05/07/10 02:36:07 wjf9BrON
総統からの依頼でエヴァタンを狙撃することになったG。
エヴァタンをベルクホークまで呼び出した総統。 何も知らないエヴァタン。
G「(総統は上手く窓際まで誘い出したようだな・・・)」
山荘までの距離は900メートル。愛用のモシン・ナガンで届かぬ距離ではない。 問題は―
G「(こっちをちらちら見るな、総統。ばれるだろうが。)」
総統が目線をこちらへ時折向ける所為で、エヴァも気になってこちらを見たりする。
G「(早目に終わらせるか)」
意識を最大限に高め、引き金を引く。
割れるガラス。そして痛みにうずくまるエヴァが―
G「!」
声にならない悲鳴を上げた。
狙撃したはずのエヴァが、何かを指に挟んでこちらを睨んでいる。
G「(馬鹿な!弾丸を・・・弾を指で挟んで止めるなんて!)」
エヴァがダーツを投げるような仕草をする。 次の瞬間、何かが銃身の中に入った。
G「なんて奴だ・・あいつは・・・あいつは人間じゃない!」
この日、初めてGは恐怖を覚えた。
~BBCドイツ支局試験電波8号~