04/11/17 09:21:52 8TKVavKj
あまりこういう見方をする人はいないみたいだけど、
ソニーとオーテクのヘッドホンの決定的な違いは
ヘッドホン内部のスピーカーユニットのさらに振動版すら1から設計できるかできないか、だよねきっと。
自社開発の、
自然界のバクテリアが作る天然繊維を加工したバイオセルロースを振動板
ナノコンポジェット技術を生かしたナノコンポジェット振動版
なんて、オーテクじゃあり得ない。そもそもそんな規模の研究を
実現できる研究所や資金は無いだろうし。
SONYがそういう力が発揮できるのは、大企業ならではだと思う。
(オーテクは名前は売れてるけどSONYとくらべたら資本金たった1億の小企業だもんね。
ブランドイメージからするともっと巨大企業だと思っちゃうけど案外小さい)
ソニーは化学技術と研究施設と資金力をを生かして振動版から設計できるからね。
会社の規模が小さくても、その手の専門メーカーなら太刀打ちもできるけどそうじゃないし。
そのくらいの部分になってくると、オーテクができることといったら既存の素材選びぐらいでしょ。
でも、ヘッドホンの音質の大部分を決めるのは
ハウジングの形や耳への密着度やパッドの素材やハウジングの素材、
耳とユニットの距離、などなど物理的なものだったりするし、
それでおおかた音質が決まってしまう点は否定できないけど。
ソニーとオーテクのヘッドホンにそれほど差がないのは
オーテクのハウジングの設計がうまいのもあると思うが、
ソニーの方は、ミクロな最新技術を積極的に導入しやすいし、
細部まで思い通りにコントロールできる力があるとおもうよ。
いだから、くらがんばっても、オーテクはソニーに
そういう点では一生勝てないと思う。両者が完全に本気で戦ったらね。