自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 47 at ARMY
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 47 - 暇つぶし2ch981:名無し三等兵
06/09/04 08:12:28
>976の一行目を見るまでF-15Jだと思ってた俺。

982:名無し三等兵
06/09/04 09:15:25
っていうか、Möbius1ってアンタwwwww

エ ス コ ン ユ ー ザ ー か !

983:名無し三等兵
06/09/04 20:18:01
>>982
多いぞ、以外と。

984:名無し三等兵
06/09/04 20:53:10
するとF-22Jは海上すれすれを飛んで波の波紋を衝けた
それはあたかもアマツバメが吸水のため湖面を飛んでいるかのようであった

985:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/04 23:20:52
>>982
イエス、ケストレル

スレ防衛に負け続けの私だが・・・ 今度は私の勝ちだ
見たまえ、次スレは無事に飛び立った それが私の勝利だ
スレに作品を投下できる限り 私の負けはない そして 軍板住人ならば 保持をやってのけるだろう

986:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/04 23:21:25
西暦2020年3月26日 06:10 ゴルソン大陸 陸上自衛隊大陸派遣隊第三基地 戦闘指揮所

「敵集団なおも接近中!空自は帰還していきます!」
「よし、では我々の仕事を始めよう」

 高射特科の指揮官は満足そうに頷き、直ちに中距離地対空誘導弾の発射を命じた。
 万が一の誤射に備えて発射待機を命じられていた彼らは、嬉々として対空戦闘を実施した。
 その様子は、基地の周囲から見ていた場合、次のようなものになる。
 まず、対空戦闘の基本を知らぬものにとっては実に不可思議な布陣の陣地から、多量のレーダーパルスが発信される。
 次に、その結果を受けた発射許可が全員に伝えられる。
 そして発射。
 基地各所から白煙が立ち上り、それを切り裂いて細長い何かが飛び出す。
 オレンジ色の炎を吹き出して、それらは大空の彼方に向けて一瞬で飛び去っていく。
 再び電波に乗った指令が発せられる。
 白煙、細長い何かが飛び出す。
 やがて、基地の遠方から連鎖した爆発音がかすかに響いてくる。
 普通科隊員たちが潜んでいる塹壕から歓声が上がる。
 再び連鎖した爆発音。歓声は大きくなる。
 その間にも白煙と飛び去る細長い物体は続々と大空へ向けて飛び出していく。

987:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/04 23:25:15
 6機の発射機から、合計36発の誘導弾が放たれるのに、さほど時間は必要なかった。
 幸運な事に、全ての地対空誘導弾はシーカーをきちんと作動させ、一機も脱落せずに目標へと命中した。
 高射特科の幹部たちから、満足げなため息が漏れる。
 残る敵機は24機、こちらにはまだ、短SAMや高射機関砲が残っている。
 もちろん、それ以上接近された場合には、携帯地対空誘導弾や普通科の罠が待ち受けている。
 なんとかなるな。
 誰からともなくそんな呟きが発せられ、そしてそれは全員に伝わった。

「まだ敵は残っている、気を抜くなよ」

 高射特科の指揮官は部下たちを戒めると、レーダーを見た。
 次は短SAMの出番だ。
 全部撃墜してくれよ。
 彼は内心でそう思い、そして口では発射命令を出した。
 基地中からミサイルが放たれる。
 現代的な防空戦から考えると、これは最早最終段階といえる。
 だが、最終段階であろうとなかろうと、敵にとっては脅威だった。
 多量に放たれた短距離地対空誘導弾。
 その数28発。
 十分すぎるほどの数だった。
 次々と被弾し、レーダーから消えていく敵機たち。
 レーダーを担当する幹部は、体の震えが止まらなかった。
 俺たちは全部止めきれないんじゃないかと内心では思っていた。
 実際にはどうだ?
 基地から辛うじて見える距離で全てが撃墜された。
 無敵じゃないか、俺たちは。

988:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/04 23:29:35
 彼がそう思うのも無理はなかった。
 こちらは燃料と弾薬以外に何も消費しなかったのだ。
 対する敵は、文字通りの全滅。
 一機残らずあの世行きである。
 
「素晴らしい、圧倒的ではないか」

 満足そうに高射特科の幹部が発言し、誰もがそれに笑顔で頷く。
 周囲からは祝福するかのような地響きが。

「地響き?」

 キャビネットが震え、何かが吼える声がする。

「何事だ!」
「西方陣地より緊急!敵巨大生物が接近中!!」

989:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/04 23:38:39
 彼は怒り狂っていた。
 100年のにわたって誰も足を踏み入れなかった彼の家に、エルフの若い女がやってきたのは少し前になる。
 彼女は言った。
 愚かな人間が、貴公の住処を荒らしに来る。
 奴らとは話し合いは通じない。
 殺すか、殺されるか。
 その時の彼は、鼻で笑って彼女を追い返した。
 殺すか殺されるか?
 下等な人間に何が出来る?
 この森に住む精霊たちに誑かされ、同族同士で殺しあうことくらいしか能がないというのに。
 やがて見た事のない格好をした人間の集団が現れた。
 奴らは見る見るうちに集落を作り上げた。
 そこで彼は、愚かな人間に教育を与える事にした。
 おお人間よ、100年程度で忘れてしまうとは情けない。
 こちらを殺す気か。やれるものならばやってみよ。
 だが、愚かなのは彼だった。
 気がつけば、十体以上の若い命が散っていた。
 自身も、鱗を貫く謎の魔法で傷を負っていた。

990:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/04 23:47:51
 住処に帰った彼は、一切合財にけりをつけることにした。
 一族を召集し、一撃で全てを終わらせることにした。
 100を超える集団。
 竜族の怒りを持ってすれば、いかなる存在とて止める事は不可能、だった。
 何かが飛び込んできた事は理解できた。
 魔力の欠片も感じない、高速の物体。
 それが炸裂した時、最初に命を飛ばしたのは彼の息子だった。
 次々と炸裂する物体、見えない敵。
 長らく戦いと無縁だった一族は、ただひたすらに前進することしか出来なかった。
 そして現れた銀の鳥。
 放たれる何か。
 我らより早いものなどいなかったのに、これは一体何事なんだ?
 次々と落とされていく同族を、彼は眺める事しかできなかった。
 唐突に現れた銀の鳥は、やがて唐突に飛び去っていった。
 奴らを許すわけにはいかない。

991:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/05 00:01:50
 戦ってみて解った。
 動きに余裕がありすぎる。
 彼は勝ったと確信した。
 敵は遊んでいる。
 敵の戦いのルールは、まだ完成されてはいない。
 だが、気がつけば、彼は落ちていた。
 土ぼこり。
 周囲からは悲しげに呻く同族たちの最後の声が聞こえる。
 左前足が落ちている。
 翼はズタズタだ。
 背中が異常に軽い。
 だが、まだ足がある。
 生きている。
 やってやる。人間たちを、一人残らず喰ってやる。
 彼は人間の集落の方を向き、全力で走り出した。

992:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/05 00:10:06
西暦2020年3月26日 06:21 ゴルソン大陸 陸上自衛隊大陸派遣隊第三基地 西方陣地

「目標六千!」

 対地レーダーに取り付いた隊員が叫ぶ。
 号令を待たずに全員がそれぞれの火器を構え、そして発砲許可を求める。
 天空を睨んでいた自走高射機関砲が、その砲身を前方へと向ける。
 基地中から装甲車輌が集結してくる。

「目標!前方敵生物!撃ぇ!!」

 89式片手に陣地へとやってきた佐藤が号令を発し、そして迎撃が始まった。
 未だ正面部隊から消えていない自走高射機関砲が、軽やかに砲身を動かして発砲を開始。
 轟音が鳴り響き、巨大な薬きょうが周囲に散らばる。
 それに負けじと12.7mm重機関銃が弾幕を張る。
 気の早い何人かは、銃声に押されて小銃や軽機関銃を発砲し始める。
 戦車がいないことを除けば、そこは総合火力演習の場と言える賑やかさだった。

993:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/05 00:12:32
 双眼鏡の中で次々と被弾し、肉をそぎ取られ、それでも進撃を止めない相手に、佐藤は恐怖した。
 何故だ。
 直撃した機関砲弾が残っていた腕を吹き飛ばす。
 何故止まらない。
 残っていた翼が細切れになり、さらには肩までもが吹き飛ばされる。
 どうして止まらないんだ。
 小銃弾が弾かれる。重機関銃の弾丸が、傷口に突き刺さる。機関砲弾が肉を吹き飛ばす。
 どうして奴は止まらないんだ。
 視界の中で、ドラゴンは口を大きく開いた。
 見る見るうちに、巨大な炎が現れる。
 なんて、なんてこった。
 あんなのを喰らったら全員が、死ぬ。

994:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/05 00:16:14
 突然、視界一杯に広がっていたドラゴンの頭部が消えた。
 連続して放たれる機関砲弾が、そこを細切れの肉片に変えてしまったのだ。
 脳からの命令を受け取らなくなった肉体は、それでもなお数歩前進し、殺到した対戦車ロケットの集中砲火を受けてバーベキューになった。
 現代科学は、数百年の寿命を持ち、いかなる勇者でも傷一つ負わせられないだろうと言われたこのファイヤードラゴンを、惨殺した。
 この日を境に、第三基地への襲撃は終わった。
 僅かには生き残っているであろうドラゴンたちは、臨戦態勢の陸空自衛隊に恐れをなしたのか、二度と姿を現すことはなかった。
 それを感謝しつつも不思議がった自衛隊員たちであったが、彼らは知らなかった。
 彼らは、一つの種を絶滅させたのだ。
 もちろんの事、全てを見届けていたエルフ第三氏族の女は、自衛隊の実力に恐怖していた。
 アレは、自分たちだけではどうしようもない。
 どこかの国を焚き付けるだけでも足りない。
 もっと強い、何かが必要だ。
 最良でも相打ちに持ち込めるような、邪悪でも何でもいいから強力な何かが。
 彼女は可能な限り早くその地を離れた。
 時間はあまりにも少ない。
 万が一にでも自分たちの関与が発覚すれば。
 今日のドラゴンは、明日のエルフだ。

995:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/05 00:17:21
投下完了
以降は次スレにて投下


996:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/05 00:23:49
うめついでにACE COMBAT ZEROの改変など

 『前前スレ909』
本名 物語は唐突に
2ch趣味カテゴリ軍事板
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 住人の一人

 俺は死ぬはずだった
でも死ねなかった
痛む体を引きずって
たどり着いた場所は
荒らされまくったスレだったんだ

何も無い光景

それがなんだか
悲しくてしょうがなかった
でも そこで
強く生きる人々がいた
俺は彼らに助けられたんだ

997:名無し三等兵
06/09/05 00:24:22
投下乙

ドラゴン、カワイソス

998:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/05 00:26:46
軍板にSSなんて
必要ないかもしれない
でも 無くすだけで
変わるんだろうか

俺はまだ戦場に居る
次スレの近くだ
確かめたいんだ
SS投下の意味を
そしてそれを少しでも楽しんでくれる人々の意志を

次スレに答えなど
無いのかもしれない

でも探したいんだ

そう 今はそう思う
それでいいと思う

999:物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
06/09/05 00:27:25
>>977
このカキコは他の住人も見るのか?
会ったら伝えてくれ

よう 相棒  まだ生きてるか?

ありがとう 戦友

またな


1000:名無し三等兵
06/09/05 00:32:11
うんこ

1001:1001
Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


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