04/06/06 22:58 rNV27P2H
神道で「言上げせず」(言葉で説明しない)というのは、
民族的神の教えの本質というものが、
そもそも無意識的なコントロールである、ということを物語っている。
だから経典のようなものが必要ない。
肝心なことというのはすべて、生活の中に、年中行事の祭りの中に、
そういう形のないものの中から伝わるからである。
日本に長く暮らすと、外人でも日本的な顔立ちになる。
このような目に見えない作用力によって、民族神の教えが人間に与えられる。
だから、「言上げ」しなくてもいい。
でも人間は自分の行為の意味を自覚しなくてはならない。
そのように民族神よりも上位の神によってうながされている。
だから「言上げ」しなくてはならない。
自分の行為の意味を知らなくてはならない。
だから「律法」というものが与えられた。
神の法は言葉に書かれることとなった。