05/11/03 12:58:32 8r0wupjK
2st小僧さん、ども
>>861 でも書きましたが ギアでは極圧剤は重要でして 潤滑トラブルの
事例でも カジったギアの対策として「極圧剤の添加」という項目が多い
ですから、ただ極端な例として 極圧剤たっぷりなオイルで高負荷・低回転の
ギアで(ロープウエイの駆動ギア)極圧剤たっぷりの潤滑状態で 重荷重に
負けて歯がカジる事なく塑性変形し ピカピカの状態でコーヒードリッパーの
プラスプーンみたいな形状になっている例ガ…
極圧剤ですが、主な種類として 硫黄系、りん系、亜鉛複合系、モリブデン
系、ポリマー系(今ではギアには使われなくなった塩素系)があるそうですが、
種類や特性はちがえど「膜」の形成によるというコトは同じだそうです。
ただ、極圧剤はあまり活性が高いと腐食摩耗をおこすらしいので注意の
ようです、その激しいのは塩素系だったそうで 塩素臭いCRCオイルのカジリ
耐性が高いのも 塩素は高反応性と引替えた形の極圧性能だったのカモ
2ストですが 酷くカジってますね~ 波及したのか ベアリングまで…ギャ~!
2ストは自分では触っていないので 体験的な話はイマイチですが、資料
では 似たカンジに焼付いた2ストピストンのトラブル原因では 「ピストン
クリアランスの過小」「シリンダーの熱変形」「ピストンの熱変形」なんかが
原因に分類されてますね~ 対策のクリアランス管理が主で ユニークなのは
吸気ポート周囲の温度が低いので熱変形が取り残されてスッたり、大きく加工
した排気ポート穴の縁にピストン首振りした時に角が「入り込んだ」形になり
バタついて スッたりした例があるコトです~