06/07/03 13:42:03 0jkH5lmCO
今日も爽やかな朝が来た。まるで、俺とアコードへのスポットライトのように、朝日が眩しい。
赤いシャツと黒のジャケットを身に纏い、愛車アコードに乗り込む。
隣のオヤジが、いつも羨ましそうに、俺のアコードと自分のサニーとを見比べてやがる。
「ふっ・・・どう贔屓目に見ようとしても、俺のホンダアコードには敵うまい」
なんてたってBMWとタメを張ろうって車だぜ!
オヤジの前で優越感に浸りながら、エンジンスタート。心地よいi-VTECサウンドが辺りに響き渡る。
おっと、また近所の奴等に注目されちまったぜ。近所でも俺はファッションセンスの良さ(所謂イケメン)
と車の知識の豊富さで一目置かれている。
さあ、彼女に会いに行くとするか。5速AT Sマチックでマニュアル車のように発進できるんだぜ!
お前らの車にこんな機能は付いてないだろ。近所中が羨ましげに俺を見送っている。
彼女は待ちきれないのか、家の前でまっていた。「やあ、待ったかい?」おれは白い歯を輝かせて微笑む。
彼女もアコードに乗れる事にエクスタシーを感じている。まあドライバーが俺であるから当たり前だ。
車内ではプレミアムサウンドがビンビンに響いているぜ。最高だ。
音声認識ナビに行き先を検索させると、彼女は「スゴイわ」と驚いている。さすがホンダの最先端技術だぜ。
これだけで女なんてイチコロさ!
コーナーを結構なスピードで抜けていく。
「こんなスピードでも全然怖くないのね!」
「当たり前だろ俺のドラテクと、アコードの性能があればプロドライバーにも負けないぜ!」
「ステキ!アナタのような強くて自信の有る人大好きよ!」
俺は人生の勝ち組だ。