06/01/20 11:55:39 FGv5LezT
そのとおり。
バイクに対しての位置か、路面に対しての位置かが感覚の違い。
ちなみにピポットがエンジンについてるのは重心位置とロールセンターの位置関係を変えない様にするためなんで、
ライダーがどう感じようが、BMWは常に同じ動き。
Kじゃあまり性格出してないけど、Rだとこれでハンドリング決めてたから。
R1100RSでは重心位置がロールセンターの下になるんで安定したハンドリングにして、
対してR1100Sは重心のが上で重心位置だけだと運動性が増すけど、やっぱりロールセンターから離れることで
意識してロールする必要がある。
そしてこれがR1150Rだと、重心位置とロールセンターをほとんど合わせてあって、クルクル寝てくれる。
しかもそのロールセンター位置にクランク、つまり慣性ジャイロがあるから、直立でもバンク状態でも、
ロール方向にはつねに安定してる、って嘘の様な状態になった。
決してヤジロベエ効果のせいじゃない。
これはBMWにとっても発見だったんだと思うけど、それ以降、最後のR259、ロックスターとか、現行のR12なんかは
ぜんぶこの路線で出てきてるし、まだ構造理解できてないんだけど、K12S/Rもその性格は持たせてると思う。
前後重量配分を50:50にして、ってのはBMWの4輪の売りだけど、もちろん2輪でも継承してるし、
さらにそれをロール軸周りにも適用して、ってことだと思うけどね。
かくして、ライダーがどう感じようが、上手かろうが下手だろうが、BMWは同じ様に走る。