04/08/13 04:14 VaqsuLGQ
5年位前だと思う。
大阪の長堀橋の鶴見緑地線か何かのホームで、人の上に青いビニールシートが覆いかぶせてあって、
シートの端から、ちらと手が見えて、頭部のあるあたりから流血が確認できた。
周りには人だかりもできておらず、何人かの人は、普通にそばを通り過ぎていた。
(こんな昼間に、酩酊しての流血かなにかだろうか?)と思って、シートの2メートル先くらいで、私は電車を待っていた。
電車は遅れがでているらしく(人身事故で、とか具体的なことを聞いた記憶はない)
(ひょっとして、この人のせいか? 駅員も誰も来ないけど・・・放置していいのか?)と、そのシートをぼんやり眺めていた。
その時間は5分ぐらいだったと思う。
駅員さんが階段を降りてきて、シートをちらとめくって、一瞬、ペンライトのようなものでその中を照らした。
(何を確認してるんだろ?)と思ってその行為をみていたが、その中の人に「大丈夫ですか?」とかの一言の呼びかけもなかった。
そして無言のまま、担架にのせてスタスタと運んでいった。
怪我人を急いで運ぶそぶりもないし、落ち着いているというより全ての事後処理を淡々とこなしてる印象をうけた。
シートの中の人、普通に気を失っているだけの人だったら良いのだが。
無言のまま淡々と作業をする駅員さんが異質なものに感じたものだった。
その後も電車はなかなかこなかった。