【軍事独裁】軍ヲタが政治を語るスレ【選挙に予算】at ARMY
【軍事独裁】軍ヲタが政治を語るスレ【選挙に予算】 - 暇つぶし2ch245:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/28 15:50:45
>244
 なんか、この種の人たちって、竹中くんが何かやれば「外資ハゲタカファンドが云々」とか根拠のないことをわめき散らしてたのに
今度は「海外の経済人が云々」とか海外のご意見を錦の御旗みたいに持ち出すのね(微苦笑
 あっちから言われてふらふら、こっちから言われてふらふらな、オカラ"ザ・吹き流し"みんす党首と同工異曲なのでは。
 黙ってやらせとけばいいのに、どっちみち沈むか保たせるか二つに一つしかないんだし。

246:名無し三等兵
04/11/29 09:46:39
軍事板 自衛隊削減反対まとめサイト
URLリンク(www.geocities.jp)
軍事板 【次期防衛大綱】防衛庁vs財務省第6会戦【国防】
スレリンク(army板)
軍事板 陸自定員四万人削減
スレリンク(army板)
自衛隊板 [4万人削減]僕と陸自と陸自の生きる道[5千人増員]
スレリンク(jsdf板)
自衛隊板 定員削減ですよおまいら
スレリンク(jsdf板)
ニュ速+板 【政治】「中東~アジア安定に日本努力」「中国軍の近代化に注目」…政府、新防衛大綱概要案
スレリンク(newsplus板)
ニュ速+板 【政治】防衛費聖域でない-神崎氏 武器輸出緩和盛り込み否定
スレリンク(newsplus板)
ニュ速+板 【防衛庁】国土3割、災害派遣即応不可に=駐屯地廃止最大63カ所【非常事態】
スレリンク(newsplus板)
ニュース議論板 【削減】どうなる日本の防衛?!【増強】
スレリンク(news2板)
極東板 日本の防衛力を真剣に考えるスレ
スレリンク(asia板)
アジア+板 【国内】新防衛大綱で不透明要素に中国と北朝鮮明記、政府方針【11/26】
スレリンク(news4plus板)
アジア+板 【国内】「防衛大網」で財務庁戦闘機削減要求、防衛庁「中国等の領空侵犯対処不能に」【11/02】
スレリンク(news4plus板)

247:名無し学徒兵
04/11/29 13:04:02
大綱スレにも書き込んだ内容ですが・・・。

---
財務省の削減攻勢で青息吐息の日本にとって更なる難題登場ですよ。

EU、対中武器禁輸の解除に含み
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
EU対中武器禁輸、来年初めに解除を・仏大統領
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
対中武器売却解禁、日米と欧州の対立強まる
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
防衛庁長官、対中武器禁輸解除に懸念
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
防衛庁長官、EUの対中武器輸出緩和に懸念
URLリンク(www.nikkei.co.jp)

本当に大陸ヨーロッパ(特に無節操なシラク)は国際秩序形成のガンだな。
日本側も「concerned(関心を有している)」なんて奥歯にものが挟まった表現ではなくて
堂々と「EUの武器輸出解禁は日本の安全保障に対する明白な挑戦だ」って言い切ればいいのに。
もはや頼みはブッシュとライスの強硬姿勢だけか・・・?

台湾、日米韓の安保協力を呼び掛け
URLリンク(www.nikkei.co.jp)

本当に解禁されたら日本も武器輸出三原則を撤廃して台湾に兵器を供与でもしないと
極東の軍事バランスを維持できなくなるぞ。東南アジアにも梃入れが必要だろうし。

248:名無し学徒兵
04/11/29 13:10:01
「ひげの隊長」講演、急きょ中止=奥大使ら追悼イベントで早大
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

 昨年11月にイラクで殺害された奥克彦大使=当時(45)=、井ノ上正盛書記官=同(30)=の
1周忌のイベントで、イラクに派遣された「ひげの隊長」佐藤正久1等陸佐の講演が、会場を提供する
早稲田大学の判断を受け、急きょ中止されたことが26日、分かった。早大広報課は「イラクへの自衛隊
派遣が国論を二分する議論になっており、慎重に対応することにした」と説明している。
(時事通信) - 11月27日6時3分更新

---
日本のアカデミズムって奴は・・・。
神戸大五百旗頭ゼミの話でもそうだったけど、「学問の自由」って随分恣意的なんだね。

249:名無し三等兵
04/11/29 16:40:17
>>248
私学だし、学問とは関係無いイベントだし、別に良いんじゃない?
そもそも早稲田だし

250:名無し三等兵
04/11/29 18:40:08
(-@∀@) 日の丸君が代も国論が二分している。
       早稲田は配慮して日の丸を掲げず君が代も演奏すべきではない!

251:名無し三等兵
04/11/30 02:46:54
>>248
五百旗頭センセのとこ、何かあったの?

252:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/11/30 12:25:12
 ザワヒリタソの、いかにも「選挙前に収録しました」と言わんばかりにわざとらしく「どちらの候補が勝とうとも」とか言う、いいわけじみた
ビデオメッセージを見ながら、あの裏で

ラディソ:「ザワえも~ん、大統領選挙に冷や水浴びせようと思ってどかんと一発やったら、ブッシュに追い風になっちゃったよ~」
ザワヒリ:「ラディ太くんは、しょうがないなぁ」

とか言いながら、「ラディソって、やっぱりブッシュと裏で手結んでんじゃねーの」とかぶつくさ言ってる強硬派に向けて「何を今更」な
メッセージを吹き込む姿を思い浮かべて微苦笑してしまターリ。

253:名無し三等兵
04/11/30 12:43:01
食料自給率、なぜか16%アップ 食べ残し除いて再計算
URLリンク(www.asahi.com)

おまいら食事は残さずちゃんと食べろよ。

254:俄将軍
04/12/01 07:31:53
>>253
……日本の財政というのは、実質的には、長銀、日債銀よりも、無茶苦茶に
なっているということで、先送りに必至ということなのだろうか。

だとすれば、現在の日本の株価、土地価格などを考えると、日本経済の未来
というのは……。

255:俄将軍
04/12/01 08:04:34
>>242
【緊張】ウクライナ ドンパチ導火線【内戦】
ttp//hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1101392412/l50

上記のスレッドにて、ウクライナ情勢に関しての議論が。

256:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/12/01 09:28:10
 ウクライナの議会で、野党の連中がわけのわからん議案だして否決された挙げ句「可決されるまで提出し続ける」とかゆってる
わけだが、これって議会制民主主義を議員自ら否定しちゃいました、とかいうマヌケ面さらしてることになってるのに、野党の連中は
気がつかないんだろなぁ。
 つうかEUのブタどもは、手先の行動を通じて自ら議会制民主主義を否定しちゃったワケなんだが、どうするつもりなんかなぁ。


257:名無し三等兵
04/12/01 12:40:44
>>256
切り捨てるに決まっているでしょ。
ロシアみたいに統治する苦労はいらないんだから>EU

混乱したら、「危険だから監視団やアドバイザは撤退。EUは非民主主義的行為を非難する」とか何とか。


258:名無し三等兵
04/12/01 12:59:03
>>256
ユーゴ分裂の責任を感じてないんだもん
米帝以上に国益まるだしかと


259:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/12/01 15:22:57
 やっぱり、どう考えても「後はポイ捨て」パターンだよなぁ。
 ヤンキーはアフガンとイラクで手一杯で、これ以上、よけいな紛争は抱え込みたくなさそうだし。

 それにしても、EUの手先になってる西部の連中って、このまま分離が決定されたら、結局貢ぎ先がロシアからEUに変わるだけで
見栄えのいい「農奴」である立場には何らの変更もない、ということがわかんないのかなぁ。
 どう考えても、黒海に啓けていて、しかもソヴェト時代からの重要なコンビナートが存在する東部の方が、分離独立した場合に
立場も重要性も増すと思うんだが。

 げに売国奴というのは度し難い。

260:俄将軍
04/12/01 20:16:23
「ウクライナの冬」になるのか、分裂するのか、不明でありますが、分裂した
場合、西部は、単に貧しくなるだけのような気もしますが、東部は、親ロシ
アということで、逆に安定するということもあるのか。

どのような国境線が引かれるかというのが、最大の問題ではないかと思うわけ
ですが、チェコとスロバキアという形になれれば、まだマシな方なのかも。

261:名無し三等兵
04/12/01 23:01:05
>>259
ウォーラーステインは、ロシアの専制は、専制だからこそ達成できる半辺境、被搾取地だったから、としているようですぜ。
まあ、いまだにそう言う地位と見られているんでしょう。

>>260
分離したら、今度は経済が悪化しますって。
合体ならともかく、今まで統合していましたから。
解体による経済悪化に、EUが支援してくれるわけでもないでしょうし。

上まあ半辺境認識の対象であればなおのことだろうか(苦笑

262:俄将軍
04/12/02 12:20:41
>>261
ロシアの民主化からの逆行コースを懸念するのは分るのですが、落しどころ
を間違え、ウクライナが、東部、西部に分離するような事態になれば、西
部の将来の構想というものに、如何なるものを描いているのか、西部の
中の人に聞いてみたい気もしますが。

263:名無し三等兵
04/12/02 14:00:56 OTwnps1e
国内ネタはすれ違いですか?

防衛予算も聖域なし…首相、来年度削減方針を表明
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

264:名無し三等兵
04/12/02 14:17:57
EU加盟だけでそ

265:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/12/02 18:22:41
 なんか相変わらずマスゴミが恣意的な報道してるけど、別に同意事項に基づいて暴徒の群れによる脅迫を辞めるワケじゃなくて
週末に備えて一時的に休息と再補給させるだけだろ。
 

266:名無し三等兵
04/12/02 18:58:06
>>263
経団連が防衛力削減に苦言を呈しているから、この削減も
丸投げされるだろう。大体、首相が「思い切ったことをやる」と言っても
改革出来たのは、首相就任前から策を練っていた郵政問題くらい。

267:名無し三等兵
04/12/02 19:29:18

政治学者の卵って奴はアホなのか。米国債なんて売れるわけないだろ。
可能か不可能かでいえば、間違いなく不可能。
財務省が毎日のように円高警戒を発令してるのをしらないのか。

特に>>172はアホすぎる。日本が買った米国債は日本にはなく、アメリカが管理してるっつうの。
実質的にも売れないし、売る意味もない。(円高で輸出があぼーん)間違いなく紙くずだ。

>あと日本政府が大量に購入するのは為替介入の結果,ということも忘れちゃならない.

それ以外になんかあるの?誰でも知ってるよ。

268:名無し三等兵
04/12/02 19:48:35
ご高説ですな!  続きはないのですかw

269:名無し三等兵
04/12/02 19:54:53
思いやり予算等を
米国債で払うのも
だめなのかな?

270:名無し三等兵
04/12/02 20:54:40
別に利子ついて戻ってくるんだし、早急に売りはらわなアカンって事は無いと思うけどなぁ。
対外債権はあるにこした事ないと思うけど・・・。
それとも、米国債は近い将来紙屑になるという観測なんかな。

いまいち経済はわからん

271:名無し三等兵
04/12/02 22:33:09
>>270
米国がインフレ政策を選択すれば、日本の購入した米国債の価値はどうなるのかといえば。

かつて橋本元首相の発言がありましたが、日本国が米国債を早急に売払えるわけはなく。

外国が日本企業の株式よりも、日本国の国債を購入を優先するわけはなく。

大日本敵国の戦時国債は紙くずになりましたが、株式は全てが紙くずにはなりませんから。

現時点で帳簿上では辻褄があったとしても、将来も辻褄があっているとは限らないのです。

272:名無し三等兵
04/12/02 22:48:52
米国債は「強いドル」を掲げる共和党政権の間に少しづつ返してもらう他無いな。

273:名無し三等兵
04/12/03 03:18:17
>>267
藻前アホだろw
>>173に、売ろうと思えば売れるけど円高になる(から実質売れない)…って内容のことが書いてある。
しかも>>172に為替介入以外の米国債購入について書いてあるのに>それ以外になにがあるの?とは。

>>167みたいな香具師が経緯(円高回避の為替介入、民間のリスク回避)も弁えずに米国債保有を批判する(N速あたりだと、日本は米国の属国だとか言ってる輩の挙げる根拠となっている)から>>172-173になってるわけで。

274:名無し三等兵
04/12/03 07:58:58
為替介入は輸出産業への税金補填という考えかたもある一方。産業保護どころか史上最高の利益をあげている企業もあり。

最終的に投入した税金というのは国民が負担することは間違いなく。さらに外国人労働者の受入れなど提言されるようでは踏んだり蹴ったり。

275:274
04/12/03 08:26:13
米国債は利子にいたるまで米国債の借換えによって支えることで先送りされながら。インフレによってとけていくのです。

デフォルトまで至らなくても債務削減利払停止など。借りた方が返すことに拘っていないという素敵債権。

276:名無し三等兵
04/12/03 18:48:42
>>251
URLリンク(www1.jca.apc.org)
URLリンク(www1.jca.apc.org)

277:某ねデ研 ◆dZZeRoGg8M
04/12/04 19:15:07
>276
ま た 基 地 外 か

278:名無し三等兵
04/12/04 20:19:47
>>263
国内ネタはこちらでどうぞ

【新防衛大綱】防衛庁vs財務省【第7師団ピンチ】
スレリンク(army板)

「潜水艦なんて必要ないわ」by片山主計官
スレリンク(army板)

279:名無し三等兵
04/12/04 21:22:42
>>263>>278
国内ネタでも防衛大綱が絡まない奴はこっちでいいでしょ。
元々は防衛大綱スレでスレ違いだった議論用に分派したんだし。

280:名無し三等兵
04/12/05 05:01:40
>>276
教えてくれてthx。
やれやれ、マスゴミと教育界はヤツラの巣ですな。

281:名無し三等兵
04/12/05 16:12:50
大綱スレで教育政策と予算の話になっていたので転載。

983 :81式●VNMI ◆TYPE81vZyU :04/12/04 22:58:04 ID:???
>>980
でも、やっぱり、エリート教育の基本は、文学(古典)、史学、
あと古代文明言語(ラテン語、ギリシャ語、中国語とか)だと思うんデスよ。
テクノクラートは今の養成法でいいデスから・・・
今の、実用学問(法学、経済学、工学)エリート、つまりテクノクラートによる支配
というのは、アレデス。イデオロギーの無いソ連みたいな感じになると、もう、
どうしようもないデスからね。


986 :名無し三等兵 :04/12/04 23:27:26 ID:???
史学は当然、文学もまあ良しとして、古代文明言語はどうでしょう?
それがエリート教育の一環であったのはある種の実用学問として及
び実用学問であった伝統の残滓としてですよ?

江戸期あたりまでの日本においての漢籍=大陸の進んだ医学(漢
方)、文化、兵法、歴史等に関する書物を原文で読む為の必須教養
つまり今の英語に相当

戦前の欧州におけるラテン語=宗教改革以前の教会の統一言語で
ありそれ以前の教会の書籍、公文書、記録等はほぼすべてラテン語。
中世の教会の世俗権力への影響力は大きく当時の条約文等もラテン
語多し。早い話が昔の記録をひっくり返すにはラテン語の教養が必須
だった。又大学教育の原点は教会にありその伝統の残滓もあり。

282:名無し三等兵
04/12/05 16:13:48
989 :名無し学徒兵 :04/12/05 00:17:01 ID:???
>>983
エリートとテクノクラートって二分法的に分けられるのかなあ。
問題群の高度化・複雑化が進む中でリーダーにもある程度の専門性は欠かせないし、
逆に専門家にとっても1つの分野に通じているだけで問題に対処できるほど楽な時代ではないはず。
アメリカの高等教育なんかを見ているとジェネラリストとスペシャリストを
それほど区別しているようには見えないし。


47 :81式●VNMI ◆TYPE81vZyU :04/12/05 01:18:51 ID:???
前スレ
>>986>>989
なるほど、そうとも考えられるのデスね。
ボクは、常識を養成するために、古典を原典で読まなければならないと考えてそういう
結論をしたデス。そういった意味で、古代文明言語は史学、文学の為に必要になると
考えたのデスけど・・・

ただ、やっぱり、エリートには文学、史学といった金にならない知識が必要だとは思う
デスよ。もちろん、専門性もあるに越したことはないと思うデスが、大局を見る人間は、
正常な理解力こそ重要であって、専門性は専門家に依存する事がボクは可能だと、
考えるデス。

ただ、限りなく、専門家側になりそうなボクが言うのもアレなんデスけどねw

283:名無し三等兵
04/12/05 16:14:35
52 :名無し学徒兵 :04/12/05 03:12:13 ID:???
>>47
>専門性は専門家に依存する事がボクは可能

専門家に頼るにも本人にもある程度の専門性がないと使いこなせないと思うよ。
一番分かりやすい例では経済政策が挙げられるけど、自民党のセンセイ方で
経済財政諮問会議の学者委員(吉川教授と本間教授)の言ってることが分かる人って
どれくらいいるか疑問なんだよね。それどころか幼稚な反発をしてる議員もいる有り様だし。

官僚についても今問題なのは正常な理解力もそうだけど専門性の欠如もある。
財務官僚のマクロ経済運営にしても防衛予算査定にしても、経済学や防衛学をどれほど
理解した上でやっているのか。経済学の修士号も持たない連中が国の経済運営を
任されているのかと思うと寒気を覚えるよ。


53 :名無し三等兵 :04/12/05 03:19:16 ID:???
>>52
結局、国民レベルでの教育問題に行き着くよなあ、それ。
ゆとり教育とか、国旗国家でもめてる場合じゃないな、ホント。


56 :81式●VNMI ◆TYPE81vZyU :04/12/05 03:27:26 ID:???
>>52
なるほど・・・
現代の複雑性に19世紀までの考えが追従できない点はそこにあるかも知れないデスね。

きょうび、企業の、いわゆるビジネスパーソンといわれる人々にMBAやその他が要求
されるのはかかる理由が存在するがゆえにと、理解出来るデス。

難しいデスね、国防は・・・ 重要デス。しかし、個人的に言わせてもらうならば、教育は、
次世代を形成するという意味でそれ以上に重要な風にボクは思えるデス。

284:名無し三等兵
04/12/05 16:15:17
57 :名無し学徒兵 :04/12/05 04:01:03 ID:???
>>56
イギリスの大学も頑張って古典的教養教育を維持しようとしてきたけど
社会の複雑化のせいで実用的な教育プログラムの比重が増してると聞くしね。
ただアメリカの大学は一見実学主義に見えて実はliberal educationを重視していたり。

MBAはちょっと特殊みたい。企業で働いている人から聞いた話だと
「MBAに行くより仕事を続けた方が勉強になる、ただ有名大MBAは人脈作りに役立つ」
だそうな。まあファイナンスみたいな分野では話は別だろうけど。

教育も国防も10年20年単位の政策だからねえ。長い目で見ないといけないのに、
どうやら日本という国は即効性の見込めない事業には金を出したくないらしい。
URLリンク(www.mext.go.jp)
教育に対する公財政支出の対GDP比で日本はOECD諸国中最低だそうで。
何だか防衛予算の対GDP比とダブって見える・・・。

>>53
未だに教育改革がイデオロギー論で語られるんだから嫌になっちゃうよね。
教育基本法改正にエネルギーを注ぐくらいなら日本の国際競争力を高める
方策を考えろっつーの。


59 :名無し三等兵 :04/12/05 04:33:02 ID:???
>>57
となると、日本の歳出の主力は一体何なんだろうね?
社会保障費率もスウェーデンには遥かに及ばないし。
・・・防衛費増やせないかとアメリカの財政を参考にしようとしたが、
アメリカでは救急車を呼ぶのに高額の金を自己負担させられたり、保険の
利用できない医療過程があったりと日本よりかなりドライ(冷たい)な
システムで、細部は州によっても異なるし、あまり参考にならなかった。

285:名無し三等兵
04/12/05 16:16:08
60 :名無し三等兵 :04/12/05 06:05:57 ID:???
>>59
主力は過去の借金の返済です。
それと、何にも考えなかった年金の支払いがそろそろ
膨らんできます。
医療費も、実質死んでいる人に 患者の家族が来るまで
どうにか保たせてください、なんていうワケワカラン依頼が無くなるだけでも
大分節約できます。

つまり、団塊の人達の年齢が上がるたびに
歳出の主力は変わっていくわけです。


61 :名無し三等兵 :04/12/05 08:04:26 ID:???
違う。正解は「政府予算の規模自体が先進国比で低い(=同様に税収も低い)」。
日本は軍事はもちろん教育の機会均等にも福祉による弱者救済にも不熱心。
例外的に多いのは公共投資だがそれも景気対策で一時的に急増しただけ。
政府予算という点では日本は昔から小さな政府だった。


----
転載終了。政治学者の卵氏の意見を聞いてみたい気がする。

286:素人ですが、、、
04/12/05 17:08:00
欧米のラテン語、古典、宗教は
新人社員への企業文化の継承のように
新人官僚候補への文化風土継承では?
過去を延々と(怒られちゃうかな)論議しあうことで
自分なりの視点を持たせているんでしょう。


287:名無し学徒兵
04/12/05 18:27:13
<憲法改正草案>大綱素案、白紙撤回へ 策定作業が大幅遅れ
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
<憲法調査会>「参院直接選挙は維持」「脱政党化」が課題
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
自民憲法調査会 大綱取りまとめ暗礁 参院 猛反発
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

内閣と立法府の制度設計、妙なことにならないといいけど。
閣僚を衆議院議員(ないし立候補者)に限定するのってはどうもなあ・・・。
民間人や学者から優秀な人材を引っ張って来られなくなるのに。
まあアメリカ式にウェイトの高い首相補佐官で固めるのも一つの手だけど。

一方で参院が否決した法案の再議決要件を過半数に下げたのは正解だね。
現状の2/3だと参議院が衆議院に対して立法上の拒否権を持ってるのと同等だから。
それに対しても参院議員が反対しているのはちょっと勘違いな気がする。
「脱政党化」「脱カーボンコピー」を目指すのなら現状の政治化された
参議院をどうにかするしかない訳で、それには参院が法案の採否の最終決定権を
握らないことが鍵となる。「再考の府」は「決定の府」であってはならないってこと。

いずれにしても最近の制度工学の理論に沿った改憲案になるといいんだけど。

288:名無し三等兵
04/12/06 16:16:12
浮上

289:名無し三等兵
04/12/06 16:19:31
首相「悪いことではない」・陸自幹部憲法草案
URLリンク(www.nikkei.co.jp)

290:名無し三等兵
04/12/06 16:20:23
首相「悪いことではない」・陸自幹部憲法草案
URLリンク(www.nikkei.co.jp)

291:俄将軍
04/12/06 23:48:42
エリート教育も、各国とも、歴史的経緯があるわけですが、何の為に、エリー
ト教育を必要としているかを考えてみると、日本の優先順位というものは、
あるものなのでしょうか。

292:政治学者の卵
04/12/08 02:37:21
おひさ.

>>285
日本の財政規模対GDP比は確かに伝統的に小さいです.軍事費込みでアメリカと同規模かな.
除いたらもう少し大きいですけどね.ということで,この場合は61氏の方が正しい.
歳出のかなりの規模を国債償還費が占めてるのは事実だけど,歳入のほうも国債がかなりの割合を占めてるんでね.
だから逆に言えば「40兆しか歳入が無いのに,80兆も使うのはおかしい」というよくある指摘も変.

ただし末期患者に対するターミナルケアが保険財政を圧迫しているという指摘は正しい.
平均寿命の延びによる高齢化そのものが保険財政を破綻させてるわけじゃない.
問題は死ぬ寸前の数週間に,たった数週間か数日間寿命を伸ばすために莫大な額の医療費が
投入されていることだな.だから医療費の増大は人口高齢化のため,というのは終末医療で
あこぎに稼いでいる医師会のプロパガンダに近いと思う.

293:政治学者の卵
04/12/08 02:54:04
>>284
>>名無し学徒兵氏
アメリカの大学は,学部レベルでは大して専門的なことをやりません.本格的に専門をやるのは
おそらく大学院に行ってからなので,liberal art的な傾向が強いと思われます.
(と書いたが,おそらく読まれないだろうね(苦笑)

エリート教育すか?俺はあんまり古典を重視しないほうですね.古典を完璧にマスターしていたはずの
エリートに統治されていた隣の国(CとかKとか)の末路を見ると,古典の教養ってなんだろう,という気が.
あと古典の教養はうまく生かされる一方で,つまみ食いされて自分のトンデモの正当化に使われる場合も
多々ある気がしますね.

どちらかといえば,現在主流の法務官僚には古典よりは自分の担当する分野の技術的な専門知識,
(建設だったら技官や族議員に対抗できるような,金融だったらハゲタカファンドに対抗できるような(w),
あと数字を読む能力を身に着けてもらいたいかな?統計が頻繁につくウソを見抜けるような.

294:俄将軍
04/12/08 02:56:50
>>291
>日本の優先順位というものは、

「日本独自の優先順位というものは、」に修正。

>>282
>あこぎに稼いでいる医師会のプロパガンダに近いと思う.

日本医師会は、暴力団そこのけではないかと。

295:政治学者の卵
04/12/08 03:04:21
というわけで,エリートに関しては名無し学徒兵氏に近いですな.

ちなみに財務を中心とするキャリア官僚の多くは経済や行政学の修士号を持ってますよ.
連中のかなりの部分は国費で海外の大学院に留学してるんで.ただ問題なのは,留学させる際に
「お前,あれについて勉強して来い.そのかわり帰ってきたら,関連する仕事を任せるからな」
というようなことがないことですね.あんまり人事と絡めて派遣していない.
通産でアメリカに留学してたとえばNAFTAについて修士論文を書いたのに,戻ってきたら
ぜんぜん関係ない中小企業対策に配属された,という例をよく聞きます.

296:政治学者の卵
04/12/08 03:09:09
>>294
まあ,政治学をやった人間は医師会のせいでふつう医者不信になりますね.
まだ民医連のほうがましかと(w

297:俄将軍
04/12/08 03:30:03
>>295
政策担当者に、知識がなければ、意味がないのではないか、というのが問題な
のではないかと。

人事ということになると、内向きの論理が、優先するのか。

>>296
選択肢になっていると思えないところが、凄いところです。

医者といえば、知的階級のはずなのですが。

298:素人ですが、、、
04/12/08 08:09:41
その状況を利用するにせよ、
爾来踏まないように避けるにせよ改革しようとするにせよ
現状を前もって知ることは意味があるということでしょう。


299:名無し学徒兵
04/12/08 12:29:00
>>293
ちゃんと読んでますよ(w

アメリカの大学はカリキュラムを見たことを見たことあるので多少知ってる。
日本だと専門の単位が全体の過半数に達しているけどアメリカのmajorの単位は
全体の1/4少々だね。だからこそdouble majorみたいなことが出来るんだろうけど。

>自分の担当する分野の技術的な専門知識
主計担当官には予算査定の専門的トレーニングを受けてほしいなあ。
以前アメリカの議会予算局が出した米軍装備の長期整備計画を見たことがあるんだけど
あれだけの専門性を以て大綱や中期防の予算折衝に臨んでほしい……。

>>295
ああ、人事院留学がありましたね。やたらとKennedy School of Gov'tに行くという(w
財務や日銀だとPh.D.留学する人もいるそうで。

300:名無し三等兵
04/12/08 19:50:00
>>273
アホはお前っての。>売ろうと思えば売れるけど
アメリカに保管されてるのに売ろうと思えば売れるって馬鹿じゃねえの。

話すりかえるなよ。誰も民間の米国債購入の話なんかしてないし。民間が何しようが勝手でそんなことを
議論する事に何の意味も無い。政府の膨大な為替介入の話をしてるんだ。

貿易黒字があれだけ増加すりゃ円高になるのは当たり前だし、先進国なのに輸出依存って体質にもっていこ
うとするところが間違ってるんだよ。日本における貿易がGDPの高々一割ってのもしらんだろお前。
日本は外需主導国ではなく、内需主導国だ。

典型的なN速厨だなお前。レベル低すぎ。

301:名無し三等兵
04/12/08 19:51:41
>>273
③日本の巨額な赤字財政を続けられるのはなぜか。日本の巨額な預貯金と、巨額なドル
建て債券が、国家の財政赤字の穴埋めに使われているからアルゼンチンのように円は
暴落することがなく、かえって高くなっている。日本が経常収支で黒字の間は財政も破綻することはない。

しかし米国が経済破綻してドルが大暴落した場合、日本経済にも破綻がやってくる。
中国も対米黒字国だが日本とは違ってユーロへのシフトは確実に進んでいる。
対米黒字をユーロでヘッジしておけばドルの暴落も回避できるが、日本の政府・日銀は
米国の脅しによってシフトができない。ならばせめて民間だけでもドルからユーロへシフト
しておくべきだ。

米国はそれを警戒して日本の金融機関を米国の資本で買収しようとしている。
小泉首相や竹中金融大臣が日本の銀行や生保を米国に売り渡そうとするのも、日本の
民間資金のユーロシフトを恐れているからだ。最終的には最大の金融機関である郵貯も
民営化して米国へ売られる。しかしそんなことをしてもその前に米国は破綻する。

コロンビア大学スティグリッツ教授(ノーベル賞学者)


302:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/12/08 21:26:53
 オランダ&ヨリたんグッジョブ!!!

武器禁輸解除は見送りへ EU、中国が首脳会議
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

> 1989年の天安門事件以来約15年間、EUが続ける対中武器禁輸問題で、EUがどれだけ解除に前向きな姿勢を示すかが
> 焦点だが、議長国オランダのボット外相は会議直前に「解除の時期ではない」と述べており、今回は解除決定は見送る見通しだ。


303:政治学者の卵
04/12/09 07:57:08
>>301
ステイグリッツはあんまり信用できないなあ.彼の発言って相当陰謀論に犯されてるよ.
麒麟も老いては駄馬にも劣るってやつ.クルーグマンのほうがよっぽどまし.

後学のために,日本政府が買ったアメリカ国債は,アメリカ政府が保管してるから売れない
ってやつ,2chじゃ時々見るネタだけど,ソース教えてくれない?

ちなみに
>>日本における貿易がGDPの高々一割ってのもしらんだろお前。
というのは間違いだね.貿易ってのを輸出入額の対GDP比で考えるのであれば(貿易依存度の計算法としては一般的)
輸出入の順調な成長のために昨年度はめでたく20%を突破.戦後でもまあまあ高い水準.でもずっと15%は越えていたはず.

あと,日本の政府部門が巨額の財政赤字をもっても長期金利が上昇しないのは,貯蓄の多さとデフレ期待のせいなのは
よく言われるけど,”巨額のドル建て債権”でもって赤字財政を埋め合わせるってどういう意味?
ドル建債権を持ってるのは政府のこと?(持ってるのは知ってるけどね).つまり日本国内で低金利で資金を
(国債で)調達して,アメリカの(より高金利の)国債に切り替えて,利ざやで稼いでるってことかな.
だとしたら,僕らはぜんぜん財政赤字なんて心配する必要がないわけだ.だって,誰も銀行の預金量が多い
(つまり,銀行が多くの預金者から金を借りてる)からって,誰も心配しないもんね.


304:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/12/09 10:14:39
 ラムの八百長ミエミエのガス抜きパフォーマンスなサル芝居は、さすがに鼻につきますな。


305:名無し三等兵
04/12/09 17:09:55
>>303
それに関連して、切り込み隊長が「ドル独歩安」と題して何日か前に面白いこと
書いていたな。

306:俄将軍
04/12/10 02:24:34
スレリンク(army板:173-179番)
スレリンク(army板:183番)

『「潜水艦なんて必要ないわ」by片山さつき主計官』スレッドにて、猟官制の
話がでていたので、各国の政治体制と、以前話題になったエリート教育につ
いて考えてみたり。

>>302
EUに、中国への武器輸出解禁などされては、流石に、洒落になりません……。

307:名無し三等兵
04/12/10 06:44:35
>>306
参考までにFAQにおける戦前日本の官僚制の問題点についての問答で、
後半が猟官制について書かれてます。
URLリンク(mltr.e-city.tv)
↑まあアメリカの猟官制が制度疲労を起こし、どう改革されたかということですがね。

308:名無し三等兵
04/12/10 06:50:01
>>307
すんまそ、上、URL書き替えておきます。
URLリンク(mltr.e-city.tv)官僚

309:急速不良型おきゅきゅきゅきゅ~@(゚∀゚)アヒャ
04/12/10 13:13:30
>303
URLリンク(www.stat.go.jp)

310:政治学者の卵
04/12/10 17:11:08
だから,一般的な貿易依存度の定義は(輸入額+輸出額)/GDPって書いたでしょ.
309のリンク先の資料に寄れば2002年度で18.8%.ちなみに2004年度(のおそらく推定値)は
輸出総額は61兆2,090億円で前年度比9.2%増,輸入総額は50兆3,360億円で前年度比12.3%増.
2003年度の名目GDPが501兆2535億円なんで,22%程度だね.

参考資料
URLリンク(www.jftc.or.jp)
URLリンク(www.nikkei.co.jp)

311:& ◆nIZF4darUM
04/12/10 17:20:24
>>306
猟官制は結構問題ありだとは思いますけどね.
今回の例の財務省主査のような人物が猟官制の結果排除されるかといえば,むしろ増えるのではないかと.
彼女にしても,官邸の支持ないし(少なくとも暗黙の)了解がなければ,あそこまで突っ走りはしなかったでしょう.
その意味で政権中枢の意を汲んで動いているわけであるし,それに専門知識の欠如に関して言えば,
猟官制(特に日本の現在の情況の下では)で簡単に是正できる状況ではないと思いますね.


312:政治学者の卵
04/12/10 17:23:35
ちなみにアメリカでも主査クラスの官僚は任命制ではなく,内部昇進組みですね.
政権により任命されるのは,局長および局付審議官レベルから.

ただ日本の財務省とは異なり,主査クラスの官僚にそこまで政策権限はないですけどね.
(日本のキャリア官僚の中でも,財務省主計局主査の権限は以上に強い)

313:急速不良型おきゅきゅきゅきゅ~@(゚∀゚)アヒャ
04/12/10 18:00:59
日本の財政赤字については,
URLリンク(rssnbl.at.infoseek.co.jp)
上を参照する事をお勧めいたしまつ.

さて,財務省の大規模為替介入について駄文を連ねてみまつ.
ところで,何故財務省は為替介入したんでしょうね?

並べてみると…
1.アメリカでのFRBの大型量的緩和によりドル安が進んだ事に対する対処。
まぁ,景気が良ければ,自国通貨が相対的に上昇してもそんなに問題にはならないけれども,
景気が悪い時にこれやられたらどうなるかといえば,90年代の1ドル100円
を割っていたころを思い出せば…ねぇ…

2.日本自体の景気の悪化に対する対処.
まぁ,ITバブルの崩壊,日銀のゼロ金利解除にともなう悪循環が開始していたころでしたから,
何らかの景気回復策を打つ必要があったのは言うまでもないでせう.
というか,コレが最も重要だったり.

そして,景気回復策として槍玉に挙げられたのは,,,
(1)財政政策
読んで字のごとく財政拡大.亀井さんとか主張(藁
ただ,小泉さんの構造改革路線(藁)とはかけ離れている為,こんな事できるわけがない.

314:急速不良型おきゅきゅきゅきゅ~@(゚∀゚)アヒャ
04/12/10 18:01:39
(2)金融緩和の拡大,或いはインフレターゲットの導入
参考文献
「ESRI-経済政策フォーラム」第一回「金融政策の課題-更なる金融緩和を巡って」(概要)
URLリンク(www.esri.go.jp)
黒田財務官がインフレターゲット導入と金融緩和の拡大を主張する論文をフィナンシャルタイムズ
に寄稿したのがこの時期に当る.
ちょうど,日銀総裁の交代時期に当っていた為,中谷氏を日銀総裁にしようという動きがちこっ
と盛りあがった.
これでどうなったかというと,中途半端な事しかできない福井氏が日銀総裁になって立ち消え
しますた。

(3)為替介入という方法で金融緩和の拡大を図る
この手法は,ラルス・E・O・スベンソンが提唱した.原文は,
URLリンク(www.imes.boj.or.jp)
概略は,
URLリンク(www.math.tohoku.ac.jp)
非不胎化(細かいとこには触れないでつ,つかわからん)であれば,為替介入には金融緩和と
同等の影響がある.実際にベースマネーは大幅に増加した.

で,結局できる事は(3)のミニチュア版だけだったんですねぇ.
結局アメリカから文句がくるまでしかできなかったものの,景気悪化をある程度食い止めること
には成功したんじゃないかな.この点では,財務当局ある程度努力したといえる.
何せ日銀はろくすっぽ仕事せず,財政拡大は橋本政権の時にやった財務当局による財政赤字
問題キャンペーンにより不可能.
財務当局にできる事は一つだけ.

ちなみに,もうちょっとわかりやすい文章を紹介すると,
最近の国内景気動向
内需主導の景気回復への転換は困難、デフレ克服に至らない可能性大  今村 卓 2004/03/24
URLリンク(www.marubeni.co.jp)
コレぐらいですかね.

315:急速不良型おきゅきゅきゅきゅ~@(゚∀゚)アヒャ
04/12/10 18:05:15
>301 政治学者の卵氏
日本と欧米や他のアジアの国々と比べてみてください.
日本の貿易依存度はそんなに大きくないですよ.
日本の事を貿易依存度が低い事を理由に,経済学用語での
「小国」であると主張する論者が存在していたりしまつ.

ま,ご参考までに.それと,輸入と輸出をたして貿易依存度
を語る人は非常に少ないですよ.

316:急速不良型おきゅきゅきゅきゅ~@(゚∀゚)アヒャ
04/12/10 18:06:22
う、上のアンカーは
>310のミスですた.失礼しますた.

317:名無し三等兵
04/12/10 23:08:14
>>315
数字だけみれば依存度が低いのには賛成だが、問題はその中身では。
要するに、機械における油みたいに「無くなると回らん」ではないかと。

もっともコストさえ度外視すれば、いくらでも必需品は輸入できると思う。
そこが途上国と先進国の分かれ目。

318:急速不良型おきゅきゅきゅきゅ~@(゚∀゚)アヒャ
04/12/11 00:01:21
>317
そうでつね.というか自由貿易に賛成なわたしとしては,
貿易依存どひくいぞゴルァ-な気分ではあったりするのですた.
「基本的」には比較優位を信じている私としては,
現状の日本の状況には不満があったり.

>コストさえ度外視すれば、いくらでも必需品は輸入できる
たしかにそうでつし,緊急時になった場合は国民の生活は制限
されるでせうから,普通に言われているほど貿易不全になった
後の日本が脆いとは思わないでつね.
そして,貿易による利益(安価な他国製品の輸入)を考えるなら,
随時貿易のできるだけ世界が平和になっているように努力する
方向に向かってほすぃと考えておりまつ.
非常時の問題は備蓄と輸入先の分散で.

319:俄将軍
04/12/11 01:06:42
日本で、猟官制を採用した場合、何処で、誰が、政策を立案するのか、猟官制
で、何を変えようとしているのか、ということになるのでしょうか。

米国の場合、シンクタンクが、政策を競っているようですが、日本は。

320:名無し三等兵
04/12/11 02:01:18
>>311
暗黙どころか、国会中継で全国に向けて援護射撃してるし。そもそも小泉の持論だし。
「この年」狙ってたとしか思えないタイミングといい、防衛族の足並みと言い、官邸主導は明らかかと。


321:政治学者の卵
04/12/11 02:30:53
>>315
いろいろと資料をありがとう.あとで読ませてもらうね.

まずはとりあえずのコメント
1.財務省の為替介入が,実質インフレ政策なのではないか,という指摘は苺でも出てたね.これには賛成.
2.俺は別に日本の貿易依存度が周辺諸国と比較して大きいとは言ってないよ.通常経済規模の大きな国は, 貿易依存度が小さくなる傾向があるし. 
 貿易依存度の定義だけど,政治学と経済系では違うのかな?政治系(特に福祉国家関連の議論)ではこっちが普通.
3.>日本の事を貿易依存度が低い事を理由に,経済学用語での「小国」であると主張する論者が存在していたりしまつ.
 これは?かな.経済学用語での「小国」の定義はプライステイカーであることでしょ.日本の経済規模がインドネシアなみならともかく,
 日本のような経済大国(GDPは東,東南アジア全体の半分を占める)の動向が,国際的な資本,財の価格に影響を与えないとは考えにくいのでは.
 アジア通貨危機にしても,円が95-97年の間に50%も切り下がったことが一因として挙げられるくらいだしね.

322:政治学者の卵
04/12/11 02:40:59
不胎化の説明
まず財務省が為替介入して手持ちの円をドルを交換 → 買った相手の手元には円が,財務省の手元にはドルが残る
→ 相手の手元の分だけ,市場に流通している円の額が増える.

不胎化しない場合
そのままほっておく.その場合,市場に流通している円の量が増加するために,金融緩和と同等の効果がある.
(つまりはインフレ政策)

不胎化する場合
この場合には,財務省が手持ちの証券等を売却した円と同規模売却(証券の流通量↑円の流通量↓).
その結果,財務省の手元には円が戻り,市場で流通する円の量は介入前と同等となる.
  

323:名無し三等兵
04/12/11 03:27:14
>>314
 過去にインフレ・ターゲットって成功した事あるのかな?
 なんか、軍人誰もが夢見る包囲殲滅戦や艦隊決戦みたいに、かなりの好条件が揃わない(揃えない)とアヒャ!ってな結果になると思うんだが。

324:名無し三等兵
04/12/14 12:02:49
構造改革で景気回復の方がもっと根拠ないよ。

325:名無し三等兵
04/12/17 23:16:06
もう片方のスレでは北、中国に不意の一撃をやられないよう、米に同盟を反故にされても
大丈夫なよう、議論を続けているわけだが、ほとんどが「能力」の話だ。一方「意志」のほ
うは、スレ違いとされているが、該当の板の体たらくを考えるとそれが妥当か疑わしい。

従来、アメリカのユニラテラリズム(単独行動主義)を批判してきた連中が、急に、日本の
単独制裁を言い出す、日本のオバさん民主主義は変えられるのか?

いざ甘えることのできるアメリカの庇護が消滅した上で、多大な犠牲を払わねば理解でき
ないのでは?と悲観するのです。

326:俄将軍
04/12/18 00:15:34
>>323-324
デフレ下での構造改革で、景気回復することはないでしょうが、行政改革、財
政改革、構造改革などがなされることがなければ、高齢化社会を迎える将来、
バブルで崩壊した土地政策のように、先送りどころか、状況悪化にしかな
らないような。

インフレ・ターゲットは、構造改革後になされるべきだという意見ではある
のですが、「構造改革」が全く進んでみるようには見えず、期間と内容が
伴っているとも思えず、小泉改革というのも怪しく。

総人件費を三割程度、削減してくれないことには、納得できないものがある
わけですが。

327:俄将軍
04/12/18 00:24:54
>>325
>従来、アメリカのユニラテラリズム(単独行動主義)を批判してきた連中が、急に、日本の
>単独制裁を言い出す、日本のオバさん民主主義は変えられるのか?

ある政策に関して、圧力団体、権利保護団体も含めて、質の高い、様々な意見
が、マスメディアで取り上げられることで、公の場で議論されることで、国
民が、問題点を理解し、判断するならばともかく、オバさん民主主義にな
るのは、その程度の報道しかなされないからではなかろうかと。

個人には限界がありますが、教育と、報道と、オピニオンリーダーの存在の影
響というのは、その社会の民主主義の程度を左右するのではないかと。

328:急速不良型おきゅきゅきゅきゅ~@(゚∀゚)アヒャ
04/12/18 06:06:21
随分遅くなりますたが(2週間ぶりでつか),別スレで長文投稿をしたので短いコ
メントのみでつ.スンマソン

>321 政治学者の卵氏
>2.俺は別に日本の貿易依存度が周辺諸国と比較して大きいとは言ってないよ
たんに私が氏のレスを読み違えたようでつ.申し訳ありません.

>貿易依存度の定義だけど,政治学と経済系では違うのかな?
というよりも,貿易依存度は余り使わないというのが正解だと思いまつ.
輸入と輸出たして…というのもイマイチ意義が...
どうせ,輸入量と輸出量はにかよるんだし。

>日本のような経済大国,国際的な資本,財の価格に影響を与えないとは考えにくい
でも,第二次対戦後現在に至るまで,世界各国の経済において,ある国の物価は他
国の財の価格の変動に対して余り敏感でないというのは,あちこちで観測される話.
もっとも,貿易依存度そのものが1914年レベルまで回復してきつつあるのが現状な
んですけどね.
んで,日本が国際的な資本・財の価格に「大きな」影響を与えているかというと,上の
事実を考えるに確言する事そのものが不可能かと思われ.
実際,小国モデルで現在の世界各国の経済動向を分析する事多く,結構当っている
気がする事もある.
例:小国マンデル・フレミングモデルを用い,最近の世界各国では財政支出が効き難
くなっていると言う説明をする
URLリンク(www.nagaitosiya.com)
(上は日本の例・尤も,必ずしも正しいかはわからないけれど)

>322
>不胎化とか
苺では,日銀はしっかり不胎化していると言う話が出ていましたね...

329:急速不良型おきゅきゅきゅきゅ~@(゚∀゚)アヒャ
04/12/18 06:07:08
>314
どうでしょう? 上の資料をじっくり読んでみて,じっくり判断をして下され.
ただ,デフレって60年ぶりなんですよね.
そもそも何故こんな事になったのかと日銀とか日銀とか財務省とかを問い詰めたい
問い詰めたい.小一時間問い詰めたい.


>326 俄将軍どの
>インフレ・ターゲットは、構造改革後になされるべきだ
コレは反対なんですよねぇ.
と言うよりも,構造改革の為にデフレを続けるのは危険でつ.
デフレはインフレ率がマイナスになってしまう分だけ,実質金利(名目金利-インフレ率)
を上昇させてしまいます.
つまり,デフレは民間部門において新たな産業を創出したり(新規開業率は最低を更
新中かと)部門転換をする努力を非常に困難にしてしまうのでつ.
民間部門に負担を掛けすぎでつ.はっきり言って,デフレからの脱却無しに構造改革
とやらを進めると,民間の生産部門が極端に縮小し,未熟練労働者の増加や生産設
備の老朽化を招きまつ.極めて危険でつ.

330:俄将軍
04/12/18 19:51:36
>>329
>と言うよりも,構造改革の為にデフレを続けるのは危険でつ.

中の人が、程度にもよりますが、インフレは、道徳的に、許し難いという思想
の持ち主ということも、ないわけではないのですが、天下り団体や、地方自
治の名の下に、無法が罷り通っている現状は。

長期間のデフレの割には、ほとんど効果が表れていないようなので、引き合って
いるとは、とても思えないわけですが。

>つまり,デフレは民間部門において新たな産業を創出したり(新規開業率は最低を更
>新中かと)部門転換をする努力を非常に困難にしてしまうのでつ.

バブル期の不良債権のツケを、デフレとインフレでは、誰が払うかということ
になるのでしょうか。

>民間部門に負担を掛けすぎでつ.はっきり言って,デフレからの脱却無しに構造改革
>とやらを進めると,民間の生産部門が極端に縮小し,未熟練労働者の増加や生産設
>備の老朽化を招きまつ.極めて危険でつ.

危険のわりには、歳出が、徹底的に、見直されているとは思えず、例えば、総
人件費だけで、最低三割削減くらい達成しないようでは、お話にならないの
ではなかろうか、などと。

医療、福祉などの分野でも、大鉈が振るわれるべきであり、地方自治というの
は、機能しているのか、疑問に思ったり。

331:名無し三等兵
04/12/18 21:33:21
インフレはモノの値段が高くなっていく事。
デフレはモノの値段が安くなっていく事。

逆に言えば、インフレはお金の価値が安くなっていく事で
デフレはお金の価値が高くなっていく事。

こうやって考えていくとデフレ下では実質的な利益がとんとん、もしくは微量にプラスであっても
名目的、金額的に見れば利益がマイナスになってしまいます。

つまり実質的には不良債権でないものまで不良債権になってるのが現状なんじゃないんでしょうか?

>>245
だからこんな状況で不良債権処理を進める竹中氏は
「外資ハゲタカファンドが云々」と言われるんじゃないんでしょうか?

332:名無し三等兵
04/12/19 01:14:49
 先生、質問。
 外資系銀行が自由参入または既存邦銀を買収する状況になって、大多数の国民がメーワクするような事ってあるんでしょうか?
 自分は、預金金利が高くて、潰れにくい事を証明する経営説明がキチンとあれば、ユーザーには外資も邦銀も関係ないと思うんですけど。

 何故、金融庁は外資の自由参入を認可しないんですか?
 自分達の天下りポストを維持する為にゾンビ邦銀を生かし続けるのはおかしいと思います。

 おまけの質問
 グリンスパンさんを日銀総裁にスカウトできないでしょうか?

333:俄将軍
04/12/19 09:20:48
>>331
インフレとデフレで、明暗が分かれることは間違いなく、日本のデフレ下で、
外資が、安く買い叩いている側にいれば、勝ち組に分類されるわけで。

銀行も、融資先に、人を送り込むのとバーターで、甘い査定を行ったあげくに、
人を送り込んだところと、そうでないところで、返済の違いというのは。

>「外資ハゲタカファンドが云々」と言われるんじゃないんでしょうか?

一面であることは、間違いないと思いますが、選択肢が、亡国と売国というの
では、自殺方法の違いになるのか。

>>332
>>331 への問いかけでありましょうが、思うところを述べさせていただくと、
外資系銀行が、本邦の銀行制度で、大きな力を持った場合、如何なるメリ
ットとデメリットがあるか、ということになるのでしょうが、預金者や
株主だけではなく、国家的、社会的に、日本に、どのような影響を及
ぼすかということに。

天下りは、官僚だけではなく、銀行にも、ないわけではなく。

334:名無し三等兵
04/12/19 10:43:13
>>332
>経営説明がキチンとあれば、ユーザーには外資も邦銀も関係ないと思うんですけど。

私も買収先なんて関係ないと思います。
問題はゾンビ化している邦銀をどうするかではなく
通常(インフレ下)であれば健全であるはずの債権が
不良債権化してることで今いくつかの邦銀(だけじゃないですね)が
ゾンビ化していることなんじゃないかと。

>>331は竹中叩きというよりはデフレ下での強硬な不良債権処理叩きと思ってください。

>グリンスパンさんを日銀総裁にスカウトできないでしょうか?
それは私も知りたいです。

335:331
04/12/19 12:32:26
>>333 俄将軍氏
>インフレとデフレで、明暗が分かれることは間違いなく、
>銀行も、融資先に、人を送り込むのとバーターで、甘い査定を行ったあげくに、
>人を送り込んだところと、そうでないところで、返済の違いというのは。

それだけではなくインフレ下で収益性の低いところ(中小企業)に融資した比率もあるでしょう。

もちろん銀行としては金融庁の指導を受けたくないでしょうから融資先選び基準の利益率見直しをするでしょう。
現状はそれとデフレによる名目的な利益率の低下のせいで貸し渋り、貸し剥がしにつながり
融資を受けたい企業側の努力がサービス残業、失業率の増加と若年層の雇用減に繋がっているのでは?

たしかに銀行のモラルの改善も必要でしょうがわざわざデフレによって
その悪行?の顕在をさせるというのはどうでしょうか?

私としてはそれによって日本の将来の成長を犠牲にしているとしか思えませんが。

336:俄将軍
04/12/19 17:13:28
>>335 331氏
インフレも、デフレも、それぞれに長短あり、デフレで、銀行に限らず、悪行
をあぶり出すというのは、どうかしてはいるのですが、政策的な判断という
ことになるとしても、効果が現れているとは思えないところが、何とも。

外資系銀行の参入を促し、国内での競争を促すというのは、個人的には、与し
たくない考えであり、デフレからインフレへの政策転換によって、濡れ手に
粟を容認するというのは、生理的に受け付けないのですが、インフレだろ
うが、デフレだろうが、濡れ手に粟を取り締まることはできないわけで。

デフレ下で、正常債権も、不良債権化していくというのは、問題であることは
間違いないわけですが。

337:俄将軍
04/12/19 17:29:59
>>335
日本人が、膨大な貯蓄をしてきたにも関わらず、国内の優良資産が、外資に、
安値で、買い叩かれていくというのは、個人的には、愉快な話ではなく。

不動産担保制度も、バブルによって、禍福はあざなえる縄のごとし、という
ことに。

デフレの間に、行政改革、財政改革、構造改革などが、進展するのであれば、
という考えもあったのですが、インフレだろうが、デフレだろうが、私利
私欲により、悪い面だけが、顕在化しそうでありますが。

338:名無し三等兵
04/12/19 17:47:01
>>327
教育では、日教組は加入率30%を切ったそうですが、まだまだですね。

教育は受験という競争に(公立はある程度保護されているとはいえ)先生たちもさ
らされており、組合活動ばかりの人は淘汰されていくのでしょう。
競争にさらされる度合いが少ない、大学の人文系学部はある程度生き残るのではな
いかと。米の大学も教授たちは大抵リベラルです。

マスメディアでは結局、放送法と再販制度が新規参入者を阻み、独占状態となって
いて、競争がない。それがマスメディア内の労組の影響力を大きくさせ、報道へも
反映されていると聞きます。

マスメディアは、外部から規制へ挑戦するものがいない限り、変革は期待するのが
難しいのではないかと。マスコミの論調も以前と比べて「護憲」を絶叫しなくはな
りましたが、これは従来のままではテロや中朝の脅威を感じている読者から支持
(購買)されなくなると気づいているためではないでしょうか。

つまり、けっして自主的に変化したわけではないと。自民党の一部は放送法の一部改
正(中立義務の廃止)によって、(もう少し自民寄りの)新規参入を促せないかと考
えていると聞きます。

従来のように、一部特定勢力のみに世論が誘導されやすい状況を改善してゆくのは、
政治の役割ではないでしょうか。あるいはそうでないとしても、機会平等の観点から
マスメディアはもう少し競争にさらされても良いのではないでしょうか。

339:名無し三等兵
04/12/20 02:03:39
>>333
 将軍様他
 レス、ありがとうございます。
 しかし現行の相次ぐ合併劇でメガバンクが産まれても、不良債権を積み上げていくだけの焼け太りのようで何のメリットも無いように思えるのですが。
 いっそのこと、外資を参入させて日本金融業界を弱肉強食の競争社会にし、そのバトルロワイアルから邦銀が這い上がってくるのを期待するのは野暮天なんでしょうか?
 そもそもバブル期に欧米金融界でブイブイ言わせていて、劣勢になったら揺り篭の中へ引きこもるのはフェアじゃありません。
>国内の優良資産が、外資に、安値で、買い叩かれていく
 ゴッホの「ひまわり」みたいな塩漬け名画は、どんどん海外へ出るべきだと思います。その方が絵の為です。
 ↑確か、まだ日本にありましたよね?
 技術オリンピックでメダルを取るようなエンジニアのいる町工場が貸しはがしで潰され、泣く泣く中国へ(実質)移民するような現状を見ると「何を今さら」なんですよね。
 何故邦銀は、優秀な人材・技術をその組織の優良資産と見なさないのでしょうか?
 土地登記簿と設備一覧を見て電卓弾くだけなら、素人の自分でも出来ます。
 前の仕事で下請けに使っていた会社が次々と消えていくのは、見ていて悲しいですし、憤りを感じます。
>不動産担保制度も
 この土地神話・土地本位制そのものが間違いじゃないんでしょうか?
 地価のデフレはもっと加速させ、流動性を高めるべきでは?
 そうすれば、不動産(含み資産)にあぐらをかいている連中が慌てて他の投機先を探し、株式市場や債券市場の活性化に繋がるのでは?
 これでリスクを負うのは無駄に土地を持つ金持ちです。増税で庶民のタンス預金を絞り出すより、よほどマシでは?

 あと、インフレ誘導ですが、庶民のフトコロが厳しいのに、物価だけ上がっていくのは勘弁です。
 インフレになって(増税が加わっても)実質の給料は確実に上がるのでしょうか?

340:急速不良型おきゅきゅきゅきゅ~@(゚∀゚)アヒャ
04/12/20 09:12:56
>330 俄将軍どの
まぁ,持論としては,
デフレ下で不正が相対的に減少するような手を打つ事ができるかと言えば,
それは殆どインフレ下と変わらないのではないかと考えています.
デフレになった後の行政機構改革の進まなさ具合を見ると…
それに,それなりの構造改革ならインフレ下でもできるとも考えていたり.
1970年代からの金融規制改革(問題も多かったですが)や消費税の導入など.
だったら,デフレで民間を締め上げる必要は…

と言うか,構造改革するたびにデフレになってたら大変ですよ…
インフレ下でも構造改革ができないと余りにもロスが大きくなりまつし.

>バブル期の不良債権のツケを、デフレとインフレでは、誰が払うか
と言うか,デフレ期では不良債権がさらに増えるんで.
デフレの影響で不良企業が増加しますから.

長期的な経済成長のために必要なのは,GDPデフレータ―で1.0~1.5%(消
費者物価指数では2.0%以上3.0%未満かな?)前後の穏やかなインフレです.
もっと具体的に言えば自然失業率が達成されているかいないかと言うような状況.
基本的に政策当局が目指すべきはこれが基準になるべきかと.

ちなみに,個人的に判断するなら,害悪の大きい順に
ハイパーインフレ(面倒なので30%以上のインフレ全部)>深刻なデフレ(-4%以上
のデフレ)>非常に深刻なインフレ(10%以上)>穏やかなデフレ(インフレ率0.5%
未満からマイナス4%程度のデフレ)>石油ショックくらいのインフレ(7~10%程度)
>ちょっとしたインフレ(3~7%)>バブルの発生>穏やかなインフレ
ですね.ずいぶんと粗い(特に数字は前後するので細かいところに突っ込み無用)感
じですが資源配分等を考えるとこんな感じかと.
もっとも,非常に深刻なインフレと穏やかなデフレの順番に迷いましたが.
ちなみに,指標はGDPデフレーターを想定しますた.

341:おきゅきゅきゅきゅ~@多分ドマクロなりそこない
04/12/20 09:14:22
発展途上国などで発生した高インフレの事例を見ても,顕著に資源配分に影響を与え
るのは10%以上になってからだというのが定説かと.
不景気が長期続くリスクを考えれば,ある程度のインフレは覚悟すべきだという意見も.
もっとも,ちょっとしたインフレもバブル(実はこちらもどっちが悪いかなり迷いまし
たが,どっちも同じ位悪いし)もよろしくない事に変わりは無いので対策が必要です.
穏やかなインフレからはずれバブルが発生しそうになれば,利上げや供給強化のため
の構造改革を.デフレになりそうなら利下げを.

具体的に言うと,山一證券や北海道拓殖銀行や日本長期信用銀行等が破綻したのは
何時なのか,それはどんな時だったのかを考えるとわかりやすいかと.
石油ショックでは金融機間は殆ど倒れておりません.
ちなみに,バブル後の政策対応が良ければいずれも回避可能だったのではないかと考
えます.
もっとも,弱インフレ下になれば他の健全な金融機間との競争に敗れて倒産しそうです
が(w ただし,弱インフレ下では金融機間の倒産の影響は局限されます(だからこそコ
レを推奨するわけで

>331
デフレにおいて最大の問題は,実質金利の上昇によって債務負担が上昇する事でせう
ね.実際問題各企業はキャッシュを大量に保有するようになってきていますね.
逆に言えば各企業の資本運用効率は大幅に低下するわけで……
まぁ,他にも賃金の下方硬直などいくらでも問題が発生しそうですが.

個人的に一番気になるのは,本来なら通常の状態(穏やかなインフレ下)に標準を置く
べき保険制度や雇用体系などの経済の諸制度・構造が,デフレという状況に適応し始
めているのではないかという事ですね.
現在のデフレによってゆがめられた経済政策が,将来の成長の足枷になる可能性があ
るのではないかと思ったり思わなかったり.

342:おきゅきゅきゅきゅ~@多分ドマクロなりそこない
04/12/20 09:16:22
ついでですが『デフレ対策さえ確りやってくれるなら』不良債権処理は歓迎しますよ.
そう言う意味では私はインタゲ派wとしてはかなり異端だと思います.普通はデフレから
の脱却過程で充分に解消可能だと考えるでしょう(し,それそものは可能だと私も思いま
す)から.
ただ,銀行の金融仲介機能の低下は見過ごせるものではなく,特に中小企業等への融
資については間接金融に勝るものはないでしょう(ベンチャーキャピタルは規模が小さす
ぎ,浸透に時間がかかる).
現状のまま放置すると,資源配分が歪みすぎてしまう様に感じまつ.
というか,このままデフレが進み不良債権が増加すると,イランところで寡占や独占が増
えてよろしくない結果になりかねないような.

それに,アメリカでの先例や基本的な理論等を考えれば,不良債権処理そのものはそんな
に大きなマイナスにはならないはずなんですが(というか,なぜ小林K一郎氏は金融緩和
を主張しないのだろう?),どうして一部のエコノミストは不良債権処理だけを主張する
のでせうか…

343:おきゅきゅきゅきゅ~@多分ドマクロなりそこない
04/12/20 09:17:44
>332
>外資系銀行が自由参入または既存邦銀を買収する状況
これは,いわゆる構造改革に関する案件ですね.
経済問題のみ(この時点で問題ですが)を考えるなら歓迎します.
どこの国のものだろうが資本は資本ですから.
それに,日本もずいぶん対外投資を行っていますしね.
問題は,これが参入した外資本体の利害と日本国の利害が相反した場合,どれだけ
日本国に損害が与えられるかどうか,という事になるわけなんですが……
ぶっちゃけよくわかりまてん(てへ

なぜかというと,体系立てて考えられるほど知識がないからなのです.

現在と同等,それ以上に資本移動(や貿易)が活発であった時代が存在します.具体
的に言うと19世紀から1914年或いは1933年頃の間の時代.
この当時にはそれなりに戦争があり,しかも資本移動が多い国同士でもしっかりと発生し
ております.このときにどれくらい外資は投資先に影響を持つ事ができ,どれくらいの損害
を発生させる事ができたのか,というのは今一つ勉強不足でわかりません.
大体これぐらいはクリアして,その上で技術の差異などからどこまでの資本移動を許すべ
きなのかを検討するぐらいはしたいところですね.特に第一次大戦にかかわっていた案件
などは.

ただ,当時の企業史やら経済史は,何やら良くわからないもので困っています.
というより,当時の状況はグローバル化の進んだ場合のケーススタディとして「ある程度」
までは参考にできるので非常に興味を持っていたりします(「エマ」は涎垂らして読んでマ
スw)が,信用できる資料(というよりも確りとした経済史家で日本人というのは稀少人種
で他国の文献は翻訳資料が少ない)は英語文献である事が多く,当然のごとく資料とスト
レスはたまる一方……

344:おきゅきゅきゅきゅ~@多分ドマクロなりそこない
04/12/20 09:30:45
>339
>庶民のフトコロが厳しいのに、物価だけ上がっていくのは勘弁
スイマセン.最初の1~2年は実質給料は下がる可能性がありまつ.
と言うのも,賃金の下方硬直性のお陰でずいぶん労働分配率が上がっていたんですよ.
しかも貯蓄率は右肩上がり「だった」し.
もっとも,最近になって低下したと言う話も出ますたが(詳細確認予定
そんなわけで景気回復当初は諦めてくだちぃ.
ただし,労働者(ホワイトカラーからブラックまで)全体からすれば,確実に上昇すると思いますし,
各企業の倒産率や失業率が大幅に低下し,金融機関の安定性は各段に上昇します.
全体的に見れば,景気回復初期でも庶民の懐はあったまると思いまつ.

そして,ある程度時間がたてば物価の伸びに給料もついてこれるようになる出せう.
こちらは高度経済成長期の高めインフレ率に,実質給与がついてこれていた事を考えれば
確実でせう.
増税はどうなるかわかりませんが,税収の伸びは凄い事になると思いまつ.
と言うより,デフレの時が酷かっただけなんですけどね.

そんなわけで,どんな政策を使うかはともかく,デフレからは脱出する事を目指しませう.

345:俄将軍
04/12/20 18:48:02
>>338
教師が、如何なる思想を抱いていても、偏向した教育を行わないのであれば、
本来、どうでもよい話なのでありますが、現実は。

リベラルも、色々でありましょうが、いかに大学とはいえ、あまりにも怪しい
人物など抱え込んでいるようでは。

マスメディアで、一方的なプロパガンダ合戦というのも、どうかと思うわけで
すが、今まで、偏向報道がなされてきたことも、間違いないなく。

政府、政権与党を監視することと、政権交代を目的にしたかのような報道が、
なされるということは、あきらかに異なるわけで。

>>339
メガバンクが、不良債権を積み上げていくのも、焼け太りになるかは、乗り切
ることができればの話ですから、メガバンクを、外資の傘下に入ることを問
う、開き直りの一種なのか。

土地価格の上昇が、インフレ、日本経済の構造上のものかは別にしても、不動
産担保制度が、機能してきた時期もあったわけで、土地購入を、節税、地価
上昇などを目当てに、おこなっていたものもいたわけですが。

インフレで、賃金上昇率が、物価上昇率を追い抜くことは考えにくく、大企業や、
零細企業の差も甚だしく。

346:名無し三等兵
04/12/20 19:04:37
>>338
>米の大学も教授たちは大抵リベラルです。

Economistでこんな記事がありました。

America's One Party State
URLリンク(www.economist.com)

政治学者の卵氏もアメリカの大学人のリベラルさについて言及してましたね。
この点について日本の大学院生としての実感を語ってもらえたら面白そうです。

347:俄将軍
04/12/20 19:34:30
>>340
インフレ下とデフレ下で、不正が相対的に減少するかの違いがなくとも、イン
フレ下に形成された、日本の権力構造などに対する影響には、違いがあるの
ではなかろうか、などと思うわけでありまして、日本の国益に、プラスに
なるか、マイナスになるかは、その空白を、「何が」埋めるかというこ
とになりますが。

>>345
>インフレで、賃金上昇率が、物価上昇率を追い抜くことは考えにくく、大企業や、
>零細企業の差も甚だしく。

短期的にも、年金生活者など、弱者層への影響も、無視できないですから、政
治的に、政府、政権与党にとって、どの程度のインフレ率まで容認できるの
か、ということにも。

348:俄将軍
04/12/20 20:29:39
>>341
>個人的に一番気になるのは,本来なら通常の状態(穏やかなインフレ下)に標準を置く
>べき保険制度や雇用体系などの経済の諸制度・構造が,デフレという状況に適応し始
>めているのではないかという事ですね.

長期にわたるデフレの影響が、現れてきたということになりますが、それでも、
行政改革が、ほとんど進んでいないようにみえるというのは、恐ろしいもの
を感じるわけですが、日本の権力構造などの自浄作用など期待できず、デ
フレによって、ということに。

現段階では、割に合っているとは思えないわけですが、北朝鮮崩壊によって、
加速するという電波など、発信してみるのです。

>現在のデフレによってゆがめられた経済政策が,将来の成長の足枷になる可能性があ
>るのではないかと思ったり思わなかったり.

これに関しては、なんともいえません。

349:おきゅきゅきゅきゅ~@多分ドマクロなりそこない
04/12/20 20:38:05
あ~ 山一は2回潰れてるし,他の銀行も例としては弱い気がするような.
どうも,簡潔に書けるコトを長々と書くようになっているし,疲れが出てきていますな.
とりあえず,ここに敗北した事を宣言し,最後のレスと戯言を垂れ流す事にイタシマス.

>347 俄将軍
>インフレで、賃金上昇率が、物価上昇率を追い抜くことは考えにく
私は全然こうは思いませんねぇ.
つか,景気が良好な状況になっていない限り,GDPデフレータ-はプラスにはならな
いんですよねぇ(多分消費者物価指数も充分に上昇しないし).
穏やかな(或いはちょっとした)インフレになった状況下で,且つ何時までたっても賃
金上昇率が物価上昇率を追い抜かないと言うのはちょっと想像できない.

弱者層への影響にしても,若年者と老齢者の失業者を増加させがちな不況下よりも,
ちょっとしたインフレ下の方がマシに見えますねぇ.
年金にしてもインフレ対応はそれなりに出きるんだし,保険の状況を考えれば優劣は
見えているような.

後ちょっと続きます.んで,最後はどうしようかな

350:俄将軍
04/12/20 21:11:46
>>349
行財政改革、構造改革がなされないのであれば、弱インフレ政策をとろうとし
ても、高齢化社会によって、インフレが抑えられなくなるのではなかろうかと。

351:名無し三等兵
04/12/21 01:23:43
>>346
いあ、自分は数年米に居ただけですが、別方面からも同意見あるとは知らなんだです。
政治側からマスコミ側をいじるというのもおかしく聞こえますが、寡占業界は自らの腐敗
で衰退していくでしょう。(米業界と似ているなー)

場違いながらも述べさせて頂くと、資本主義は合計(GDP)だけでみれば米式でやるの
が一番なんでしょね。日本の場合は欧州方式よりも米方式へ軸足写しつつあるんでしょ。
もともと日本は外貨持田氏制限なんてのがあったくらい、別方式でした。


盛んなる軍備は経済を疲労させると言われていますが、米にかぎってはそうは見えま
せんね。対GDP5%ぐらいでしたっけ?世界経済で第二位、約14%もの地位を占めている国
が世界の安全保障に責任を持たないかのような振る舞いはヒンシュクものですね。

352:俄将軍
04/12/21 06:31:45
>>346
スレリンク(army板:286-294番)

URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
>米大統領選:
>「宗教右派」法律家育成 価値観代弁、目指し

上記の速報&雑談スレッドから、転載。

>>351
米国の貧富の格差などみると、米式というのもお、生理的に受け付けないので
すが、日本式というのが、自浄作用を有さないのであれば、どうにもならな
いのかもしれず。

日本にとって、「世界平和」により、軍事力が、大きな力意味を持たない国際
社会が、望ましいとしても、如何にして実現するかという段になると、中の
人にとっては、日本核武装論よりも、リアリティーに欠けているわけです
が、軍備が経済を疲労させるかどうかは、一国内での経済と、多国間関
係とでは、異なるのではなかろうか、などと思ってみたり。

世界の安全保障に責任を持つにせよ、米国に都合のよいだけの軍拡で、あって
はならないのではなかろうか、などと。

353:名無し三等兵
04/12/22 14:05:01
上げるよ。

354:名無し三等兵
04/12/22 15:01:15
俄将軍は典型的な政経アリアドネン
軍ヲタ(というよりこの国の広義の保守派全般)にはこの手合いが多くてうんざりする。
つか軍板住人じたい、あまり知的水準高くないね。
衒学趣味的で知識の偏った文字通りオタクな予備校生や専門学校生の臭いがプンプンする。
おそらく大学でアカデミックな訓練を受けた層は少ないんじゃないか。

355:名無し三等兵
04/12/22 15:49:30
>354
つーか
軍オタにウンザリするなら・・・・・

ここから
で て い け !

356:さいたま右 ◆3vvI.YsCT2
04/12/22 16:42:29
>>354 此処に学識を求めなさるな(苦笑。此処は雑学の吹き溜まりであって、
それ以上でもそれ以下でも御座いません。それが退屈なら、来ない方が良いかと
(煽りではなく、アドバイスです。)。

  ∧__∧
  ( ´_ゝ`)      ∧_∧  
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/( ´_>`) ・・・知識も知能も無い癖にその物言いとは、流石兄者。
旦 \/___/、/   ヽ 法螺だけで数十年生きているだけは在るな。
\       旦⊂ニ_ノ
\\____|\____ヽ /
  \||____.|  |====B=|  
    ||.     | \|___l__◎..| \
          | '| ̄ ̄ ̄ ̄|
        \|____|~

357:俄将軍
04/12/22 17:38:07
>>354
日本国は、アカデミックに、動いていないのではなかろうか、ということで。

バブルまでの過程と、対策に関して、読めば読むほど、理解に苦しむという。

358:名無し三等兵
04/12/22 17:54:36
>>354
いっそ高等教育修了者だけしか書き込んではいけないスレでも作るか?(w
まあここは大学院生が来ている分だけ他のスレより水準は高いと思うが。

>軍ヲタ(というよりこの国の広義の保守派全般)にはこの手合いが多くてうんざりする。
>おそらく大学でアカデミックな訓練を受けた層は少ないんじゃないか。

まあこれには同意。現行ではなく過去の民主平和論スレとかを見てると
国際関係論の入門書でも読めよと言いたくなるレスが多かったしな。

359:名無し三等兵
04/12/22 18:44:54
>358

だったら
アカデミックな訓練を受けた人間だけで作ったBBSでも行くしかないんじゃない?
2chで作って書込み禁止の立て札書いても荒れるだけだぞw   

360:名無し三等兵
04/12/22 19:11:56
>>359
っていうか、「アカデミック」でないと判断した人間を
そう言う表現でしか表せないのが「アカデミック」な人間の限界だと
思うな。いつまで経っても社会的少数者から抜け出す事が出来ない。
(或いは「自己評価と客観評価とを第三者的に評価する事が出来ない)

此処のスレでも政治学者の卵氏が述べていたアメリカンリベラルにも
通ずる弊害じゃないだろうか?

361:名無し三等兵
04/12/22 19:55:11
>>359
もちろん>>358の前段は冗談だよ。>>354を軽く揶揄しただけ。
ただ後段にもあるように最近の軍事板にそういう悪しき傾向は感じている。
昔から玉石混交だったとは思うけど玉が減って石の率が増えた気がするし。
玉は玉で昔は群を抜いて博識な人とかいたけど最近じゃ大分見かけなくなったような。

>>360
アカデミズムの側の弊害は俺も感じるよ。>>358の逆で、軍事センスの欠けた
日本の一部の国際関係論研究者を見ているとアカデミズムの限界を感じるし。
ただね、2chで見受けられる「学者はバカだ」「学問は当てにならない」的な
風潮はそれはそれでどうかと思うんよ。(あと政経アリアドネ主義もね。)
大学人が「大衆は馬鹿だ」と軽蔑した態度を取り続け、2chを筆頭としたネットの
住人層も反知性主義的な言動を続けるようではいつまで経っても日本の知的議論の
水準は上がらないと思う。(一番いいのは両者がオーバーラップすることだが。)

362:360
04/12/22 22:01:39
>>361
反知性主義によっては「議論の水準は上がらない」と言うのには
胴衣だな。確かにアフォの大学人が多いのは事実なんだが、多い≠全て
である訳だし、自分の知識に限界がある事を弁えていれば、少なくとも
どんな意見も一度咀嚼してみる必要位は感じると思うんだが、どっかの
国でよく見かけるような挙動の人達が増えてるってのはどう言うもんなん
だかなぁ、とは思う。それこそ「ウソをウソと見分けられない~」ってのと
同じで。

ただ、大学人にもかなり問題が有って、特に気になるのが、さながら戦前
の少壮将校のようなメンタリティをしていると思しき人々が、他者の批判
を受ける事無くそう言う精神土壌を大学内で醸成しているのがいる、って
のは漏れは心配なんだな。
自分の研究を不特定多数の大部分に判り易く伝えるのも立派な知性だ
と漏れは思うんだが。

363:名無し三等兵
04/12/23 00:14:49
>>362
つか、その能力の無い研究者など、役に立たない
>研究分野を不特定多数の大部分に伝える

って言うか、研究者は知っていて当然。学生には知るように努力する義務はある。
そこまでは良いけど、その外にいる人には、伝える努力をする必要がある。
間違った主張を斬って捨てるのは良いけど、棄却の根拠くらいちゃんと書けば良いのに、と思う。

364:名無し三等兵
04/12/23 13:43:29
一般論として研究を大学外に提供していく、というのはわかるけど
学問のタコツボ化が著しいのも問題かと。

国際関係論に限らず最近の(特に北米の)ポリティカル・サイエンスに至ると
「これの何が役に立つの?」的なジャーゴンの積み立てに見えちゃっても
仕方ない感が。

最近冷戦期の論壇政治学が盛んだった頃はある意味幸せだったのかもしれないと思う時がある。

365:俄将軍
04/12/23 21:02:04
政経アリアドネンの二つ名を、獲得してしましました。

インフレで、賃金上昇率が、物価上昇率を追抜くことが、考えにくいという
のは、内外価格差がある業種では、高齢化社会が迫りくるのであれば、何
時までも、維持できないのではなかろうか、などと。

366:名無し三等兵
04/12/24 00:06:42
>>365
気にすることはありません。
俄グループでは、さまざまな二つ名の提供も業務範囲として検討しつつあります。

つか、内外価格差は、資本主義の持つ本質的現象であり、利益を生み出す現象そのものだと思うべきでは?

367:俄将軍
04/12/25 03:00:23
>>366
スレッドによって、さまざまな二つ名を、使い分けるということなのか、単に
勲章が加わるだけなのか、一方的に、二つ名を提供するということなのかは、
不明でありますが、質問不可、返品不可、ノークレーム、ノーサポートの
営業方針には、変更はないということに。

内外価格差は、日本国の国内部門と、輸出部門の間で、生産性の差が、大きす
ぎるのではなかろうか、とのつもりでありましたが、利益を生み出す現象と
いうのは、貿易を意味しているのでしょうか。

産業政策、所得再分配など、日本社会を平等に近づけようとする政治的な要求
があったとしても、現在の福祉政策では、高齢化社会を支えきれないのでは
なかろうか、などと。

368:名無し三等兵
04/12/26 00:59:52
愚痴です

そもそも年金払ってない人間が年金もらってたり
弱者利権がごっそり、リソースもってくのがおかしいんだ
部落問題かかえてるとことかの街がいかに予算配分を
歪められていることか。自分の首を絞めていることになぜ気付かない?
国からお金が貰えることは権利ではなく施しなんだ。やめよとは言わない
本当に苦しい生活をしなければならない人は居る。けれどあくまでも施しなんだ
働いても働いても食っていけないひとにこそ、施しは与えるべき
同和問題なんてクソクラエ

スンマセン・・・


369:俄将軍
04/12/26 18:02:06
>>368
窓口の中の人だとすると、頑張ってくださいとしか、声のかけようがなく。

農業対策が、必要性の疑わしい農業土木だったり、理解不能なことは、多い
わけで、必要なところに、お金は流れているのだろうか、などと思ってみ
たりもするわけですが。

370:海の人 ◆STEELmK8LQ
04/12/27 20:57:47
 予算審議で制服側の幕ががんばったことに対する、露骨なしっぺ返しが来ましたねぇ。
 まぁ、元々話がうますぎるから眉唾だとは思ってましたが、結局ゲルのバカは自分で言ったことを何一つ最後までやり遂げずに
さっさと逃げだしやがって・・・。

制服組の権限強化見送り 防衛参事官制度を存続
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)


371:俄将軍
04/12/28 01:00:23
>>370
//hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1096297324/255-260
「【さよなら】石破防衛庁長官【ありがとう】 」にも、書込んでみたわけ
ですが、中間報告とはいえ、財務省の意趣返しという面もあるというこ
とに。

内局は、旧内務省系、財務省によって、統制が続いていくとしても、何を目的
として統制をしようとしているのか、単に、面子を潰されたことに対して、
江戸の敵を長崎で、ということなのか。

それにしても、防衛参事官制度の存続というのは、いつまで続けるつもりで
いるのか……。

372:名無し三等兵
04/12/28 17:18:07
>内局における旧内務省系
重箱の隅ですがとっくに壊滅してますよ

内務省警保局出身、60年代防衛行政を牛耳っていた海原治によれば、
戦後内務省が解体したことでいわゆる「内務省系」といえるような結束の
あるグループは海原、久保卓也(戦時入省組)あたりで終焉。
以降は出向で影響力が大きいのは大蔵系のみになったとの由

参事官制度の存続、幕に対する意趣返し、と見るのもどうなんでしょうか。
現状で政策過程も判明してないんですし。

財務省の現状の事務次官-参事官内で、財務出身は防衛局長のみですし、
「財務の意趣返し」も陰謀論の枠内を出ないのでは(防衛局長は確かに重要ポストではありますが)。

しかし「機動的にアドバイスできるように運用面での改善を目指す」
最近機動的、弾力的というのを無為無策の代わりに使うのが流行っている模様

373:名無し三等兵
04/12/29 17:20:15
>>372
>最近機動的、弾力的というのを
「誰も責任取らずに済むよう、穏便に」と言う意味だと思います。

 ところで、国債の殆どは国内の邦銀や個人が引き受けているとか。
 ここは財務省に旧大蔵省かた連綿と続く多大な影響力を発揮して貰い、彼らへの有形無形の「行政指導」で「自主的に債権放棄」して貰うってのはダメデツカ?
 国が「借金チャラ!」と言えば大騒ぎになりますが、債権者が自主的に国債を積み上げてキャンプファイアーをやる分には問題無いと思うんですが。

374:俄将軍
04/12/29 22:59:45
>>372
東京育ちではありますが、海原治氏も、徳島県出身者三人のうちの一人であり、
同期の後藤田正晴氏も、徳島県だったりするわけですが、警察から、佐々淳
行氏も、防衛庁へ出向後、初代内閣安全保障室長に就任したわけですが。

防衛庁プロパーも、背広組は、制服組よりも、他省庁からの出向組に、シンパ
シーなどを有しているのだろうか、防衛庁背広組は、コントロール下にある
のか、などと。

日米安保条約を考えると、外務省も、絡んでくるわけですが、大野防衛庁長官
も、ジュネーブに出向していた時期もあり、人脈形成というのは、如何にし
てなされているのだろうか、などと。

「財務の意趣返し」はともかく、陸上自衛隊の場合、有事立法だけでなく、軍
刑法の整備も、必須なのではなかろうか、などと考えてみたりすると、故梶
山静六氏ではありませんが、有事を考えると、米軍の存在感というのは。

375:俄将軍
04/12/29 23:13:12
>>374
>東京育ちではありますが、海原治氏も、徳島県出身者三人のうちの一人であり、

海原治氏の本籍は、徳島県だと思っていたのですが、記憶に自信がなくなって
きたので、東京育ちのところから、上記の部分は、取消しをば。

>>373
>>最近機動的、弾力的というのを
>「誰も責任取らずに済むよう、穏便に」と言う意味だと思います。

現行の制度を改正しなくとも、上手くやれるので、問題ないということなのか。

国債は、共済年金で、買支えるべきではなかろうか、などと。

376:名無し三等兵
04/12/30 01:07:07
>>374-375
既に訂正されてはおりますが、海原氏の出自は完全に東京都のこと。
下記の氏のオーラルヒストリーにて「人物名鑑などで徳島とされているが、なんでそうなったか分からない」と強調しています。
内務閥(ないし海原スクール)はともかく、徳島=警察閥というのを当人が意識していたかは怪しいものです
(確かに海原・後藤田は個人的には親友のようでしたが)。

佐々氏の場合も官房長ののち、施設庁長官→内閣安全保障室長ですので、
少なくとも当時の防衛庁本流を外されていることはご存知かと思います。
(安全保障室が決して十分な権限を有していなかったのは、佐々氏の回想にあるとおりです)

加えて80年代、次官―局長級人事に警察閥から派遣されているのが佐々氏のみであること、
枢要ポストである事務次官、防衛局長への内務=警察出向者も70年代中盤を最後に途絶えていること
一方で大蔵出向者がそれらのポストを歴任していることから、
内局における警察の影響力は70年代を境に縮小傾向にあると見るほうが適切かと思います。

URLリンク(www.coe-oralhistory.grips.ac.jp)

プロパー云々は、以後回想やオーラルヒストリーの類で判明していくんじゃないかと

377:俄将軍
04/12/30 01:43:21
>>376
主張はともかく、海原氏、後藤田氏の関係は、真偽はともかく、岸元総理、佐
藤元総理の、社会党からの立候補という話などと、結びつけて考えたりもす
るわけで、東軍、西軍に分れた真田家という風に。

大蔵、警察の権力闘争に、敗れたにせよ、防衛庁への影響力というのは、背広
組を通して、制服組を統制しようとしているのか、などと邪推しながらも、
制服組の権限拡大に対して、財務であれ、警察であれ、どう思ってい
るのだろうかなどと。

大蔵省出身者も、警察に出向後、防衛庁にということもあり、防衛政策も、制
服組からの視点というものを、軽視しているのか、などと。

>プロパー云々は、以後回想やオーラルヒストリーの類で判明していくんじゃないかと

戦史叢書もそうですが、検証も同時になされていくべきであり、個人的には、
期待しております。

378:名無し三等兵
04/12/30 02:10:47
流れ切って申し訳ないけれど、卵さん来ませんね。

379:俄将軍
04/12/30 22:53:37
>>378
俄陰謀論、電波系で、大きく流れを切ってしまったからではないか、などと。

380:名無し三等兵
05/01/02 00:08:30
>>379
>俄陰謀論、電波系で、大きく流れを切ってしまったからではないか、などと。
発生源はチミ

381:俄将軍
05/01/02 21:13:48
>>380
客観、主観を問わず、同意せざるをえないわけですが。

382:政治学者の卵
05/01/06 13:38:42
そのうち復帰しますんで,またりとお待ちください.
しばらく多忙orネット環境がよくない場所にいるもので.

383:俄将軍
05/01/06 17:59:03
>>381
了解いたしました。

では、枯木も山の何とやらで、「◆◆最初に読もう!軍事速報&雑談スレ218
◆◆」より、俄オカルト国際政治論など、提唱してみたり。


スレリンク(army板)l50
>776 :名無し三等兵 :05/01/06 15:56:09 ID:???
>最近、大学の学位・卒業論文等で、血液型に関する事書く女子学生が多いそうだな。

>778 :名無し三等兵 :05/01/06 16:17:30 ID:???
>>776
>調査票作って調査でもするんだろうかw

>781 :俄将軍:05/01/06 16:26:53 ID:???
>>776
>血液型で、性格などに差が出るのであれば、血液型分布で、国家、民族にも影
>響がでてくるということになり、血液型国際政治論というジャンルを形成し
>たりもするのか。

>文化、言語などの影響まで、取込んでいき、俄オカルト国際政治論として、旗
>揚してみる。

384:名無し三等兵
05/01/09 01:03:25
俄オカルト云々というより、ただのトンデモですね

385:俄将軍
05/01/10 23:51:37
>>384
トンデモも、信奉する人が多数派になれば、トンデモではなくなるのです。

問題は、トンデモを、如何にして、多数派にするかなのです。

386:名無し三等兵
05/01/11 21:32:40 4TXTyEra
軍板の民主党スレがすっかりネタスレ化してるのでこのスレで真剣議論を希望する。
特に防衛省への格上げ問題で民主党の動向が気になるところ。
西村議員、前原議員ら右の連中は造反してでも賛成しそうだし、何より
岡田代表が自民党出身。有事法制の審議を見ても賛成しそうだ。

387:名無し三等兵
05/01/11 22:15:19
>>386
オカラ発言録でも作ってチェックする事をお奨めする。

>>右の連中
造反?
ありえんね。みんすから出されたら、彼ら選挙に勝てんでしょ?

388:名無し三等兵
05/01/11 23:24:37
>>387
岡田スレや小泉運スレのノリで政治を語りたいんだったら余所に行ってくれ。
政治学者の卵氏みたいな本職並みとは行かなくても、このスレでは出来るだけ
アカデミックに予断と価値判断を排して語りたいんだから。

>>386
西村と前原は一口に「右」と言ってもかなり性質が異なる。旧民社党系と若手現実派だからな。
現在の民主党の趨勢を考えれば賛成で党議拘束をかけて、本会議で旧社会党系が欠席
(さすがに反対票を入れるかどうかは分からん)といったところか。いずれにしても
造反するのは右派ではなく左派の方だよ。安保法制については右派優位の流れだから。

>>387
「造反=離党」ではないんだが。党議拘束に反した本会議での投票行動ごときで
いちいち政党が分裂していたら自民党も民主党も今頃存在していない。
(自民党でもイラク特措法絡みで古賀だの加藤だのが執行部の方針に反してた。)
1つ有り得るとしたら国旗国歌法の時みたいに党議拘束を外して採決に望む可能性だが、
有事法制の時ですら党として賛成したのだからそのシナリオは考えにくい。

389:名無し三等兵
05/01/11 23:28:51
>>387
はい。コレだね。
URLリンク(yasz.hp.infoseek.co.jp)


390:名無し三等兵
05/01/11 23:37:15
>>388
>>386ですがレスサンクス。確かに省への格上げ自体には民主党が反対する
理由がありませんからね。むしろ内閣府の支配から抜け出せるという利点も
あり、消極的ながら賛成に回るという大筋の予測でしょうかね。
あとは数そのものは多くないが根強い自民左派の動きがネックになるか…

391:名無し三等兵
05/01/12 00:12:31
>>386
>>388です。現時点で自分が1つ心配なのは、民主党が何らかの条件闘争を持ち出して
与党側がそれを飲まなかったから反対に回る、というパターン。対テロ特措法の時とかね。
ただ防衛庁の省昇格だと別に条件付けできそうな項目は特になさそうなので、
まあ普通に賛成に回るだろうなあと読んでる。(確たる根拠はないけど。)

>内閣府の支配から抜け出せるという利点
いや、今でも防衛庁は長官を通じて直接首相の指揮監督下にあったはず。あくまで外庁だし。
ちょっと行政法には詳しくないんで自信はないけど、防衛庁設置法とかで定められていたと思う。

>根強い自民左派の動きがネックになるか…
自民左派というより反主流派だろうね。もっとも骨抜きにされてるけど。
せいぜい加藤ほか数名が採決を欠席するのが関の山。

392:名無し三等兵
05/01/12 00:57:01
>>388
予断を廃して彼の考えが語れるか、マジ大いに疑問だが。
何か考えているなら3日前と180度反対の内容を堂々とコメント出来るの
が信じられん。

今や自民党真っ青の組織選挙無しで生き残れない民主党の場合、大
スポンサーたるパトロンの動向を知らずして、配下の議員は投票行動
に移れないだろう。
それこそ、ゲル長官だって地元に帰れば公共事業を引っ張れないと
いけないのと同じで。

393:名無し三等兵
05/01/12 01:13:48
>>392
分析において予断を排すって意味だったんだけど。政治家個人をウオッチするだけの
床屋政談ではなく、政治過程の構造まで踏み入った分析が必要なんでないの?
残念ながら学部レベルの政治学しか齧ったことのない俺の知識では限界があるが。
(だからこそ卵氏のレスは勉強になっている。)

組織選挙云々を言うなら>>97-100の遣り取りのような選挙制度と政党間競争の変化といった
部分まで踏み込まなきゃ全体図が見えてこないし、そもそも民主党に限らず議員行動は
クライアントの意向にどれだけ束縛されるのかという一般的な命題も考えなきゃいけない。
(更に言うなら安保問題における政治的クライアントっているのか?)
「みんす党憎し」だけでは政治の実態は見えてこないと思うんだが。

394:名無し三等兵
05/01/12 18:49:08
前原はタカ派ならぬバカ派

395:名無し三等兵
05/01/12 20:22:24
>>394
そうか?俺は真っ当だと思うけどなあ。

396:名無し三等兵
05/01/13 21:03:20
前原もアリアドネン

397:名無し三等兵
05/01/13 23:40:16
日本の政治家でアリアドネンじゃない奴っているのか?(w

398:名無し整備兵
05/01/14 00:34:59
中谷元元防衛庁長官なら、あるいは?<非アリアドネン

399:政治学者の卵
05/01/14 11:27:27
お久しぶりです.

まずは亀レスですが...

-アカデミズムの世界の役割についての所感
丸山氏を代表とする戦後の論壇政治学の時代というのは,戦後の政治体制がまだ確立せず,体制レベルでの大きな変革がいまだ可能であると信じられたいた時代の所産だった,
というのが個人的な感想です.政治学業界でこの時代の流れをひく人々は,ここ20年ほどの政治学が矮小化していると批判してきたのですが,反対側の立場から言わせてもらえば,
連中は体制レベルの問題へと関心を傾斜させすぎた結果として,逆に現実的な政治現象についての理解は,マスコミの報道から一歩も外に出ることができなかった,というのが僕の評価ですね.
で,過去20年ほどの日本政治学業界の傾向というのは,中間レベル(体制レベルと日々の報道レベルの中間という意味で)を中心として研究してきたわけで,この蓄積(および他国の例)
を活用できれば,色々と貢献できることがあるんじゃないか,と思ってます.



400:& ◆nIZF4darUM
05/01/14 11:29:16
失礼.399は読みにくそうですね.再投稿.

-アカデミズムの世界の役割についての所感
丸山氏を代表とする戦後の論壇政治学の時代というのは,戦後の政治体制がまだ確立せず,
体制レベルでの大きな変革がいまだ可能であると信じられたいた時代の所産だった,というのが
個人的な感想です.政治学業界でこの時代の流れをひく人々は,ここ20年ほどの政治学が
矮小化していると批判してきたのですが,反対側の立場から言わせてもらえば,連中は体制レベル
の問題へと関心を傾斜させすぎた結果として,逆に現実的な政治現象についての理解は,マスコミ
の報道から一歩も外に出ることができなかった,というのが僕の評価ですね.で,過去20年ほどの日
本政治学業界の傾向というのは,中間レベル(体制レベルと日々の報道レベルの中間という意味で)
を中心として研究してきたわけで,この蓄積(および他国の例)を活用できれば,色々と貢献できるこ
とがあるんじゃないか,と思ってます.


401:政治学者の卵
05/01/14 11:30:11
逆に言えば,政治学にかぎらずアカデミズムの人間が現実の社会に貢献できるのは,こういった
中間レベルに限られているのではないか.例えば現実の政治現象に関して言えば,マスコミだとか
政治家だとか,官僚の方が,日常の仕事を通じて肌で感じている分,アカデミックな連中よりも
(直接的な利害で判断が曇っている可能性も高いですけど)より直接的な情報は得てるわけで,
こういう分野ではアカデミズムの人間に比較優位はないからその辺は連中にまかせて,多少離れた
ところから統計データだの他国の事例だのを踏まえて俯瞰してみる,というのが僕らの仕事じゃない
かと.この辺は現業のひととコンサルの関係ににてるのかもしれませんが.

402:& ◆nIZF4darUM
05/01/14 11:31:39
まあこのあたりがアカデミズムの役割についての自己認識ですな.だから反知性主義にはもちろん
否定的なんですが(だって自己否定に等しいわけなんで(笑)),アカデミズムの人間が,事実に基づか
ない自分の価値観をあたかも普遍的真理のごとく語るのには反感を覚えます.おまえさん,なにもん
だと.アカデミックの人間が他の人よりも多く持っているものなんて,まあせいぜい知識くらいなもん
で,別に道徳的にとか哲学的に正しいわけじゃないわけですからね.あとまあ論文書いて(自分の
出世と)業界の発展のためにがんばるのも大事だけど,ときには業界の知識をスピンオフして,
(スポンサーである)社会全体のために貢献するのも必要なんじゃない,とか思ってますな.


403:政治学者の卵
05/01/14 11:58:20
で,いきなり自分の書いたことに反することを書くようですが...だめじゃん俺.まあ参考にまで.

>いや、今でも防衛庁は長官を通じて直接首相の指揮監督下にあったはず。あくまで外庁だし。
>ちょっと行政法には詳しくないんで自信はないけど、防衛庁設置法とかで定められていたと思う。

某防衛関係の人に聴いた話ですが,予算関連等で要求される事務的な過程がひとつなくなるので,
(内閣府を通す必要がなくなるわけですな)仕事が多少やりやすくなるそうですよ.

>前原氏
個人的な面識は(もちろん)ないですけど,石原Jrの方と同じで政策知識はあっても,苦労してないと
いうか人間的に軽いというか,そういうイメージがありますね.最近中央公論だかに元統幕議長を
まじえた座談会が載ってたような気がしますが,自衛隊の役割についても元議長のほうがずっと
慎重な感じがしました.ある意味,アメリカでのパウエルとネオコンの関係に似てるかなと.

これも(ある筋から)聴いた話ですが,9・11の後に辻元清美氏に「パキスタン見に行こうよ」と誘われた
ときに(!)「そんなに危ないところには行きたくない」とかいったとか.現場を見ようという発想は,
まあ辻元氏のほうがましだったわけですな(まあ彼女の場合は,不肖宮嶋氏にカンボジアの件で
指摘されてるように,お前何見にいってるんじゃ,という突込みが入るわけですが).でも前原さん,
あんたは,自衛隊を危険にさらすのは平気でも,自分は安全なところにいたいわけだなと.

かつてのネオコン連中のボスだった民主党のヘンリー・ジャクソンという上院議員は,(当時の)
アフガン戦争中にパキスタンに行くどころか,ゲリラにくっついてアフガン領内へとソ連軍を攻撃しに
いくのにまでついていったそうですが.まあ彼の場合は元海軍という経歴もあったんですけど,ソ連
兵に捕まったらどうするつもりだったんだろう.でも,まあ前原氏よりはエラいでしょ.

404:名無し三等兵
05/01/14 18:23:46
URLリンク(www.maehara21.com)


405:名無し三等兵
05/01/14 20:58:26
アカデミズム批判だと、個人的には、実践知に対する著しい軽視みたいのを感じるんだが…
だから、さらにマスコミだの床屋談義だのみたいのに聞こえるわけで。

406:名無し三等兵
05/01/15 16:00:04
まあ、アカデミズム(理論知)と現場(実践知)の関係で言えば・・・・

 アカデミズム←→【グレーゾーン】←→実務の現場

あらゆる政策の分野においてこういう構造があるはずなんですなあ。
現場には現場の論理というものがある。
アカデミズムにいる人らはアカデミズムにいる人として、理論をぶち上げる。

んで、【グレーゾーン】にはそのあたりの橋渡しをやる人がいる。
あるいは実務の人がやや理論の方へ傾斜して、自らの実践を、
【グレーゾーン】に入り込んで理論への情報提供を行う。
逆に、アカデミズムの人らが、【グレーゾーン】にやってきて、
現場の情報に触れて、自らの知にフィードバックする。
場合によっては、それぞれにグレーゾーンから反対側の方へ人が流れる。

アメリカあたりだと、シンクタンク稼業が盛んですからね。
グレーゾーンがしっかりとした世界になっていて、
理論と実践の中間的な立場からの政策提案なんかもなされる。

日本の場合は、構造化が旨くできてなくて、
特にグレーゾーンが弱体だと思うんですよねえ。
シンクタンクもないわけじゃあないけど、
それはバックの企業の営利活動の一環としての機能が色濃いか、
思いっきり古い体質でアカデミックを志向し過ぎるか、
いずれかに二分されてしまっているように感じます。

結局、それぞれの両極にいる人たちが、どれだけ反対の極を意識するか・・・
まあ、各個人の意識しだいなんでしょうなあ。
あくまでも一般論としてですけど、そう思いますね。

407:海の人 ◆STEELmK8LQ
05/01/16 09:39:39
 今朝のNHK日曜討論に「郵政民営化の「民」は民間の会社だから、国民じゃない」とか言ってる経済評論家が出演してたんですが
経済学方面では、相も変わらず「資本家vs.無産階級」で考えてる生きた化石が幅をきかせてるようで(微苦笑


408:名無し三等兵
05/01/16 10:37:07
内橋克人のこと?
あの人は森永と一緒で専門的な経済学のトレーニング受けた人じゃないよ。
アカデミックな研究や業績と無縁な、ただの評論家。ジャーナリストでしょ。

409:名無し三等兵
05/01/16 10:39:14
軍事評論家の中にも前田哲夫みたいな香具師がいるだろ。

410:名無し三等兵
05/01/16 10:47:15
デンパノミスト・ランキング
1 名前: 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日: 02/03/04 03:32

ときに経済学の断片的な知識、ときにレトリックを悪用して、 一見もっともらしいが間違いまくりの経済電波を振りまいている
評論家やエコノミストがいます。マスコミも自分たちの頭でも
「わかりやすい」彼らの意見を大々的に取りあげる。まさに世紀末。
彼らデンパノミストたちを糾弾しましょう。

デンパノミスト・ランキング

特A級 長谷川慶太郎 佐高信
AA1  幸田真音 猪瀬直樹
AA2 宮崎哲也 村上龍
AA3 舛添要一 福田和也
A1 高木勝 堺屋太一
A2 木村剛
A3 森永卓郎 
B1 水谷研治 紺屋典子
B2 田中直毅 中谷巌
B3 島田晴雄 財部誠一 斎藤精一郎
C1 植草一秀 リチャード・クー 
C2 竹中平蔵 速水優
C3 野口悠紀雄 

※なお、このランキングは、理論的に間違っていたり一貫性のない トンデモ言説を振りまいている度合いで作ってます。
よって経済学者の ほとんどは入りません。なお、意見への賛否でランキングを上下させるのはやめるように。
あくまで理論的な正当性が基準のランキングです。

63 名前: 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日: 02/03/05 22:04
特A級が、「経済とは無縁の、道徳論」という意味なら
内橋克人こそふさわしい。
彼の議論は、経済と言うより価値観の世界。


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