06/07/24 18:43:31
今の時期、定番の「対馬丸」なんだけど、世間的には軍を責める声が大なわけですが・・・ただ
沖縄からの疎開船は19年7月から20年3月まで延べ178隻を動員して 人員にして約7万人を疎開
させたわけです。その中で犠牲になったのは対馬丸のみでした。
また当日、対馬丸と同時に出航した和浦丸・暁空丸は無事に本土に着いています。
確かに対馬丸の撃沈は悲劇ですが、ただこの事実の方にも目を向けて欲しいのです。
軍の疎開の目的として「人道面」よりも「軍務の妨げになる」を理由に糾弾する人も
いますが、これも必ずしも正しくなく、やはり人道目的での疎開の面も確かにありました。
また計画では10万人を疎開の予定でしたから、当時の悪化する航路事情で、これだけ
「少ない犠牲」で計画の約7割の7万人を疎開させられたのはある意味で快挙です。
もしIFが許されるなら、対馬丸さえ撃沈されなければ、民間人の悲劇ばかり語られる
戦争末期に於いて、奇跡の成功として讃えられたかもしれません。
ま、あっち系の人には怒られるのは承知な意見ですけどね。