04/11/24 21:32:31
ダークカイザー様の華麗なる一日
■月◆日(散歩日和)
今日は私を脅かすリーゼさん…いや忌々しい小娘が朝から出かけていて家にいないのですこぶる気分が良い。
久しぶりに気兼ねなく家の中を歩き回り体をほぐすことが出来た。
あのアンナという気の利く未来の我が娘が治安局の方に入り浸るようになってからというもの、
代わりにヒルツが私の世話係になり、食事の回数も減り本当に毎日が不愉快であった…くっ…。
とはいえ家の中を歩き回るだけで世の支配者たるこの私が満足できるはずがないのだ。
今日は今まで閉じ込められていた憂さを晴らすために町に散歩に行くことにした。
まぁ、ただの散歩で別に世界を焼き尽くすつもりはない。
・・・決してあの小娘に我が身にまとう『コレ』を焼かれるのが怖いわけではない。本当だぞ。本当だからな。
~
散歩はつつがなく終わった。
久しぶりに我が本体であるデスザウラーを思い通りに動かせて実にさわやかな気分である。
町に張り巡らされているゾイド用に公共道路を一周しただけで他に何もしておらんしな。
まぁ、少しうるさい虫けらが我が進行を邪魔したので踏み潰したりはしたが
我が散歩を邪魔した向こうに非があるのだし、あの小娘の機嫌を損ねることもあるまい。
・・・繰り返し日記にこの言葉を残しておくが、小娘が怖いわけではない。
真の支配者たる私は庶民のつまらん決まりごとを守ってやれる度量があるというだけの事。
ふっふっふっ…ぬぁーはっはっはっ!
(続