04/11/23 11:39:44
>>226 海の人氏
なるほど、海の人氏はロシアの立場をそう見ているのか。
独仏に近く見えたのはイラク戦争に限った短期的な話だったのかも。
EUと中国の関係だけど、自分は今まで日本-イラン関係のアナロジーで見てたんですよね。
つまり、地理的に離れているお蔭で向こう側の地域的権力政治に気を使う必要がなく、
そのため向こう側にいる友好国の神経に障るような行為も意外に平気で出来てしまうという。
EU側でいうと日本の目前での対朝国交正常化(まあ中国の話ではないですが)であり、
日本側でいうとアメリカの懸念を押し切ってのアザデガン油田契約、という類推です。
ところが、米欧(つーか米仏)関係の悪化に伴い、これまで曲がりなりにもある一線を
越えないようにしていたEU側も最近は遠慮しなくなってきたように見受けられるんだよね。
その最たる例が、シラクが熱心に画策している対中武器輸出解禁ではないのかなと。
日中の軍事関係が急速に悪化しているこのタイミングでヨーロッパ製の高性能兵器を
売り込むことは、少なくても日本の目からすれば半敵対行為もいいところですから。
>>213で米欧関係の悪化による大陸欧州と中国の結託を不安視したのは、
まさにこのコンテクストにおいてなんだよね。