04/07/29 16:51 DNdo/m9L
朝日で毎月暮らしの風という小冊子を出しているんだけど、
その8月号に三宅芳宏さんが寄せた「戦争を知らない私」という文章がある。
小学校5年ぐらいの時父親が珍しく宝塚に行こうと誘ってくれた。
動物園や遊園地があるのでそこに連れて行ってくれるのだろうと喜んだ。
しかし灰色の顔と服の大人が並んでいるところに並ばされた。
入り口で「未成年者は入場禁止です」といわれたが
父親は「いいんです」と彼を連れて入った。
その中は異臭が立ち込め、原爆で焼け爛れた皮膚や
赤ん坊のホルマリン漬けがたくさん並んでいた。
あまりの恐怖に原爆記念日が近づくと思考力が麻痺して
簡単な算数も出来なくなったりする
フラッシュバックに悩まされるようになった。
10歳ぐらいの子どもに何の知識もなくそういう物を見せる父親・・・ひどいと思う。
何かを学んで欲しかったんだろうけどね・・・