05/01/19 18:14:54 t+v6SLnW0
初スレです。怖くは無いですが不思議な話です。
私が小学生の時の話ですが、当時私の実家は材木業を営んでおりました。
それなりに商売もうまくいっておったようで、ある夏の日だと思いますが
材木置き場を広げる為、庭にあった物置(5坪位?)を取り壊す事になりました。
大工さんが来て、屋根から順に解体して最後に床板を剥がした時、そこにいた全員が
「ウワッ!!」と声を上げました。床を剥がした地面の真ん中ほどに直径50~60cm程の窪みが有り
その中には、50cm位の大きな蝦蟇が蹲っていたんです。
全員があっけに採られていると、その蝦蟇はノソノソと這いずり出してきて、皆の見ている前をゆっくりと
裏の林に消えてゆきました。
その後大工さんが「ありゃー、家の守り神だぜ。物置壊さない方が良かったんじゃねーの。」
親父も内心は穏やかではなかったと思いますが、いまさらどうにもならない為、
大工さんの言葉を聞き流しておりましたが、それから数年後、得意先の倒産により我が家の台所も苦しくなり、
俺が高校生の時、親父が脳溢血で倒れ、未だ後を継ぐものもいなかった為、商売を取り止めました。
夏の白昼夢のような出来事でしたが、いまだに鮮烈に覚えている出来事です。