05/07/08 13:16:45 bBl0e+n10
>>382,>>385,>>389 大変、お待たせしました。
このところ、「竜宮の乙会」スレで、平将門についての考察を行っており、ご無沙汰いたしました。
このスレの流れからは、多少、ずれてしまうかもしれませんが、「神田明神」と天皇制について、
思うところがありましたので、書き込ませていただきます。大手町の首塚といい、「神田明神」といい、
1000年も昔の将門の伝説が、何故、今もこれほど注目されているのでしょうか?
その理由は、千代田区大手町の旧神田明神の所在地が「神の田」であり、その「田」から収穫された米は、
新天皇が即位されるにあたって、重要な儀式のひとつである「大嘗祭」に使用される米であるということが
考えられます。すなわち、「神の田」の所有者こそ、日本の「国主」であるという思想が、今も根強く残って
いるということです。
旧暦十一月の卯の日に、「天つ御食(みけ)」をお召し上がりになることにより、「天皇霊」が御身体に宿る、
とした古来の儀式が「大嘗祭」ですが、今も、千代田区の皇居内には「御田(神田)」があり、その苗は、
天皇自らがお手植えなされるということです。日本天皇が、太陽と水と四季を司る、農耕神の顕現した
「現人神」として存在してきた根拠でもあります。