06/09/09 13:37:25 0dMHQ9SD0
フィットがカローラを抜いて1位になったと、浮かれている場合では無い。
ホンダのCVT(無段変速装置)装着車は、AT車と同じようなクリープを発生させるために
動力伝達装置にクラッチを採用しています。ホンダ以外のメーカーはCVTとトルコンを採用していますが、
他人(他社)の真似をするようでは技術屋としての
存在価値が無いと言う背景が、災いしている様です。
トルコンの場合、オイルを介して動力が少し伝わるので、クリープが自然に発生しますが、
クラッチでクリープを発生させるためには、半クラッチ状態を維持しなければなりません。
信号待ちなどでドライブレンジに入れたままブレーキを踏んでいると、
その間半クラッチ状態が続いており、当然クラッチ板はわずかずつ磨耗していきます。
ホンダはクラッチの異常を申し立てたユCVT車のクラッチ、場合によってはクラッチとミッションを無償で
密かに(公表しないで)交換しています。
使用状態にもよりますが、早い車で15000Km程走行すると、異常が発生している様です。
1300CCのフィットの場合は、燃費を稼ぐために、エンジンに負荷のかかる
半クラッチを避けて、完全にクラッチがきれるようにしていましたが
坂道発進を容易にするために、プログラムを変更し、半クラッチ状態を早めに
生じさせている様です。
昨年フィットが25万台以上売れ、全てのCVT装着車、シビック、ストリーム等
大変な数にのぼります。その交換費用たるや莫大な金額になるために、
公表に二の足を踏んでるのかもしれません。
第二の三菱にならないことを、祈るのみです。