04/09/02 04:29 8EhdoJaU
死ぬほどの事でも無いが、昔仕事をしたばかりの俺に、俺の親が、弁当と一緒に水筒を持たせてくれた。
季節は冬だったのだが、俺は昔から冷たいお茶しか飲まないのよ。
それを親は知っていると思いこんでいたんだな。
今思い出すと、かなり馬鹿らしいが、仕事に行く最中に、俺は喉が渇いていた。
自動販売機に寄るのも面倒くさいと思い、水筒の口を開いて、そのまま直で飲んだ。
そしたら、なんか飲んだ事の無い味がするんだ。
って言うか、これ味じゃねーよ。
熱さだ!!
俺は熱湯を喉に流し込んでいた。
ブホォァーと、車の中で吐き出す。
湯気で窓が一瞬で曇る。
パニックになりながら、車を道の脇に止め、意味も無く車から降りて、そこらへんを走り回った。
喉も下も頬の内部も、全てがおかしいの。
なんて言うか、ゴワゴワしてんのよ。
あれは、表面の皮膚が死んでいるんだろうな。
いやもうね、水だと思って飲んだから、最初熱さと思わないんだよな。
熱さを味だと勘違いしちゃったもんな、一瞬。
それから一週間くらい、まともに飯が食えなかった。
最悪の思い出だぜ。