05/03/27 13:51:47 cQ6HrxZk
もぐもぐさん曰く↓
「ウーハーのセンターを金属に交換して試したことありますか」
こう言う書き方を見ますと、あまり知識が無いと思われますので
補足しましょうね。ただ替えればいいと言うものではありませんから。
一般に言われているキャップには2種類あります。目的が全く違いますから
覚えていてください。「センターダイアフラム」と「ダストキャップ」
です。前者はボイスコイルボビンに接着されてあるもので、後者はコーン紙に
接着されてあるものです。素材は「紙系」「ポリ系」「金属系」に分かれます。
「ダイアフラム」型は硬度エポキシ系接着剤で接着されています。ボビンと
一体化され振動伝達スピードは速いので、ホーン型ユニットのダイアフラムと
同様の働きをします。しかし質量の大きいコーン紙(ウーファー部)がぶら下
がりますので、過渡特性(トランジェント)は落ちます(実際には専用のトゥイ
ターはボイスコイル線径も細く総質量が軽いので比較にはなりません)。
このような「センターダイアフラム」は少しばかり高域拡張に貢献しています。
「ダストキャップ」は読んで字の如くで駆動部内へゴミが入り込まないように
するだけです。この場合は厚さと形態によって、コーン紙の強度を上げたり、
foの調整に使われます。その必要がなければダイヤトーンのウーファーの
ように網布のキャップで良いわけです。このような理由で「ダストキャップ」には
素材による音の変化は殆どありません。