04/12/25 00:58:46 wk3h/1jo
=== 札幌澄川奇憚⑦ ===
私「なんで手首なんか切ったっ(鬼)!?」
Y「わからんのだわマジで。気付いたら病院にいた・・・って感じでさ。」
私「そっか。いや、実はな・・・」
そこで私は例の”黒い大きな犬”のことを教えてやることに。
Y「そうか・・・そうだったんだ・・・う、ううううっ」
彼の話によると、その犬の名は”トビー”といい、とっても頭の良いレトリバーだったそうだ。
しかし5歳の若さでトキソプラズマに感染し、あえなくその短い生涯を閉じてしまったのだという。
トビーはその後しばらくYの夢枕に立ち、手首の辺りを必死に舐めて介抱しに来ていたらしい。
その甲斐あってか傷口は改心の速さで回復し、退院する前の晩を最後に
それ以降トビーが現れることはなくなったそうだ。
トビーよ。
観世音菩薩の御胸に抱かれよ・・・合掌。
長文乱筆にて御免。