04/11/21 01:03:19
√月＋日
ヒルツとプロイツェンが馬鹿をやってから約１月。アンナが治安局に勤めに行ったり色々あったが
ボクらはようやく次の対戦相手を見つけることができた。相手はチームガーディアン。
普段ならともかく、今はレイヴンがいないので戦力的にはこちらが不利だ。
だけど台所事情が本気で厳しいので今回は何が何でも勝つ。
とくにヒルツには念入りに今回のバトルの重要性を説いておいた。
ブツブツ呟いていたが、ボクの言った内容は理解できたはずだ。多分。
試合当日、試合開始直前になるといつの間にかヒルツがいなくなっていた。…アイツ。
いや、むしろいない方が良いのかもしれない。１人でもやってやるさ。
～
バトルの結果は凄惨たるものだった。
試合が始まると同時に「お前たちをこの地上から排除する」と通信が。
…あの…馬鹿………。
直後、空から荷電粒子の光が降り注ぎスタジアムは全壊した。
ヒルツの奴がハンマーカイザーを持ち出して高度11万ｍから地上に向かって荷電粒子砲を撃ったようだ。
ボクはなんとか逃がれたがサイコジェノザウラーは満身創痍の状態だった。
チームガーディアンの方もかなりやばいことになっている。
もちろん試合結果はうちの反則負け、バトル謹慎3ヶ月、ついでにスタジアム全建て直し費用の請求が付いてきた。
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家に帰ってきたヒルツが「強いものが生き残る、簡単な理屈です」と誇らしげに胸を張っていた。
…処分方法は君に任せるよ、レイヴン。
Ｐ．Ｓ
大体、元はと言えばボクらがダークバトルから追放されたのはヒルツのせいなのだ。
世間では「レイヴンとデスザウラーのせいで戦う相手がいなくなった」とか言われているようだけど
実際は、ヒルツが今回と同じチキン戦法を調子に乗って使いまくったため、賭けが成立しなくなり
さらに面白いバトルを期待してる観客からも干されてバトルに参加させてもらえなくなった。
本当に不愉快な馬鹿だ。