05/05/06 19:33:38 omnOPf+U0
>>494
とっかかりがあれば上等。
そもそも元々の神話だって代々語り継がれて行く内にどんどん内容が
変化していくものだ。
名前すら定かで無い神は、クロウリーの「アスタロテの書」のように、
姿形や性格などを1から再構築しなければならない。
それに比べれば、何かイメージのとっかかりがある方がかなりマシだと思う。
そして「神髄」は自分で掴みに行かなければ絶対に掴み取れない。
何故なら自分と神との関係、即ち信仰とは、人間一人一人が全て異なるが故に
そのあり方も変化せざるを得ないからだ。
同じキリスト教徒であっても、教会で礼拝する一人一人の心の中のキリストは
全てが同じではない。正統か異端かは、その差異が
互いに許容できる範囲か否かの違いに過ぎない。
さらに言えば、異国の地に住む日本人が有名な彫刻や絵画を少々眺めた
程度で向こうの人達の信仰の「神髄」を感じ取れる筈が無い。
だから逆に、インドのマハーカーラが日本の大黒様になったように、
日本人の文化の中に取り込んで、日本人用の神にプロファイルを
変えてしまうのもアリだと思う。
アニメや漫画はそのとっかかりとして便利だと思うよ。