06/08/23 22:49:05 IClYzhBP0
大型機というか油圧機(変な用語)の場合、ヨーダンパー作動をパイロットは感知出来ません。
小型機のようにヨーダンパー作動に応じてラダーペダルが連動してピクピク動くという事がないからです。
どの舵もそうですが、油圧機の場合は舵を外力で無理やり動かしても、操縦桿やペダルはビタイチ動きません。
駐機してハイドロパワーを切っているジャンボが強風にラダーを風下に押されて曲がっていても、ペダルはニュートラルのままです。
このような状況では、小型機は舵と操縦桿&ペダルが直接接続なので、そのまま舵面ポジション通りに操縦桿も曲げられてしまいます。
大型機ではラダーペダルのマニュアル入力はヨーダンパーを完全にオーバーライドします。
ですので横風着陸でのデクラブでペダルを蹴っても、そのインプット通りのヨーイングを得られます。
ヨーダンパーの付属ファンクションとして、ターンコーディネイト機能があるので、大型機では普通のターンではマニュアルラダーを使用しません。
余程のレートのターンでなければ、ペダルは触らずとも勝手にコーディネイトターンしてくれます。
IRSの設置してある場所によって、「どこにターンコーディネイトの座標原点を置くのか」という問題はあります。
胴体ストレッチタイプではコーディネイトの補正が必要ではないのか、という議論ですが通常はそこまで厳密な操縦はしません。
てか無理だし。