04/12/09 20:39:00 FWWBc9YQ
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韓国にはこういう話があります。
九尾狐や怨霊が百人の人間を殺せば人になれる。と。
数人の大学生が同窓会で肝試しをします。
そして肝試しの最中に何かの事故によってひとり、ふたり、死んで行きます。
最後のふたりだけが残った時、怨霊が現れます。
彼は言います。
「俺はもう九十九人を殺している。あとひとりを殺せば人間になる。そこでだ。ひとりは生かしてやる。お前達で死ぬ人間を決めろ。」
ふたりはお互い自ら死ぬと言います。
苦笑いした怨霊はふたりの友情に感動してあと十年待ってやると言いながら最後に十年後まで友情を大切にしろ、と姿を消します。
約束された十年間、ふたりは結婚して赤ちゃんも生まれました。
そして約束通り、怨霊が現れます。
彼は言います。
「今度は前みたいにはならない。俺も人間になりたいからな。約束通りひとり死んでもらう。」
ふたりは十年前と違って恐怖しました。
就職して赤ちゃんも生まれて死にたくないと思いました。
ふたりはお互い生きたいと言います。
怨霊はそれを見て笑いました。
「そうだろうと思った。結局、人間なんてそんなものだろう。」
そして怨霊が姿を消した後、部屋に残されたものはふたりの死体でした。