【軍事独裁】軍ヲタが政治を語るスレ【選挙に予算】at ARMY
【軍事独裁】軍ヲタが政治を語るスレ【選挙に予算】 - 暇つぶし2ch40:政治学者の卵
04/11/01 04:46:06
ちなみに日本の将来は,個人的にはそこまで悲観するもんじゃないと思う.

例えば少子高齢化の問題は,実は日本より中国のほうがひどい.
中国は一人っ子政策がうまく行き過ぎたことや,女性の社会参加がある点では日本以上に
進んでいることによる出生率の著しい低下,さらに平均寿命の急速の増加などから
子供の数と老人の数のバランスは2020年を過ぎるとかなり悪化すると見られている.

だから2020~25年を過ぎたら,中国も膨大な福祉支出で日本以上に身動きが取れなくなる.
しかもそれまでに一人当たりのGDPがどこまで上がるか考えると(現在の韓国以下だろう)
その負担はかなり重いと思う.

41:名無し三等兵
04/11/01 04:47:42
僕たちは祖国の滅亡というありがたくない出来事を受け入れなくてはならんのかも
しれないね。
何時からこの国はおかしくなったのだろう。少なくとも90年代初頭は来世紀も日本
が大国として存在できると無邪気に信じられたのに。

中期防予算、1兆円超圧縮…財務省方針
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

42:政治学者の卵
04/11/01 05:01:38
中国の政策担当者はそのあたりは心得てるわけで,連中が経済発展に血眼になるのは
まあそういう背景があったりする.

>>32
まあ一人あたりGDPを維持できる限り,ギリシャやポルトガルになる心配はないんじゃない.
たぶんこのあたりは俺よりもいちごちゃんねるあたりの連中の方が詳しいだろうが.

中国の経済発展だって,それ自体が日本経済に与える影響は総合すればおそらくプラスだろうし.
もちろん繊維産業や農業のような部門ではマイナスだが,工作機械や機械部品などの産業での
輸出増加によるプラスがそれを上回っている.

アメリカの産業空洞化はひどいが,これはそもそもアメリカの労働者の技術水準が
相当低かったことに由来しており(つまりアメリカでしか作れない,という商品がない)
必ずしも日本に当てはまらないだろう.

43:政治学者の卵
04/11/01 05:10:59
>>37
月並みなことしかいえなくてすまないが,まずは選挙に行く,周りの若い連中を選挙に巻き込む,
あと若い連中向けの政策を考えてくれそうな政治家,政党に投票するしかないなあ.

あとはなるべく定職について(それが大変なのが今日の現実なんだが),税金払って
適当な年になったら結婚して子供を作って,きちんと教育する...
俺,自分ができてないこと書いてどうするんだ(しくしく).

44:名無し三等兵
04/11/01 06:19:11
「結婚して最低二人以上の子供をちゃんと育てる」
これが難しい社会がそのままのカタチで存続する訳は無い罠。
結婚しないor子供作らない比率が今のままなら、せめて子供を
持っている&持とうとしている家庭が3人程度は「負担感無く」
育てられる社会にしなきゃいかん訳だけど、難しいね。

公的保育・教育・医療費を全部国や自治体が被ったとしても、
それで出生率が上向くとは思えない。やらないよりはマシだろう
けれど、子供が増える事で減る夫婦の総労働時間まで補填でき
るシステム(有給の出産、育児休暇など)まで整備しないと無理。

それでも「世帯の専有面積が増える事」に伴う負担が都市部では
バカにならない罠。子育て世代が優先的に公営住宅に入る仕組み
は今でもあるけど、持ち家となればそこまで面倒は見てくれない。
「子供を持つ」選択が自由意志による自己責任の範疇とされている、
言い換えれば自由主義、資本主義社会である以上、国の施策にも
限界がある。

いっそのこと子作り・子育ては国の仕事、ときっぱり規定してしまえば
楽なんだけど、そうすると今度はフェミ方面が黙ってないだろうなあ。
「妊娠・出産の自己決定権」が女性の権利である以上、子供を持つ
メリットばかりを引き上げる制作には逆に女性が反対するかも。

45:名無し三等兵
04/11/01 08:54:07
中期防予算削減で日本滅亡って飛躍杉じゃねえのか?

と書いたら駄目でつか?

46:名無し三等兵
04/11/01 09:23:59
周辺諸国に「どうぜ、攻めて来て下さい」と言ってるようなもんだろ。

47:名無し三等兵
04/11/01 09:24:38
ヽ(`д´)ノ被害担当艦age!

48:名無し三等兵
04/11/01 10:02:35
日本より天然資源豊富で軍事力もカスみたいな東南アジア諸国は
とっくに中国に征服されてるはずだがな。

49:名無し三等兵
04/11/01 10:40:47 f6S1t0Z/
>>45
そんな目先の話をしてるんじゃない
っていっても50年先の話じゃないんだけど…orz

50:名無し三等兵
04/11/01 14:36:03 0qR8Vfcg
>>48
そのカスにも手が出せないカス?

51:名無し三等兵
04/11/01 16:23:51 EnIwbX8i
>50
そのカスにも手を出せないカスにEEZを好き勝手されてる我が国

52:名無し三等兵
04/11/01 16:54:17 xDF6I0uP
中国の脅威といってるが、軍事オ他的には、2050年に世界人口の半分になる
イスラムとの文明の衝突のほうが怖いのでは。

53:名無し三等兵
04/11/01 16:59:20
>>51
いくら軍事力を持っても外交力が弱ければそこを叩かれる
国力9要素のうち一部が完全に潰れてるのはイクナイ

54:名無し三等兵
04/11/01 16:59:35
50年後の日本は街には漢字・ハングルなどの多種多様の看板が溢れモスクがあっちこっちに立っていて
裕福な日本人は郊外の方に引っ越して都心部は移民のスラムになってるんだろう。

55:名無し三等兵
04/11/01 17:02:10
>52
現状の脅威にも対応できるか怪しい国で50年後なんて無理でつ。

56:名無し三等兵
04/11/01 17:15:37 xDF6I0uP
>>55
とはいえ、最大の脅威になること間違いなしの問題だぞ。


57:名無し三等兵
04/11/01 17:21:19
というかイスラム圏対策はぶっちゃけテロ対策じゃないの?

サウジ・イラン・エジプトなどが統合されて大イスラム連邦でもできて
原潜やら空母やらを持ち始めるんなら別だが。

58:名無し三等兵
04/11/01 17:23:14
テロが頻発するのが一番怖いような・・・

59:名無し三等兵
04/11/01 19:09:42
>>40
中国に福祉支出なんてあるのか。まぁ無いほうが政情不安になって日本にはいいかも知れないが

>>58
テロで国が滅亡することは無いと思うが…

60:俄将軍
04/11/01 19:31:28
>>14-17
覗いたときには、書込みはなかったはずですが、どうも、すれ違っていたよ
うで。

61:名無し三等兵
04/11/01 23:16:18
てか軍板で政党作ってよ。オレも4年後には参加できるから。

62:名無し三等兵
04/11/01 23:35:41
>軍板党
公約にレールガンとか赤線復活とか入りそうでちょっと

63:名無し三等兵
04/11/01 23:46:16
軍板党公約
・憲法改正もしくは憲法解釈是正。
・国軍保持
・集団的自衛権解禁
・武器輸出三原則部分解禁 (小銃等は除外)
・非核三原則の部分緩和

とかでもするん?

64:名無し三等兵
04/11/02 00:30:00 pjGxohFj
財政問題もなんとかできにゃ支持は集まらないぞー

65:名無し三等兵
04/11/02 00:46:57 bS8Ta74D
自民、民主も微妙だし、新風は頭悪いしな。

>>63
スパイ防止法
軍法
敵基地攻撃能力の保有

66:名無し三等兵
04/11/02 00:49:34
T-72の国教化が先

67:名無し三等兵
04/11/02 01:01:59
少子化がある程度進んで国民が本格的に危機感感じるくらいになると
金食い虫の教育システムは崩壊する?

68:名無し三等兵
04/11/02 01:03:15 ForOhveR
単独与党は無理でも公明党に取っ手変わるくらいならなんとか…

69:名無し三等兵
04/11/02 01:05:36
>>67
たぶん少子化・教育費高騰がより進むと思う…

70:名無し三等兵
04/11/02 01:25:11
少なくとも 『消去法で自民党』 って不健康な現状はなんとかせんとなぁ

71:名無し三等兵
04/11/02 01:29:15
まともな野党とまともなマスコミと学識ある教師の登場を願う

72:名無し三等兵
04/11/02 01:32:24
>>71
長い道のりだな

73: 名無し三等兵
04/11/02 02:51:55
軍板党か・・・なかなか興味ある仮定
 
 やはりここは「富国強兵」路線で!(いつか来た道だけど)

74:名無し三等兵
04/11/02 03:04:52
「富国強兵」の定義は?

75:名無し三等兵
04/11/02 03:53:43
>>71
でも、最終的には日本人自身の手によって為さねばならないことだよ。
・・・・国が滅ぶ前か、回復不能な線を越える前に。

76:名無し三等兵
04/11/02 05:03:06
>金食い虫の教育システムは崩壊する?

高校の学費は月1万5千円
国立大学は月4万円だ

高いか?




77:名無し三等兵
04/11/02 05:47:44
>>76
これに、受験料数万円に、入学金数十万円がある。
さらには、事前投資の塾やら予備校やらの費用・・・・

78:名無し三等兵
04/11/02 06:48:54
>77
大学に入ってからも、親元から通うのでなければ部屋代だのなんだの……。
で、私立なら倍率ドン! 更に倍! だからな。

79:政治学者の卵
04/11/02 07:34:09
まあ多分こういうのは私の担当範囲だろう.

公立高校や国立大学の学費そのものは,一般の家庭にとって必ずしも負担できない金額ではない.
日本の世帯所得の中間値(100世帯だったら上から50人世帯目)は500万を超えているし,
子供が大学に通う年齢である40代から50代前半の世帯ならば,もっと高いだろう.

しかし問題となるのは,77うや78が指摘するように塾や予備校,
あるいは地方出身者にとっては下宿代の負担が重いことだ.

80:政治学者の卵
04/11/02 07:40:16
東大生の親の世帯所得平均が1000万を超えていることはよく知られているが
私立ないし国立大学付属高校出身者もすでに6割を超えている.

つまり,東大入学者の多くは地方の県立高校出身の秀才というよりは
中学受験をし私立中高一貫校の中で受験テクニックを磨かれてきた連中,
言い換えれば中学受験向けの塾(日能研等)が存在し,名門中高一貫校が
存在するような都市に居住し,さらにこれらに付随する経費をまかなう
経済力を持つ両親を持っていることになる.



81:政治学者の卵
04/11/02 07:46:17
まあここで東大生はひとつの例に過ぎないものの,他の有名大学にしても
似たようなものだろう.つまり有名大学の学歴を得るための選抜においても,
家庭の可処分所得や地方出身という経歴は高いハードルとなっている.

こうした教育にかかる費用見積もりというのはまた,夫婦が何人子供を持つかを決定する際に
大きな要因となっていることもまた社会学者の研究から明らかになっている.

82:政治学者の卵
04/11/02 07:52:55
しかし67が言うように少子化により教育システムが崩壊するかというと
答えはおそらく否であろう.

数多くのF大学と呼ばれる大学がすでに定員割になっていることは知られているし
こうした大学の多くはおそらく生き残れないだろう.
しかし有名大学の多くは少子化の中でも生き残るだろう.なぜなら就職において
いまだにこうした大学卒の肩書きは有効だからだ.もちろん専攻は影響するがね.

で,多くの親は自分の子供をこうした就職で有利に働く名門大学に(現在と変わらず,
あるいはそれ以上に)必死で合格させようとするだろう.
だから少子化により相対的に市場は縮小するものの,各種受験産業や私立中高は
現在と変わらず存在し続けることが予想される.

83:政治学者の卵
04/11/02 07:56:05
さらにこの受験という名のレースにおいては,現在と同じく高学歴で所得が高く
大都市に居住する親とその子供がはじめからある程度有利な位置になっていることは
今日と変わらない事実だろう.

あと日本経済の先行きが不安定になるとしたら,裕福な連中は自分の子供を
海外の大学へと生かせようとするのではないだろうか?

84:政治学者の卵
04/11/02 08:03:56
>>63
それもいい考えだが,こんなのはどうだろう.
選挙前に各政党の候補者に様々な安全保障関連問題についてのアンケートを送付し,
各候補者のの考え方を明らかにしてもらう.別に若者,子育てへの社会保障でもいい.
2ch全体でやるとしたら,こちらのほうがよいかもしれないな.

で,望ましい考え方を持つ候補者への投票,望ましくない考え方を持つ候補者の対抗候補への
投票を呼びかけてみる.こうすれば国会議員の中でましな考え方を持つ人間の数が
増えることになる.

どないでしょう.

85:名無し三等兵
04/11/02 08:20:16
>>78
私立の医なんか持ち家一軒潰した、とか言う話しょちゅう聞くしな…

86:名無し三等兵
04/11/02 09:56:34
そうやって苦労して医師なり弁護士なりになったとしても高給とは限らない傾向が強くなってる気が・・・・

87:名無し三等兵
04/11/02 13:06:45
>>86
高給取りになれるかは本人の才能と運も関係するでしょう。
ただ、"日本人の平均収入 < 医者・弁護士の平均収入" という事実が有る限り、
医者やら弁護士やら東大卒やらにさせたがる親は無くならないでしょう。

(あるテレビ番組での某経済学者の「東大卒で非ずんば勝ち組に非ず」の態度にかんしゃくおこしたのは内緒w)

88:名無し三等兵
04/11/02 13:34:11
>>87
森永卓郎?
あんなん経済学者とは言わん、括弧つきの「えこのみすと」だよ。

89:俄将軍
04/11/02 19:25:09
伸びが止ったようなので、遅ればせながら。

>>14-17
米国の中東政策へのキリスト教原理主義者の影響ですが、親シオニズムか否
かということで、イスラエル人と、アメリカのユダヤ人(温度差はあるで
しょうが)とでは、捉え方が異なるのではないかと思うのですが。

シオニストも色々でしょうが、イスラエルからの視点では、ネオコンも、キリ
スト教原理主義者も、自国の安全保障にマイナスにはならないのではなかろ
うかと。

俄陰謀論者としては、イスラエル建国以前から、キリスト教原理主義者が、現
在ほどの親シオニズムの傾向を有していたとも思えず、イスラエル訪問する
テレビ伝道師の影響など考えてみたり。

イスラエルが、聖書に記されている国であるとは、限らないのではなかろうか、
などと、最後の審判の前に、イスラエルが滅亡している可能性に、思いをは
せてみたり。

90:名無し三等兵
04/11/02 19:31:42
選挙制度関係のレスが転載されてないようなので、コピペ。

291 :俄将軍 :04/10/28 19:36:32 ID:???
>>277
選挙にいくにしても、一票の格差に関して、どのように考えているのか、その
固定ハンドルから、別の興味が。

333 :政治学者の卵 :04/10/29 02:56:17 ID:???
>>291
すれ違いだと思うんで,何なら別のスレに移ってやってもいいんだが...
何かいいスレがあったら教えてくれ.

まずは衆院の話をしようか.実際のところ一票の格差を縮めることは現行の
1)小選挙区の数は300,2)県境を跨いだ選挙区は作らない,3)政令都市以外は自治体を分割しない.
4)選挙区に飛び地は設けない.
という4条件をどうにかして変更しない限りは,実際のところ1.7倍程度以下にはならない.
ORをやってる連中が最近論文を書いて証明している.

簡単に説明すると,まず全国の人口が1億2600万強だから小選挙区ひとつあたりの人口は
40万強程度になる(本当は有権者人口だが面倒なので代用).
鳥取の人口が60万強だから二つ配分すると,一小選挙区あたりの人口は30万強になる.
これに対して政令都市指定都市の最低条件は人口70万だから,人口60万程度の市があると
それだけで一票の格差が二倍になる(八王子市が50数万だな).

91:名無し三等兵
04/11/02 19:32:14
334 :政治学者の卵 :04/10/29 02:56:52 ID:???
鳥取への配分の1にしたとしても,上記の条件を満たそうとすると人口30万台前半の
小選挙区は結局そのほかにもかなり存在してしまうし,今度は鳥取新全県区が
もっとも代表されない選挙区となって,一票の格差拡大に逆側から貢献してしまう.
結局島根と鳥取で3選挙区を配分,とか自治体の細切れを許す,とかしないと,
根本的な問題の解決にはならないんだよ.

この板は理系の人間が多いと思うんで,暇があったら計算してみてくれ.

337 :海の人 ◆STEELmK8LQ :04/10/29 09:05:22 ID:???
>333
 その場合、適切な解法として、どのような提言がなされてるのかなぁ。
 聞く限りでは、行政区域とは全く関係のない、住民の頭数だけで決定された選挙区を、絶えず見直しながら設置する必要が
あるように思えるのだけれど。

357 :名無し三等兵 :04/10/30 02:04:44 ID:???
スレ違いだけど興味深いネタなので脱線・・・

>>333-334
これは小選挙区の基礎配分を廃した上での計算だよね?
今まで基礎配分が元凶だと思ってたけどどっちみち今の条件では1.7にしかならんのか。
選挙区ごとの票の重さと公共投資の配分額と間に相関関係があるともいうし、
これじゃまた選挙制度を弄らなきゃならんわなぁ。

ちなみに宜しければ
>ORをやってる連中が最近論文を書いて証明している
↑の掲載誌を教えてもらえますか?

>>337
イギリスが確かそのような制度だったような。
ただ無節操な区割りを認めるとアメリカの下院選挙区みたいな
露骨なゲリマンダリングにも繋がりかねないし、考えどころですな。

92:名無し三等兵
04/11/02 19:33:28
358 :政治学者の卵 :04/10/30 06:35:00 ID:???
>>357
俺は学会で発表を見たんで,ちょっとぐぐって調べてみたが
おそらくオペレーションズ・リサーチ2003年1月号掲載の共著論文と
同内容だと思う.その後の改訂は入っていると思うけど.

>>337
"一票の平等性"に至上の価値を置くならそういうことになりますね.
でも多くの自治体の住民は,多少の一票の価値の低下(選挙区あたりの人口40万代後半程度)よりは
"自分たちの代表"というものを意識できる程度に基本的な行政区分を重視した選挙区割りを
望むような気もしますが.結局国会議員は何を代表するのか(国民全体と同時にある地域共同体を
代表するという要素をどの程度重視すべきなのか),という抽象的な問題なんでしょうな.

>>357
アメリカの下院選挙区区割り最大の問題は,選挙区割を議員達(共和民主の超党派だけど)から
構成される委員会に任せている点だと思う.英国も日本も政治からは独立した委員会がやってるはず.


359 :政治学者の卵 :04/10/30 06:46:30 ID:???
>今まで基礎配分が元凶だと思ってたけどどっちみち今の条件では1.7にしかならんのか。
>選挙区ごとの票の重さと公共投資の配分額と間に相関関係があるともいうし、

ただ最近では都市部での自民と民主の激戦の影響で,都市部の議員が大量に復活当選
(惜敗率が高いから)している状況を考えると,立候補選挙区で見る限りにおいては
むしろ都市部議員の比重が増しているかもしれない.

あと自民としても,相手にトリプルスコア以上で勝ってしまう選挙区(小渕優子とか
ゲル長官の選挙区)に予算ばら撒いても,選挙で勝つ助けにはならないよね.
論功褒賞としてはやる意味があるけど,どこまでそんな余裕があるんかいな.

むしろ半都市半農村的な激戦選挙区(たとえば八王子選挙区とか)に集中して投入したほうが,
議席最大化には役に立つとは思うけどね.

93:TFR ◆ItgMVQehA6
04/11/02 19:57:57
これが去年の資料です。

URLリンク(www.mof.go.jp)



94:俄将軍
04/11/02 20:10:55
>>90-92
4条件を前提にしても、地方でなく、都市部が割を食っている状態には変り
なく、国政への影響も大きく、現状でもゲリマンダーと変らないような気
もしますが、現在では、保守革新より、地方への配分というのが、対立
要素になっているのか。

1.7倍程度の場合、選挙区の区割にもよるので、議席配分への影響は特に
ないということになるのでしょうか。

>結局国会議員は何を代表するのか(国民全体と同時にある地域共同体を
>代表するという要素をどの程度重視すべきなのか),という抽象的な問題なんでしょうな.

国民全体と地域共同体の代表というバランスに、日米安保下の影響というの
は、相当大きかったのかもしれず。

>議席最大化には役に立つとは思うけどね.

議席最大化よりも、利益配分が重視されているような気もしますが、これは
多党制の影響ということなのか。

95:俄将軍
04/11/03 08:56:56
>>94
>1.7倍程度の場合、選挙区の区割にもよるので、議席配分への影響は特に
>ないということになるのでしょうか。

1.7倍程度の場合、「選挙区の区割は変らないので、現行制度下での選挙
結果と比較しても、」議席配分への影響は特にないということになるので
しょうか。

に修正。

>議席最大化よりも、利益配分が重視されているような気もしますが、これは
>多党制の影響ということなのか。

過渡期にあるということもあるのか。

96:政治学者の卵
04/11/03 10:22:26
すみません.明日書きますんで.

97:名無し三等兵
04/11/04 02:13:13
>>95
>>議席最大化よりも、利益配分が重視されているような気もしますが、これは
>>多党制の影響ということなのか。

>過渡期にあるということもあるのか。

横レスすんまそ。おそらく、そうでしょうね。
多党制および自民党の派閥や族議員を助長したのが、
いわゆる中選挙区制(正確には、大選挙区単記制)。

例えば、半都市・半農村の保守的な地方、
議員定数4の選挙区で自民党の有力候補が3人いる場合・・・
  議員A…最大派閥所属、土建業者が支持基盤
  議員B…第2派閥所属、商工会議所が支持基盤
  議員C…第3派閥所属、農業従事者が支持基盤
というような感じになってたりして、これが上手いこと住み分けと内部競争につながり、
旧野党を圧倒しさっていたと。
まあ、なんとか、労働組合を支持層にしている旧社会党ないし共産党、
創価学会を支持層にしている公明党が、組織力を動員して、一議席は確保するってな感じ。

これが、自民系議員の派閥系列化と支持基盤層に応じた族議員化を促進して、強みになったわけですな。
で、議員も、派閥の力を利用して、地元への利益誘導に血道をあげ、
それなりに自分の地盤に応じた政策通となり、
それらがまたまた票田確保につながると。

政党は移り変わり、選挙制度は変わっても、
長年培われたこの選挙の「システム」は、現在のところ、まだあんまり変わっていない。
利益配分を考えていけば、必然的に議席の最大化にも繋がった
過去のシステムを払拭し切れていなくて、
それがようやくと変わろうとしているのかいないのか、もどかしい・・・
みたいなとろではないですかね。

98:政治学者の卵
04/11/04 08:17:59
>>97
詳しい書き込み,ありがとう.
自民民主の選挙戦略もおそらく変わりつつあるとは思いますけどね.

自民は97氏の書き込みから明らかなように,従来は党全体としての選挙戦略なんて
ほとんど存在せず,個別議員の選挙区内での仁義亡き争いに,派閥単位でのてこ入れが
(派閥の領袖からの資金支援として)があった程度だと思います.
ただ,そんなやり方で勝てたというのは中選挙区制度のほかに,野党としての社会党の
へたれさが影響しているとは思いますが.

99:政治学者の卵
04/11/04 08:24:04
でも,小選挙区+民主党という(仮にも統一された)野党が存在する中では
もっと党執行部が戦略を練らないと,政権の維持は今後困難になるでしょう.

ただ小泉政権の数年間の間に,人事や選挙をめぐる制度としての派閥が
解体されつつあることや,現行の小選挙区および政治資金の流れのもとで
徐々に党執行部の制度的な権力が拡大しつつあることを考えると
意外と自民党は新制度へと順応しつつあるのかもしれませんが.

100:政治学者の卵
04/11/04 08:29:45
補足.
現行の政治資金規正法の元では,少なくとも公的には派閥の領袖や有力者が
大量の資金を集めることがかなり困難になりました.
これにより,従来陣笠議員の政治資金を支援することにより確保されていた
影響力がかなり削減されたことになります.(鈴木宗男のような例外的なケースはありますが)

これに対して政党交付金の配分権限は党執行部が握ることになってますので
政治資金法改正と政党交付金のコンボが,政党の中央集権化を進めているわけです.

101:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/04 09:19:02
 なるほど、いわゆる「抵抗勢力」に所属する連中が、しきりと「ファッショ」だの「強権政治」だのと、蚊帳の外のわたしなんかには
いまいち『ピンと来ない』罵声をわめき散らしているのは、実は党中央集権化に伴って、新しい常識・新しい制度になじめない連中が
文句を言ってるだけなんですねぇ、納得しましたです。
 どもでした:-)

102:名無し学徒兵
04/11/04 15:47:28
ブッシュ当選について思うところがあるので、こちらでレスさせて下さい。
スレリンク(army板:482番)の続きです。

---
軍板ではブッシュ当選に概ね好意的なようだけど、果たして素直に喜んでいいものかなあ。
アメリカ側の報道を見れば分かると思うけど、今回ブッシュに投票した人間の多くは
別にイラク戦争支持とか減税支持とかそういう政策的な理由ではなくて、
G.W.ブッシュ個人の人格やリーダーシップ、確固たる信念、道徳的姿勢といった
属人的な要因を投票理由の一番に挙げている。ブッシュ政権の政策に反対して
ケリーに投票した層とはそもそも投票の動機が全く噛み合ってないのね。
「ブッシュなら俺たちの気持ちを分かってくれる、同じ価値観を共有してくれる」
という地方部の宗教的・道徳的な白人男性・主婦層の願望みたいなものが彼らを
投票に駆り立てた訳で、その点、経済的にやや苦しい立場におかれてる日本の
若年・中年男性のフラストレーションが「石原首相待望論」に繋がるのと似たような
危うい構図が見て取れる気がする。

103:名無し学徒兵
04/11/04 15:47:58
>>102の続き。

政策や実績評価ではなくて、情念やフラストレーションで投票してしまう層が
米国政治を突き動かすようになったことに、俺は非常に危ういものを感じてならない。
特に今回の議会選では共和党が上下両院で磐石の支配を手中にした訳で、
宗教右派や地方の白人保守層のイデオロギーに沿った政治を牽制する力はなくなった。
理性や合理的計算や世俗的利益ではなく、道徳的・宗教的信念が政治を支配する。
先進国の中でアメリカだけだよ、こんな特異な状況が進行してるのは。
カトリック社会のイタリアやスペインですら政治における世俗化が著しいのに。

こういうパロキアルな支持基盤の上に、G.W.ブッシュ本人の信念先行型の政治スタイルが
相まって、今後のアメリカの行く末がどうなるのか相当な危惧を覚えざるを得ない。
短期的にはブッシュ共和党政権の方が日本にとって有利なのは分かるんだけど、
アメリカがこのまま外の世界が見えない独善の国になってしまった場合、我が国にとって
唯一の頼みの綱たるこの同盟国が果たして今後も日本外交の資産であり続けてくれるのか―
まさに海の人氏がよく言うところの、「ローマ以後の世界に日本はどう立ち向かうのか」―
日本人として真剣に考えなきゃいけない時期に来ている気がしてならないんだわ。

104:名無し学徒兵
04/11/04 16:17:21
それと、軍板におけるブッシュ政権の評価もこの2年間で随分変わった気がする。
例えば2002年夏~2003年冬頃の軍事板(具体的にはイラク侵攻/対テロ戦争スレ)では
ブッシュを始めチェイニー・ラムズフェルド・ウォルフォウィッツと言った面々の評価は
相当に悪かったはず。(「小ブッシュ」という呼び方が多かったのもこの頃だし。)
また海の人氏が「マケインが大統領だったら・・・」としきりに呟いていたのが印象に残ってる。

それが大統領選の季節に入ってからは軍板がブッシュ支持一色に染まったように
見えたのは自分の気のせいなんだろうか。ケリーに対する懐疑から消極的にブッシュを
支持するというのならまだ分かるんだけど、以前あったブッシュに対する批判点が
留保されないまま半ば盲目的にブッシュを支持するレスが多いように感じられるんだよね。
この2年間でブッシュ政権の対外的意思決定のあり方が有意に変わったようには見えないのに。

果たして、イラク侵攻/対テロ戦争スレに参加していた面子と雑談スレや岡田民主党スレに
書き込んでいる面子が違うだけなのか、それとも機会主義的な政治的意見の持ち主が
軍板において増えたのか、自分には判然としないところ。

105:名無し学徒兵
04/11/04 16:37:28
>>98-100
元来分権的・地方割拠的だった政党が、全国的選挙競争の激化に伴って
党執行部(全国委員会)に資金と権限が集中して集権化するという点では、
アメリカの共和・民主両党も似ているような。今や上下両院では党内規律が
相当厳しくなってると聞くし。まあイデオロギー的な純化(分極化)も
同時に進んでいる点で日本の自民・民主両党とは異なるけど。

とりあえず割拠的だった日本の政党政治や政策決定過程にある程度の政治的統合を
もたらしたという意味で、1994年の「政治改革」(選挙法改正・政治資金規正法改正・
政党助成制度)は成功だったと捉えていいのかな?

106:名無し三等兵
04/11/04 18:35:42
しかし今回の大統領選挙、州別の色分け見ると恐ろしいほどクッキリ
ハッキリ「二つのアメリカ」を現していて怖くなったよ。

国際協調と対外関係を重視しつつも、労働者寄りの大きな政府を支持
しようとする沿岸部(大都市圏と言い換えても良いかも)。

アメリカのアメリカたる所以を重視し、国内においては市民に干渉しない
小さな政府を支持する伝統的な内陸部(要するに田舎だわな)。

清教徒や福音派の宗教的指導力の強弱、中絶問題、同性婚の可否とも
分断された地図の色分けラインが被るんだろうな。

実はアメリカの民主政治というのは「中道なき民主主義」という前例の無い、
振幅の大きな巨大な実験場と化してるんじゃないのか?

107:名無し三等兵
04/11/04 18:51:37
 たてまえはドウあれ、軍事力が圧倒的優勢な内にシカルベキ手をうっておくとゆーのは
N01として当たり前の戦略だよな。
 冷戦時にやってた対ソ包囲網より、すでにサウジ・アフガン・イラクに楔を打ち込んだ今の将来に
向けての包囲網が着実かも。アジア諸国もMD構想で取り込んでいくんだろうし。

そして資源を抑え、包囲網を完成た上で交渉を有利に…、窮鼠が暴発して先に手を出せば
それでもよし、資源ルート確保に乗り出せば泥沼を用意…アレッ?案外手の内は同じ?

108:俄将軍
04/11/04 22:10:26
>>97
>それがようやくと変わろうとしているのかいないのか、もどかしい・・・

二大政党制に至っておらず、政権への批判が、政権後退に結びつくわけでも
ないですし。

>>98-100
野党として、社会党がどうしようもなかったことが、結果として、日本に幸い
であったかはともかく、自民党の派閥の間だけで、政権が移動するという負
の要素が、日本を蝕んできたことも間違いなく。

中央集権化と、戦略ですが、現段階の多党制と連立を考えると、政権与党の
権力構造というのは、どうなっていくのか、どうなっていくのが望ましい
のか、その為にはどうあるべきか、など考えてしまうわけですが。

>>101
>実は党中央集権化に伴って、新しい常識・新しい制度になじめない連中

新しい制度では、弱体化していかざるをえないのか、対抗策はあるのか、など
と考えてみたり。

109:俄将軍
04/11/04 22:21:30
>>108
>二大政党制に至っておらず、政権への批判が、政権後退に結びつくわけでも

二大政党制に至っておらず、政権への批判が、「政権交代」に結びつくわけでも

に修正。

>>105
現段階では、多党制と官僚制から、まだなんともいえないのではなかろうかと。

110:名無し学徒兵
04/11/05 01:30:32
>>106
その地域的区分けには俺も同意だけど、両者を分かつ対立軸として
大きな政府か小さな政府かは今回争点にはならなかったと思う。
政府の介入を必要とする労働者層は北東部よりむしろ激戦区となった中西部の方が
多かった訳で、今回彼らブルーカラーがニューディール以来の伝統的な支持政党である
民主党ではなく保守的価値観を掲げる共和党に完全に流れたのが決定的だった。

つまり、彼ら白人労働者層の政治的プライオリティを経済的争点から文化的争点に
定義し直せたことによって、共和党は民主党の有力な支持基盤を奪い取ることに成功した。
1930年代以来のアメリカ政治のトレンドだった議会における民主党優位も、94年以降
退潮が目立ってきたのが今回の選挙によって決定的に崩されてしまったね。
アメリカ政治は共和党優位の時代という新しいエポックを迎えたのかも。

>実はアメリカの民主政治というのは「中道なき民主主義」という前例の無い、
>振幅の大きな巨大な実験場と化してるんじゃないのか?

これは俺も気になるところだなあ。
いや、有権者の間ではかなり大きな中道層があることは92年のペロー現象や
2期目のクリントン政権を見る限り確認できると思う。ただ問題は政党側の選挙戦略で、
浮動的な中道層の票を得ようと真ん中に寄ることよりも、自分たちの強固な支持基盤を
手堅く固めることで選挙に勝とうとする(そして勝ててしまう)事実があるらしい。
(聞き齧りだけど、これを有権者のmobilizationではなく支持層のactivationと言うそうな。)
こういう選挙事情がある限り、アメリカ政治は西欧のような求心化ではなく分極化が
進んでしまうんだろうね。

>>109
現在の日本はいわゆる多党制とは言いにくいんじゃないかなあ。
衆参両院の議席数からざっと有効政党数(規模を勘案した政党数)を
計算してみたんだけど、2.6とか2.8とかだからねえ。昔の西ドイツ並では?

111:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/05 10:04:07
>102-104
 そんなわけでレス書いてみました、ご笑納ください:-)

1. ブッシュでいいのかなぁ?
 おそらくのところ、心ある人間であれば、皆同様な疑問を抱いてると思うんですよ。

  ブッシュでいいのかなぁ?

 これはおそらく、今回の米国大統領選挙、ひいては同盟国の立場から見てブッシュが
「ベスト」ではない、しかし「まぁまぁ」と「全然だめ」なら「まぁまぁ」をとるのが
当然でしょう、という今ひとつすっきりしないという前回の選挙に引き続い「摩擦」
のようなものが引き起こしているのだと思います。

 ここで話を進める前に、ご指摘のわたしの言っていたことおよび立場についての現在の
状況を説明したいと思います。

 まず「大統領がマケインだったら」というのは、いまさら言っても仕方がないことなので
レスでは書き込まなくなったのですが、実際にはあちこちで言ってますです。
 オフ会に参加される方なんかは、死んだ子の歳を数えるがごとき愚痴を毎回聞かされて
気の毒かも(笑)
 わたしはいまだに、2000年で共和党を代表すべきだったのはマケインだと思ってますし
後述しますが、今回の選挙での身の振り方を見ても「一匹狼」の呼び名は伊達ではないし
長らく上院の国防委員会および外交通商委員会に席を守っていることからも、抜群の政治的
センスと手腕をもった人間であることは明らかであると思います。

 ただ、現実の米国の大統領はブッシュであり、なおかつ2004年の大統領選挙はブッシュと
ケリーの「まぁまぁ」と「全然ダメ」の対決であれば、それは「理想」とはかけ離れた苦渋
の現実を併せ呑むしかありませんね、ということだと思います。
 つまり当初したような疑問は、ある意味で正しく、なおかつ今もまだ底流として流れて
おり、わざわざ口に出さなくても誰もが思っていることということで認識としてはよろしい
のではないかと思います。


112:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/05 10:04:31
>111
 ただ、>104で指摘されているようなブッシュ側での有意な外交戦略の変化がみられない
のにも関わらずの今回のブッシュ支持の拡大には、多分にブッシュ政権そのものではなく
我が国の政府に対する見方の変遷というモノが大きな影響を及ぼしているのではないかと
認識しています。

 2001年の成立当初は、ある意味で「華々しい」、そして大多数の人は「どうせ口だけ」
という冷ややかな見方で小泉政権を迎えたことと思います。
 しかし、徐々に経済方面で評価された施策、あるいは北朝鮮関連の施策を見て、この
政権は「何かが違う」と言うことに少しずつ気がつくに連れ、我が国の行く末を任せるに
足る総理大臣であり政治家であることが明らかになってきたからなのではないかと。

 そして、それに対する支持が拡大していくに従って、それでは我が国小泉首相にとって、
もっとも仕事がしやすく、また我が国と我が国政権にとって「ベター」な米政権はどちら
であるのか?という疑問を考えた場合、そこからブッシュ政権という解が出てくること、
そして今回の選挙での軍事板でのブッシュ支持が出てくることは流れとして当然のことで
はないかと思えますです。

 つまり軍事板でのブッシュ支持というのは、同盟国米国の変化ではなく、我が国の政治
状況、そして政権の姿が「これまでと変わった」ことにより導き出された結果であると
思われます。
 例え外国で発生する事案であったとしても、すべては我が国との関係性のなかで評価
されるべきであり、我・彼のファクターはつねに流動的であることの好例かもしれないと
少し手前みそですが思ったりもしています:-)


113:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/05 10:05:09
>112
2. ブッシュ第2期政権について
 かつてイラク戦争を開始した際に、わたしも含めた大勢が

  なぜ今イラクなのか
  なぜ、こんなにへたくそな戦争をすすめるのか

という疑問を口にしました。

 9.11直後に次々と明らかになる米国内国安全保障の欠如(ブッシュ政権発足1年にも
満たない時点での話ですので、クリントン政権での気のゆるみがすべてではあるのですが)
そしてアフガンへの本格攻勢によるアル・カイーダ/タリバンの実質壊滅、そして30年
以上も戦果でなぶり尽くされたアフガンの復興と、もはやそれだけで政権が終わって
しまうような難題が山積している時期に「なぜイラクなのか?」

 また、米国らしい戦争をすれば、戦争目的はまだしも「戦争のやり方」については納得
できたのに、Coalitionを組むこともなく米国だけ、さらに詐欺に等しいようなIT導入と
いうセールストークを真に受けた「ヴェトナムの雪辱」を何よりも求めているラムズフェルド
という尊大な小男の野心による、小学生が見ても「過小」と判断するような微弱な戦力に
よるムリ押しでの味方損害の拡大。
 さらに、青息吐息でバグダットまでたどり着いた部隊への、さらなる「占領警備」という
過大な負荷。
 それらは、米軍に対して次々と損害の拡大を強い、それよりもなお悪いことに過小な兵力
での隙間だらけの警備のせいで、イラクでのアル・カイーダ勢力による拠点設営を許して
しまったのは痛恨の極みではないかと。
 「なぜ、米国は、こんなにへたくそな戦争をしたのか?」

 これらは例え今ブッシュ政権成立を支持したにせよ、形こそ違え誰もが抱いた疑問では
ないかと思います。
 わたしも、まだ幾分疑わしく思っています。


114:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/05 10:05:53
>113
 今の世界を形成した、すべての始まりはイスラム教を信じることを自称するグループが
起こした9.11同時多発テロのように思えます。
 しかし、これは本当にこれが始まりなのか、という疑問を持つと多分に疑わしく思えて
来てしまいます。

 アル・カイーダグループは(常習的な虚言癖のある人殺しが言うことなので信頼性は
限りなく低いのですが)自称では、先のイラク戦争が気に入らなくて米国への闘争を開始
した旨を宣言しています。
 イラクは先のイラク戦争後に米国のみならず国連に対しても面従腹背を続けてきました。

 今我が国は「テロとの戦争」を同盟国と戦っているわけなのですが、この「テロとの戦争」
という呼び方に含まれている下部構造について考えざるを得ません。
 それは「イスラム教徒」という特定の宗教を信じる人間集団の中での葛藤と闘争、そして
世界人口の中でも相当大きな集団を形成するそれらの人たち内部での対立が及ぼす世界への
影響と、それに否も応もなく巻き込まれていく、その他の人間集団、というあり方です。

 そういう見方に立ってみると、実は米国、そして米国と同盟する我が国や英国などの国は
実は「世界で進行しつつある事態」では単なる傍流であり、彼らが行っていることは次々と
出来する新たな事態に対応して動くのが精一杯であることが見えてきます。

 なぜ今イラクなのかといえば、それは「世界を形成する事態の本流」が、その本流を形成
する一方の勢力である原理主義勢力のサンクチュアリであるアフガンがつぶれたことにより
イラクをはじめとする中東の、あの地域を指向し始めたため、であることがわかります。

 また、なぜあんなへたくそな戦争をしたのか、といえば、アフガンは純粋な「直接の国益」
に基づいた行動であったものの、そこから導き出された米国などを傍らに追いやって進んで
いた「世界の流れ」に巻き込まれて行った戦争であったため、ラムズフェルドという男の
野心を許してしまったことであるわけです。


115:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/05 10:06:10
>114
 ラムズフェルド等の言うような馬鹿げた戦争モデルを排し、パウエルやスコウクロフト等
が提唱したような米国的(古代ローマ的というべきかもしれませんが)Coalitionでの対応を
はかっていれば、米国は再び世界本流に関わることが出来たかもしれないのに、マクナマラ
という前例がありながら、野心的な小男の近視眼で国家的な失敗をする、という過ちを繰り
返してしまったのは残念です。

 ブッシュ第2期政権は「対テロ戦争」の終結を見ることはないでしょう。

 なぜなら、それはもはや「米国や同盟国が何かしたからどうにかなる」ものではなく、今
進行中の、そして「世界の本流」として、我が国も含めた、この地球上のすべての国家を
巻き込みつつある「イスラム教を信じる者の中での物理的・精神的覇権争い」が決着しない
限りは、傍流たる人間は指をくわえてみているしかなく、また予想外に身に降りかかって
くる火の粉をその場その場のその場しのぎで振り払うような受動的な立場を強制されている
からです。

 これは冷戦期の「世界を代表する2大プレイヤーによる世界分割」という構図からは全く
位相も構成要素も、ましてや出力されてくる結果すら異なる「異世界」であって、その構図
の中で米国は、単なるいじめられ役の脇役でしかない、という世界でもあります。

 もはや「ローマ以後」は始まりつつあります。

 ブッシュ第2期政権は、いかに本流に関わっていくのか、という課題に対する対応で終わる
のではないかと思います。


116:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/05 10:06:42
>115
3. 我が国にとってのブッシュ第2期政権と世界の流れとは
 1,2項は、主として世界本流と、そこで翻弄される米国、そしてブッシュ第2期政権の立場
についての説明でした。

 さて、そこから翻って我が国について考えた場合、我が国にとって(リー・クアンユーが
皮肉った「アル中患者がアルコールを手にした状態」だった一時期の妄想を除いて)脅威は
つねにユーラシア大陸、そこからつきだした朝鮮半島からやってきました。
 極東地域は、その地理的な特異性から世界本流から離れたエア・ポケットのような状態に
あります。

 そうであれば、米国の考え方として同盟国たる我が国に大きく削減した主力部隊をおき
その他地域に対するプレゼンスを増強させるのは、米国の国益として当然の考え方であり
施策です。
 このような判断からも、我が国を含めた極東地域からの米国軍部隊の撤収は、次第に
明確になってくる流れであると思われます。

 常々「ローマ以後」と申し上げている「米国プレゼンスの撤収による空白」が、まもなく
訪れようとしているように思われます。

 権力は空白をきらう、のは、もはやこれは物理的な法則に等しいような普遍条件である
ため、この極東地域での米国の軍事的プレゼンスを埋めるのは誰なのか?という問題について
各国は何らかの返答を求められることでしょう。
 加えて言うと、極東は「FarEast」である以上ユーラシア大陸の東端の「キャップ」であり
そこの覇権は、東南アジア・中央アジアの国々に重大な影響を与えることになります。
 その中で、米国から日本がもとめられるのは、極東での米国プレゼンスの一部肩代わり
ということになるのは自明の理ではないかと。


117:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/05 10:07:16
>116
 そのために必要な、朝鮮半島と台湾の緩衝地帯化・大陸に対するキャップ化はブッシュ
政権を通した小泉クンの要請の現実化となる米国の施策として、着々と進行中であり、残り
は「大国」という立場に相応しい「プロテクション・レント」を我が国が支払うことが
出来るかどうか、という点にあるように思われます。

 このような、米国のみならず、極東アジア、そして世界的な流れとして我が国に要求され
つつある行動について、現在小泉政権は誠実に、なおかつ我が国の国益を最大限確保して
執行しつつあると思われますし、結果は次第に見えてきています。
 蛇足ではありますが、このような場合の「国益」とは、第1次世界大戦でヨーロッパ戦線
への出兵を拒否しつつ、手近の外国領土をかすめ取ろうとしたような、近視眼的「国益」
ではありません。

 日本にとって小泉政権は良いのか・悪いのか、小泉政権は日本にとって確実に良いので
あれば、小泉政権にとってブッシュ政権は良いのか・悪いのか、すべてはここに凝縮され
判断されるのではないかと思います。

 以上が、今回のブッシュ政権に対する支持の背景と、我が国の今後立ち向かう世界の
状況についてまとめてみた小文でありますです。
 完読ありがとうございました:-)


118:政治学者の卵
04/11/05 15:25:14
>>海の人

私もアフガン戦争の発足いらい,ウッドワードの著作などを読みつつ,
ラムズフェルド長官が目指しているものが何なのかについて,軍事板諸兄の批判もまじえ,
色々と自分なりに考えてきました(安全保障は専門ではありませんが).

私が暫定的にたどり着いた結論とは以下のようなものです.
パウエル氏や軍事板諸兄の見方とラムズフェルド氏の間の最大の溝は,
前者が軍事専門家としての立場を前提に政治諸問題を見ているのに対して,
後者が与えられた政治的諸条件を所与のものとした,国防専門の行政官としての
立場から軍事問題を見ていることに起因するのではないか.

119:政治学者の卵
04/11/05 15:26:24
ラムズフェルド氏は,1990年代の民主党政権時代,在野の立場から
冷戦後のアメリカの軍事戦略について研究してきました.

アメリカは冷戦終結後に,陸軍を現役18個師団から10個師団へと削減しましたし,
国民の間で重い国防負担や海外への展開に対する支持が急速に低下しました.
他方西欧諸国は政治的にきわめて内向きとなり,アメリカ以上に軍備を削減し
国際問題に付随する力の行使に対して,ナイーブなまでの拒絶をみせるように
なりました.

ラムズフェルド氏の政策というのは,こうした厳しい政治的諸制約の中で
いかに政治的に可能な形で,つまり国民にきわめて不人気な軍備の再建や
長期の海外展開,大量の戦死者を伴うことなく,限定された兵力を用いて
アメリカが今後も効果的,効率的に世界の諸問題に関与ことができるか,
を考えたものと認識しています.

120:政治学者の卵
04/11/05 15:37:38
また彼が想定する諸条件の中には,欧州域外への関心を失いつつある英国以外の西欧諸国の
協力を得ることは(政治的にも,また軍事能力的にも)困難であり,むしろアメリカの行動の自由を
制約する可能性の方が大きい,ということも,入っているものと思われます.

日本では扱いが小さかったように思われますが,ボスニア,コソボをめぐる民族紛争は,
冷戦後の西欧諸国に対するアメリカの政策担当者の見方に対して非常に大きな影響を
与えたものと思われます.

ボスニアやコソボは西欧諸国の裏庭ともいえる地域ですが,この地域における虐殺を伴う
民族紛争に対して,西欧諸国は人道に基づく口先介入を除き,効果的な政策をア
メリカの軍事介入以前には何一つ打てませんでした.

121:政治学者の卵
04/11/05 15:40:05
最終的にこの地域の問題はクリントン政権の軍事介入により暫定的に解決されたものの,
こうした民族紛争等の問題に対し日頃は人道問題などの見地から声高に関与を叫んでいるはずの西欧諸国が,
冷戦後軍備を急速に削減し,さらに自国民の損失の政治的コストを(アメリカ以上に)恐れる結果として,
いかに無力で口先だけの存在となっているかについて,この問題はアメリカの政策関係者の意識に
深く刻み込んだものと思われます.

ラムズフェルド氏の西欧同盟国に対する侮蔑的な態度とは,彼自身の性格的な問題だけではなく,
こうしたアメリカの政策担当者の間に共有された認識を反映してるものと思えます.
問題の解決に無力であるのに,口出ししようとすることに対する苛立ちをも.

122:政治学者の卵
04/11/05 15:44:55
他方パウエル氏は軍人として傑出した人物ですし,尊敬もしています.また今回のイラク戦争の戦力見積もりに対しては
結果としてより正解に近いところにいたことでしょう.ただ,私にはパウエル氏が冷戦後の政治的な諸条件の変化にたいして,
どこまで彼の認識を対応させているのか,がいまひとつわかりません.

厳しい見方をすれば,湾岸戦争の成功経験にしがみつき,すでに実現不可能な当時の状況,
すなわち冷戦時の兵力を前提とした大量の兵力の動員,これに対する国民の支持,
さらに協力的かつ有力な同盟国の存在などといった諸条件を,今日アメリカが
海外で軍事力の行使を行う際にも要求し,結果として彼のドクトリンは
アメリカが世界の諸問題に対して関与することを非常に困難としているように思えるのです.

123:政治学者の卵
04/11/05 15:45:45
すでに彼のこうした傾向が持つ政治的な硬直性はボスニア問題にすでに明らかになっていました.
この問題にアメリカが関与するに当たり,当時まだ統合参謀本部長であった彼は
(おそらく過大な)兵力の動員を要求し,安易な介入に反対していました.
結局クリントン政権が介入を決定したのは,統合参謀本部長が後任のシャリカシュビリ氏に
変わってからでした.

軍人としては彼のこうした慎重な態度は望ましいものでしょう.
しかしこれは私が政治の側から軍事問題に関心を持っているせいでしょうが,
軍事が政治的諸条件によって制約されている現実に対して,あまりにも無関心に思えるのです.

124:政治学者の卵
04/11/05 15:47:35
最終行補足
軍事が政治的諸条件によって制約されている現実に対して,(パウエル氏が)あまりにも
無関心に思えるのです.

125:政治学者の卵
04/11/05 16:23:04
駄文を長々と書きましたが,結論は以下のようなものです.

ラムズフェルド氏が行った軍改革や作戦計画というのは,今日の政治的な諸制約の元で
可能な範囲では,最善ではないにせよ,ある範囲においては非常に優れた回答だったと
私は今でも考えています.

パウエル氏やスコウクロフト氏の主張は正論です.
しかし彼らの主張は情報機関がイラクに大量破壊兵器が存在すると報告し,大統領が先制攻撃を行う必要があると
判断したとしても,限られた軍事力や予算,非協力的で無力な同盟国という現在の厳しい条件の下では,
実質的に攻撃を不可能にしてしまう恐れが高いのです.(実際にはWMDがなかったのだから攻撃しなかったほうがよかった,
という結果論はここでは意図的に無視しています.軍事問題ではないので.)

アメリカが今後世界にどう関与していくのか?
ラムズフェルド氏が目指した効率的なはずの戦争計画はイラクでは無残な失敗に終わりました.
しかし,パウエル氏やスコウクロフト氏が唱える同盟国中心外交,十分な兵力動員による戦争というものが
今後の世界において可能であり,かつ有効に機能するとは,私には思えないのです.

長文失礼しました.

追伸.大量に駄文を書き込んでから気づきましたが,海の人のラム氏とパウエル氏の評価の
部分にしか関係してませんね(苦笑).ご笑納ください.

126:俄将軍
04/11/05 17:34:21
空気が読めていないようで、忸怩たらざるをえないわけでありますが。

>>110
地方組織が充実し、反政権票を分散させる共産党、地方組織が充実し、キャス
ティングボートを自覚し、選挙協力による「選別」をおこなえる公明党(創
価学会)などの影響を、私が過大評価しているのかもしれません。

宗教団体も、集票能力ではなく、人・金・物といった影響力もあるわけです
が、選挙における集票能力を支える組織を有しているというのは。

過程にあるとしても、包括政党というのは、党員数、国政選挙の前段階である
代議士の選出過程、地方政治というのは、現状でいいものなのか。

党による中央集権化ではなく、官僚による中央集権化も進行していたり。

127:名無し三等兵
04/11/06 18:16:25
そこで国連常備軍ですよ!!!

いや真面目な話。誰も泥を被りたくないなら必要だと思いますよ。
緊急展開用に1個大隊でもあれば…

128:ホタルイカ <二:彡 @光学迷彩 ◆Optic4oz5g
04/11/06 22:26:33 MRerofCY
日本はソビエトのように財政破綻している。
財務省と日本銀行が破綻を先送りしているだけだ。
自衛隊は少ない予算で国を守る方法を考えてくれ。
国防予算が2兆円や、それ以下にまで下がるぞ。
【泥棒】国家破綻へと続く日本の官制経済【利権】
スレリンク(eco板)
国の借金700兆円をどのように返していくか?
スレリンク(eco板)
【ダウソ】2004年人口減少、確定的に【サウジング】
スレリンク(eco板)
国債暴落はいつか 金、ユーロで資産逃避
スレリンク(eco板)
【フリーター】年収150万円の世界を語るスレ
スレリンク(eco板)
【累積】暗闇の財政システムで借金地獄【赤字】
スレリンク(eco板)
国の債務超過は最大844兆円
スレリンク(eco板)
財政破綻する確率は、何%だと思う?
スレリンク(eco板)
預金封鎖のタイミングは?3
スレリンク(eco板)

129:俄将軍
04/11/06 23:04:47
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
>電話アルバイト報酬、容認を…自民が公選法改正を検討

選挙に必要な組織というものを考えてみると、利権構造が解体していった場合、
宗教団体などの圧力団体や、在日外国人(外国人参政権)、外圧などの影響
が、大きくなりすぎるのではなかろうか。

「システム」の影響力の低下が、何にとって変られるかというのは、注視せ
ねばならないのではなかろうか。

>>126
>党による中央集権化ではなく、官僚による中央集権化も進行していたり。

「党による中央集権化だけではなく、」

に修正。

130:サヨク
04/11/07 00:25:33 k3ppYGVA
>冷戦後軍備を急速に削減し,さらに自国民の損失の政治的コストを(アメリカ以上に)恐れる結果として,

アメリカは国内に第三世界的な層・地域を有しているからね。
「死んだってかまわない」人数が今回のイラク占領では5000人だってさ。
日本の自衛隊員の場合は1桁までで死んでも1億円の補償だそうだから
少なくとも自国民にとってはずっといい国です。

131:名無し三等兵
04/11/07 00:37:46 KbV2c6Qi
このスレ見てると鬱になってきた。本当に日本人は3400年には絶滅しちゃうの?このまま進めばの話でしょ?
100年位前はど-してたの?昔の事とかは参考にならないかな?てか、今思いついたんだけど三人子政策ってどうだろう?
ちゃんと、三人産んだら税金安くしますよ~とかさ。いいんじゃない?

132:名無し三等兵
04/11/07 00:39:24 KbV2c6Qi
ええと、自分無知なので変な事言ってしまうかもしれませんが、その辺気にしないで下さい

133:名無し三等兵
04/11/07 00:40:24
>>131
昔はほっといても増えたので。
優遇措置もいいけど、それだけじゃ焼け石に水…よりは効果あるかないかぐらい。

134:名無し三等兵
04/11/07 03:01:56
「三人目の子供が無事成人したら、これまでの年金掛け金をまとめて返金」
「以後は年金掛け金は必要有りません。また支給開始年齢、年金支給額で
 も二人以下の夫婦に比べて優遇されます」ぐらいやらんと割に合わんかも。
これだけ子供が減ってるご時世で三人育てたら、それだけで基礎年金分
ぐらいは将来に対する立派な投資をした事になる、っつーキャンペーンも
含めてやってみたらどうかねえ。少なくとも社会保険庁が職員住宅を充実
させるよりは効果的と思う(苦笑

135:名無し三等兵
04/11/07 03:13:19
>>131
3人も生ませるなら一生無税にするか数千万の補助金が必要になるよ
じゃないと損になるので効果なし。馬鹿なら引っかかるかも知れんが…

136:俄将軍
04/11/07 11:56:38
>>135
年金廃止、老後の面倒は、国家から子供への構造改革。

子は宝キャンペーンですよ。

年金で使い込んだ分は、当然の如く、誰も責任を取らない頬被りということ
になるでしょうが。

137:政治学者の卵
04/11/07 14:43:02
>>110
>>ブルーカラーの転向
労働組合に入っているような伝統的な産業労働者は,今回も多数がケリーに
投票してることは確かなんだけどね.そういう意味では,必ずしもブルーカラー層が
党派を変更したとはいえないのかも知れない.オハイオやミシガン州の郡ごとの投票行動を見ても
デトロイトやコロンバスのような工業地帯では民主党はまだかなりの多数派を確保.
ただ工業大都市の間にある田舎町では,相対的に経済的には貧しいにもかかわらず
完全に共和党が今回勝利している.

>>中道派
自分の支持基盤を固めれば勝てるのは,おそらく共和党側だけだろう.
民主党に関して言えば,北東部の工業地帯の凋落と,これに伴う労働組合の衰退
カトリックの共和党支持への転向などといったニューディール連合の崩壊により
核となる支持基盤が少数派に転落してしまっているので,中道派の支持を相当集める
必要があるだろう.

138:政治学者の卵
04/11/07 14:59:11
>>131-135
子供は社会全体にとって財であると同時に,夫婦にとっても資産となるわけだから
(老後の仕送り等を考えてみると),必ずしも子育て費用全額を補填する必要はないだろう.
現在のところほとんどの夫婦が二人以上の子供を作ることを望んでいるわけだし.

ならば実際の子供の数がなぜ理想の数よりも少ないのか?増やすための政策とは?
経済的な問題があるとよく言われるが,以下のどの政策を行うかによってそれぞれ受益者が違う.

1.児童手当の拡充 2.所得税優遇措置 3.保育施設等の拡充

139:政治学者の卵
04/11/07 15:05:40
1の児童手当の拡充は,基本的に低所得層が利益を受ける.
なぜならば,児童手当は子供の数×金額というように決まっているから.

奥さんが高卒でパートに出ても時給700円しか稼げない場合と,一流大卒で年収600万の
総合職である場合を考えてみるとわかりやすいだろう.子供を作ることにより
(一時的にせよ)所得を失う損失に対して定額の保証しかなされないわけだから.
まあ悪く言えばDQN子沢山を奨励して,中産階級の夫婦には役にたたない制度なわけだ.

140:政治学者の卵
04/11/07 15:11:23
逆に言えば3の保育施設の拡充は,かなり仕事もできるが出産や育児と仕事の両立に
不安を持っているために子供を作れない女性(おそらく高学歴でそれなりの所得あり)に
有利に働く制度となる.なぜなら育児後短期間で仕事に復帰できるのだからな.

また少子化で労働力減少が心配されているなかで,こうした女性が育児負担で
専業主婦化せずに,労働市場にとどまり続けることには大きな意義があるだろう.

141:政治学者の卵
04/11/07 15:17:18
それに対して2の所得税の優遇措置はどうだろうか?

基本的にはこれは児童手当よりは高所得層に有利になる.所得税の仕組みを
勉強したことがある人にはわかるだろうが,扶養控除ってのは税の対象となる
所得の額から一定の額を差し引くことになっている.扶養控除の今の金額は38万だったかな?

たとえば年収1000万で所得税の限界税率が30%(本当はもっとややこしいが簡略化)とすると
子供が生まれたときの減税額は38万×30%で11万弱になる.これが年収400万程度だと
多分38万×10%で3.8万円の減税.高所得者ほど減税額が大きいわけだ.

142:政治学者の卵
04/11/07 15:25:56
じゃあ2は子供を増やす効果があるんだろうか?結論を言うとかなり弱いと思う.

やっぱり女性が出産育児と仕事の両立への不安から子供を作らないのを防ぐ効果が1と同様にない.
あとおそらく制度的に,安定した仕事を持つ夫と専業主婦の妻という世帯を想定している.
説明するとかなりややこしいんで,また時間があったら説明する.

143:政治学者の卵
04/11/07 15:30:23
とまあ政策的にアメを用意するとしても,いろいろと複雑なわけだ.

>>127
傭兵(というか民間軍事会社)を想定してるのかな?
以前どこかに書いたけど,多分コストの点で難しいだろうね.
今の国連は貧乏国家(パキスタンとかバングラデシュ)から安価な兵士の提供を受けて,
PKOとかを編成してるから.

144:政治学者の卵
04/11/07 15:44:13
>>129
たぶんTV広告などを通じたイメージ戦略の要素が強くなるんじゃないでしょうかね?
アメリカがそうですし.大量の資金が必要で政治資金の必要額の桁を変えてしまいますが.

あと外国人参政権に関しては,特に不安に思わなくて大丈夫ではないでしょうか?
2ch以外でも,これに関して批判的な意識の掘り起こしがかなり進んでいるような気がしますし,
アメリカではないですが,民主党が大都市圏を超えて地方都市/工業地域(静岡や岡山,広島等)で
支持を広げ過半数を獲得しようと考えたら,この問題は争点にしないほうがいいでしょう.
所詮は外国人へのリベラルな態度というのは,東京山の手や川崎でしか通用しない手でしょう.

145:俄将軍
04/11/07 17:38:02
>>144
米国でも、政治献金や、マスメディアの影響で、ユダヤ人の影響が大きいので
あれば、本邦も、他人事ではないような。

外国人参政権は、民主党、公明党、共産党、民社党が、地方であっても、賛成
しているのをみると、選挙の争点としてではなく、国会で、済し崩し的に法
案を成立させてしまいそうで、どうも。

自民党も、外国人参政権反対を、声高に主張しているわけでもないですし。

146:俄将軍
04/11/07 17:54:27
>>137
>ただ工業大都市の間にある田舎町では,相対的に経済的には貧しいにもかかわらず
>完全に共和党が今回勝利している

教会の影響力だとすれば、以前、何処かに書込んだと思いますが、イスラム同
様、公的サービスの隙間を、教会が埋めているところもあるのか。

>民主党に関して言えば,北東部の工業地帯の凋落と,これに伴う労働組合の衰退
>カトリックの共和党支持への転向などといったニューディール連合の崩壊により

空洞化による労働組合の衰退と、少数派だったカトリックが、ラテン系移民の
影響なのか、相対的に力を増したのか、中絶反対といった宗教的要素を重視
しはじめたということに。

米国で、バチカンの影響力が増大していくであろうことを考えると、米国も、
何処までイスラエル支持の政策を維持できるのか、イスラム教徒の増加と
ともに、考えてみたり。

米国で、カトリックのセックススキャンダルが、一時期、TVを賑わせてい
たこともありましたが。

147:名無し三等兵
04/11/07 18:09:40
自分はブッシュも嫌いなんだけど、反ブッシュを語る人々のどうにもな胡散臭さはなんだろなあと思ってたんですが、
唐沢俊一の日記(4日付)を読んで膝ポン。

URLリンク(www.tobunken.com)


いわば今回の大統領選は、反ブッシュ対反反ブッシュの戦いでもあったわけですな。

148:俄将軍
04/11/07 18:11:34
>>104
イラク戦争など、正気の沙汰ではないと思っていますが、戦争後、現在のイラ
ク情勢が現出しても、ブッシュ政権の第二期が、北朝鮮問題、中国問題など、
日本にとっては、民主党よりましではなかろうか、などと思っておりまし
て、機会主義的というより、目先のことだけで、手一杯というところではなか
ろうか、などと。

>>111-117
以前、日本にとって望ましい自由貿易体制の最大の脅威は、イスラエルではな
かろうか、などと書込んでみたりもしましたが、どのようなものでしょうか。

>>118-125
湾岸戦争とイラク戦争の違いが、ここに如実に表れている気もします。

149:俄将軍
04/11/07 18:21:53
>>147
米国の反知性主義というのは、アイゼンハワー大統領の頃から、「アメリカの
反知性主義」リチャード・ホーフスタッター著によって、指摘されていたり
もするわけですが、経済的弱者層でも、リベラル臭というのは、嫌われて
いるのではないかと思ってみたりもするわけですが。

150:俄将軍
04/11/07 18:31:43
>>149
デジャビュを感じたので、調べてみると、「【民主的】 パクス・デモクラテ
ィア 【平和論】」スレッドで、同じことを書込んでいたことを忘れており
ました……。

151:名無し三等兵
04/11/09 02:06:08
>>149
>経済的弱者層でも、リベラル臭というのは、嫌われているのではないかと
日本の地方もそんな感じがする

152:政治学者の卵
04/11/10 08:38:07
>>145
自民党では表面的には公明党への配慮のために,あまり声高には叫びませんが
内部での反対論は相当激しいものがあるようですよ.特に今の小泉内閣は,
社会問題においてもそうとうタカ派がそろってますし(中川や町村など).

あと地方参政権と国政への参政権は,憲法の文言上の違い(国民か住民か)という
法律上の問題があるんで,結構区別できるんではないかと.
起草者は意識してなかったと思うんですが,外国人の地方参政権を憲法は禁じてませんが,
(権利保持者が"住民")なんで,国政は厳密に文言解釈すれば憲法解釈が必要かと.

153:政治学者の卵
04/11/10 08:45:14
>>149
アメリカの大学に行って見るとわかるんですが,リベラルがなぜ大衆に受けないかわかりますよ.
連中よく言って大衆の心情に無頓着,さらに言えば軽蔑の対象としか見てません.
政治の世界にいるような連中はましだとは思うんですが,まああれじゃ勝てません.

共和党の方がその辺まじめに考えてます.
ブッシュの選挙参謀のカールローブは,今回オハイオ州で勝つために各郡の歴史や史跡を勉強して,
いかに演説で田舎の住民の心をつかむか作戦を立てたそうですが,民主党には決してまねできない
と思いますね.次回以降まねするかもしれませんが(w.

154:政治学者の卵
04/11/10 08:54:29
>>104
ブッシュが好きか嫌いかという問題以前に,現状を所与とするとブッシュ共和党政権のほうが
ケリー民主党政権よりもましではないか?という思考が働いたのではないかと.
ケリーが大統領になれば,イラク問題が急速に片付くというわけではなく,
各種公約も軍事板住民のように知識があれば,非常に怪しいことがわかるでしょうし.
(たとえば同盟諸国にイラク駐留兵力を肩代わりさせて,自国兵士の早期削減を図るなど)

155:政治学者の卵
04/11/10 09:02:03
あと軍事板住民はなんやかやいっても共和党に近いんではないかと.
政治的,というよりは軍やこれが体現する価値の支持者としての共和党支持なんでしょうが.
ブッシュ政権に対する不満は多くても,それは親共和反民主の枠組みの中での
批判であって,最終的にな民主党候補への支持にはつながりにくいんでは.

海の人の批判だって「マケインが大統領だったら」であって,間違っても「ゴアが」
ではないですし.

156:名無し三等兵
04/11/10 13:54:29
このスレ読んでて思ったこと



俺にゃついていけねぇ話ばかりだ
学者の卵でこれなら学者は((((((;゚Д゚))))))

157:名無し三等兵
04/11/10 18:05:19
その前に学者のひよこの段階をクリアせにゃ。
道のりは遠いぜ

158:名無し三等兵
04/11/10 23:54:57
>153
そういえば、「リベラルの背信」とかいう本が訳出されてましたな。
あれはあれで極端だとは思いますが、確かに大衆受けはしないでしょうね。

159:名無し三等兵
04/11/11 01:21:54
政治学者の卵さんの主張は2chのどこかで見たような感じで、、、
ソースと主張をもっと明確に分けて書いたら?



160:政治学者の卵
04/11/11 03:37:01
可能性その1:偶然(なはずがない)
可能性その2:俺がコテハン使う前に書き込んだしろもん(なわけないか)
可能性その3:大学院生や特定の問題ウォッチャーというものは,大体読む本や論文が共通しているし
       権威のあるソースは数少ないために,どうしても(専門以外のことでは)主張が似通ってくる(そこに落とし穴あり)

大統領選の分析だって,溜池通信とか,さらにそのネタもとのNYタイムズやEconomistとかの記事やCNNの報道は
みんなが見てるわけだから,こういったものを見てる連中の主張や分析は似て来るわな.
そこに自分なりの知識や経験から,いろいろと判断修正を加えてるからもちろん丸写しではないんだが.

161:政治学者の卵
04/11/11 03:38:52
だから逆にこういった情報ソースが間違ってると,みんなが間違えることになる.
今回の大統領選で,道徳問題がここまで重要になるとはだれにも思わなかったはず.
(イラク,テロか経済問題が重要ってのが,ほぼウォッチャーの共通した見方,だったはず
どちらが重要かは,それぞれだったんだが)


162:政治学者の卵
04/11/11 03:46:20
ちなみに俺がいままで書き込んだ部分だと,大統領選の結果分析はCNNとかNYタイムズとかの判断に
俺自身の経験で味付けしたしろもの.だから,まあ2chで似たような書込みは多いはず.

福祉政策,少子化論への対策は,基本部分はこの問題の専門家(政治家ではないが)の間でのコンセンサスに近い.
少子化対策政策や税制の持つ再分配効果については,日本ではあまり注目されてないかもしれないが.

ラムズフェルド対パウエルドクトリンの持つ政治的な背景については,ほぼオリジナル.
ただ安全保障は学問としては専業にしてないんで,もしかしたら似たような考えが
すでに発表されているかもしれない.

163:名無し三等兵
04/11/11 08:30:17
おまえらブッシュがどれだけ財政赤字出してるかわかってるの?

164:名無し三等兵
04/11/11 11:56:40
>>163
ケリーだと財政が良くなるってのも眉唾だからなー
財政出動で景気回復を連呼する亀井信者とイメージが被る

まあそもそも米の財政状態自体がどうでも日本にゃ関係無いしな
対日政策こそが最優先事項であって、ブッシュケリーの本質的優劣は二次的な事だ


165:159ですが
04/11/12 00:06:39
政治学者の卵氏
ラムズフェルド対パウエルドクトリンの持つ政治的な背景 >>125
を読みました。
たしかに政治学者の卵氏の考察ですね。すみません、
この部分を読んでいませんでした。

でも、>>125のあたりは前提知識が必要な書き方ですよね
まあ2chだからでしょうが

166:名無し三等兵
04/11/12 00:29:08
>>164
いやいや、実は面白い逆転現象があって、本来均衡財政を至上としてきた共和党が
減税を重点政策に掲げたことによって結果として赤字財政を許容しているという
傾向がレーガン政権以来続いているんだよね。逆に経済成長に重点を置く民主党の
中道派の方が財政赤字が経済成長に与える悪影響を懸念して均衡財政を目指すように
なったという罠。まあ問題はケリーがクリントン同様の中道派であるかという点だが。

アメリカの財政状態も日本経済に影響してくるんじゃないの?ちゃんとマクロ経済学を
学んだことないから具体的にどうとは言えないけど。

167:名無し三等兵
04/11/12 02:32:30
>>164
経済学んでない奴ってすぐ亀井信者とか言い出すね。
日本が今年どれだけ米国債買ったか知ってる?
もはや円には戻せない紙くずだよ。35兆円。

>まあそもそも米の財政状態自体がどうでも日本にゃ関係無いしな
痛いよ。

168:名無し三等兵
04/11/12 09:06:07
>164
財政出動で景気回復ってまっとうな理論的裏付けのある話じゃないのか?
デフレ脱却しないと構造改革もあったもんじゃないとおもうんだが。

169:名無し三等兵
04/11/12 20:21:24
構造改革で景気回復のほうがデムパ。ありえないし、過去の歴史上ないだろ。

170:俄将軍
04/11/13 17:03:28
>>152
時の自民党総裁によって、在日外国人参政権に関する政策が、左右するのを危
惧するわけですが、内部での反対論が相当激しいというのは心強くもあり。

地方参政権ですが、本邦の場合、実施されると、どのような事態が起りうるか
ということと、「在日外国人」について考えてみたり。

日本国籍を有していても、特定の宗教団体信徒などが、ある地域に集中した場
合、その影響というのもあるはずですが、法律上は。

>>153
>次回以降まねするかもしれませんが(w.

真似した場合、手法として、どのように取入れるのか、次回の選挙は、大変興
味深いですな。

171:名無し三等兵
04/11/13 23:26:47
>>167
米国債があかんならどう資金運用したら正解なのかおしえてくれ。
利率や信頼性を考えたらあれよりいい運用方法はまずないぞ。

172:政治学者の卵
04/11/14 07:53:43
>>167&171
米国債→売却して米ドルと交換→通貨市場で売却して円を購入 で普通に円に戻せるよ.
別に紙クズじゃないし,日本国内で運用するよりもよっぽど利子が高いだろう.

日本の民間部門(主に金融機関)が米国債を大量に購入するのは,日本国内に適当な投資先がない以上
(資金需要はもちろんあるんだけど,リスクの問題がね),投資先として魅力的だからだろう.
なにしろ国内の不安定な企業に貸すよりもはるかに安全だし,日本国債よりも利子が高いし.

173:政治学者の卵
04/11/14 07:54:20
あと日本政府が大量に購入するのは為替介入の結果,ということも忘れちゃならない.
橋本じゃないけど,売ろうと思ったら(政治的なリスクはともかく)売ることは可能だ.
でもその結果1ドル90円を切ったりしたら,輸出企業が大変な目にあう.

財務省当局のやってることってこんなかんじでしょ.
1.やべ.円が上がってきちゃったよ.為替市場でドル買って,円安に誘導しなきゃ.
2.おーし.円高傾向をとめたぞ.でも手持ちのこの大量のドルどうしよ.
3.不動産なんかに投資するのもリスクが怖いし,そんな不安定性の高い投資なんて政府のやるこっちゃないよな.
  まあとりあえず安定な米国債でも買っとくか.

とまあ,こんな感じで結局大量に米国債をもってるわけだ.うちらの政府は.

174:政治学者の卵
04/11/14 08:11:34
>>170
よく在日に参政権を与えると一箇所に集中して住んで勝手に自治区をつくる,とかいう議論が
2chじゃよく見かけますけど,俺はあんまりこれは心配してません.

日本の法律上では地方自治体の権限ってかなり(過剰に?)限定されてるわけで,だれが地方の首長になっても
そんな好き勝手にいろんなことができるようにはできてないんですよ.

せいぜい川崎市みたいな中央への財政依存度が限りない低いところで,
在日外国人を"公の権力の行使"とは関係ない公務員に登用できるのが限界で(厳密な文言は少し違うかもしれません).
だから在日の人口が増えようが何しようが,警察官や消防署員,幹部公務員への採用はできないし,
なにか独自の(在日に有利な)ことをしようとすれば,総務省からの横槍がはいりますし.

あと地元(在日)住民が裁判所に訴えたところで,行政裁判は最高裁まで行くと
必ず中央政府が勝つようになってますし(それはそれで問題がありますが(w)

どちらかといえば,オームじゃないですけど政府や法律とは関係のないコミューンみたいなところで
勝手なことをされるのが問題なんじゃないか,ていうのが個人的な感想ですね.

175:名無し三等兵
04/11/14 18:45:06
>>174
朝鮮人の要求はエスカレートしますし
それを支援し焚き付ける朝日みたいな連中は多いですから・・・

地方自治拡大されると、今まで通りの通達が通るか疑問だし。

176:俄将軍
04/11/14 20:52:11
>>174
本邦の場合、日本国、日本人と折合いのつけられない在日外国人など、普通に
連想できるわけで、国柄も違うのですから、他国と同様というわけにもいか
ないのではないかと。

行政裁判の結末に関わらず、地方参政権など与えてはいけないのでは。

北朝鮮が崩壊した場合、本国への帰還事業など、地方参政権よりも優先して
考えねばならないことなどあるのではなかろうか、などと。

>政府や法律とは関係のないコミューンみたいなところで勝手なこと

何をしているかにもよりますが、本来、破防法を含めて、対処すべきではな
かろうかと。

同化政策というのは、在日外国人によっては、幻想にすぎないような。

177:名無し三等兵
04/11/15 05:56:36
>>175
通達のような行政的統制が難しくなれば、
単に立法的統制(政省令の活用、
法律への規定のビルトイン)を今日化すりゃいいってだけ。

178:俄将軍
04/11/15 22:52:36
人権や、信教の自由の名の下に放置されてきた、在日外国人、カルト信徒など
の取り締り強化が、なされるべきではなかろうか、などと。

北朝鮮、仮に反北朝鮮側であっても、政官財、ヤクザで抜差しならぬ関係に
なっているものなど、本末転倒して日本国の不利益になっているものもい
るのではないだろうか、などと思うわけですが。

179:名無し三等兵
04/11/16 15:32:52 s52Wiqd/
参政権なんてもらってすぐ有効活用できるものでもないし、それよりパチンコや送金を規制した方がよほど打撃になる

といってもそんな政策打てるわけないんだけどね。
結局共存してるんだよ。

180:179
04/11/16 15:41:46 s52Wiqd/
あと、自治区やるんなら在日にとっては打撃だよ。
儲かってる自治区なんてものが世界的に見てあるかね?

浸透して稼いでる今の方が余程よい。
その状況下なら参政権があっても地方議員を出せる程度で、政治的影響力はどうってことない。

181:俄将軍
04/11/16 18:08:49
>>179
パチンコや送金の規制と、在日外国人参政権を、バーターで行う必要もなく、
日本人で共存している方々もいらっしゃるでしょうが、一般的な日本人に
は当てはまらないのではなかろうかと。

>>180
自治区も何も、北朝鮮が消失すれば、日本国をあげて、帰還事業の実施に全力
を注ぐべきではなかろうかと。

北朝鮮への送金、工作活動への従事など、日本国への敵対行為と変らないわ
けですから、本来、浸透して稼いでいる現状など容認されるべきものでは
なく、不良外人というのは、本国送還がなされるべきであり。

182:名無し三等兵
04/11/16 18:48:45
>>144
超亀レスだけど、女性は仕事と育児の両立で困ってるんですよね?
なら、「全企業に大幅な育児休暇・長期休暇を義務付ける」というのは
どうでしょう?昨年あたりから、企業への減税を行っているという
ニュースをよく見るのですが、この企業への減税の条件として長期休暇
の義務化をさせると結構良さそうな感じが。また企業そのものにも
育児施設の設立を義務付けるという策もあります。育児施設によって
新しい雇用の場も出来るわけですし。

183:名無し三等兵
04/11/16 23:26:18
>>182
「育児休暇」と「長期休暇」取っている人間にも給料払わねばならない
んだがな。減税で帰る金よりも、人件費の方が必要経費として遥かに
高い、という事は「イロハのイ」であるわけだが。
「育児施設」に雇う人間の育児は一体誰がするのだ?

184:名無し三等兵
04/11/16 23:29:13
>>183
国にせよ、民間企業にせよ、もはや何をやるにも金がないんだよなぁ。
会社運営の保育園が職場の隣にあるアメリカの企業って一体何者よ?

185:名無し三等兵
04/11/16 23:37:39
>>184
それはおそらくアメリカ企業のほんのほんの一部に過ぎないだろうね。
バブル状態でいくらでも資金が運用できる会社の話だろう。
アメリカはいわゆる「勝ち組」と「負け組」の差がものすごいからな。
儲かってる企業だけ見れば、日本も当然真似したくなるものだ。

186:政治学者の卵
04/11/17 03:03:31
>>182
産休ならともかく育児休暇は通常無給でしょ.単に休業による不利な条件
(降格,昇進コースからの除外等)無しに職場復帰できるってだけで.

あと「育児施設」に雇う人間が幼児持ちとは限らないし,いたとしても
通常「育児施設」でも幼児一人に対して保母さんひとり,という贅沢なことはしないから
当然「育児」に必要な人員が減少,効率化(この言い方嫌だが)されるわけだ.

>>182
企業への育児休暇義務付けにはひとつ問題があって,おそらく企業が現在以上に
女性を採用しなくなるだろうし(なんやかやで言い訳して),また結婚出産に伴う
(暗黙の)退職勧告がより厳しくなるだろうな.

187:名無し三等兵
04/11/17 04:32:54
要するに女が働きやすくて教育費が安いのが出生率の決め手なら、

まあ、性別と年齢での差別は厳罰で一律禁止。
育児理由での退職は2-3年間は補助金出す。
シングルマザーに対して公的育児介護をする。

教育費が高いのは・・
公的な教育ローン作って働き出したら返済

もう少し方法があるだろうが、まあ、大きな戦争やって人口減らせば
もう一度ベビーブームがくるのだろうか。

188:名無し三等兵
04/11/17 06:05:31
政治だよ政治
政治家なんてホモばっかしさ

189:名無し三等兵
04/11/17 08:59:18
>>186
直接は無給だが、間接的には他の人間が欠員を埋める(=担当業務
が増える)形で支出しているんだな。
育休の穴埋めに人を雇えば、労務費が増加する訳だし。

190:政治学者の卵
04/11/17 11:24:34
>>189
労務費は増えても,給料を支払うわけじゃない.
>>「育児休暇」と「長期休暇」取っている人間にも給料払わねばならないんだがな。
は間違い,ということに変わりは無いでしょ。

ちなみに戦後にベビーブームがあるのは,戦時中に徴兵等で結婚できなかった適齢期の男子が
戦後軒並み結婚するからであって,戦争のせいで長期的に出生率が上がっているわけではない,と思うぞ.
実際,西欧諸国でも1930年代後半から1940年代前半生まれの世代は数が少ないそうだし,
これが1960年代の労働人口不足の一因ともなっている.




191:名無し三等兵
04/11/17 21:50:04
★集団的自衛権の行使容認、自民が憲法改正大綱原案

 自民党憲法調査会(保岡興治会長)がまとめた憲法改正大綱の原案が16日、
明らかになった。
 安全保障では、「自衛軍」を設置し、集団的自衛権の行使や国際貢献活動における
武力行使を認めているのが特徴だ。天皇制に関しては、天皇を元首と位置付け、
現在は認められていない女性天皇を容認している。新しい人権として、肖像権や
知る権利などを追加した。
 主要政党の中で、憲法改正の包括的な案をまとめたのは今回の自民党が初めて。
同党はさらに議論を進め、来年11月に憲法改正草案を決定する方針で、与野党の
改憲論議は加速しそうだ。
 大綱の原案は、今年1月に始まった同調査会の論議を基に、調査会幹部がまとめた。
前文のたたき台となる「基本的考え方」のほか、「総則」から「改正」まで9章からなる。
 現憲法にはない総則では、憲法の3原則として、国民主権と基本的人権の尊重、
「積極的に国際平和の実現に寄与する」とした「新たな平和主義」を明記した。
さらに「国旗は日章旗、国歌は君が代とする」との内容を盛り込んだ。
 憲法9条に代わり、「平和主義」の章で、戦争放棄と非核3原則を盛り込み、
「国家緊急事態及び自衛軍」で、具体的に〈1〉個別的、集団的自衛権を行使するための
必要最小限度の戦力を保持する自衛軍を設置する〈2〉自衛軍は、国際貢献のため、
武力行使を伴う活動をも任務とする―と定めている。
 天皇については、「日本国の元首」と明記し、「皇位は、世襲のものであって、
男女を問わずに皇統に属する者がこれを継承する」としている。

讀賣新聞 11/17 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

【政治】集団的自衛権の行使容認、自民党憲法調査会が憲法改正大綱原案
スレリンク(newsplus板)

192:俄将軍
04/11/18 08:08:19
北朝鮮と、関係のある方々だけでなく、韓国と、不適切な関係のある方々とい
うのも、状況によっては、自身に火がつきそうな情勢になってきたような。

以前、北朝鮮を解放した場合、アウシュビッツ解放同様のインパクトを与える
であろうから、イラクで失墜した米国の正義の回復にも、一役かうのではな
かろうか、などと米国の北朝鮮攻撃を切望する書込みなどしたこともあり
ましたが、韓国の核疑惑といい、六カ国協議の落しどころは、何処に。

193:名無し三等兵
04/11/18 16:38:51
まあ、あの半島の悲劇はだれも大きな変化を望んでいないということで。
拉致問題も食糧援助と引き換えで少しづつしか進まないでしょうし。

とにかく北に変化がない限り、将軍様が死ぬまであの体制が続くという
可能性も考えておくべきではと思うのです。

194:俄将軍
04/11/18 21:20:36
>>193
北朝鮮の核開発問題を、米国が、いかように解決するつもりでいるのか、北朝
鮮が、どこまで妥協してくるかにつきるのではないかと。

北朝鮮の核問題と、拉致問題を、切離して解決できるのか、出来ないのであれ
ば、何時まで、米国は、現状を容認するのかということに。

六カ国協議の枠組で、北朝鮮が強硬路線を貫くのであれば、安保理という流れ
になるような。

南部人のブッシュ大統領は、北朝鮮攻撃を躊躇わないのではなかろうかと。

195:俄将軍
04/11/18 21:29:09
>>193-194
周辺諸国が、現状維持を望んだとしても、核問題といい、拉致問題といい、北
朝鮮次第でありますから。

日朝友好条約締結に関して、小泉首相の思惑が何処にあるかを問わず、六カ国
協議の枠組で、北朝鮮の核問題に進展がないのであれば、自動的に行着くと
ころまでいくのではないかと。

もしくは、日本、韓国が、途方もない負担を引受けることになるかもしれま
せんが、一時的なものでしかないような。

196:名無し三等兵
04/11/18 23:31:39
>>194-195 どうも、193です。
核も拉致も全ては中国次第だと思います。もちろん、これは北の体力の源泉が
中国という前提です。(北が中国の援助が大幅に減っても韓国などからの援助
でやっていけるのなら、貴説もありうるでしょう。)

6カ国協議でいきつくところまでいく、というのは事前に中国が北の体制変更にOK
を出さない限りはないのでは?この諒解がないかぎり、安保理も中国が反対でしょう。

では、米国ですが現状がどれだけ危険な状況と見ているかです。北が核を拡散させず、
開発も中断して六カ国協議にて「協議中」を続けるというのはある意味安定した状態で
はないでしょうか?

中国が北をあのままでは保持しきれないと判断する大きなデメリットが発生するか、ある
いは「なにか」が北自身を変えないかぎり、「会議は踊る、されど進まず」なのではないか
と。

197:俄将軍
04/11/19 07:13:01
>>196
中国と北朝鮮の三文芝居、中国による北朝鮮の高値売り、中国による現北朝鮮
政権の転覆、時間稼ぎ、何れにしても、米国が、何時まで、六カ国協議での
「協議中」を容認するかということに。

極東アジアだけでも、北京オリンピック、中国バブル、台湾問題など考えてみ
ると、何時までも「協議中」というわけにもいかないのではないかと。

北朝鮮の妥協が示されず、六カ国協議で行着くところまでいった場合、中国
が安保理で反対するリスク以上の利益を、北朝鮮の現体制の存続では得ら
れないのではなかろうかと思う次第。

北朝鮮内部で、政変が起きるにせよ、北朝鮮の対日工作が、中国に受継がれる
ような事態が生起するよりは、個人的には、ハードクラッシュを希望するわ
けですが。

198:俄将軍
04/11/19 07:52:16
北方領土、中国バブル、北朝鮮支援など、日本国に全て清算を任されるという
事態というのは、悪夢以外のなにものでもないはずでありますが、ブラック
メールの類で、日本国民に負担を強いる政策を受入れるということもある
のか。

日本国の外国人受入れによって、経済問題の先送りをはかるというのは、その
後の負の面を考えただけでも、常軌を逸しているといってよいような。

199:名無し三等兵
04/11/20 00:10:17
>>197-198  193です。
中国にとっては北京オリンピック、自国市場のバブルがある現在、これをわざわざ危
険にさらしてまで北朝鮮問題を解決しようとする動機がないでしょう。逆にこれらが終
わった時こそ、台湾・北朝鮮問題をクローズアップしてもおかしくないでしょう。
それまでは六カ国協議では良き仲介者を装いつつ、時間稼ぎしたいのではないでしょ
うか。

米国は今、北朝鮮を六カ国協議で「封じこめ」していると考えているのではないかと思い
ます。逆に、米国がなぜ六カ国協議をどしどし進めて北朝鮮をさっさと崩壊させないのか
ですが、これは日本と韓国の消極的姿勢のためでしょう。

日韓の負担と支援なしに米国のみで事態を打開するのが非現実的なら、米国も六カ国
協議の急速な進展は望まないでしょう。(イラクを経験中の今ならなおさら)案外、米国も
時間がほしいのでは?と勘繰ってしまいます。

負担と支援できるのは日本と韓国ですが、韓国は太陽政策で問題の先送りしか考えて
いないように見うけられます。

さて日本ですが、以前箱根でブレアが小泉首相に北朝鮮問題について、「イギリスは日
本を支持する。では日本はどうしたいのか?」と問われて、無言だったと聞きます。

拉致も核も中国次第ですが、その中国にせまることができるのは日本が腹をくくって覚
悟を決めた時でしょう。(韓国は反対しつづけるでしょうが)

200:名無し三等兵
04/11/20 00:41:47
193です。
殖民している日本人がいるわけでもない北方領土は放っておいても問題ないでしょう。今ま
でどうり、四島返還を請求しつづけてるので構わないでしょう。ヘンに物分り良く二島返還で
誤った外交姿勢を示して金をロシアへ払うよりもいいのでは?

中国バブル崩壊は市場の動きですから仕方ありませんが、その時日本人の財産が不当に
接収されないよう、日本政府は動くべきです。(されたら謝罪と賠償請求だw)
それと、バブル崩壊をネタに中国にODAねだりされるのは勘弁です。

経済的には中国=安い工場でしかなく、日本が中国へ輸出しているものは結局は日本へ
輸入されると聞きます。これが正しいなら日本へさほどの影響はないはずですので、この
へんを解説してくれる人に詳細を聞きたいのですが。

半島支援は覚悟するべきでしょう。今までが幸運すぎたのではないでしょうか。
幕末の攘夷論は薩英戦争、馬関戦争で倒幕論となりました。戦後日本の場合、国民の多数
が直接的な脅威を感じる環境になかったため、9条をめぐる神学論争にふけることができまし
た。近年の事件で少しづつ環境が変わりつつありますが、なかには脅迫状をつきつけられた
ように感じる人もいるのでは。

201:俄将軍
04/11/20 08:03:19
>>199
中国に北朝鮮問題を解決する動機がなくとも、米国にあるのであれば、中国も
自給自足の時代ではなく、現時点では、米中の力関係で決定するのでは。

六カ国協議が、北朝鮮の「封じ込め」で、北朝鮮の政権交代、暴発、実質的な
無条件降伏を謀っているとしても、時間的制約は変らないのではないかと。

北朝鮮への強硬策で、矢面に立たされるのは、韓国ではありますが、日本の
場合、北朝鮮崩壊では、洒落にならない方々が、日本国民に負担を押しつ
けるような解決策を、などと邪推してみたり。

202:俄将軍
04/11/20 08:06:24
>>200
北方領土問題の解決というのは、中国包囲網のロシアと日本の関係改善とい
う要素もないわけではなく、本来、日本の国家戦略に関わっているはずで
ありますが、どうなっているのか。

中国バブル崩壊をネタに対中ODA要求どころか、中国バブル崩壊前に、日本
へ投資を呼びかけかねない恐ろしさと、中国進出に社運を賭けた日本企業の
運命も、悲喜交々ありそうな。

半島支援も額次第ですが、機会と捉えている企業はともかく、今までが幸運す
ぎたとの言には、同意。

9条も、自衛隊も、GHQ統治下、米国の都合による無茶苦茶な過程もあり、
神学論争自体の意義はともかく、国防論議は好ましいのですが、筋の悪い
海外派兵だけは。

203:名無し三等兵
04/11/20 10:18:01
>>201>>202  193です。
究極的には米中の力関係で決定するでしょうが、その時の米の力というのは日本の
支援を含んだ上でのものでしょう。

北朝鮮にとって、核ミサイルを実際使用して政治的効果が一番高い相手は日本だと
思います。核拡散さえなければ、本来問題解決に熱心であるべきは日本ではないでし
ょうか。TVの刑事みたいに米=脅し役、日=すかし役で役割分担しているかもしれま
せんが。

時間的制約についてですが、拙説が米は急ぐ必要がかならずしもないとしたのはイラ
クで戦争終了後もずっとゴタゴタが続くのを見てです。米にとって次の大規模な軍事行
動は結構ハードルが高くなってしまったのではと思うからです。

半島支援・・中国はアフリカあたりで金ばら撒かずに少しは(北朝鮮の)宗主国らし
く金出せよと言いたいですね。日本の負担がどうなるかはわかりませんが、せめて
支援物資にでっかく日の丸は入れてほしいところです.

北方領土で変な前例作ると、中国が彼らに都合の良いようにそれを援用したがるので
はないかと思ったりします。

204:政治学者の卵
04/11/20 11:13:23
>>193
中国は現在のところ北朝鮮に対して相当支援しているはずです.宗主国としての
役割程度は十分援助を送っているかと(w.

北朝鮮体制が崩壊した場合には大量の難民が国境を越えて流入してくることを防ぐためには
やはり相当の支援を行なわれざるを得ないでしょう.日本の場合は海の向こうのことですが
中国にとっては陸続きですんで,難民抱え込みよりはましと考えることでしょう.
あとは支援により統一朝鮮(韓国)政府を抱き込む必要もあります.政治的に統一朝鮮は
国境を接する中国を現在以上に意識する必要がありますが,これは中国政府にとっても
友好的な関係を保ちたい相手のひとつでしょう.

205:俄将軍
04/11/20 19:27:21
>>204
北朝鮮の核拡散阻止、核放棄がなされないのであれば、日本も、米国の意向に
逆らえないような。

日本が読違えたのか、北朝鮮が空気を読めていないのかは、不明ですが、拉致
問題が解決しないのであれば、日本政府も。

米国の軍事行動ですが、北朝鮮空爆後、暴発、クーデター、実質的な無条件降
伏でも、選択はご自由にということろではなかろうかと。

半島支援も、難民阻止の食料支援程度に留め、統一朝鮮になるのであれば、竹
島問題解決と絡めたりというところでしょうか。

北方領土問題は、財務省案提示などみるに、何がどうなっているのか、理解し
がたいものがあり、御指摘のように、変な前例を作るわけにはいかないので
すが、日露関係、日中関係だけでなく、日米関係も含め判断ということに。

206:俄将軍
04/11/20 19:40:10
>>205 は、>>203 の193氏宛てであります。

>>204
北朝鮮も、中国の意向に、どこまで従うつもりなのか不明でありますが、中国
の考える落しどころと、実質的な無条件降伏の差異について考えてみたり。

統一朝鮮の取込みをはかるにせよ、復興資金の負担が予想される日本は、米国
と、竹島問題の解決を協議していてもよさそうなものです。

日本が、周辺諸国と、領土問題を抱えていたほうが、米国には、都合がよい
という考えもあるかもしれませんが。

207:俄将軍
04/11/21 08:50:19
北方領土返還に関して、ロシア案は、お話にならないという立場であります
が、今になって、このようなトンデモ案が、ロシア側から提案されている
ことは、政府の失政としてもよいような。

ロシアも、一時の経済不況は脱しつつあるとはいえ、中国、NATO、チェ
チェン等々、問題が山積していることには変わりないわけで。

208:名無し三等兵
04/11/21 13:03:21
>>204
苺の固定のHNパクるのやめれ。

209:名無し三等兵
04/11/21 20:57:34
中国が北韓へ侵攻してくれないかなあ…

210:政治学者の卵
04/11/22 03:43:15
証明は不可能だが,本人なんだよ.書いてるネタも結構かぶってるでしょ.
というか,俺が苺に書き込んでたのって一年以上前だけど,よく覚えてるね.

211:政治学者の卵
04/11/22 04:02:05
210は208宛てね.あと当時は卵の後に?がついていたな.
書き込みを読み直してみたが,当時は若かったなし暇だったな(w.


212:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/22 09:49:52
 チリが、あからさまにブッシュの顔をつぶしに出たみたいだけど、OASから抜けるつもりなのかなぁ。
 つうかヨーロッパのブタどもが手を突っ込んできてたりしそうな気もするけれど。

213:名無し学徒兵
04/11/22 15:39:17
海の人氏>

>>111-117では長文かつ丁寧な論評を頂いたのに返事できなくてすみませんでした(_人_)
暫くの間2chは覗けても書き込みが出来ない生活が続いていたもので。
こちらの返答については・・・当面の間お待ち下さいということで OTL スイマセン

>>212について。
個人的には2期目のブッシュ政権の行方についてかなり悲観的に見ているんだけど、
一方で海の人氏が「ヨーロッパのブタども」と呼びたい気持ちもよく分かるんだよなあ。
シラクの機会主義的外交やシュレーダー・サパテーロ辺りのポーズとしての反米、
盧武鉉の親北ベッタリの態度なんかを見るにつけ、ブッシュの再選によって
「ざまーみろ、これ以上お前らを増長させてたまるか」なんて感情が自分の中で
ふつふつと湧き上がってしまったんだよね。ブッシュは評価できないけど
反米・反ブッシュの指導者はもっと気に食わないとでも言うべきか。

まあ飽くまでも自分の感情論でしかない訳で、早く米欧間の仲を修復してもらわないと
大陸欧州が中国と結託するという悪夢の構図が日本を待ち受けている訳ですが・・・。

214:名無し三等兵
04/11/22 15:47:59
>>213
結託と言っても、中国はロシア以上に巨大な人口を持っていますからね、消費も莫大。
消費地としてだけの期待で進むでしょうか?

わたしは、ローマ以後の世界が海の人が言うほど早くくるとは思っていません。
しかし、中国はゲルマン諸民族に見えてしまう…

215:俄将軍
04/11/22 19:14:19
>>212
チリというのが、晩餐会のことであれば、突発的なものだったのかもしれず。

時期が、時期だけに、俄陰謀論者としては、妄想が膨らむわけですが。

イラク戦争は、正気の沙汰ではないと思っているにもかかわらず、最近は、
「Go! George,Gooooo!」となりかけている自分が。

>>213
難民としての民族大移動というのは、洒落にならないわけですが。

216:さいたま右 ◆3vvI.YsCT2
04/11/22 19:33:07
>>212 [( ゚∀゚)<日、中のバックでしょう。無論、日の意図では在りませぬが、まあ、結果論的に
(ホープ・ソウですが。)。小泉の日・中南米新パートナーシップ構想の余波ですな。5年以内に中央
亜細亜でも似た様な事が起きる悪寒(ぉ。
 後、この件と関係在りませぬが、小官は、在日の選挙権は賛成でも反対でもありませぬ。

217:名無し三等兵
04/11/22 22:15:28
193です。次々とコテハンの方の登場でビビりまくっています。
>>204
半島支援は「金正日体制後」のつもりでした。歴史が繰り返すなら、朝鮮半島と中国
が伝統的な関係に戻るのは至極当然の予想でしょう。陸奥宗光ではないですが、半
島の中立化や日本の勢力圏下へ置こうとするのはちと、無理に思えます。と、残るは
是々非々でつきあうしかないのではと。

>>205
・米がどこまで現状に満足できるとかんがえているか
・米がどこまで自国のみを頼りに行動できると考えているか
拙説は慎重論をとっていますが、ブッシュ政権がイラク問題から何を
「一番」教訓として次に生かすかで分かれ道となるのでしょう。その
理論が半島問題でも応用されると。

竹島問題も含めてですが、米が日本とどう付き合っていくつもりか、そしてそれにどう応
えるがポイントなのだと思います。竹島に限って言えば、日本が国内取りまとめて紛争も
辞さなければ取り返せますし、米は静観するだけでしょう。日本を取り巻く問題の多くが
腰の定まらない日本の姿勢ではないでしょうか。

米にしてみたら、「9条とやらはそちらの事情。いい加減、自分の周りのことはまず、自分
で面倒みてね。ウチもお金ないし。ヤバくなったらもちろん助けるけど」ではないかと。日
本は心の準備をしておくべき、と思います。

>215-216
中南米との関係強化というのは中国の代替としてですかね。安い工場としての中南米なら
米とも利害一致するし。

218:名無し三等兵
04/11/22 22:28:13
>>215
l∀゚)ノシ
閣下も小ブッシュタンファンクラブ、どうですか?

219:さいたま右 ◆3vvI.YsCT2
04/11/22 22:41:24
>>217 [( ゚∀゚)<日本にとっては中国の代わり確保と言う死活線。又、日中両国にとっては
鉱山資源やマーケット等の争奪戦です(BRICSの中にブラジルが入っている事の重要性を忘れる
わけには、いきませぬし。)。OPECにとっては、NAFTAと亜細亜(ASEANと極東亜細亜圏。)と
中南米の相互門戸開放の試金石になるでしょうな。
 因みに、半島に関しては森ドクトリンならと言う、悔恨が在りますが・・・。

220:名無し三等兵
04/11/22 23:01:13
>>219 193です。
そういえば、昔台湾が外交関係で結構活動したり、台湾からの移民がいたりしたような
記憶が。フジモリなんてのも日本は持っていたりしますね。

221:さいたま右 ◆3vvI.YsCT2
04/11/22 23:25:51
>>220 [( ゚∀゚)<台湾が外交関係を持つ国は合計26ヵ国中、13ヵ国が中南米。しかも、
台湾が拡大を模索していると言う噂も在り。中国の中の人も切り崩しで大変ですな(只、俄然
主戦場がOPECになる為、このような努力自体が、中国に台湾と同席しなければいけないと
言うジレンマも在る訳ですな。まあ、精精苦しんで下さい。)。
 ASEANに置いては、日比FTAの成功により、中-ASEAN・FTAの約束によってく打撃を受けた
日本の巻き返しが成功。第二戦線の南米も地の利は日本。その上、小泉が手を打ちましたので
中国サイドはきついでしょう。事、最近の外交面になると中は後手後手ですな(まあ、第三予定地
の中央亜細亜は中にくれてやる予定ですが。所詮、予定通り。依然、日本外交は半島と中東以外
は堅調ですな。)。

222:名無し三等兵
04/11/23 02:11:51
>>213
シラクの次は対米協調派のサルコジだし、
(シラクがプッシュしてたヤシは汚職で沈没w)
シュレーダー政権は、どうあがいても次の選挙で惨敗必至。

ノもあそこまで酷いと、さすがに国民が気づくだろ…

223:俄将軍
04/11/23 08:04:23
雑談スレッド200の政治談義が興味深く、こちらに張ってみたり。

雑談スレ200の>489
中国共産党政権崩壊後、新政権が共産党批判の為に、日中戦争前後の共産党の
謀略など、明らかにすることによって、反日政策の見直しがなされ、その際、
日本側の怪しい方々も、中国共産党の中の人と一緒に、などと妄想してみ
たり。

共産党以上の反日的傾向になると、なにがなんだかなわけですが。

雑談スレ200の>495
戦前の立憲政友会と民政党も、官僚を巻込んでの政策論争に関しては、酷いも
のではなかったのかと思うわけですが、大政翼賛会で誤った方向に邁進して
いったことを考えると、戦後の官僚というのも。

224:俄将軍
04/11/23 08:16:36
>>217
イラクと異なり、韓国軍がありますから、北朝鮮空爆後、北朝鮮の選択次第で
はありますが、韓国現政権の意向に関わらず、介入せざるをえなくなるので
はなかろうかなどとと。

>>218
後に、押入から、半被や団扇がでてくるのは、気恥ずかしいものがありそうで
すから、テレビの前で、北朝鮮空爆など、祈祷する程度に。


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