに来てくれて
いよいよ 花火が 始まった ランプの やさしい光にじいちゃん達の 笑顔が
ぼんやり浮かんで見えて ちょっと不思議な そして楽しい時間だった

持ってきた 花火が 半分ぐらいに減った時 ちょっと休憩しようって事で
三人 並んで 座ってスイカを食べていた時のこと

前方の森の中に ポウー ポウー ポウーっと 三つの 明かりが 浮かんできたんだ
じいちゃんは その明かりを見て ほう~っと言った
俺は 人魂だ!!って言って ばあちゃんにしがみ付いた

するとじいちゃんは あれは人魂とは違う
狐がおまえを見に来たんだと言った
こんな時間に 山に子供が来る事は 滅多にないからな 珍しくて見に来たんだろ~な~
ってじいちゃんは 言っていたが 俺には人魂にしか見えなくて 大泣きして
花火は 中止して 変える事になった あの光を 見たときは 本当に怖かった…

85:本当にあった怖い名無し
05/07/23 12:57:45 w9Lf8yLs0
そういや狐火って呼び名もあったっけ。
そうかぁ。そうなんだねえ。

86:本当にあった怖い名無し
05/07/23 17:13:56 MgQZCDsG0
そういうものを見ても
怖がらず冷静に対応するお爺さん

昔はこういった現象が多々あったのでしょうか?
自然に敬意を抱きつつもむやみに畏れることも無かった時代がしのばれますね

87:本当にあった怖い名無し
05/07/23 18:10:47 tG7HNqA10
読みにくい 上に長文で 申し訳なかったです

じいちゃんも 狐火って言ってた気がしますよ
怖がってる 俺に 帰りの車の中で こんな事言ってましたよ

狐火と鬼火(人魂)は 違うもんじゃよ
狐火は な~んも悪い事はせんよ~
最近 めっきり見てなかったが おまえは運がええよ~って

88:本当にあった怖い名無し
05/07/23 22:37:52 uKG0YEre0
80 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2005/07/23(土) 07:04:03 ID:p6AlAS5F0
>>75
日常的に山に接している者にとって、どうという事のない
出来事が、そうでない者にとっては不思議な現象だったり
するかもしれない。


こいつ、ラジウス使えば一人前とか思ってんのか?
それからさ、山でグランドシートって何よwww

89:本当にあった怖い名無し
05/07/23 22:44:47 uKG0YEre0
全裸隊 ◆CH99uyNUDE


こいつって脳内山屋か、かなり長い間山に行ってない似非山屋だよ。
今はせいぜいオートキャンプくらいしかやってなくて、
脳内妄想駄小説wを垂れ流してるんだよ、このスレで。

90:本当にあった怖い名無し
05/07/23 23:48:28 4DmhxF6E0
ちょっと以前、私が子供の頃くらいまで
狐に化かされた話を、大人は当然のように、普通に話題としていた
考えて見ると不思議だ
でも、羆の方が怖い

91:本当にあった怖い名無し
05/07/24 05:02:44 EYjrMVkN0
ウム、熊は恐いな
北海道で日没後に林道通らなきゃいけなかった時はメチャメチャおびえながら通ったよ
そして目の前に現れる大きな黒い影
目にした瞬間身体が固まったが・・・・鹿でした

92:本当にあった怖い名無し
05/07/24 14:37:10 iXhZCvVf0
クマーーーー!

93:本当にあった怖い名無し
05/07/24 15:27:12 NGjwfEuDO
クマ~
URLリンク(alecaoyama.hp.infoseek.co.jp)

94:本当にあった怖い名無し
05/07/24 18:52:47 vaJdB2gf0
熊ーーー!!!

URLリンク(homepage1.nifty.com)

95:本当にあった怖い名無し
05/07/24 21:01:34 S0lPij7iO
クマ‥

ギガオソロシス

96:チラシの裏
05/07/24 21:54:25 YbIFqfYCO
空気読まずにカキコ

先月の終わりに用事で実家に帰った時の話。                実家の裏にはまあまあ大きな山(大きいと言っても半日あれば山頂まで登れる)があって厨房の時とかよく遊びに行っていた。んで、久しぶりに実家に帰った事だし山に行ってみた。
山は昔と変わらず茸などがたくさん生えていた。「昔は山頂まで行って山の向こうの景色を眺めながら弁当を食ったなぁ」などと思いながら山道を登っていった。
昼過ぎになってようやく山頂について俺は唖然とした。
山の向こうには昔の景色はなかった。
団地や民家が立ち並ぶ住宅地になっていた。昔のような自然の景色はなかった。俺はしばらくその場に立ち尽くしていた。
不意に後ろから声がした。「もう昔のような景色は見れないねぇ」見知らぬ老婆が岩に腰掛けていた。俺が軽く会釈すると向こうも黙って会釈した。そして、俺は足早に山を降りた。
家に戻って母に聞いてみるといずれは裏にある山も開発され住宅地になるそうだ。
俺は物悲しい気持ちで実家を後にした。

全然恐くない話でスマソ ・・・

97:本当にあった怖い名無し
05/07/25 00:45:29 6ynjQ/syO
でも乙です

98:本当にあった怖い名無し
05/07/25 05:34:09 3kmbnl180
見知らぬ老婆はなぜそこにいたんだろう~

99:N.W
05/07/25 07:05:31 CFXfTZUN0
おはようございます。N.Wです。

小屋守も狐火もおばあさんもいいですねぇ。
それぞれに味があって、どれも好きだな、俺。

今日は季節柄、祭の話でもしましょうか。
でも、トホホ…なんだよな、この話。
ま、いいか。俺のかっこ悪いの、みんな知ってるし。
では、ひとつよろしく。

今夜も徹夜の俺は、ここでお先におやすみなさい。

100:N.W
05/07/25 07:06:10 CFXfTZUN0
久しぶりに休みが取れた。たった2日だけど、携帯で探される事もたぶんないだろう。
ボーナスも出た事だし、母に何か旨いものでも食わせてやろう。そう思って京都・貴船の
旅館へ電話を掛けてみた。川床のシーズン中だが、平日だったから宿が取れた。
母に連絡を取ると大喜びで、鞍馬も歩いてみたいと言う。俺に異存はなかった。
京阪出町柳から叡山電鉄鞍馬駅まで約30分。その間に景色は碁盤の目のような街中から
里山を過ぎ、一気に山の中へと変化する。また、鞍馬から山越えで貴船へ抜けるコースは、
履き慣れた靴があればファミリーでも2時間前後で歩く事が出来るし、日帰りなら逆に、
貴船から鞍馬へ抜け、鞍馬温泉を使って帰る手もある。
その日もさわやかな好天だった。荷物を持って歩くのも面倒なので、宿に頼んで預かって
もらい、それから鞍馬山へ行った。堂々たる山門を潜った瞬間、いきなり強い風が吹き、
俺を目指して枯葉がザバザバ降って来る。落葉の季節ではないのだが、母とくれば必ず
こういう目に遭う。天狗の散華だ、と母は言う。迷惑な事だ。途中からロープウェイも
あるが、母は歩く方を好むので、ところどころ急な坂のある参道を歩いて本殿を目指す。
由岐神社を過ぎると、先々の大木の中程の高さの枝が、微妙にたわむ。毎度の事だが。
鞍馬寺金堂でお参りした後、奥の院へ向かって木の根道を歩く。
魔王殿の前で、一人の小柄で上品な感じの老人が、良い声で謡っていた。
“…花咲かば、告げんと言ひし山里の、使ひは来たり馬に鞍。鞍馬の山のうず桜…”
言霊が周囲の木立に広がって行くようで、思わず足を止め、聞き惚れた。
最後の一声が余韻を残して空に消えた時、同じように立ち止まっていた人たちの間から、
溜め息と拍手が湧き起こる。老人はにっこり笑って、大杉権現の方へ立ち去った。

101:N.W
05/07/25 07:07:24 CFXfTZUN0
鞍馬山を下り、貴船川に沿って歩く。真夏の昼日中だと言うのに、空気がひんやりして
気持ちがいい。流れの上には幾つもの川床。週末は人で溢れているのだろうが、今日は
そうでもない。少し離れると、清冽な流れの中、カワガラスが小魚を追って水を潜り、
アオサギがじっと獲物を待つ。もう備えの出来たススキが揺れる上を、トンボたちが
飛び回る。
貴船神社へお参りに行く人は多いが、奥宮へ参る人は少ない。その静けさを楽しみ
ながら、奥宮の船形石の横の小さな社に手を合わせる。弟たちも連れて来てやれれば
よかったが、何分にも平日の急な事。学生時分ならともかく、社会人がそうそう手前
勝手な事をする訳にはいかない。母とそんな話をしながら振り返ると、さっき魔王殿の
前で謡っていた老人がこっちへ歩いて来るところだった。軽く会釈すると、向こうも
にこっと笑って片手を挙げる。
「先程は、良いものを聞かせて頂いて、ありがとうございました」
「いやいや、お恥ずかしい」老人は首を横に振り、俺と母を見やりながら
「親子旅ですか、よろしいなぁ。ええ日にここへ来はった。今日は“山祭り”や」
「まあ、お祭りがあるんですか」祭りと聞いて、母の気持ちが弾むのがわかる。
老人が教えてくれる。
「今晩、川床の灯りが消えた時分から、この先の方でありますねん。“山祭り”は
時が合わなんだら成りませんし、ほんまの夜祭りやから、知らん人の方が多いんや。
もし、行かはるんやったら、浴衣着て行きはった方がよろし。その方が、踊りの
中へも入りやすいよって」
母は既に行きたくてワクワクしている。一時、『盆踊り命』だった人だから。
ま、いいか。俺は盆踊りは嫌いだが、仕方ない。付き合うか。

102:N.W
05/07/25 07:12:41 CFXfTZUN0
川筋の道沿いに、黄桃のような丸い灯りが、ぽつりぽつりと点いている。俺たちの
他に、歩いている人はほとんどない。
奥宮へ近づくにつれ、笛の音がどこからともなく風に乗って流れて来た。山祭りは
どうやら、思っていた盆踊りのようなものとは、全然違うものらしい。
奥貴船橋の袂をくっと左へ折れ、山の中へ入る細い道をたどると、笛の音はますます
はっきり聞こえる。曲目はわからないが、ゆったりとしたメロディを、複数本の笛で
吹いているようだ。
やがて、木立の間からたくさんの白い提灯と、その灯りが見えて来た。そこは体育館
程度の広さの空き地になっていて、笛の音に合わせて数十人の人たちが踊っていた。
衣装は白地に紺色の流水模様の浴衣。女は紅の帯、男は黒字に金の鱗模様の帯。
踊るというより、舞うと言った方がいいような優美な動きで、普通の踊りの時のような
賑わしさや、テンポあるいはノリは全く感じられない。
俺たちより先に来て、これを眺めていた隣の人がいきなり駆け出し、踊りの輪の中へ
入って中の人と手を取り合った。知り合いがいたらしい。
前の方から、あの老人が笑みを浮かべながら、静かに俺たち親子に近づいて来た。
「ああ、来はりましたんやな」
「こんばんは。不思議なお祭りですね」
老人は不思議な言葉を口にした。
「あの中に、逢いたい人がいたはりますやろ」
逢いたい人?訳がわからず、ぽかんとする俺。
母が突然駆け出した。
「母さん!?」

103:N.W
05/07/25 07:13:25 CFXfTZUN0
伸ばした手の先に、よく知ってる人がいた。
実家にいる頃いつも見ていた人。写真立ての中で笑っている、俺と面差しのよく似た
青年。俺が2歳の時亡くなった父だ。
まっしぐらに父に向かって進む母を、踊り手たちは空気のようにするりとかわし、
何事もなかったかのように踊り続ける。
一足ごとに母の時間が逆戻りする。わずか3年余りの妻としての日々と、その何倍もの
母としての時間。今、父の手を取りながら、母は堰を切ったようにしゃべり続け、
父は黙って微笑みながら、時折相槌を打っている。二人の間に涙はない。何を話して
いるか、俺には聞こえないが、きっと言葉で時間を溶かしているのだろう。
時を越え、両親は恋人同士に戻っている。初めて見る両親の姿。ああ、父はあんな風に
笑う人だったのか。母はあんな風にはにかむ人だったのか。これだけの歳月を隔て、
まだ惹かれ合う二人に、思わず胸が熱くなる。
父に誘われ、母が踊りに加わる。なかなか上手い。本当に楽しそうに踊っている。
俺の頭の中で太棹が鳴り、太夫の声が響く。
“…おのが妻恋、やさしやすしや。あちへ飛びつれ、こちへ飛びつれ、あちやこち風、
ひたひたひた。羽と羽とを合わせの袖の、染めた模様を花かとて…”
両親の番舞をぼーっと眺めていたら、ふと俺の事を思い出したらしい母が、父の手を
引いてこっちへやって来た。ほぼ初対面の人に等しい父親に、どう挨拶すべきか。
戸惑って言葉の出ない俺を、おっとりとした弟と雰囲気の良く似た父は、物も言わずに
抱きしめた。俺よりずいぶんほっそりしているけれど、強く、温かい身体。父親って
こんなにしっかりした存在感があるのか。
「大きくなった…」万感の思いのこもった父の言葉。
気持ちが胸で詰まって言葉にならない。ようやく絞り出せた言葉は「父さん…」
「うん」
優しい返事が返って来た。もう限界だった。俺は子供のように声を放って泣いた。

104:N.W
05/07/25 07:14:42 CFXfTZUN0
母の事を笑えない。気が付けば、俺は夢中で父に、友人の事、仕事の事を一生懸命
話していた。今までは、そんな事は自分の事だから、他人に話してもわかるまいと
思い込み、学校での出来事さえ、必要な事以外は母に話さなかったのに。
父の静かな返事や一言が嬉しかった。子供が親に日々の出来事を全部話したがる
気持ちが、初めてわかったような気がする。
俺の話が一段付いた時、父は少し寂しそうな顔をした。
「ごめん。もっと一緒にいたいけど、そろそろ時間みたいなんだ」
時は歩みを止めてくれなかった。でも、嫌だと駄々をこねたところで詮無い事。
大事な人に心配をかけるだけ。ああ、わかっている。笑って見送ろう。
「口惜しいよ、おまえたちの力になってやれなくて…」
「大丈夫、任せろよ。俺がいる。」
長男だもの。俺は親指を立て、父に向かって、偉そうに大見得を切った。
安心したように頷く父に、母がとても優しい眼差しを向け、父が最上級の笑顔を返す。
「…じゃあ、そろそろ行くよ」父は、踊りの輪の方を向いた。
「父さん」呼びかけずにはいられなかった。
父が振り返る。
「俺、二人の子供で良かった」本当に、そう思った。
父は嬉しそうに笑い、そのまま煙のようにすうっと姿を消した。
母はしばらく無言で父が姿を消した辺りを見つめていたが、やがて諦めたように
首を振り、「帰りましょう」と俺を促した。

翌朝、まだ眠っている母を部屋に置いて、奥貴船橋の袂まで行って見た。
昨夜の、橋の袂をくっと左へ折れ、山の中へ入る細い道は、やっぱりなかった。
あの老人が言っていた。“山祭り”は、時が合わねば成らないのだと。
それは俺たち親子が見た幻だったかもしれない。
でも、逢いたい人に会え、伝えたい事を伝えられた。幸せな旅だった。

105:本当にあった怖い名無し
05/07/25 07:25:09 pWc8zyUL0
涙チョチョ切れますね。N.W.さん、乙です。

106:本当になかった怖い名無し
05/07/25 07:48:12 8rf3ejAj0
いい話だ。
GJ

107:本当にあった怖い名無し
05/07/25 08:11:06 NDIl3AAT0
ありがとう
いい話でした
わたしも会いたい人がいるから
その「時」に合いたい…
左源太で食事するだけじゃ
その老人に出会うことも叶わないかなぁ

108:本当にあった怖い名無し
05/07/25 08:24:15 sebIUTve0
>>100
心にしみるいい話でした。
昔京都に住んでて貴船にも行ったことはあるんだけど、
そんな優しい祭があったとは。
異人たちの夏を思い出しました。


109:本当にあった怖い名無し
05/07/25 13:40:19 CiPIDHh30
泣けた…いい話だなぁ。俺にも会いたい人がいる。
こんな形で会えるのなら、ぜひもう一度会って、色々話がしたい。

N.Wさん、乙ですた。ありがとう。

110:本当にあった怖い名無し
05/07/25 13:47:37 CA35/jQJ0
>>100
いい話をありがとう。昼日中に泣いてしまった。
>>108
良い映画だったね。お別れのシーンがたまらなく…イイ

111:本当にあった怖い名無し
05/07/25 14:20:26 5VHGV4lA0
俺も何度も行った貴船でそんな話が…
6月くらいの夜、自転車で貴船まで蛍見に行きましたよ

山祭りか…
N・Wさんに枯葉が舞い落ちてくることと
老人が山祭りのことをN・Wさんに教えてくれたことは
何か関係があるんでしょうか

112:本当にあった怖い名無し
05/07/25 17:34:59 FJZJ30l60
国際救助隊はまだか・・・

113:本当にあった怖い名無し
05/07/25 19:21:24 6ynjQ/syO
只今エジプトに出張中!

114:本当にあった怖い名無し
05/07/25 19:35:07 sebIUTve0
>>110
正確には異人たちとの夏でした。
秋吉久美子と片岡鶴太郎がいい演技してるんですよね。
あれは泣けました。さすが大林宣彦、ノスタルジックな演出は最高です。



115:本当にあった怖い名無し
05/07/25 20:03:06 l+/DaR1uO
N.Wさん、泣けました…。この手の話には弱いッス…(俺がまだ小さい頃に亡くなった婆ちゃんに会いたい…。会えたとしたら、多分、日頃の生活態度とかで怒られるんだろうな…)

116:本当にあった怖い名無し
05/07/25 20:11:10 8fBj1boxO
N.Wさん乙です。
読んでいて脳裏に景色が浮かんできました。
良い話だ。

117:本当にあった怖い名無し
05/07/25 21:32:48 ukAl2tp70
山で怖いのがブヨ。
腫れが引かずに2週間も痒み、腫れが続く。
その上、頭痛、発熱に至ることも。
何か寄生虫を媒介する事もあるらしい。
なのでレモンマートルという虫除けスプレーを吹き付けて行った。
…スズメバチが大好きな匂いだったらしい。
8匹に囲まれた。
死ぬかと思った。



118:本当にあった怖い名無し
05/07/25 22:11:00 B7AW7ELT0
>>117
怖ぅえ~~

119:本当にあった怖い名無し
05/07/25 22:12:24 nmC8Fnuu0
おれの地方じゃすずめ蜂をダゴ蜂っていうんだけど、近寄ってきたらしゃがんで「カマ、カマ、カマ」
て言うと刺されないらしい、が、いつも草履で叩き落して踏み潰してたなあww

120:本当にあった怖い名無し
05/07/25 23:56:46 X4xLhEcW0
N.Wさんありがとう、今も涙が止まりません

>>119
もれの地方もダゴ蜂です、九州地方かな?

121:K
05/07/26 00:06:47 0atASj/e0
N・wさんお疲れ様でした。
私は、母に会いたいな。
とても会いたいけれど、それもかなわない事。
でも、貴方の話を読んでいて、いつか向こうの世界で会えるような
気がしました。
とても良い話をありがとう!

122:本当にあった怖い名無し
05/07/26 01:20:04 kPBMfqrw0
>>107
何気なく書いているけど、左源太ってとっても高いんだね。
N.W.さんも川床云々って書いているし、みんなさりげなくお大尽さんなんだな。

123:本当にあった怖い名無し
05/07/26 01:58:33 jjHcD0eM0
>N.W. 嘘だ! ありえん! 信じられん!

貴船から鞍馬の山行にずっと行きたくて、それこそ奥宮に
憧れて、ここ半年ほどの京都旅行の計画にとりこんでみた。
様々な要因で未だたどり着けていない。
とある機会の同行者の女性には大変な不義理をしてしまい
また別の機会の女性には大変な不義理をされ・・・
もしかしてオレは貴船鞍馬に喜ばれていないんじゃないか と思った。

選ばれし者だけがたどり着ける場所 は大げさなのかも知れないが
どうしても入山できない者ってのは本当に居るのかも知れん。

124:本当にあった怖い名無し
05/07/26 02:50:10 8e94ZmAe0
学生時代に、京都に住んでいたときにある人に「君は鞍馬・貴船には行っては行けないよ」
と言われてたんだけど、おみくじとか川床のある風景とかに惹かれて、
こっそり午後3時くらいに行ってみた。お社にお参りして、すぐに下りたはずなのに
いつのまにか真夜中になっていたことがあるなあ。参道をまっすぐに行ったはずなのに。
あの辺は女性は一人歩きするな、といわれている所なので現実的な怖さがあった。
その時に鞄にきっちり結わいていた、違う神社のお守りが無くなっていたのも不思議。

なんで「行っては行けない」と言ったのか、聞いても未だに教えてもらえない。

125:N.W
05/07/26 07:17:16 Xr7xVOHg0
おはようございます、N.Wです。

やー、思いっきり恥ずかしいです、今。
30前の男が、同じ年頃の親父にしがみついて泣いたかっこ悪い話なのに、
好意的に受止めてもらえて、嬉しく思います。
ありがとう。

>>122、俺はお大尽ではありません。
たまたま、まだボーナスに手を付けてなかっただけの事デス、はい。

明日から普通の生活に戻れます。
よかった、よかった。
これで、山怖で雷鳥さんに会えたら最高なんだけどなあ…
ともかく、みなさん、おやすみなさい。

126:本当にあった怖い名無し
05/07/26 11:29:13 aIxAOHu10
>>124
道を歩いていたら、突然真っ暗になった感じですか?

127:本当にあった怖い名無し
05/07/26 13:07:15 frNUrk9P0
貴船の奥宮はいいんだが、途中の呪いのイチョウの木が怖い。

128:本当にあった怖い名無し
05/07/26 20:04:41 MFj1KDPf0
貴船はいいよー。夜に行くと独特の雰囲気がある。
真っ暗闇にポツポツと光る電球。荘厳な雰囲気。
月明かりだけだと、妖怪でも出てくるんじゃないかと思える。
ただ脇の山からごそごそと音がした時はちとびびったが。
近くに宿があるから静かにね。

あの辺りは女性を拉致ってポイ捨てする輩が居るとか居ないとか。

129:124
05/07/26 22:47:48 M+BYmJpL0
>126
そうそう、夏前の夕方くらいの明るさだったのに、急に「どこか」境界壁を越えたら
いきなり暗くなっていて、「山の日はつるべ落とし、っていうもんなー」
と腕時計を見たら夜中だった、って感じ。(゚д゚)ポカーン<まさにこんな思いだった。
振り向いても闇と、それに溶ける明かりだけ。
別に薬を服用していたわけでも、ナルコレプシーな訳でもないので未だに納得いかない。

この板的解釈をすると、ひょっとしたら無くなったお守りを付けていなかったら
今こうして書きこんだりできなかったのかもしれない。お守りは未だにさすらっているかもしれない。

ちなみにその後、連れがある時に数回行ったけど、それ以来そういった経験はない。

130:本当にあった怖い名無し
05/07/27 00:57:06 a/jyTu1y0
>>129
急に時間が過ぎたのではなく
何らかのショックでその間の記憶を無くしたとか、

どこかへ迷い込んで誰かに出会って不思議な体験をしたんだけど
「あなたのここでの記憶を消さなければいけません」ということだったとか…

131:本当にあった怖い名無し
05/07/27 06:52:54 jlWKbwcX0
>>129
それをいうなら、「秋の日は釣瓶落とし」だと思われ。

132:本当にあった怖い名無し
05/07/27 08:22:47 G0JVP6W2o
と、素人が偉そいです。

133:本当にあった怖い名無し
05/07/27 08:53:55 MwPNVI7b0
>>130
耳のうしろや、ふくらはぎにいつの間にか小さな傷が、

134:本当にあった怖い名無し
05/07/27 09:37:50 MfKV5V/40
>133
ツツガムシは怖いやね~

135:本当にあった怖い名無し
05/07/27 11:19:59 KKExcGPx0
山に登って秋の日の短さにあせった経験のあるやつは
俺だけではあるまい

136:本当にあった怖い名無し
05/07/27 11:22:25 5rh4qNam0
>128
「コーン!コーン!」と山間の暗闇に響き渡る謎の音。
「何だろう?」と思って覗き込むと白装束の髪の長い女の人。
手にカナズチを持ち目の前の木に一心不乱に何かを打ち付けている。
「何してるんだろう?」目を凝らして見ると木には藁人形。
ふっと手が止まり、ゆっくり顔をこっちへ向け「見たなーっ!」
とかあったりして。

137:本当にあった怖い名無し
05/07/27 11:28:19 mN2924z80
>>134
いやいや、きっとグレイの仕業さ

138:本当にあった怖い名無し
05/07/27 22:39:05 eWtU5TiZO
よく聞く話しなんだけど、俺も山岳部で冬山専門で攻めたよ。
谷川岳は10回以上アタックして、やっぱり初回から視ました。
三人目を登ってるはずなのに、吹雪とガスの向こう、前に三人歩いていて、『ありゃ誰だ?』でも、みんな気付いてるけど何も言わない。
かかわりたくないからな。あ、誰かまだ埋もれてるんだな。と思うだけ…。
ガスの中、15メーターぐらい離れて下山してくるパーティがいる。
でも生きた人のパーティではないんだよ。
ガスのかかってるところは崖の下のはずなんだから。
遭難した人の霊魂は本当によく視たよ。
はじめのうちはビビッてたけど、そのうち慣れっこになって気にしなくなり、むしろ絶対に相手にしない。誘われると困るからな。

そんな俺も40近くなり、冬山はやめた。先日、谷川岳に単独アタックといっても夏だが、深夜に冬装備で登ってるグループを視た。
もちろん、生きた人であろうはずはないんだけど、腕っぷしにも自信がなくなってきた今、正直ビビッたよ。

139:本当にあった怖い名無し
05/07/28 01:57:32 FJZwe7PR0
>>138
激しくスレ違いだが、テント何使ってた?

140:本当にあった怖い名無し
05/07/28 05:57:59 6SAwDfg/0
>>138
ぬおお、谷川岳怖い(((゚Д゚))) まさに無事生還GJです

141:本当にあった怖い名無し
05/07/28 09:22:29 L4bJHOG0o
40にもなってメンヘルとは哀れだな。

142:N.W
05/07/28 12:15:02 dxAImakh0
>>138
俺も昔、富士山の下山中に、真冬の格好の人に出くわした事があります。
8月の半ば頃で、友人3人と一緒でしたが、生きてない人と同じ方向へ
歩くのが嫌で、黙って端っこに寄ってやり過ごしました。

143:本当にあった怖い名無し
05/07/28 14:29:45 RqIBeInD0
こういう生きてないのに、山歩きしてる人達って、
自分が死んでいる事に気が付いてないのでしょうか?

144:本当にあった怖い名無し
05/07/28 14:35:07 fpb0gZ670
>>143こそ自分の頭がおかしいことに気が付いてないのでしょうか?

145:本当にあった怖い名無し
05/07/28 16:22:05 V2mUBuEx0
頭ではない、山がおかしいのだ

146:本当にあった怖い名無し
05/07/28 18:49:15 yGlf6Htg0
大学生のときの話…
登山部のメンバー3人で登り慣れたI山に登ったときの話である。

その日はいつもとは違うルートで登ることにしていた。
もともとI山は登山が盛んでたくさんの登山ルートがある。
しかし日ごろ登山部でI山に登りなれている3人は、
腕に自信のあるメンバーだったということもあり、
新しいルートを開発してみようじゃないかということになったのだ。


147:本当にあった怖い名無し
05/07/28 19:16:03 yx74ONAY0
北海道の夜景で有名な街の山奥にNダムっていうのがある。
幼い頃、そこの湖畔の道を家族で車に乗ってたとき湖上を3本の波がスーッと起こってすぐ消えた。
俺は親父に「湖にイルカがいるよ!」って言ったんだが「山奥にイルカなんている訳ないだろう?」と一笑に付された。
あれは一体何だったのか今でも時折思い出す。

148:本当にあった怖い名無し
05/07/28 19:47:57 wl4QyN2I0
>>122
流しそうめんだけだった安かったはずですよ
私は流しそうめんしか食べたことがありません

149:本当にあった怖い名無し
05/07/28 19:54:45 yGlf6Htg0
午後1時から登り始め、少し登ると案の定道に迷ってしまった。
下っているはずもないのに何度も見覚えのある場所に出くわす。
普段は往復でも5時間程度しかかからない山道なのだ。
それが、時計を見るといつのまにか6時。
何時間同じ場所を歩き続けているというのか…。
―これはおかしいぞ…
登り慣れているとはいえ、遭難者・死者を毎年のようにだしている山だ。
陽も暮れ始めている。
3人の顔に焦りが見え始めた。


150:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:07:14 jPL4BLZS0
↑続けなくていいよ。 いや続けるなボケ!!!


151:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:11:30 7zMVjQq0O
下山しようにも、大きくルートから外れていることがわかった。
コンパスが狂いすぎていたのだ…。3人は焦りながらもとにかく下山を考えていた。とにかく降りねば、この軽装では夜はもたない…。滝の音が聞こえた場所に風の音が入り交じり、更に風の中に女の声がぅうう~という感じで聞こえた。
空耳と思い、誰もその事に触れなかったが、たしかに啜り泣くような悲しい声がしていた気がする。
風は冷たくなり、星を頼りに下山を続ける。
確かな下山ルートではなく、けもの道のような所を、とにかく標高が下がる方へと降りていく。
滝の音は聞こえなくなったのに、風の音の中に女の声は聞こえ続けてる。
たまらず、山鳴りかな…。ひとりが口を開いた。
俺は、何も聞こえないよ。とシラを切った。そうしないと、みんな恐れてしまう。
山鳴りなんかじゃないよ、聞こえるよ、俺も。
もうひとりも口を開いた。


152:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:18:50 jPL4BLZS0
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
山にまつわる怪談・奇談をマターリ語っていきましょう。


153:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:19:10 7zMVjQq0O
先頭をいく友人が、立ち止まった。
おまえら仲間だよな?

あぁ、そうだけど。

じゃあ、絶対に逃げるなよ。
あぁ、逃げないよ。でもなんで??

ゆっくり下を見てみ。

なんも見えない。どこを見ればいいんだよ?

俺の足だよ。

足?あるじゃん。

そうじゃないよ、よく見ろよ。

うわぁぁあああ!!!

そいつの足首を地面から出た女の手がつかんでいた。

ぎゃー!逃げ出す2人。まさに地獄絵図だ。
3分間ぐらい走っただろうか?灌木に身体をぶつけながら、どこをどう走ったかわからない。
とにかく走った。
得体の知れない手首に、足をつかまれた友人は、オーイ!オーイ!と叫んでいたが、いつしか聞こえなくなった。
いや、聞こえない場所まで逃げたのかも知れない。

154:あぼーん
あぼーん
あぼーん

155:あぼーん
あぼーん
あぼーん

156:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:20:44 yGlf6Htg0
>>150
実体験を書こうとしていたわけだが…。
書く気なくしたよ。
バイバイ。

157:あぼーん
あぼーん
あぼーん

158:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:22:14 pX+fnx310
>>156 二度と来なくていいよ。

159:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:25:31 qnElEaVt0
>>156




あーあ、やっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、
あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、
せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょうがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
頼むぜ。



160:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:29:48 7zMVjQq0O
翌朝、夜も白みかけた頃、まだ俺たちは生きていた。生きていたというより、何かに憑かれて彷徨い続け、いつしか入山事務所まで戻ってきた。
一人残された友人が心配だ。遭難したにしろ、登山ルートを間違えているのだから、説明できない。しかし、消防団と警察の捜索隊を出してくれた。
自力で下山した情報はついに入らないまま、午後4時、捜索は打ち切られた。
翌朝は6時から捜索が始まった。そいつの両親も麓まで来ていて、俺たちは会わせる顔がなかった…。そりゃそうだ、恐怖のあまり、友人を見捨て、俺たちだけが逃げたのだから。
変わり果てた友人の姿が発見されるのに、そう長い時間はかからなかった。
登山ルートからほんの少し離れた、通称『賽の河原』と呼ばれる谷川に頭を突っ込んだ状態で、死後20時間以上経過した状態で発見された。

161:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:31:11 7zMVjQq0O
しかし、もっと驚いたのは、友人の傍らにあった、死後2年以上経過したと思われる女性の死体だった。


162:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:33:26 qnElEaVt0
しかし、もっと驚いたのは、友人の傍らにあった、死後2年以上経過したと思われる >>156 の死体だった。




163:本当にあった怖い名無し
05/07/28 21:36:56 QqIo+hBo0
それがちがうんだなー。
あなたが私をみたら、たぶん憎たらしいって思うと思うよ。
ネット上では26歳なんてオバサンじゃないとかいってるけど、
実際に26歳の私をみたら、なにこのオバさーんとかって言うと思うよ。
自分で言うのもすごくどうかと思うけど、私って若いころからどっちかっていうと
美人系なんだよね。世の中ね、必ずしも外見上のレベルがつりあった二人が一緒になるって
訳じゃないよ。相手と考えが合うし、向こうは私を大人として導いて
くれるし、趣味が合うし、両者子供欲しいし・・・とか
見ず知らずの貴方にのろけるつもりはないけど、そういう理由で
一緒にいるわけ。向こうは必死なのか知らないけど、私のことは
凄く大事にしてくれるわね。そういう男性だから、私も大事にするわけ。
ね。あたしって結構シアワセなんだよね。
ほんとに26?って26歳とは思えないほど子供っぽいとか、そういう意味?
人に意地悪するのが子供じみてる、なんて純粋培養されてる学生さんの
セリフなのよね。社会に出たら幾つになったって相手の欠点探って
保身をするわよ。
あたしが貴方が期待するほど必死じゃなくて、残念だったよね。
あたし、結構幸せなの。いざとなったら、転職の予定を立てながら、
子供産んだって良いんだし。26歳でお母さんになれる可能性もあるしね。


164:本当にあった怖い名無し
05/07/28 22:06:52 asDsFD5W0
( ゚Д゚)誤爆かえ?

165:本当にあった怖い名無し
05/07/28 22:15:10 TrZuHt5H0
雷鳥がこないと本当にただのクソスレだな

166:本当にあった怖い名無し
05/07/28 22:29:11 5EeVSOh7O
かなりの人生論誤爆だな。

167:本当にあった怖い名無し
05/07/28 23:12:09 FRzBdm+t0
>>149がなぜ叩かれるんだ?
教えてほしいんだけど


168:本当にあった怖い名無し
05/07/28 23:34:09 gFeHhZ120
夏の嵐の直撃でそ

169:本当にあった怖い名無し
05/07/28 23:59:14 RqIBeInD0
>150 >158 を叩くのが正しいはず。

>150 は来るなよ。あの世に行ってしまえ

170:本当にあった怖い名無し
05/07/29 00:00:44 ZRzUMYIt0
>>167
あらかじめメモ帳とかに書いておいてから、まとめて投稿しないからじゃないか?
時間が空くと煽り・騙りが間に入ってグダグダに…

171:本当にあった怖い名無し
05/07/29 00:26:49 uO8rm2xY0
>>160
本当ですか?怖かったけど..後味も悪いです
なんかひとり残して逃げるパターンって、こわい
作り話だとほっとします

172:ぽたみがん
05/07/29 01:18:25 8mQkurok0
自己治癒能力を持った謎の生命体「太歳」を発見か 中国
URLリンク(x51.org)

発見者が持ち帰ったのにまだ生きてるんだから、違うとは思うが…

173:本当にあった怖い名無し
05/07/29 01:37:54 dowvOyxl0
>>168
>>170
そーいうことか 説明ありがと

正直>>149の続きが読みたかった訳だが
みんなもちっとまったりいこうや

174:本当にあった怖い名無し
05/07/29 02:00:02 Zy0CLUcy0
>>172
粘菌だね

175:本当にあった怖い名無し
05/07/29 02:02:12 B6JF8a4t0
>>172
なんじゃこりゃ(;゚ Д゚) …

176:本当にあった怖い名無し
05/07/29 02:31:15 cUzPJpiU0
>>147
激しく遅レスすいませんが、北海道の某ダム湖でのことだったとしたら
「動物のお医者さん」の大学の水産学部の実験で飼っていたイルカかも
しれません。
最終的には全頭お亡くなりになってしまったそうですが…

177:本当にあった怖い名無し
05/07/29 05:15:34 l8wOfl0l0
夏だからな・・・

178:本当にあった怖い名無し
05/07/29 10:40:51 jv+AGdIk0
>>156
基地外はスルーで。

179:本当にあった怖い名無し
05/07/29 10:44:14 jv+AGdIk0
あ、156 ではなく 149 を相手にするな、ってことね。

180:本当にあった怖い名無し
05/07/29 11:39:24 ZhEe3UME0
メモ帳もくそも、>149は携帯からなんだから仕方なかろー。
山のように、どっしりした気持ちで見守ろうや。

181:N.W
05/07/29 12:46:46 ZFWidAID0
何だか、昨夜から面白そうですね。
話はリングワンデリング(でしたっけ?)してるし、
逆さま女が山婆のふりして訳わからん事言ってるし、
オバケ屋敷っぽいなあ。

ところで >>149 さん
俺はあなたの話の続きが知りたいです。
メール下さい…という訳にもいかないので、
良かったら続きをよろしくお願いします。

182:本当にあった怖い名無し
05/07/29 12:52:58 7kd2EUGgO
URLリンク(2.mbsp.jp)

183:本当にあった怖い名無し
05/07/29 12:55:54 18pdSRBko
と、嵐を呼ぶ男が弁解しています。

184:本当にあった怖い名無し
05/07/29 14:28:54 5+68/0f9O
>>146 >>149 >>151 >>153 >>160 >>161で一つのお話じゃないの?
漏れ、そう思って読んだけど(´・ω・`)

185:本当にあった怖い名無し
05/07/29 14:35:28 l8wOfl0l0
ヒント: ID

186:本当にあった怖い名無し
05/07/29 18:22:25 GNcnmAx90
なにこのリレー小説ってカンジだったな。

187:本当にあった怖い名無し
05/07/29 19:15:56 lL203CyG0
話を書き込むとき、文の先頭にこれから投下しますよ~みたいな
前振りがあって、分割総数を書いておくといいカモ。
ややこしいけどもし複数の人が話を書き込んでしまっても、
前振り如何では識別簡単そうだし。

188:本当にあった怖い名無し
05/07/29 22:05:56 qsLKPpCF0
長文はメモ帳か何かにまとめて書いてから投下ってのが
話を読みやすく、スムーズにする為にも基本なんだけど
書きながら投下するにしてもID:yGlf6Htg0のは時間が空きすぎなんだよ。

同じ話の間が1時間以上も開くって遅すぎ。
俺も「何だ?このもったいぶった構ってチャンは?」と
イライラしたから>>150GJ!!

189:本当にあった怖い名無し
05/07/29 23:27:14 0jkzM4nV0
余談ながらカキコ。
「ルングワンダルング」

英語だと「リングワンダーリング」ね。
いつの間にかもとの場所に戻ってしまう、どうどう巡りの道。

タヌでデフォとして、外国にもタヌがいるのだろうか。

190:本当にあった怖い名無し
05/07/29 23:49:14 mk40seuOO
渓流釣りに行ったらブービートラップだらけ、軍事オタクどもめ。

191:本当にあった怖い名無し
05/07/30 01:06:27 U83CGApe0
>>172
くんほう様か

192:本当にあった怖い名無し
05/07/30 01:41:58 EwoRmIv3O
今、秋葉ちゃんのチンコしゃぶったけどー、すげー臭かった

193:本当にあった怖い名無し
05/07/30 10:44:32 qWfGJGxo0
こら、NW。
おまい、はよ書け。ウソでいいから書け


194:あ
05/07/30 11:21:09 U/XWniVB0
聞いた話さん、雷鳥さん、そして全裸隊までも来なくなって
しまった山怖板なんて、ウナギなしの鰻丼ですね。

195:本当にあった怖い名無し
05/07/30 11:49:08 9aspfWpk0
>>194
タレだけでもウマー


196:本当にあった怖い名無し
05/07/30 13:01:29 DeIxpXaS0
>>1-195
まだ自分が生きていると思ってるんだ、早く成仏しろよ

197:本当にあった怖い名無し
05/07/30 13:03:26 KArTc3fm0
>189
タヌキの生息地は日本・朝鮮半島・中国東部からロシア南西部あたり。
アメリカ・ヨーロッパ・アフリカなどにはいませんので、英語圏では
「タヌキの引き回し」ってのは無いと思われ。
あるとしたら妖精さんとかかな?

198:N.W
05/07/30 13:04:50 qWfGJGxo0
わわっ、困りましたね~。
じゃあ、つなぎに雑談をひとつ。

狸道ってご存じですか?
それは特別な場所だけでなく、普通の道でも起こる事なんですが、
目的の場所に向って進んでいたはずが、わずかな時間の間に
とんでもない場所に行ってしまってたりする事なんです。

知合いから聞いた話ですが、彼ら6名は大阪から日帰りで琵琶湖へ
ツーリングに行き、帰り、京都を経由して大阪へ向っていたそうです。
国道170号線を南に下り、東海道新幹線の高架下を潜った…
そこまでは、全員の記憶があるそうなんですが、そこからすぐの
淀川に架かった枚方大橋を渡った覚えが誰にもなく、気付いた時には
西宮辺りを走っていたと言います。
それも、時間にすればものの10分程とか…
普通で考えれば、絶対無理な事なんです。
バイクに乗りたての10代が1人なら、一笑に付されて終りなんでしょう
けれど、40~50代のベテラン6人が、揃いも揃って間違えるとは
考えられませんでした。

以上です。
では、次の方どうぞ。

199:N.W
05/07/30 13:08:12 qWfGJGxo0
て、>193のID見たら、俺と同じ会社のヤツだ?!
わ、ヤバイ!


200:本当にあった怖い名無し
05/07/30 13:09:02 Rvg5IiWPO
地名だけいわれてもわらないよ(*´・ω・)(・ω・`*)ネー

201:本当にあった怖い名無し
05/07/30 13:24:16 3EkFfEQG0
ID変え失敗で自作自演失敗はいつ見ても面白い

202:N.W
05/07/30 13:44:03 qWfGJGxo0
ちょっと待った!

203:本当にあった怖い名無し
05/07/30 13:46:50 eLphOiCBO
確かに面白い

204:本当にあった怖い名無し
05/07/30 13:47:58 1xpjnuZa0
IDが一致することは極まれにあるようですよ>N.W氏

205:本当にあった怖い名無し
05/07/30 13:51:27 eLphOiCBO
>>193->>204
自演乙w

206:N.W
05/07/30 14:09:01 qWfGJGxo0
>>204さん、ありがとう。

自作自演みたいな下らない事はやりません。
そこまで情けない人間じゃないよ。


207:本当にあった怖い名無し
05/07/30 14:19:10 eLphOiCBO
別にどっちでもよいんだよ、でも必死で乙!

208:本当にあった怖い名無し
05/07/30 15:13:28 eLphOiCBO
貼ってきた
2chで見つけた面白い文章 Part14
スレリンク(bun板)

209:本当にあった怖い名無し
05/07/30 15:15:37 eLphOiCBO
NWってひとサンクス!

210:本当にあった怖い名無し
05/07/30 15:26:03 r6Pogkue0
ID一致ってどれくらいの確率になるのかね?
ここだったら、8桁だから9999万9999×2(0orO)
=1億9999万9998分の1、って計算でおk?

211:本当にあった怖い名無し
05/07/30 15:29:18 1UupotxM0
ここまでで分かったこと。N.Wさんは今日は勤務先から書き込んでいる。
ともあれ休日出勤お疲れさまです。

212:マン・オン・ザ・タイトロープ ◆MANtaiPMC6
05/07/30 15:30:42 b/39k/7Z0
>>211
俺漏れも!

213:本当にあった怖い名無し
05/07/30 15:31:59 hj1PW4jX0
>>190
どんなトラップだったの?

214:本当にあった怖い名無し
05/07/30 15:41:32 r6Pogkue0
あとN.Wさんのこの↓書き込みも、意味がよく分からん。
>て、>193のID見たら、俺と同じ会社のヤツだ?!
>わ、ヤバイ!

N.Wさんはオカ板に書き込んでいる
会社の人のIDをわざわざ記憶していたの?
同じPCから書き込んだからIDが一致した、ということですか?

215:本当にあった怖い名無し
05/07/30 15:49:42 zLQD7DtEO
多分、会社内のPCだからサーバなんかも同じ

IDが一致したとおもわれ
この場合珍しくもなんとも無い事だと思うが。

216:N.W
05/07/30 16:19:01 qWfGJGxo0
はー、なんかだんだんばれて来ますね。

俺がヤバイと言ったのは、同じ社内でPCを共有しているヤツで、
同じ“山怖”好きがいると言う事。
同じ日に出て来て、そんでもって、その日に同じIDで、コテの付いた話が
落されてたら、誰だって社内の誰かがN.W本人だって気付くだろ?
ある程度の事は会社も黙認してくれるけど、話を落しているとか
言うのが会社にバレると、やっぱり小言のひとつも食らう訳で…
やってる俺が悪いんだが、願わくばそいつが内緒にしててくれますように。

>>209さん、俺はあなたに感謝されるような何をしたんでしょうか?
ちょっとゴメン、わかりません。

***********************************
 
みんな、話を脱線させて悪かったよ。
ぼちぼち一緒に山へ帰ろうぜ。

217:マン・オン・ザ・タイトロープ ◆MANtaiPMC6
05/07/30 16:23:11 b/39k/7Z0
やだ。

218:本当にあった怖い名無し
05/07/30 16:30:02 eLphOiCBO
単純に面白かったから感謝w
おれも休日出勤、会社のPCは安全上外に繋がってないから
携帯でオカイタウオッチしてたらなかなか滑稽な流れを
発見し
ヨロコビ~
これからも面白がらせてねっ
そうゆう意味でのサンクス!だよ

219:本当にあった怖い名無し
05/07/30 16:31:32 eLphOiCBO
あ、あとマンサン愛してるから

220:N.W
05/07/30 16:36:01 qWfGJGxo0
>>218さん、了解。
今後ともよろしく。

221:マン・オン・ザ・タイトロープ ◆MANtaiPMC6
05/07/30 16:39:10 b/39k/7Z0
ある日、会社の上司から呼ばれるN.W。

上 「N.W君、ちょっといいかな?」
N 「はい?」
上 「情報システム部からこんな報告が来てるんだが」
N 「・・・・・」
上 「インターネットへのアクセスログの報告書なんだが」
N 「(ヤバイ!)」
上 「君のPCから外部のサイトに頻繁にアクセスしてる履歴があるんだが」
N 「はぁ・・」
上 「URLリンク(sakura03.bbspink.com)ってどんなサイトかね?」

222:N.W
05/07/30 16:43:16 qWfGJGxo0
N「し、知りません。仕事が溜ってるので失礼しますッ!!」

>>マンタイ様、あなたに太刀打出来る程、俺にはキャリアが
ありません。
どうぞこの辺でご勘弁下さい。

(ホントに仕事溜ってます。自分のせいですが…)



223:本当にあった怖い名無し
05/07/30 16:45:20 r6Pogkue0
>>221
嘘だ!N.Wさんが半角板住人だなんて嘘だ!
N.Wさんみたいな偉い人には性欲なんか無いに決まってる!

224:マン・オン・ザ・タイトロープ ◆MANtaiPMC6
05/07/30 16:45:31 b/39k/7Z0
>>222
俺も14時前に会社来て、3時間近くも2ちゃんやってるわ!
マジ仕事しよ。

225:本当にあった怖い名無し
05/07/30 17:25:52 AeOtAaCq0
マンタイタンと同じIDで書き込んでくる神はいないかな!?ワクワク

226:課長
05/07/30 17:31:31 b/39k/7Z0
>>224
こらwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwwww
仕事汁!

227:本当にあった怖い名無し
05/07/30 17:33:31 p+X9aY3x0
今更だけどマンタイ氏自分のちくび画像あちこちに貼るのやめて下さい__| ̄|○

228:本当にあった怖い名無し
05/07/30 18:03:50 8iOaMdib0
>>199
( -∇-) ジーッ!

229:本当にあった怖い名無し
05/07/30 18:46:59 hj1PW4jX0
>>189
ドイツ語でもわっかは ring、発音はリングだとおもったが・・・・

→Ringwanderung (ググルと ringwanderung の検索結果 約 295 件)

コレを英語に直訳した ring-wandering は ドイツ語を知っている人が英語で書くときに使う場合が多い模様で、
"ring wandering" の検索結果 約 144 件 とあるが、たまたま ....the fellowship of the ring wandering....(指輪物語についての一節)
のような、ring と wandering が 隣り合っていただけ、というものも多い。

ちなみに熟語では 環状彷徨 というらしい。

どうでもいいや。sage



230:本当にあった怖い名無し
05/07/30 18:49:11 qnkONgVu0
おー、マンタイ、久しぶりじゃん。
すっかりマンスレ2にしか出没してないのかと思ったよ。

231:本当にあった怖い名無し
05/07/30 19:17:33 DbARIIxl0
雷鳥が来ないから、このスレも終わりだな。

232:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/07/30 19:25:27 1liC1RpD0
岩壁の基部でルートが分かりづらい時、
残置ハーケンを探すというのは、ひとつの方法だ。

残置ハーケンというのは、以前に誰かが打ち込んだハーケンで、
それがぽつぽつ見受けられるようなら、そのルートは
誰かが登ったという目安になる。

ある岩場でルートを探すうち、残置ハーケンを見つけた。

古いのか、打ち方が悪いのか分からないが、ハーケンが浅く、
抜けかかっていて、まさかとは思うが、うっかり掴まろうものなら、
墜落しかねないほど危うく見えた。

この際、抜いておこう。
屈み込み、指をかけ、引き抜こうとしたハーケンは、簡単に
抜けそうな感じがしたので、指の力を緩めた。
と、ハーケンが何かに引っかかり、止まった。

ぐぐっ、指先に力を感じた。
ハーケンが岩に潜り込む。
目の前、引き抜こうと指をかけたハーケンが、まっすぐ岩の
割れ目に刺さっていくのが見えた。
そして数秒。
どこをどうしようと、このハーケン、もう抜けそうになど見えない。
蹴飛ばしてみたが、ぐらりともしない。

「やる気出したみたいだな」
冷静なのか、動転しているのか、友人が馬鹿なことを言って
登り始め、俺も続いた。
彼も俺も、二度とこのハーケンの事を口にしなかった。

233:本当にあった怖い名無し
05/07/30 19:47:35 IaTsGbYRo
↑ハイハイわろすわろす

234:本当にあった怖い名無し
05/07/30 20:15:28 e8ppojYx0
>>223
ハイハイ>>223が、低脳でいつも同じ煽りで芸が無くて、わろすわろす

235:本当にあった怖い名無し
05/07/30 20:16:25 e8ppojYx0
しもた>>233だった。
ハイハイわろすわろす

236:本当にあった怖い名無し
05/07/30 20:19:17 fsyhF6jx0
>>232全裸隊さん、乙です。
九十九神みたいなものでしょうかね?
そいつは最後のひと仕事をして、眠りについたとか。
そのハーケンの持ち主がどうなったのか…
割れ目の奥から何者かがひっぱって持って行かれるのを
阻止したんでしょうか?




237:本当にあった怖い名無し
05/07/30 20:23:29 fsyhF6jx0
>>226
神キタ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(゜∀゜)゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*!!!!!????


!!?

238:本当にあった怖い名無し
05/07/30 20:28:11 Lq+JBtT/0
全裸隊さん,消えて下さい。
荒れるので。

239:マン・オン・ザ・タイトロープ ◆MANtaiPMC6
05/07/30 20:37:42 b/39k/7Z0
さて、帰宅するか。

240:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/07/30 20:41:57 1liC1RpD0
ちょっとしたハイキングコースのルートを外れ、湿った斜面を
ゆるゆると歩いていていくと、岩をくりぬいた窪みに、人形が並んでいる。
かなり前に見つけた人形で、高さは20センチ以上あり、作りは雛人形だが、
その頬はこけ、肌は茶色く、手の甲など、干からびているように見える。
目は半開きで、干からびたように後退した唇からのぞく歯は、黄色い。

それがちょこんと二体、並んでいる。
何に似ているといって、即身仏に似ている。

耐久性や手入れなど、どうなっているのか分からないが、ともかく
そこに、ずっとある。
不気味で仕方ないが、近くへ行くと、つい覗いてみたくなる。

何回目かの訪問で、周辺の草の中に三体の人形と小さな食膳を見つけた。
それらの人形は倒れ、汚れにまみれているが、肌は白く、
頬はふっくらしているように見えた。
食膳と対になっていて、膳の上には、食事が固定されていた。

その後、食膳と対になった人形を見かけることは無かったが、
その場所を知る知人によれば、つい最近、汚れきった人形が三体、
食膳を前に座っているのを見つけ、ぞっとしたという。
それらの人形は、やせこけ、腹がぷっくりと膨らんだ餓鬼の姿を
しており、食膳の椀や鉢、皿はすっかり空っぽなのだという。

何かの儀式なのか、あるいは趣味やパフォーマンスなのか。
個人的には、うずうずとその人形を見たくなってきている。

241:本当にあった怖い名無し
05/07/30 22:15:31 fsyhF6jx0
>>238
そうやって書き込ませないようにすれば、荒れる以前に
体験談を書き込む人もいなくなるわな。本末転倒w

引越しババアの騒ぎを静める為に、周りの人全員に
「あなた達がいなければ、あの人が騒がないんですから
  皆引越してください!!引越しババアが騒ぐのはあなた達が原因ですよ!」と
キティな事言ってるのと同じだよw

242:本当にあった怖い名無し
05/07/30 22:23:07 cn/wna7v0
>>238
は、ただ叩くのが趣味の人だよ
叩けそう、と思ったら叩く
意味もなく、ずっとそうしている

243:本当にあった怖い名無し
05/07/30 22:41:13 8gwslrpo0
>>232
面白い。

今日は誰かが山で赤ペンキの→の看板の方向を変えたので
あやうく遭難しそうになりました。

244:本当にあった怖い名無し
05/07/30 22:44:22 zMeQN1bOO
一番怖い話はどれ?

245:本当にあった怖い名無し
05/07/30 23:35:36 /Rg+THNTO
>>244それは、自作自演に決まって……

246:あぼーん
あぼーん
あぼーん

247:189
05/07/31 00:49:01 ADpIGdFF0
余談をテキトーに書き込んだのに大マジレスしていただき
真にありがとう御座います。
同様の報告は当時の戦地の兵隊さんからも多々寄せられているのですが、
大陸ならタヌだろうの一言で片付けられるにしても(片付けるなよな)
まさかフィリピンやニューギニアのジャングルにまで
タヌがいるはずも無かろうと思いまして。
妖精さんか精霊さんですか、やはり。

248:本当にあった怖い名無し
05/07/31 00:49:59 fr+4W5r+0
「出されたご飯は残さず食べる」
鉄の掟の一つだ。
黙って喰え。

249:本当にあった怖い名無し
05/07/31 07:43:35 hc8DLIXA0
そう言えば、ウチの祖父は山でのっぺらぼうと遭遇したそうな。

まだ午前中、山道で蓑をまとった人と擦れ違った。しかしよくよく見ると眉毛以外の顔のパーツが無い。
「こりゃ狸か狐か」と思い、道端に置いて行こうと荷物から御握りを一つ取り出そうとすると、泥だらけの
掌を見せて「まあ待て」という仕草をし、溜息のような音を立てながらそのまま歩み去ってしまった。

遠慮深い狸か狐か、あるいは山の神様か、いずれにせよ失礼な事をしてしまったのかもなぁ、と
祖父は申しておりました。その出来事の前後、特に不幸も異変も無かったとか。

250:本当にあった怖い名無し
05/07/31 09:09:32 O+SCbzkV0
>>248
確か中国では、客が食べきれないほどの料理を
出すことがホストのメンツだとかで、出された
料理をすべて平らげることは、相手のメンツを
つぶすことになるときいたことがあります。
「客を満足させられないケチな男」ということ
になるのでしょうか。
残ったものを家人が食べられるように、きれい
な状態で残すと喜ばれるのかも…。

251:本当にあった怖い名無し
05/07/31 09:54:03 ADpIGdFF0
>>249
仮に失礼に当たる行為だとしても、好意からの
事だったのだから問題は無いでしょう。
しかし眉毛だけあるというのも、想像すると笑える。
眉の形で感情表現をするのですな。
トンちゃん眉毛か野田大元帥眉毛だったりして。

>>250
「山怖」と何か関係あるのかw

252:本当にあった怖い名無し
05/07/31 11:40:29 Flc6JSwL0
>>250
>残ったものを家人が食べられるように、きれい
>な状態で残すと喜ばれるのかも…。

逆、却って食べこぼしだらけの方が喜ばれる
あまりの美味しさに我を忘れて食べたと言う意味になるから
綺麗に残されると「この飯は不味かった。」と言う意味になっちゃう、
西洋でも食後にナプキンが綺麗に折り畳まれていると「不味かった。」の意味
少し汚れていて乱雑に丸めて置いたほうが「満足した」の意味
食卓を食後も綺麗に、と言うのは日本人特有なのかも知れん。

スレ違いスマソ

253:本当にあった怖い名無し
05/07/31 11:43:28 jk836+Q70
ども。
みなさん、いつも興味深い話しをありがとです。
N.Wさんの狸道のお話を読んで、心当たりがありましたので
投稿させて頂きます。

後輩の友人が体験した話です。
旧静岡市と旧清水市の堺に、庵原という場所があります。
夜景のベストスポットとして 有名な場所なので、
道は細いながらも、週末の夜は たくさんの若者が
車で出掛けていきます。
後輩の友人達も、その夜は4人で出掛けて行きました。
夜景とおしゃべりを堪能し、帰路につきかけたところに
突然、霧が発生!
何も見えない状況なので 霧が晴れるのを待ち、再出発。
山道を下りて国道を西方向に向かい、浜松まで帰ろうとして。
ふと標識を見たら、長崎だったそうです。

彼らに言わせれば「未だに何がおこったのか、わからない。」と、
首を傾げるばかりとの事。
・・・それにしても、長崎から戻ってくるのが 大変だったろうな(^^;
そういう意味でも 私にとってはガクブルです。。。

254:本当にあった怖い名無し
05/07/31 11:58:15 JukmTo5E0
>253
静岡から長崎とはまた遠いですな…
それ、アメリカだったらほぼ確実にUFOとか宇宙人のしわざってことに
なるのでは。

255:本当にあった怖い名無し
05/07/31 12:21:09 CT812Dwa0
>>253
片道の交通費で長崎見物が楽しめたんですね いいなあ・・・

256:本当にあった怖い名無し
05/07/31 12:46:01 qds7+NqMO
長崎は長崎でも東京の南長崎とかいうオチだったりして

257:本当にあった怖い名無し
05/07/31 14:02:28 TRepFNsb0
>>253
現静岡市(旧清水市)には長崎という地名があるから別に不思議ではないと思うんだけどな。ここ国道1号の降り口だし。
というかそんな夜景スポットを知っている人が、地元の地名を知らないのは変だなあ。

静岡県静岡市清水区長崎
URLリンク(www.mapion.co.jp)

258:本当にあった怖い名無し
05/07/31 14:26:08 d3kXmEjj0
DQNのトモダチはDQN。

259:本当にあった怖い名無し
05/07/31 14:47:43 DKxTdbv10
京都を車で走っていたら、いつのまにか東京都に。
東 京都というオチ。


260:本当にあった怖い名無し
05/07/31 14:56:16 EEd+syxI0
長野県走ってたらいつのまにか神戸にいたことあるよ。「ごうど」と読む神戸に

261:本当にあった怖い名無し
05/07/31 15:57:15 5RjWTmkC0
酒飲んで運転してたらいつのまにか警官に囲まれてたことあるよ。

262:本当にあった怖い名無し
05/07/31 16:19:07 Ibod7cwA0
>>261
マジか!?
そりゃオカルトだ....(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

263:本当にあった怖い名無し
05/07/31 16:20:52 Ibod7cwA0
ごめん、上げちまった。漏れってダメポ... orz...

264:本当にあった怖い名無し
05/07/31 17:58:45 wc4v6gPM0
酒飲んで運転してたらいつの間にか家で寝てたことあるよ。
車にはぶつけた痕があったけど…

265:本当にあった怖い名無し
05/07/31 19:02:15 Ji4IBtv/0
>>264
死ねばよかったのに・・・

266:本当にあった怖い名無し
05/07/31 19:21:19 DKxTdbv10
>>264
車には血と長い髪がべったりと付いていた。

267:本当にあった怖い名無し
05/07/31 22:10:20 jhMIRa6m0
なんか山からどんどん遠ざかってるね…w

268:本当にあった怖い名無し
05/07/31 23:38:56 +Bb3Lu3d0
まさに道をそれてるけど…この流れだと、多分気付いたら急に戻ってるよ。

269:本当にあった怖い名無し
05/08/01 01:11:13 caUq4HwGO
そういえば子供のころ森で遊んでたら
ワイングラスみたいな形でもう少し
先細ってる筋のついた小さい茶色のものが
生えていて
なんだろ?と顔をちかずけながら足先で軽く踏むと

先端の穴から胞子が吹き出し目に入り
のたうちまわりました...orz

270:本当にあった怖い名無し
05/08/01 06:11:14 QDOXepGi0
毒キノコ?

271:N.W
05/08/01 06:59:09 mArbbp2u0
おはようございます、N.Wです。
先週末はドタバタで申訳ありませんでした。ごめんなさい。

全裸隊サマ、おひさしぶり。乙です!

俺もひとつ、お土産を。




272:N.W
05/08/01 07:00:08 mArbbp2u0
あと1週間程で、高校生最後の夏休みも終わろうと言う頃。朝っぱらから、ご機嫌な
梶がやって来た。そりゃそうだろう、自分の車を手に入れたのだから。
こんな時はやっぱり、ちょっとうらやましいなと思う。同じ高3でも、7月生まれの
梶は免許が取れるが、2月生まれの俺は、半年先にならないと試験さえ受けられない。
ドライブに行こうと言うから、この季節の事、てっきり海だと思っていたら大台ヶ原へ
行こうと言う。海へ行こうと言ってみたが、あっさり却下。
「海へ行くくらいなら、最初から貴美も積んでくる」貴美と言うのは梶の今の彼女。
「峠攻めしたいから、おまえを誘いに来たんじゃないか」まあ、それはわかるが…
道路に停めてあったのはメタリック・インディゴブルーのギャラン。運転席側のドアと、
反対の後部座席側のドアに、金銀で、斜め後方へ流れる狐火がさりげなくペイントされて
いる。なんだか走り屋にマークされそうな車だ。梶にそう言うと、さりげなく笑われた。
さては、もう何かやったな。
国道24号線を紀ノ川に沿って、橋本・五条方面へ遡って行く。
吉野とうまく行ってるのか、と梶が聞いて来る。あー、もうじき消滅だろうなと答えたら、
なんで?と聞き返された。伊吹山でのD・キス中断事件を話すと、爆笑された。
「伊吹童子にヤられたか。は、おまえらしいわ」放っとけ!
国道370号線を下市・大淀と辿り、宮滝で国道169号線へ取って南下する。
この辺から景色は、のどかな田舎町から本格的な山の中へと変わり始め、道路も直線が
減り、カーブが連続するようになって来る。梶はタイヤを泣かさず、きっちりラインを
取って、きれいに走る。普通の車だと、きっとリヤタイヤが流れてしまうような所でも、
フロントがぐっと沈み、四輪がちゃんと路面をホールドしているのがわかる。ナビ席が
女の子でも、楽しくて声を上げる事があっても、恐怖で悲鳴を上げる事はないだろう。
車もいいが、梶の腕もいい。

273:N.W
05/08/01 07:01:42 mArbbp2u0
「さすが梶クン、キャリアが違いますな」
「うん?それはどう言う意味かな?ボクは先月、免許を手にしたばかりなんだが…」
よく言うぜ。梶いわく、若人は過ぎた日の事は忘れるんだそうだが。
あっという間に伯母谷トンネルを過ぎ、大台ヶ原ドライブウェイへ入った。3桁国道
より整備されているから、余計に走りやすい。バイクで走っても面白い路だが、こう
いう車で攻めるのもなかなか楽しいもんだ。
休憩も忘れて走ったお陰で、車を降りると少々腰が痛い。しばらく休んで、また走るの
かと思っていたら、大台ヶ原を歩こうと梶が言いだした。
「西コースなら初心者向きだから、行けるべさ」
昔は登山靴でないと無理な所もあったようだが、今は西コースだけならそれなりの靴で
十分だ。俺たちはどっちも、流行だったコンバースのセミバッシュを履いていた。
「おまえと歩くとなぁ、変な目に遭うからなぁ」
「あ、そりゃ俺のせりふだ」
大台ヶ原は、昔の台風のせいで出来たトウヒの白骨樹林が良く知られているが、本来は
湿潤な気候による豊かな原生林を保っている山地で、野生鹿や珍しい四季の植物を観察
する事が出来る場所である。シャクナゲ、ツツジ、シロヤシオなどが咲き誇る5月頃や、
秋の紅葉がたいへん見事なシーズンには、観光バスもガンガン入り、歩きづらい時が
あるが、夏の終わりの今頃はそんなこともない。
駐車場から左手の道を、日出ヶ岳へ向かって歩いた。荷物は、お互いウエストポーチ
1個だけ。山頂からは大峰・台高山脈が一望出来る。めったにないが、日の出を背に
した富士山のシルエットを見られる事もあるらしい。正木ヶ原ではおなじみの白骨
樹林を見る事が出来る。鹿はこの辺で多く見られると言うが、こんな時間では無理。
尾鷲の辻で、駐車場へ戻るショートカットコースがあるがパス。梶はこの先の、牛石
ヶ原から大蛇嵓がいいと言う。

274:N.W
05/08/01 07:02:57 mArbbp2u0
笹に蔽われた牛石ヶ原には、昔、高僧の法力で牛妖が封じ込められたと言う石がある。
ただの石じゃないかと思ったが、そう言う事は言わずに通過。いよいよ、大蛇嵓へ。
一目見て嬉しくなった。いい具合に、まるでロウソクのように、尖がっている。
足場は悪くないが、岩稜歩きは慎重にやらないと危ない。でも、それをクリアして、
辿り着いた先の絶景は見事。この岩場の先端は鎖が張られているだけで、一足向こうは
高低差800メートル下の東ノ川渓谷。西には大峰の山々が、北には名瀑100選に
選ばれた中の滝が良く見える。
誰も来ないのをいい事に、しばらく景色に見惚れる。峰々を吹き渡る風が届ける木々の
ざわめきと、滝川の音、街中とは全然違ったセミたちの遠い声。五感が楽しむ時。
夕暮れになれば、ここは金色の光で満たされ、ヒグラシの声が届けられるのだろうか。
そんな事を思っていると、不意にセミの声がぱたりとやんだ。心なしか、流れる水音も、
数段弱まった気がする。夏の日差しだけが、相変わらず燦燦と降り注ぐ。
ざわり…と枝葉の揺らぐ音がした。俺たちは周辺に目を走らせた。
ざわり…ざわり…ざわり…
登って来た道の方から、左回りに大きく、周囲の枝葉が揺れている。鹿や熊ではない。
俺たちはほぼ同時にポーチに手を突っ込み、サバイバルナイフを抜いていた。
ざわり…ざわり…ざわり…ざわり…ざわり…
何かがゆっくり、確かに俺たちの周囲を、左から右へ取り巻いていた。
俺はそのまま登山道に目を据え、梶が俺の背中合わせに断崖の方を確かめる。
ざわ…ざわ…ざわ…ざわ…ざわ…ざわ…ざわ…
速度を上げながら、包囲網が狭まった。腰を落とし、ナイフを両手で持って腹に構える。
………………
耳が痛いような静寂。心臓が脳に来ている。
足元に影が走り、梶が低く呻いた。


275:N.W
05/08/01 07:04:06 mArbbp2u0
振り向きざま、どうした、と言いかけた俺の言葉は途中で凍りついた。
梶の正面、断崖側から、女の顔を持った大蛇が鎌首をもたげた形で、俺たちを見下ろし
ていた。顔の大きさはたぶん、通常の人の2倍近くあるだろう。ヒグマ色の赤い髪が
左右に広がり、眉はなく、黒目が小さくて、青紫色の唇は大きくて薄い。鱗に蔽われた
腹側は色白の赤ん坊のような肌色、背側はアオダイショウのような鈍色に光る。
胴の太さは、直径25センチはありそうだ。
それが、俺たちの事を探るような冷たい眼で、じぃっと見つめている。
もしも、俺一人だったら、情けないがきっと腰を抜かしていただろう。冷静な友がいて
くれる事を感謝しつつ、この状況からの脱出を考える。こんな足場の悪い所で、通常の
ような立ち回りは無理。梶と二人、同時に突っ込んだとして、大蛇に与えるダメージは、
おそらくミツバチが刺した程も与えられないだろう。まして、俺たちの周りをこいつが
何巻きしているか、それさえ分からない。どうする?
隣で梶は、静かに息を整えていた。勝負に出るタイミングを計っている。
そうして、しばらく黙ったままの睨み合いが続く。
風が俺たちの髪をなぶる。
不意に大蛇の目がすっと細められ、唇がきゅっとV字になったかと思うと、不思議な
嗄れ声で笑い出した。
…くっくっくっくっくっ
可笑しくてたまらないと言うより、何か気抜けしたような響きが、その声音の中にある。
なんだ?戸惑う俺たち。
大蛇は、先程までの冷たい眼ではなく、むしろ興味深げにこちらを見、二言三言何か
言うと、断崖から東ノ川渓谷の方へ、笑いながらそのまま身を翻して降りて行った。
ざわざわざわざわざわ…
枝葉の揺らぐ音が消え、再びセミの声と滝川の音が戻って来るまで、俺たちはナイフを
握り締めたまま、そこに立ち尽くしていた。

276:N.W
05/08/01 07:05:58 mArbbp2u0
俺たちがようやくまともに言葉を交わしたのは、関西空港の良く見える海辺の喫茶店に
落ち着いてからだった。
そこで話をするうちに、俺たちは意外な事に気が付いた。
大蛇の声については、某女性歌手の声を思いっきり潰したような声、と言う事で二人の
意見は一致している。問題はヤツが姿を消す前に言った言葉だ。
梶は、大蛇が自分の方を見ながら「なんと、おまえらだったとは…また懐かしい顔ぶれを
見るものよ」と言ったように聞こえた、と言う。
俺には、大蛇が俺の方を見、大部分は梶と同じだが、懐かしい顔ぶれではなく「珍しい
取り合わせ」と言ったように聞こえた。
懐かしい顔ぶれと、珍しい取り合わせ。何とも意味深な言葉だが、同時に聞いたはずの
言葉がこうまで違うものか?
俺に言われた“珍しい取り合わせ”はまだわかる。俺自身、妙なものからなんとなく
懐かしげにされたり、霊感の強い人たちから“気配が妙だ”と言われてきたから、そう
言うのと普通の人間の組み合わせ、と言う意味だと思う。
だが、梶に言われた“懐かしい顔ぶれ”と言うのは、全く持って見当が付かない。
俺たちはあんなヤツとは初対面だ。
もし、あの場にもう一人いたなら、そいつはどんな言葉を聞いただろう。

17歳と18歳。アイスコーヒーを前に悩んでいた、夏のある日の出来事だ。

277:本当にあった怖い名無し
05/08/01 07:14:17 caUq4HwGO
>>270さん
毒茸ではなかったと思います、
ただ目を胞子が直撃したので
痛くて痛くて...orz

いま思えば動物が踏むと胞子が飛び出して
他所へ運んでもらうとゆう仕組みなんだとおもいます

子供のころは何も考えず行動してたものです


...orz

278:本当にあった怖い名無し
05/08/01 08:20:27 v8wQAqguo
登山道と崖は逆方向なのに間違えるわけないだろ

279:本当にあった怖い名無し
05/08/01 09:18:00 HLpa2PrJ0
>>269さんの書いてたキノコってホコリタケの仲間じゃないかな?
↓に寄ると若いホコリタケは食べられるようだから毒はなさそう。
URLリンク(www.geocities.jp)

280:本当にあった怖い名無し
05/08/01 10:29:39 RodAv0g40
>N.W氏
人面大蛇が「なんと、おまえらだったとは…」て言ったということは、
お2人は自覚のないうちに彼女?に会ってたってことなんすかねぇ。

281:本当にあった怖い名無し
05/08/01 11:57:09 caUq4HwGO
この写真とは形が違うけど
説明文はもうそのままって感じです

ケムリダケ

ですか>>279さん
ありがとうございました
思い出してきた
そうです茶色と言うより黒っぽい
こげちゃ色でした、表面はマスクメロンの様な
筋が一面に走り
つやが無くざらざらした感じで凄く不気味
でした
踏んだ瞬間黒い煙の様な胞子が...


顔近づけすぎだったんですね...orz

282:チラシの裏
05/08/01 12:07:30 wfjvKqY10
山ってよく山頂とかに社とかお堂みたいなのがありますよね。この前実家に帰ったときじいさんが話してくれた話。

じいさんが昔、山に登った時登るのにすごく時間がかかって山頂で一夜を明かすことになった。
山頂には結構大きいお堂があった。
なんかイヤな感じがしたんだけどその山は他に野宿できるような所がなかったし、月は雲で隠れていて山道は真っ暗なので今から下山することなんて不可能。しかも雪も降り出した。
そんなわけでお堂の前にテント張って野宿しようとした。しかしその時テントを忘れていることに気づく。しかも寝袋も忘れていた。「あれ?来る前確認したのにおかしいな・・・。どうやって寝よう・・・。」と思っていたらお堂の存在を思い出した。
「なんかバチがあたりそうだけど雪が降っている外で寝るよりマシか・・・。」
じいさんはお堂の扉を開けようとした。が開かない。中から押されているような感じがする。むかついたので扉を蹴ると開いた。開けた瞬間、中からムワッとした生暖かい空気が顔に当たった。
昼間の登山と扉を開けるのに体力を使ったので中に入ると扉を開けっ放しで眠ってしまった。
夜中妙な夢を見た。なんか山伏みたいな人にすごく怒られたらしい。
朝起きて周りを見回すと腰が抜けそうになった。天井や床にはびっしりと文字が書かれていた。そして扉の内側には大量のお札が貼られていた。
その時すごく嫌な感じがして、じいさんは全速力で山道を駆け下りていった。

結局じいさんの身にはその後なにも起こらず、じいさんは二度とその山には行かなかったそうです。

読みにくくてスマソ

283:本当にあった怖い名無し
05/08/01 12:09:24 deV5EzM30
>>272-276
NWさん、乙です。
今日はまた違った雰囲気で、楽しませていただきました。
雷鳥さん、来なくなって残念ですね。

284:本当にあった怖い名無し
05/08/01 13:22:01 fdlui7WW0
H県とS県(T県だったっけ?)の境目に、A山という山がある。
学生時代、その山を含む周辺の山を縦走したときの不思議な体験話でも。

メンバーは大学の先輩6人、新入部員でで縦走初参加の自分、他大学の学生
10人ぐらい。母校は女子大だけども、先輩たちは縦走を何度かこなしている。
他大学は共学だがメンバーは全員男性、新入部員3名もアウトドア経験は
結構あるという、私にとっては頼もしいメンバー。

スタートしてから最初のあたりは天候もよく、結構良いペースだった。
途中、先にキャンプ予定地を目指し、夕食の準備をしたり、キャンプを張ったりする
グループと、横に逸れてはいるが、キャンプ予定地に続く道のある山を登るグループに
別れ、私は後者のグループに入った。
予定では山頂に3時ごろ到着。30分ぐらい休憩を挟んでまだ明るいうちに下山することに
なっていたのだが、登山を始めたとたんに濃霧発生。
おかげで頂上に着いたときには、辺りはだいぶ薄暗くなってきていた。
明るいうちに下山しようと、休憩もそこそこに出発。だが、案の定すぐに明りなしでは
歩けないくらいにあたりは真っ暗になっていった。
道も、明りが照らすわずか先までしか見えない。
「……遭難?」
その言葉が頭に浮かんだとだった。



285:本当にあった怖い名無し
05/08/01 13:22:56 fdlui7WW0
「おい、アレ!!」
少し先に見えたのは何かの「光」
きっとキャンプを設置したグループの誰かが、あまりの遅さに心配して迎えにきてくれたのだろう。
安堵のため息をつき、さぁ、もう少しだとその光を目指して歩き始めようとした。
「行くな!!!」
他大学の先輩の声が響いた。
「……あの光、変じゃないか?」
よくよくその光を見れば、確かにおかしかった。左にゆれ、右にゆれたかと思えば、急に上下に
勢いよくゆれ始める。
明らかに、人間の持つ明りの動きをしていなかったのだ……。

その後、光を無視しながらなんとか無事に下山。
キャンプ地にたどり着いた。

光は、キャンプ地につくまで、まるで自分たちをどこかに呼ぶように、道を外れた斜め前を
漂っていたが、キャンプ地がある広場についたとたん、消えた。

286:本当にあった怖い名無し
05/08/01 13:26:40 fdlui7WW0
ageちまっただ。ごめんなさい。

287:本当にあった怖い名無し
05/08/01 13:29:45 caUq4HwGO
すみません
ホコリ
でしたね...orz

288:本当にあった怖い名無し
05/08/01 20:03:11 zNngcvr80
>>280
前世じゃない?

289:本当にあった怖い名無し
05/08/01 21:03:42 9HWaDI7D0
>>280

>笹に蔽われた牛石ヶ原には、昔、高僧の法力で牛妖が封じ込められたと言う石がある。

片方が高僧で片方が牛妖かもねw

290:本当にあった怖い名無し
05/08/01 22:46:52 YmYUqiyN0

 つい最近このスレの存在を知り、おもしろくよませてもらっています。
まとめサイトのものも全文よみました。まとめ人さんには多大なる感謝を
もうしあげます。ところで、まとめサイトにはなぜパート2がないんですか?
スレ建てでウッカリして数字をまちがったぐらいのことなんでしょうか?
もしパート2もあるならぜひよみたいとおもったので…

 おしえてチャンでごめんなさい。

291:本当にあった怖い名無し
05/08/01 22:52:47 EXKyOWA20
>>290
過去ログを探せばわかるよ

292:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/08/01 23:01:48 Umy23vP/0
山好きが高じ、地質学者になった奴がいる。
ある時、彼は秘境だとか、奥地だとか言われる高原に向かって、
赤茶色の山腹に切られた道を車で走っていた。
山には草木がほとんど無く、埃っぽく、そのせいでやたらと
空が大きく、明るかったという。
その明るい谷間に、黒い雲のような塊が、こんもりと
浮かんでいるのに気付いた。

同行している地元の学者も、ほぼ同時に気付き、あわてて
車を停車させ、無線機にかじりついた。

黒い雲のような塊の周囲を鳥が飛び交い、その下の川は
魚が群れ、泡立ち、まるで川が煮え立っているようだった。
どうやら、鳥も魚もその黒い塊が目当てらしい。

無線機での交信を終えた学者が、その光景について説明した。

あの黒い塊は、虫なのだという。
まだ成虫ではなく、たいがい、成虫になる前にほぼ全滅するが、
正確に言えば、全滅させるという事らしい。
10年程度の間隔を置いて大発生し、鳥も魚も、ひたすらその虫を
食い続けるのだという。
そして、学者が無線機で交信していたのは地方行政府の役所で、
最終的に、彼の報告は陸軍の地方司令部に達する。

293:全裸隊 ◆CH99uyNUDE
05/08/01 23:02:45 Umy23vP/0
鳥や魚が、その虫を夢中で食う理由について、学者は簡潔に答えた。
「あの虫、大人になると何でも食っちまうんだ」
あれが成虫になると、鳥も魚も無事では済まないらしい。
確かに、それなら必死になるかもしれない。

で、なぜ軍へ連絡を?
重ねて尋ねると、学者は、分からないのか?という顔をして
「何でも食っちまうからだ」
と答えた。

駆除しそこなうと?
まいったな、という顔で、学者は見渡す限りの茶色い山を指差し、
「何でも食っちまうんだよ」
村が全滅したこともあるという。

広い中国の一地方での話だ。

294:本当にあった怖い名無し
05/08/01 23:09:13 T2+1veBd0
>>287
ケムリタケと呼んでる地域もあるようですね。
ホコリタケ科でぐぐると数種類あるようです。
というかもしかして「orz」さんですか?
例の弟さん達の話とか好きですよ。書き込み楽しみにしてますノシ
>>290
以前あったまとめサイトが、いつのまにか閉鎖されてて
今の管理人さんが新しいまとめサイトを作ってくださったけど
2スレ目のログが見つからなかったようです。


295:本当にあった怖い名無し
05/08/01 23:09:40 qtU4xI8t0
カーン。




失格。




次どぞ~ 。

296:本当にあった怖い名無し
05/08/01 23:13:23 FXp7ilU0O
おい!おまえら、ビックリっ子大集合の山の怪談特集って知ってっか?
滑落死した友人の遺体をシュラフに入れて運ぶ話知ってっか?
いかなる奴より日本有史以来最高に怖いぜ。

297:トニー・マトブー
05/08/01 23:23:35 eoHAQEQc0
>>296
>滑落死した友人の遺体をシュラフに入れて運ぶ話知ってっか?
それはビックリ大集合になってからだったと思う。
寝ている間に死んだ友人がシュラフから手を出して腕を握ってたり
同時刻ころに死んだ友人の息子が行方不明になったりの話だったか?



コマ~シャルで~す♪

298:本当にあった怖い名無し
05/08/01 23:58:20 qhtepuLn0
>>295
うっとうしいから、余計な書き込みをすんな!めざわりだ!

299:本当にあった怖い名無し
05/08/01 23:59:33 qtU4xI8t0
>>298

  お前が消えろ。この人間失格が!!!

300: ◆yu5I2Nvkno
05/08/02 00:00:25 mtLiGJaW0


301:本当にあった怖い名無し
05/08/02 00:01:56 qtU4xI8t0
人間失格か。。。。幽霊ならどうかね。

302:本当にあった怖い名無し
05/08/02 00:02:37 szikVCtE0
人間失格。 。。。。 堕罪だな。

303:本当にあった怖い名無し
05/08/02 00:12:23 VJbm+fgE0
>>298
煽るのだけが楽しみでここ読んでるキティに
何言っても無駄だから、あぼーん推奨ですよ。

304:本当にあった怖い名無し
05/08/02 00:17:30 szikVCtE0
またしても人間失格が沸いてきたか。

305:本当にあった怖い名無し
05/08/02 00:19:09 BNpUSN3s0
>>295
あんたエントリー以前。

306:本当にあった怖い名無し
05/08/02 01:18:46 7hTUG8P90
この二ヶ月、仕事でインドへ出張していて久しぶりに日本へ帰ってきた。
インドは非常に好きな国だが、やはり日本が落ち着く。
俺はさすがに疲れた精神と肉体を癒すため、
出張中に溜まった代休をフルに」使ってとある高山の奥深くへ釣行した。
インドでもいくつかの山に登ったり、カシミール地方の高山地帯なんかにも
行ったが(ゲリラに戦々恐々だったが)、やはり日本の山は良い。
自分自身の心の中に帰れたような気さえする。

入山して二日目、深い淵で五十センチ越えの大岩魚を初め、
尺上のモノを中心に7本ほど上げてから
淵のほとりでツェルトを張り、飯を炊き味噌汁を作り岩魚を捌いて刺身にし、
男山で骨酒を拵えてちびちび飲っていると辺りが暗くなり始めて良い感じになって来た。
夜も更け始め、酔いがかなり回り始めた頃、淵の対岸に白いモノが現れた。
それが、白い着物を着た女だと認識するのに何秒かかったろうか。
その女は、淵を廻りながら俺に向かって歩いてくる。こんな山奥に何故そんなモノが?
酔いは一気に覚め、ハーケンを探して荷物に手を伸ばした。

307:本当にあった怖い名無し
05/08/02 01:19:19 7hTUG8P90
今まで雲に隠れていた月が顔を出し、それの顔が見えた。
瞬間、その女の顔が記憶を過る。
長く艶やかな黒髪、薄い眉、切れ長の目、赤く小さな唇、尖った顎。
ぞくっとする程の整った大人の顔立ちと、少女のあどけなさを併せ持っている。
「お前は…」思わず声が出てしまったとき、彼女の名を想い出した。
「おりょう…か?」
今年の渓流釣り解禁直後に山に篭った時、飯を振舞ってあげた礼に、
笹の香りのする美酒と美しい髪飾りを置いて姿を消した不可思議な男女。
男をごろう、女はおりょうと言った。

女は嬉しそうに微笑むと、小走りに俺の傍へやって来た。
前回会ったときと同じ様に、言葉は全く発さない。
立ち上がりかけた俺の首筋に噛付くように女は抱き付いて来た。
俺は女を抱き止めながら後ろ向きに転がってしまう。
彼女の髪からは、以前に嗅いだ若葉の香りではなく、甘やかな華の香りがした。
おりょうの軽い身体を抱きとめたまま天を仰いだ俺の目に、
俺の顔を覗く髭だらけの顔が映った。
「久しぶりですなあ。」


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch