05/02/13 12:28:23 Q+YJXeNQO
友人Aは弟B、幼馴染みCと三人でｱﾊﾟｰﾄを借りて住んでいた。
私はAと仲良くて、しょっちゅう泊まりに行ってた。もちろんB、Cとも顔馴染み。
玄関を入ると廊下があって、右手に洋室。廊下を進むと台所、風呂、トイレがあり、一番奥に和室という間取り。
その日、Aと私は和室でこたつに潜ったまま眠っていた。BとCは深夜バイトのため不在。
ふとｷﾞｼ…ｷﾞｼと、台所を歩き回る足音で目を覚ました。
「あれ？Aトイレかな？」と思ったが、見るとAは隣で眠っている。
きっとBかCが帰って来たんだ。今日は早いな。まだ外暗いじゃん。
それにしてもいつまでｳﾛｳﾛしてるんだろう。
そういえば、玄関の開く音聞いてないな。扉重いから、いつもすごい音鳴るのにな…ｷﾞｼ…ｷﾞｼ…
どうやらそのまま再び眠ってしまったらしい。朝になり、帰宅したBに起こされた。
Bがﾊﾞｲﾄ先の余り物を大量に持って帰ったので、朝食にすることに。
A「たぶんCが洋室におるから、呼んでやれや」
B「はぁ？さっき覗いたけど、Cまだ帰っとらんで」
私「え？夜中に帰って来とろうが。足音聞いたで」
A「わしも聞いたが」
そんなやりとりをするうちにCが帰宅。BもCも、今はじめて帰って来たと言う。
ちなみに足音が聞こえた時、Aも少し目を覚まして、隣に私がいることを確認したと言う。
私が体験したのはこれだけだったが、Aは以降も何度かこの足音を聞いた。BとCは一度も遭遇しなかったらしい。
怖くはなかったけど、不思議。