【軍事独裁】軍ヲタが政治を語るスレ【選挙に予算】at ARMY
【軍事独裁】軍ヲタが政治を語るスレ【選挙に予算】 - 暇つぶし2ch350:俄将軍
04/12/20 21:11:46
>>349
行財政改革、構造改革がなされないのであれば、弱インフレ政策をとろうとし
ても、高齢化社会によって、インフレが抑えられなくなるのではなかろうかと。

351:名無し三等兵
04/12/21 01:23:43
>>346
いあ、自分は数年米に居ただけですが、別方面からも同意見あるとは知らなんだです。
政治側からマスコミ側をいじるというのもおかしく聞こえますが、寡占業界は自らの腐敗
で衰退していくでしょう。(米業界と似ているなー)

場違いながらも述べさせて頂くと、資本主義は合計(GDP)だけでみれば米式でやるの
が一番なんでしょね。日本の場合は欧州方式よりも米方式へ軸足写しつつあるんでしょ。
もともと日本は外貨持田氏制限なんてのがあったくらい、別方式でした。


盛んなる軍備は経済を疲労させると言われていますが、米にかぎってはそうは見えま
せんね。対GDP5%ぐらいでしたっけ?世界経済で第二位、約14%もの地位を占めている国
が世界の安全保障に責任を持たないかのような振る舞いはヒンシュクものですね。

352:俄将軍
04/12/21 06:31:45
>>346
スレリンク(army板:286-294番)

URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
>米大統領選:
>「宗教右派」法律家育成 価値観代弁、目指し

上記の速報&雑談スレッドから、転載。

>>351
米国の貧富の格差などみると、米式というのもお、生理的に受け付けないので
すが、日本式というのが、自浄作用を有さないのであれば、どうにもならな
いのかもしれず。

日本にとって、「世界平和」により、軍事力が、大きな力意味を持たない国際
社会が、望ましいとしても、如何にして実現するかという段になると、中の
人にとっては、日本核武装論よりも、リアリティーに欠けているわけです
が、軍備が経済を疲労させるかどうかは、一国内での経済と、多国間関
係とでは、異なるのではなかろうか、などと思ってみたり。

世界の安全保障に責任を持つにせよ、米国に都合のよいだけの軍拡で、あって
はならないのではなかろうか、などと。

353:名無し三等兵
04/12/22 14:05:01
上げるよ。

354:名無し三等兵
04/12/22 15:01:15
俄将軍は典型的な政経アリアドネン
軍ヲタ(というよりこの国の広義の保守派全般)にはこの手合いが多くてうんざりする。
つか軍板住人じたい、あまり知的水準高くないね。
衒学趣味的で知識の偏った文字通りオタクな予備校生や専門学校生の臭いがプンプンする。
おそらく大学でアカデミックな訓練を受けた層は少ないんじゃないか。

355:名無し三等兵
04/12/22 15:49:30
>354
つーか
軍オタにウンザリするなら・・・・・

ここから
で て い け !

356:さいたま右 ◆3vvI.YsCT2
04/12/22 16:42:29
>>354 此処に学識を求めなさるな(苦笑。此処は雑学の吹き溜まりであって、
それ以上でもそれ以下でも御座いません。それが退屈なら、来ない方が良いかと
(煽りではなく、アドバイスです。)。

  ∧__∧
  ( ´_ゝ`)      ∧_∧  
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/( ´_>`) ・・・知識も知能も無い癖にその物言いとは、流石兄者。
旦 \/___/、/   ヽ 法螺だけで数十年生きているだけは在るな。
\       旦⊂ニ_ノ
\\____|\____ヽ /
  \||____.|  |====B=|  
    ||.     | \|___l__◎..| \
          | '| ̄ ̄ ̄ ̄|
        \|____|~

357:俄将軍
04/12/22 17:38:07
>>354
日本国は、アカデミックに、動いていないのではなかろうか、ということで。

バブルまでの過程と、対策に関して、読めば読むほど、理解に苦しむという。

358:名無し三等兵
04/12/22 17:54:36
>>354
いっそ高等教育修了者だけしか書き込んではいけないスレでも作るか?(w
まあここは大学院生が来ている分だけ他のスレより水準は高いと思うが。

>軍ヲタ(というよりこの国の広義の保守派全般)にはこの手合いが多くてうんざりする。
>おそらく大学でアカデミックな訓練を受けた層は少ないんじゃないか。

まあこれには同意。現行ではなく過去の民主平和論スレとかを見てると
国際関係論の入門書でも読めよと言いたくなるレスが多かったしな。

359:名無し三等兵
04/12/22 18:44:54
>358

だったら
アカデミックな訓練を受けた人間だけで作ったBBSでも行くしかないんじゃない?
2chで作って書込み禁止の立て札書いても荒れるだけだぞw   

360:名無し三等兵
04/12/22 19:11:56
>>359
っていうか、「アカデミック」でないと判断した人間を
そう言う表現でしか表せないのが「アカデミック」な人間の限界だと
思うな。いつまで経っても社会的少数者から抜け出す事が出来ない。
(或いは「自己評価と客観評価とを第三者的に評価する事が出来ない)

此処のスレでも政治学者の卵氏が述べていたアメリカンリベラルにも
通ずる弊害じゃないだろうか?

361:名無し三等兵
04/12/22 19:55:11
>>359
もちろん>>358の前段は冗談だよ。>>354を軽く揶揄しただけ。
ただ後段にもあるように最近の軍事板にそういう悪しき傾向は感じている。
昔から玉石混交だったとは思うけど玉が減って石の率が増えた気がするし。
玉は玉で昔は群を抜いて博識な人とかいたけど最近じゃ大分見かけなくなったような。

>>360
アカデミズムの側の弊害は俺も感じるよ。>>358の逆で、軍事センスの欠けた
日本の一部の国際関係論研究者を見ているとアカデミズムの限界を感じるし。
ただね、2chで見受けられる「学者はバカだ」「学問は当てにならない」的な
風潮はそれはそれでどうかと思うんよ。(あと政経アリアドネ主義もね。)
大学人が「大衆は馬鹿だ」と軽蔑した態度を取り続け、2chを筆頭としたネットの
住人層も反知性主義的な言動を続けるようではいつまで経っても日本の知的議論の
水準は上がらないと思う。(一番いいのは両者がオーバーラップすることだが。)

362:360
04/12/22 22:01:39
>>361
反知性主義によっては「議論の水準は上がらない」と言うのには
胴衣だな。確かにアフォの大学人が多いのは事実なんだが、多い≠全て
である訳だし、自分の知識に限界がある事を弁えていれば、少なくとも
どんな意見も一度咀嚼してみる必要位は感じると思うんだが、どっかの
国でよく見かけるような挙動の人達が増えてるってのはどう言うもんなん
だかなぁ、とは思う。それこそ「ウソをウソと見分けられない~」ってのと
同じで。

ただ、大学人にもかなり問題が有って、特に気になるのが、さながら戦前
の少壮将校のようなメンタリティをしていると思しき人々が、他者の批判
を受ける事無くそう言う精神土壌を大学内で醸成しているのがいる、って
のは漏れは心配なんだな。
自分の研究を不特定多数の大部分に判り易く伝えるのも立派な知性だ
と漏れは思うんだが。

363:名無し三等兵
04/12/23 00:14:49
>>362
つか、その能力の無い研究者など、役に立たない
>研究分野を不特定多数の大部分に伝える

って言うか、研究者は知っていて当然。学生には知るように努力する義務はある。
そこまでは良いけど、その外にいる人には、伝える努力をする必要がある。
間違った主張を斬って捨てるのは良いけど、棄却の根拠くらいちゃんと書けば良いのに、と思う。

364:名無し三等兵
04/12/23 13:43:29
一般論として研究を大学外に提供していく、というのはわかるけど
学問のタコツボ化が著しいのも問題かと。

国際関係論に限らず最近の(特に北米の)ポリティカル・サイエンスに至ると
「これの何が役に立つの?」的なジャーゴンの積み立てに見えちゃっても
仕方ない感が。

最近冷戦期の論壇政治学が盛んだった頃はある意味幸せだったのかもしれないと思う時がある。

365:俄将軍
04/12/23 21:02:04
政経アリアドネンの二つ名を、獲得してしましました。

インフレで、賃金上昇率が、物価上昇率を追抜くことが、考えにくいという
のは、内外価格差がある業種では、高齢化社会が迫りくるのであれば、何
時までも、維持できないのではなかろうか、などと。

366:名無し三等兵
04/12/24 00:06:42
>>365
気にすることはありません。
俄グループでは、さまざまな二つ名の提供も業務範囲として検討しつつあります。

つか、内外価格差は、資本主義の持つ本質的現象であり、利益を生み出す現象そのものだと思うべきでは?

367:俄将軍
04/12/25 03:00:23
>>366
スレッドによって、さまざまな二つ名を、使い分けるということなのか、単に
勲章が加わるだけなのか、一方的に、二つ名を提供するということなのかは、
不明でありますが、質問不可、返品不可、ノークレーム、ノーサポートの
営業方針には、変更はないということに。

内外価格差は、日本国の国内部門と、輸出部門の間で、生産性の差が、大きす
ぎるのではなかろうか、とのつもりでありましたが、利益を生み出す現象と
いうのは、貿易を意味しているのでしょうか。

産業政策、所得再分配など、日本社会を平等に近づけようとする政治的な要求
があったとしても、現在の福祉政策では、高齢化社会を支えきれないのでは
なかろうか、などと。

368:名無し三等兵
04/12/26 00:59:52
愚痴です

そもそも年金払ってない人間が年金もらってたり
弱者利権がごっそり、リソースもってくのがおかしいんだ
部落問題かかえてるとことかの街がいかに予算配分を
歪められていることか。自分の首を絞めていることになぜ気付かない?
国からお金が貰えることは権利ではなく施しなんだ。やめよとは言わない
本当に苦しい生活をしなければならない人は居る。けれどあくまでも施しなんだ
働いても働いても食っていけないひとにこそ、施しは与えるべき
同和問題なんてクソクラエ

スンマセン・・・


369:俄将軍
04/12/26 18:02:06
>>368
窓口の中の人だとすると、頑張ってくださいとしか、声のかけようがなく。

農業対策が、必要性の疑わしい農業土木だったり、理解不能なことは、多い
わけで、必要なところに、お金は流れているのだろうか、などと思ってみ
たりもするわけですが。

370:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/12/27 20:57:47
 予算審議で制服側の幕ががんばったことに対する、露骨なしっぺ返しが来ましたねぇ。
 まぁ、元々話がうますぎるから眉唾だとは思ってましたが、結局ゲルのバカは自分で言ったことを何一つ最後までやり遂げずに
さっさと逃げだしやがって・・・。

制服組の権限強化見送り 防衛参事官制度を存続
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)


371:俄将軍
04/12/28 01:00:23
>>370
//hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1096297324/255-260
「【さよなら】石破防衛庁長官【ありがとう】 」にも、書込んでみたわけ
ですが、中間報告とはいえ、財務省の意趣返しという面もあるというこ
とに。

内局は、旧内務省系、財務省によって、統制が続いていくとしても、何を目的
として統制をしようとしているのか、単に、面子を潰されたことに対して、
江戸の敵を長崎で、ということなのか。

それにしても、防衛参事官制度の存続というのは、いつまで続けるつもりで
いるのか……。

372:名無し三等兵
04/12/28 17:18:07
>内局における旧内務省系
重箱の隅ですがとっくに壊滅してますよ

内務省警保局出身、60年代防衛行政を牛耳っていた海原治によれば、
戦後内務省が解体したことでいわゆる「内務省系」といえるような結束の
あるグループは海原、久保卓也(戦時入省組)あたりで終焉。
以降は出向で影響力が大きいのは大蔵系のみになったとの由

参事官制度の存続、幕に対する意趣返し、と見るのもどうなんでしょうか。
現状で政策過程も判明してないんですし。

財務省の現状の事務次官-参事官内で、財務出身は防衛局長のみですし、
「財務の意趣返し」も陰謀論の枠内を出ないのでは(防衛局長は確かに重要ポストではありますが)。

しかし「機動的にアドバイスできるように運用面での改善を目指す」
最近機動的、弾力的というのを無為無策の代わりに使うのが流行っている模様

373:名無し三等兵
04/12/29 17:20:15
>>372
>最近機動的、弾力的というのを
「誰も責任取らずに済むよう、穏便に」と言う意味だと思います。

 ところで、国債の殆どは国内の邦銀や個人が引き受けているとか。
 ここは財務省に旧大蔵省かた連綿と続く多大な影響力を発揮して貰い、彼らへの有形無形の「行政指導」で「自主的に債権放棄」して貰うってのはダメデツカ?
 国が「借金チャラ!」と言えば大騒ぎになりますが、債権者が自主的に国債を積み上げてキャンプファイアーをやる分には問題無いと思うんですが。

374:俄将軍
04/12/29 22:59:45
>>372
東京育ちではありますが、海原治氏も、徳島県出身者三人のうちの一人であり、
同期の後藤田正晴氏も、徳島県だったりするわけですが、警察から、佐々淳
行氏も、防衛庁へ出向後、初代内閣安全保障室長に就任したわけですが。

防衛庁プロパーも、背広組は、制服組よりも、他省庁からの出向組に、シンパ
シーなどを有しているのだろうか、防衛庁背広組は、コントロール下にある
のか、などと。

日米安保条約を考えると、外務省も、絡んでくるわけですが、大野防衛庁長官
も、ジュネーブに出向していた時期もあり、人脈形成というのは、如何にし
てなされているのだろうか、などと。

「財務の意趣返し」はともかく、陸上自衛隊の場合、有事立法だけでなく、軍
刑法の整備も、必須なのではなかろうか、などと考えてみたりすると、故梶
山静六氏ではありませんが、有事を考えると、米軍の存在感というのは。

375:俄将軍
04/12/29 23:13:12
>>374
>東京育ちではありますが、海原治氏も、徳島県出身者三人のうちの一人であり、

海原治氏の本籍は、徳島県だと思っていたのですが、記憶に自信がなくなって
きたので、東京育ちのところから、上記の部分は、取消しをば。

>>373
>>最近機動的、弾力的というのを
>「誰も責任取らずに済むよう、穏便に」と言う意味だと思います。

現行の制度を改正しなくとも、上手くやれるので、問題ないということなのか。

国債は、共済年金で、買支えるべきではなかろうか、などと。

376:名無し三等兵
04/12/30 01:07:07
>>374-375
既に訂正されてはおりますが、海原氏の出自は完全に東京都のこと。
下記の氏のオーラルヒストリーにて「人物名鑑などで徳島とされているが、なんでそうなったか分からない」と強調しています。
内務閥(ないし海原スクール)はともかく、徳島=警察閥というのを当人が意識していたかは怪しいものです
(確かに海原・後藤田は個人的には親友のようでしたが)。

佐々氏の場合も官房長ののち、施設庁長官→内閣安全保障室長ですので、
少なくとも当時の防衛庁本流を外されていることはご存知かと思います。
(安全保障室が決して十分な権限を有していなかったのは、佐々氏の回想にあるとおりです)

加えて80年代、次官―局長級人事に警察閥から派遣されているのが佐々氏のみであること、
枢要ポストである事務次官、防衛局長への内務=警察出向者も70年代中盤を最後に途絶えていること
一方で大蔵出向者がそれらのポストを歴任していることから、
内局における警察の影響力は70年代を境に縮小傾向にあると見るほうが適切かと思います。

URLリンク(www.coe-oralhistory.grips.ac.jp)

プロパー云々は、以後回想やオーラルヒストリーの類で判明していくんじゃないかと

377:俄将軍
04/12/30 01:43:21
>>376
主張はともかく、海原氏、後藤田氏の関係は、真偽はともかく、岸元総理、佐
藤元総理の、社会党からの立候補という話などと、結びつけて考えたりもす
るわけで、東軍、西軍に分れた真田家という風に。

大蔵、警察の権力闘争に、敗れたにせよ、防衛庁への影響力というのは、背広
組を通して、制服組を統制しようとしているのか、などと邪推しながらも、
制服組の権限拡大に対して、財務であれ、警察であれ、どう思ってい
るのだろうかなどと。

大蔵省出身者も、警察に出向後、防衛庁にということもあり、防衛政策も、制
服組からの視点というものを、軽視しているのか、などと。

>プロパー云々は、以後回想やオーラルヒストリーの類で判明していくんじゃないかと

戦史叢書もそうですが、検証も同時になされていくべきであり、個人的には、
期待しております。

378:名無し三等兵
04/12/30 02:10:47
流れ切って申し訳ないけれど、卵さん来ませんね。

379:俄将軍
04/12/30 22:53:37
>>378
俄陰謀論、電波系で、大きく流れを切ってしまったからではないか、などと。

380:名無し三等兵
05/01/02 00:08:30
>>379
>俄陰謀論、電波系で、大きく流れを切ってしまったからではないか、などと。
発生源はチミ

381:俄将軍
05/01/02 21:13:48
>>380
客観、主観を問わず、同意せざるをえないわけですが。

382:政治学者の卵
05/01/06 13:38:42
そのうち復帰しますんで,またりとお待ちください.
しばらく多忙orネット環境がよくない場所にいるもので.

383:俄将軍
05/01/06 17:59:03
>>381
了解いたしました。

では、枯木も山の何とやらで、「◆◆最初に読もう!軍事速報&雑談スレ218
◆◆」より、俄オカルト国際政治論など、提唱してみたり。


スレリンク(army板)l50
>776 :名無し三等兵 :05/01/06 15:56:09 ID:???
>最近、大学の学位・卒業論文等で、血液型に関する事書く女子学生が多いそうだな。

>778 :名無し三等兵 :05/01/06 16:17:30 ID:???
>>776
>調査票作って調査でもするんだろうかw

>781 :俄将軍:05/01/06 16:26:53 ID:???
>>776
>血液型で、性格などに差が出るのであれば、血液型分布で、国家、民族にも影
>響がでてくるということになり、血液型国際政治論というジャンルを形成し
>たりもするのか。

>文化、言語などの影響まで、取込んでいき、俄オカルト国際政治論として、旗
>揚してみる。

384:名無し三等兵
05/01/09 01:03:25
俄オカルト云々というより、ただのトンデモですね

385:俄将軍
05/01/10 23:51:37
>>384
トンデモも、信奉する人が多数派になれば、トンデモではなくなるのです。

問題は、トンデモを、如何にして、多数派にするかなのです。

386:名無し三等兵
05/01/11 21:32:40 4TXTyEra
軍板の民主党スレがすっかりネタスレ化してるのでこのスレで真剣議論を希望する。
特に防衛省への格上げ問題で民主党の動向が気になるところ。
西村議員、前原議員ら右の連中は造反してでも賛成しそうだし、何より
岡田代表が自民党出身。有事法制の審議を見ても賛成しそうだ。

387:名無し三等兵
05/01/11 22:15:19
>>386
オカラ発言録でも作ってチェックする事をお奨めする。

>>右の連中
造反?
ありえんね。みんすから出されたら、彼ら選挙に勝てんでしょ?

388:名無し三等兵
05/01/11 23:24:37
>>387
岡田スレや小泉運スレのノリで政治を語りたいんだったら余所に行ってくれ。
政治学者の卵氏みたいな本職並みとは行かなくても、このスレでは出来るだけ
アカデミックに予断と価値判断を排して語りたいんだから。

>>386
西村と前原は一口に「右」と言ってもかなり性質が異なる。旧民社党系と若手現実派だからな。
現在の民主党の趨勢を考えれば賛成で党議拘束をかけて、本会議で旧社会党系が欠席
(さすがに反対票を入れるかどうかは分からん)といったところか。いずれにしても
造反するのは右派ではなく左派の方だよ。安保法制については右派優位の流れだから。

>>387
「造反=離党」ではないんだが。党議拘束に反した本会議での投票行動ごときで
いちいち政党が分裂していたら自民党も民主党も今頃存在していない。
(自民党でもイラク特措法絡みで古賀だの加藤だのが執行部の方針に反してた。)
1つ有り得るとしたら国旗国歌法の時みたいに党議拘束を外して採決に望む可能性だが、
有事法制の時ですら党として賛成したのだからそのシナリオは考えにくい。

389:名無し三等兵
05/01/11 23:28:51
>>387
はい。コレだね。
URLリンク(yasz.hp.infoseek.co.jp)


390:名無し三等兵
05/01/11 23:37:15
>>388
>>386ですがレスサンクス。確かに省への格上げ自体には民主党が反対する
理由がありませんからね。むしろ内閣府の支配から抜け出せるという利点も
あり、消極的ながら賛成に回るという大筋の予測でしょうかね。
あとは数そのものは多くないが根強い自民左派の動きがネックになるか…

391:名無し三等兵
05/01/12 00:12:31
>>386
>>388です。現時点で自分が1つ心配なのは、民主党が何らかの条件闘争を持ち出して
与党側がそれを飲まなかったから反対に回る、というパターン。対テロ特措法の時とかね。
ただ防衛庁の省昇格だと別に条件付けできそうな項目は特になさそうなので、
まあ普通に賛成に回るだろうなあと読んでる。(確たる根拠はないけど。)

>内閣府の支配から抜け出せるという利点
いや、今でも防衛庁は長官を通じて直接首相の指揮監督下にあったはず。あくまで外庁だし。
ちょっと行政法には詳しくないんで自信はないけど、防衛庁設置法とかで定められていたと思う。

>根強い自民左派の動きがネックになるか…
自民左派というより反主流派だろうね。もっとも骨抜きにされてるけど。
せいぜい加藤ほか数名が採決を欠席するのが関の山。

392:名無し三等兵
05/01/12 00:57:01
>>388
予断を廃して彼の考えが語れるか、マジ大いに疑問だが。
何か考えているなら3日前と180度反対の内容を堂々とコメント出来るの
が信じられん。

今や自民党真っ青の組織選挙無しで生き残れない民主党の場合、大
スポンサーたるパトロンの動向を知らずして、配下の議員は投票行動
に移れないだろう。
それこそ、ゲル長官だって地元に帰れば公共事業を引っ張れないと
いけないのと同じで。

393:名無し三等兵
05/01/12 01:13:48
>>392
分析において予断を排すって意味だったんだけど。政治家個人をウオッチするだけの
床屋政談ではなく、政治過程の構造まで踏み入った分析が必要なんでないの?
残念ながら学部レベルの政治学しか齧ったことのない俺の知識では限界があるが。
(だからこそ卵氏のレスは勉強になっている。)

組織選挙云々を言うなら>>97-100の遣り取りのような選挙制度と政党間競争の変化といった
部分まで踏み込まなきゃ全体図が見えてこないし、そもそも民主党に限らず議員行動は
クライアントの意向にどれだけ束縛されるのかという一般的な命題も考えなきゃいけない。
(更に言うなら安保問題における政治的クライアントっているのか?)
「みんす党憎し」だけでは政治の実態は見えてこないと思うんだが。

394:名無し三等兵
05/01/12 18:49:08
前原はタカ派ならぬバカ派

395:名無し三等兵
05/01/12 20:22:24
>>394
そうか?俺は真っ当だと思うけどなあ。

396:名無し三等兵
05/01/13 21:03:20
前原もアリアドネン

397:名無し三等兵
05/01/13 23:40:16
日本の政治家でアリアドネンじゃない奴っているのか?(w

398:名無し整備兵
05/01/14 00:34:59
中谷元元防衛庁長官なら、あるいは?<非アリアドネン

399:政治学者の卵
05/01/14 11:27:27
お久しぶりです.

まずは亀レスですが...

-アカデミズムの世界の役割についての所感
丸山氏を代表とする戦後の論壇政治学の時代というのは,戦後の政治体制がまだ確立せず,体制レベルでの大きな変革がいまだ可能であると信じられたいた時代の所産だった,
というのが個人的な感想です.政治学業界でこの時代の流れをひく人々は,ここ20年ほどの政治学が矮小化していると批判してきたのですが,反対側の立場から言わせてもらえば,
連中は体制レベルの問題へと関心を傾斜させすぎた結果として,逆に現実的な政治現象についての理解は,マスコミの報道から一歩も外に出ることができなかった,というのが僕の評価ですね.
で,過去20年ほどの日本政治学業界の傾向というのは,中間レベル(体制レベルと日々の報道レベルの中間という意味で)を中心として研究してきたわけで,この蓄積(および他国の例)
を活用できれば,色々と貢献できることがあるんじゃないか,と思ってます.



400:& ◆nIZF4darUM
05/01/14 11:29:16
失礼.399は読みにくそうですね.再投稿.

-アカデミズムの世界の役割についての所感
丸山氏を代表とする戦後の論壇政治学の時代というのは,戦後の政治体制がまだ確立せず,
体制レベルでの大きな変革がいまだ可能であると信じられたいた時代の所産だった,というのが
個人的な感想です.政治学業界でこの時代の流れをひく人々は,ここ20年ほどの政治学が
矮小化していると批判してきたのですが,反対側の立場から言わせてもらえば,連中は体制レベル
の問題へと関心を傾斜させすぎた結果として,逆に現実的な政治現象についての理解は,マスコミ
の報道から一歩も外に出ることができなかった,というのが僕の評価ですね.で,過去20年ほどの日
本政治学業界の傾向というのは,中間レベル(体制レベルと日々の報道レベルの中間という意味で)
を中心として研究してきたわけで,この蓄積(および他国の例)を活用できれば,色々と貢献できるこ
とがあるんじゃないか,と思ってます.


401:政治学者の卵
05/01/14 11:30:11
逆に言えば,政治学にかぎらずアカデミズムの人間が現実の社会に貢献できるのは,こういった
中間レベルに限られているのではないか.例えば現実の政治現象に関して言えば,マスコミだとか
政治家だとか,官僚の方が,日常の仕事を通じて肌で感じている分,アカデミックな連中よりも
(直接的な利害で判断が曇っている可能性も高いですけど)より直接的な情報は得てるわけで,
こういう分野ではアカデミズムの人間に比較優位はないからその辺は連中にまかせて,多少離れた
ところから統計データだの他国の事例だのを踏まえて俯瞰してみる,というのが僕らの仕事じゃない
かと.この辺は現業のひととコンサルの関係ににてるのかもしれませんが.

402:& ◆nIZF4darUM
05/01/14 11:31:39
まあこのあたりがアカデミズムの役割についての自己認識ですな.だから反知性主義にはもちろん
否定的なんですが(だって自己否定に等しいわけなんで(笑)),アカデミズムの人間が,事実に基づか
ない自分の価値観をあたかも普遍的真理のごとく語るのには反感を覚えます.おまえさん,なにもん
だと.アカデミックの人間が他の人よりも多く持っているものなんて,まあせいぜい知識くらいなもん
で,別に道徳的にとか哲学的に正しいわけじゃないわけですからね.あとまあ論文書いて(自分の
出世と)業界の発展のためにがんばるのも大事だけど,ときには業界の知識をスピンオフして,
(スポンサーである)社会全体のために貢献するのも必要なんじゃない,とか思ってますな.


403:政治学者の卵
05/01/14 11:58:20
で,いきなり自分の書いたことに反することを書くようですが...だめじゃん俺.まあ参考にまで.

>いや、今でも防衛庁は長官を通じて直接首相の指揮監督下にあったはず。あくまで外庁だし。
>ちょっと行政法には詳しくないんで自信はないけど、防衛庁設置法とかで定められていたと思う。

某防衛関係の人に聴いた話ですが,予算関連等で要求される事務的な過程がひとつなくなるので,
(内閣府を通す必要がなくなるわけですな)仕事が多少やりやすくなるそうですよ.

>前原氏
個人的な面識は(もちろん)ないですけど,石原Jrの方と同じで政策知識はあっても,苦労してないと
いうか人間的に軽いというか,そういうイメージがありますね.最近中央公論だかに元統幕議長を
まじえた座談会が載ってたような気がしますが,自衛隊の役割についても元議長のほうがずっと
慎重な感じがしました.ある意味,アメリカでのパウエルとネオコンの関係に似てるかなと.

これも(ある筋から)聴いた話ですが,9・11の後に辻元清美氏に「パキスタン見に行こうよ」と誘われた
ときに(!)「そんなに危ないところには行きたくない」とかいったとか.現場を見ようという発想は,
まあ辻元氏のほうがましだったわけですな(まあ彼女の場合は,不肖宮嶋氏にカンボジアの件で
指摘されてるように,お前何見にいってるんじゃ,という突込みが入るわけですが).でも前原さん,
あんたは,自衛隊を危険にさらすのは平気でも,自分は安全なところにいたいわけだなと.

かつてのネオコン連中のボスだった民主党のヘンリー・ジャクソンという上院議員は,(当時の)
アフガン戦争中にパキスタンに行くどころか,ゲリラにくっついてアフガン領内へとソ連軍を攻撃しに
いくのにまでついていったそうですが.まあ彼の場合は元海軍という経歴もあったんですけど,ソ連
兵に捕まったらどうするつもりだったんだろう.でも,まあ前原氏よりはエラいでしょ.

404:名無し三等兵
05/01/14 18:23:46
URLリンク(www.maehara21.com)


405:名無し三等兵
05/01/14 20:58:26
アカデミズム批判だと、個人的には、実践知に対する著しい軽視みたいのを感じるんだが…
だから、さらにマスコミだの床屋談義だのみたいのに聞こえるわけで。

406:名無し三等兵
05/01/15 16:00:04
まあ、アカデミズム(理論知)と現場(実践知)の関係で言えば・・・・

 アカデミズム←→【グレーゾーン】←→実務の現場

あらゆる政策の分野においてこういう構造があるはずなんですなあ。
現場には現場の論理というものがある。
アカデミズムにいる人らはアカデミズムにいる人として、理論をぶち上げる。

んで、【グレーゾーン】にはそのあたりの橋渡しをやる人がいる。
あるいは実務の人がやや理論の方へ傾斜して、自らの実践を、
【グレーゾーン】に入り込んで理論への情報提供を行う。
逆に、アカデミズムの人らが、【グレーゾーン】にやってきて、
現場の情報に触れて、自らの知にフィードバックする。
場合によっては、それぞれにグレーゾーンから反対側の方へ人が流れる。

アメリカあたりだと、シンクタンク稼業が盛んですからね。
グレーゾーンがしっかりとした世界になっていて、
理論と実践の中間的な立場からの政策提案なんかもなされる。

日本の場合は、構造化が旨くできてなくて、
特にグレーゾーンが弱体だと思うんですよねえ。
シンクタンクもないわけじゃあないけど、
それはバックの企業の営利活動の一環としての機能が色濃いか、
思いっきり古い体質でアカデミックを志向し過ぎるか、
いずれかに二分されてしまっているように感じます。

結局、それぞれの両極にいる人たちが、どれだけ反対の極を意識するか・・・
まあ、各個人の意識しだいなんでしょうなあ。
あくまでも一般論としてですけど、そう思いますね。

407:海の人 ◆STEELmK8LQ
05/01/16 09:39:39
 今朝のNHK日曜討論に「郵政民営化の「民」は民間の会社だから、国民じゃない」とか言ってる経済評論家が出演してたんですが
経済学方面では、相も変わらず「資本家vs.無産階級」で考えてる生きた化石が幅をきかせてるようで(微苦笑


408:名無し三等兵
05/01/16 10:37:07
内橋克人のこと?
あの人は森永と一緒で専門的な経済学のトレーニング受けた人じゃないよ。
アカデミックな研究や業績と無縁な、ただの評論家。ジャーナリストでしょ。

409:名無し三等兵
05/01/16 10:39:14
軍事評論家の中にも前田哲夫みたいな香具師がいるだろ。

410:名無し三等兵
05/01/16 10:47:15
デンパノミスト・ランキング
1 名前: 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日: 02/03/04 03:32

ときに経済学の断片的な知識、ときにレトリックを悪用して、 一見もっともらしいが間違いまくりの経済電波を振りまいている
評論家やエコノミストがいます。マスコミも自分たちの頭でも
「わかりやすい」彼らの意見を大々的に取りあげる。まさに世紀末。
彼らデンパノミストたちを糾弾しましょう。

デンパノミスト・ランキング

特A級 長谷川慶太郎 佐高信
AA1  幸田真音 猪瀬直樹
AA2 宮崎哲也 村上龍
AA3 舛添要一 福田和也
A1 高木勝 堺屋太一
A2 木村剛
A3 森永卓郎 
B1 水谷研治 紺屋典子
B2 田中直毅 中谷巌
B3 島田晴雄 財部誠一 斎藤精一郎
C1 植草一秀 リチャード・クー 
C2 竹中平蔵 速水優
C3 野口悠紀雄 

※なお、このランキングは、理論的に間違っていたり一貫性のない トンデモ言説を振りまいている度合いで作ってます。
よって経済学者の ほとんどは入りません。なお、意見への賛否でランキングを上下させるのはやめるように。
あくまで理論的な正当性が基準のランキングです。

63 名前: 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日: 02/03/05 22:04
特A級が、「経済とは無縁の、道徳論」という意味なら
内橋克人こそふさわしい。
彼の議論は、経済と言うより価値観の世界。

411:俄将軍
05/01/16 17:08:51
>>406
日本の官僚機構が、日本のシンクタンクに比されていても、米国と異なり、官
僚機構、籍を置く省庁に、不利な提言など行えるはずもなく、結論ありきと
いった御用学者の登用などを行っているようでは。

不服従や、情報の抱え込みで、省益など優先するようでは、政治腐敗よりも。
問題の根が深いのではなかろうか、などと。

412:名無し学徒兵
05/01/16 17:51:59
>>400-402 政治学者の卵氏
いつも興味深くレスを読ませて頂いてます。
>>400はいわゆる「戦後政治学」対「実証政治学」という政治学者間の姿勢の対立と
解釈していいのかな。最近では実証派が完全に学界の主流を占めているような印象だけど。

一つ気になるのは、実証政治学の立場に立つ研究者の政治姿勢は一体どうなっているんだろう。
他者に変な先入観を与えないように自らのアラインメントを表明することには慎重なんだろうとは
推測しているんだけど、一方で現実政治に無関心だとは思えない。(いわゆる90年代前半の
「政治改革」の時代に、政治行動論の蒲島郁夫氏や小林良彰氏が「政治改革」に好意的だった
ことは印象に残っている。)この点について、アカデミズムの中の人である政治家の卵氏は
どう見ていますか?

>>405-406
確かに日本は理論知と実践知の間の断絶が大きいよなあ。
今までの日本では博士課程で学問を修めたアカデミズムの人間と学部を出たあと組織内OJTで
トレーニングを積んだ実務家との間に橋渡しがほとんどなかった。アメリカでよくある、専門職の
修士を取って「グレーゾーン」の橋渡し役を務める立場の人が存在しなかった。最近になって
ようやく日本でもそういう大学院を作る動きが盛んになってきたけど。

あと>>405の裏返しも成り立っていて、実務家の方も研究者の発言を役に立たない机上論として
片付ける傾向にあると思う。アメリカだと実用主義の伝統もあってアカデミックの人と
実務側の人とが互いに立場を理解した上で協働することが多いのだけどねえ。

413:名無し三等兵
05/01/17 02:20:14
>>412
 日本の場合、実務経験を積んだ者が大学に回帰する(院生でも良いし講師でも良いし)ってパターンがほとんど無いのが原因では?
 自分は工学系だが、時々OBがブラッと研究室にやってきて、お茶飲みながら
「○○の設計はな、理論的には教科書通りこうだが、実際にゃこんなに上手くいかないぞ。そこでだな・・・」
と、すりあわせのコツなんかを話してくれて、社会人になった時に随分役に立った。
 つーか、講義としてちゃんと聞きたいと思ったよ。

 あと、お互いに「使えない奴ら」と蔑視しているような気がする。>理論派vs実践派
 外側から見た感想だけど、実際はどうなんでしょ?

414:名無し三等兵
05/01/17 03:47:44
現場主義や世間知を強調する輩は大抵DQN

415:名無し三等兵
05/01/17 18:39:56
>>414
何ごとも程度しだいということでは。

機能しないような政策提言などに意味があるのかということが、現場主義や世間知になるのでは。

416:TFR ◆ItgMVQehA6
05/01/17 19:53:01 ,
>413
>  あと、お互いに「使えない奴ら」と蔑視しているような気がする。>理論派vs実践派
>  外側から見た感想だけど、実際はどうなんでしょ?
旧NALと航空機メーカーとの間にはそんな雰囲気を感じますね。


417:名無し三等兵
05/01/19 00:55:22
質問ですけど
戦前は予算って帝国議会を通らないと成立しないんですか?

418:名無し三等兵
05/01/19 01:50:17
>>416

航空宇宙技術研究所(NAL; Nounai(脳内) Aerospace Laboratory)

419:名無し三等兵
05/01/19 07:24:35
>>417
戦前も戦後も関係なく、議会を通過しないと予算は「予算案」のまま
なんだが。

420:名無し三等兵
05/01/19 17:07:31
>>419
 それをすり抜ける為に出来たのが「臨軍」こと臨時軍事費(戦時国債)でそ。
 敗戦で紙屑になって、ホント良かった。

421:& ◆nIZF4darUM
05/01/20 11:30:46
>>412
たぶん「実証政治学」内部でも政治姿勢はかなり多様なんだとと思います.

彼らが(理論的には)共有しているのは政治学研究における手続き,その手続きが可能とする研究
テーマ(あまりマクロな体制レベルを論じるのではなく,中規模の政策決定を規定する構造)であって
日本政治に対するイデオロギーでは本来ないはずなので.

ただし”理論的には”や”本来”という但し書きをつけたのは,もともとこの実証主義派は80年代以前
の主流だったマルクス主義,或いは丸山氏のような日本文化や政治体制の特殊性(というか後進
性)を強調する学派と肌が合わなかった人々の集団だったわけです.だからその結果としてまあ反マ
ルクス主義傾向がそれなりに強かったり,日本と他の先進国の比較研究を行なうという立場から,日
本政治を先進国政治の一類型として扱う(つまりその特殊性や後進性を前提とはしない)として,高度
成長以降の日本政治体制をそれなりに肯定的に見る,という程度のイデオロギー性というか,政治
姿勢は共有されていたわけで,それが当時の主流派に叩かれる原因でもあったわけですな.ただし
中曽根のブレーンをやっていた故佐藤誠三郎氏や御厨貴氏ほどイデオロギー色が強かったわけで
もなかったとは思いますが(今で言うと北岡伸一氏みたいな人たち).

まあでもこういったおおまかな範囲があるだけで,その内部は色々ですな.蒲島氏は参加民主主義
主義者だし,小林氏は?学会内部ではその権威主義的パーソナリティーで知られてますが(笑).

422:政治学者の卵
05/01/20 11:59:38
組織論について

まあ日本の場合は新卒一括採用+内部昇進システムが完成してしまっているから,なかなか人事的
にも処遇が難しいんでしょうね.日本の大企業で一般的な(だったと過去形で言ったほうが正しい?)
長期雇用システムだと,20代は基本的に研修期間(企業側の投資/持ち出し期間),30代から40代
までは色々な部署をまわして適性を確認しつつ出世をエサに競争させ(企業側は投資を回収/利益
を上げる),生き残った連中が重役として本社に残留,敗者は出向というシステムなんで,
外部の人間を入れる余地がなかなかないわけです.官庁もだいたい同じですね.

つまり外部の人間を高い地位に入れようとすると,30-40代に滅私奉公してきた連中に対する
(暗黙の)契約違反になるし,あと現在現場にいる連中のやる気を著しくそぐわけですよ.
しかも社会全体でこういう制度を採っていると,優秀な人間の流動性はどうしても低くなるわけ
だから,ますます外部からの人材登用がしにくくなる.


423:& ◆nIZF4darUM
05/01/20 12:03:31
あと企業/.官僚における一般化可能な知識/理論的知見に対する評価の違いもありますね.
アメリカだと一般的な知識を重視するけど(だからアカデミックや他業種の人間をいきなり高位に
処遇できる),日本だとまあ現場重視というか内部での経験重視というか,一般化不可能な
知識の方を重視するんで,外部の人間を入れることへの抵抗が強くなる.

軍事板なんで関連の話をしますと,ラムズフェルドは70年代に国防長官を辞めた後に食品産業の
社長(サールという人口甘味料などを作ってる会社)のCEOをやってます.チェイニーがハリバートン
という石油関連の建設業のCEOやって,軍や政府とのコネを悪用した疑惑があるわけですが,
ラムの場合は政府とはほとんど関連のない企業だったわけで(ちなみに経営手腕があったようで,
大金を稼いでます).日本じゃどこまでありうるんだろうか.石破長官が味の素を経営可能とは
機会だけでなく能力的にも思えん...

まあ逆に言えば,アメリカのエリート連中はどこでも通用する能力を要求されてるわけですな.
(その反動で現場での経験を軽視して,イラクとかでアホなミスを犯してるんだとは思いますが)


424:政治学者の卵
05/01/20 12:08:47
>>420
そんな紙屑(当時は愛国債券といったのかな)まじめに買ってて大損こいたうちのばあさんはいったい(苦笑)
その反動で戦後何十年たっても国債と名のつくものは決して買いませんでしたけどねw.

425:名無し三等兵
05/01/20 13:34:24
うーん。そうやって踏み倒したはいいが、朝鮮・台湾・満州・樺太における日本人民間人資産の没収
とか、1948年の上海で日と英の資産が共産政府に没収とかあるし。

コイツを認めてきた米がカストロ・キューバ革命で米民間人資産は全て没収されたし。

民間人とか他国の資産を尊重しないと、自分のとこにいつかツケが来ると思う。

426:名無し三等兵
05/01/21 09:40:51
新藤宗幸とか山口二郎とか
日本の政治学者はDQNばっかなのは何故なんだろうか。

427:名無し三等兵
05/01/21 09:58:05
>>426
その二人は、確かにマクロの国策を論ずるには向いていないが、
地方自治、地域政策のレベルでは名が通ってるかな。

まあ、地域振興だとか、地域の環境を守るだとか、
そういった部分での政策的な処方箋というやつは、
軍板では嫌われ者のプロ市民が主張するような方法が適しているという場合もある。
国のレベルで経済政策を考えるだとか、軍事政策を考えるのとは、
ちょっと思考を変えた方がいい。

428:名無し三等兵
05/01/21 17:19:17
>>424
 コレは失礼。
 しかし、あの時の戦時国債が戦後に引き継がれたら、(戦争に勝っても負けても)エライ事になってたでしょ。

429:俄将軍
05/01/21 22:24:40
日本国内向けに販売された、国債の債務不履行、一時凍結なども、ということ
になるのか。

430:名無し三等兵
05/01/21 23:01:11
>>426
いわゆる岩波系しか見ていないからそう思えるのでは?
中公系とか日経に寄稿している政治学者も見れば真っ当な人もたくさんいるよ。

431:名無し三等兵
05/01/22 01:01:52
流れを断ち切るようで申し訳ないが、憲法改正問題が気になってます。
在日地方参政権問題も大きいが、軍板住人の自分は自衛隊の軍への格上げが…

ネタを振ったからには自分の意見も載せて置きます。私の個人的意見では
自民党も民主党も自衛隊への軍への格上げには反対しないと思います。
防衛庁設置法改正案にも別段反対する動きは無いみたいだし、今回発表
された中曽根氏の憲法試案でも防衛軍保持は明記されました。民主党でも
鳩山氏の試案に自衛軍保持が記述されています。一昨日の産経新聞では
「与謝野馨氏が新憲法に自衛隊保持明記」という記事があり、ちょっと
不安になりましたが、防衛軍の記事を見るからに「自衛隊を合憲であると
はっきり憲法に明記する」という方針を言ったものと判断しました。

432:名無し三等兵
05/01/22 18:44:00 CAMFkmpz
>>431ですが全くレスが来ないようなんであげときます。

433:名無し三等兵
05/01/22 21:48:42
>>431
民主党の自衛隊・安全保障への見解はどうなんだろうね?
とりあえず「自衛権・自衛隊の存在・国際派遣明記」までは民主もOKかと。
問題は「軍」だろうね。旧社会党の人なら絶対反対だろう。

434:名無し三等兵
05/01/23 00:20:28
最悪でも改正手続きのハードルが下がればオイラとしては満足とする。
てか、これが実は本質なんでないかとさえ思うよ。

435:名無し三等兵
05/01/23 02:01:44
>>433
旧社会党系の意見が通るほど彼らの党内勢力は果たして残っているのか。

>>434
一度改憲が実現すれば心理的抵抗感は克服されるからね、
あとは96条の手続きが緩和されれば必要に応じて柔軟に改憲できるようになる。

ところで中曽根試案では参院が否決した法案を衆院が再議決するための要件が
過半数に緩和されていたね。これも日本政治の安定性を確保する上で本質的な要素だと思う。

436:名無し三等兵
05/01/23 07:16:19
>>435
>参院が否決した法案~日本政治の安定性を確保する上で
 どうだろ?
 参院否決って、アメリカで言えば大統領の拒否権発動に相当するでしょ?
 いわば感情に押し流される衆愚政治に対するブレーキの役目をしているワケで、再承認のハードルを下げるってのは感心しない。

 むしろ議員数削減を一気に推進すべきだと思う。
 衆院:現在の半数を目処。各県の議員数は県人口に合わせる。
 参院:各県2名。

 んで、議員年俸を4~5億円(非課税)とし、個人向け政治献金は一切禁止。
 ↑「政治はカネになる」が直接利益となれば、汚職の言い訳は出来なくなる。
 ↑つか、プロ野球選手みたいに夢があるでしょ。
 秘書給与も選挙も、この年俸でやる。パーティーや講演会・顧問収入はもっての他。
 選挙資金は実勢に合わせた上限額とし、初立候補者には一定の推薦人署名を条件に無担保・無利子で政府から融資。
 ↑これは選挙改革か・・・

437:政治学者の卵
05/01/23 10:01:01
>>国債
償還そのものはされてるんじゃないですかね.でもハイパーインフレの結果
額面+当初の利子でも,紙くずには変わりはない,ですけど(w.

>>436
せっかくなんでチェック入れときます.自分の学生ならばいい点は挙げないよ(笑)

1.衆院議員の数を半数に減らした時点で,定数不均衡はどう努力しても是正されない.

ずいぶん昔に書き込んだけど現行の選挙区割りルール,つまりは選挙区を増やさない+
県境をまたがった選挙区割りはしない+政令指定都市以外を分割しないという規則を守る限り,
現在(人口比1.7倍程度)よりましな選挙区割りはできないのよ.暇だったら読んどいて.

ちなみにいまは小選挙区が300人程度だから,一選挙区あたり人口約40万強程度が適当なサイズ.
150人にしたら大体80万強程度が適当.鳥取がたぶん60万強で最小選挙区になるけど,人口110万強
程度の県には何議席配分する(秋田とか)?ORの連中ならば最高何倍になるかスカッと計算してくれる
だろうけど,まあ二倍弱くらいにはなるでしょ.

2.参院の議論
法律の成立までにいくつの審議機関を設けるかは,価値観の問題なんでそれはさておく.
でも参院を各県二人にするというのには,個人的には賛成できない.だってまあ島根とか鳥取が
東京を同じだけ票を持つってのは(しかも現行の権限の強い参院のままで)冗談みたいでしょ.
まあ中曽根試案みたいに参院の権限を弱めたあとならば,一考の余地ありかな?


438:名無し三等兵
05/01/23 15:38:16
政治学者が経済騙ると痛いことになる。
苺での某の議論をみても、こいつわかっとらんなーという感想しか抱かない。
ドラすりレベルとまともに議論するのは無理だね、ペリあたりとで丁度つりあってんじゃないの。

439:名無し三等兵
05/01/23 19:45:45
>>437
 なるほど。勉強になります。
 では選挙区を統合・削減したら?
 つか、その厄介な選挙区割りルール自体を改正すればいいだけでは?
 憲法で定数削減を決めてしまえば、議員がゴチャゴチャ言おうが「一票の重み」を平準化する為にもルールを変えざるを得ないでしょ。

>島根とか鳥取が東京を同じだけ票を持つってのは
 アメリカ上院だってド田舎のアラスカとカリフォルニアが同等じゃないですか。
 衆院も参院も中身が金太郎アメだったら、2院制にしている意味が全然無いと思います。

440:名無し三等兵
05/01/23 21:04:55
>>439
>アメリカ上院だってド田舎のアラスカとカリフォルニアが同等じゃないですか。

アメリカは連邦制だから。
一つの州が「state」なんだから、それゆえに州同士は平等なのが建前。
だから上院では「州の平等」が重視されて、下院では人口比例にされている訳。
アメリカでは権限的にも格的にも上院>下院なのはアメリカの国制が「連邦制」なのが理由。

そういうのと、基本的に中央集権的な日本の国会とを一緒にしたらダメだよ。

441:名無し三等兵
05/01/23 22:33:43
アメリカの州と、日本の都道府県じゃあ成立過程があまりに違うし、
社会的なグループ分けでも都合が良くない場面が多い。
たとえば自分は京都出身だが、いわゆる京都の中心地と
丹後が一緒の府になってるのは理解不能
(普通に考えれば、若狭/丹後/但馬でひとつのエリアでしょ)。
というのも日本の都道府県は、ひとつの都市に
一定エリアの田舎の世話を任せるという仕組み。
こういうエリア単位で代表者を決めるってのは無理があるんだよねえ。

地域の代表という意味では、日本では中選挙区時代の
エリア分けが最適だったと今でも思うのだが。

442:海の人 ◆STEELmK8LQ
05/01/23 22:55:14
 ここは一つ、参議院は、各県の知事か副知事を議員に充てることにしませう。

443:名無し三等兵
05/01/23 23:00:02
>>435
外目で見るよりも強力な勢力が残ってると思うよ。

何しろ、保守系の連中の一部を除けば、身一つで党をおんでた香具師等
が多いから、選挙の手足には旧社会党系の組織に依存せざるを得ない
部分が強いみたい。

旧社会党系の議員の数もそうだけど、実際に選挙時に活動する組織
にも着眼した方が良いと思う。

444:名無し三等兵
05/01/23 23:29:08
参議院は全部無所属にしる。

445:名無し学徒兵
05/01/24 00:41:22
>>421
>中曽根のブレーンをやっていた故佐藤誠三郎氏や御厨貴氏ほどイデオロギー色が強かったわけで
>もなかったとは思いますが(今で言うと北岡伸一氏みたいな人たち).

これについて気になったこと。東大法学部の北岡氏と藤原帰一氏って方向性は異なるものの
時事評論には割と熱心な(要するにイデオロギー色がある)人達だけど、政治学者の卵氏は
この二氏についてはどう見てますか?

>>436
>参院否決って、アメリカで言えば大統領の拒否権発動に相当するでしょ?

憲法上厳格な三権分立制を採用しているアメリカならともかく、どうして議院内閣制の日本で
実質上の拒否権行使者を設けなきゃいけないんだ?しかもよりによって同じ立法府の中で。
三権分立の原則にすら合致していないし、正直言って論理的整合性に欠けている意見だと
言わざるを得ないです。

議院内閣制においては行政府と立法府の一体化が重要な訳で、現行の参院のように衆院とは
異なった選挙制度を持ち独自性と権限の強い第二院が存在することは衆院の信任を得て
成立した内閣の権力をいたずらに断片化することに繋がりかねない。参院選の度に首相が
選挙結果を問われ下手すれば辞任に追い込まれている現状は衆院総選挙で示された民意を
元に内閣を組織する原則に反するし、政権の安定性の観点からも望ましくない。ここ最近の
自民党のように衆院では過半数を占めているのに参院でも法案を通せるように他党と
連合政権を組まなきゃならないのも矛盾しているし。仮に現在の参院の権限を維持するなら
参院の選挙制度を衆院と同一のものに変更(=衆院と同じ議会勢力になるようにするため)し、
総選挙のタイミングも参院と同日に合わせる形にしないと本来の議院内閣制の姿にならない。
(cf.イタリアの二院制) ただこれだったら一院制にする方がすっきりするね。

(詳しくは加藤秀治郎 『日本の選挙』 中公新書 等を見てほしい。)

446:名無し学徒兵
05/01/24 00:42:51
>>439
議員定数は憲法で定められている訳ではないんだけど。

それと連邦制のアメリカであっても上院における一票の格差を問題視する声がある。
有名どころではロバート・ダールの『アメリカ憲法は民主的か』とか。

>>442
フランス方式ですな。

>>444
それを実現するために参院の権限を弱めるしかないだろうね。
かつての緑風会も法案決定に伴う参院の政党化によって衰退を余儀なくされたから。

447:名無し三等兵
05/01/24 05:24:03
>>440
>どうして議院内閣制の日本で実質上の拒否権行使者を設けなきゃいけないんだ?
 ヒトラーみたいなアジテーターに国民が熱狂した時の安全装置ですよ。
 慎太郎みたいなノリと感情優先の人気者が政治家が首相になった時に「ちょっと待てよ」と立ち止まらせる勢力が必要なんじゃないでしょうか?

>>441
 んじゃあ全議員・全国区・比例代表制にすれば?
 一票の重みもクソも無いでしょ。
 地域への利益誘導も無くなるし、政党の主張で国民は選べるんだから。
 議員は地域住民の代表じゃなくて、志を同じくする国民の代弁者として活動できる。

 つか、「オラが村の議員サマ」みたいな利益誘導議員の伏魔殿となっている衆院の頭を押さえ付けられないんだったら、参院の存在意義って何なんですか?

448:& ◆nIZF4darUM
05/01/24 08:42:07
439氏=447氏なのかな?

政党内部での比例代表順位の決定過程にまつわる問題はどう解決するかという問題がある.
まず政党執行部の権限が恐ろしく強くなるだろうね.執行部がつける順位次第で議員生命が
簡単に左右されるんだから.それのよしあしはさておくけど,俺はそんなシステムはあんまり
好きじゃないな.

あとかつて参議院比例区の比例代表順位を巡って存在したような汚職問題はどうするさ.
党への上納金が順位を決定したもんだから,どいつもこいつも金策に奔走したわな.

それに利益誘導で言ったら参院のほうがひどいよ.衆院は地域代表かもしれないけど
小選挙区は地元の全ての利益を代表しなきゃならないから,圧力団体の利益を
露骨に代表するような議員は中選挙区時代と比べても減少傾向にある.

それに対して参院は医師会だとか自治労とかの左右を問わず利益代表議員が満載でしょ.
参院選挙の比例名簿は見なかったのかな?あとは元スポーツ選手とか(w.
良識の府が聞いてあきれる.

449:政治学者の卵
05/01/24 08:58:14
>>学徒兵氏

北岡氏&藤原氏
まあいいんじゃないんでしょうか?どちらも色がついているけど,そんなに電波なことを
言っているわけじゃない(つまり論理性が欠如してるわけじゃないし).藤原氏にしても,
いわゆる岩波知識人の内部ではまあまあ理屈がとおったことを言ってますよ.
(まあ比較対象が故鴨氏や姜氏とかじゃあね.)


450:& ◆nIZF4darUM
05/01/24 09:03:37
ちなみに今の参議院には不満は満載だし,個人的には一院制に近い(中曽根試案なみに
参院の権限を削るのに賛成)ですけど,第二院にどの程度の権限を持たせるかはけっこう
各国次第で,最終的には価値観の問題というのが,学者としては誠実な答え方ですね.

異なった選挙システムを用いて,ある選挙制度では少数派にしかならないが,
別の選挙制度では多数派となりえるかもしれない集団に拒否権を与えたほうがよいのか
それともひとつのシステムで行った方がよいのかは,まあFederalistPapersの時代から
民主主義が続く限り永遠のテーマじゃないっすかね?

ただ今みたいに選挙制度が第一院と酷似している第二院にたいした意味があるとは
思いませんけどね.

451:名無し三等兵
05/01/24 09:14:21
納得いきませんね。姜氏が電波であるかのごとき発言は不適切じゃありませんか。
色が付いてるのは貴方自身じゃないんですか。

452:政治学者の卵
05/01/24 09:29:18
まあその辺の個人的な解釈は争わないんで好きにしてよ.

453:名無し学徒兵
05/01/24 09:40:11
軍事板で姜尚中が電波でないというレスは初めて見た気がする(苦笑

>>447
>ヒトラーみたいなアジテーターに国民が熱狂した時の安全装置ですよ。

だから何でわざわざ同じ立法府の中に牽制勢力を作り出そうとするわけ?
衆院と内閣を拠点とした「多数者の専制」をチェックしようとするなら司法府があるでしょ。
現行の最高裁では心許ないというのであれば憲法を改正して憲法裁判所でも設けて
違憲立法審査権を実質化すればよい。

>>449
姜氏はともかく鴨氏もイデオロギー色の強い人だったんだ。
存命中の頃の言説を知らなかったので初耳でした。

454:名無し三等兵
05/01/24 13:57:39
鴨タンは坂本義和の後任だったせいで妙な色をついて語られてるような
研究書はそこそこまとも

455:名無し三等兵
05/01/24 15:19:54
生姜はいつかの朝生で、池とかいう本国知識人にぼこぼこにされて
二の句を継げなくなっていたのが楽しかった
結局、在日というイデオロギーアドバンテージが無ければ、大した事は
言えなくなる程度の輩に過ぎない
声は渋いと思うケドなw

456:名無し三等兵
05/01/24 15:36:38
というか姜氏は専門の研究に戻った方がいいよと

457:名無し三等兵
05/01/24 16:33:55
>>450
選挙制度を相当弄っても、普通直接選挙で議員を選んでいるかぎりは、
実質的な議員構成で酷似しないってことは有り得ないと思うが。少なくとも日本では。
そんなに違う議会が欲しいのなら、それこそ現代版貴族院でも作ったほうがいい。

458:名無し三等兵
05/01/25 21:48:50
>>457
そう?
全国1区・阻止条項なしの完全比例代表制(ヘア式とか)と
完全小選挙区制とではかなり違った結果になりそうだけど。
簡単に考えただけでも「自民公社共+α」と「自民」とに分かれそうだし。

違う議会を無理やり作るぐらいなら一院制でいいと思う、韓国や台湾のように。

459:名無し三等兵
05/01/28 20:04:09 ppAfooDA
★「マイナス金利政策」の検討必要・日経調が提言
・日本経団連など経済界のシンクタンクである日本経済調査協議会は
 27日、財政破たんを回避するため、今後1、2年でデフレから脱却
 できなければ預貯金や現金に課税するマイナス金利政策を検討する
 必要があるとの提言を発表した。

URLリンク(www.nikkei.co.jp)

 なんつーか、なりふり構わずですな。
 外資系に口座持とうかな・・・

460:名無し三等兵
05/01/29 00:41:17
たんす預金に課税ってどうやるんだろう?
どこかの国みたいに○月以降は旧紙幣は使えない、っみたいなノリでむりやり
紙幣交換させて、そこで管理するつもりかな。

・・・と思ってリンク先見たら_| ̄|○ホントニソレカヨ
経済制裁喰らって外貨の足りねー国じゃあるめーし・・・

461:名無し三等兵
05/01/29 01:10:01
まぁ、いざとなったら資産をできる限り、ドルにしておくって手もあるな。
金に換えてもいいし。

462:名無し三等兵
05/01/29 02:47:26
>>461
 預貯金が株・金融商品や不動産に化ける事で経済活性化・・・なんて考えているんでしょうか?
 そこまでして世界有数の貯蓄を切り崩したいのか?
 つか、日本のイパーン人が投資に冷淡なのは、小ブームが来るたびに証券会社がエー加減な金融商品を売りつけて信用を無くしたせいでしょ。
 ちゃんと「投資はバクチだ」って説明しろよな。

463:名無し三等兵
05/01/29 03:46:02
郵政民営化はターゲットインフレ政策って話を聞くけどそうなの?

464:名無し三等兵
05/01/29 13:02:52
1.. 民営化すると、個人向け貸付や企業向け貸付もできるようになる。
2. ということは、市場にお金が出回るようになる。
3. インフレウマー

という解説はどこかで見た記憶はあるが、さてリスク背負って個人に
貸してくれるのか? 結局カード屋かサラ金屋に資金が流れる気もする。



465:名無し三等兵
05/01/29 14:11:45
>>462
> ちゃんと「投資はバクチだ」って説明しろよな。

それ以上だ。シロートが証券会社に情報で勝てるわけ無いよ。
会社と証券会社はグルだからね。


466:俄将軍
05/01/30 00:49:27
>>459
投資という言葉を聞くと、最後に、一般人が高値で売りつけられる形を連想す
るようでは、先物相場よりは、いくらかマシ程度の認識にならざるをえない
わけで。

焼畑農業のツケが回ってきたとみるべきか、景気浮揚の起爆剤のつもりなのか。

467:名無し三等兵
05/01/30 12:52:26
まず基本的なことから確認しようか
「国際競争力」なる概念は存在すると思いますか?存在しないと思いますか?

468:名無し三等兵
05/01/30 15:11:29
「国際競争力」の概念といっても固定相場制や変動相場制でも違いがあり、さらに短期間に乱高下したり、貿易協定も自主規制などあるわけで、ある産業が「国際
競争力」を有するのであれば、前提条件があるのかないのか。

469:名無し三等兵
05/01/30 15:52:21
>>468
的外れ

470:名無し三等兵
05/01/30 16:07:50
国の競争力、日本の競争力アメリカの競争力は存在するのか、しないのか
または日本とアメリカと中国は経済・貿易で競争しているのだろうか
これにどう答えるかが、しっかりものを考えてる人間と政経アリアドネン厨の別れ道。

471:名無し三等兵
05/01/30 16:36:29
>>470
日米間で産業政策によって棲み分けがなされていたとしても、中国による影響が日本と米国では、
異なるのは当然であり、日米中での経済・貿易の競争というのはそれぞれの間で質が異なるような。

472:おきゅきゅきゅきゅ~@左翼
05/01/30 18:29:11
>471
多分、そんなに難しく考える必要はないと思いますよ。
たとえば、貿易とは何の為にするのか、あるいは、交換とは何故するのか、
分業が何故有効なのか、といったことを考えるとよろしいでせう。

>470
軍事板でその態度イクナイ
整形アドあり年中とか決めつけイクナイ
そもそも、分業の重要性をもう一度考えるべきだ。
私の経済学の師匠なんぞ軍事関係はアリアドネンみたいだったぞい。

473:名無し三等兵
05/01/30 18:46:44
こちらのレスは俄将軍氏あて。テキトウに読み流してくだされば光栄なり。

多くの疑問があり、なかなか解決できないようですが、私が逝ったこともそうで
すが、多くの物事に対し疑問を持つことが全ての一歩です。
これがなくなってしまえばまったく前進できなくなってしまうでしょう。
根本的な物事とは何か、状況が変わることで変化してしまうものは何か、をしっ
かりと見ていればよろしいかと思われます。

ついでに文献を紹介しておきますね。
URLリンク(cruel.org)
かなりスレの前のほうの物事のいくつか、それにいくらかの物事に対しての示唆
になるでしょう。
当然、この文献も疑問を持ち読み進むことを推奨イタシマス。では。

474:名無し三等兵
05/01/30 19:07:33
軍板は悪い意味で素朴な重商主義者が多すぎる。
この国の保守派が陥りがちな罠でもあるんだけど。

475:名無し三等兵
05/01/31 08:19:12
自衛軍保持明記の鳩山氏改憲試案 
URLリンク(flash24.kyodo.co.jp)

さて、民主党案でも自衛隊は軍昇格確定らしいが?

476:名無し三等兵
05/02/02 02:48:44
軍事板としては、富国強兵な国と富国弱兵な国の間で経済関係に違いはあるのかという視点も必要ではないだろうか。

477:俄将軍
05/02/02 19:00:00
>>476
ご紹介、ありがとうございます。

URLリンク(cruel.org)

上記のHP内を、徘徊中。

>>474
重商主義なのかどうかはよく分りませんが、日の丸戦闘機といった、航空宇宙
産業など、妄執に捕われたりするわけです。

478:名無し三等兵
05/02/02 19:09:48
結局、国際競争力の存在あるなしには答えられないわけか
軍板住人の知的レベルは高いですね( ´,_ゝ`)プッ

479:名無し三等兵
05/02/02 22:04:24
明治政府は不平等条約の撤廃を悲願としており、現在ではそれに類するものは存在していないのだろうか。

480:名無し三等兵
05/02/03 22:49:46
民主党ネタスレで発言したら工作員のレッテル貼られますた…

481:名無し三等兵
05/02/03 22:57:58
>>480
何て発言しての?

482:名無し三等兵
05/02/03 23:20:31
ありゃ一言余計だもん
工作員扱いされても仕方ない

483:名無し三等兵
05/02/03 23:49:22
>>480
向こう行って確認してきた。
その、アンチ民主の牙城であんなこと言ったらそりゃ工作員認定されるでしょ……。
まあ俺も似たようなことやったことあるから気持ちは分からんでもないが。

484:名無し三等兵
05/02/04 16:55:14
>>479
コンセンサス&悲願になっていないが、いわゆる1940年体制からの脱却
ていうのはどうかな?80年代からの伏流が大きくなってここまで来たという
感想をもっているのだが。船が大きいのでやたら時間をとっているが。

485:名無し三等兵
05/02/05 13:37:43
>484
それってさ、
1920年代の大正デモクラシーの頃とダブるんだよね。
あの時も民主化して政争して滅茶苦茶になったじゃん。
それで経済政策もあの世逝き、政治面じゃ軍部を含んだ泥沼に突入。
今の日本じゃ軍備縮小に進んでいる所が違うけれども、ちょっとね。

486:名無し三等兵
05/02/05 14:32:06
>>485
岡崎久彦は、>>485みたいな民主化の混乱と、軍事政権の振幅は、発展途上国の発展過程によくあることなんじゃないか、といっていた希ガス。
例に引いて、自身が赴任していたタイのことを例に挙げているようだが。

と、いうかさ、>>485の言っている大正デモクラシーから昭和初期の民主政治破綻に、国民の関与の余地があったのか、と。
漏れの認識する限り、軍のクーデター未遂と、組閣に対する拒否権とを手に入れて行く過程と、
軍自身の意志決定機構としての未熟さが、破綻へ導いていった過程に見えるんだが。

だからといって、現在の日本の政治システムが、意志決定機構として成熟している、とは言わないが。

487:名無し三等兵
05/02/05 20:56:30
民主化の定義にもよるでしょうが、官から政への権限の移譲を必然とみなすべきなのかどうかにかかって
いるのでは。

1940年体制も、国内・国外や立場により評価が変ってくるわけで、国益の定義によるのでは。

488:名無し三等兵
05/02/05 21:03:04
>486
>国民の関与の余地
というより、多かれ少なかれ国民が望んでいたからね。
統帥権に関してごねたのは政友会という、国民が望み議会に席をおいた政党です。
まぁ、マスコミに関してより大きな問題があるということもあるでしょうけど。

その後の一部軍部の暴走に関しても、国民による暗黙・公然の支持があったと思うよ。
短絡的な利益(になるかどうかもわからないが)に対して、濡れ手に泡とばかりに手を
伸ばすのはあまり変わらないよ。
今は無茶な軍備縮小、昔は計画なき大陸進出とね。

>現在の日本の政治システムが、意志決定機構として成熟している
これを非常に問題視してるんだよね、私としては。
現在、自民党自身が持っていた多くの政策決定過程を飛ばして、国会で色々やろう
としてるみたいだけど、軒並み失敗しているようにしか見えない。
55年体制のままの方がマシだったんじゃないの?

ちなみに、日本の軍関連の意思決定過程、滅茶苦茶だね。

489:名無し三等兵
05/02/05 21:22:14
>>488
55年体制を維持したままでは、対米関係が持たなかったのでは。

日本の政府と与党の関係というのは、米国とも英国とも異なり、民主主義として機能しているといえるの
かどうか、「国益」という概念は存在するかどうかということに。

490:俄将軍
05/02/05 23:22:59
スレリンク(army板)
「◆◆最初に読もう!軍事速報&雑談スレ230◆◆ から転載。

>901 :名無し三等兵 :05/02/05 12:37:45 ID:???
>Huber, J. (1971) “The Effect on Prices of Japan’s Entry Into World Commerce
>after 1858” Journal of Political Economy, 79: 614?.

>ヒューバーの研究(1971)の研究によれば、開国により、わが国の商品価格の体系には大きな変化が起きた。
>つまり、日米修好通商条約(1858年)が締結される前におけるわが国の商品価格(1846-55年の平均値)を、
>この条約が締結された後における商品価格(1871-79年の平均値)と比較すると、
>わが国の主要輸入品(綿花、綿糸、綿織物、金属、砂糖)の平均価格が55%も下落する一方で、
>主要輸出品(生糸、茶)の平均価格は33%も上昇するという変化がみられる。

>(省略)

>ヒューバーは、わが国が貿易から受けた利益の大きさを推計する為に、生活必需品の価格のデータと江戸の職人が稼い
>だ日当のデータをもとに、「実質賃金」の変化を推計している。

>(省略)

>ヒューバーの計算によれば、貿易開始前の期間(1846-55年)から、貿易開始後の期間(1871-79年)に
>かけて、名目賃金が20%上昇した一方で生活必需品の価格が約30%下落している為、実質賃金は67%の上昇となる。
>つまり、わが国は貿易開始後の約20年間で、実質賃金を70%も上昇させたのである。

>結論
>開国と不平等条約は実は日本の利益につながった。


491:俄将軍
05/02/05 23:24:45
>>490
で、以降の議論は、下記に。

スレリンク(army板:905-929番)
スレリンク(army板:932番)


492:俄将軍
05/02/06 00:06:14
>>490
URLリンク(www.ichigobbs.net)
「日本史を経済学的に考察するスレ」


URLリンク(www.ichigobbs.net)
由来は、「日本史を経済学的に考察するスレ」の>>20からなのか。

493:名無し三等兵
05/02/06 16:39:46
あらためて確認
「報道2001_0116」  動画10.2MB
URLリンク(www.dela-grante.net)




494:名無し三等兵
05/02/10 01:52:50
>>488
っていうか、経済苦境に対して、打開策は軍事のみしかない、とされていたからと思われるが。

と、いうか利益に手を伸ばさない経済活動が度のように存在するのか、と。

495:名無し三等兵
05/02/10 11:33:03
当時の感覚じゃ、植民地経営がわりにあうみたいなとこがありましたからな。

資源が沢山あれば経済に良い影響があるというのはマル経のにおいがしますな。
もっとも当時他にまともな経済理論もあって人口に膾炙したかというと疑問なわけで。

496:俄将軍
05/02/11 01:23:50
欧米列強が、植民地の囲い込みで、ブロック経済を形成しているようでは、日
本もそれに倣うか、何れの陣営かに、屈服するかしかないような。

497:名無し三等兵
05/02/12 11:46:13
小泉首相「経済制裁やる場合、戦争になってもいいぐらいの覚悟が必要だ」読売[02/12]


小泉首相が10日夜、視察先の札幌市で、地元選出の自民党国会議員らと会食した際、
北朝鮮への経済制裁について、悩ましい胸の内を吐露していたことが明らかになった。
出席者によると、首相は北朝鮮の拉致問題などへの対応に強い憤りを見せた。そのうえで、
「制裁の効果があるのは、日本が絶対的に優位な場合に限られる」と語った。一方で、
「やる場合、戦争になってもいいぐらいの覚悟が必要だ」「国際協調の枠組みでやるしかない」
などと述べたという。

URLリンク(www.yomiuri.co.jp)


498:名無し三等兵
05/02/13 15:40:03
>>497
相手は核武装まで宣言しちゃってるし
拉致被害者と国民の生命まで考えると、
マスコミの煽りに乗って制裁実施は行えないのは確か。

総理という立場じゃ慎重な姿勢を足らざる得ないので大変だろうね。
野党の党首が慎重な姿勢を示しているのは理解不能だがw




499:俄将軍
05/02/13 17:43:23
>>497-498
北朝鮮問題の落しどころと、先送りによる悪化を考えると、日本国民は、北朝
鮮との戦争も視野に入れるべきではなかろうか。

日米安保を前提とした、専守防衛の日本の安全保障政策、国家戦略が、北朝鮮
問題程度で、大きく揺らぐようでは。

などと、煽りたててみる。

500:名無し三等兵
05/02/13 17:58:42
小泉首相の
>やる場合、戦争になってもいいぐらいの覚悟が必要だ
の発言は軍板的にはあたりまえすぎて話題にもならないが、
他の板(東アジア+板とか)では反響が大きかったようだね。

>>499
>大きく揺らぐようでは。
憲法の規定がアレだからしょうがないのでは。



501:名無し三等兵
05/02/13 18:03:39
ライブドア 堀江社長 のガチ発言きました。

「産経新聞」に憂国思想は必要ない、「産経新聞」は経済紙に転換させる、と断言。
言うまでもなく、これはフジサンケイグループ乗っ取り後の経営計画に関してのこと。
 夕刊フジ、サンスポ、スパ!などエンタメ路線を中核に置き、
「正論」や「産経新聞」などオピニオン路線は切り捨てる方針。

URLリンク(cybazzi.livedoor.biz)

502:名無し三等兵
05/02/13 18:22:46
マスコミで今バブルなのは日経だからね
当然パクルでしょ

503:名無し三等兵
05/02/13 19:50:43
朝日に対する政治思想の対立軸としても
産経グループが保守色を無くすのは困るな。

日経は陸自4万人削減決定というスクープを流したところだから
軍事報道に関しては朝日・毎日なみに信用が無い。


504:名無し三等兵
05/02/13 20:47:01
報道の質というのは、サービスそのものだという視点がない経営者…

505:名無し三等兵
05/02/13 23:28:06
>>504
×:経営者
○:山師

ホリエモンに「サービス」なんて期待する人が多いのは何でだろう?
ホリエモンの買収した事業は死屍累々なのに。
個人的には
「劣化した横井英樹」位にしか思えん。

506:名無し三等兵
05/02/14 03:04:35
日経は糞。朝日より嫌い。

507:名無し三等兵
05/02/14 03:34:09
デフレ対応樹形図
 ├まずデフレを止めよ派(最広義リフレ派)
 │ ├インフレ期待の醸成が必要だよ派(広義リフレ派)
 │ │ ├インフレ期待の醸成には将来の金融緩和期待が必要だよ派(狭義リフレ派)
 │ │ │ ├金融政策の主役は日銀だよ派(保守派)
 │ │ │ │ ├将来のインフレにコミットしさえすればいいんだよ派(原理主義派)
 │ │ │ │ ├実際に国債買わなきゃ信頼してもらえないよ派(マネタイズ派)
 │ │ │ │ └銃でもポテトでも買えよ派(合理的期待革命派)
 │ │ │ ├日銀を財務省がサポートすべきだよ派(穏健派)
 │ │ │ │ ├金利スワップ等で面倒みて上げようよ派(損失補填派)
 │ │ │ │ └バカでもわかるのは為替レートだよ派(バカでもできる派)
 │ │ │ └実は主役は財務省だよ派(過激派)
 │ │ │   ├チキンは無視して政府紙幣だよ派(独立性否定派)
 │ │ │   └日銀が損しないために流動資産の強制減価だよ派(復古ゲゼル派)

508:名無し三等兵
05/02/14 03:34:53
 │ │ ├流動性のわなにはまったら金融政策は効きが悪いよ派(弱い財政政策派)
 │ │ │ ├財政政策はそれ自体に存在意義があるよ派(独立派)
 │ │ │ │ ├自殺者や失業者は金融政策が効くまで待てないよ派(2ちゃんねる派)
 │ │ │ │ └バーナンキ背理法は財政政策の実施がコアだよ派(FTPL派)
 │ │ │ └有効な財政政策は有効だよ派(循環派)
 │ │ │   ├不良債権処理→貸出増加にはミクロ的基礎付けがあるよ派(毒舌派)
 │ │ │   └民間需要増加につながるものをやるべきだよ派(抽象派)
 │ │ └名目金利上昇で期待インフレ率は上がるよ派(フィッシャー方程式遍在派)
 │ ├構造改革でTFPを上げて潜在成長率を上げなきゃだめだよ派(RBC流男子の本懐派)
 │ │ ├イノヴェーションが足りないんだよ派(創造的破壊派)
 │ │ └追い貸しをやめさせれば資源が必要なところに回るよ派(ゾンビ退治派)
 │ └デフレギャップを埋めることが大事だよ派(強い財政政策派)
 │   ├財政政策の副作用防止にはシニョレッジが必要だよ派(経済コラムマガジン派)
 │   └世界恐慌は結局は戦争でしか解決できなかったんだよ派(世界史教科書派)

509:名無し三等兵
05/02/14 03:36:12
 └インフレにする必要はないよ派(広義デフレ派)
   ├デフレも問題だけどインフレも問題だよ派(反インフレ派)
   │ ├デフレでもインフレでもない状態がベストだよ派(ゼロインフレ派)
   │ ├インフレになったら名目金利も上がっちゃうよ派(金利懸念派)
   │ │ ├国債費が増えて財政が破綻しちゃうよ派(絶対財政派)
   │ │ └保有国債が減価して銀行等が破綻しちゃうよ派(ALM否定派)
   │ └無茶するとハイパーインフレになっちゃうよ派(両極端派)
   │   ├オイルショックの時は本当に苦労したんだよ派(懲羮吹韲派)
   │   ├そう主張した方が売れ行きがいいんだよ派(商売派)
   │   └マネタイズ禁止は神聖不可侵で破ればたたられるよ派(絶対日銀派)
   ├デフレ脱却より構造改革が大事なんだよ派(元祖男子の本懐派)
   │ ├明日伸びんがため今日は縮むよ派(旧ライオン派)
   │ ├景気が回復したら構造改革する意欲がなくなっちゃうよ派(新ライオン派)
   │ ├企業はリストラしてるよ国もリストラだよ派(ミクロ・マクロ二位一体派)
   │ └抵抗勢力の不当利得を剥奪しなきゃだめだよ派(国内陰謀論派)
   ├デフレは止められないよ派(宿命派)

510:名無し三等兵
05/02/14 03:36:53
   │ ├中国等の低賃金諸国からの輸入がデフレの原因だよ派(外生派)
   │ ├財政・金融政策ともに限界だから天命に身を委ねるべきだよ派(老荘派)
   │ ├少子高齢化で将来は需要が落ち込むから仕方がないよ派(閉鎖経済派)
   │ ├需要が飽和したから供給力の伸びに応じて物価は下落するよ派(清貧派)
   │ └アメリカが日本をデフレにしたがっているんだよ派(国際陰謀論派)
   │   ├アメリカは一定程度以上の円安を認めないよ派(貿易摩擦派)
   │   └アメリカは日本の資産を買い叩きたいんだよ派(ハゲタカ派)
   └むしろデフレがいいんだよ派(狭義デフレ派)
     ├とにかく円は強ければ強いほどいいんだよ派(前総裁派)
     ├短期金融市場が死ぬよりはデフレのままでいいんだよ派(だだちゃ豆派)
     ├デフレは高すぎた物価水準の解消過程なんだよ派(物価調整派)
     └私の所得は安定してるから物価は下がった方がいいんだよ派(選民派)

511:名無し三等兵
05/02/14 12:56:19
URLリンク(bewaad.com)

512:名無し三等兵
05/02/14 18:40:49
「正論」の内容の大半は正直評価してないが、
拝金豚にこーいう形で報道が蹂躙されるのはなあ…

まあ、時事通信が無くならなきゃいいや。

513:名無し三等兵
05/02/14 22:38:02
ついにマスコミにも外資の手が伸びてきたってことだね。
国難続き

514:名無し三等兵
05/02/14 23:22:04
>>512
俺も「正論」の内容は評価してないけど、
朝日系列や「世界」に対するカウンターバランスがなくなるのは心配だな…。

>>513
10年前、マードックがTV朝日を乗っ取っていたら今頃どうなっていたんだろう。

515:名無し三等兵
05/02/14 23:55:47
>>514
朝日の報道内容がゲソダイか夕刊フジ並みになっていた。


………なんだ、変わり映えがせんじゃないか。

516:名無し三等兵
05/02/15 00:03:55
>>514
『世界』に、というが朝日はともかく、正直『世界』はもう伝統芸能として保護しないとやばい状態じゃないかと…
『正論』と同程度に低い確率は読むべき記事が載りますが。

マードックだと保守大転回かしら

517:名無し三等兵
05/02/15 00:57:36
正論なくならないと思うけどねえ
あの手の保守系オピニオン誌って空前の売れ行きなんでしょ。

518:俄将軍
05/02/15 07:21:46
>>500
>憲法の規定がアレだからしょうがないのでは。

かといって、このまま放置するわけにもいかず。

>>501
日本の右翼化阻止か、論調を制御しようとする謀略に違いないのです。

519:名無し三等兵
05/02/15 17:12:05
とりあえずマネタリアン。

520:俄将軍
05/02/16 00:54:25
>>507-510
色々あって止められないデフレの間に構造改革で臥薪嘗胆だよ派(俄陰謀論派)

521:名無し三等兵
05/02/16 01:52:10
>>520
さすが政経アリアドネン
勤勉な愚者を地で行ってますね。

522:俄将軍
05/02/16 02:08:15
>>521
デフレで、構造改革が可能になったという「よかったさがし」でもしないと、
やってられないのです。

523:名無し三等兵
05/02/16 02:32:59
構造改革するからデフレは放置していいってもんでもないし
デフレ何とかするから構造改革はしなくていいってもんでもないし
とはいえ構造改革ってのも単なるスケープゴート作りになってるような希ガス
危うく国防までスケープゴートにされかけたし

524:俄将軍
05/02/17 22:44:57
>>523
>構造改革するからデフレは放置していいってもんでもないし
>デフレ何とかするから構造改革はしなくていいってもんでもないし

本来、そうあるべきなのでしょうが、少子高齢化は進行中であり、バブルから
崩壊後までの過程をみると、デフレ放置は意図的になされているのではなか
ろうか、などと。

誰も、調整できないので、デフレに委せている気も。

>とはいえ構造改革ってのも単なるスケープゴート作りになってるような希ガス

「構造改革」で、誰がスケープゴートになるのか、というのはありますが、ス
ケープゴートの存在しない構造改革というのも。

>危うく国防までスケープゴートにされかけたし

これが三文芝居でないのであれば、国際情勢の見通しというものは、どのよう
になっているのか、現在のデフレと構造改革の前提は、どうなっているのだ
ろうか、などと。

525:名無し三等兵
05/02/26 07:37:21
前国務副長官age

526:名無し三等兵
05/02/26 09:30:39 OTTfjHXm
今日は、我が国未曾有のクーデター計画2.26の日です。
皆さんは何を思いますか?


527:名無し三等兵
05/02/26 09:43:30 xVncYjtr
>>526
大アジア主義なんてネオコンぶっ飛びの極左思想を振り回すアフォは粛清されて当然
半島を併合して奴等の生産性を改善してやった結果、安いコメが流れて来て東北の貧農に駄目押しをした政府に対する答えがアジア主義じゃ皮肉にもならんよ
ただ明らかにトカゲの尻尾切りな対応の仕方に愕然とする罠

528:名無し三等兵
05/02/28 16:59:01 Ig7jxsNA
ほしゅ

529:名無し三等兵
05/03/01 16:56:46 tfeJKsFp
あげ

530:名無し三等兵
05/03/07 09:43:24
国際競争力というものがあって、それによって価格・賃金が
決定すると主張する人がいるが、
アメリカの床屋はタイの床屋の10倍の料金で、アメリカの
理髪師はタイの理髪師の10倍の給料で働いている。
ではアメリカの床屋の国際競争力はタイの床屋の国際競争力の
10倍あるのであろうか?
床屋のすることに10倍の差があるはずがなく、
国際競争力ということばに意味がないことがよく分かる。

531:名無し三等兵
05/03/07 09:50:27 Bmcjx1tJ
しかも為替レートが意図的に決められている面がある以上、国際競争力などは幻の世界に存在するといっても過言ではない。

532:名無し三等兵
05/03/08 18:48:17 JwjQNEgk
アホ発見
国際競争力は主に貿易財の概念だよ
床屋を自動車工場に変えればすぐ分かる。

533:名無し三等兵
05/03/08 19:35:05
インターネットを利用した遠隔美容の時代がすぐそこまできているのは、疑いようがないのです。

534:名無し三等兵
05/03/08 19:35:05
アホか、円レートしだいで強くなったり弱くなったりする
「国際競争力」とやらの与太に意味なんかあるわけないだろ。
クルーグマン読んで出直して来いハゲ。

535:名無し三等兵
05/03/08 19:42:15
製品の持つ国際競争力というのはいい。
だが国際競争力を持っていない国はだめだとかというのはトンデモ。
国際競争力ということばを特定産業について用いるのはいいが、国全体に用いるのは間違いだ。
国際収支統計は企業会計とは違うしね。

536:名無し三等兵
05/03/09 00:54:21
国によってカラクリも違うので一概に比較するというのも<国際競争力

そういう意味では国によって不良債権もかわってきたり。

537:名無し三等兵
05/03/09 02:03:59
不良債権処理など優先順位がずっと低い。ことさら問題にする必要なし。

538:名無し三等兵
05/03/09 05:19:24
たしかにサービスもソフトパッケージ等製品化されれば貿易可能で、国際競争力の範囲はひろがっている
(例ソフトウェア業界でも、部分をインドに外注に出したり、中国インド人技術者を国内で使ったりして、人件費を圧縮している。)

ところでアメリカの床屋が10倍の料金ならタイが、アメリカの競争力の10倍だと思うがどうよ?

床屋はさておき、タクシー運転手などでは低賃金の移民が職に就き、アメリカ国内での相対的低賃金で国際競争力の無さを緩和している。

床屋のすることに10倍の差はないが、お客さんが10倍金持ちなら10倍弱払える可能性がある。
ただし非熟練労働なら国際比較で賃金下落圧力がかかり、8倍、7倍に落ち着くという話。

539:俄将軍
05/03/12 23:53:11
>>538
確かに、現段階では、海外から遠隔操縦されているタクシーへの乗車は、躊躇
せざるをえないわけですが。

540:名無し三等兵
05/03/13 06:10:15
朝鮮人民軍事法廷の判決により
本日付で被告俄将軍から俄CEOに改名を命ず。

541:名無し三等兵
05/03/13 16:36:48
政治学者の卵氏のスウェーデン評に反論します。

スウェーデンには控除が無く、手当てで補われているといわれます。
これはいったいどういうことを意味するのでしょうか?
10~40%の累進課税になってるという仮定で比較してました。

日本モデル
児童がいる家庭で所得税の所得控除が100万円が受けれる場合
それぞれに対する税額控除の次のようになります。
最下層(0)、下層(10万)、中間層(20万)、富裕層(30万)、富豪層(40万)

スウェーデンモデル
所得控除がなく、その原資により児童手当を支給する場合
増税によるマイナスと児童手当によるプラスとの合計は次のようになります。
最下層(20万)、下層(10万)、中間層(0)、富裕層(-10万)、富豪層(-20万)

つまり、所得の控除が受けられないというのは庶民に対する
増税のように見えますが実は全く逆です。所得の控除というものが
それこそが日本の金持ち優遇を支えているのです!

542:名無し三等兵
05/03/14 06:12:55
>>541
日本モデルの解説がようわからん。

控除ってやつは、
・基礎
・医療
・生命保険、損害保険
・社会保険
・配偶者
・児童
・寄付
・政党助成
・住宅ローン特別
など種類が一定で、誰でも受けられ、「非累進的」だという意味で、
金持ち優遇だというのなら判るんだがね。
ちなみに自分の場合、家族4人の年収500ちょいの給与所得者。
住宅ローン特別控除が利いてるので、年末調整と確定申告で、
源泉徴収の全額分の金が戻ってくる。
トータルで見れば、国税が免除されてるも同然だな。
年収500ちょいというと平均的なとこだと思うんだが、
それとも金持ちなのかな?

543:名無し三等兵
05/03/14 20:26:58
>>542
そのものずばり「非累進的」という意味のことです。

544:俄将軍
05/03/14 22:12:29
>>540
降格などではなく、俄CEOというのは。

545:名無し三等兵
05/03/14 22:28:19
フツーーーーーに考えればさ、福祉国家と言うものはさ、
下位50%は確実に得するわけ。その上でね、
1)民間の個人年金は倒産する可能性がある
2)失業により下位に転落する可能性がある
とかで、中の上ぐらいまでもメリットあると思うぜ。

546:名無し三等兵
05/03/15 02:52:27
最近の統計見る限り年収500万は金持ちに属する

547:政治学者の卵
05/03/15 10:25:41
なんだか久しぶりに書き込みますな。

>>541
どこのに対する批評なのか書いてくれるとありがたい。
所得の控除額の拡大が、所得税を払わない層の拡大と同時に高額所得者に対する減税につながっている
というのは正しいと思うよ。高額所得層にとっては最高税額が課される範囲が小さくなる訳でね。

ただしスウェーデンだと地方所得税額は累進課税ではなくて完全にフラット。地方自治体ごとに違うが
だいたい20%後半だった気がする。連邦所得税は日本円で300万以上くらいの所得にかかるから
そちらとあわせればそれなりの累進効果を担っている(ちなみに税率は30%位だった気が)。
えーといいたいことは、スウェーデンシステムはまあ累進的ではあるんだが、そのぶん低所得者層にも
それなりの負担を求めているわけだな。

>>545
一般的にいえばそうだが、その程度は政府支出の内容に依存する。例えば生活保護はまあ低所得者層にしか
あんまり関係のないプログラムだけど、公的年金だと拠出額に依存しているからそれほど所得階層間の
再分配効果はないと思う。あと統計によれば金持ち連中のほうが長生きするから(笑)、そのぶんたくさんもらうし
医療負担もかさむ訳だ。あと高等教育への支出だと明らかに高所得者層の子女が多くその恩恵をうけるし。
公営住宅政策にしても、最近の公団住宅みてるとあんまり貧乏人には関係ないようなもんも作ってるし。

>>542
それはあなたの年齢と居住地域しだいだけど、まあまあよいほうじゃないでしょうか。
確か日本の世帯所得の中間値は500万台だったような気が。ただこれは退職者や若年単身者も含む数字で
また世帯所得ということで共稼ぎ家庭も含むわけですな。

548:名無し三等兵
05/03/15 11:48:52
日本の税制とスウェーデンの税制についての外観を。

URLリンク(www.mhlw.go.jp)
> 再 分配による改善度(再分配効果)
> 日 本:18.2%(98 年)
> ス ウェーデン:52.7%(87 年)
> ア メリカ:18.5%(86 年)

日本は再配分効果がアメリカ並に少なく(つまり金持ち優遇)、
スウェーデンには及ぶべくも無い。まだまだ金持ち優遇を
なくす余地ありまくり。

549:名無し三等兵
05/03/15 11:49:33
どのような影響を与えるでしょうか?

A.たくさん税金が取られるからもっともっと働かないと
手取りが増えないよ!というわけで激烈な競争社会になります。

URLリンク(www.yorozubp.com)
> そして、「アメリカ、ドイツ、フランス、スウェーデン、日本のなかで最も所得格差の大きなところはどこだと思う?」と尋ねられました。
> 私は「アメリカですか?」と答えましたが、答えは「スウェーデン」でした。
> 所得分配の不平等度を示す「ジニ係数」が財政の介入前はスウェーデンが一番高く、

スウェーデンはアメリカより資本主義的な競争原理が激しいです。

550:名無し三等兵
05/03/15 11:50:14
URLリンク(nippon.zaidan.info)
> GDPに占める国内研究開発支出総額の割合は、
> スウェーデンが3.85%(OECD諸国巾最高)、日本が2.91%、米国2.7%、

> 興味深いのは「大きな政府」をもつスウェーデンの企業が、
> こと研究開発については白前の投資を活発に行い、
> 国内研究開発支出全体に占める国家の研究開発支出の割合は
> 米国、フランスなど他の欧米諸国よりも低いことである

スウェーデンはしばしば色々な経済指標の成績が良いですが、
これは当たり前、という話です。スウェーデンこそが
資本主義の王道を行く国です。スウェーデンが成功するということは、
資本主義の勝利を意味します。資本主義を応援する人は、
スウェーデンを応援しなければなりません。

551:名無し三等兵
05/03/15 12:03:50
どうして北欧が福祉国家になったのかという話だけど、
これは労働組合が福祉国家を望んだからではない。
別に北欧に限らずどこの国でも労働組合は福祉国家的なものを
目指すものだ。ではどうして北欧が、ということになるのだけど、
答えは農民が福祉国家を望んだからだ、ということになる。

北欧は寒冷で土地の生産性が低く、地主-小作人制度が育たず、
農民が自立農になっていた。それでそのプチ・ブルジョワジーとしての
農民は当然、経済的に基盤が弱く、国家の福祉を頼んだってことさ。

さて日本は?日本は農地解放で農家は基本的に自営になってる。
そしてやはり国家の福祉を頼みにしている(と加藤紘一が述べている)。
だからこそ、労働組合と農家との連携による福祉国家建設が
現実的な選択肢として浮かび上がってくるのだ。
その傍証として年金一元化を民主党が唱えたことにより、
地方においても支持の拡大に成功した去年の参院選を挙げてみよう。

552:名無し三等兵
05/03/15 12:10:03
>>549(訂正)
Q.スウェーデンは重税国家であるが、これは労働インセンティブに
どのような影響を与えるでしょうか?

553:政治学者の卵
05/03/15 13:02:48
少しずつ返事をレスします.結構忙しいのよ.こう見えても(見えないっての).

たぶん坂口データは多少偏っているような...たぶん資料的にはこっちがいいでしょ.
URLリンク(www.jil.go.jp)

これを見ると日本の所得分配はまあ中程度.スウェーデンほど政府介入後の所得が平等ではないが
アメリカほど不平等ではないという感じ.なので

あとスウェーデンの経済指標は良かったり悪かったり.80年代までは良かったけど,90年代初頭に悪化.
その後改善といった感じかな.

554:& ◆nIZF4darUM
05/03/15 13:04:12
>さて日本は?日本は農地解放で農家は基本的に自営になってる。
>そしてやはり国家の福祉を頼みにしている(と加藤紘一が述べている)。
>だからこそ、労働組合と農家との連携による福祉国家建設が
>現実的な選択肢として浮かび上がってくるのだ。
>その傍証として年金一元化を民主党が唱えたことにより、
>地方においても支持の拡大に成功した去年の参院選を挙げてみよう。

かなり問題のある文章.基礎的な知識がない.まず年金一元化では普通農民というか自営業は無関係.
年金一元化というのは職域ごとに分立している二階建て部分について(公務員共済とか厚生年金など)を
統合しようという政策だから.それに年金一元化が地方での民主党躍進につながったなんてのは初見.
たぶん小泉改革に対する不満じゃないの?

あとスウェーデンで左翼政党が長期間にわたり農民政党と連立を組んだのは事実だけど,
別に農民は一般的な福祉政策の支持者だったわけではなくて,むしろ補助金とか目当てかな.
1960年代以降の農業人口低下後は,左翼政党はホワイトカラー相手に連合相手を組み替えた.

それに大体プチブルジョワというものは,零細であるがゆえに福祉政策に反対するものなのだよ.
日本の事情として,公務員や大企業従業員を対象とした職域福祉が先に発展したがゆえに
自営業や農民はそれ以外の人々を対象とした国民年金制度に後から組み入れられることになったが
普通は税金が高くなるような福祉政策に関しては反対.むしろほしいのは福祉より補助金.

555:政治学者の卵
05/03/15 13:11:44
最後の突っ込み.

スウェーデンで赤緑連合が政権を担当したときには,労働組織率は相当高かったし
(今でも無茶苦茶高いけど),それに農民人口も就業人口のかなりを占めていた.

今の日本だと組織率は2割以下だし,農業従事者で将来がある若者なんてかなり少ない.
福祉国家を作りたいなら,もう少し考えてから戦略を練ったほうがいいよ.残念!

556:名無し三等兵
05/03/15 13:22:41
普通の庶民にはスウェーデン式に所得税30%に消費税20%とか
取られてまで得られるメリットは、なさそうだね。
足りない部分は民間の年金保険に加入し、サービスを市場から調達したほうが安上がりにつきそうだ。

557:名無し三等兵
05/03/15 16:08:24
卵氏、残念ながら反論になってませんよ。

>>554
URLリンク(www.dpj.or.jp)
> 正社員とパート、勤労者と自営業者、民間と公務員など、バラバラの制度で強まる不公平感。
> 国民年金、厚生年金、共済年金、それに議員などの互助年金。バラバラな制度が不公平感の
> 温床です。民主党は、これらをすべて一元化して、

>>555
確かに昔のスウェーデンのようにブルーカラーと農民だけで
政権が取れるような人口構成ではなくなってるな。
だから?何を言いたいの?

558:名無し三等兵
05/03/15 16:16:15
民主的な政治決定制度の下で、日本国民にスウェーデン並みの
租税負担を課すことは事実上不可能だと決め付ける向きがあるが
世論調査なんかでは、多分海外旅行とかのためだと思うが
海外の税が高い事に気付いてる人が増えてて、条件付き増税賛成が多くなってるらしい。
ただ有権者は現自民党政権が金持ち優遇なので、今の政府を信頼しないし、
増税に反発すると。

559:名無し三等兵
05/03/15 16:42:09
>>553
私の環境ではリンク先が重くて読めません。まいったな。
goドメインってことは公的機関か。。。

560:名無し三等兵
05/03/15 16:42:55
>政治学者の卵氏

苺BBSでのあなたの発言
>スウェーデン並みの福祉国家を維持するためには,日本の左翼が好きそうな
>「金持ちに重税を課せばいい」なんて戦略ではとても間に合わない
URLリンク(www.ichigobbs.net)

民主的な政治決定制度の下で,日本国民にあれほどの租税負担を課すことは事実上不可能
URLリンク(www.ichigobbs.net)

あなたの行ってる話は、トートロジーだよね。

どうして日本は金持ち優遇なの?どうして法律を変えられないの?
どうしてスウェーデンのような公平な制度に改めることができないの?

それはそういう法律・制度・体系になってるから諦めろ。

561:名無し三等兵
05/03/15 22:35:02
>>554-555
「現代の政党と選挙」P92のスウェーデンについての記述によると
スウェーデンでは都市企業家が体制側で、その後に農民が台頭してきた。
更に遅れて労働者が労働組合を結成。というわけで、何故に
北欧で赤-緑同盟が成ったのかハッキリ分かりますね。
スウェーデン固有の現象であると。

「北欧の政治」p63でも補足となるものを発見。
北欧ではイギリスと同じように、職業への帰属が重要である。
大陸ヨーロッパの宗教的、地域的(民族のこと?)理由が重要である
というのと好対照。というわけでイギリスと北欧がヨーロッパでは
例外的に二大政党的/二大ブロック的になってる理由がここでも読み取れます。

日本はどうでしょうかね。このことについて
ハッキリとした定説は聞いたことが無い。

経団連が優遇税制や補助金などで農家・自営業者に
対する利益誘導を通して取り込むことに成功した
と考えれば、労働組合がその逆を行って
政権を奪取するシナリオがある、という可能性を
日本固有の国情だと提案してみましょう。

562:政治学者の卵
05/03/15 23:15:31
>>560
ふつうは政治学では経路依存性と呼ぶがね。まあトーロトジーに聞こえる場合もある。
現在の福祉国家の構造はある一定の時期(産業化初期から1960年代の高度成長期)の状況に
形成された制度などに大きく依存しており、その後制度に大きな変更を加えることは
困難である、てな理屈。

実際のところ不可能じゃない、とは思うけどね。逆に北欧型に近い福祉国家から自由主義型へと
移行したイギリスやニュージーランドのような例もあるから。まああれも80年代の危機がなければ
あり得なかった事例とは思うけど。

労働組合に期待するのもいいけど、そういうのは組織率2割を回復してからいってくれ。
正直言えば福祉国家は嫌いじゃないから、期待してるよ。

返事が遅れる可能性は高いけど、まあ気長に待ってくれ。

563:名無し三等兵
05/03/15 23:55:27
返事がなければ追認されるだけ。

564:名無し学徒兵
05/03/16 00:34:11
横レススマソ。

>>561
>というわけでイギリスと北欧がヨーロッパでは
>例外的に二大政党的/二大ブロック的になってる理由がここでも読み取れます。

例外的?第5共和制下のフランスと90年代以降のイタリアはどうなるの?
両者とも2大ブロック的な政党制だけど、階級要因というよりは選挙制度の影響の方が大きいよね。

565:名無し三等兵
05/03/16 01:06:01
>>562
経路依存性を用いた日本の解釈は2つあって、
どうして日本の現状が保守主義と自由主義の中間のように
成っているかといえば、
1)日本がそういう国だから
2)先進国としては未成熟だから

発展途上国をスキャンすればそれは大抵
保守主義と自由主義の中間のように「見える」。
しかしそれは先進国でないからに過ぎない。

大抵のヨーロッパは先進国としての福祉制度を
整えたのは19世紀に遡る。日本はどんなに遡っても
せいぜい第二次世界大戦後に過ぎない。
ヨーロッパで経験した200年の激動が日本では50年に
圧縮されてるっわけさ。日本がどういう国になるかは
実は今、ここで選択が迫られているのではないだろうか。

566:名無し三等兵
05/03/16 01:13:41
>>564
フランスとイタリアについてはよく知らない。
この二国を”例外”として扱わなければならないとしたら
それは理論が間違ってるからだろうと思う。忘れてくれw

だが、フランスではまず何より宗教上の理由が投票の動機であるらしい。
カトリックが90%の国でどういう宗教上の理由が政党と結びついてるのか
全く分からない。あなた解説できる?

イタリアは宗教上の理由による政党支持は少ない。
その有権者の構造はイギリスに近い!
これはカトリックとして完全に染まってるから対立軸にならないのかな?

567:名無し三等兵
05/03/16 01:39:41
この前のテレビで年金の話があったけど、
自民党が少し踏み込んで言った未来図がアメリカ的自由主義の世界だった。
民主党は知ってる通り北欧型。
次の選挙が事実上、日本の進路を決定する臨界選挙になるんではないだろうか。


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