05/07/20 07:22:44 WUPeEpo30
子供の間でとある遊びが流行っていた。
これには「遊んだ日は、夜寝る時に枕もとにお供えを置いておく」という厳粛なルールがあった。
お供えをしなかったり、心がこもっていないお供えだと、祟りがあるというのだ。
なかよし三人組がその「遊び」をし、お供えを忘れないよう申し合わせてその日は別れた。
三人組のうち、最初の一人が眠りに付いた。
ふと気付くと、お供えを載せたお盆を手に、山中のお社に向かって歩いているではないか。
夢にしては感触が現実そのものだと驚きつつ、社の前まで来ると、中から恐ろしげな声が響いてきた。
「遊んだ者はその代償を払わなければいけない。
お供え物をケツの穴にいれてみろ。
それができれば、無事に帰してやる」
一人目は、山ブドウを持ってきた。
お社の声が言うまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そして無事、現実の世界に帰ってこれた。
次に、二人目が大きく実った栗を沢山供えて眠りについた。
お社の声は同じようにケツの穴に入れることを命じた。
二人目は必死に頑張って、栗をケツの穴に入れ始めた。
もう少しで入るという所で、二人目は何故か笑ってしまい、栗はケツの穴から
いきおい良く飛び出した。
二人目は、見えない何かに喰い殺された。
二人目は見てしまったのだ。
嬉しそうに、スイカを抱えてこちらに走ってくる三人目の姿を…