06/03/11 01:00:40 Pd7sS+gY
空冷エンジンの放熱ですが、意外に注目されていない設計上も要点もいろいろ
あります
まず、フィン根元部分の冷却をあまり考慮していないのは問題です(フィンつなぎ
フィンの根元穴開けは正にコレ)この部分は風圧が低いと 通風が悪くなりやすい
部分です、しかも 熱伝導的に 全表面積が伝熱に使えたエンジン表面までとは違い、
いきなりの熱伝導断面が減少してしまうので イメージしてみるなら太い配管を流れ
ている水が アフロヘア用クシの歯の様に、多数の流路に分岐したようなカンジです
そのため 冷却効率の高いフィン形状は 縦に伸びた富士山型のフィンなのでしょう
これなら 熱流路はファンネルを流れるのと似たカンジですね~ (実際は冷却風の
流れの良さも関連しているのですが…)それに気温との温度差が大きい方が熱交換の
効率がいいですから、放熱で温度差が小さくなるフィン先とは違って エンジンの根元
はしっかりと高温ですから同じ面積でも効率がイイワケです―
また、伝熱は 瞬時に起るのではなく 熱伝導時間がかかりますから いきなり高回転に
したとかで熱量が急増した場合なんかは フィンの先まで温度が伝わり、冷却される
まで時間的な遅れが出てしまいます、