05/05/02 23:14:37 v2Tc/O3s0
>>469
>儀式魔術を学ぼうとか魔女宗教を信仰しようと思い立ったときに、精神と言うか魂や霊レベルでのイニシェーションは完了。
いいこというね。含蓄のある言葉だと思う。
日本では魔術ってスタイル、様式だったりするんだけど、欧米ではライフスタイルなんだよな。
自然の諸力を用いて意志を達成する、という一点がまず重要で、
そういう思想、哲学、ライフスタイルを生きる人を魔術師(ウィッチソーサーラーなんでも含む)
とする、いわれてみれば当たり前なことなんだけど。
だからケイオスとかその他「スタイル」を持たない「おれは魔術師だ」「あの人は魔女だ」が存在する。
日本ではおとぎ話や手品の魔術師と区別するために、過剰に魔術師のスタイルを定義しすぎたんだろうね。
おれが昔みた某氏のバニシング儀式、見事に「スタイル」でしかないんだよな。棒読み、直立不動、覚えてやってるだけの所作。
国書の本に書いてある通りといえばそうなんだけど、根本的な勘違いというか、欠如というか。
日本の魔術界が「あれは魔術じゃない」「魔術とはこういうものだ」と様式をガチガチに固めていくのは仕方ない面もあるけど、
おかげで生き生きとした意志の発露、インスピレーションと衝動が失われていくのは悲しいね。
あのヘコいバニシングはそんな風潮のパロディみたいだったな。